JP2000096861A - 立体駐車場のパレット落下防止装置 - Google Patents

立体駐車場のパレット落下防止装置

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JP2000096861A
JP2000096861A JP10265163A JP26516398A JP2000096861A JP 2000096861 A JP2000096861 A JP 2000096861A JP 10265163 A JP10265163 A JP 10265163A JP 26516398 A JP26516398 A JP 26516398A JP 2000096861 A JP2000096861 A JP 2000096861A
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pallet
hook
locking
lever
hook lever
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JP10265163A
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English (en)
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Hidemasa Kanemura
秀雅 兼村
Kazue Kobayashi
和重 小林
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FUSO LEXEL Inc
Original Assignee
FUSO LEXEL Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 パレット落下防止装置を、電磁石を使用せ
ず、機械的な構造により自動的に作動させる。 【解決手段】 パレット3の前部に係止棒7cを固定
し、固定フレーム2のビーム2cに部材8を介してフッ
クレバー9を枢着する。フックレバー9は、受圧アーム
9a、フック9bを有し、連杆11b、ロープ車11で
巻上げ用のワイヤロープ5a側に引上げられ、フック9
bが係止棒7cから外れている。パレットが上昇して受
圧アーム9aを押すと、ワイヤロープ5aがロープ車1
1で引かれて撓み、フック9bが係止棒7cの下に回り
込む。ワイヤ5aが切断すると、係止棒7cがフック9
bに係止されパレット3の落下が防止される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、2台以上の自動車
が立体的に駐車する駐車場において、自動車を乗せたパ
レットが、所定の格納位置にあるとき、ワイヤロープ、
チェーン等の牽引具が破損しても、パレットを係止して
落下するのを防止する装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のパレット落下防止装置は、係止ピ
ンを進退させる電磁石を固定フレームの四隅に設け、該
係止ピンでパレットを支持するようにしているが、ピン
が進退する際に高い衝突音を発生するため、騒音公害が
生じるおそれがある。また、各電磁石は高価である上に
電気系統の保守点検事項が多くなる不都合がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、騒音を発生
することなく、機械的に自動的に作動するパレットの落
下防止装置を得ることを課題とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】前記の課題は、各請求項
に記載した手段によって解決される。このうち第1の手
段は、請求項1に記載したとおり、パレットに連結した
ワイヤロープを固定フレームに沿わせて張設して巻取り
ドラムに巻取り、パレットの所定の格納位置でパレット
に対する係止装置を作動させるようにした、立体駐車場
のパレット落下防止装置において、パレットの両端部に
フックによって下方から係止される係止部材を突設し、
固定フレームにおける該係止部材の上方位置に、該係止
部材で押される受圧アームと係止部材の下方に進退する
フックとを一端に有するフックレバーの中間部を支軸で
枢支し、該フックレバーの他端側に、連杆を介して前記
ワイヤロープに支持させたロープ車を連結して、該ワイ
ヤロープの弾力に基づく引上げ力を作用させ、且つ該引
上げ力が消滅したときフック側を前進位置に保つトルク
が生じる手段をフックレバーに設けたことを特徴とす
る。
【0005】この手段によれば、パレットが上部の格納
位置まで上昇すると、その上昇力によってパレットの係
止部材がフックレバーの受圧アームを押してフックレバ
ーを回動し、この回動によって、ロープ車でワイヤロー
プに側圧を加えて少し撓ませながらフックを係止位置に
前進させる。この状態でワイヤロープの巻き上げは停止
されている。このときワイヤロープが緩んだり切断する
と、ロープ車に対するワイヤロープの支持作用が無くな
るから、フックは係合部材に対して係合姿勢を維持し、
パレットの落下を防止する。
【0006】第2の手段は、請求項2に記載したとお
り、請求項1において、フックレバーのフック側を前進
位置に保つトルクが生じる手段として、フックレバーの
前記一端側に比べて他端側に加わる重量を大にしたこと
を特徴とする。この手段によれば、フックレバーの支軸
の両側の重量に差をもたせるだけの手段で、緊急時のフ
ックの係合が確保できる。
【0007】第3の手段は、請求項3に記載したとお
り、請求項1において、固定フレームの一端側に設けた
前記フックレバーとリンク部材を介して連動する連動フ
ックレバーを、固定フレームの他端側に設け、該連動フ
ックレバーのフックで係止される係止部材をパレットに
設けたことを特徴とする。この手段によれば、固定フレ
ームの他端部にはフックレバーやロープ車を設けず、連
動フックのみを設ければよい。
【0008】第4の手段は、請求項4に記載したとお
り、チェーンの一端を固定フレームの一側上端に固定し
て他端を該固定フレームの他側上端で巻取るようにし、
該チェーンの中間部をパレット下部両側の支持輪にかみ
合わせ、パレットの所定の格納位置でパレットに対する
係止装置を作動させるようにした、立体駐車場のパレッ
ト落下防止装置において、固定フレームの両側に、側面
をカム面とし上面を係止面とした係止ブラケットを、パ
レットの段数及び間隔に応じて突設し、該パレットに軸
支したフックレバーに、前記係止ブラケットのカム面に
当接するカム従動部と、該当接によって前記係止面の上
方に回動するフックと、上下一対の引きピンとを設け、
パレットの下部中間に、チェーンに接触するチェーン加
圧カムを一体に設けた揺動レバーを軸支し、フックレバ
ーのカム従動部が係止ブラケットから離れた位置におい
てフックを後退位置に繋留する上下一対の連結ワイヤ
を、前記揺動レバーの一端から前記一対の引きピンに張
設したことを特徴とする。
【0009】この手段によれば、フックレバーの従動部
が係止ブラケットのカム面に接触しない状態ではフック
は開放しているが、格納位置では該従動部がカム面に接
触し、フックレバーは回動してフックが係止ブラケット
の係止面の上方に進み、緊急時に対応できる姿勢にな
る。この姿勢で、上の連結ワイヤがパレット下部中間の
揺動レバーを引くので、チェーン応動カムがチェーンを
押圧して少し撓ませる状態に回動した状態になり、チェ
ーンの巻き上げは停止されている。このときチェーンが
破損すると、チェーン応動カムに対するチェーンの側圧
は無くなって該カムが回動量を増し、上下の連結ワイヤ
が共に緩んでフックレバーは回動せず、フックが係止し
た位置に保たれる。
【0010】フックレバーが係止ブロックの上方から下
降するときは、カム従動部が上向きにされて下の連結ワ
イヤで揺動レバーが引かれ、チェーン応動カムを介して
チェーンの側圧が作用する。そして、カム従動部がカム
面の下端から外れると、チェーンの側圧が下の連結ワイ
ヤを介して下の引きピンに作用し、フックを係止面の上
方へ即座に回動させ、緊急時に対応できる姿勢になる。
【0011】第5の手段は、請求項5に記載したとお
り、請求項4において、係止ブラケットの係止面の端部
に、上向きのリブを突設したことを特徴とする。この手
段によれば、係止面の端部に設けたリブによってフック
の外れが阻止され、緊急時の作動が確実になる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。
【0013】図1〜4は第1の実施の形態を示し、図1
で1は立体駐車場、2は固定フレーム、3は自動車Aを
乗せるパレットである。固定フレーム2は、左右各一対
の前部柱2a、後部柱2b、ビーム2cを備え、ビーム
2cの前部にはロープガイド車4aが設置され、後部に
はモータ駆動の巻取りドラム4bが設定されている。パ
レット3の前部と後部には、ワイヤロープ5a,5bの
前端が連結され、前側のワイヤロープ5aは、ロープガ
イド車4aを経て巻取りドラム4bに巻取られる。パレ
ット3とビーム2cの前部側には、落下防止装置6が設
けられ、パレット3側には上向きの係止具7が突設され
ている。図2に示すように、該係止具7は、上向きの2
枚の板材7aの上部にナイロン製の押しローラ7bを取
り付け、中間部に係止棒7cを取り付けたものである。
【0014】他方、ビーム2c側には下向きの板材8a
と支軸8bによってフックレバー9が軸支されている。
該支軸8bは、係止具7の昇降軌跡10より後方に設け
られ、フックレバー9には、前方を向く受圧アーム9a
とフック9bが上下に間隔を開けて突設され、後方には
重錘部9cが突設されている。
【0015】そして、支軸8bより後方に設けたピン1
1aと上向きの連杆11bによってロープ車11が連設
され、該ロープ車11は、前記ワイヤロープ5a上に乗
せられ、パレット3の昇降時は図3(a)に示すように
フックレバー9を吊り上げ、フック9bが前記昇降軌跡
10から外れる姿勢に保っている。フックレバー9の重
心はGで示され、該重心Gは支軸8bより後方にあるの
で、フックレバー9には時計方向の回転力が作用してい
る。
【0016】図3は落下防止装置6の作用を示し、
(a)はパレット3が上昇中で、ワイヤロープ5aに張
力Fが作用して直線状を呈しており、該ロープ5a上に
ロープ車11が乗り、フックレバー9の後部を引上げて
フック9bを昇降軌跡10から後退させている。一方、
受圧アーム9aは、昇降軌跡10を遮る状態にある。
【0017】図3(b)に示すように、パレット3が上
昇して押しローラ7bが受圧アーム9aを押上げると、
フックレバー9は、支軸8bを中心として時計方向に回
動し、この回動によってロープ車11は下向きに引かれ
てワイヤロープ5aに下向きの側圧fを作用させ始め
る。
【0018】図3(c)は、パレット3が停止位置すな
わち格納位置に来たときの状態を示し、受圧アーム9a
は略水平になり、フック9bは係止棒7cの下側に回動
され、ワイヤロープ5aは、ロープ車11の側圧fで下
向きに緩やかなV形に屈曲されている。
【0019】この状態からパレット3を下降させると、
押しローラ7bから受圧アーム9aに加わる力は減少
し、ワイヤロープ5aの直線になろうとする側圧でロー
プ車11は上昇し、フックレバー9は、(b)の状態を
経て(a)の状態に戻る。
【0020】しかし、(c)の状態でワイヤロープ5a
が切断すると、パレット3は下降して(d)に示すよう
に係止部材9cがフック9bに受け止められ、パレット
3は後方に少し移動して係止棒7cは支軸8bの直下に
なり、フック9bで確実に受止められる。この状態でワ
イヤロープ5aを修理して巻取りドラム4bに巻取って
緊張させれば(c)の状態に戻り、(b)(a)の状態
に移動させることができる。
【0021】パレット3の後部には、前記落下防止装置
6と同一の装置を用いることができるが、構造を簡単に
するために、図1に示すように該落下防止装置6と連動
する別構造の後部落下防止装置15を設けることができ
る。該後部落下防止装置15は、図4に示すように、係
止具16とフックレバー17を備え、係止具16は、パ
レット3に板材16aで押ローラ16bと係止棒16c
を取付けたものであり、ビーム2c側には、フック17
a、重錘部17b、連結部17cを有する連動フックレ
バー17が支軸8bで軸支された構成を有し、連結部1
7cが前部のフックレバー9とリンク部材18で連結さ
れている。したがって、該連動フックレバー18は、フ
ックレバー9の動きに同期して作動し、最下位置に示す
姿勢から上方に示す姿勢に変化しながらフックレバー9
と共に落下防止作用を行なう。
【0022】図1〜4に示す形態では、ワイヤロープ5
aの水平に伸びる部分にロープ車11が乗っているが、
ワイヤロープ5aの垂直部分にロープ車11を圧接させ
るようにしてもよく、この場合は連杆11bを横向きの
姿勢にする。
【0023】図5は前記落下防止装置6と若干異なる形
態の落下防止装置20を示し、パレット3側には係止部
材21として板材21aでナイロンの押しローラ21b
と、係止棒21cが取付けられている。また、ビーム2
c側にはフックレバー22が支軸8bで取付けられ、該
フックレバー22に、受圧アーム22aと釣針状のフッ
ク22bと逆向きの上アーム22cが設けられ、該上ア
ーム22cにロープ車23が取付けられている。また引
張りバネ24で反時計方向に弾発して、ロープ車23を
ワイヤロープ5aに接触させ、この状態でフック22b
が係止部材21cの昇降軌跡から外れた後退位置に傾斜
している。
【0024】パレット3が上昇すると、図5(b)
(c)に示すように受圧アーム22aが押しローラ21
bに押され、ロープ車23でワイヤロープ5aを加圧す
る。パレット3の所定の格納位置では(d)のようにフ
ック22bが係止棒21cの下に回り込んだ状態にな
る。この位置でワイヤロープ5aが切断すると、フック
レバー22は、バネ24の張力で反時計方向に回動して
フック22bの係合を深めるように回動し、落下するパ
レット3の係止棒21cを受止める。
【0025】図6は、前記フックレバー22cを改善し
たもので、上レバー22cを延長して重錘22dを設
け、これにより前記引張りバネ24を省略することがで
きる。
【0026】なお、前記各係止部材7,16,21等に
おいて、押しローラ7b,16b,21bと係止棒7
c,16c,21cが別体になっているが、両者を一つ
の剛性を有するブロックで形成してもよい。
【0027】次に図7以下によって別の形式の立体駐車
場30の落下防止装置を説明する。該駐車場30には3
段のパレットを備える多段パレット31が示されている
が、段数は適宜に変更することができる。該多段パレッ
ト31は、上段パレット31a、中段パレット31b、
下段パレット31cが柱32で結合され、下部両側の前
後に引上げ用のスプロケット33,33が軸支されてい
る。各パレットには、自動車A1,A2,A3が載置され
る。
【0028】ピットPは、下段パレット31cと中段パ
レット31bが入る深さを有し、下段パレット31cが
ピットPの底部に着地したとき、上段パレット31a
は、地面GLと同一高さになる。そして、ピットP中に
は、固定フレームを形成する柱体34a,34bが左右
前後に立設され、一方の柱体34aの上端に一端35a
を固定した吊上げ用のチェーン35が、前記スプロケッ
ト33,33に掛けられて、他の柱体34bの上端に設
けた駆動スプロケット36に巻き掛けられ、チェーン端
部は自由状態にされている。駆動スプロケット36はモ
ータ37で正逆方向に駆動され、これによって牽引され
るチェーン35の移動量の2分の1の距離だけ多段パレ
ット31は上下動する。
【0029】柱体34a,34bの内側面には、多段パ
レット31の下端部の停止位置に対応して、中段用係止
ブラケット38,38と、下段用係止ブラケット39,
39が突設され、各ブラケット38,39には、内向き
のカム面38a,39a、上向きの係止面38b,39
b、端部のリブ38c,39cが設けられている。中段
用係止ブラケット38は、中段パレット31bが地面G
L位置にあるとき多段パレット31の落下を防止するブ
ラケットであり、下段用係止ブラケット39は、下段パ
レット31cが地面GL位置にあるとき落下を防止する
ブラケットである。
【0030】図8に示すように、下段パレット31cの
端面には、取付け板40,40が固定され、これにフッ
クレバー41が支軸42で枢着されている。該フックレ
バー41には、支軸42を挟んで上下にフック41aと
ローラ型のカム従動部41bが設けられ、引きピン41
c,41dも上下に設けられている。フックレバー41
の重心位置は、引きピン41c近傍にある。
【0031】また、下段パレット31cの中間部には、
ブラケット43が固定され、該ブラケット43に設けた
支軸43aに揺動レバー44が枢着され、該揺動レバー
44にチェーン加圧カム45が固定されている。そし
て、揺動レバー44の両端のピン44a,44bからフ
ックレバー41の引きピン41c,41dに上連結ワイ
ヤ46aと下連結ワイヤ46bが接続され、揺動レバー
44が垂直の中立位置でフック41aがブラケット3
8,39から離れる方向に牽引されている。この状態で
チェーン加圧カム45は、緊張状態のチェーン35に圧
接触している。この図8は、多段パレット31がピット
Pに着地している状態を示す。
【0032】図9はフックレバー41の作動を示すもの
で、(a)は多段パレット31が上昇又は下降動作中
で、フックレバー41の姿勢は、図8に示すものと同じ
く、フック41aは内側に傾き、カム従動部41bは外
向きに突出している。
【0033】(b)に示すように、フックレバー41が
上昇して中段用係止ブラケット38に達すると、カム従
動部41bがカム面38aに押されて回動し、フック4
1aが係止面38bの上方に回動されている。この回動
によって、上連結ワイヤ46aが引かれて揺動レバー4
4が反時計方向に回動し、チェーン加圧カム45がチェ
ーン35に側圧を加える。このとき、フックレバー41
の重心位置は、支軸42より外側にあるため、フックレ
バー41が無拘束になると、フック41aは外向きに倒
れる。
【0034】(b)の状態でチェーン35が切断する
と、チェーン加圧カム45に作用していたチェーン35
の側圧は無くなり、上連結ワイヤ46aの張力も無くな
り、下連結ワイヤ46bの張力も前から発生していない
から、フックレバー41は外向きに倒れようとし、カム
従動部41bがカム面38aから下方に外れると、フッ
ク41aは、係止面38b上に係止され、多段パレット
31の落下は防止される。リブ38cは、フック41a
が係止面38bから外れる傾向を防止する。
【0035】(c)は、フックレバー41が、柱体の上
部に設けられた下段用係止ブラケット39に達した状態
を示すものであり、該ブラケット39の形状は、(b)
の前記ブラケット38と若干異なるが同一形状でもよ
く、フックレバー41の動作及び落下防止作用も(b)
の場合と同じである。
【0036】この(c)又は(b)の位置から多段パレ
ット31が下方に動かされると、カム従動部41bがカ
ム面39a又は38aから下に外れるので、フックレバ
ー41は、チェーン35の側圧で上連結ワイヤ46aに
引かれて回動して(a)に示した状態に開き、パレット
31は自由に下降することができる。
【0037】そして、(d)に示すようにフックレバー
41が中段受けブラケット38に沿って下降するとき
は、まずカム従動部41bがカム面38aの上端又はリ
ブ38cに当接して上向きに押され、フック41aが内
向きに回動してブラケット38から離れる。このとき上
連結ワイヤ46aは緩むが、下連結ワイヤ46bは緊張
し、チェーン加圧カム45がチェーン35の側部を加圧
している。
【0038】そして、カム従動部41bがカム面38a
の下端から外れると、下連結ワイヤ46bの張力でフッ
ク41aが外向きに回動するが、少し回動すると上連結
ワイヤ46aが緊張し、両ワイヤ46a,46bの張力
が釣合った状態すなわち(a)の状態に戻り、更に下降
を続けることができる。
【0039】以上の説明から明らかなとおり、フックレ
バー41は、係止ブラケット38,39の側部を自動的
に通過するが、該ブラケット38,39の位置で決めら
れた格納位置でチェーン35が切断すると、自動的にフ
ック41aが係止され、パレットの落下が防止される。
【0040】
【発明の効果】請求項1の手段によれば、パレットの上
昇力をワイヤロープに加えることによって、パレットの
係止部材に対してフックレバーを係止可能状態にし、ワ
イヤロープが切断するとそのまま係止させることができ
るが、この動作を行なわせるために別の動力源や電気系
統を用いることがなく、全て機械的に構成されているの
で構造簡単で、静粛に作動し、故障が発生し難い効果が
ある。
【0041】請求項2の手段によれば、フックレバーに
支軸回りに重量差を設けるだけの手段でフックレバーの
動作を安定化できる利点がある。
【0042】請求項3の手段によれば、固定フレームの
一端側に設けたフックレバーで該一端側における落下防
止装置を作動させると共に、固定フレームの他端側に設
けた連動フックレバーを連動させるから、該連動フック
レバーの構成が簡単になる利点がある。
【0043】請求項4の手段によれば、多段パレットを
その段数に応じた格納位置に停止させるものにおいて、
各格納位置でチェーンが切断しても、一つのフックレバ
ーによって各格納位置ごとに落下防止作用を行なわせる
ことができ、しかも他の動力源や電気系統を用いること
がなく、全て機械的に構成されているので、構造簡単で
静粛に作動し、故障が発生し難い効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一つの実施の形態を示す正面図
【図2】 図1の要部を拡大した正面図及び側面図
【図3】 図1の形態の作用説明図
【図4】 連動フックレバーを用いた場合の作用説明図
【図5】 他の実施の形態の構成及び作用説明図
【図6】 更に他の実施の形態のフックレバーの正面図
【図7】 本発明を他の形態の駐車場に実施した正面図
【図8】 図7の要部拡大図
【図9】 図7の形態の作用説明図
【符号の説明】
2 固定フレーム 2c ビーム 3 パレット 5a,5b ワイヤロープ 6,15 落下防止装置 7,16,21 係止部
材 8a 支軸 9,22,41 フックレバ
ー 9b,22b,41a フック 11,
23 ロープ車 17 連動フックレバー 31 多段パレッ
ト 35 チェーン 38,39 係止ブラケ
ット 44 揺動レバー 45 チェーン加
圧カム 46a,46b 連動ワイヤ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考)

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 パレットに連結したワイヤロープを固定
    フレームに沿わせて張設して巻取りドラムに巻取り、パ
    レットの所定の格納位置でパレットに対する係止装置を
    作動させるようにした、立体駐車場のパレット落下防止
    装置において、パレットの両端部にフックによって下方
    から係止される係止部材を突設し、固定フレームにおけ
    る該係止部材の上方位置に、該係止部材で押される受圧
    アームと係止部材の下方に進退するフックとを一端に有
    するフックレバーの中間部を支軸で枢支し、該フックレ
    バーの他端側に、連杆を介して前記ワイヤロープに支持
    させたロープ車を連結して、該ワイヤロープの弾力に基
    づく引上げ力を作用させ、且つ該引上げ力が消滅したと
    きフック側を前進位置に保つトルクが生じる手段をフッ
    クレバーに設けたことを特徴とする、立体駐車場のパレ
    ット落下防止装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、フックレバーのフッ
    ク側を前進位置に保つトルクが生じる手段として、フッ
    クレバーの前記一端側に比べて他端側に加わる重量を大
    にしたことを特徴とする、立体駐車場のパレット落下防
    止装置。
  3. 【請求項3】 請求項1において、固定フレームの一端
    側に設けた前記フックレバーとリンク部材を介して連動
    する連動フックレバーを、固定フレームの他端側に設
    け、該連動フックレバーのフックで係止される係止部材
    をパレットに設けたことを特徴とする、立体駐車場のパ
    レット落下防止装置。
  4. 【請求項4】 チェーンの一端を固定フレームの一側上
    端に固定して他端を該固定フレームの他側上端で巻取る
    ようにし、該チェーンの中間部をパレット下部両側の支
    持輪にかみ合わせ、パレットの所定の格納位置でパレッ
    トに対する係止装置を作動させるようにした、立体駐車
    場のパレット落下防止装置において、固定フレームの両
    側に、側面をカム面とし上面を係止面とした係止ブラケ
    ットを、パレットの段数及び間隔に応じて突設し、該パ
    レットに軸支したフックレバーに、前記係止ブラケット
    のカム面に当接するカム従動部と、該当接によって前記
    係止面の上方に回動するフックと、上下一対の引きピン
    とを設け、パレットの下部中間に、チェーンに接触する
    チェーン加圧カムを一体に設けた揺動レバーを軸支し、
    フックレバーのカム従動部が係止ブラケットから離れた
    位置においてフックを後退位置に繋留する上下一対の連
    結ワイヤを、前記揺動レバーの一端から前記一対の引き
    ピンに張設したことを特徴とする、立体駐車場のパレッ
    ト落下防止装置。
  5. 【請求項5】 請求項4において、係止ブラケットの係
    止面の端部に、上向きのリブを突設したことを特徴とす
    る、立体駐車場のパレット落下防止装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US6802896B2 (en) 2001-05-16 2004-10-12 Unisearch Limited Concrete aggregate
CN104652902A (zh) * 2014-07-29 2015-05-27 安徽启明表面技术有限公司 一种立体车库防坠落装置
CN106320772A (zh) * 2016-10-20 2017-01-11 温州燧人智能科技有限公司 一种智能立体停车库用车辆夹持机构
CN107269079A (zh) * 2017-07-14 2017-10-20 安徽凯旋智能停车设备有限公司 一种升降车库顶层安全组件

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