JP2000142161A - 自動変速機の表示装置 - Google Patents

自動変速機の表示装置

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JP2000142161A
JP2000142161A JP10318094A JP31809498A JP2000142161A JP 2000142161 A JP2000142161 A JP 2000142161A JP 10318094 A JP10318094 A JP 10318094A JP 31809498 A JP31809498 A JP 31809498A JP 2000142161 A JP2000142161 A JP 2000142161A
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JP
Japan
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shift
automatic transmission
display
manual
display device
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Withdrawn
Application number
JP10318094A
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English (en)
Inventor
Kenji Sawa
研司 沢
Shigeo Mizuno
成夫 水野
Takeo Moriuchi
健夫 森内
Fumiaki Baba
文章 馬場
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mazda Motor Corp
Original Assignee
Mazda Motor Corp
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Publication date
Application filed by Mazda Motor Corp filed Critical Mazda Motor Corp
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  • Arrangement And Mounting Of Devices That Control Transmission Of Motive Force (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡単な構成で自動変速機が手動変速の禁止状
態にあることを容易に判別できるようにする。 【解決手段】 オートモードと、マニュアルモードとを
運転者の選択操作によって変更可能に構成されるととも
に、車両の走行状態を検出する走行状態検出手段87
と、この走行状態検出手段87によって車両が手動操作
の変速により不適切な走行状態になることが検出された
場合に、上記手動操作の変速を禁止する変速禁止手段9
0とを備えた自動変速機の表示装置であって、上記マニ
ュアルモードが選択されているときに、自動変速機の変
速段を表示する変速段表示部61からなる表示手段と、
上記変速禁止手段90により手動操作の変速が禁止され
ている場合に、上記変速段表示部90を通常時とは異な
る態様で表示させるように表示態様を変更する表示態様
変更手段78とを設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、予め設定された変
速特性に基づいて変速段を自動的に切換えるオートモー
ドと、手動操作で変速段を切換えるマニュアルモードと
を運転者の選択操作によって変更可能に構成された自動
変速機の表示装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば特開平2−133240号
公報に示されるように、予め設定された変速特性に基づ
いて変速段を自動的に切換えるオートモード(全自動運
転)と、シフトレバーの手動操作に応じて変速段を半自
動的に切換えるマニュアルモード(半自動運転)とを運
転者の選択操作によって変更可能に構成された自動変速
機の表示装置において、上記オートモードの選択時に、
シフトレバーがP(パーキング)レンジ、R(後退)レ
ンジ、N(ニュートラル)レンジ、D(四つ全ての変速
段IV,III,II,I)レンジ、3(下側の三つの
変速段III,II,Iに限定)レンジ、2(変速段I
I,Iに限定)レンジまたは1(変速段Iに限定)レン
ジのいずれに操作されているかを表示する第1の表示要
素を設けるとともに、上記マニュアルモードの選択時
に、自動変速機の変速段を表示する第2の表示要素を上
記第1表示要素から離れた位置に設けることが行われて
いる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記公報に記載された
表示装置では、複数のレンジ表示を有する第1の表示要
素には、マニュアルモードであることを表示する表示部
が設けられておらず、かつシフトレバーを使用した手動
操作によって変速段を切換えるマニュアルモードの選択
時に、シフトレバーによって予備選択された変速段を表
示する第2の表示要素が、上記第1の要素から離れた位
置に設けられている。そして、上記第2の表示要素は、
各変速段を表示する文字と、その側方に近接して配置さ
れた三角形の記号との組み合わせからなり、この記号の
点灯位置によって自動変速機の変速段が表示されるとと
もに、上記文字の点滅位置に応じてシフトレバーによっ
て予備選択された変速段が表示されるように構成されて
いるため、上記第2の表示要素の構造が複雑で、その製
造コストが高くつくとともに、上記第2の表示要素の表
示態様に応じて自動変速機のどのような制御状態にある
かを容易に判別することができないという問題があっ
た。
【0004】本発明は、このような事情に鑑み、簡単な
構成で自動変速機が手動変速の禁止状態にあることを容
易に判別することができる自動変速機の表示装置を提供
するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る発明は、
予め設定された変速特性に基づいて変速段を自動的に切
換えるオートモードと、手動操作で変速段を切換えるマ
ニュアルモードとを運転者の選択操作によって変更可能
に構成された自動変速機の表示装置において、車両の走
行状態を検出する走行状態検出手段と、この走行状態検
出手段によって車両が手動操作の変速により不適切な走
行状態になることが検出された場合に、上記手動操作の
変速を禁止する変速禁止手段と、上記マニュアルモード
が選択されている場合に、自動変速機の変速段を表示す
る表示手段と、上記変速禁止手段により手動操作の変速
が禁止されている場合に、上記表示手段を通常時とは異
なる態様で表示させるように表示態様を変更する表示態
様変更手段とを備えたものである。
【0006】上記構成によれば、自動変速機の変速段を
表示する表示手段の表示態様に応じ、上記変速禁止手段
により手動操作の変速が禁止された状態にあるか否かが
容易かつ正確に判別されることになる。
【0007】請求項2に係る発明は、上記請求項1記載
の自動変速機の表示装置において、変速禁止手段により
手動操作の変速が禁止されている場合には、この禁止状
態を示す記号を表示手段に表示させるように構成したも
のである。
【0008】上記構成によれば、表示手段に所定の記号
が表示されているか否かを確認することにより、上記変
速禁止手段により手動操作の変速が禁止された状態にあ
るか否かが容易かつ正確に判別されることになる。
【0009】請求項3に係る発明は、上記請求項1記載
の自動変速機の表示装置において、変速禁止手段により
手動操作の変速が禁止されている場合には、自動変速機
の変速段を表示手段に点滅表示させるように構成したも
のである。
【0010】上記構成によれば、表示手段に変速段が点
滅表示されているか否かを確認することにより、上記変
速禁止手段により手動操作の変速が禁止された状態にあ
るか否かが容易かつ正確に判別されることになる。
【0011】請求項4に係る発明は、上記請求項1記載
の自動変速機の表示装置において、変速禁止手段により
手動操作の変速が禁止されている場合には、この禁止状
態を示す記号と、自動変速機の変速段とを表示手段に交
互に表示させるように構成したものである。
【0012】上記構成によれば、表示手段に自動変速機
の変速段と、所定の記号とが交互に表示されているか否
かを確認することにより、上記変速禁止手段により手動
操作の変速が禁止された状態にあるか否かが容易かつ正
確に判別されるとともに、マニュアルモードの選択時
に、表示手段に表示状態に基づいて自動変速機の変速段
が運転者によって容易に認識されることになる。
【0013】請求項5に係る発明は、上記請求項1〜請
求項4のいずれかに記載の自動変速機の表示装置におい
て、変速禁止手段により手動操作の変速が禁止された状
態にあることを示す警告音を出力する警告音出力部を備
え、上記手動変速の禁止状態にある場合には、表示手段
を通常時とは異なる態様で表示させるとともに、上記警
告音出力部により警告音を出力させるように構成したも
のである。
【0014】上記構成によれば、表示手段の表示態様
と、警告音出力部による警告音の出力状態の両方によ
り、上記変速禁止手段により手動操作の変速が禁止され
た状態にあるか否かが容易かつ正確に判別されることに
なる。
【0015】請求項6に係る発明は、上記請求項1〜請
求項5のいずれかに記載の自動変速機の表示装置におい
て、車両の走行速度が予め設定された基準車速以下の走
行状態にある場合に、予め設定された高速段以上への変
速を変速禁止手段により禁止するように構成したもので
ある。
【0016】上記構成によれば、走行状態検出手段によ
り車両の走行速度が予め設定された基準車速以下の走行
状態で、予め設定された高速段以上への変速が上記変速
禁止手段によって禁止されることにより、エンジンスト
ップの発生が効果的に防止されるとともに、この状態が
上記表示手段の表示態様に応じて容易かつ正確に判別さ
れることになる。
【0017】請求項7に係る発明は、上記請求項1〜請
求項6のいずれかに記載の自動変速機の表示装置におい
て、エンジン回転数が定格回転数を越えて上昇すること
が予想される走行状態にある場合には、手動操作による
低速段への変速を変速禁止手段により禁止するように構
成したものである。
【0018】上記構成によれば、走行状態検出手段によ
りエンジン回転数が定格回転数を越えて上昇することが
予想される走行状態あることが確認された場合には、手
動操作による低速段への変速が上記変速禁止手段によっ
て禁止されるとともに、この状態が上記表示手段の表示
態様に応じて容易かつ正確に判別されることになる。
【0019】請求項8に係る発明は、上記請求項1〜請
求項7のいずれかに記載の自動変速機の表示装置におい
て、自動変速機の変速段が切換え動作中である場合に、
手動操作の変速を禁止するように構成したものである。
【0020】上記構成によれば、走行状態検出手段によ
り自動変速機の変速段が切換え動作中であることが確認
された場合には、手動操作の変速が上記変速禁止手段に
よって禁止されることにより、タービン回転数の変動状
態で変速が行われることが防止されるとともに、この状
態が上記表示手段の表示態様に応じて容易かつ正確に判
別されることになる。
【0021】請求項9に係る発明は、上記請求項1〜請
求項8のいずれかに記載の自動変速機の表示装置におい
て、シフトレバーがNレンジからDレンジに切換えられ
てから予め設定された所定時間が経過するまで、手動操
作の変速を禁止するように構成したものである。
【0022】上記構成によれば、シフトレバーがNレン
ジからDレンジに切換えられてから予め設定された所定
時間が経過するまでは、手動操作の変速が禁止されるこ
とにより、タービン回転数が変化しつつある状態で変速
されることが防止されるとともに、この状態が上記表示
手段の表示態様に応じて容易かつ正確に判別されること
になる。
【0023】請求項10に係る発明は、上記請求項5〜
請求項9のいずれかに記載の自動変速機の表示装置にお
いて、手動変速の禁止時間が短い場合には、上記表示手
段を通常時とは異なる態様で表示させる制御のみを実行
し、手動変速の禁止時間が長い場合には、上記表示手段
を通常時とは異なる態様で表示させる制御と、上記警告
音出力部から警告音を出力させる制御とを実行するよう
に構成したものである。
【0024】上記構成によれば、手動変速の禁止時間が
長い場合には、上記表示手段の表示態様と、上記警告音
出力部による警告音の出力状態との両方に応じ、上記変
速禁止手段により手動操作の変速が禁止された状態にあ
るか否かがさらに容易かつ正確に判別されるとともに、
上記警告音出力部による警告音の出力状態に応じて上記
変速禁止時間が長いか否かを判別することが可能とな
る。
【0025】請求項11に係る発明は、上記請求項10
記載の自動変速機の表示装置において、自動変速機の変
速段が切換え動作中である場合またはシフトレバーがN
レンジからDレンジに切換えられてから予め設定された
所定時間が経過するまでの状態にある場合に、手動変速
の禁止時間が短いと判定するように構成したものであ
る。
【0026】上記構成によれば、自動変速機の変速段が
切換え動作中である場合またはシフトレバーがNレンジ
からDレンジに切換えられてから予め設定された所定時
間が経過するまでの状態にある場合には、上記手動変速
の禁止時間が短いと判定されて上記表示手段を通常時と
は異なる態様で表示させる制御のみが実行されることに
なる。
【0027】請求項12に係る発明は、上記請求項10
または請求項11に記載の自動変速機の表示装置におい
て、エンジン回転数が定格回転数を越えて上昇すること
が予想され、あるいは車両の走行速度が予め設定された
基準車速以下の走行状態で、予め設定された高速段以上
への変速が禁止された状態にある場合に、手動変速の禁
止時間が長いと判定するようにように構成したものであ
る。
【0028】上記構成によれば、エンジン回転数が定格
回転数を越えて上昇することが予想される場合、あるい
は車両の走行速度が予め設定された基準車速以下の走行
状態で、予め設定された高速段以上への変速が行われる
ことによりエンジンストップを生じることが予想される
場合には、上記手動変速の禁止時間が長いと判定されて
上記表示手段を通常時とは異なる態様で表示させる制御
と、上記警告音出力部から警告音を出力させる制御とが
同時に実行されることになる。
【0029】
【発明の実施の形態】図1は、自動変速機10の機械構
成を示している。この自動変速機10は、主たる構成要
素として、トルクコンバータ20と、このトルクコンバ
ータ20の出力により駆動される変速機構30と、この
変速機構30の動力伝達方向を切換えるクラッチやブレ
ーキ等からなる複数の摩擦締結要素41〜45及びワン
ウェイクラッチ46とを有し、これらにより後述するD
レンジ等の前進レンジにおける1〜4速と、Rレンジに
おける後退速とが得られるようになっている。
【0030】上記トルクコンバータ20は、エンジンの
出力軸1に連結されたケース21内に固設されたポンプ
22と、このポンプ22に対向して配設されてポンプ2
2により作動油を介して駆動されるタービン23と、上
記ポンプ22とタービン23との間に介設されるととも
に変速機ケース11にワンウェイクラッチ24を介して
支持されたステータ25と、上記ケース21とタービン
23との間に設けられてこのケース21を介してエンジ
ンの出力軸1とタービン23とを直結するロックアップ
クラッチ26とにより構成されている。
【0031】そして、上記タービン23の回転がタービ
ンシャフト27を介して上記変速機構30側に出力され
るようになっている。また、上記トルクコンバータ20
には、トルクコンバータ20のケース21を介してエン
ジンの出力軸1により駆動されるオイルポンプ12が設
けられている。
【0032】上記変速機構30は、サンギヤ31a,3
2aと、これらのサンギヤ31a,32aに噛み合った
複数のピニオン31b,32bと、これらのピニオン3
1b,32bを支持するピニオンキャリア31c,32
cと、上記ピニオン31b,32bに噛み合った複数の
インターナルギヤ31d,32dとを有する第1,第2
遊星歯車機構31,32により構成されている。
【0033】そして、上記タービンシャフト24と第1
遊星歯車機構31のサンギヤ31aとの間にフォワード
クラッチ41が配設され、かつタービンシャフト24と
第2遊星歯車機構32のサンギヤ32aとの間にリバー
スクラッチ42が配設され、またタービンシャフト24
と第2遊星歯車機構32のピニオンキャリア32cとの
間に3−4クラッチ43が配設されるとともに、第2遊
星歯車機構32のサンギヤ32aを固定する2−4ブレ
ーキ44が配設されている。
【0034】さらに、第1遊星歯車機構31のインター
ナルギヤ31dと第2遊星歯車機構32のピニオンキャ
リア32cとが連結されて、これらと変速機ケース11
との間にローリバースブレーキ45とワンウェイクラッ
チ46とが並列に配設されるとともに、第1遊星歯車機
構31のピニオンキャリア31cと第2遊星歯車機構3
2のインターナルギヤ32dとが連結されて、これらに
出力ギヤ13が接続されている。そして、上記出力ギヤ
13の回転が伝動ギヤ2〜4及び差動機構5を介して左
右の車軸6,7に伝達されるようになっている。
【0035】ここで、上記各クラッチやブレーキ等の摩
擦締結要素41〜45及びワンウェイクラッチ46の作
動状態と、ギヤ段との関係をまとめると、次の表1に示
すようになる。なお、この表1において(〇)は、上記
摩擦締結要素41〜45等が締結される場合を示す。
【0036】
【表1】
【0037】上記各摩擦締結要素41〜45等に設けら
れた油圧室に対して作動圧を給排する油圧制御回路10
0について説明する。ここで、上記摩擦締結要素のう
ち、バンドブレーキからなる2速及び4速用の2−4ブ
レーキ44は、作動圧が供給される油圧室としてアプラ
イ室44aと、リリース室44bとを有し、上記アプラ
イ室44aにのみ作動圧が供給されているときには、2
−4ブレーキ44が締結され、上記リリース室44bに
のみ作動圧が供給されているとき、両室44a,44b
とも作動圧が供給されていないとき、及び両室44a,
44bとも作動圧が供給されているときには、2−4ブ
レーキ44が解放されるようになっている。また、その
他の摩擦締結要素41〜43,45は、単一の油圧室を
有し、この油圧室に作動圧が供給されているときには、
その摩擦締結要素が締結されるようになっている。
【0038】図2に示すように、上記油圧制御回路10
0には、主たる構成要素として、ラテン圧を生成するレ
ギュレータバルブ101と、手動操作によってレンジの
切換えを行うためのマニュアルバルブ102と、変速時
に作動して各摩擦締結要素41〜45に通じる油路を切
換えるローリバースバルブ103、バイパスバルブ10
4、2−4シフトバルブ105及びロックアップシフト
バルブ106と、これらのバルブ103〜106を作動
させるための第1,第2オンオフソレノイドバルブ(以
下オンオフSVという)111,112と、これらのオ
ンオフSV111,112に供給される元圧を生成する
ソレノイドレデューシングバルブ(以下レデューシング
Vという)107と、第1オンオフSV111からの作
動圧の供給元を切換えるソレノイドリレーバルブ(以下
リレーバルブという)108と、各摩擦締結要素41〜
45の油圧室に供給される作動圧の生成、調整、排出等
の制御を行う第1〜第3デューティソレノイドバルブ
(以下デューティSVという)121,122,123
等が設けられている。
【0039】ここで、上記オンオフSV111,112
は、ONのときに上、下流側の油路を連通させるととも
に、OFFのときに上流側の油路を遮断して下流側をド
レンさせるように構成されている。また、上記デューテ
ィSV121〜123は、OFFのとき、つまりデュー
ティ率が0%のときに全開となって上、下流側の油路を
完全に連通させ、ONのとき、つまりデューティ率が1
00%のときに全開となって、上流側の油路を遮断して
下流側をドレンさせるとともに、その中間のデューティ
率では、上流側の油圧を元圧として、下流側に上記デュ
ーティ率に応じた値に調整した油圧を生成するように構
成されている。
【0040】上記レギュレータバルブ101は、オイル
ポンプ12から吐出された作動油の圧力を所定のライン
圧に調整する。そして、このライン圧は、メインライン
200を介して上記マニュアルバルブ102に供給され
るとともに、上記レデューシングV107と3−4シフ
トバルブ105とに供給されるようになっている。
【0041】そして、上記一定圧は、第1オンオフSV
111がONのときには、ライン203を介して上記リ
レーバルブ108に供給されるとともに、このリレーバ
ルブ108のスプールが図面の右側に位置するときに
は、さらにライン204を介してバイパスバルブ104
の一端の制御ポート104aにパイロット圧として供給
され、上記バイパスバルブ104のスプールを左側に付
勢する。また、上記一定圧は、リレーバルブ108のス
プールが図面の左側に位置するときには、ライン205
を介して3−4シフトバルブ105の一端の制御ポート
105aにパイロット圧として供給され、上記3−4シ
フトバルブ105のスプールを右側に付勢する。
【0042】また、上記第2オンオフSV112がON
のときには、上記レデューシングV107からの一定圧
は、ライン206を介してバイパスバルブ104に供給
されるとともに、このバイパスバルブ104のスプール
が図面の右側に位置するときには、さらにライン207
を介してロックアップシフトバルブ106の一端の制御
ポート106aにパイロット圧として供給され、上記ロ
ックアップシフトバルブ106のスプールを左側に付勢
する。また、上記一定圧は、バイパスバルブ104のス
プールが図面の左側に位置するときには、ライン208
を介してローリバースバルブ103の一端の制御ポート
103aにパイロット圧として供給され、このローリバ
ースバルブ103のスプールを左側に付勢する。
【0043】さらに、レデューシングV107からの一
定圧は、ライン209を介して上記レギュレータバルブ
101の調圧ポート101aにも供給される。この場
合、上記一定圧は、上記ライン209に設けられたリニ
アソレノイドバルブ(以下リニアSVという)131に
より、例えばエンジンのスロットル開度等に応じて調整
され、これによって上記レギュレータバルブ101によ
りライン圧がスロットル開度等に応じて調整されること
になる。
【0044】なお、上記3−4シフトバルブ105に導
かれたメインライン200は、3−4シフトバルブ10
5のスプールが右側に位置するときには、ライン210
を介して第1アキュームレータ141に通じ、この第1
アキュームレータ141にライン圧を導入させる。
【0045】一方、上記メインライン200からマニュ
アルバルブ102に供給されるライン圧は、Dレンジで
は第1出力ライン211及び第2出力ライン212に導
入され、Rレンジでは第1出力ライン211及び第3出
力213に、またNレンジでは第3出力ライン213に
それぞれ導入される。
【0046】そして、上記第1出力ライン211は、第
1デューティSV121に導かれ、この第1デューティ
SV121に制御元圧としてライン圧を供給する。この
第1デューティSV121の下流側は、ライン214を
介してローリバースバルブ103に導かれているととも
に、このローリバースバルブ103のスプールが図面の
右側に位置するときには、さらにライン215を介して
2−4ブレーキ44のアプライ室44aに導かれ、また
ローリバースバルブ103のスプールが図面の左側に位
置するときには、さらにライン216を介してローリバ
ースブレーキ45の油圧室に導かれる。
【0047】ここで、上記ライン214からはライン2
17が分岐され、このライン217を介して上記ライン
214が第2アキュームレータ142に接続されてい
る。
【0048】また、上記第2出力ライン212は、第2
デューティSV122及び第3デューティSV123に
導かれ、これらの第2,第3デューティSV122,1
23に制御元圧としてライン圧を供給するとともに、3
−4シフトバルブ105にも導かれている。この3−4
シフトバルブ105に導かれたライン212は、この3
−4シフトバルブ105のスプールが図面の左側に位置
するときには、ライン218を介してロックアップシフ
トバルブ106に導かれ、このロックアップシフトバル
ブ106のスプールが図面の左側に位置するときには、
さらにライン219を介してフォワードクラッチ41の
油圧室に導かれる。
【0049】また、上記ライン219から分岐されたラ
イン220は、3−4シフトバルブ105に導かれ、こ
の3−4シフトバルブ105のスプールが図面の左側に
位置するときには、上記ライン210を介して第1アキ
ュームレータ141に通じるとともに、上記3−4シフ
トバルブ105のスプールが図面の右側に位置するとき
には、ライン221を介して2−4ブレーキ44のリリ
ース室44bに通じるようになっている。
【0050】さらに、第2出力ライン212から制御元
圧が供給される上記第2デューティSV122の下流側
は、ライン222を介して上記リレーバルブ108の一
端の制御ポート108aに導かれてパイロット圧を供給
し、このリレーバルブ108のスプールを左側に付勢す
る。
【0051】また、上記ライン222から分岐されたラ
イン223は、ローリバースバルブ103に導かれ、こ
のローリバースバルブ103のスプールが図面の右側に
位置するときには、さらにライン224に通じる。そし
て、このライン224からは、オリフィス151を介し
てライン225が分岐されて3−4シフトバルブ105
に導かれ、この3−4シフトバルブ105のスプールが
図面の左側に位置するときには、ライン221を介して
2−4ブレーキ44のリリース室44bに通じるように
なっている。
【0052】また、上記ライン224からオリフィス1
51を介して分岐されたライン225からは、さらにラ
イン226が分岐されてバイパスバルブ104に導か
れ、このバイパスバルブ104のスプールが図面の右側
に位置するときには、ライン227を介して上記3−4
クラッチ43に油圧室に導かれる。
【0053】さらに、上記ライン224は直接バイパス
バルブ104に導かれ、このバイパスバルブ104のス
プールが図面の左側に位置するときには、上記ライン2
26を介してライン225に通じる。つまり、ライン2
24とライン225とが上記オリフィス151をバイパ
スして通じることになる。
【0054】また、上記第2出力ライン212から制御
元圧が供給される上記第3デューティSV123の下流
側は、ライン228を介して上記ロックアップシフトバ
ルブ106に導かれ、このロックアップシフトバルブ1
06のスプールが図面の右側に位置するときには、上記
フォワードクラッチ41の油圧室に通じるライン219
に連通する。また、上記ロックアップシフトバルブ10
6のスプールが図面の左側に位置するときには、ライン
229を介してロックアップクラッチ26のフロント室
26aに通じる。
【0055】さらに、上記マニュアルバルブ102から
の第3出力ライン213は、ローリバースバルブ103
に導かれ、このローリバースバルブ103のスプールが
図面の左側に位置するときには、ライン230を介して
リバースクラッチ42に油圧室に導かれる。
【0056】また、上記第3出力ライン213から分岐
されたライン231は、バイパスバルブ104に導か
れ、このバイパスバルブ104のスプールが図面の右側
に位置するときには、上記ライン208を介してローリ
バースバルブ103の制御ポート103aにパイロット
圧としてライン圧を供給し、このローリバースバルブ1
03のスプールを左側に付勢する。
【0057】上記の構成に加え、油圧制御回路100に
は、コンバータリリーフバルブ109が設けられてい
る。このコンバータリリーフバルブ109は、レギュレ
ータバルブ101からライン232を介して供給される
作動圧を一定圧に調圧した上で、この一定圧をライン2
33を介してロックアップシフトバルブ106に供給す
る。そして、上記一定圧は、ロックアップシフトバルブ
106のスプールが図面に右側に位置するときには、上
記ライン229を介してロックアップクラッチ26のフ
ロント室26aに供給され、またロックアップシフトバ
ルブ106のスプールが図面の左側に位置するときに
は、上記ライン234を介してロックアップクラッチ2
6のリヤ室26bに供給されるようになっている。
【0058】ここで、上記ロックアップクラッチ26
は、フロント室26aに上記一定圧が供給されることに
よって解放されるとともに、リヤ室26bに一定圧が供
給されたときに締結されるようになっているが、この締
結時において、ロックアップシフトバルブ106のスプ
ールが図面に左側に位置するときには、上記第3デュー
ティSV123で生成された作動圧がフロント室26a
に供給されることにより、この作動圧に応じて締結力が
得らるように構成されている。
【0059】また、上記油圧制御回路100において
は、前述のようにレギュレータバルブ101によって調
整されるライン圧を、リニアSV131からの制御圧に
より、例えばスロットル開度等に応じた油圧に制御する
ようになっているが、レンジ位置に対応したライン圧の
制御も行われるようになっている。すなわち、上記マニ
ュアルバルブ102から導かれて、D及びNレンジで
は、レインライン200に通じるライン235が、上記
レギュレータバルブ101の減圧ポート101bに接続
され、上記D及びNレンジにおけるライン圧がRレンジ
よりも低い値に調圧されるようになっている。
【0060】上記自動変速機10には、図3に示すよう
に、油圧制御回路100の第1,第2オンオフSV11
1,112、第1〜第3デューティバルブ121〜12
3及びリニアSV131を制御する変速コントローラ3
00が設けられている。
【0061】上記変速コントローラ300には、車速を
検出する車速センサ83、エンジン負荷としてのスロッ
トル開度を検出するスロットル開度センサ84及びター
ビン回転数を検出するタービン回転数センサ85及び油
温センサ86からの検出信号と、運転者によって選択さ
れたレンジ位置を検出するインヒビタスイッチ72から
の信号とが入力され、これらの信号に基づいて検出され
た運転状態等に応じ、上記第1,第2オンオフSV11
1,112、第1〜第3デューティバルブ121〜12
3及びリニアSV131の作動状態が制御されるように
なっている。
【0062】上記コントローラ300による第1,第2
オンオフSV111,112及び第1〜第3デューティ
バルブ121〜123に対する制御状態と、変速段との
関係(ソレノイドパターン)をまとめると、次の表2に
示すようになる。この表2に示すソレノイドパターンに
より、各変速段で表1に示す摩擦締結要素がそれぞれ締
結されることになる。
【0063】
【表2】
【0064】なお、上記表2において、(〇)は、上記
第1,第2オンオフSV111,112についてはON
であり、第1〜第3デューティバルブ121〜123に
ついてはOFFであって、いずれも上流側の油路を下流
側に連通させて元圧をそのまま下流側に供給状態を示
す。また、(×)は、上記第1,第2オンオフSV11
1,112についてはOFFであり、第1〜第3デュー
ティバルブ121〜123についてはONであって、い
ずれも上流側の油路を遮断して、下流側の油路をドレン
させた状態を示している。
【0065】また、上記自動変速機10は、後述するよ
うに、予め設定された変速特性に基づいて変速段を自動
的に切換えるオートモードと、手動操作で変速段を切換
えるマニュアルモードとを運転者の選択操作によって変
更可能に構成されている。
【0066】図4及び図5は、本発明の実施形態に係る
自動変速機の表示装置を備えた車両の変速操作部8を示
し、この変速操作部8は、運転席と助手席との間のコン
ソールに設けられ、このコンソールの上面に形成された
開口内に上記変速操作部8のカバー9が配設されてい
る。このカバー9には、車体の前後方向及び車幅方向に
それぞれ延びる複数の溝が組み合わされることにより、
蛇行形状で車体の前後方向に延びる開口部9aが形成さ
れ、この開口部9aを介してシフトレバー14の上部が
カバー9の上方に突出している。
【0067】上記シフトレバー14は、その上半部を構
成する円柱部材と、下半部を構成する合成樹脂製の脚部
材とがインサート成形により一体化されてなり、このシ
フトレバー3の上端部には、操作用のグリップが設けら
れている。
【0068】上記カバー9の下方には車体への取付部1
5を有するベース部材16が配設され、このベース部材
16の上方には、上記変速操作部8の上層部分を構成す
るアッパプレート17が配設されている。上記ベース部
材16の中央部には、下方に突出する中空箱状の突出部
18が設けられるとともに、この突出部18内において
上記シフトレバー14が車体の前後方向及び車幅方向に
それぞれ揺動自在に支持されている。また、上記アッパ
プレート17には、シフトレバー14が挿通するシフト
ゲートが形成されている。
【0069】上記シフトゲートは、図4に示すように、
シフトレバー14がセットされた始端位置から車体の左
側に延びる所定長さの第1案内路19と、この第1案内
路19の左端部から車体の後方側に延びる所定長さの第
2案内路21と、この第2案内路21の後端部から右側
に延びる上記第1案内路19よりも短い長さの第3案内
路28と、この第3案内路28の右端部から車体の後方
側に延びる所定長さの第4案内路29と、この第4案内
路29の後端部からさらに右側に延びて上記始端位置と
同じ幅方向位置に戻る第5案内路33と、この第5案内
路33の右端部から車体の後方側に延びる所定長さの第
6案内路34と、この第6案内路34の後端部から左側
に延びて上記第2案内路21と同じ幅方向位置に戻る第
7案内路35と、この第7案内路35の左端部から前方
側に延びる上記第6案内路34よりも短い長さの第8案
内路36と、上記第7案内路35の左端部から後方側に
延びる上記第8案内路36と同じ長さの第9案内路37
とにより構成され、上記カバー9の開口部9aと同様に
蛇行形状に形成されている。
【0070】上記アッパプレート17のシフトゲートと
上記カバー9の開口部9aとは、相対応して上下に重な
り合って配置され、これらのシフトゲート及び開口部9
aを上記シフトレバー14が挿通している。そして、こ
のシフトレバー14は、シフトゲートの縁部に当接して
揺動経路が規制され、上記第1〜第9案内路19,2
1,28,29,33〜37に沿って揺動変位すること
により、自動変速機のレンジがP(パーキング)、R
(後退)、N(ニュートラル)、D(ドライブ)または
M(マニュアル)の各位置に切換えられるように構成さ
れている。
【0071】すなわち、上記第1案内路19の右端部が
Pレンジの選択位置38に設定されるとともに、第3案
内路28の右端部及び第4案内路29の前端部がRレン
ジ位置39に設定され、かつ第5案内通路33の右端部
及び第6案内通路34の前端部がNレンジ位置40に設
定されるとともに、第6案内路34の後端部及び第7案
内路35の右端部がDレンジ位置47に設定されてい
る。
【0072】また、上記第7案内路35の左端部がMレ
ンジ位置48に設定され、この位置にシフトレバー14
を操作することにより、予め設定された変速特性に基づ
いて変速段を自動的に切換えるオートモードから、手動
操作で変速段を切換えるマニュアルモードに切換えられ
るようになっている。そして、上記第8案内路36の前
端部が、変速段を一段だけシフトアップさせるシフトア
ップ位置48aに設定されるとともに、上記第9案内路
37の後端部が、変速段を一段だけシフトダウンさせる
シフトダウン位置48bに設定されている。
【0073】図6〜図8は、本発明に係る自動変速機の
表示装置50の実施形態を示している。この表示装置5
0は、速度計51、エンジン回転数表示計52、水温計
53及び燃料計54等を備えたインストルメントパネル
55に設けられている。上記表示装置50には、シフト
レバー14により選択されたレンジを表示するP,R,
N,D,Mの各レンジ表示部56〜60が上下一列に配
置され、その下方には、Mレンジにおける変速段を数字
で表示する変速段表示部61が配設されるとともに、上
記Dレンジ表示部59の側方には、自動変速機が故障し
ていることを記号Fで表示する故障表示部62が配設さ
れている。
【0074】上記各表示部56〜62は、P,R,N,
D,M、Fからなる各透光文字が形成された計器板63
と、上記各透光文字に向けて光を照射する各ランプ64
〜69と、上記変速段を液晶や発行ダイオード等によっ
て表示するセグメント方式のランプユニット70とを有
している。
【0075】そして、上記シフトレバー14により選択
されたレンジ位置に対応して、各ランプ64〜68のい
ずれか一つを点灯することにより、その透光文字を介し
て上記レンジ位置が表示されるようになっている。ま
た、自動変速機10に故障が発生した場合には、上記ラ
ンプ69を点灯することにより、故障表示部42におい
て故障メッセージFが表示され、シフトレバー14がM
レンジ位置に操作されてマニュアルモードが選択された
場合には、ランプユニット70を作動させることによ
り、その時点の変速段を示す数字が上記変速段表示部6
1において表示されるようになっている。
【0076】上記表示装置50は、図9に示すように、
各表示部56〜62の表示状態を制御する表示コントロ
ーラ71を有している。この表示コントローラ71に
は、シフトレバー14が上記変速操作部8の各位置に操
作されたことを検出するインヒビタスイッチ72のPレ
ンジスイッチ73、Rレンジスイッチ74、Nレンジス
イッチ75及びDレンジスイッチ76からの信号と、上
記自動変速機10の変速コントローラ300からの信号
とが入力されるように構成されている。
【0077】そして、上記表示コントローラ71は、上
記インヒビタスイッチ72の出力信号に応じてシフトレ
バー14の操作位置を上記レンジ表示部56〜60に表
示させるとともに、マニュアルモードの選択時に、変速
コントローラ300から出力される制御信号Si1〜S
i4に応じて自動変速機10の目標変速段を上記変速段
表示部61に表示させるように制御する表示部制御手段
77と、上記変速コントローラ300において手動操作
の変速が禁止されている場合等に、上記変速段表示部6
1からなる表示手段を通常時とは異なる態様で表示させ
るように制御する表示態様変更手段78と、自動変速機
10に故障が発生したことを故障表示部62に表示させ
るように制御する故障表示制御手段79とが設けられて
いる。
【0078】また、変速コントローラ300には、シフ
トレバー14がマニュアルレンジ位置48に操作された
ことを検出するMレンジスイッチ80からの信号と、上
記マニュアルモードにおいてシフトレバー14がシフト
アップ位置48a及びシフトダウン位置48bに操作さ
れたことを検出するシフトアップスイッチ81及びシフ
トダウンスイッチ82からの信号と、上記インヒビタス
イッチ72、車速センサ83、スロットル開度センサ8
4、タービン回転数センサ85及び油温センサ86から
の信号とが入力されるようになっている。
【0079】そして変速コントローラ300には、上記
車速センサ83、スロットル開度センサ84、タービン
回転数センサ85及び油温センサ86等の検出信号に応
じて車両の走行状態を検出する走行状態検出手段87
と、オートモードの選択時に、上記走行状態検出手段8
7によって検出された走行状態に対応した変速制御を実
行するオートモード制御手段88と、マニュアルモード
の選択時に、上記シフトレバー14の操作状態に対応し
た変速制御を実行するマニュアルモード制御手段88
と、マニュアルモードの選択時に、上記走行状態検出手
段87により車両が上記手動操作の変速により不適切な
走行状態になることが検出された場合に、手動操作の変
速を禁止する変速禁止手段90と、自動変速機10に故
障が発生したことを検出する故障検出手段91とが設け
られている。
【0080】上記マニュアルモード制御手段88は、上
記シフトアップスイッチ81またはシフトダウンスイッ
チ82から入力された信号に応じ、現在の変速段をシフ
トダウンまたはシフトアップさせた場合の目標変速段を
示す制御信号Si1〜Si4を上記表示コントローラ7
1の表示部制御手段77に出力するように構成されてい
る。
【0081】また、上記変速禁止手段90は、車両が上
記手動操作の変速が禁止された状態にあることを示す制
御信号を、上記マニュアルモード制御手段88を介して
表示コントローラ71の表示態様変更手段78に出力す
るように構成されている。
【0082】さらに、上記故障検出手段91は、自動変
速機10に故障が発生したことを示す制御信号を、上記
マニュアルモード制御手段88を介して表示コントロー
ラ71の故障表示制御手段79に出力するように構成さ
れている。
【0083】次に、上記変速コントローラ300におい
て実行される自動変速機10の制御動作を、図10に示
すフローチャートに基づいて説明する。上記制御動作が
スタートすると、まず上記故障検出手段91において、
上記各センサまたは検出スイッチ等に検出異常が生じる
等の故障が発生したか否かを判定する(ステップS
1)。このステップS1でYESと判定されて自動変速
機10に故障が発生したことが上記故障検出手段91に
おいて検出された場合には、上記マニュアルモード制御
手段90を介して表示コントローラ71に制御信号Si
3,Si4を同時に出力することにより(ステップS
2)、自動変速機10に故障が発生したことを故障表示
制御手段79に認識させるとともに、上記故障が発生し
たことを表示する故障フラグFsを1にセットする(ス
テップS3)。
【0084】また、上記ステップS1でNOと判定され
て自動変速機10に故障が発生していないことが確認さ
れた場合には、上記故障フラグFsを0にリセットした
後(ステップS4)、上記Dレンジスイッチ76がON
状態であるか否かを判定する(ステップS5)。このス
テップS5でNOと判定されてシフトレバー14がP,
R,Nレンジ位置38〜40のいずれかに操作されてい
ることが確認された場合には、上記レンジ位置に対応し
た変速制御を実行する(ステップS6)。
【0085】また、上記ステップS5でYESと判定さ
れてインヒビタスイッチ72のDレンジスイッチ76が
ON状態であることが確認された場合には、上記Mレン
ジスイッチ80がON状態であるか否かを判定し(ステ
ップS7)、NOと判定されてシフトレバー14がDレ
ンジ位置47にあることが確認された場合は、後述する
オートモードの変速制御を実行するとともに(ステップ
S8)、上記マニュアルモード制御手段90を介して表
示コントローラ71に出力される制御信号Si1〜Si
4の全ての出力を停止することにより(ステップS
9)、現在オートモードの制御状態にあることを表示部
制御手段77に認識させる。
【0086】上記ステップS7でNOと判定されてMレ
ンジスイッチ80がON状態にあることが確認された場
合には、上記油温センサ86によって検出された油温T
が予め設定された基準温度Ta以上であるか否かを判定
し(ステップS10)、YESと判定された場合には、
上記マニュアルモード制御手段90を介して表示コント
ローラ71に制御信号Si1〜Si4を同時に出力する
ことにより(ステップS11)、油温Tが基準温度Ta
以上であることを上記表示態様変更手段91に認識させ
る。
【0087】また、上記ステップS10のNOと判定さ
れて油温Tが基準温度Ta未満であることが確認された
場合には、後述するマニュアルモードの変速制御を実行
し(ステップS12)、その後にリターンする。
【0088】次に、上記オートモード制御手段88によ
り実行されるオートモード制御動作を、図11に示すフ
ローチャートに基づいて説明する。この制御動作がスタ
ートすると、上記故障フラグFsが1にセットされてい
るか否かを判定し(ステップS21)、YESと判定さ
れて自動変速機10に故障が発生したことが確認された
場合には、全てのソレノイドバルブ111,112,1
21〜123をOFF状態として自動変速機10の変速
段を3速段に固定する(ステップS22)。
【0089】上記ステップS21でNOと判定された場
合には、車速センサ83によって検出された車速V及び
上記スロットル開度センサ84によって検出されたスロ
ットル開度Thを読み込んだ後(ステップS23)、こ
の車速V及びスロットル開度Thの検出値に基づいて図
12または図13に示すマップから目標変速段Gaを読
み出して設定するとともに(ステップS24)、ロック
アップ制御値Raを読み出して設定する(ステップS2
5)。そして、上記目標変速段Ga及びロックアップ制
御値Raに対応した制御信号を出力して各ソレノイドバ
ルブ111,112,121〜123を制御する(ステ
ップS26)。
【0090】図12及び図13は、上記オートモードに
おけるDレンジが選択された場合の変速マップを示し、
この変速マップは、横軸に車速Vが設定されるととも
に、縦軸にスロットルバルブ開度Thが設定されてい
る。そして、図12に設けられた3本のシフトアップラ
インD2a〜D2aを左側から右側に横切るように運転
状態が変化したときに、1速段から2速段、2速段から
3速段及び3速段から4速段に変速段が切換えられ、か
つ太線で示す2〜4速の変速段におけるロックアップ移
行ラインL2a〜L4aの左側の領域から右側の領域に
運転状態が変化したときに、トルクコンバータ20のロ
ックアップクラッチ26が締結されて自動変速機10が
ロックアップ状態となるように構成されている。
【0091】また、図13に設けられた3本のシフトダ
ウンラインD2b〜D4bを右側から左側に横切るよう
に運転状態が変化したときに、4速段から3速段、3速
段から2速段及び2速段から1速段に変速段が切換えら
れ、かつ破線で示す2〜4変速段におけるロックアップ
解除ラインL2b〜L4bの右側の領域から左側の領域
に運転状態が変化したときに、上記ロックアップクラッ
チ26が解放されて自動変速機10のロックアップ状態
が解除されるようになっている。
【0092】図14は、後述するマニュアルモードの制
御時におけるロックアップマップを示し、このロックア
ップマップには、4速段で自動変速機10をロックアッ
プ状態とするロックアップ移行ラインL4aと、上記ロ
ックアップ状態を解除するロックアップ解除ラインL4
bとが設けられている。そして、運転者の手動操作によ
り4速段に変速された状態で、上記ロックアップ移行ラ
インL4aの左側の領域から右側の領域に運転状態が変
化したときに、上記ロックアップクラッチ26を締結さ
れてロックアップ状態となり、上記ロックアップ解除ラ
インL4aの右側の領域から左側の領域に運転状態が変
化したときに、ロックアップクラッチ26が解放される
ようになっている。
【0093】また、上記マニュアルモードの制御状態に
おけるロックアップ移行ラインL4a及びロックアップ
解除ラインL4bは、上記オートモードにおけるロック
アップ移行ラインL4a及びロックアップ解除ラインL
4bよりもそれぞれ低車速側に設定されている。すなわ
ち、マニュアルモードでは、車速が約45km/hを越
えるとロックアップ状態に移行するように、上記ロック
アップロックアップ移行ラインL4aが設定されている
のに対し、オートモードでは、車速が約57km/hを
越えないとロックアップ状態に移行しないように、ロッ
クアップ移行ラインL4aが設定され、これによって上
記マニュアルモードでは、4速段におけるロックアップ
領域がオートモードに比べて広げられている。
【0094】さらに、上記マニュアルモードの制御状態
では、運転者の手動操作により4速段に変速された場合
にのみ、上記運転状態で自動変速機10をロックアップ
状態とするように構成され、3速段以下ではロックアッ
プが禁止されるようになっている。
【0095】次に、上記マニュアルモード制御手段89
により実行されるマニュアルモード制御動作を、図15
及び図16に示すフローチャートに基づいて説明する。
この制御動作がスタートすると、上記故障フラグFsが
0にセットされているか否かを判定し(ステップS3
1)、NOと判定されて自動変速機10に故障が発生し
たことが確認された場合には、全てのソレノイドバルブ
111,112,121〜123をOFF状態として自
動変速機10の変速段を3速段に固定する(ステップS
32)。
【0096】上記ステップS31でYESと判定されて
自動変速機10に故障が発生していないことが確認され
た場合には、シフトアップスイッチ81がON状態であ
るか否かを判定し(ステップS33)、YESと判定さ
れた場合には、現在の変速段Gが4速段であるか否かを
判定する(ステップS34)。このステップS34でY
ESと判定された場合には、これ以上のシフトアップは
不可能であるため、目標変速段Gaとして現在の変速段
Gを設定した後(ステップS35)、上記目標変速段G
aに対応した制御信号を表示コントローラ71に出力す
る(ステップS36)。つまり、目標変速段Gaが4速
段である場合には、上記マニュアルモード制御手段89
から表示コントローラ71に、目標変速段Gaが4速段
であることを示す制御信号Si4を出力する。
【0097】上記ステップS34でNOと判定されて現
在の変速段Gが4速段でないことが確認された場合に
は、後述する変速禁止フラグFmk1〜4のいずれかが
1にセットされているか否かを判定する(ステップS3
7)。このステップS37でNOと判定された場合に
は、上記変速段Gを1だけ増大させた値に目標変速段G
aを設定した後(ステップS38)、上記ステップS3
6に移行する。
【0098】また、上記ステップS37でYESと判定
されて上記変速禁止フラグFmk1〜4のいずれかが1
にセットされていることが確認された場合には、現在の
変速段Gを保持するように目標変速段Gaを設定すると
ともに(ステップS39)、この目標変速段Gaに対応
した制御信号Si1〜Si4の出力を所定サイクルで2
回反転させて出力する(ステップS40)。例えば、上
記ステップS39において、目標変速段Gaが3速段に
設定された場合には、この3速段に対応した制御信号S
i3の出力を所定サイクルで2回だけ停止するとととも
に、これに対応させて他の制御信号Si1,Si2,S
i4を所定サイクルで2回だけ上記マニュアルモード制
御手段89から表示コントローラ71に出力する。
【0099】また、上記ステップS33でNOと判定さ
れ、シフトアップスイッチ81がOFF状態であること
が確認された場合には、シフトダウンスイッチ82がO
N状態であるか否かを判定する(ステップS41)。こ
のステップS41でYESと判定された場合には、現在
の変速段Gが1速段であるか否かを判定する(ステップ
S42)。このステップS42でYESと判定された場
合には、これ以下のシフトダウンは不可能であるため、
目標変速段Gaを現在の変速段Gである1速段に設定し
た後(ステップS43)、ステップS36に移行して上
記目標変速段Gaに対応した制御信号Si1を表示コン
トローラ71に出力する。
【0100】上記ステップS42でNOと判定されて現
在の変速段Gが1速段でないことが確認された場合に
は、変速禁止フラグFmk1〜4のいずれかが1にセッ
トされているか否かを判定する(ステップS44)。こ
のステップS44でNOと判定された場合には、上記変
速段Gを1だけ減少させた値に目標変速段Gaを設定し
た後(ステップS45)、上記ステップS36に移行す
る。
【0101】また、上記ステップS44でYESと判定
されて上記変速禁止フラグFmk1〜4のいずれかが1
にセットされていることが確認された場合には、現在の
変速段Gを保持するように目標変速段Gaを設定すると
ともに(ステップS46)、上記目標変速段Gaに対応
した制御信号Si1〜Si4の出力を所定サイクルで2
回反転させて出力する(ステップS47)。
【0102】次いで、図14に示すマップから車速V及
びスロットル開度Thに対応したロックアップ制御値R
aを読み出して設定した後(ステップS48)、上記目
標変速段Ga及びロックアップ制御値Raに対応した制
御信号を出力して各ソレノイドバルブ111,112,
121〜123を制御する(ステップS49)。なお、
上記ステップS41でNOと判定されてシフトアップス
イッチ81及びシフトダウスイッチ82のいずれもが操
作状態にないことが確認された場合には、現在の変速段
Gを目標変速段Gaとして設定した後(ステップS5
0)、上記ステップS36に移行する。
【0103】次に、上記変速制御ユニット300の変速
禁止手段90において、手動変速の禁止状態にあること
を示す変速禁止フラグFmk1〜4を設定する制御動作
を、図17に示すフローチャートに基づいて説明する。
上記制御動作がスタートすると、エンジンストップを生
じることが予測される走行状態にあるか否か、例えば車
速が所定値以下の状態で2速段から3速段へのシフトア
ップ信号が入力されたか否かを判定し(ステップS5
1)、YESと判定された場合には、変速禁止フラグF
mk1を1にセットする(ステップS52)。
【0104】上記ステップS51でNOと判定された場
合には、変速禁止フラグFmk1を0にリセットした後
(ステップS53)、オーバレブを生じることが予測さ
れる走行状態にあるか否か、つまり車速が所定値以上の
状態でシフトダウン信号が入力されることにより、エン
ジン回転数が定格回転数を越えて上昇することが予想さ
れる走行状態にあるか否かを判定し(ステップS5
4)、YESと判定された場合には、変速禁止フラグF
mk2を1にセットする(ステップS55)。
【0105】上記ステップS54でNOと判定された場
合には、変速禁止フラグFmk2を0にリセットした後
(ステップS56)、自動変速機10の変速段が切換え
動作中であるか否かを判定し(ステップS57)、YE
Sと判定された場合には、変速禁止フラグFmk3を1
にセットする(ステップS58)。
【0106】また、上記ステップS57でNOと判定さ
れた場合には、変速禁止フラグFmk3を0にリセット
した後(ステップS59)、シフトレバーがNレンジか
らDレンジに切換えられてから予め設定された所定時間
内にあるか否かを判定する(ステップS60)。このス
テップS60でYESと判定された場合には、変速禁止
フラグFmk4を1にセットし(ステップS61)、N
Oと判定された場合には、変速禁止フラグFmk4を0
にリセットし(ステップS62)、その後にリターンす
る。
【0107】次に、上記表示コントローラ71において
実行される表示装置50の制御動作を、図18及び図1
9に示すフローチャートに基づいて説明する。上記制御
動作がスタートすると、上記各レンジスイッチ73〜7
9から出力されたレンジ信号及び上記変速コントローラ
300から出力された制御信号Si1〜Si4を入力し
た後(ステップS71)、制御信号Si3,Si4のみ
が同時に入力されたか否かを判定する(ステップS7
2)。
【0108】上記ステップS72でYESと判定され、
変速コントローラ300から自動変速機10に故障が発
生したことを認識させるための信号、つまり制御信号S
i3,Si4が同時に出力されたことが確認された場合
には、上記故障表示部62のランプ69を点灯して記号
Fを表示させる故障表示を実行し、かつレンジ表示部6
0のランプ68を消灯してMレンジ表示を停止するとと
もに、変速段表示部61をOFF状態として変速段表示
を停止する(ステップS73)。
【0109】また、上記ステップS72でNOと判定さ
れて自動変速機10に故障が発生していないことが確認
された場合には、上記故障表示部62のランプ69を消
灯して故障表示を停止した後(ステップS74)、イン
ヒビタスイッチ72のDレンジスイッチ76からの信号
が入力されたか否かを判定する(ステップS75)。こ
のステップS75でNOと判定されてシフトレバー14
の操作位置がDレンジ位置以外であることが確認された
場合には、シフトレバー14の操作位置に対応するラン
プを点灯してレンジ表示を実行し、かつレンジ表示部5
9,60のランプ67,68を消灯してDレンジ表示及
びMレンジ表示を停止するとともに、変速段表示部61
をOFF状態として変速段表示を停止する(ステップS
76)。
【0110】上記ステップS75でYESと判定されて
シフトレバー14の操作位置がDレンジ位置であること
が確認された場合には、レンジ表示部56〜58のラン
プ64〜66を消灯してP,R,Nレンジのレンジ表示
を停止した後(ステップS77)、上記変速コントロー
ラ300から制御信号Si1〜Si4のいずれかが出力
されたか否かを判定する(ステップS78)。
【0111】このステップS78でNOと判定され、上
記制御信号Si1〜Si4が入力されていないことが確
認された場合には、レンジ表示部59のランプ67を点
灯してDレンジ表示を実行し、かつレンジ表示部60の
ランプ68を消灯してMレンジ表示を停止するととも
に、変速段表示部61をOFF状態として変速段表示を
停止する(ステップS79)。
【0112】上記ステップS78でYESと判定されて
制御信号Si1〜Si4のいずれかが入力されたことが
確認された場合には、上記変速コントローラ300から
制御信号Si1〜Si4が同時に出力されたか否かを判
定する(ステップS80)。このステップS80でYE
Sと判定され、油温が所定温度以上であることを認識さ
せるための信号、つまり制御信号Si1〜Si4が、変
速コントローラ300から同時に出力されたことが確認
された場合には、上記変速段表示部61において油温が
所定温度以上であることを報知する記号Hを表示させる
とともに、上記レンジ表示部59のランプ67を点灯し
てDレンジ表示を実行し、かつレンジ表示部60のラン
プ68を消灯してMレンジ表示を停止する(ステップS
81)。
【0113】上記ステップS80でNOと判定され、油
温が所定温度未満であることが確認された場合には、レ
ンジ表示部60のランプ68を点灯してMレンジ表示を
実行するとともに、レンジ表示部59のランプ67を消
灯してDレンジ表示を停止した後(ステップS82)、
上記変速コントローラ300から制御信号Si1〜Si
4のいずれか3つが同時に出力されたか否か、つまり制
御信号Si1〜Si4の反転信号が出力されたか否かを
判定する(ステップS83)。
【0114】上記ステップS83でYESと判定され、
変速禁止手段90によって手動変速が禁止された状態に
あることを示す制御信号Si1〜Si4の反転信号が上
記変速コントローラ300から出力されたことが確認さ
れた場合には、変速段表示部61の表示態様を変更し
て、この変速段表示部61において手動変速が禁止状態
にあることを示す記号Eを表示させる(ステップS8
4)。この場合、上記レンジ表示部60のランプ68を
点灯してMレンジ表示を実行したままでもよく、あるい
は上記ランプ68を消灯してMレンジ表示を停止しても
よい。
【0115】また、上記ステップS83でNOと判定さ
れて手動変速の禁止状態にないことが確認された場合に
は、上記制御信号Si1〜Si4に対応した変速段を上
記変速段表示部61に表示させる通常の変速段表示を実
行し(ステップS85)、その後にリターンする。
【0116】上記のように予め設定された変速特性に基
づいて変速段を自動的に切換えるオートモードと、手動
操作で変速段を切換えるマニュアルモードとを運転者の
選択操作によって変更可能に構成されるとともに、車両
の走行状態を検出する走行状態検出手段87と、この走
行状態検出手段87によって車両が手動操作の変速によ
り不適切な走行状態になることが検出された場合に、上
記手動操作の変速を禁止する変速禁止手段90とを備え
た自動変速機10の表示装置50であって、上記マニュ
アルモードが選択されているときに、自動変速機10の
変速段を表示する変速段表示部61からなる表示手段
と、上記変速禁止手段90により手動操作の変速が禁止
されている場合に、上記変速段表示部61を通常時とは
異なる態様で表示させるように表示態様を変更する表示
態様変更手段78とを設けたため、上記変速段表示部6
1の表示状態に応じて自動変速機10が手動変速の禁止
状態にあるか否かを容易かつ正確に判別することができ
る。
【0117】すなわち、上記変速段表示部61は、マニ
ュアルモードの選択時に自動変速機10を変速段を表示
するものであり、上記マニュアルモードの選択時には、
運転者が上記変速段表示部61を注目しているため、こ
の変速段表示部61の表示態様が通常時と異なる態様に
変更された場合には、この状態が運転者によって直ぐに
認識される。したがって、上記変速段表示部61の表示
態様に基づいて、上記変速禁止手段90により手動操作
が禁止された状態にあるか否かが、運転者に容易かつ正
確に認識されることになる。
【0118】また、上記実施形態では、変速禁止手段9
0により手動操作の変速が禁止された状態にあることを
示す記号Eを、上記セグメント方式のランプユニット7
0等によって構成された変速段表示部61からなる表示
手段に表示させるように構成したため、この表示手段に
記号E等が表示されているか否かを確認することによ
り、上記手動変速の禁止状態にあるか否かを、さらに容
易かつ正確に判別することができる。上記記号は、Eに
限られず、変速段を表わす数字以外の他の記号であって
もよい。
【0119】なお、上記変速禁止手段90により手動操
作の変速が禁止されている場合には、上記変速段表示部
61からなる表示手段に、自動変速機10の変速段を点
滅表示させることにより、通常時となる態様の表示を行
わせるように構成してもよい。このように構成した場合
には、手動操作の変速が禁止された状態にあるか否か
を、簡単な構成で容易かつ正確に判別することができ
る。
【0120】また、上記変速禁止手段90により手動操
作の変速が禁止されている場合には、上記変速段表示部
61からなる表示手段に、手動変速の禁止状態を示す記
号E等と、自動変速機10の変速段とを交互に表示させ
るように構成してもよく、このように構成した場合に
は、上記変速段表示部61を目視することにより、手動
変速が禁止状態にあることと、自動変速機10の現在の
変速段との両方を容易かつ正確に認識することができ
る。
【0121】また、図20に示すように、ブザー等の音
声出力手段からなる警告音出力部92を設け、変速禁止
手段90により手動操作の変速が禁止された状態にある
場合に、上記表示態様変更手段78から出力される制御
信号に応じ、変速段表示部61からなる表示手段を通常
時とは異なる態様で表示させるとともに、上記警告音出
力部92により警告音を出力させるように構成してもよ
い。このように構成した場合には、上記表示手段の表示
態様と、警告音出力部92による警告音の出力状態の両
方により、上記変速禁止手段90により手動変速が禁止
された状態にあるか否かを容易かつ正確に判別すること
ができる。
【0122】また、上記実施形態では、車両の走行速度
が予め設定された基準車速以下の走行状態にある場合
に、予め設定された高速段以上への変速、例えば2速段
から3速段へのシフトアップを、上記変速禁止手段90
により禁止するように構成したため、マニュアルモード
の走行時に、エンジンストップが発生することが予想さ
れる状態での手動変速を禁止することができる。
【0123】すなわち、走行状態検出手段87により車
両の走行速度が予め設定された基準車速以下の走行状態
にあることが確認された場合には、この状態で予め設定
された高速段以上への変速を行うとエンジンストップを
生じることが予想されるため、上記変速フラグFmk1
を1にセットして手動変速を禁止することにより、上記
エンジンストップの発生を効果的に防止することができ
る。そして、上記手動変速が禁止された場合に、上記変
速段表示部61からなる表示手段を通常時とは異なる態
様で表示させることにより、この表示手段の表示態様等
に応じて上記手動変速の禁止状態にあることを容易かつ
正確に判別することができる。
【0124】また、上記実施形態では、エンジン回転数
が定格回転数を越えて上昇することが予想される走行状
態にある場合に、上記変速フラグFmk2を1にセット
する等により、手動操作による低速段への変速を禁止す
るように構成したため、マニュアルモードの走行時に、
走行状態検出手段87によりエンジン回転数が定格回転
数を越えて上昇すること、つまりオーバレブが生じるこ
とが予想される走行状態で、手動操作による低速段への
変速が行われるのを、上記変速禁止手段90によって禁
止することにより、上記オーバレブの発生を効果的に防
止できる。そして、上記手動変速が禁止された場合に、
変速段表示部61からなる表示手段を通常時とは異なる
態様で表示させることにより、この表示手段の表示態様
等に応じて上記手動変速の禁止状態にあることを表示手
段の表示態様等に応じて容易かつ正確に判別することが
できる。
【0125】上記実施形態では、自動変速の変速段が切
換え動作中である場合に、上記変速フラグFmk3を1
にセットする等により、手動操作による低速段への変速
を上記変速禁止手段90により禁止するように構成した
ため、タービン回転数が変動状態にある上記変速段機1
0が切換え動作中に、手動操作による変速が行われるこ
とが防止されることにより、上記タービン回転数がさら
に変動するという事態の発生を効果的に防止することが
できるとともに、この状態を上記表示手段の表示態様に
応じて容易かつ正確に判別することができる。
【0126】また、上記実施形態に示すように、シフト
レバー14がNレンジからDレンジに切換えられてから
予め設定された所定時間が経過するまで、上記変速フラ
グFmk4を1にセットする等により、手動操作の変速
を禁止するように構成した場合には、シフトレバー14
がNレンジからDレンジに切換えられた直後におけるフ
ォワードクラッチ41の締結時に、タービン回転数が変
化しつつある状態で手動変速が行われるのを防止するこ
とができる。特に、シフトレバー14のNレンジからD
レンジへの切換え時に、一時的に高速段を経由して1速
段に移行させるように構成された自動変速機では、上記
高速段に設定された状態でシフトアップ信号が出力され
た場合に、上記高速段からさらに高速段に変速されると
いう誤動作の発生を確実に防止することができる。
【0127】また、上記警告音発生部92を有する表示
装置において、上記変速禁止手段90による手動変速の
禁止時間が短い場合、例えば自動変速機10の変速段が
切換え動作中である場合またはシフトレバー14がNレ
ンジからDレンジに切換えられてから予め設定された所
定時間が経過するまでの状態にある場合等には、上記変
速段表示部61からなる表示手段を通常時とは異なる態
様で表示させる制御のみを実行し、上記手動変速の禁止
時間が長い場合、例えばエンジン回転数が定格回転数を
越えて上昇することが予想され、あるいはエンジンスト
ップを生じることが予想される走行状態にある場合等に
は、上記表示手段を通常時とは異なる態様で表示させる
制御と、上記警告音発生部92により警告音を発生させ
る制御とを同時に実行するように構成してもよい。
【0128】この構成によれば、例えば上記変速フラグ
Fmk1〜4の種類を判別する等により、手動変速の禁
止時間が長いか否かを確認して禁止時間が長い場合に
は、上記表示手段の表示態様と、上記警告音発生部92
による警告音の発生状態との両方に応じ、上記変速禁止
手段90により手動操作の変速が禁止された状態にある
か否かを、運転者にさらに容易かつ正確に認識させるこ
とができるとともに、上記警告音発生部92による警告
音の発生状態に応じて上記変速禁止時間が長いか否かを
運転者に容易に認識させることができる。
【0129】また、上記実施形態では、変速コントロー
ラ300から出力される目標変速段を示す制御信号Si
1〜Si4の出力を反転させる等の通常時と異なる態様
で上記表示コントローラ71に出力することにより、上
記手動操作の変速が禁止された状態にあることを上記表
示コントローラ71の表示態様変更手段78に認識させ
るように構成したため、信号の出力線を増加させること
なく、簡単な構成で上記信号を出力できるという利点が
ある。
【0130】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、予め設
定された変速特性に基づいて変速段を自動的に切換える
オートモードと、手動操作で変速段を切換えるマニュア
ルモードとを運転者の選択操作によって変更可能に構成
されるとともに、車両の走行状態を検出する走行状態検
出手段と、この走行状態検出手段によって車両が手動操
作の変速により不適切な走行状態になることが検出され
た場合に、上記手動操作の変速を禁止する変速禁止手段
とを備えた自動変速機の表示装置であって、上記マニュ
アルモードが選択されているときに、自動変速機の変速
段を表示する変速段表示部からなる表示手段と、上記変
速禁止手段により手動操作の変速が禁止されている場合
に、上記変速段表示部を通常時とは異なる態様で表示さ
せるように表示態様を変更する表示態様変更手段とを設
けたため、上記変速段表示部の表示状態に応じて自動変
速機が手動変速の禁止状態にあるか否かを容易かつ正確
に判別できるという利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】自動変速機の機械的構成を示すスケルトン図で
ある。
【図2】自動変速機の油圧制御回路の具体的構成を示す
説明図である。
【図3】上記油圧制御回路に設けられた各ソレノイドバ
ルブの制御システム図である。
【図4】自動変速機の変速操作部の具体的構成を示す平
面図である。
【図5】上記変速操作部の具体的構成を示す概略断面図
である。
【図6】本発明に係る表示装置が設けられたメータユニ
ットの正面図である。
【図7】本発明に係る表示装置の表示部の具体的構成を
示す正面図である。
【図8】図7のア−ア線断面図である。
【図9】本発明に係る表示装置の実施形態を示すブロッ
ク図である。
【図10】自動変速機の制御動作を示すフローチャート
である。
【図11】オートモードの制御動作を示すフローチャー
トである。
【図12】オートモードのシフトアップライン及びロッ
クアップ移行ラインを示すマップである。
【図13】オートモードのシフトダウンライン及びロッ
クアップ解除ラインを示すマップである。
【図14】マニュアルモードのロックアップラインを示
すマップである。
【図15】マニュアルモードの制御動作の前半部を示す
フローチャートである。
【図16】マニュアルモードの制御動作の後半部を示す
フローチャートである。
【図17】変速禁止フラグの設定動作を示すフローチャ
ートである。
【図18】表示装置の制御動作の前半部を示すフローチ
ャートである。
【図19】表示装置の制御動作の後半部を示すフローチ
ャートである。
【図20】本発明に係る表示装置の別の実施形態を示す
ブロック図である。
【符号の説明】
10 自動変速機 50 表示装置 61 変速段表示部(表示手段) 72 表示態様変更手段 87 走行状態検出手段 90 変速禁止手段 92 警告音出力部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 森内 健夫 広島県安芸郡府中町新地3番1号 マツダ 株式会社内 (72)発明者 馬場 文章 広島県安芸郡府中町新地3番1号 マツダ 株式会社内 Fターム(参考) 3D036 CA05 CA10 CA15 3J052 AA04 BB06 DB01 EA08 EA09 HA02 KA01 LA01

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 予め設定された変速特性に基づいて変速
    段を自動的に切換えるオートモードと、手動操作で変速
    段を切換えるマニュアルモードとを運転者の選択操作に
    よって変更可能に構成されるとともに、車両の走行状態
    を検出する走行状態検出手段と、この走行状態検出手段
    によって車両が手動操作の変速により不適切な走行状態
    になることが検出された場合に、上記手動操作の変速を
    禁止する変速禁止手段とを備えた自動変速機の表示装置
    であって、上記マニュアルモードが選択されているとき
    に、自動変速機の変速段を表示する表示手段と、上記変
    速禁止手段により手動操作の変速が禁止されている場合
    に、上記表示手段を通常時とは異なる態様で表示させる
    ように表示態様を変更する表示態様変更手段とを備えた
    ことを特徴とする自動変速機の表示装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の自動変速機の表示装置に
    おいて、変速禁止手段により手動操作の変速が禁止され
    ている場合には、この禁止状態を示す記号を表示手段に
    表示させるように構成したことを特徴とする自動変速機
    の表示装置。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の自動変速機の表示装置に
    おいて、変速禁止手段により手動操作の変速が禁止され
    ている場合には、自動変速機の変速段を表示手段に点滅
    表示させるように構成したことを特徴とする自動変速機
    の表示装置。
  4. 【請求項4】 請求項1記載の自動変速機の表示装置に
    おいて、変速禁止手段により手動操作の変速が禁止され
    ている場合には、この禁止状態を示す記号と、自動変速
    機の変速段とを表示手段に交互に表示させるように構成
    したことを特徴とする自動変速機の表示装置。
  5. 【請求項5】 請求項1〜請求項4のいずれかに記載の
    自動変速機の表示装置において、変速禁止手段により手
    動操作の変速が禁止された状態にあることを示す警告音
    を出力する警告音出力部を備え、上記手動変速の禁止状
    態にある場合には、表示手段を通常時とは異なる態様で
    表示させるとともに、上記警告音出力部により警告音を
    出力させるように構成したことを特徴とする自動変速機
    の表示装置。
  6. 【請求項6】 請求項1〜請求項5のいずれかに記載の
    自動変速機の表示装置において、車両の走行速度が予め
    設定された基準車速以下の走行状態にある場合に、予め
    設定された高速段以上への変速を変速禁止手段により禁
    止するように構成したことを特徴とする自動変速機の表
    示装置。
  7. 【請求項7】 請求項1〜請求項6のいずれかに記載の
    自動変速機の表示装置において、エンジン回転数が定格
    回転数を越えて上昇することが予想される走行状態にあ
    る場合に、手動操作による低速段への変速を変速禁止手
    段により禁止するように構成したことを特徴とする自動
    変速機の表示装置。
  8. 【請求項8】 請求項1〜請求項7のいずれかに記載の
    自動変速機の表示装置において、自動変速機の変速段が
    切換え動作中である場合に、手動操作の変速を変速禁止
    手段により禁止するように構成したことを特徴とする自
    動変速機の表示装置。
  9. 【請求項9】 請求項1〜請求項8のいずれかに記載の
    自動変速機の表示装置において、シフトレバーがNレン
    ジからDレンジに切換えられてから予め設定された所定
    時間が経過するまで、手動操作の変速を変速禁止手段に
    より禁止するように構成したことを特徴とする自動変速
    機の表示装置。
  10. 【請求項10】 請求項5〜請求項9のいずれかに記載
    の自動変速機の表示装置において、手動変速の禁止時間
    が短い場合には、表示手段を通常時とは異なる態様で表
    示させる制御のみを実行し、手動変速の禁止時間が長い
    場合には、上記表示手段を通常時とは異なる態様で表示
    させる制御と、警告音出力部から警告音を出力させる制
    御とを実行するように構成したことを特徴とする自動変
    速機の表示装置。
  11. 【請求項11】 請求項10記載の自動変速機の表示装
    置において、自動変速機の変速段が切換え動作中である
    場合またはシフトレバーがNレンジからDレンジに切換
    えられてから予め設定された所定時間が経過するまでの
    状態にある場合に、手動変速の禁止時間が短いと判定す
    るように構成したことを特徴とする自動変速機の表示装
    置。
  12. 【請求項12】 請求項10または請求項11に記載の
    自動変速機の表示装置において、エンジン回転数が定格
    回転数を越えて上昇することが予想され、あるいは車両
    の走行速度が予め設定された基準車速以下の走行状態
    で、予め設定された高速段以上への変速が禁止された状
    態にある場合に、手動変速の禁止時間が長いと判定する
    ように構成したことを特徴とする自動変速機の表示装
    置。
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