JP2000093902A - 青果物の選別装置の受皿 - Google Patents

青果物の選別装置の受皿

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JP2000093902A
JP2000093902A JP11303149A JP30314999A JP2000093902A JP 2000093902 A JP2000093902 A JP 2000093902A JP 11303149 A JP11303149 A JP 11303149A JP 30314999 A JP30314999 A JP 30314999A JP 2000093902 A JP2000093902 A JP 2000093902A
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俊博 水野
Hiroshi Maeda
弘 前田
Kazuo Haraguchi
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 受皿の搬送中に受皿同士が接触してもが汚れ
たり破損したりすることがなく、その上、受皿の姿勢制
御を不要とすることができる青果物の選別装置の受皿を
提供する。 【解決手段】 青果物100が載せられた受皿1を搬送
手段2により搬送する途中に、受皿1に設けられたバー
コード13を読み取ることに基づき該受皿1に載せられ
た青果物100を受皿1ごと該搬送手段2上から仕分け
排出するように用いられ、この受皿1にはその側部外周
に形成した凹部にバーコード13を設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、青果物が載せられた受
皿を搬送手段により搬送し、青果物を受皿ごと搬送手段
上から仕分け排出する青果物の選別装置の受皿に関す
る。
【0002】
【従来の技術】受皿に載せられた青果物を搬送手段によ
り搬送する途中に、受皿に保持させた情報を読み取る
(検出する)ことに基づき、この受皿上の青果物を受皿
ごと搬送手段上から仕分け排出する青果物の選別装置と
して、本出願人は、先に特開平1−189380号公報
に係る青果物の選別装置を提案している。
【0003】この選別装置は、青果物の仕分情報として
の等級を表示・保持(以下「表示」と略す)するための
等級表示手段(表示スイッチ)を有する受皿を用いて青
果物の選別を行うもので、受皿上に載せられた青果物の
等級を、各等級にそれぞれ対応して受皿上の左右両側に
設けられた表示スイッチの操作により表示するようにし
ている。そして等級が表示されて搬送される受皿上の青
果物は、搬送路の途中の側方に設けられた等級検出手段
により前記表示された表示スイッチから等級が検出され
ると共に、測定手段により青果物の大きさ(階級要素)
が計測されて青果物の階級が判定(検出)され、これら
両者の仕分情報(等級、階級)に基づいて演算処理装置
により生成されて出力される仕分排出信号により等級別
階級別に受皿ごと仕分け排出されるようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記特開平1−189
380号公報に開示された青果物の選別装置によれば、
青果物の等級を各受皿上に設けられた等級表示手段によ
り表示するので、青果物の等級別分布比率が多様に変化
しても一条の選別ラインで異なる等級の青果物を混在さ
せて搬送し選別することができる。このため、従来式の
ように等級別に指定された搬送ラインが複数条並設され
た選別装置と比較して設置スペースの減少及び設備費の
減少等の点において利点が得られる。
【0005】上記公報に開示された選別装置で用いた受
皿には、種々の利点があるものの次のような解決すべき
点があることが判明した。
【0006】即ち、この受皿は、受皿上の左右両側に青
果物の等級を表示するための等級表示手段(表示スイッ
チ)を備えているので、搬送路の側方に設けられた等級
検出手段により等級を検出するためには、受皿の向きを
揃える等の姿勢制御を必要とするという問題がある上
に、受皿の一個当りのコストが高くなるという問題があ
り、しかもこの受皿を用いる選別装置全体では、多数の
受皿が必要になるため設備費がかなり嵩むこととなる。
又、この設備費を削減するために、受皿上の表示スイッ
チの数を決めるにあたっては、これを用いる選果場(青
果物の選別包装施設)の選別仕様(等級区分数)に基づ
いて設定することも行われているが、受皿が各選果場毎
の専用となり、汎用性に欠けるという問題もある。
【0007】更に、受皿上の表示スイッチを入力(操
作)するには、人手または自動的な入力手段により押圧
力を加えて入力しなければならないため、手間がかかる
上に、作業者の単純な入力間違いや、押圧力が弱いため
に起る操作ミスが生じるという問題も発生する。
【0008】更に又、受皿上に配置される表示スイッチ
の数は、選別対象物の大きさに応じて決められる受皿の
サイズに制約されるという問題もある。即ち、西瓜等の
ように比較的大きな選別対象物を載せる受皿において
は、受皿自体のサイズが大きなために複数の表示スイッ
チが配置できるスペースが構造上確保できるが、例え
ば、リンゴ等のように比較的小さな選別対象物において
は対象物に応じて受皿自体も小さく設定されるため、前
記大きな受皿と同じように複数の表示スイッチを配置す
ることは実際の受皿の設計をする上で困難であった。こ
のため、上記従来の選別装置で用いられる受皿は、西瓜
等のように比較的大型の青果物を載せるのには適してい
るが、小型の青果物については実用上用いることが難し
いという問題もある。
【0009】本発明は、上記のような問題を解決すべく
鋭意検討した結果、青果物の選別装置の受皿にバーコー
ドを設けることを創案したことに伴いなされたものであ
って、その目的は、受皿に等級表示手段(表示スイッ
チ)を設けて青果物の選別を行う従来の選別方式を一新
して、受皿のコストを低廉化でき延いては選別装置全体
の低廉化を図ることができると共に、操作の手間がかか
らず操作ミスもなく、しかも比較的小さな青果物にも適
用できると共に多くの選果場に適用できて汎用性が高
く、且つ、受皿の搬送中に受皿同士が接触してもバーコ
ードが汚れたり破損したりすることがなく、その上、受
皿の姿勢制御を不要とすることができる青果物の選別装
置の受皿を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
になされた本発明の特徴は、前記特許請求の範囲の各請
求項に記載したところにある。
【0011】本願の請求項1の発明は、青果物が載せら
れた受皿を搬送手段により搬送する途中に、受皿に設け
られたバーコードを読み取ることに基づき当該受皿に載
せられた青果物を受皿ごと該搬送手段上から仕分け排出
する青果物の選別装置の受皿であって、その側部外周に
形成された凹部に前記バーコードが設けられていること
を特徴とする青果物の選別装置の受皿の構成としたもの
である。
【0012】本願の請求項2の発明では、請求項1の発
明にあって、前記凹部は前記外周の上下方向の一部にお
ける全周に亘って形成され、該凹部には、同一のバーコ
ードが相互に若干の間をおいて該全周に亘るように複数
形成されていることを特徴とする青果物の選別装置の受
皿の構成としたものである。
【0013】本願の請求項3の発明では、請求項1の発
明にあって、前記凹部は前記外周の上下方向の一部にお
ける全周に亘って形成され、該凹部には、前記バーコー
ドが各バーを横にして並べ該全周に亘って連続的に設け
られていることを特徴とする青果物の選別装置の受皿の
構成としたものである。
【0014】本願の請求項4の発明では、請求項1〜3
のいずれかの発明にあって、前記受皿は平面視で円形で
あることを特徴とする青果物の選別装置の受皿の構成と
したものである。
【0015】本願の請求項5の発明は、請求項1〜4の
いずれかの発明にあって、前記受皿に設けられているバ
ーコードには、個々の受皿を識別するための固有情報が
組み入れられていることを特徴とする青果物の選別装置
の受皿の構成としたものである。
【0016】
【作用】本願の請求項1に記載の青果物の選別装置の受
皿の発明によれば、青果物が載せられた受皿は、搬送手
段により搬送される途中に、受皿の側部外周に形成され
た凹部に設けられたバーコードが読み取られ、この読み
取られたことに基づき当該受皿に載せられた青果物は受
皿ごと該搬送手段上から仕分け排出される。上記のよう
に、この受皿は、バーコードが該受皿の側部外周に形成
された凹部に設けられているので、受皿同士が接触して
もバーコードには接触することがないから、バーコード
が汚れたり破損したりすることがなく、バーコードの読
み取りが正確に行われる。
【0017】本願の請求項2に記載の青果物の選別装置
の発明によれば、請求項1に記載の発明の作用を奏する
上に、受皿は、その側部外周の上下方向の一部における
全周に亘って形成された凹部に、同一のバーコードが相
互に若干の間をおいて該全周に亘るように複数設けられ
ているので、受皿の姿勢制御をすることなくバーコード
の読み取りができる。
【0018】本願の請求項3に記載の青果物の選別装置
の発明によれば、請求項1に記載の発明の作用を奏する
上に、受皿は、その側部外周の上下方向の一部における
全周に亘って形成された凹部に、バーコードが各バーを
横にして並べ該全周に亘って連続的に設けられているの
で、上記同様に受皿の姿勢制御をすることなくバーコー
ドの読み取りができる。
【0019】本願の請求項4に記載の青果物の選別装置
の発明によれば、請求項1又は2又は3に記載の発明の
作用を奏する上に、受皿は平面視で円形であることか
ら、搬送手段上から青果物入り受皿を仕分け排出する際
にも、受皿の向き等の姿勢の制御あるいは規制をするこ
となく仕分け排出することができる。
【0020】本願の請求項5に記載の青果物の選別装置
の発明によれば、請求項1〜4に記載のいずれかの発明
の作用を奏する上に、受皿に設けられるバーコードに
は、個々の受皿を識別するための固有情報が組み入れら
れているので、該受皿の固有情報と検出された青果物の
仕分情報とを対応させて受皿以外の外部の記憶手段に記
憶させておくことができる。
【0021】
【実施例】以下、本発明の好ましい実施例を図面(図1
〜図15)に基づいて説明する。
【0022】図1は本発明に係る青果物の選別装置の受
皿の斜視図、図2は同じく一部破断した正面図である。
【0023】図において、受皿1は、平面視で円形状に
形成されており、その外周は所定の高さの側壁1aで形
成されている。11は受皿1の上面に形成された載部で
あり、該載部11は、側部としての前記側壁1aの上縁
(外周縁)から内側下方に向けてすりばち状に凹ませて
青果物100を安定着座させる如く形成されている。
【0024】12は前記側壁1aの内周面に形成された
係合壁であり、該係合壁12は後述する排出装置6の係
合部材612と係合する如く形成されている。
【0025】13はバーコードであり、このバーコード
13は、固有情報として受皿1各々に固有番号(背番
号)を付与する如くバーと余白とを組み合わせて構成さ
れている。
【0026】そして、このバーコード13は、各バーを
縦にして並べたものが円形の受皿1の側壁1a外周に沿
って複数貼着または印刷されて設けられている。
【0027】尚、前記バーコード13は、受皿1の側壁
1a外周の上下方向の一部における全周に亘って形成さ
れた凹部に、同一のバーコード13が相互に若干の間を
おいて該全周に亘るように複数設けられているものであ
る。こうした凹部を設けることにより、受皿1同士が接
触してもバーコード13には接触することがないから、
バーコード13が汚れたり破損したりすることがなく、
バーコード13の読み取りが正確に行なわれるという利
点があると共に、上記のように同一のバーコード13を
全周に亘るように複数設けることにより、受皿1の姿勢
制御をすることなくバーコード13の読み取りができる
とい利点がある。
【0028】図3はバーコード13の他の実施例を示す
ものであり、この実施例では、バーコード13の各バー
を横にして並べたバーコード13を用い、円形の受皿1
の側壁1a外周の上下方向の一部における全周に亘って
形成された凹部に、この同一のバーコード13が相互に
若干の間をおいて該全周に亘るように複数設けられてい
る。こうすることによっても、上記二つの利点が得られ
る。
【0029】図4はバーコード13の更に他の実施例を
示すものであり、この実施例では、バーコード13は、
円形の受皿1の前記凹部に、各バーを横にして並べ全周
に亘って連続的に設けられたものである。こうすること
によっても、前記二つの利点が得られる。
【0030】図5に示す受皿1は、受皿1の形状を平面
視で方形に形成すると共に、読み取る側の側壁1a外周
の一部を凹ませた凹部にバーコード13が設けられたも
のである。
【0031】図6に示す受皿1は、受皿1の形状を平面
視で方形に形成すると共に、各側壁1a毎にその外周の
一部を凹ませた凹部に同一のバーコード13を夫々一個
ずつ貼り付けて構成したものであり、搬送姿勢が90度
毎変化しても同じ位置からの読み取りを可能にしてい
る。この場合、係合壁12は各側壁1aの内面に形成さ
れている。
【0032】尚、上記バーコード13は、受皿1に直接
印刷するか、またはバーコード13が印刷されたシート
を貼り付けるか、またはバーコード13を貼着又は印刷
等したリング部材を受皿1の周囲に嵌め込む等して設け
ることができる。
【0033】図7は本発明に係る受皿1を用いた青果物
の選別装置の一実施例を説明するための平面図である。
図8は図7のA−Aに沿った矢視図である。図9は図7
のB矢印方向に沿った矢視図である。
【0034】先ず、図により選別装置全体の概要を説明
する。2は受皿1を搬送する搬送手段であり、始端部2
0から供給部21、読取計測部22、第一仕分部23の
各部が搬送路に沿って設けられている。この搬送手段2
は受皿1を搬送すると共に供給部21において受皿1上
に青果物100が載せられるようになっている。この供
給部21には、コンテナ(図示せず)等で荷受けされた
青果物100を所定の供給位置まで引き込むための荷受
けコンベア211が搬送手段2の側方に所定の配置で設
けられている。
【0035】尚、この選別装置の受皿1は、図1及び図
2で示した円形の受皿1を用いる。そして、各々の受皿
1には、バーコード13により固有番号(固有情報)が
予め付与されている。
【0036】3は前記搬送手段2の読取計測部22に設
けられた計測装置である。31は受皿1のバーコード1
3を読み取る第一の読取装置としてのバーコード読取装
置である。
【0037】4は演算処理装置であり、計測装置3から
の計測信号に基づき仕分情報を検出し、この仕分情報を
第一の読取装置31(バーコード読取装置)で読み取っ
た受皿1の固有情報(バーコード信号)と対応させて記
憶させ、その後、後述する第二の読取装置で受皿1の固
有情報を読み取った際にこの固有情報と対応させて記憶
されている仕分情報を読み出し、この仕分情報に基づく
仕分排出信号を出力するように構成する。
【0038】5a,5bは前記計測装置3の後段に設け
られた第二の読取装置としてのバーコード読取装置であ
る。
【0039】6aは前記搬送手段2の第一仕分部23に
階級別に夫々設けられた排出装置である。
【0040】7は各排出装置6aに対応してそれぞれ設
けられた搬出合流装置であり、階級別に異なる等級のも
のを混在する状態で貯溜するようになっている。
【0041】8は前記搬出合流装置7の終端部71aに
隣接して設けられた第二搬送手段であり、下流側の所定
区域を第二仕分部80としている。この第二仕分部80
には、排出装置6bが等級別に夫々所定間隔で設けられ
ている。
【0042】9は前記排出装置6bに夫々対応して第二
搬送手段8の側方に設けられた箱詰貯溜装置である。こ
の箱詰貯溜装置9の第二搬送手段8と反対側を箱詰部9
0としている。
【0043】尚、この図例での仕分情報は、青果物10
0の等級及び階級の区分を示す。
【0044】以上の構成による選別装置では、第一段目
において青果物100を異なる等級のものを混在する状
態で階級別に仕分け排出し、第二段目において前記混在
して排出された青果物100を等級別に仕分け排出する
ようにしている。この仕分け方式は、第一段目で仕分け
排出した状態が等級の分布率に影響されることなく階級
別にプールすることができ、プールコンベアの有効利用
が図れるという利点がある。
【0045】また、この仕分け方式は、箱詰部90で同
一階級の青果物100が、等級別に隣り合ってプールさ
れているので、同じ大きさの包装パックや段ボール箱等
を共用することができると共に、資材の供給や箱詰施設
等を共通化できるという利点がある。
【0046】以下、各部の構成を詳細に説明する。
【0047】前記搬送手段2は、受皿1を一列で搬送す
るのに適合した搬送面を有するもので、チェンコンベ
ア、ローラコンベア、ベルトコンベア等の各種のコンベ
アを組み合わせて構成することができる。
【0048】この搬送手段2は、供給部21から読取計
測部22を通過して第一仕分部23までの往路を、左右
および上下方向に屈曲可能なコンベアを用いて連続した
ラインで構成するか、または曲線部だけを前記屈曲可能
なコンベアを用いる他、傾斜部、水平部、仕分部には夫
々適宜なコンベアを組み合わせて構成することもでき
る。
【0049】尚、この搬送手段2は、図例では二条(2
a,2b)並設しているが、選別する処理量に応じて一
条または異なる複数条で設置することができるものであ
る。
【0050】前記二条の搬送手段2a,2bのうち、搬
送方向(図7の→方向)の左側の搬送手段2aの搬送面
は、図8に示す如く読取計測部22を通過した後に次第
に上り傾斜に形成され、第一仕分部23において二条の
搬送手段2a,2bが上下に所定の距離を隔てて並設さ
れている。そしてこの二条の搬送手段2a,2bの同一
仕分情報の仕分排出位置は、上下方向で対応するように
なっており、二条の搬送手段2a,2bで搬送される同
一仕分情報の青果物100を、二条分を合わせて排出す
るようになっている。
【0051】前記計測装置3は、青果物100の所定の
計測項目を計測するようになっており次のように構成さ
れている。
【0052】32はカメラハウスであり、このカメラハ
ウス32内には、搬送手段2で搬送されてくる受皿1上
の青果物100を上方から撮影するカメラ装置321が
設けられている。このカメラ装置321の走査線の前後
には青果物100を照射する小型ランプ等の照明装置3
22が配設されている。この計測装置3は、例えば、本
出願人が先に提案し公開された特開昭63−42411
号に記載されている技術を採用して青果物100の大き
さや、色、傷、汚れ、模様等の計測項目を計測すること
ができる。これらの計測項目から階級判定要素として大
きさが用いられる。また、等級判定要素としては、色、
傷、汚れ、模様等の項目が用いられる。
【0053】また、前記計測装置3は、前記カメラ装置
321とロードセル等の荷重センサとを併設して青果物
100の重量も計測するように構成することもできる。
更にまた、青果物100の熟度や糖度等の内部品質を非
破壊で検査する内部品質検査装置(不図示)を組み合わ
せて複数の計測項目を計測することができる。
【0054】そして、このカメラ装置321で計測した
際の計測信号は後述する演算処理装置4へ入力されるよ
うになっている。
【0055】前記第一の読取装置としてのバーコード読
取装置31は、前記カメラ装置321の近傍で、図8、
図10に示す如く、搬送手段2の側方所定位置に配置さ
れている。このバーコード読取装置31によって光学的
にバーコード13を走査して得られた信号は、演算処理
装置4へ入力されるようになっている。
【0056】尚、前記カメラ装置321と前記バーコー
ド読取装置31との位置関係は、図8の配置に限定する
ものではなく、前後に入れかわってもよく、また搬送方
向の同一位置であってもよい。
【0057】前記演算処理装置4は、図11に示す如
く、CPUを内蔵した処理回路を有する演算記憶部41
と、仕分制御部42とから概略構成されている。
【0058】前記演算記憶部41は、カメラ装置321
から入力される計測信号(計測値)と予め設定した仕分
区分値(等級設定値、階級設定値)とを比較して仕分情
報(等級,階級)を判定(検出)する比較判定回路41
1と、アドレス毎に仕分情報を記憶する記憶手段として
のアドレスメモリ412とを有している。410a,4
10b,410cはコード番号抽出回路であり、バーコ
ード読取装置31,5a,5bでバーコード13を走査
した信号が入力されると、この信号から受皿1の固有情
報としての固有番号(背番号)を抽出するようになって
いる。符号410aで示すコード番号抽出回路は、符号
31のバーコード読取装置(第一の読取装置)から出力
される信号に基づいて受皿1の固有番号(背番号)を抽
出するものであり、この固有番号を抽出した際の信号は
前記アドレスメモリ412へ入力されるようになってい
る。そして、アドレスメモリ412では、入力された固
有番号の受皿1上の青果物100の仕分情報を、この固
有番号と対応させて各アドレス毎に記憶するようになっ
ている。また、符号410b,410cで示すコード番
号抽出回路は、後述するバーコード読取装置5a,5b
から出力される信号に基づいて受皿1の固有番号を抽出
し、この信号を後述する等級及び階級の仕分情報読出部
421b,421aへ入力するようになっている。
【0059】尚、コード番号抽出回路410a,410
b,410cは、図例では演算処理装置4の演算記憶部
41内に設ける如く構成したが、これに限定するもので
はなく、例えば各バーコード読取装置と組み合わせるこ
ともできるものである。
【0060】前記仕分制御部42は、後述するバーコー
ド読取装置5a,5bからコード番号抽出回路410
b,410cを介して入力される受皿1の固有番号から
この固有番号と対応させて前記アドレスメモリ412に
記憶されている仕分情報を読み出す仕分情報読出部42
1a,421bと、この読み出した仕分情報(等級、階
級)を仕分けのための仕分排出信号として出力する排出
制御回路422a,422bとを有している。この演算
処理装置4の動作については後述する動作の説明で詳述
する。
【0061】5a,5bは読取計測部22の下流側に設
けられた第二の読取装置としてのバーコード読取装置で
あり、前記符号31のバーコード読取装置と同様の装置
が用いられ、仕分情報が判定済の青果物100入り受皿
1のバーコード13を読み取るようにしている。符号5
aで示すバーコード読取装置は、第一仕分部23の前段
に階級の読み出し用として設けられている。このバーコ
ード読取装置5aで読み取った信号は、コード番号抽出
回路410bを介して仕分情報読出部421aに入力さ
れるようになっている。符号5bで示すバーコード読取
装置は、第二仕分部80の前段に等級の読み出し用とし
て設けられている。そして、このバーコード読取装置5
bで読み取った信号は、コード番号抽出回路410cを
介して仕分情報読出部421bに入力されるようになっ
ている。
【0062】尚、図例の選別装置は、青果物100を階
級別等級別に仕分ける際に、2個所(5a,5b)のバ
ーコード読取装置を通過するように構成したが、これに
限定するものではなく、仕分情報の内容、種類に基づい
て適宜設定することができる。
【0063】6aは搬送手段2の第一仕分部23に階級
別に設けられた排出装置であり、6bは第二の搬送手段
8の第二仕分部80に等級別に設けられた排出装置であ
る。この排出装置6a,6bは、同様の装置であり、搬
送手段2,8上で搬送される青果物100入り受皿1を
所定位置で転動することなく搬送手段2,8上から分岐
排出するようになっている。この排出装置6a,6bに
ついて、図12、図13を用いて説明する(図12、図
13では排出装置を符号6で示している)。尚、図12
はその平面図であり、図13は図12のC−Cに沿った
断面図である。
【0064】図において、601は回転テーブル、61
1a,b,c…(図13では611として示す)は突出
可能な係合部材612を有する係合装置であり、回転テ
ーブル601の保持部613を中心として該回転テーブ
ル601の周縁部に所定数均等に配設されている。前記
係合部材612は、一側を支点ピン614によって回転
テーブル601の一部に軸支された作動杆615の他側
に突出して設けられている。616は鉛直方向に設けら
れたロックロッドであり、スプリング617を介してホ
ルダー618に上下動自在に嵌装している。そして、こ
のロックロッド616の下端部は連結ピン619により
前記作動杆615と連結されている。620はラッチア
ームであり、前記ホルダー618の一部にネジリスプリ
ング621を介して支点ピン622によって軸支されて
いる。そしてこの係合装置611の非作動時は、前記ロ
ックロッド616の係止部616aと該ラッチアーム6
20の係止部620aとが噛み合っており、前記作動杆
615の係合部材612は図示想像線(二点鎖線)の位
置で待機する如くなしている。
【0065】623は係合作動装置であり、ソレノイド
624とこのソレノイド624の作動軸と連動する作動
レバー625とを組み合わせて構成している。この作動
レバー625の作動部625aは、前記ラッチアーム6
20の一部に接触する如くソレノイド624の位置が設
定されている。626は支持軸であり、ブラケット62
8上に垂直に設けられている。この支持軸626には、
前記回転テーブル601の保持部613が軸受け627
を介して回転可能に嵌装されている。そして支持軸62
6の上端部には、ソレノイド624を取り付けるための
台座624aが設けられている。
【0066】629は駆動装置であり、モーター等が用
いられ、ベルト630等を介して前記回転テーブル60
1を回転駆動するようになっている。この駆動装置62
9の回転速度は、回転テーブル601の周速と前記搬送
手段2の搬送速度とが略同速になるように設定されてい
る。
【0067】631は復元レールであり、前記回転テー
ブル601が回転する途中に、前記ロックロッド616
の一部に接触して前記係合部材612を定位置(下降し
た位置)に復元する如く作用するものである。復元する
位置は、図12に示す如く、搬送手段2上から仕分け排
出された受皿1が後述する搬出コンベア65に載せられ
たときに、前記係合部材612と受皿1との係合作用を
解除するように設定されている。
【0068】以上のように構成された排出装置6(6
a,6b)の作用について説明する。演算処理装置4か
ら出力された仕分排出信号により、係合作動装置623
のソレノイド624が作動すると、作動レバー625が
下方へ押し下げられてこの作動レバー625によりラッ
チアーム620の一部を叩く。これによりロックロッド
616とラッチアーム620との係合が解放される。そ
して、係合が解放されたロックロッド616がスプリン
グ617により上方へ突出すると、このロックロッド6
16に連結した作動杆615の係合部材612が受皿1
の側壁1a内側に突出して係合壁12と係合する。係合
部材612によって係合された状態の受皿1は、回転テ
ーブル601の回転力により搬送手段2から側方の搬出
コンベア65上へ排出される。搬出コンベア65上に受
皿1が移載されると、復元レール631により前記受皿
1と係合部材612との係合が解放されて、受皿1は搬
出コンベア65により所定方向へ移送される。
【0069】尚、この排出装置6は、この図例に限定す
るものではなく、例えばシリンダやソレノイド等を用い
て受皿1を直接側方へ押し出す方式やまたは切り換えレ
バーやアーム式分岐装置等一般的な仕分装置を用いるこ
とができる。したがってこの排出装置6は、搬送手段2
の処理量や青果物100の種類に応じて適宜選択するこ
とが好ましいものである。
【0070】図において、65は搬出コンベアであり、
前記排出装置6aにより搬送手段2上から排出された青
果物100入り受皿1を、図14に示す如く搬出合流装
置7上に移送するための接続コンベア用として設けられ
ている。
【0071】尚、この搬出コンベア65は、単にテーブ
ルでもよいし、又、図例では後述する搬出合流装置7と
前記搬送手段2とを接続するために用いたが、これに限
定するものではなく搬出合流装置7と一体に構成するこ
ともできる。
【0072】前記搬出合流装置7は、図9、図14に示
す如く、上段の搬送手段2aから排出される青果物10
0入り受皿1を搬送する傾斜の搬出部70aと、下段の
搬送手段2bから排出される受皿1を搬送する略水平の
搬出部70bと、該搬出部70bと前記搬出部70aと
から搬送される青果物100入り受皿1を引き継いで搬
送する合流貯溜部71とからなり、ローラコンベア、ベ
ルトコンベア、滑走台等を組み合わせて構成することが
できる。この搬出合流装置7は、前記搬送手段2a,2
b上から階級別に排出される青果物100入り受皿1を
合流貯溜部71において同一のプール面でプールするた
め、図9に示す如く、上段の搬送手段2aに接続する搬
出部70aが下り傾斜に形成されてその終端部上面と下
段の搬出部70bの上面とを同一面に形成している。
【0073】前記合流貯溜部71の終端部71aには、
該合流貯溜部71上で貯溜される青果物100入り受皿
1を、横一列にして後述の第二搬送手段8上に送り出す
ためのストッパ装置72,72が搬送方向の前後に設け
られている。そして、このストッパ装置72,72は交
互に作動することにより受皿1を横一列で送り出すよう
になっている。
【0074】8は第二搬送手段であり、前記合流貯溜部
71の終端部71aに搬送方向が直交する方向に設けら
れ、前記合流貯溜部71の終端部71aから横一列で送
り出される所定数の青果物100入り受皿1を、図14
の矢印方向に一列で搬送するようになっている。この第
二搬送手段8は、前記搬送手段2と同様のコンベアを用
いることができる。そしてこの第二搬送手段8の下流側
の第二仕分部80には、青果物100入り受皿1を等級
別に仕分け排出するための排出装置6bが等級別に夫々
配設されている。そして、この第二仕分部80の前段に
は前記第二の読取装置としてのバーコード読取装置5b
が搬送路の側方に配設されている。尚、この排出装置6
bおよびバーコード読取装置5bは、前記第一仕分部2
3で用いたものと同様のものを採用することができる。
【0075】9は箱詰貯溜装置であり、この箱詰貯溜装
置9は、前記第二仕分部80の排出装置6bに夫々対応
して設けられ、各排出装置6bによって第二搬送手段8
から仕分け排出された青果物100入り受皿1を、夫々
等級別に貯溜するもので、アキュームレート可能なロー
ラコンベアやチェンコンベア等で構成されている。
【0076】また、この箱詰貯溜装置9の終端側の箱詰
部90には、図15に示す如く箱詰貯溜装置9に貯溜さ
れる受皿1 上の青果物100を取り上げて箱詰めする自
動箱詰装置10を配設している。この自動箱詰装置10
は、分布率が高い仕分区分に配置すればより稼動率を高
めることができる。一方、分布率が低くまばらにしか仕
分けられない仕分区分には、箱詰め作業台(不図示)等
を配設して人手により箱詰めするように構成することも
できる。
【0077】この自動箱詰装置10は、図15に示す如
く、受皿1上の青果物100を吸着して取り上げ移動し
て所定位置で待機する段ボール箱101に詰める真空吸
着式の取り上げヘッド102と、段ボール箱101を所
定位置で上昇待機させると共に製品200(青果物10
0が所定数詰められた段ボール箱101)を降下させる
昇降リフト103とを組み合わせて構成することができ
る。
【0078】15は製品200を下流側の製品搬送コン
ベア16へ合流搬送させるための搬出装置である。
【0079】17は箱詰貯溜装置9の下方に設けられた
空受皿搬送装置であり、ローラコンベアや滑走台等を下
り傾斜に配置し、箱詰貯溜装置9上で青果物100が取
り上げられて空になった受皿1を、第二搬送手段8の下
方に設けられた回収コンベア18上へ合流搬出するよう
になっている。
【0080】前記回収コンベア18は、前記搬出合流装
置7及び搬送手段2の下方で搬送方向を逆にして設けら
れ、終端部18bが図7に示す如く前記搬送手段2の始
端部20に接続されて空の受皿1の自動回収ラインが構
成されている。
【0081】以上の如く、構成された選別装置の動作を
図11の動作説明図を参照して以下説明する。
【0082】搬送手段2により搬送される受皿1に供給
部21において人手等により青果物100が載せられる
と、この青果物100入り受皿1は、該搬送手段2によ
り搬送される途中に読取計測部22において第一の読取
装置としてのバーコード読取装置31によりバーコード
13が読み取られる。読み取られたバーコード13の情
報は、コード番号抽出回路410aにより当該受皿1の
固有情報としての固有番号(背番号)が抽出されてその
信号がアドレスメモリ412へ送られる。前記読取計測
部22では、前記バーコード13の読み取りと合わせて
カメラ装置321により、受皿1上の青果物100の大
きさや、外観状態等の所定の計測項目が計測される。こ
の計測した際の計測信号は、演算処理装置4の演算記憶
部41へ入力される。演算記憶部41は、入力された計
測信号に基づいて比較判定回路411により、当該青果
物100の仕分情報としての仕分区分(等級、階級)を
判定(検出)する。このようにして判定された仕分区分
は、判定(検出)の都度、当該判定された青果物100
が載せられた受皿1の前記固有番号(背番号)と対応さ
れてアドレスメモリ412の各アドレスに記憶される。
以上の如く、青果物の仕分情報(等級、階級)と受皿の
固有番号(背番号)とが対応されてアドレスメモリ41
2に記憶済みの青果物100入り受皿1は、搬送手段2
で搬送される途中に、第一仕分部23の前段に設けられ
た第二の読取装置としてのバーコード読取装置5aによ
り、バーコード13が読み取られてコード番号抽出回路
410bにより当該受皿1の固有番号(背番号)が抽出
される。そして、この抽出された受皿1の固有番号が階
級の読出しのための仕分情報読出部421aへ送られる
と、この仕分情報読出部421aは、入力された固有番
号に基づいて前記アドレスメモリ412にこの固有番号
と対応させて記憶されている仕分情報(階級)を読み出
し、この仕分情報(階級)の信号を排出制御回路422
aへ送る。排出制御回路422aは、入力された仕分情
報(階級)に基づいて階級別の仕分排出信号を該当する
階級の排出装置6aへ受皿1の搬送移動と同期させて出
力する。この仕分排出信号により該当する排出装置6a
が作動すると、青果物100は受皿1ごと搬送手段2上
から搬出合流装置7上へ仕分け排出される。以上のよう
に、搬送手段2上で搬送される青果物100を階級別に
仕分け排出することにより、各搬出合流装置7上には、
階級別に異なる等級の青果物100が混在してプールさ
れることになる。
【0083】次に、前記等級が混在されてプールされて
いる搬出合流装置7上の青果物100を等級別に仕分け
排出する動作について説明する。搬出合流装置7から送
られて第二搬送手段8により一列で搬送される青果物1
00入り受皿1は、第二仕分部80の前段に設けられた
バーコード読取装置5bにより、バーコード13が読み
取られてコード番号抽出回路410cにより当該受皿1
の固有番号が抽出される。抽出された固有番号の信号が
等級読み出しのための仕分情報読出部421bへ入力さ
れると、この仕分情報読出部421bは、入力された固
有番号に基づいて前記アドレスメモリ412にこの固有
番号と対応させて記憶されている仕分情報(等級)を読
み出し、この仕分情報(等級)の信号を排出制御回路4
22bへ送る。排出制御回路422bは、入力された仕
分情報に基づいて等級別の仕分排出信号を該当する排出
装置6bへ受皿1の搬送移動と同期させて出力する。そ
してこの仕分排出信号により該当する排出装置6bが作
動すると、第二搬送手段8上で搬送される青果物100
入り受皿1は、この第二搬送手段8上から箱詰貯溜装置
9上へ仕分け排出される。したがって箱詰貯溜装置9上
には階級別等級別の青果物100が貯溜されることにな
る。そして、この箱詰貯溜装置9に貯溜される受皿1上
の青果物100は、終端側の箱詰部90において自動箱
詰装置10や手詰め等の箱詰め手段により段ボール箱1
01に詰められて製品200として搬出装置15上から
製品搬送コンベア16上に送り出される。そして、青果
物100が取り上げられて空になった受皿1は、空受皿
搬送装置17を介して回収コンベア18により回収され
て前記搬送手段2の始端部20へ送り込まれることによ
り一連の選別動作が完了する。
【0084】図16はその他の実施例を示す選別装置の
平面図である。この選別装置は、第一仕分部23の前段
にはバーコード読取装置5aを配設しないで、第二仕分
部80の前段に第二の読取装置としてのバーコード読取
装置5bを配設したものである。
【0085】この選別装置は、前記の実施例と同様に青
果物100の等級と階級とを判定するが、階級について
はアドレスメモリ412に記憶させないで、等級のみを
受皿1の固有番号と対応させて記憶させておく。したが
って階級別に仕分け排出するためには、階級別の仕分排
出信号を受皿1の搬送移動と同期させて送り、該当する
階級の青果物100が載った受皿1が当該排出装置6a
に対応するとこの排出装置6aを作動させるように構成
する。
【0086】即ち、この実施例の選別装置は、計測装置
3から第一仕分部23までの距離が比較的短い場合で、
且つ搬送手段2の送り量と実際の受皿1の移動量とに差
が生じない場合、即ち、搬送される受皿1をスリップや
停滞させないで搬送できる場合に適するもので、青果物
100入り受皿1が計測装置3を通過した時点からこの
青果物100入り受皿1の搬送移動と同期させて階級別
の仕分排出信号を第一仕分部23の該当する排出装置6
dに送るようになっている。
【0087】尚、その他の構成については、前記図7の
実施例と同様であり同一符号を付けて説明を省略する。
【0088】以上述べてきた実施例の選別装置は、青果
物100の色、傷、形状寸法を計測した結果に基づき青
果物100の仕分情報として等級および階級を判定(検
出)したが、これに限定するものではなく、色を計測し
た結果に基づき着色度合別に仕分けるように着色度合を
仕分情報とすることや、例えば計測装置3に内部品質検
査装置(図示せず)を組み込んで用いて青果物100の
熟度、糖度等を計測してこれらを仕分情報とすることも
できる。
【0089】更に、これら複数の項目(等級、階級、着
色度合、熟度、糖度)の中から項目を適宜選び出して組
み合わせ、これを仕分情報とすることもできる。
【0090】上記の記述および添付する図面はいずれも
実施の一例を示すものであり、発明を制限するものでは
なく、特許請求の範囲に記載した内容であれば他の形
状、配置に適用されることは勿論である。
【0091】
【発明の効果】本願の請求項1に記載の発明によれば、
青果物が載せられた受皿を搬送手段により搬送する途中
に、受皿に設けられたバーコードを読み取ることに基づ
き当該受皿に載せられた青果物を受皿ごと該搬送手段上
から仕分け排出する青果物の選別装置の受皿であって、
その側部外周に形成された凹部に前記バーコードが設け
られていることを特徴とする青果物の選別装置の受皿の
構成であるから、受皿に等級表示手段(表示スイッチ)
を設けて青果物の選別を行う従来の選別装置の受皿に比
べて、受皿のコストを低廉化できひいては選別装置全体
のコストの低廉化を図ることができると共に、上記従来
の受皿のように表示スイッチを操作するというような操
作の手間がかからず操作ミスもなく、しかも、比較的大
きな青果物は勿論のこと、比較的小さな青果物にも適用
できると共に多くの選果場に適用できて汎用性が高く、
且つ、受皿の搬送中に受皿同士が接触してもバーコード
には接触することがないので、バーコードが汚れたり破
損したりすることがなく、バーコードの読み取りが正確
に行われる。
【0092】本願の請求項2に記載の発明によれば、前
記凹部は前記外周の上下方向の一部における全周に亘っ
て形成され、該凹部には、同一のバーコードが相互に若
干の間をおいて該全周に亘るように複数設けられている
ことを特徴とする請求項1に記載の青果物の選別装置の
受皿の構成であるから、請求項1に記載の発明の前記効
果が得られる上に、バーコードを読み取るのに、受皿の
向きを揃える等の姿勢制御をすることなく読み取ること
ができる。
【0093】本願の請求項3に記載の発明によれば、前
記凹部は前記外周の上下方向の一部における全周に亘っ
て形成され、該凹部には、前記バーコードが各バーを横
にして並べ該全周に亘って連続的に設けられていること
を特徴とする請求項1に記載の青果物の選別装置の受皿
の構成であるから、請求項1に記載の発明の前記効果が
得られることに加えて、前記請求項2に記載の発明と同
様に、バーコードを読み取るのに、受皿の向きを揃える
等の姿勢制御をすることなく読み取ることができる。
【0094】本願の請求項4に記載の発明によれば、前
記受皿は平面視で円形であることを特徴とする請求項1
〜3のいずれかに記載の青果物の選別装置の受皿の構成
であるから、請求項1〜3のいずれかに記載の発明の前
記効果が得られることに加えて、搬送手段上から青果物
入り受皿を仕分け排出する際にも、受皿の向き等の姿勢
の制御あるいは規制をすることなく仕分け排出すること
ができる。
【0095】本願の請求項5に記載の発明によれば、前
記受皿に設けられているバーコードには、個々の受皿を
識別するための固有情報が組み入れられていることを特
徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の青果物の選別
装置の受皿の構成であるから、請求項1〜4のいずれか
に記載の発明の前記効果が得られることに加えて、受皿
のバーコードに組み入れられた固有情報と該受皿上の青
果物の仕分情報とを対応させて受皿以外の外部の記憶手
段に記憶させておくことができ、このようにすれば、受
皿上の青果物の種々の仕分情報を該記憶手段に記憶させ
ておくことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の実施例の受皿を示した斜視図
【図2】図2は同受皿の一部破断した正面図
【図3】図3はバーコードの他の実施例を示す説明図
【図4】図4はバーコードの他の実施例を示す説明図
【図5】図5はバーコードを備えた方形の受皿の説明図
【図6】図6はバーコードを備えた方形の受皿の説明図
【図7】図7は本発明の実施例の受皿を用いた青果物の
選別装置を示す平面図
【図8】図8は図7のA−Aに沿った一部を破断した側
面図
【図9】図9は図7のB方向視図であり搬出合流装置を
示す説明図
【図10】図10はバーコードとバーコード読取装置の
位置関係を示す説明図
【図11】図11は演算処理装置の動作説明図
【図12】図12は排出装置の平面図
【図13】図13は図12のC−Cに沿った断面図
【図14】図14は搬出合流装置を説明するための平面
【図15】図15は自動箱詰装置の説明図
【図16】図16は他の実施例を示す選別装置の平面図
である。
【符号の説明】
1…受皿 1a…側壁 100…青果物 11…載部 12…係合壁 13…バーコード 2,2a,2b…搬送手段 20…始端部 21…供給部 22…読取計測部 23…第一仕分部 211…荷受けコ
ンベア 3…計測装置 31…バーコード
読取装置 32…カメラハウス 321…カメラ装
置 322…照明装置 4…演算処理装置 41…演算記憶部 410a,410b,410c…コード番号抽出回路 411…比較判定回路 412…アドレス
メモリ 42…仕分制御部 421a,421b…仕分情報読出部 422a,422b…排出制御回路 5a,5b…バーコード読取装置 6,6a,6b…
排出装置 601…回転テーブル 611,611a,611b,611c,611d…係
合装置 612…係合部材 613…保持部 614…支点ピン 615…作動杆 616…ロックロッド 616a…係止部 617…スプリング 618…ホルダー 619…連結ピン 620…ラッチア
ーム 621…ネジリスプリング 622…支点ピン 623…係合作動装置 624…ソレノイ
ド 624a…台座 625…作動レバ
ー 625a…作動部 626…支持軸 627…軸受け 628…ブラケッ
ト 629…駆動装置 630…ベルト 631…復元レール 65…搬出コンベ
ア 7…搬出合流装置 70a,70b…
搬出部 71…合流貯溜部 71a…終端部 72…ストッパ装置 8…第二搬送手段 80…第二仕分部 9…箱詰貯溜装置 90…箱詰部 10…自動箱詰装
置 101…段ボール箱 102…取り上げ
ヘッド 103…昇降リフト 200…製品 15…搬出装置 16…製品搬送コ
ンベア 17…空受皿搬送装置 18…回収コンベ
ア 18b…終端部
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成11年11月22日(1999.11.
22)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0012
【補正方法】変更
【補正内容】
【0012】本願の請求項2の発明では、請求項1の発
明にあって、前記凹部は前記外周の上下方向の一部にお
ける全周に亘って形成され、該凹部には、同一のバーコ
ードが相互に若干の間をおいて該全周に亘るように複数
設けられていることを特徴とする青果物の選別装置の受
皿の構成としたものである。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0027
【補正方法】変更
【補正内容】
【0027】尚、前記バーコード13は、受皿1の側壁
1a外周の上下方向の一部における全周に亘って形成さ
れた凹部に、同一のバーコード13が相互に若干の間を
おいて該全周に亘るように複数設けられているものであ
る。こうした凹部を設けることにより、受皿1同士が接
触してもバーコード13には接触することがないから、
バーコード13が汚れたり破損したりすることがなく、
バーコード13の読み取りが正確に行なわれるという利
点があると共に、上記のように同一のバーコード13を
全周に亘るように複数設けることにより、受皿1の姿勢
制御をすることなくバーコード13の読み取りができる
とい利点がある。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 前田 弘 静岡県浜松市篠ケ瀬町630番地 株式会社 マキ製作所内 (72)発明者 原口 和男 静岡県浜松市篠ケ瀬町630番地 株式会社 マキ製作所内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 青果物が載せられた受皿を搬送手段によ
    り搬送する途中に、受皿に設けられたバーコードを読み
    取ることに基づき当該受皿に載せられた青果物を受皿ご
    と該搬送手段上から仕分け排出する青果物の選別装置の
    受皿であって、その側部外周に形成された凹部に前記バ
    ーコードが設けられていることを特徴とする青果物の選
    別装置の受皿。
  2. 【請求項2】 前記凹部は前記外周の上下方向の一部に
    おける全周に亘って形成され、該凹部には、同一のバー
    コードが相互に若干の間をおいて該全周に亘るように複
    数形成されていることを特徴とする請求項1に記載の青
    果物の選別装置の受皿。
  3. 【請求項3】 前記凹部は前記外周の上下方向の一部に
    おける全周に亘って形成され、該凹部には、前記バーコ
    ードが各バーを横にして並べ該全周に亘って連続的に設
    けられていることを特徴とする請求項1に記載の青果物
    の選別装置の受皿。
  4. 【請求項4】 前記受皿は平面視で円形であることを特
    徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の青果物の選別
    装置の受皿。
  5. 【請求項5】 前記受皿に設けられているバーコードに
    は、個々の受皿を識別するための固有情報が組み入れら
    れていることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記
    載の青果物の選別装置の受皿。
JP30314999A 1999-10-25 1999-10-25 青果物の選別装置の受皿 Expired - Lifetime JP3207835B2 (ja)

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