JP3050211B2 - 自動変速機のインヒビタスイッチ - Google Patents

自動変速機のインヒビタスイッチ

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JP3050211B2 JP10299650A JP29965098A JP3050211B2 JP 3050211 B2 JP3050211 B2 JP 3050211B2 JP 10299650 A JP10299650 A JP 10299650A JP 29965098 A JP29965098 A JP 29965098A JP 3050211 B2 JP3050211 B2 JP 3050211B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、運転者がセレクト
レバーの手動操作により現在自動変速機を何れのレンジ
にしているのかを検出して対応した信号を出力するイン
ヒビタスイッチに関するものである。
【0002】
【従来の技術】自動変速機は、例えば日産自動車(株)
発行「RE4R01A型オートマチックトランスミッシ
ョン整備要領書」に記載されているように、運転者がセ
レクトレバーの手動操作によって駐車(P)レンジ、後
退(R)レンジ、中立(N)レンジ、前進(D)レンジ
などのレンジを選択する。そして、後退(R)レンジや
前進(D)レンジなどの走行レンジで自動変速機は、複
数のクラッチや、ブレーキ等の変速用摩擦要素を、選択
的に液圧作動(締結)させることにより歯車伝動系の動
力伝達経路(変速段)を決定し、当該変速段での動力伝
達を可能にする。一方、駐車(P)レンジや中立(N)
レンジのような非走行レンジで自動変速機は上記の変速
用摩擦要素を全て非作動(解放)にすることにより動力
伝達を行わない中立状態になる。
【0003】ところで自動変速機は、上記の選択レンジ
情報を変速制御に用いたり、運転席ダッシュボード上に
現在の選択レンジを表示する等のために、選択レンジを
検出して対応する信号を出力するインヒビタスイッチを
有し、当該インヒビタスイッチの接点構造は通常、上記
の文献に記載されているごとく扇形の接点基板上に図4
に展開して例示するように駐車(P)レンジ接点1、後
退(R)レンジ接点2、中立(N)レンジ接点3、前進
自動変速(D)レンジ接点4、2速エンジンブレーキ
(II)レンジ接点5、および1速エンジンブレーキ
(I)レンジ接点6をセレクトレバー操作方向へ順次配
列して設けた構造にする。
【0004】一方で自動変速機は、安全対策のためにR
レンジ、Dレンジ、IIレンジ、Iレンジのような走行
レンジでエンジンの始動ができないようにし、Pレンジ
およびNレンジの非走行レンジでのみエンジンの始動が
可能となるようにする必要がある。これがためインヒビ
タスイッチは上記レンジ接点1〜6の他に、Pレンジお
よびNレンジでエンジンスタータ起動許可信号を発する
ためのPレンジスタータ(P−ST)接点7およびNレ
ンジスタータ(N−ST)接点8をそれぞれ、Pレンジ
接点1およびNレンジ接点3に並置するのが普通であ
る。
【0005】ところで今日では、セレクトレバーにより
マニュアルバルブを直接操作するようにして中立(N)
位置を無調整化したマニュアルバルブ直動式の自動変速
機が考えられており、この場合インヒビタスイッチも接
点を一直線上に配列できて小型化や低廉化が可能であ
る。しかしてその反面、インヒビタスイッチの小型化は
これに設け得る出力信号線の本数を制限することとな
り、これがため専用のタータ接点7,8を設ける余裕が
なくなってしまうのが実情であった。
【0006】この場合、図5に示すようにPレンジ接点
1およびNレンジ接点3をそれぞれ、スタータ接点(P
−ST接点)および(N−ST接点)に共通化してスタ
ータ接点としても用いるようにすることが考えられる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、かようにレ
ンジ接点をスタータ接点としても用いるようにする場
合、スタータ接点領域(P−ST接点領域)および(N
−ST接点領域)がそれぞれPレンジ接点1およびNレ
ンジ接点3の全域に亘って存在することとなり、P−S
T接点領域およびN−ST接点領域が、走行レンジであ
るRレンジおよびDレンジのための接点2,4と直接隣
り合わせになる。このため、Rレンジ接点2からRレン
ジ信号が出力されているにもかかわらず、Pレンジ接点
1からPレンジスタータ起動許可信号が出力されたり、
Nレンジ接点3からNレンジスタータ起動許可信号が出
力される虞を払拭しきれず、この場合Rレンジであるに
もかかわらずエンジンの始動が可能となるような不都合
を生ずる。また、Dレンジ接点4からDレンジ信号が出
力されているにもかかわらず、Nレンジ接点3からNレ
ンジスタータ起動許可信号が出力される虞も払拭しきれ
ず、この場合Dレンジであるにもかかわらずエンジンの
始動が可能となるような不都合を生ずる。これらの問題
は、インヒビタスイッチの小型化を狙って隣り合うレン
ジ接点1〜6の間隔を小さくすればするほど顕著にな
る。
【0008】請求項1に記載の第1発明は、隣り合うレ
ンジ接点の間隔を小さくした場合においても、走行レン
ジ信号が出力されている間は決してエンジンスタータ起
動許可信号が出力されることがなくなるようにして上記
の問題解決を実現し、合わせて、非走行レンジおよび走
行レンジ間での決して有ってはならない誤検出を生ずる
ことのないようにしつつ究極まで小型化に成功したイン
ヒビタスイッチを提供することを目的とする。
【0009】請求項2に記載の第2発明は、最も一般的
な自動変速機に対して有用なインヒビタスイッチを提供
することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】これらの目的のため、先
ず第1発明による自動変速機のインヒビタスイッチは、
自動変速機のレンジを選択するために運転者が操作する
セレクトレバーに連動して、選択レンジに応じた信号を
出力するレンジ接点および非走行レンジでエンジンスタ
ータ起動許可信号を出力するスタータ接点を有し、これ
らレンジ接点およびスタータ接点をそれぞれセレクトレ
バー操作方向に順次配列したインヒビタスイッチにおい
て、前記スタータ接点を対応する非走行レンジ接点に共
通化するよう該対応する非走行レンジ接点上にスタータ
接点領域を設定するが、この設定に際しては、該対応す
る非走行レンジ接点の隣接する走行レンジ接点に近い側
の端縁から所定の隙間を残して該対応する非走行レンジ
接点上に前記スタータ接点領域を設定し、全てのレンジ
接点をセレクトレバー操作方向へ直線的に順次、隣り合
うレンジ接点間のセレクトレバー操作方向における隙間
が存在しないよう接近させて配列し、非走行レンジ接点
および走行レンジ接点間にヒステリシス領域を設定した
ことを特徴とするものである。
【0011】第2発明による自動変速機のインヒビタス
イッチは、第1発明において、前記非走行レンジとして
駐車(P)レンジおよび中立(N)レンジを有し、走行
レンジとして少なくとも後退(R)レンジおよび前進
(D)レンジを有する自動変速機である場合、駐車
(P)レンジ接点、後退(R)レンジ接点、中立(N)
レンジ接点、前進(D)レンジ接点の順次配列により構
成したことを特徴とするものである。
【0012】
【発明の効果】運転者がセレクトレバーの手動操作によ
り自動変速機を任意のレンジにすると、インヒビタスイ
ッチはセレクトレバーに連動して選択レンジに応じた信
号を対応するレンジ接点から出力する。なお非走行レン
ジでインヒビタスイッチは、対応する非走行レンジ接点
上に設定したスタータ接点領域上に接するとき、当該レ
ンジ接点からエンジンスタータ起動許可信号を出力す
る。
【0013】ところで第1発明においては、非走行レン
ジ接点上にスタータ接点領域を設定してスタータ接点を
非走行レンジ接点に共通化すると共に、全てのレンジ接
点をセレクトレバー操作方向へ直線的に順次配列したか
ら、専用のスタータ接点が不要であることと、レンジ接
点を直線的に順次配列したこととにより、インヒビタス
イッチの小型化が可能である。
【0014】また上記のごとく非走行レンジ接点上にス
タータ接点領域を設定するに際し、非走行レンジ接点の
隣接する走行レンジ接点に近い側の端縁から所定の隙間
を残してスタータ接点領域を対応する非走行レンジ接点
上に設定したから、スタータ接点領域が隣接する走行レ
ンジ接点と直接隣り合わせになることがなく、これとの
間に上記所定の隙間分の非走行レンジ接点領域が存在す
ることとなり、インヒビタスイッチの更なる小型化を狙
って隣り合うレンジ接点の間隔を小さくしても、走行レ
ンジ接点から走行レンジ信号が出力されている間に非走
行レンジ接点からエンジンスタータ起動許可信号が出力
されるようなことがなくなり、走行レンジであるにもか
かわらずエンジンの始動が可能となるような不都合を回
避することができる。
【0015】更に、上記レンジ接点の直線的順次配列に
際しレンジ接点を、隣り合うレンジ接点間のセレクトレ
バー操作方向における隙間が存在しないよう接近させて
配列すると共に、非走行レンジ接点および走行レンジ接
点間にヒステリシス領域を設定したから、非走行レンジ
および走行レンジ間での決して有ってはならない誤検出
を生ずることのないようにしつつ、インヒビタスイッチ
を究極まで小型化することができる。
【0016】第2発明においては、非走行レンジとして
駐車(P)レンジおよび中立(N)レンジを有し、走行
レンジとして少なくとも後退(R)レンジおよび前進
(D)レンジを有する自動変速機である場合、駐車
(P)レンジ接点、後退(R)レンジ接点、中立(N)
レンジ接点、前進(D)レンジ接点の順次配列により第
1発明のインヒビタスイッチを構成したから、駐車
(P)レンジ、後退(R)レンジ、中立(N)レンジ、
前進(D)レンジの順に配列する最も一般的な自動変速
機に対して有用なインヒビタスイッチを提供することが
できる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づき詳細に説明する。図1は本発明一実施の形態に
なる自動変速機のインヒビタスイッチに係わる接点構造
を示し、本実施の形態においては自動変速機が、前記の
文献に記載されていると同じく駐車(P)レンジ、後退
(R)レンジ、中立(N)レンジ、前進自動変速(D)
レンジ、2速エンジンブレーキ(II)レンジ、および
1速エンジンブレーキ(I)レンジを有するものとす
る。
【0018】これがため図1に示すインヒビタスイッチ
は、上記のレンジに対応させて駐車(P)レンジ接点
1、後退(R)レンジ接点2、中立(N)レンジ接点
3、前進自動変速(D)レンジ接点4、2速エンジンブ
レーキ(II)レンジ接点5、および1速エンジンブレ
ーキ(I)レンジ接点6をセレクトレバー操作方向へ直
線的に順次配列した構造にする。そして非走行レンジ接
点であるPレンジ接点1およびNレンジ接点3上にそれ
ぞれ、Pレンジスタータ接点領域(P−ST接点領域)
11およびNレンジスタータ接点領域(N−ST接点領
域)12を設定する。
【0019】ところで、これらスタータ接点領域11,
12を非走行レンジ接点であるPレンジ接点1およびN
レンジ接点3上に設定するに際しては、非走行レンジ接
点1,3の隣接する走行レンジ接点(スタータ接点領域
11の場合Rレンジ接点2、スタータ接点領域12の場
合Rレンジ接点2およびDレンジ接点4)に近い側の端
縁から所定の隙間α,βを残してスタータ接点領域1
1,12を対応する非走行レンジ接点1,3上に設定す
る。
【0020】本実施の形態においては更に、Pレンジス
タータ接点領域(P−ST接点領域)11を設定したP
レンジ接点1、Rレンジ接点2、中央にNレンジスター
タ接点領域(N−ST接点領域)12を設定したNレン
ジ接点3、Dレンジ接点4、IIレンジ接点5、および
Iレンジ接点6を、隣り合うレンジ接点間のセレクトレ
バー操作方向における隙間が存在しないよう接近させる
と共に、非走行レンジ接点(Pレンジ接点1、Nレンジ
接点3)および走行レンジ接点(Rレンジ接点2、Dレ
ンジ接点4)間にヒステリシス領域(P−R領域13、
R−N領域14、N−D領域15)を設定する。
【0021】ここでヒステリシス(P−R)領域13
は、Pレンジ接点1からRレンジ接点2へ向かう場合P
レンジ信号を出力し、逆にRレンジ接点2からPレンジ
接点1へ向かう場合Rレンジ信号を出力するものとし、
ヒステリシス(R−N)領域14は、Rレンジ接点2か
らNレンジ接点3へ向かう場合Rレンジ信号を出力し、
逆にNレンジ接点3からRレンジ接点2へ向かう場合N
レンジを出力するものとし、ヒステリシス(N−D)領
域15は、Nレンジ接点3からDレンジ接点4へ向かう
場合Nレンジ信号を出力し、逆にDレンジ接点4からN
レンジ接点3へ向かう場合Dレンジ信号を出力するもの
とする。
【0022】なお、上記のインヒビタスイッチが4本の
出力信号線を有する4ビット式のものである場合につい
て、各接点1〜6および11〜15ごとのビット信号の
組み合わせを例示すると図3のごときものであり、当該
ビット信号の組み合わせから現在の接点位置や前回の接
点位置を検知して対応するレンジ信号やエンジンスター
タ起動許可信号を出力することができる。
【0023】上記の構成になる本実施の形態において、
運転者がセレクトレバーの手動操作により自動変速機を
任意のレンジにすると、インヒビタスイッチはセレクト
レバーに連動して選択レンジに対応したレンジ接点1〜
6を指示する。ここで、Pレンジスタータ接点領域(P
−ST接点領域)11またはNレンジスタータ接点領域
(N−ST接点領域)12を含むPレンジ接点1または
Nレンジ接点3を指示する間、これらレンジ接点1また
は3からPレンジ信号またはNレンジ信号を出力して自
動変速機を動力伝達不能な中立状態にするとともに、P
レンジランプまたはNレンジランプを点灯する。そして
特にPレンジ接点1またはNレンジ接点3上のPレンジ
スタータ接点領域(P−ST接点領域)11またはNレ
ンジスタータ接点領域(N−ST接点領域)12を指示
する時、Pレンジ接点1またはNレンジ接点3は上記の
Pレンジ信号またはNレンジ信号を出力する他に、エン
ジンスタータ起動許可信号をも出力しエンジンの始動を
可能ならしめる。
【0024】なおインヒビタスイッチが走行レンジ接点
であるRレンジ接点2、Dレンジ接点4、IIレンジ接
点5、またはIレンジ接点6を指示する時は、これらレ
ンジ接点からRレンジ信号、Dレンジ信号、IIレンジ
信号、またはIレンジ信号が出力され、自動変速機を動
力伝達可能状態にするとともに、Rレンジランプ、Dレ
ンジランプ、IIレンジランプ、またはIレンジランプ
を点灯する。
【0025】ところで本実施の形態においては、非走行
レンジ接点であるPレンジ接点1およびNレンジ接点3
上にPレンジスタータ接点領域(P−ST接点領域)1
1およびNレンジスタータ接点領域(N−ST接点領
域)12を設定してこれらスタータ接点を非走行レンジ
接点1,3に共通化すると共に、全てのレンジ接点1〜
6をセレクトレバー操作方向へ直線的に順次配列したか
ら、専用のスタータ接点が不要であることと、レンジ接
点をセレクトレバー操作方向へ直線的に順次配列したこ
ととにより、インヒビタスイッチの小型化が可能であ
る。
【0026】また上記のごとく非走行レンジ接点1,3
上にスタータ接点領域11,12を設定するに際し、非
走行レンジ接点1,3の隣接する走行レンジ接点2,4
に近い側の端縁から所定の隙間α,βを残してスタータ
接点領域11,12を対応する非走行レンジ接点1,3
上に設定したから、スタータ接点領域11,12が隣接
する走行レンジ接点2,4と直接隣り合わせになること
がなく、これとの間に上記所定の隙間α,β分の非走行
レンジ接点領域が存在することとなり、インヒビタスイ
ッチの更なる小型化を狙って隣り合うレンジ接点の間隔
を小さくしても、走行レンジ接点から走行レンジ信号が
出力されている間に非走行レンジ接点からエンジンスタ
ータ起動許可信号が出力されるようなことがなくなり、
走行レンジであるにもかかわらずエンジンの始動が可能
となるような不都合を回避することができる。
【0027】更に本実施の形態においては、レンジ接点
1〜6の直線的セレクトレバー操作方向順次配列に際し
これらレンジ接点を、隣り合うレンジ接点間のセレクト
レバー操作方向における隙間が存在しないよう接近して
配列したから、図2に示すごとくレンジ接点1〜6間に
隙間が存在する場合によりも一層インヒビタスイッチを
小型化することができ、上記の作用効果を達成しつつイ
ンヒビタスイッチを限界まで小型化することができる。
また、それにもかかわらず非走行レンジ接点(Pレンジ
接点1、Nレンジ接点3)および走行レンジ接点(Rレ
ンジ接点2、Dレンジ接点4)間にヒステリシス領域
(P−R領域13、R−N領域14、N−D領域15)
を設定したことにより、非走行レンジおよび走行レンジ
間での、決して有ってはならない誤検出を皆無にするこ
とができる。
【0028】なお、かかるヒステリシス領域(P−R領
域13、R−N領域14、N−D領域15)の設定によ
れば、無信号領域がなくなることにより、出力信号が間
違って隣のレンジを示すように化けるのを確実に防止す
ることができると共に、出力信号を用いた故障診断が可
能となってこの点でも大いに有用である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明一実施の形態になる自動変速機のイン
ヒビタスイッチを示す接点構成図である。
【図2】 スタータ接点を隣接する走行レンジ接点と直
接隣り合わせにならないよう態様で非走行レンジ接点に
共通化すると共に全てのレンジ接点をセレクトレバー操
作方向へ直線的に配列する改良を加えただけのインヒビ
タスイッチを示す接点構成図である。
【図3】 図1に示す実施の形態におけるインヒビタス
イッチの各接点位置と、ビット信号の組み合わせとの関
係を示す説明図である。
【図4】 従来の一般的な扇形インヒビタスイッチの接
点構造を展開して示す接点構造の説明図である。
【図5】 同インヒビタスイッチを小型化するためにリ
ニヤ式にすると共に、スタータ接点をレンジ接点に共通
化して専用のスタータ接点を省略した場合におけるイン
ヒビタスイッチの接点構造を示す説明図である。
【符号の説明】 1 駐車(P)レンジ接点(非走行レンジ接点) 2 後退(R)レンジ接点(走行レンジ接点) 3 中立(N)レンジ接点(非走行レンジ接点) 4 前進自動変速(D)レンジ接点(走行レンジ接点) 5 2速エンジンブレーキ(II)レンジ接点(走行レ
ンジ接点) 6 1速エンジンブレーキ(I)レンジ接点(走行レン
ジ接点) 11 Pレンジスタータ接点領域 12 Nレンジスタータ接点領域 13 P−Rヒステリシス領域 14 R−Nヒステリシス領域 15 N−Dヒステリシス領域 α 隙間 β 隙間
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B60K 20/00 - 20/08 F16H 59/00 - 59/12 G05G 1/00 - 25/04

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自動変速機のレンジを選択するために運
    転者が操作するセレクトレバーに連動して、選択レンジ
    に応じた信号を出力するレンジ接点および非走行レンジ
    でエンジンスタータ起動許可信号を出力するスタータ接
    点を有し、これらレンジ接点およびスタータ接点をそれ
    ぞれセレクトレバー操作方向に順次配列したインヒビタ
    スイッチにおいて、 前記スタータ接点を対応する非走行レンジ接点に共通化
    するよう該対応する非走行レンジ接点上にスタータ接点
    領域を設定するが、この設定に際しては、該対応する非
    走行レンジ接点の隣接する走行レンジ接点に近い側の端
    縁から所定の隙間を残して該対応する非走行レンジ接点
    上に前記スタータ接点領域を設定し、 全てのレンジ接点をセレクトレバー操作方向へ直線的に
    順次、隣り合うレンジ接点間のセレクトレバー操作方向
    における隙間が存在しないよう接近させて配列し、非走
    行レンジ接点および走行レンジ接点間にヒステリシス領
    域を設定したことを特徴とする自動変速機のインヒビタ
    スイッチ。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記非走行レンジと
    して駐車(P)レンジおよび中立(N)レンジを有し、
    走行レンジとして少なくとも後退(R)レンジおよび前
    進(D)レンジを有する自動変速機である場合、駐車
    (P)レンジ接点、後退(R)レンジ接点、中立(N)
    レンジ接点、前進(D)レンジ接点の順次配列により構
    成したことを特徴とする自動変速機のインヒビタスイッ
    チ。
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