JP2000094792A - 情報消去装置、情報記録・消去装置および、これらにおける情報の誤消去防止方法 - Google Patents

情報消去装置、情報記録・消去装置および、これらにおける情報の誤消去防止方法

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JP2000094792A
JP2000094792A JP28725498A JP28725498A JP2000094792A JP 2000094792 A JP2000094792 A JP 2000094792A JP 28725498 A JP28725498 A JP 28725498A JP 28725498 A JP28725498 A JP 28725498A JP 2000094792 A JP2000094792 A JP 2000094792A
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JP28725498A
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Toshiyuki Furuta
俊之 古田
Hitoshi Hattori
仁 服部
Tomohiko Beppu
智彦 別府
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 消去してはならない情報が記録された感熱記
録体が誤って情報消去装置にセットされても、情報が消
去されないように自動的に処理する。 【解決手段】 感熱記録体2の特定部位の欠損部を検出
する光学的検出機構13と、この検出機構により欠損部
が検出されたときに、情報消去機構12による情報の消
去動作を自動的に停止させる制御装置16とを設ける。
光学的検出機構13は、発光素子14と受光素子15と
で構成する。感熱記録体2では、角部に切り取り部を形
成する。情報消去機構12はヒータ付きローラ12aと
押圧ローラ12bとで構成し、感熱記録体を押圧加熱し
ながら搬送し所定温度に加熱することにより情報の消去
が行えるようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、可逆性感熱記録材
料からなる記録層を形成した感熱記録体上の情報を消去
するための装置、上記感熱記録体について情報の記録・
消去を行うための装置および、これらの装置において感
熱記録体上の情報を誤って消去することがないようにす
るための方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】上記可逆性感熱記録材料は白濁と透明の
状態、あるいは発色と消色の状態がその温度変化によっ
て可逆的に変化する特性を有する記録材料である。この
可逆性感熱記録材料を用紙、プラスチックフィルム、ガ
ラス板、金属板などの支持体上に記録層(感熱層)とし
て塗布することにより感熱記録体が構成される。また、
この感熱記録体(上の記録層)を部分的に加熱または冷
却することで、例えば透明地に白濁画像を形成したり、
逆に白濁地に透明画像を形成したり、無色地に着色画像
を形成したり、逆に着色地に無色画像を形成したりする
ことができる。さらに、これらの画像を加熱処理するこ
とで、消去することもできる。
【0003】このような可逆性感熱記録材料による記録
層を形成した感熱記録体を用いて情報の記録および消去
を行うには、情報記録用と情報消去用の二つのサーマル
ヘッドを備えた装置を使用するか、または感熱記録体に
印加する熱エネルギーを変化させることで情報の記録・
消去を行う単一サーマルヘッドを備えた装置を使用すれ
ば良い。また、既に情報が記録されている感熱記録体に
ついて情報を消去するには、情報消去専用のサーマルヘ
ッドを備えた装置を使用すれば済む。
【0004】なお、上記可逆性感熱記録材料について
は、例えば特開昭55−154198号公報、特開平2
−414438号公報に開示されている。また、このよ
うな感熱記録材料で構成した感熱記録体を用いる情報記
録・消去装置に関しては、例えば特開平5−26201
2号公報に記載されている。
【0005】ところで、上記情報消去装置または上記情
報記録・消去装置を使用する場合、消去してはならない
情報が記録された感熱記録体(例えば、貴重な文書が印
刷された印刷用紙)をこれらの装置にセットすることが
ないように、あるいはセットされても消去動作が行われ
ないように予防策を施しておく必要がある。また、多数
枚あるいは長尺の感熱記録体上の情報の一部を消去した
い場合には、他の情報が消去されないようにする必要が
ある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
技術では上記予防策が施されていないため、消去しては
ならない情報が記録された感熱記録体が、誤って上記情
報消去装置または、上記情報記録・消去装置にセットさ
れ、そのまま情報が消去されてしまう不具合があった。
【0007】本発明は上記問題点に鑑みなされたもの
で、その目的は、セットされるべきでない感熱記録体が
誤って上記情報消去装置等にセットされることがあって
も、この感熱記録体上の所望の情報が消去されないよう
にすることにある。すなわち本発明の目的は、可逆性感
熱記録材料による記録層を形成した感熱記録体上の情報
を、該感熱記録体の加熱処理により消去するようにした
情報消去装置または情報記録・消去装置に、情報が消去
されてはならない感熱記録体がセットされた場合に、こ
のことを検出するとともに、該検出結果に基づいて、実
質的に情報消去機構が情報の消去動作を自動的に中止す
るように構成した情報消去装置および情報記録・消去装
置ならびに、これらの装置における情報の誤消去防止方
法を提供することにある(上記「実質的」の意味につい
ては後述する)。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る情報消去
装置は、支持体上に可逆性感熱記録材料からなる記録層
を形成した感熱記録体上の情報を消去する装置におい
て、前記感熱記録体の所定部位の形状を検出する形状検
出機構と、該形状検出機構により前記所定部位の形状が
所定の形状であることが検出されたときに、該検出結果
に基づいて前記感熱記録体についての情報消去動作を自
動的に停止させる消去動作停止機構とを備えていること
を特徴とする。
【0009】請求項2に係る情報消去装置は、支持体上
に可逆性感熱記録材料からなる記録層を形成した感熱記
録体上の情報を消去する装置において、前記感熱記録体
上の所定部位の光学的透過率または光学的反射率を測定
する光学的特性測定機構と、該光学的特性測定機構によ
り測定された所定部位の光学的透過率または光学的反射
率が所定値よりも高くなるか、または低くなったとき
に、該測定結果に基づいて前記感熱記録材料についての
情報消去動作を自動的に停止させる消去動作停止機構と
を備えていることを特徴とする。
【0010】請求項3に係る情報記録・消去装置は、支
持体上に可逆性感熱記録材料からなる記録層を形成して
なる感熱記録体上に情報を書き込む情報記録装置と、前
記感熱記録体上に書き込まれた情報を消去する情報消去
装置とを備えた記録・消去装置において、前記情報消去
装置が、前記感熱記録体の所定部位の形状を検出する形
状検出機構と、該形状検出機構により前記所定部位の形
状が所定の形状であることが検出されたときに、該検出
結果に基づいて前記感熱記録体についての情報消去動作
を自動的に停止させる消去動作停止機構とを備えている
ことを特徴とする。
【0011】請求項4に係る情報記録・消去装置は、支
持体上に可逆性感熱記録材料からなる記録層を形成して
なる感熱記録体上に情報を書き込む情報記録装置と、前
記感熱記録体上に書き込まれた情報を消去する装置とを
備えた記録・消去装置において、前記情報消去装置が、
前記感熱記録体上の所定部位の光学的透過率または光学
的反射率を測定する光学的特性測定機構と、該光学的特
性測定機構により測定された所定部位の光学的透過率ま
たは光学的反射率が所定値よりも高くなるか、または低
くなったときに、該測定結果に基づいて前記感熱記録材
料についての情報消去動作を自動的に停止させる消去動
作停止機構とを備えていることを特徴とする。
【0012】請求項5に係る情報の誤消去防止方法は、
請求項1に記載の情報消去装置または、請求項3に記載
の情報記録・消去装置を使用する場合において感熱記録
体上の情報を誤消去することを防止する方法であって、
前記感熱記録体として、所定位置に欠損部を形成したも
のを用いることを特徴とする。
【0013】請求項6に係る情報の誤消去防止方法は、
請求項1に記載の情報消去装置または、請求項3に記載
の情報記録・消去装置を使用する場合において感熱記録
体上の情報を誤消去することを防止する方法であって、
前記感熱記録体として、所定位置に欠損部と、該欠損部
に着脱自在に貼着され且つ該欠損部が実質的に存在しな
い形態に修復しうるシール部材とを備えたものを用いる
ことを特徴とする。
【0014】請求項7に係る情報の誤消去防止方法は、
請求項2に記載の情報消去装置または、請求項4に記載
の情報記録・消去装置を使用する場合において感熱記録
体上の情報を誤消去することを防止する方法であって、
前記感熱記録体として、所定部位の光学的透過率または
光学的反射率が当該感熱記録体の他の部分のそれより高
いか、または低いものを用いることを特徴とする。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、図
面を参照しながら説明する。 実施の形態1(請求項1) 図1は、感熱記録体の光学的検出機構(用紙形状測定機
構)を備えた情報消去装置を示す概略正面図である。な
お以下、感熱記録体を記録体と略記することがある。
【0016】図1において記録体1(または記録体2も
しくは3)は、搬送ローラ(図示せず)により符号11
の向きに搬送される。12は記録体1上の情報を消去す
るための情報消去機構である。この情報消去機構12
は、ヒータ付きローラ12aと押圧ローラ12bとから
なり、記録体1を押圧加熱しながら搬送し、所定温度に
加熱することにより記録体1上の情報を消去するもので
ある。13は記録体1の形状、具体的には記録体1の部
分的な欠損部を測定するための光学的検出機構(用紙形
状測定機構)である。この光学的検出機構13は長方形
の記録体1の特定部分、例えば角部に切り取り部が存在
するか否かを光学的に判定するものであって、発光素子
14(LED,LDなど)と受光素子15(PDなど)
とからなる。これら発光素子14および受光素子15
は、記録体1の走行経路にこれを挟んで相互に対向して
配備されている。
【0017】そして、この光学的検出機構13により記
録体1が検出されない場合には、受光素子15の出力が
得られ、検出された場合には出力が得られない。16は
上記情報消去機構12の動作を自動制御する制御装置で
あり、光学的検出機構13により記録体1が検出されな
いときに、情報消去機構12による情報消去動作を中止
するように制御するものである。
【0018】情報消去機構12による情報消去動作を実
質的に中止する場合の態様としては、(1)記録体1が
情報消去機構12に搬送される途中で搬送を中止させ、
逆向きに搬送して排出するもの、(2)記録体1が情報
消去機構12に搬送される途中で搬送を中止させ、別経
路に搬送して排出するもの、(3)情報消去機構12の
温度を制御することにより、記録体1上の情報が消去で
きないようにするものが可能である。また、情報を消去
してはならない記録体が搬送されつつある場合には、こ
のことを知らせる警報を発するように構成しても良い。
【0019】実施の形態2(請求項1) 図2は情報消去装置の別例に係るもので、記録体1(ま
たは記録体2もしくは3)の形状、あるいは記録体1の
部分的な欠損部を測定するための電気的検出機構(用紙
有無判定機構)21の構造を示す概略正面図である。こ
の電気的検出機構21は、検出部材22aと22bを記
録体1の走行経路にこれを挟んで互いに対向配備して構
成されている。これらの検出部材22a,22bはバネ
などの弾性部材23と、これの自由端に取り付けた電極
24とからなる。この情報消去装置の他の部分の構成
は、図1の情報消去装置と同様である。
【0020】図2の情報消去装置において、検出部材2
2a・22b間に記録体1が存在しないときには、電極
24,24が相互に直接接触するため、これらの電極間
に電流が流れ、記録体1が存在するときには電流が流れ
ない。そして、電極間に電流が流れた場合には、この電
流を測定し、この測定電流に基づいて上記制御装置16
により情報消去機構12の情報消去動作を中止する。
【0021】実施の形態3(請求項2) 図3は記録体1(または記録体4)の光学的特性測定機
構を備えた情報消去装置を示す概略正面図である。図3
において記録体1は、搬送ローラ(図示せず)により符
号31の向きに搬送される。32は記録体1上の情報を
消去するための情報消去機構であり、その構成は図1の
情報消去機構12と同様である。33は記録体1の特定
部位の光学的特性を測定するための上記光学的特性測定
機構であって、記録体1の走行経路の上側に並列配備さ
れた発光素子34と受光素子35とからなり、記録体1
の特定部位に所定のマークが表示されているか否かを判
定するものである。36は制御装置である。
【0022】この情報消去装置では、記録体1表面の特
定部位の光学的反射率が光学的特性測定機構33によっ
て測定され、この測定値が所定値よりも高くなるか、ま
たは低くなった場合に、制御装置36がこの測定信号に
基づいて情報消去機構32の情報消去動作を中止するよ
うに制御する。なお、光学的反射率に代えて、光学的透
過率を測定して制御することもできる。この場合には、
発光素子34と受光素子35とを、記録体を挟んで対向
配備すれば良い。
【0023】実施の形態4(請求項3) 図1に示す情報消去機構12、光学的検出機構13およ
び、所定の制御装置を情報記録装置に附加することによ
り、情報記録・消去装置を構成することができる。この
場合、上記制御装置は情報の記録・消去の制御ができる
ように構成する。すなわち、記録体1が光学的検出機構
13により検出されない場合には、上記制御装置によっ
て情報消去機構12の情報消去動作を中止させるととも
に、情報記録装置による記録動作を中止させる。また、
記録体1が検出された場合には、上記制御装置によって
情報消去機構12による情報消去動作と、情報消去後の
記録体に対する情報記録装置による新たな情報記録動作
とを行わせる。
【0024】実施の形態5(請求項4) 図2に示す情報消去装置を構成する情報消去機構、電気
的検出機構21および、所定の制御装置を情報記録装置
に附加することにより、情報記録・消去装置を構成する
ことができる。この情報記録・消去装置では、上記制御
装置は、上記実施の形態4と同様の態様で情報の記録・
消去の制御が行えるように構成する。
【0025】このように、上記実施の形態1では光学的
検出機構13により、上記実施の形態2では電気的検出
機構21により、それぞれ記録体1の特定部位の存在が
検出されないとき(特定部位の欠損が検出されたとき)
に、制御装置16によって(実質的に)情報消去機構1
2の情報消去動作が自動的に中止される。また、上記実
施の形態3では、光学的特性測定機構33によって測定
された記録体1表面の特定部位の光学的反射率が所定値
を超えた場合、または所定値未満の場合に、制御装置3
6によって情報消去機構32の情報消去動作が自動的に
中止される。
【0026】しかしながら、本発明はこれらに限定され
るものではなく、これらと全く逆の制御方法を採用する
こともできる。例えば、実施の形態1では光学的検出機
構13により記録体1の特定部位の存在が検出されたと
きに、情報消去機構12の情報消去動作を中止するよう
に制御することもできる。
【0027】実施の形態6(請求項5) 図4は、図1または図2の情報消去装置に供給される記
録体の一例を示す平面図である。図4(a)に示す記録
体1は通常の長方形用紙であって、これに記録された情
報は消去しても差し支えないものである。図4(b)の
記録体2は、これに記録された情報が消去されないよう
に、長方形用紙の一つの角部を切り落として、切り取り
部2aを形成したものである。
【0028】図1の情報消去装置に上記記録体1,2が
供給される場合、光学的検出機構13は、記録体1,2
の上端中央部に対応する位置A(○印で示す)と、右上
角(すみ)に対応する位置B(○印で示す)とに配備さ
れる。そして、情報消去装置内で搬送されつつある記録
体が、位置A,Bの光学的検出機構によって記録体1で
あると判定されたときには、記録体1上の情報が消去さ
れ、搬送されつつある記録体が、位置A,Bの光学的検
出機構により記録体2であることが判定されたときに
は、上記のようにして情報消去機構12の作動が自動的
に中止される。
【0029】この場合、位置A,Bの光学的検出機構の
双方においてこれらの位置に記録体が存在することが確
認されれば、この記録体は記録体1であると判定され
る。また、位置Aの光学的検出機構により記録体が存在
することが確認され、位置Bの光学的検出機構により記
録体が存在しないことが確認されれば、この記録体は記
録体2であると判定される。
【0030】実施の形態7(請求項6) 図5は、図1または図2の情報消去装置に供給される記
録体の別例を示す平面図である。図5(a)に示す記録
体1は、図4の記録体1と同様の長方形用紙であって、
これに記録された情報は消去しても差し支えないもので
ある。図5(b)の記録体3は、これに記録された情報
が消去されないように、長方形用紙の右上部分に切り欠
き部3aを形成したものである。そして、例えば図2の
情報消去装置に記録体1,3が供給される場合、図2の
電気的検出機構21は、記録体1,3の上端中央部に対
応する位置と、上記切り欠き部3aに対応する位置とに
配備され、記録体が記録体3であることが判定されたと
きには、図1の情報消去装置に記録体1,2が供給され
た場合と同様にして、情報消去機構12の作動が自動的
に中止される。
【0031】図5(b)の記録体3の情報を消去する必
要が生じた場合には、上記切り欠き部3aにシール部材
3bなどを貼着して図5(a)の記録体1と同様の通常
形状の記録体にすれば良い。また、あらかじめ切り欠き
部3aを形成しておくとともに、この部分にシール部材
3bを剥離容易に貼着した状態で出荷し、ユーザが必要
に応じてこのシール部材を剥がすのも好都合である。
【0032】さらに、制御装置16の構成を改変し、上
記とは逆に通常の長方形の記録体では、これに記録され
た情報が消去されないようにし、切り欠き部がある記録
体ではこれに記録された情報が消去されるように情報消
去装置を制御することもできる。この場合には、あらか
じめ切り欠き部3aにシール部材3bを貼着して出荷す
る必要がなくなり出荷時の手間が省けるし、情報消去が
必要になったときにはシール部材3bを貼着すれば良
い。
【0033】実施の形態8(請求項7) 図6は、図3の情報消去装置に供給される記録体の一例
を示す平面図である。図6(a)に示す記録体1は、図
4の記録体1と同様の長方形用紙であって、これに記録
された情報は消去しても差し支えないものである。図6
(b)の記録体4は、これに記録された情報が消去され
ないように、右上部分に他の部分に比べて光の反射率が
充分に低いマーク4a(例えば、黒インクで印刷した黒
丸)を入れたものである。このような記録体1,4が供
給される図3の情報消去装置では光学的特性測定機構3
3が、記録体1,4の上端中央部に対応する位置と、上
記マーク4aに対応する位置とに配備される。なおマー
ク4aを、記録体の他の部分に比べて光の反射率が充分
に高い材料で形成することもできる。また、マーク4a
部分の光透過率を他の部分よりも高くしておくのも効果
的である。
【0034】なお、図4,図5および図6に示す記録体
について、これに記録された情報を消去して良いか否か
を判定するための光学的検出機構13、電気的検出機構
21または光学的特性測定機構33は、切り取り部2a
の位置にのみ、切り欠き部3aの位置にのみ、または上
記マーク4aの位置にのみそれぞれ配備することによっ
ても本発明の目的を達成することができる。また、図4
または図5の記録体について、これらに記録された情報
を消去して良いか否かを判定するための装置として、光
学的特性測定機構33を設けることもできる。
【0035】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように、本発明に
よれば、以下の効果が得られる。 (1)請求項1,2 支持体上に可逆性感熱記録材料からなる記録層を形成し
た感熱記録体上の情報を消去する装置において、必要な
情報を誤って消去する誤消去操作を自動的に防止するこ
とができる。
【0036】(2)請求項3,4 支持体上に可逆性感熱記録材料からなる記録層を形成し
てなる感熱記録体上に情報を書き込む情報記録装置と、
感熱記録体上に書き込まれた情報を消去する情報消去装
置とを備えた記録・消去装置において、感熱記録体上の
必要な情報を誤って消去する誤消去操作を自動的に防止
することができる。
【0037】(3)請求項5 感熱記録体として所定位置に欠損部を形成したものを用
いるので、感熱記録体上の必要な情報を誤って消去する
誤消去操作を自動的に、かつ簡便・安価に防止すること
ができる。
【0038】(4)請求項6 感熱記録体として所定位置に欠損部と、該欠損部に着脱
自在に貼着され且つ該欠損部が実質的に存在しない形態
に修復しうるシール部材とを備えたものを用いるので、
情報の誤消去防止操作を簡便に行うことができる。
【0039】(5)請求項7 感熱記録体として、所定部位の光学的透過率または光学
的反射率が当該感熱記録体の他の部分のそれより高い
か、または低いものを用いるので、感熱記録体上の情報
の誤消去操作を自動的に、かつ簡便・安価に防止するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】記録体の光学的検出機構(用紙形状測定機構)
を備えた、本発明に係る情報消去装置を示す概略正面図
である。
【図2】本発明の情報消去装置の別例に係るもので、記
録体の電気的検出機構(用紙有無判定機構)の構造を示
す概略正面図である。
【図3】記録体の光学的特性測定機構を備えた、本発明
に係る情報消去装置を示す概略正面図である。
【図4】図1、図2の情報消去装置に供給される記録体
の一例を示す平面図である。
【図5】図1、図2の情報消去装置に供給される記録体
の別例を示す平面図である。
【図6】図3の情報消去装置に供給される記録体の一例
を示す平面図である。
【符号の説明】
1〜4 記録体(感熱記録体) 2a 切り取り部 3a 切り欠き部 3b シール部材 4a マーク 12 情報消去機構 12a ヒータ付きローラ 12b 押圧ローラ 13 光学的検出機構(用紙形状測定機構) 14 発光素子 15 受光素子 16 制御装置 21 電気的検出機構(用紙有無判定機構) 22a 検出部材 22b 検出部材 23 弾性部材 24 電極 32 情報消去機構 33 光学的特性測定機構 34 発光素子 35 受光素子 36 制御装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2C061 AQ04 AS15 GG02 GG17 GG26 GG33 GG36 2H026 AA09 AA28 2H111 AA33

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 支持体上に可逆性感熱記録材料からなる
    記録層を形成した感熱記録体上の情報を消去する装置に
    おいて、前記感熱記録体の所定部位の形状を検出する形
    状検出機構と、該形状検出機構により前記所定部位の形
    状が所定の形状であることが検出されたときに、該検出
    結果に基づいて前記感熱記録体上の情報消去動作を停止
    させる消去動作停止機構とを備えていることを特徴とす
    る情報消去装置。
  2. 【請求項2】 支持体上に可逆性感熱記録材料からなる
    記録層を形成した感熱記録体上の情報を消去する装置に
    おいて、前記感熱記録体上の所定部位の光学的透過率ま
    たは光学的反射率を測定する光学的特性測定機構と、該
    光学的特性測定機構により測定された所定部位の光学的
    透過率または光学的反射率が所定値よりも高くなるか、
    または低くなったときに、該測定結果に基づいて前記感
    熱記録材料上の情報消去動作を停止させる消去動作停止
    機構とを備えていることを特徴とする情報消去装置。
  3. 【請求項3】 支持体上に可逆性感熱記録材料からなる
    記録層を形成してなる感熱記録体上に情報を書き込む情
    報記録装置と、前記感熱記録体上に書き込まれた情報を
    消去する情報消去装置とを備えた記録・消去装置におい
    て、前記情報消去装置が、前記感熱記録体の所定部位の
    形状を検出する形状検出機構と、該形状検出機構により
    前記所定部位の形状が所定の形状であることが検出され
    たときに、該検出結果に基づいて前記感熱記録体上の情
    報消去動作を停止させる消去動作停止機構とを備えてい
    ることを特徴とする情報記録・消去装置。
  4. 【請求項4】 支持体上に可逆性感熱記録材料からなる
    記録層を形成してなる感熱記録体上に情報を書き込む情
    報記録装置と、前記感熱記録体上に書き込まれた情報を
    消去する装置とを備えた記録・消去装置において、前記
    情報消去装置が、前記感熱記録体上の所定部位の光学的
    透過率または光学的反射率を測定する光学的特性測定機
    構と、該光学的特性測定機構により測定された所定部位
    の光学的透過率または光学的反射率が所定値よりも高く
    なるか、または低くなったときに、該測定結果に基づい
    て前記感熱記録材料上の情報消去動作を停止させる消去
    動作停止機構とを備えていることを特徴とする情報記録
    ・消去装置。
  5. 【請求項5】 請求項1に記載の情報消去装置または、
    請求項3に記載の情報記録・消去装置を使用する場合に
    おいて感熱記録体上の情報を誤消去することを防止する
    方法であって、前記感熱記録体として、所定位置に欠損
    部を形成したものを用いることを特徴とする情報の誤消
    去防止方法。
  6. 【請求項6】 請求項1に記載の情報消去装置または、
    請求項3に記載の情報記録・消去装置を使用する場合に
    おいて感熱記録体上の情報を誤消去することを防止する
    方法であって、前記感熱記録体として、所定位置に欠損
    部と、該欠損部に着脱自在に貼着され且つ該欠損部が実
    質的に存在しない形態に修復しうるシール部材とを備え
    たものを用いることを特徴とする情報の誤消去防止方
    法。
  7. 【請求項7】 請求項2に記載の情報消去装置または、
    請求項4に記載の情報記録・消去装置を使用する場合に
    おいて感熱記録体上の情報を誤消去することを防止する
    方法であって、前記感熱記録体として、所定部位の光学
    的透過率または光学的反射率が当該感熱記録体の他の部
    分のそれより高いか、または低いものを用いることを特
    徴とする情報の誤消去防止方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2005037567A1 (ja) * 2003-10-15 2005-04-28 Oji Paper Co., Ltd. 感熱記録シートおよび感熱記録シートパック
CN100460222C (zh) * 2003-10-15 2009-02-11 王子制纸株式会社 热敏记录片及热敏记录片包

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