JP2984495B2 - 熱転写記録装置 - Google Patents

熱転写記録装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、サーマルヘッドによ
り、インクフィルムのインクを記録紙に対して熱転写し
て記録を行う熱転写記録装置に関する。
【0002】
【従来の技術】熱転写記録装置は、ベースフィルムにイ
ンクを塗布してなるインクフィルムを、記録紙に重ね合
わせた状態で加熱することにより、インクフィルムのイ
ンクを記録紙に熱転写するものである。そして加熱する
領域を記録すべき画像に応じて制御することにより、記
録紙に画像を記録する。
【0003】さて、通常のインクフィルムは一回使用す
ると、塗布されているインクのほとんどが記録紙に転写
されるものとなっている。すなわち、一回のみ使用が可
能となっている。従って、一回使い切った後には新たな
インクフィルムに交換する必要があり、非常に不経済で
ランニングコストが高い。
【0004】そこで近年は、複数回に亙って繰り返し使
用することができるインクフィルムが開発されている。
この種のインクフィルムは、ベースフィルムに塗布され
たインク層のうちの表層の一部が記録紙に転写されるも
のとなっており、所定回数使用されるまではベースフィ
ルム上にインク層が残留する。
【0005】このような複数回使用できるインクフィル
ムを用いる場合、インクフィルムの使用回数は、従来は
ユーザが管理している。ただし、インクフィルムの実際
の使用回数をユーザがカウントすることは困難であるた
め、一般的には出力画像の濃度を見て、インクフィルム
の消耗度を判断していた。
【0006】ところがこのようにインクフィルムの寿命
をユーザが判断すると、誤った判断がなされ、インクフ
ィルムの交換が的確な時期に行われないおそれがある。
ユーザが交換時期を実際よりも早く判断してしまうと、
インクフィルムの無駄となるし、また実際よりも遅く判
断してしまうと、画質の悪い画像が記録され続け、最悪
の場合、判読できないような画像が記録されてしまうお
それがある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】以上のように従来は、
インクフィルムの寿命をユーザが判断しているため、そ
の判断が不正確になりがちである。そしてインクフィル
ムの交換時期が誤判定されると、インクフィルムの無駄
が生じたり、不正確な画像が出力されたりする不具合が
生じていた。
【0008】本発明はこのような事情を考慮してなされ
たものであり、その目的とするところは、的確な交換時
期においてインクフィルムの交換をユーザに行わせるこ
とができ、これによりインクフィルムの無駄を減らして
ランニングコストを低減でき、かつ常に高質な画像を記
録することができる熱転写記録装置を提供することにあ
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】以上の目的を達成するた
めに本発明は、インクフィルム搬送経路におけるインク
フィルムの搬送方向に交差する方向についての中央部お
よび両端部にそれぞれ少なくとも1つずつが配置されて
それぞれ前記インクフィルムの光透過量を検出する、例
えばインクフィルムを挟んで配置された一対の発光部お
よび受光部からなる複数のセンサを有し、これらのセン
サの出力に基づいて前記インクフィルムの光透過率を検
出する検出手段を備え、この検出手段により検出された
前記インクフィルムの光透過率が、所定の単位時間当り
所定期間に亙って所定値を上回ったことに応じ、インク
フィルムの交換が必要であることを、例えば表示部に表
示することによって報知するようにした。
【0010】
【作用】このような手段を講じたことにより、インクフ
ィルムの搬送方向に交差する方向、すなわち幅方向につ
いての中央部および両端部のそれぞれにおけるインクフ
ィルムの光透過量に基づいてインクフィルムの光透過率
が検出され、この光透過率が所定レベル以上に多くなっ
たときには、インクフィルムの交換が必要であることが
ユーザに報知される。インクフィルムは、インクが残留
していればこのインクによって光が遮られるのに対し、
インクが残り少なくなれば多くの光が透過する。従っ
て、インクフィルムのインクが所定レベル以上に減少し
た場合にインクフィルムの交換が必要であることがユー
ザに報知されることになる。またインクフィルムはその
幅方向の部分毎で使用量が異なることが一般的である
が、幅方向についての中央部および両端部のそれぞれに
おけるインクフィルムの光透過量に基づいてインクフィ
ルムの光透過率が検出されるので、上述のような使用量
のバラツキを考慮してインクフィルムの交換の要否が判
定されることとなる。
【0011】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の一実施例につ
き説明する。図1は本実施例に係る熱転写記録装置の構
成を示す図である。図中、1は多数の発熱抵抗素子が一
次元配列されたライン形のサーマルヘッドであり、その
記録位置に対向してプラテンローラ2が設けられてい
る。そしてサーマルヘッド1は、ばね3によってプラテ
ンローラ2に押圧されている。
【0012】4はインクフィルム、5は記録紙であり、
サーマルヘッド1とプラテンローラ2との間を重なった
状態で通過している。このインクフィルム4は、供給ロ
ーラ6にロール状に巻かれている。またインクフィルム
4の先端は巻取ローラ7に固定されており、この巻取ロ
ーラ7に巻き取られるものとなっている。
【0013】8は搬入ローラであり、プラテンローラ2
とともに記録紙5を搬送する。また9a,9b,9c,
9dはそれぞれガイドシャフトであり、インクフィルム
4の経路を所定状態に保つものである。
【0014】10はプラテンローラ駆動源、11は巻取
ローラ駆動源、12は搬入ローラ駆動源であり、プラテ
ンローラ2、巻取ローラ7および搬入ローラ8のそれぞ
れを回転駆動する。13はヘッドドライバであり、記録
すべく入力された画像信号に基づいて、サーマルヘッド
1を構成する各発熱素子(図示せず)への通電制御を行
う。
【0015】14は透光量検出器であり、発光部15お
よび受光部16を、インクフィルム5を挟んで配置して
なる。発光部15は、赤外光を受光部16に向けて発光
する。受光部16は、発光部15から発せられ、インク
フィルム4を透過して到来した赤外光を受光し、その光
量に応じたレベルの電圧を発生する。この受光部16で
発生された電圧は、A/D変換器17でディジタルデー
タに変換されて制御部18へと入力されている。
【0016】図2は発光部15および受光部16の構造
を示す平面図である。この図に示すように発光部15お
よび受光部16は、細長い形状をなしている。そしてそ
の長手方向の長さは、インクフィルム4の幅に匹敵す
る。
【0017】発光部15は、3つの赤外光発光素子15
a,15b,15cが、両端部および中央部にそれぞれ
配置されている。この3つの赤外光発光素子15a,1
5b,15cが、それぞれ赤外光を発光する。
【0018】受光部16は、やはり3つの赤外光受光素
子16a,16b,16cが、前記赤外光発光素子15
a,15b,15cに対向する位置にそれぞれ配置され
ている。この3つの赤外光受光素子16a,16b,1
6cが、それぞれ赤外光を受光する。
【0019】制御部18は例えばマイクロコンピュータ
を主体として構成されており、本熱転写記録装置を総括
的に制御する。この制御部18は、熱転写記録装置にお
ける周知の制御手段に加えて、受光部15から出力され
る電圧のレベルに基づいてインクフィルム4の消耗度を
監視する手段を有している。19は例えば液晶表示器
(LCD)などよりなる表示部である。この表示部19
は制御部18の制御の下にユーザに対する各種の情報表
示を行う。
【0020】図3はインクフィルム4および記録紙5の
搬送にかかる機構部の筐体への取り付け状態を示す図で
ある。なお、図1と同一部分には同一符号を付し、その
詳細な説明は省略する。
【0021】図中、20は筐体であり、下部筐体20a
および上部筐体20bからなる。上部筐体20bは、ヒ
ンジ21を介して下部筐体20aに振上げ可能に連結さ
れている。この上部筐体20bには、サーマルヘッド
1、ガイドシャフト9b,9cおよび発光部15がそれ
ぞれ取り付けられている。すなわち上部筐体20bに
は、インクフィルム4の上方に位置するものが取り付け
られている。
【0022】一方、下部筐体には、プラテンローラ2、
供給ローラ6、巻取りローラ7、搬入ローラ8、ガイド
シャフト9a,9dおよび受光部16がそれぞれ取り付
けられている。すなわち下部筐体20aには、インクフ
ィルム4の下方に位置するものが取り付けられている。
【0023】かくして図3に示すように上部筐体20b
を振り上げることにより、インクフィルム4の上方に位
置するサーマルヘッド1、ガイドシャフト9b,9cお
よび発光部15をインクフィルム4上から除去すること
ができる。これにより、インクフィルム4の着脱が容易
に行えるものとなっている。
【0024】次に以上のように構成された熱転写記録装
置の動作を制御部18の制御手順に従って説明する。ま
ず制御部18は待機状態において、記録開始指示がなさ
れるのを待ち受けている(図4中のステップa)。
【0025】この状態で、外部から制御信号にて記録開
始が指示されると、制御部18は記録処理を開始する
(ステップb)。記録処理は、例えば熱転写記録装置に
おける周知の処理であり、プラテンローラ駆動源10、
巻取ローラ駆動源11および搬入ローラ駆動源12を制
御することによるインクフィルム4および記録紙5の搬
送制御や、ヘッドドライバ13によるサーマルヘッド1
の駆動タイミングの制御などである。
【0026】このように開始した記録処理に並行して、
制御部18は記録が終了したか否かの判断を行う(ステ
ップc)。ここで記録が終了していなければ、続いて制
御部18はインクフィルム4の消耗度の判定を行う(ス
テップd)。このインクフィルム4の消耗度の判定は、
次のようにして行う。
【0027】まず記録処理が行われていると、インクフ
ィルム4は徐々に巻取ローラ7へと巻き取られていく。
インクフィルム4は図5に示すように、ベースフィルム
4aに塗布されたインク4bのうちの表層の一部が記録
紙5に転写されるため、巻取ローラ7へと巻き取られた
のちにもインクフィルム4にはインク4bの層が残留し
ている。そこでインクフィルム4の全てが巻取ローラ7
に巻き取られたのちに、インクフィルム4を巻取ローラ
7から一旦外し、インクフィルム4のロールを供給ロー
ラ6へ、またインクフィルム4の先端を巻取ローラ7へ
それぞれセットし直すことにより、インクフィルム4を
繰り返し使用できる。
【0028】このようにインクフィルム4を繰り返し使
用した場合、インク4bが徐々に剥がされて行くため
に、ベースフィルム4a上のインク4bの層厚が減少す
る。このようにインク4bの層厚が減少すると、光の透
過率が低下する。
【0029】図6は印字回数と透過率との関係を示す図
である。この図からも分かるように、印字回数が増える
に従ってインク4bの層厚が薄くなり、透過率が上昇す
ることが分かる。なおここでは、5回の印字でインク4
bがほとんどなくなり、透過率がほぼ100%となって
いる。
【0030】さて、所定回数(例えば5回)以上使用さ
れてインク4bが微少になった領域が存在するインクフ
ィルム4がセットされていると、上記インク4bが微少
になった領域が透光量検出器14の検出位置を通過する
際に、発光部15から発せられた光はその大部分がイン
クフィルム4を透過し、受光部16に到達する光量が多
くなる。従ってこのときには、受光部16の出力電圧レ
ベルが大きくなる。
【0031】制御部18は、受光部16の出力電圧レベ
ルから、インクフィルム4中にインク4bが微少になっ
た領域が存在することを認知する。そして、単位時間に
おけるインク4bが微少になった領域が検出されている
期間の割合を検出することにより、インクフィルム4の
消耗度を検出する。
【0032】そして制御部18は、インクフィルム4の
消耗度が所定の基準レベルを上回っているか否かの判断
を行い(ステップe)、インクフィルム4の消耗度が基
準レベル以下であれば、インクフィルム4はまだ寿命に
至っていないと判断し、処理をステップcに戻る。なお
基準レベルは、記録された画像に対して要求される画質
などの諸条件を考慮して最適な値に設定されている。具
体的には、基準レベルを小さくすると、インク4bが微
少になった領域が少しでも存在すればそのインクフィル
ム4は寿命であると判断するため、他の大半の部分がま
だ使用可能であってもその使用が禁止されるが、記録さ
れた画像に濃度低下やかすれなどが生じることはなく、
常に非常に高画質な画像を記録できる。反対に基準レベ
ルを大きくすると、インク4bが微少になった領域が多
少多く存在してもそのインクフィルム4はまだ寿命には
至っていないと判断するため、他の使用可能な部分を有
効に利用することができるが、インク4bが微少になっ
た領域を使用して記録がなされた部分に濃度低下やかす
れが生じて画質を若干劣化させる。かくして基準レベル
は、要求する画質を確保できる範囲で、できる限り大き
く設定することが望ましい。ただし、濃度低下やかすれ
を極力低減させる必要がある場合には、インク4bが微
少になった領域が1つでも検出されたらインクフィルム
4が寿命であると判断されるように基準レベルを設定す
べきである。
【0033】一方、インクフィルム4の消耗度が所定の
基準レベルを上回っている場合、制御部18は記録処理
を中断する(ステップf)。続いて制御部19は、表示
部19にインクフィルム4の交換を促すメッセージを表
示する(ステップg)とともに、インクフィルム4が新
しいものに交換されるのを待つ。そして図示しない検出
器によってインクフィルム4の脱着動作が検出される
と、制御部18はインクフィルム4が新しいものに交換
されたと判断し、メッセージの表示を停止する(ステッ
プi)とともに、記録処理を再開する(ステップj)。
そして制御部18は、処理をステップcに戻る。記録処
理が終了すれば、制御部18は処理をステップcからス
テップkに移行し、記録処理を終了する。
【0034】かくして本実施例によれば、インクフィル
ム4のインク4bの残留状態からインクフィルム4の消
耗度が検出され、インクフィルム4の消耗度が所定の基
準レベルを上回っていれば、記録処理が中断される。従
って、基準レベル以上に消耗したインクフィルム4を用
いて記録動作を行ってしまうことによって画質が悪い画
像が記録されてしまうことがない。特に本実施例では、
赤外光発光素子および赤外光受光素子を、インクフィル
ム4の幅方向の両端部および中央部のそれぞれの光透過
量を検出するべく三対設けることで、インクフィルム4
の幅方向の両端部および中央部のそれぞれの光透過量を
それぞれ考慮してインクフィルム4の消耗度を検出す
る。従って、幅広いインクフィルム4の幅方向の部分毎
でのインク4bの使用量に偏りがあっても、それを考慮
して適切にインクフィルム4の消耗度を検出することが
可能である。
【0035】そして、インクフィルム4の交換を促すメ
ッセージが表示部19に表示されるので、ユーザは特に
インクフィルム4の使用量に関する管理を行っていなく
ても、インクフィルム4の的確な交換時期を容易に知る
ことができる。これにより、インクフィルム4の交換が
早すぎて無駄が生じたり、また遅すぎて画質が著しく劣
化した画像が記録されてしまうことが確実に防止され
る。
【0036】なお本発明は上記実施例に限定されるもの
ではない。例えば上記実施例では、インクフィルム4の
消耗度が所定の基準レベルを上回ると即座に記録処理を
中断するものとしているが、インクフィルム4の消耗度
が所定の基準レベルを上回ってから1頁または1回の記
録が終了したのちに、インクフィルム4の交換がなされ
るまでは次頁または次回の記録を禁止するようにしても
良い。また記録処理の実行は必ずしも禁止する必要はな
く、インクフィルム4の消耗度が所定の基準レベルを上
回ったのちであっても記録処理を継続しても良い。
【0037】また透光量検出器は上記実施例に示した構
成のものには限定されない。例えば、上記実施例では発
光部15および受光部16は、それぞれ3つの赤外光発
光素子15a,15b,15cおよび赤外光受光素子1
6a,16b,16cを、両端および中央に配置したも
のを例示しているが、赤外光発光素子15a,15b,
15cおよび赤外光受光素子16a,16b,16cの
配置位置は任意であって良いし、また赤外光発光素子お
よび赤外光受光素子の数は少なくとも一対あれば任意で
あって良い。また上記実施例では発光部15と受光部1
6とをインクフィルム4を挟んで配置しており、透過型
をなしているが、反射型とすることもできる。
【0038】図7は反射型の透光量検出器の構成例を示
す図である。なお図1と同一部分には同一符号を付し、
その詳細な説明は省略する。この透光量検出器はインク
フィルム4に対して同一側に発光部15および受光部1
6を配置してある。また発光部15および受光部16に
対してインクフィルム4を挟んで、白色板30を配置し
てある。発光部15および受光部16は、発光部15か
ら発せられ、白色板30で反射した赤外光が受光部16
に到達するように向きが設定されている。
【0039】この構成の透光量検出器では、インクフィ
ルム4のインク4bの層が存在すれば、インク4bによ
る赤外光の反射量が少ないために受光部16には少量の
赤外光しか到達しないのに対し、インクフィルム4のイ
ンク4bの層が存在しないときには、白色板30により
多量の赤外光が反射し受光部16に到達するため、受光
部16への赤外光の到達量からインク4bの層の有無を
検出できるものである。このほか、本発明の要旨を逸脱
しない範囲で種々の変形実施が可能である。
【0040】
【発明の効果】本発明によれば、インクフィルム搬送経
路におけるインクフィルムの搬送方向に交差する方向に
ついての中央部および両端部にそれぞれ少なくとも1つ
ずつが配置されてそれぞれ前記インクフィルムの光透過
量を検出する、例えばインクフィルムを挟んで配置され
た一対の発光部および受光部からなる複数のセンサを有
し、これらのセンサの出力に基づいて前記インクフィル
ムの光透過率を検出する検出手段を備え、この検出手段
により検出された前記インクフィルムの光透過率が、所
定の単位時間当り所定期間に亙って所定値を上回ったこ
とに応じ、インクフィルムの交換が必要であることを、
例えば表示部に表示することによって報知するようにし
たので、的確な交換時期においてインクフィルムの交換
をユーザに行わせることができ、これによりインクフィ
ルムの無駄を減らしてランニングコストを低減でき、か
つ常に高質な画像を記録することができる熱転写記録装
置となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る熱転写記録装置の構成
を示す図。
【図2】発光部15および受光部16の構造を示す平面
図。
【図3】インクフィルム4および記録紙5の搬送にかか
る機構部の筐体への取り付け状態を示す図。
【図4】制御部18の処理手順を示すフローチャート。
【図5】インクフィルム4からのインク4bの剥離状態
を説明する図。
【図6】インクフィルム4の印字回数と透過率との関係
を示す図。
【図7】透光量検出器の別の構成例を示す図。
【符号の説明】
1…サーマルヘッド、 2…プラテンローラ、
4…インクフィルム、 4a…ベースフィル
ム、4b…インク、 5…記録紙、6…
供給ローラ、 7…巻取ローラ、8…搬入
ローラ、 9a,9b,9c,9d…ガイ
ドシャフト、10…プラテン駆動源、 11…巻
取ローラ駆動源、12…搬入ローラ駆動源、 13
…ヘッドドライバ、14…透光量検出器、 1
5…発光部、15a,15b,15c…赤外光発光素
子、16…受光部、 16a,16b,
16c…赤外光受光素子、17…A/D変換器、
18…制御部、19…表示部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B41J 17/36 B41J 2/325

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 サーマルヘッドにより、所定の搬送方向
    に搬送されるインクフィルムのインクを前記記録紙に対
    して熱転写して記録を行う熱転写記録装置において、前記インクフィルム搬送経路における前記搬送方向に交
    差する方向についての中央部および両端部にそれぞれ少
    なくとも1つずつが配置されてそれぞれ前記インクフィ
    ルムの光透過量を検出する複数のセンサを有し、これら
    のセンサの出力に基づいて 前記インクフィルムの光透過
    率を検出する検出手段と、 この検出手段により検出された前記インクフィルムの光
    透過率が、所定の単位時間当り所定期間に亙って所定値
    を上回ったことに応じ、インクフィルムの交換が必要で
    あることを報知する報知手段とを具備したことを特徴と
    する熱転写記録装置。
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