JP2875079B2 - 自動変速機 - Google Patents

自動変速機

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JP2875079B2
JP2875079B2 JP3334894A JP33489491A JP2875079B2 JP 2875079 B2 JP2875079 B2 JP 2875079B2 JP 3334894 A JP3334894 A JP 3334894A JP 33489491 A JP33489491 A JP 33489491A JP 2875079 B2 JP2875079 B2 JP 2875079B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動変速機に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来、自動変速機においては、エンジン
が発生した回転を流体伝動装置を介して変速機構に伝達
し、該変速機構において各変速段を達成するようになっ
ている。そのため、上記変速機構は複数のプラネタリギ
ヤユニットを有しており、各プラネタリギヤユニットを
構成するリングギヤ、キャリヤ、サンギヤ等の要素を摩
擦係合要素によって選択的に係脱し、各変速段を達成し
ている。
【0003】そして、上記摩擦係合要素を係脱するため
に油圧回路が設けられていて、各摩擦係合要素に対応す
る油圧サーボに対して調圧された油が給排され、所定の
タイミングで摩擦係合要素が係脱されるようになってい
る。また、従来の自動変速機においては、P(パーキン
グ)、R(リバース)、N(ニュートラル)、D(ドラ
イブ)、S(セカンド)、L(ロー)の各レンジが設け
られていて、運転者の意思によって各レンジを選択する
ことで自動的に変速が行われるようになっている。
【0004】例えば、前進4段後進1段の自動変速機で
は、走行条件のうち、例えば車速、スロットル開度等に
応じて、運転者がDレンジを選択した場合1速〜4速間
で、Sレンジを選択した場合1速〜3速間で、また、L
レンジを選択した場合1速〜2速間で自動的に変速が行
われる。この運転者の意思による各レンジの選択は、直
線上に配列されたレンジ位置にシフトレバーを移動する
ことによって行っている。すなわち、いわゆる「I」字
状に配列されたレンジ位置を選択できるようにしてあ
る。
【0005】ところが、上記自動変速機においては、手
動で変速段を自由に選択することができず、シフト感に
欠ける。そこで、シフトレバーをシフト路内で旋回させ
ることによってセンサに接触させ、センサの電気信号に
よって変速段を達成するようにしたものが提供されてい
る(特開平2−8545号公報参照)。また、従来の自
動変速機に使用される「I」字状に配列されたIパター
ンのレンジ位置に加えて、マニュアルシフトと同様のい
わゆる「H」字状に配列されたHパターンのシフト位置
を加えたシフトパターンが設けられていて、自動変速モ
ードによる走行と手動変速モードによる走行を選択する
ことができるようにしたものが提供されている(特開昭
61−157855号公報参照) 。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の自動変速機においては、手動変速モードで走行中に
自動変速モードに変化してしまうことがあり、その場
合、運転者が予測する変速段と実際に達成される変速段
に差が生ずることがある。すなわち、自動変速モードに
よる走行と手動変速モードによる走行を選択することが
できるようにした自動変速機においては、走行中に自動
変速モードから手動変速モードに切り換えたり、手動変
速モードから自動変速モードに切り換えたりすることが
ある。その場合、Iパターンのレンジ位置とHパターン
のシフト位置間に中立位置が形成されてしまい、シフト
レバーが中立位置に置かれている間の変速状態が不安定
になる。
【0007】そこで、シフトレバーがIパターンのレン
ジ位置とHパターンのシフト位置間の中立位置にある場
合に、自動変速モードのDレンジが選択されるようにし
たものが考えられる。また、シフトパターンに関して
は、Hパターンのシフト位置をIパターンのレンジ位置
の左右のいずれか一方のみに配設すると、シフトレバー
の操作性が低下してしまう。そこで、Iパターンのレン
ジ位置の両側にHパターンのシフト位置を分割して形成
したものが考えられる。この場合、例えばIパターンの
レンジ位置の左側に低速側シフト列が、右側に高速側シ
フト列が形成されるようになっている。
【0008】ところが、この種の自動変速機において
は、手動変速モードにおいてシフトレバーを移動して低
速側シフト列の変速段と高速側シフト列の変速段間で変
速する場合に、自動変速モードのDレンジ位置をシフト
レバーが通過することになる。したがって、手動変速モ
ードであるにもかかわらず、自動変速モードに変化する
ことがあり、その時の走行条件に対応する変速段が達成
される。その場合、運転者が予測する変速段と異なる変
速段が達成されると、違和感が生じてしまう。
【0009】本発明は、上記従来の自動変速機の問題点
を解決して、手動変速モードで走行しようとする意思と
無関係に自動変速モードに変化することがなく、運転者
が予測する変速段と実際に達成される変速段が異なっ
て、違和感が生ずることのない自動変速機を提供するこ
とを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】そのために、本発明の自
動変速機においては、自動変速モードによる走行を行う
ためのレンジ位置、手動変速モードによる走行を行うた
めのシフト位置及び上記レンジ位置とシフト位置間に形
成された中立位置から成るシフトパターンをシフトレバ
ーが移動することができるようになっている。
【0011】各位置には位置検出手段が設けられてい
て、上記シフトレバーが移動したことを検出し、シフト
レバーによって選択されたレンジ及び変速段に対応して
制御装置が変速出力信号を出力する。上記シフトレバー
にシフト機構が連結され、シフトレバーの各レンジ位置
に対応した油圧を発生するとともに、各シフト位置にお
いては前進走行レンジ圧を発生する。また、油圧回路
が、上記制御装置の変速出力信号を受けてソレノイドバ
ルブを動作させ、各変速段を達成する。
【0012】手動変速モードで走行中に上記シフトレバ
ーが中立位置にある時の時間を測定するためにタイマが
設けられていて、該タイマによって測定された時間が設
定値を超えたときに前進走行レンジを達成するようにな
っている。上記タイマによって測定された時間が設定値
を超えるまでは直前に選択されていた変速段を維持す
る。
【0013】また、上記タイマによって、上記シフトレ
バーが前進走行レンジ位置にある時の時間を測定するよ
うにしてもよい。この場合、シフトレバーが中立位置に
ある時には直前に選択されていた変速段を維持するよう
になっている。
【0014】
【作用及び発明の効果】本発明によれば、上記のように
自動変速モードによる走行を行うためのレンジ位置、手
動変速モードによる走行を行うためのシフト位置及び上
記レンジ位置とシフト位置間に形成された中立位置から
成るシフトパターンをシフトレバーが移動することがで
きるようになっている。上記シフトレバーは、シフト位
置とレンジ位置間を移動する際、又は各シフト位置間を
移動する際に中立位置を通る。
【0015】各位置には位置検出手段が設けられてい
て、上記シフトレバーが移動したことを検出し、シフト
レバーによって選択されたレンジ及び変速段に対応して
制御装置が変速出力信号を出力する。上記シフトレバー
にシフト機構が連結され、シフトレバーのレンジ位置に
対応した各レンジ圧を発生する。また、シフトレバーが
シフト位置に移動させられる場合には前進走行レンジ圧
を発生するようになっている。
【0016】また、油圧回路が、上記制御装置の変速出
力信号を受けてソレノイドバルブを動作させ、各変速段
を達成する。手動変速モードで走行中において変速を行
う場合、シフトレバーが中立位置を通過する。そこで、
上記シフトレバーが中立位置にある時の時間を測定する
ためにタイマが設けられていて、該タイマによって測定
された時間が設定値を超えたときに前進走行レンジを達
成するようになっている。したがって、シフトレバーを
各シフト位置間で移動させる際に、シフトレバーが所定
時間を超えて中立位置に置かれると自動変速モードに変
わる。上記タイマによって測定された時間が設定値を超
えるまでの間は、直前に選択されていた変速段が維持さ
れる。
【0017】また、上記タイマによって、上記シフトレ
バーが前進走行レンジ位置にある時の時間を測定するよ
うにしてもよい。この場合、中立位置においては直前に
選択されていた変速段が維持される。したがって、手動
変速モードで走行しようとする意思と無関係に自動変速
モードに変化することがなく、運転者が予測する変速段
と実際に達成される変速段が異なって、違和感が生ずる
ことがない。
【0018】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を参照し
ながら詳細に説明する。図1は本発明の自動変速機の概
略図、図2は本発明の自動変速機の作動を示す図であ
る。図1において、自動変速機はトランスミッション
(T/M)10及びトルクコンバータ11から成り、エ
ンジンで発生した回転をトルクコンバータ11を介して
トランスミッション10に伝達し、該トランスミッショ
ン10によって変速を行い駆動輪に伝達するようになっ
ている。
【0019】上記トルクコンバータ11はポンプインペ
ラ12、タービンランナ13、ステータ14を有すると
ともに動力伝達効率を向上させるためのロックアップク
ラッチ15を有しており、入力部材16の回転を、トル
クコンバータ11内の油の流れによって間接的に、又は
上記ロックアップクラッチ15をロックすることによっ
て直接的にトランスミッション10の入力軸17に伝達
する。
【0020】また、上記トランスミッション10は副変
速ユニット18及び主変速ユニット19から成り、副変
速ユニット18はオーバドライブプラネタリギヤユニッ
ト20を、主変速ユニット19はフロントプラネタリギ
ヤユニット21及びリヤプラネタリギヤユニット22を
有する。ここで、上記オーバドライブプラネタリギヤユ
ニット20は入力軸17に接続されていて、プラネタリ
ピニオンP1 を支持するキャリヤCR1 、入力軸17を
包囲するサンギヤS1 、及び主変速ユニット19の入力
軸23に連結されるリングギヤR1 から成っている。ま
た、キャリヤCR1 とサンギヤS1 間には、第3クラッ
チC0及び第3ワンウェイクラッチF0が介在させられ
ているとともに、サンギヤS1 とケース24間には第4
ブレーキB0が配設されている。
【0021】次に、フロントプラネタリギヤユニット2
1は出力軸25に接続されていて、プラネタリピニオン
2 を支持するキャリヤCR2 と、出力軸25を包囲す
るとともにリヤプラネタリギヤユニット22のサンギヤ
3 と一体に構成されているサンギヤS2 と、入力軸2
3に第1クラッチC1を介して連結しているリングギヤ
2 とから成っている。また、入力軸23とサンギヤS
2 間には第2クラッチC2が、サンギヤS2 とケース2
4間にはバンドブレーキから成る第1ブレーキB1が介
在させられる。サンギヤS2 とケース24間には、更に
第1ワンウェイクラッチF1を介して第2ブレーキB2
が配設される。
【0022】そして、リヤプラネタリギヤユニット22
はプラネタリピニオンP3 を支持するキャリヤCR3
サンギヤS3 、及び出力軸25に直結されるリングギヤ
3 から成っていて、キャリヤCR3 とケース24間に
は第3ブレーキB3と第2ワンウェイクラッチF2が並
列に配置される。なお、43は入力回転数センサ、SP
1,SP2は車速センサである。
【0023】上記自動変速機の各ソレノイドバルブS
1,S2,S3、クラッチC0,C1,C2、ブレーキ
B0,B1,B2,B3は、各レンジD,S,Lの各変
速段においてそれぞれ図2の作動表のように制御され
る。すなわち、Dレンジ又はSレンジにおける1速時
は、第1ソレノイドバルブS1がオン状態にあって、そ
の結果第3クラッチC0及び第1クラッチC1が係合
し、第3ワンウェイクラッチF0及び第2ワンウェイク
ラッチF2がロックし、他は解放状態になっている。し
たがって、オーバドライブプラネタリギヤユニット20
は、第3クラッチC0及び第3ワンウェイクラッチF0
を介して一体となって直結状態になり、入力軸17の回
転はそのまま主変速ユニット19の入力軸23に伝達さ
れる。また、主変速ユニット19では、入力軸23の回
転が第1クラッチC1を介してフロントプラネタリギヤ
ユニット21のリングギヤR2 に伝達され、更にキャリ
ヤCR2 及び該キャリヤCR2 と一体の出力軸25に伝
達されるとともに、サンギヤS2 ,S3 を介してリヤプ
ラネタリギヤユニット22のキャリヤCR3 に左方向の
回転力を付与するが、第2ワンウェイクラッチF2のロ
ックによって回転が阻止されるため、プラネタリピニオ
ンP3 は自転して出力軸25と一体のリングギヤR3
動力を伝達する。
【0024】また、Dレンジにおける2速時は、第1ソ
レノイドバルブS1のほか第2ソレノイドバルブS2が
オン状態に切り換わる。これにより、第3クラッチC
0、第1クラッチC1及び第2ブレーキB2が係合し、
第3ワンウェイクラッチF0及び第1ワンウェイクラッ
チF1がロックし、他は解放状態になる。したがって、
オーバドライブプラネタリギヤユニット20は直結状態
が維持され、入力軸17の回転がそのまま主変速ユニッ
ト19の入力軸23に伝達される。また、上記主変速ユ
ニット19は、入力軸23の回転が第1クラッチC1を
介してフロントプラネタリギヤユニット21のリングギ
ヤR2 に伝達され、プラネタリピニオンP 2 を介してサ
ンギヤS2 に左方向の回転力を付与するが、該サンギヤ
2 は第2ブレーキB2の係合に伴う第1ワンウェイク
ラッチF1のロックによって回転が阻止される。したが
って、プラネタリピニオンP2 を自転させながらキャリ
ヤCR2 が回転し、フロントプラネタリギヤユニット2
1のみを経由して2速の回転が出力軸25に伝達され
る。
【0025】また、Dレンジ及びSレンジにおける3速
時では、第1ソレノイドバルブS1がオフ状態になり、
第3クラッチC0、第1クラッチC1、第2クラッチC
2及び第2ブレーキB2が係合し、第3ワンウェイクラ
ッチF0がロックし、他は解放状態にある。したがっ
て、オーバドライブプラネタリギヤユニット20は直結
状態にあり、また、主変速ユニット19は、第1クラッ
チC1と第2クラッチC2の係合によってフロントプラ
ネタリギヤユニット21が一体になるため、入力軸23
の回転はそのまま出力軸25に伝達される。
【0026】そして、Dレンジにおける4速すなわち最
高速段では、第2ソレノイドバルブS2もオフ状態にな
り、第1クラッチC1、第2クラッチC2、第2ブレー
キB2及び第4ブレーキB0が係合される。主変速ユニ
ット19は3速時と同様に直結状態にあるが、オーバド
ライブプラネタリギヤユニット20は、第3クラッチC
0が解放するとともに第4ブレーキB0が係合するよう
に切り換えられる。したがって、サンギヤS1 が第4ブ
レーキB0の係合によってロックされ、キャリヤCR1
が回転しながらプラネタリピニオンP1 が自転してリン
グギヤR1 に動力を伝達し、直結状態にある主変速ユニ
ット19の入力軸23にオーバドライブの回転が伝達さ
れる。
【0027】一方、ダウンシフト時は、4−3変速の場
合に第3クラッチC0が係合するとともに第4ブレーキ
B0が解放され、また、3−2変速の場合に第2クラッ
チC2が解放され、2−1変速の場合に第2ブレーキB
2が解放される。また、Sレンジにおける1速時及び3
速時は上記Dレンジの場合と同様である。そして、2速
時に第1クラッチC1、第3クラッチC0及び第2ブレ
ーキB2に加えて第3ソレノイドバルブS3がオン状態
となり、第1ブレーキB1が係合され、主変速ユニット
19のサンギヤS2 をロックし、エンジンブレーキをき
かせる。
【0028】そして、Lレンジにおける2速時は、上述
したSレンジにおける2速時と同様であるが、1速時に
は第1クラッチC1及び第3クラッチC0に加えて第3
ソレノイドバルブS3がオン状態となり、第3ブレーキ
B3が係合し、リヤプラネタリギヤユニット22のキャ
リヤCR3 をロックし、エンジンブレーキをきかせる。
【0029】そして、手動変速モード時においては、3
速及び4速は自動変速モード時と、2速はSレンジの2
速と、1速はLレンジの1速と同じ動作になる。次に、
本発明の自動変速機における制御装置について説明す
る。図3は自動変速機制御装置の概略図、図4は自動変
速機制御装置の入力側ブロック図、図5は自動変速機制
御装置の出力側ブロック図である。
【0030】図において、31は自動変速機全体の制御
を行う自動変速機制御装置(ECU)、32はCPU、
33はROM、34はRAM、35は入力インタフェー
ス回路、36は該入力インタフェース回路35に接続さ
れ、各信号の入力処理を行う入力処理回路、37は該入
力処理回路36に接続され、各信号を出力するセンサ類
である。また、38は出力インタフェース回路、39は
該出力インタフェース回路38に接続され、各信号の出
力処理を行う駆動回路類、40は該駆動回路類39に接
続され、出力された信号によって駆動されるアクチュエ
ータである。
【0031】43はトランスミッション10の第3クラ
ッチC0の回転数を検出する入力回転数センサ、SP
1,SP2は自動変速機の出力軸25の回転数を検出す
る車速センサであり、車速センサSP1は車速センサS
P2が故障した時のバックアップ用として、また、スピ
ードメータ用として使用される。44はトランスミッシ
ョン10に設置され、自動変速モード(A/T)におい
てシフトレバーがIパターン上のどのポジションを選択
しているかを検出するシフトポジションセンサ、45は
シフトレバー部に設置され、手動変速モード(M/T)
においてシフトレバーがHパターン上のどのポジション
を選択しているかを検出するシフトポジションセンサで
ある。
【0032】また、46はエンジンに設置され、エンジ
ン負荷に対応するスロットル開度をポテンショメータに
よって検出するスロットル開度センサ、47はブレーキ
ペダル部に設置され、ブレーキ操作を検出するブレーキ
スイッチ、48はスロットル開度センサ46部に設置さ
れ、アクセルが全閉であることを検出するアイドリング
(IDL)スイッチ、49はアクセルペダル部(又は、
スロットル開度センサ46部)に設置され、アクセルが
全開にされてキックダウンが要求されていることを検出
するキックダウン(K/D)スイッチ、50はトランス
ミッション10に設置され、該トランスミッション10
の油温を検出する油温センサである。
【0033】上記各センサ類37は、それぞれ対応する
入力処理回路36に接続されている。また、S1は変速
用の第1ソレノイドバルブ、S2は変速用の第2ソレノ
イドバルブ、S3は変速用の第3ソレノイドバルブであ
り、それぞれ各変速段に応じてオン・オフされ、各シフ
トバルブを切り換える。SLUはロックアップ(L−u
p)用のリニアソレノイドバルブ、SLNはアキュムレ
ータの背圧を制御するためのリニアソレノイドバルブ、
SLTはライン圧を制御するためのリニアソレノイドバ
ルブである。これら各ソレノイドバルブS1〜S3、リ
ニアソレノイドバルブSLU,SLN,SLTと上記出
力インタフェース回路38間には、ソレノイド駆動回路
及びモニタ回路が接続されている。上記ソレノイド駆動
回路は、各ソレノイドバルブS1〜S3、リニアソレノ
イドバルブSLU,SLN,SLTを駆動するための電
圧又は電流を発生し、上記モニタ回路は、各ソレノイド
バルブS1〜S3、リニアソレノイドバルブSLU,S
LN,SLTの作動をチェックし、フェールを判断して
自己診断を行う。
【0034】53はエンジンを制御するためのエンジン
制御装置(EFI)、54は変速時の変速ショックを緩
和するために、エンジンが発生するトルクを一時的に減
少させるための信号を出力するトルクリダクション入出
力処理回路であり、該トルクリダクション入出力処理回
路54からの信号を受け、エンジン制御装置53は点火
時期遅角、燃料カット等を行う。また、55はエンジン
回転数を入力するためのエンジン回転数入力処理回路で
ある。
【0035】56はトランスミッション10やエンジン
制御装置53のフェール時に自己診断結果をO/Dオフ
インジケータランプなどによって出力するDG CHE
CKER、57は該DG CHECKER56に自己診
断結果を出力するためのDG入出力処理回路、58はト
ランスミッション10の状態を表示するモード選択ラン
プ、O/Dオフインジケータランプ等の表示装置、59
は該表示装置58を作動させるための表示駆動回路であ
る。
【0036】次に、上記構成の自動変速機における制御
装置の動作について説明する。図6は自動変速機の制御
装置の第1のフローチャート、図7は自動変速機の制御
装置の第2のフローチャート、図8は自動変速機の制御
装置の第3のフローチャート、図9は本発明の自動変速
機におけるシフトパターンを示す図、図10は変速線
図、図11はロックアップ線図である。図10の(a)
は自動変速モードのDレンジ時の変速線図、(b)は手
動変速モードの4速時の変速線図、(c)は手動変速モ
ードの3速時の変速線図、(d)は手動変速モードの2
速時の変速線図、(e)は手動変速モードの1速時の変
速線図、図11の(a)は自動変速モードのDレンジ時
のロックアップ線図、(b)は手動変速モードの1速〜
4速時のロックアップ線図である。
【0037】図9において、89はシフトパターン、8
9aはIパターン、89bはHパターンの一部を構成す
るとともに、上記Iパターン89aの左側に配設される
低速側シフト列、89cはHパターンの一部を構成する
とともに、上記Iパターン89aの右側に配設される高
速側シフト列である。SW1〜SW4はシフトポジショ
ンセンサ45の1速〜4速の各変速段に対応するシフト
位置に配設されたスイッチである。該スイッチSW1〜
SW4はシフトレバーが各シフト位置に移動するとオン
になり、シフト位置から離れるとオフになるように配設
してある。
【0038】また、89d,89eは中立位置であり、
Dレンジ位置と各シフト位置間のシフト路に形成され、
該中立位置89d,89eにおいては、シフトポジショ
ンセンサ45のスイッチSW1〜SW4がオフになる。
ところで、上記構成の自動変速機においては、低速側シ
フト列89bの上方及び下方のシフト位置において1速
及び2速の変速段を達成することができるようになって
いて、高速側シフト列89cの上方及び下方のシフト位
置において3速及び4速の変速段を達成することができ
るようになっている。したがって、手動変速モードで走
行中、シフトレバーを移動して低速側シフト列89bの
変速段と高速側シフト列89cの変速段間で変速段を変
更する場合に、自動変速モードのDレンジ位置をシフト
レバーが通過することになり、自動変速モードに変わっ
てしまう。
【0039】そこで、上記Dレンジ位置をシフトレバー
が通過しても直ちには自動変速モードに変わることがな
いように、運転者の意思によって自動変速モードを選択
したか否かが判断される。そのため、上記手動変速モー
ドで走行中において、シフトレバーが各シフト位置から
離れて中立位置89d,89eに移動すると、上記スイ
ッチSW1〜SW4がオフになり、これと同時に自動変
速モード復帰用タイマがカウントを開始し、スイッチS
W1〜SW4がオンになるまでの時間を測定する。そし
て、上記自動変速モード復帰用タイマのカウント値が設
定値t1 より大きくなるまでは手動変速モードを維持し
て、シフトレバーの移動を開始する前の変速段でそのま
ま走行する。また、上記自動変速モード復帰用タイマの
カウント値が設定値t1 より大きくなると自動変速モー
ドに変わるようになっている。
【0040】すなわち、運転者がシフトレバーを上記中
立位置89d,89eに移動させても、シフトレバーが
設定時間内に再びシフト位置に移動すれば、手動変速モ
ードから自動変速モードに変える意思はないものと判断
するようになっている。また、手動変速モードで走行中
において、シフトレバーが各シフト位置から離れて中立
位置89d,89eに移動しても、Dレンジ位置に移動
するまで、シフトレバーの移動を開始する前の変速段が
そのまま維持されるようにしてもよい。
【0041】この場合、シフトレバーがDレンジ位置に
移動した時に、Dレンジスイッチがオンになり、これと
同時に自動変速モード復帰用タイマがカウントを開始
し、Dレンジスイッチが再びオフになるまでの時間を測
定する。そして、上記自動変速モード復帰用タイマのカ
ウント値が設定値t1 より大きくなるまでは手動変速モ
ードを維持して、シフトレバーの移動を開始する前の変
速段でそのまま走行する。また、上記自動変速モード復
帰用タイマのカウント値が設定値t1 より大きくなると
自動変速モードに変わるようになっている。 ステップS1 プログラムを開始するに当たり、すべて
の条件について初期設定を行う。 ステップS2 自動変速機の入力回転数センサ43及び
車速センサSP1,SP2からの信号よって、現在の自
動変速機の入力軸17及び出力軸25の回転数を算出す
る。 ステップS3 自動変速機のシフトポジションセンサ4
4の信号から現在Iパターンにおいて選択されているレ
ンジ位置を検出する。また、同時にN.S.S.W.の
フェール判定を行う。 ステップS4 スロットル開度センサ46からの信号に
よって現在のスロットル開度を計算する。 ステップS5 油温センサ50からの信号によって自動
変速機の現在の油温(ATF温度)を計算する。 ステップS6 シフトポジションセンサ45の信号から
現在Hパターンにおいて選択されているシフト位置を検
出し、シフトレバーが各変速段にある場合はステップS
12に、中立位置又は、Dレンジ位置にある場合はステ
ップS7に進む。 ステップS7 手動変速モードフラグがオンになってい
るか否かを判断する。オンになっている場合はステップ
S15に、オフになっている場合はステップS8に進
む。 ステップS8 変速線図の自動変速用変速点データMS
Lに自動変速用データDを読み込む。 ステップS9 自動変速用ロックアップ点データMSL
Pに自動変速用データDを読み込む。 ステップS10 ステップS8,S9で読み込んだ自動
変速用データD及び先に計算した各種走行条件に基づい
て図10の(a)及び図11の(a)に示すとおりの変
速判断及びロックアップ判断を行う。 ステップS11 ステップS10において行った変速判
断及びロックアップ判断のタイミング判断を行う。 ステップS12 ステップS6においてシフトポジショ
ンセンサ45のスイッチSW1〜SW4がオンになって
いれば、手動変速モードフラグをオンにし、手動変速モ
ード状態にする。 ステップS13 自動変速モード復帰用タイマの値をリ
セットする。 ステップS14 手動変速モード用のマップを選択し、
各種データを読み込んで手動変速マップ選択処理を行
う。 ステップS15 ステップS7において手動変速モード
フラグがオンになっていれば、自動変速モード復帰用タ
イマの値を設定値t1 と比較する。設定値t1 より小さ
い場合はステップS14に進み、設定値t1 より大きく
なるとステップS16に進む。 ステップS16 手動変速モードフラグをオフにし、ス
テップS8に進み自動変速モードに復帰する。 ステップS17 手動変速マップ選択サブルーチンにお
いて読み込んだ変速データ及び先に算出した各種走行条
件に基づいて変速判断及びロックアップ判断を行う。 ステップS18 ステップS17において行った変速判
断及びロックアップ判断のタイミング判断を行う。 ステップS19 ステップS10,S11,S17,S
18における判断に従って変速出力信号を各ソレノイド
バルブS1〜S3、リニアソレノイドバルブSLU,S
LN,SLTに出力し、変速を開始する。 ステップS20 手動変速モードにおける変速過渡時
に、ファーストアプライバルブ(オリフィスコントロー
ルバルブ)を制御してタイムラグを短縮するか否かを判
断するための処理を行う。 ステップS21 ステップS20のサブルーチンにおけ
る判断に従い、ロックアップ制御用のリニアソレノイド
バルブSLUを制御する。 ステップS22 変速ショックを抑制するためのトルク
リダクション制御が必要か否かを判断するための処理を
行う。 ステップS23 ステップS22のサブルーチンにおけ
る判断に従い、トルクリダクション制御を行う。 ステップS24 手動変速モードにおける変速過渡時
に、一時的にライン圧を昇圧してタイムラグを短縮する
か否かを判断するための処理を行う。 ステップS25 ステップS24のサブルーチンにおけ
る判断に従い、ライン圧制御用のリニアソレノイドバル
ブSLTを制御する。 ステップS26 変速過渡時の変速ショックを防止する
ために、アキュムレータの背圧の制御が必要か否かを判
断するための処理を行う。 ステップS27 ステップS26のサブルーチンにおけ
る判断に従い、アキュムレータ背圧制御用のリニアソレ
ノイドバルブSLNを制御する。
【0042】次に、図6のステップS14における手動
変速マップ選択処理のサブルーチンについて説明する。 ステップS14−1 シフトポジションセンサ45にお
いて、4速位置のスイッチSW4がオンになったか否か
を判断する。 ステップS14−2 ステップS14−1において4速
位置のスイッチSW4がオンであれば、手動変速用変速
点データMSLに4速ギヤ段用データを読み込む。 ステップS14−3 手動変速用ロックアップ点データ
MSLPに4速ギヤ段用データを読み込む。 ステップS14−4〜S14−6 ステップS14−1
〜S14−3と同様に制御して3速ギヤ段用データを読
み込む。 ステップS14−7〜S14−9 ステップS14−1
〜S14−3と同様に制御して2速ギヤ段用データを読
み込む。 ステップS14−10,S14−11 手動変速用変速
点データMSL及び手動変速用ロックアップ点データM
SLPに1速ギヤ段用データを読み込む。
【0043】次に、本発明の自動変速機のシフト機構に
ついて説明する。図12は本発明の自動変速機のシフト
機構における基本構成部品の分解斜視図、図13はシフ
ト機構とマニュアルバルブ間の連結機構の斜視図であ
る。図において、シフト機構は、図示しない車体に取り
付けられる静止部材61と、該静止部材61に対しX軸
を中心に揺動自在に支持された揺動リテーナ62と、X
軸に直交するY軸を中心に回転自在に支持され、回転に
よって上記揺動リテーナ62に係脱させられるシフトレ
バー63と、該シフトレバー63の回転を検出するスイ
ッチボックス64とを備えている。上記シフトレバー6
3をY軸を中心に図の左方向に回転させた時、揺動リテ
ーナ62を静止部材61に係脱させるためにロックプレ
ート65が設けられている。
【0044】上記静止部材61は、車体にボルト止めさ
れた図示しない支持部と、該支持部に溶接によって固定
され前方が開いた「コ」字状の本体部61aから成って
いる。該本体部61aの左右一対の側壁の上方には孔6
1bが打抜きによって形成され、該孔61bの前後端が
上記ロックプレート65の揺動ロック面を構成してい
る。また、本体部61aの左の側壁の中央部にはインヒ
ビット孔61cが打抜きによって形成されており、該イ
ンヒビット孔61cの上面がインヒビットカム面を構成
している。
【0045】次に、揺動リテーナ62は、下方が開いた
「コ」字状に構成された本体62aと、その上壁に4隅
がボルト止めされるプラスチック製のゲートプレート6
2bと、上記本体62aの右の側壁内の下端に溶接によ
って固定されたマニュアルバルブ連結部材62cから成
る。上記本体62aの左右の側壁の下方には、軸ボルト
66を挿通する孔が穿設され、両側壁の前方にはスイッ
チボックス64を支持するためのブラケット62dが突
出形成され、さらに、左の側壁には、インヒビットプレ
ート67の摺動孔67aに係合して上下動が案内される
3個のガイドポスト62eが取り付けられている。上記
本体62aの上壁には、シフトレバー63を挿通する孔
62fと、ディテントブロック68を挿通する孔62g
が打抜きによって形成されている。
【0046】一方、上記ゲートプレート62bには、シ
フトレバー63を挿通させる孔62hと、該孔62hと
直交する方向にロックプレート65を摺動自在に案内す
る一対の溝付鍔62iと、下面から突出し、その下面に
カム面を備える上記ディテントブロック68が形成され
ている。上記孔62hは「H」字状に形成されており、
シフトレバー63が上記孔62hの中央部に位置した状
態でX軸を中心に回転すると、ゲートプレート62bは
シフトレバー63の動きを本体62aに伝達する。
【0047】ロックプレート65は、プラスチック製で
「十」字状に構成されており、その中央にはシフトレバ
ー63の連結部63aを挿通させる長孔65aが形成さ
れている。上記シフトレバー63がY軸を中心に回転す
ると、ロックプレート65は溝付鍔62iに案内されて
摺動するが、シフトレバー63がX軸を中心に回転する
と、ロックプレート65は連動しない。
【0048】上記シフトレバー63は、操作ノブが取り
付けられたステム63bと、その下端に溶接によって固
定された連結部63aと、その下端にボルト止めされる
「コ」字状の腕部63cとを備えている。上記ステム6
3bの下部には、インヒビットピン63dが上下動自在
に配設されている。また、上記連結部63aの上縁に
は、スイッチボックス64を切換動作する操作腕63e
が固定されており、その先端には球状体が形成されてい
る。上記腕部63cには交叉スリーブ69が挿通され、
該交叉スリーブ69は軸ボルト70によってY軸を中心
として上記腕部63cを回転自在に支持する。
【0049】上記交叉スリーブ69は、X軸を構成する
ボルト66とY軸を構成するボルト70とを挿通する互
いに直交したスリーブ部69a,69bを備えており、
該スリーブ部69aの左方の上面から立ち上がるように
ディテント機構75が設けられている。該ディテント機
構75は、上記ディテントブロック68と共にシフトレ
バー63の揺動リテーナ62に対するディテント作用を
形成するものであり、スプリング75aによって押し上
げられるプランジャ75bの上端に設けられた図示しな
いディテントローラが、上記ディテントブロック68の
下向きのカム面と当接し、ノッチに係合してシフトレバ
ー63の各シフト位置に保持するとともに、各シフト位
置間を移動する際の節度感を生じさせる。
【0050】さらに、上記スリーブ部69aの右方の上
面の中央から後方にトーションスプリング当接部材69
dが設けられている。該トーションスプリング当接部材
69dは、スリーブ部69bの後部の外周にコイル部が
位置するトーションスプリング71の両作動端の間に挟
み込まれて交叉スリーブ69を支持する。上記腕部63
cには、同様の形状のトーションスプリング当接部材6
3fが前方に突出して形成されている。したがって、上
記シフトレバー63が交叉スリーブ69に対して左右に
回転させられると、トーションスプリング当接部材63
fがトーションスプリング71の両作動端のいずれか一
方を引き離すのに対して、作動端の他方はトーションス
プリング当接部材69dに支持されるため、シフトレバ
ー63にはトーションスプリング71による中立復帰力
が作用する。
【0051】また、インヒビットプレート67は、ほぼ
中央部にプレートピン67bが植設されており、上記静
止部材61のインヒビット孔61cに挿通され、インヒ
ビットカム面に当接してインヒビット機構を構成する。
上記プレートピン67bの両側には、上記揺動リテーナ
62に取り付けられたガイドポスト62eを嵌挿する摺
動孔67aが打抜きによって形成される。また、インヒ
ビットプレート67の上部には、「十」字状の上記ロッ
クプレート65の左の耳部65bが挿通する孔67cが
打抜きによって形成されている。
【0052】図13において、マニュアルバルブ連結部
材62cは、コントロールロッド81を介してマニュア
ルシャフト82の一端に取り付けられたアウタレバー8
3に連結されている。上記マニュアルシャフト82の他
端にはディテントレバー84が取り付けられ、該ディテ
ントレバー84とバルブボディ85内を摺動するマニュ
アルバルブ86がロッド87を介して連結されている。
上記ディテントレバー84の周面にはカムノッチ84a
が形成され、該カムノッチ84aに作動端を当接させて
ディテントスプリング88が配設されている。
【0053】なお、本発明は上記実施例に限定されるも
のではなく、本発明の趣旨に基づいて種々変形させるこ
とが可能であり、それらを本発明の範囲から排除するも
のではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の自動変速機の概略図である。
【図2】本発明の自動変速機の作動を示す図である。
【図3】自動変速機制御装置の概略図である。
【図4】自動変速機制御装置の入力側ブロック図であ
る。
【図5】自動変速機制御装置の出力側ブロック図であ
る。
【図6】自動変速機の制御装置の第1のフローチャート
である。
【図7】自動変速機の制御装置の第2のフローチャート
である。
【図8】自動変速機の制御装置の第3のフローチャート
である。
【図9】本発明の自動変速機におけるシフトパターンを
示す図である。
【図10】変速線図である。
【図11】ロックアップ線図である。
【図12】本発明の自動変速機のシフト機構における基
本構成部品の分解斜視図である。
【図13】シフト機構とマニュアルバルブ間の連結機構
の斜視図である。
【符号の説明】
31 自動変速機制御装置 44,45 シフトポジションセンサ(位置検出手
段) 63 シフトレバー 89 シフトパターン 89d,89e 中立位置 S1 第1ソレノイドバルブ S2 第2ソレノイドバルブ S3 第3ソレノイドバルブ SLN,SLU,SLT リニアソレノイドバルブ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 服部 雅士 愛知県安城市藤井町高根10番地 アイシ ン・エィ・ダブリュ株式会社内 (72)発明者 多賀 豊 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自 動車株式会社内 (72)発明者 北條 康夫 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自 動車株式会社内 (72)発明者 田端 淳 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自 動車株式会社内 (72)発明者 岡田 孝幸 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自 動車株式会社内 (56)参考文献 特開 平3−153956(JP,A) 特開 平2−8545(JP,A) 特開 昭61−157855(JP,A) 実開 昭64−18664(JP,U) 実開 昭61−148722(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) F16H 59/00 - 61/12 F16H 61/16 - 61/24 F16H 63/40 - 63/48 B60K 20/00 - 20/08

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自動変速モードによる走行を行うための
    レンジ位置、手動変速モードによる走行を行うためのシ
    フト位置及び前記レンジ位置とシフト位置間に形成され
    た中立位置から成るシフトパターンを移動自在に設けた
    シフトレバーと、各位置に前記シフトレバーが移動した
    ことを検出する位置検出手段と、前記シフトレバーによ
    って選択されたレンジ及び変速段に対応して変速出力信
    号を出力する制御装置と、前記シフトレバーに連結さ
    れ、該シフトレバーの各レンジ位置に対応した油圧を発
    生するとともに、各シフト位置においては前進走行レン
    ジ圧を発生するシフト機構と、前記制御装置の変速出力
    信号を受けてソレノイドバルブを動作させ、各変速段を
    達成する油圧回路と、手動変速モードで走行中に前記シ
    フトレバーが中立位置にある時の時間を測定するタイマ
    と、該タイマによって測定された時間が設定値を超えた
    ときに前進走行レンジを達成する手段と、タイマによっ
    て測定された時間が設定値を超えるまでは直前に選択さ
    れていた変速段を維持する手段を有することを特徴とす
    る自動変速機。
  2. 【請求項2】 自動変速モードによる走行を行うための
    レンジ位置、手動変速モードによる走行を行うためのシ
    フト位置及び前記レンジ位置とシフト位置間に形成され
    た中立位置から成るシフトパターンを移動自在に設けた
    シフトレバーと、各位置に前記シフトレバーが移動した
    ことを検出する位置検出手段と、前記シフトレバーによ
    って選択されたレンジ及び変速段に対応して変速出力信
    号を出力する制御装置と、前記シフトレバーに連結さ
    れ、該シフトレバーの各レンジ位置に対応した油圧を発
    生するとともに、各シフト位置においては前進走行レン
    ジ圧を発生するシフト機構と、前記制御装置の変速出力
    信号を受けてソレノイドバルブを動作させ、各変速段を
    達成する油圧回路と、手動変速モードで走行中に前記シ
    フトレバーが前進走行レンジ位置にある時の時間を測定
    するタイマと、該タイマによって測定された時間が設定
    値を超えたときに前進走行レンジを達成する手段と、シ
    フトレバーが中立位置にある時は直前に選択されていた
    変速段を維持する手段を有することを特徴とする自動変
    速機。
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