JP2018086618A - 選別装置 - Google Patents

選別装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2018086618A
JP2018086618A JP2016230401A JP2016230401A JP2018086618A JP 2018086618 A JP2018086618 A JP 2018086618A JP 2016230401 A JP2016230401 A JP 2016230401A JP 2016230401 A JP2016230401 A JP 2016230401A JP 2018086618 A JP2018086618 A JP 2018086618A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
unit
article
shrimp
transport
sorting
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2016230401A
Other languages
English (en)
Inventor
浩之 西
Hiroyuki Nishi
浩之 西
秀明 山岡
Hideaki Yamaoka
秀明 山岡
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
TANAKA SCALE WORKS CO Ltd
Original Assignee
TANAKA SCALE WORKS CO Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by TANAKA SCALE WORKS CO Ltd filed Critical TANAKA SCALE WORKS CO Ltd
Priority to JP2016230401A priority Critical patent/JP2018086618A/ja
Publication of JP2018086618A publication Critical patent/JP2018086618A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Sorting Of Articles (AREA)

Abstract

【課題】本発明の目的は、十分な処理能力を確保しつつ、小型化が可能な分別装置を提供することにある。【解決手段】本発明の選別装置は、特性に応じて物品を選別する装置である。選別装置1は、エビ(物品)の重量(特性)を測定(検出)する測定部(検出部)31と、エビを搬送する搬送部21と、測定部31から供給されたエビを、搬送部21上に排出する排出部41と、搬送部21をエビの搬送方向に沿った少なくとも2つのレーン210に仕切る仕切り部22と、測定部31により測定された重量に応じて、エビを排出すべきレーン210の上方に、排出部41を移動させる移動機構42とを有している。【選択図】図1

Description

本発明は、選別装置に関する。
従来、物品の選別には、人手が用いられることも多かった。しかしながら、大量の物品を選別するのには多大な時間を要した。そこで、人手に代わって、物品の選別を行う装置が開発されている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1に記載の重量選別装置は、物品を複数の搬送路に分散させる分散フィーダと、搬送されてくる物品を1つずつ計量する計量機と、計量機から排出される物品を搬送する選別コンベアと、物品のランクに対応する排出位置で物品を排出させる排出手段とを有している。
かかる重量選別装置は、大量に物品の処理を行うことができるが高価であり、また、構造が複雑かつ大型であるという問題もある。
特開平7−16543号公報
本発明の目的は、十分な処理能力を確保しつつ、小型化が可能な分別装置を提供することにある。
このような目的は、下記(1)〜(8)の本発明により達成される。
(1) 特性に応じて物品を選別する選別装置であって、
前記物品の前記特性を検出する検出部と、
前記物品を搬送する搬送部と、
前記検出部から供給された前記物品を、前記搬送部上に排出する排出部と、
前記搬送部を前記物品の搬送方向に沿った少なくとも2つのレーンに仕切る仕切り部と、
前記検出部により検出された前記特性に応じて、前記物品を排出すべき前記レーンの上方に、前記排出部を移動させる移動機構と、を有することを特徴とする選別装置。
(2) 前記仕切り部は、前記物品の搬送方向に沿って配置される複数の仕切り板を備え、前記仕切り板の数を設定することにより、前記レーンの数を変更可能に構成されている上記(1)に記載の選別装置。
(3) 前記搬送部は、少なくとも2つの前記レーンに対応する単位搬送部を備える上記(1)または(2)に記載の選別装置。
(4) 前記少なくとも2つの単位搬送部は、前記搬送方向の長さが異なっている上記(3)に記載の選別装置。
(5) 前記検出部は、前記物品を載置する開閉可能な受け皿を備え、
当該選別装置は、さらに、前記受け皿の開閉操作を行う操作部を有する上記(1)ないし(4)のいずれかに記載の選別装置。
(6) 当該選別装置は、さらに、可撓性および/または伸縮性を有する管体で構成され、前記検出部から前記排出部に前記物品を案内する案内部を有する上記(1)ないし(5)のいずれかに記載の選別装置。
(7) 前記移動機構は、前記物品の搬送方向とほぼ直交する方向に、前記排出部を移動可能に構成されている上記(1)ないし(6)のいずれかに記載の選別装置。
(8) 前記特性は、前記物品の重量、サイズ、形状および色のうちの少なくとも1つである上記(1)ないし(7)のいずれかに記載の選別装置。
本発明の選別装置の第1実施形態を示す斜視図である。 図1に示す選別装置の計量ユニットを示す斜視図である。 図1に示す選別装置の制御ユニットを示すブロック図である。 本発明の選別装置の第2実施形態を示す図((a)が正面図および(b)が側面図)である。 図4に示す選別装置の搬送ユニットを示す図((a)が上面図および(b)が正面図)である。
本発明の選別装置は、特性に応じて物品を選別する装置である。
ここで、選別対象となる物品としては、特に限定されないが、例えば、エビ、カニのような甲殻類、貝類、魚類、果物類、野菜類等が挙げられる。
また、物品の特性としては、重量、サイズ、色、形状、匂い、糖度等が挙げられるが、これらの中でも、重量、サイズ、形状および色のうちの少なくとも1つであることが好ましい。
以下、本発明の選別装置について、添付図面に示す好適実施形態に基づいて詳細に説明する。
<第1実施形態>
図1は、本発明の選別装置の第1実施形態を示す斜視図、図2は、図1に示す選別装置の計量ユニットを示す斜視図、図3は、図1に示す選別装置の制御ユニットを示すブロック図である。なお、以下の説明では、図1〜図2中の上側を「上」または「上方」と、下側を「下」または「下方」と言う。また、物品の搬送方向の後方を「上流」と、前方を「下流」と言う。
図1に示す選別装置1は、重量に応じてエビを選別(グレーディング)する装置であり、エビを搬送する搬送ユニット2と、エビの重量を計測する計量ユニット3と、エビを搬送ユニット2上に排出する排出ユニット4と、各部の作動を制御する制御ユニット5とを有している。この選別装置1では、計量ユニット3で計量(重量測定)が完了したエビは、排出ユニット4を介して、搬送ユニット2上に排出(供給)される。
搬送ユニット2は、搬送部21と、搬送部21をエビの搬送方向に沿った少なくとも2
つ(図示の構成では、8つ)のレーン210に仕切る仕切り部22とを備えている。
搬送部21は、枠部211aおよび枠部211aから下方に突出する4本の脚部211bを備える基台211と、枠部211aの下流側および上流側の端部に設けられた2つの回転ローラ212a、212bと、2つの回転ローラ212a、212bに掛け回された搬送ベルト213と、回転ローラ212bを回転させるモーター214とを有している。
モーター214により回転ローラ(駆動ローラ)212aを反時計周りに回転させると、これに追従して、搬送ベルト213が図1中に矢印で示す紙面右奥側から紙面左手前側に向かって回転移動する。この搬送ベルト213上にエビを載置することにより、エビが搬送される。
仕切り部22は、搬送ベルト213を8つのレーン210に仕切っている。1つのレーン210では、同一ランクの(同一の重量範囲に入る)エビが搬送される。したがって、本実施形態では、エビを8つのランク(グレード)に選別(分類)することができるようになっている。
この仕切り部22は、それぞれ4つの挿通部221aが設けられた9枚の仕切り板221と、それぞれ仕切り板221の挿通部221aに挿通される4本の支持棒222と、支持棒222の端部を支持(固定)する8つの固定部223とを有している。また、固定部223は、基台211の枠部211aのエビの搬送方向に沿った対向する辺に設けられており、その上端部には、支持棒222の端部を収容する凹部(受け部)223aが形成されている。
各支持棒222を仕切り板221の対応する挿通部221aに一括して挿通して、その端部を固定部223の凹部223aに収容する。これにより、各仕切り板221がエビの搬送方向に沿って配置され、搬送ベルト213が8つのレーン210に仕切られる。
かかる構成によれば、仕切り板221の数を設定することにより、選別すべきエビのランクの数に応じてレーン210の数を任意に変更可能である。また、隣り合う仕切り板210同士の間隔を設定することにより、レーン210の幅も任意に変更可能である。
なお、本実施形態では、図1中の紙面左奥側の7つのレーン210は、ほぼ等しい幅を有し、紙面右手前側の1つのレーン210は、他のレーン210より大きい幅を有している。また、各仕切り板221の設置高さは、各仕切り板221の下端が搬送ベルト213と接触しない程度に設定される。
レーン210の最小幅(隣り合う仕切り板221同士の最小離間距離)は、物品の大きさに応じて適宜設定され、特に限定されないが、エビを選別する場合、50〜150mm程度に設定するのが好ましく、60〜100mm程度に設定するのがより好ましい。レーン210の最小幅をかかる範囲に設定することにより、エビが仕切り板221に接触するのを防止または抑制して、円滑に搬送することができる。
また、エビを選別する場合、レーン210の数は、3〜12であるのが好ましく、5〜9であるのがより好ましい。
また、レーン210の高さ(各仕切り板221の高さ)も、物品の大きさに応じて適宜設定され、特に限定されないが、エビを選別する場合、30〜200mm程度に設定するのが好ましく、50〜150mm程度に設定するのがより好ましい。レーン210の高さをかかる範囲に設定することにより、搬送中のエビが仕切り板221を乗り越えて、隣の
レーン210に移動するのを防止することができる。
また、この場合、排出ユニット4の後述する排出部41を搬送ベルト213の近傍に位置させることができるため、エビが搬送ベルト213上に落下する際に傷つくのを好適に防止することもできる。
このような搬送ユニット2の上方に、計量ユニット3が設けられている。この計量ユニット3は、工場の床面または基台211の枠部211aから立設された固定部(固定ポール)39、または、工場の壁面に設けられた固定部39に固定されている。
図2に示すように、計量ユニット3は、エビの重量を測定(検出)する測定部(検出部)31と、エビを測定部31から排出ユニット4に供給する操作を行う操作部32とを備えている。
測定部31は、ロードセル(重量センサ)311と、ロードセル311に取り付けられた受け皿312と、受け皿312の下方に設けられた供給部313とを有している。
ロードセル311は、前記固定部39から一部が水平方向に突出して設けられたL字状の支持部391に固定されている。また、ロードセル311上には、ベースプレート311bが設けられ、このベースプレート311bの上面には、受け皿312をロードセル311に取り付けるための一対の軸受け311aが、2組併設されている。
受け皿312は、一対の板材312aと、各板材312aに固定された回転軸312bとを備えている。各回転軸312bが対応する一対の軸受け311aに挿通され、固定リング等により軸受け311aからの離脱しないように固定されている。
受け皿312に外力を付与しない状態(初期状態)において、一対の板材312aは、それらの下端同士が接近または接触しており、受け皿312が閉じている。これにより、受け皿312にエビを載置することができる。なお、初期状態において下端同士が接近または接触するように、一対の板材312aを付勢する付勢部材(例えば、コイルバネ、弾性リング部材等)を設けるようにしてもよい。
各回転軸312bの長手方向の途中には、側方に向かって突出する突出片312cが設けられており、各突出片312cは、初期状態において上方を向くように配置されている。また、各突出片312cの上端部(回転軸312bと反対側の端部)には、ローラ312dが設けられている。
突出片312cの上端部(ローラ312d)同士が互いに接近するように操作することにより、一対の板材312aは、回転軸312bを中心に回動する。これにより、板材312aの下端同士が互いに離間して、受け皿312が開く。
また、各回転軸312bのロードセル311と反対側の端部には、操作レバー312eが設けられている。この操作レバー312eを操作することにより、選別装置1の操作者が手動で受け皿312を開くことができるようになっている。
この受け皿312の下方かつ近傍に、ロート状の供給部(ホッパー)313が設けられている。具体的には、供給部313は、前記固定部39に支持部(図示せず)を介して固定され、受け皿312の直下に位置している。エビが載置された受け皿312が開くと、エビが受け皿312から供給部313に供給される(落下する)。
かかる測定部31の上方に、操作部32が設けられている。この操作部32は、突出片312cの上端部同士が互いに接近するように操作する操作片321と、操作片321を鉛直方向に沿って移動させる駆動源322とを備えている。
操作片321の下端側には、三角形状の切欠き321aが形成されており、この切欠き321aを規定する2つの斜辺のそれぞれが各ローラ312dに当接している。
初期状態から、駆動源322の駆動により操作片321を下方に移動させると、2つのローラ312dが、互いに接近するように、切欠き321aを規定する斜辺に沿って移動する。これにより、一対の板材312aは、回転軸312bを中心に回動して、受け皿312が開く。
駆動源322は、前記固定部39から水平方向に突出して設けられた支持部392に固定されている。この駆動源322は、例えば、モーター、ピストン(例えば、エアシリンダ)、ソレノイド等で構成することができる。
なお、計量ユニット3の受け皿312および供給部313以外の部分を。カバーで覆うようにしてもよい。これにより、埃やエビから生じる汚染物が、ロードセル311、操作部32等に付着するのを防止することができ、選別装置1を洗浄する回数を低減することができる。
このような計量ユニット3の下方に、排出ユニット4が設けられている。この排出ユニット4は、測定部31から供給されたエビを搬送部21(搬送ベルト213)上に排出する排出部41と、排出部41を搬送部21の上方で移動させる移動機構42とを備えている。
排出部41は、筒状の部材で構成され、供給部313の下端開口部に可撓性および/または伸縮性を有する管体(案内部)6で接続されている。管体6が伸張および短縮することにより、排出部41を移動機構42により所望の位置に移動させることができる。また、排出部41の位置によらず、測定部31から排出部41にエビを確実に案内(誘導)することができる。管体6は、通常、各種樹脂材料、各種ゴム材料等で構成することができる。
また、管体6は、蛇腹状であってもよく、ストレート状(非蛇腹状)であってもよい。ただし、管体6を蛇腹状とすることにより、比較的硬質な材料で構成しても、管体6に十分な可撓性および伸縮性を付与することができる。このため、管体6の構成材料の選択の幅を広げることができる。
移動機構42は、図示しない工場の床面から立設された固定部(固定ポール)に固定された水平腕部421と、水平腕部421に沿ってスライド可能に設けられたスライド部422と、スライド部422を水平腕部421に対して移動させる駆動源423とを有している。
スライド部422の固定部と反対側の端部には、保持部422aを介して排出部41が取り付けられている。また、水平腕部421は、エビの搬送方向とほぼ直交する方向に配置されている。したがって、本実施形態では、移動機構42は、エビの搬送方向とほぼ直交する方向に、排出部41を移動可能に構成されている。
駆動源423は、例えば、モーター、ピストン(例えば、エアシリンダ)、ソレノイド等で構成することができる。
このような移動機構42は、測定部31により測定された重量(ランク)に応じて、エビを排出すべきレーン210の上方に、排出部41を移動させる。その後、排出部41は、測定部31から供給されたエビを搬送ベルト213上に排出する。これにより、エビが選別される。
以上、説明したような各部は、制御ユニット5により制御される。図3に示すように、制御ユニット5は、制御部51と、表示部52と、入力部53とを備えている。入力部53を操作して、ランク(レーン210)の数、エビの搬送速度(モーター214の回転速度)等を入力することができる。なお、表示部52と入力部53とは、タッチパネル方式のディスプレイを用いることで一体的に構成することもできる。
また、制御部51は、例えばマイクロコンピュータ等で構成され、記憶部511と、ランク決定部512と、移動距離決定部513とを内蔵している。記憶部511は、測定部31で測定されたエビの重量を記憶する。ランク決定部512は、記憶部511からの重量データと、予めエビの重量に応じて設定されたランク(重量範囲)データとに基づいて、エビのランクを決定する。移動距離決定部513は、ランク決定部512からのエビのランクデータと、予めエビのランクに応じて設定された排出部41の移動距離データとに基づいて、排出部41の移動距離を決定する。
さらに、制御部51には、モーター214と、ロードセル311と、駆動源322と、駆動源423とが接続されている。
以上説明したような選別装置1によれば、可動機構(搬送部21、受け皿312および移動機構42)の数が少なく、実質的な制御が必要となる機構(受け皿312および移動機構42)の数も少ない。このため、選別装置1の構成の簡略化を図ることができる。したがって、選別装置1の小型化に有利であり、その洗浄等のメンテナンスを好適に行うことができる。
特に、搬送部21の上方に配置される機構の数が少ないため、かかる機構から生じる可能性がある油分、擦れ粉等が搬送されるエビへ混入するのを防止するか、あるいは、混入リスクを極めて少なくすることができる。
このような選別装置1は、例えば、次のようにして使用することができる。以下、選別装置1の使用方法(作用)について説明する。
[1] まず、選別装置1の操作者は、設定すべきレーン210の数に応じて、必要枚数(本実施形態では、9枚)の仕切り板221を用意する。その後、操作者は、4本の支持棒222をそれぞれ仕切り板221の対応する挿通部221aに一括して挿通して、その端部を固定部223の凹部223aに収容する。これにより、搬送部21が8つのレーン210に仕切られる。
[2] 次に、操作者は、選別装置1の電源ボタン(図示せず)をオンして、選別装置1を起動させる。このとき、制御部51は、モーター214を回転させ、搬送ベルト213の回転移動を開始させる。
[3] その後、操作者は、入力部53に8つのレーン210を設定すること、すなわち、エビを重量に応じて8つのランクに選別することを入力する。また、操作者は、必要に応じて、入力部53にエビの搬送速度を入力してもよい。
[4] 次に、操作者は、エビ1尾を受け皿312上に載置する。これにより、ロードセル311によってエビの重量が計量され、計量されたエビの重量に応じて、ランク決定部512および移動距離決定部513は、エビのランクおよび排出部41の移動距離を決定する。
[5] 次に、制御部51は、駆動源423を駆動させ、スライド部422を所定の距離だけ移動させる。これにより、エビを排出すべきレーン210の上方に、排出部41を移動させる。
[6] 排出部41の移動が完了すると、制御部51は、駆動源322を駆動させ、操作片321を下方に移動させる。このとき、操作片321の切欠き321aに当接する2つのローラ312dは、互いに接近するように、切欠き321aを規定する斜辺に沿って移動する。これにより、一対の板材312aは、回転軸312bを中心に回動して、受け皿312が開く。
[7] 受け皿312が開くと、エビは、供給部313、管体6および排出部41を介して搬送ベルト213上の所定のレーン210に排出される。
[8] 搬送ベルト213上に排出されたエビは、搬送ベルト213によりレーン210に沿って搬送され、搬送部21より下流側の下方に設けられた回収ボックス(図示せず)等に回収される。
なお、工程[6]が終了すると、制御部51は、駆動源322を再度駆動させ、操作片321を上方に移動させる。このとき、一対の板材312aは、自重または付勢部材の付勢力により、それらの下端同士が接近するように、回転軸312bを中心に回動して、受け皿312が閉じる。すなわち、受け皿312が初期状態に戻る。
以上の工程を繰り返すことにより、エビをその重量に応じたランク毎に選別することができる。したがって、選別装置1によれば、簡単な操作でありながら、十分な処理能力でエビを選別することができる。
<第2実施形態>
図4は、本発明の選別装置の第2実施形態を示す図((a)が正面図および(b)が側面図)、図5は、図4に示す選別装置の搬送ユニットを示す図((a)が上面図および(b)が正面図)である。
以下、第2実施形態の選別装置について、第1実施形態の選別装置との相違点を中心に説明し、同様の事項については、その説明を省略する。
図4に示す選別装置1は、さらに作業台7を有している。作業台7は、図4(a)に示すように、正面視において階段状をなしており、一段下がった箇所に操作者が着席できるようになっている。また、作業台7の一段上がった箇所には、計量ユニット3が作業台7から露出して設けられている。なお、計量ユニット3の受け皿312および供給部313以外の部分がカバー33で覆われている。したがって、前述のように、埃やエビから生じる汚染物が、ロードセル311、操作部32等に付着するのを防止することができ、選別装置1を洗浄する回数を低減することができる。
また、作業台7の内側には、操作者が着席する箇所の下方に排出ユニット4と、計量ユニット3の供給部313の下方に管体6と、管体6の下方に搬送ユニット2とが設けられている。図4(a)に示すように、作業台7の正面の下部には、開口部71が設けられて
おり、作業台7の内側に、搬送ユニット2を搬入および搬出可能となっている。なお、図4(b)に示すように、搬送ユニット2を作業台7の内側に搬入・設置した状態で、搬送ユニット2の一部が作業台4から露出する。
また、図4(b)に示すように、本実施形態では、計量ユニット3と排出ユニット4とが複数組(図示の構成では、5組)設けられている。これにより、エビ(物品)の選別作業の効率化を図ることができる。また、この場合、エビの選別作業を複数人の操作者で行うようにしてもよい。
本実施形態では、搬送ユニット2の構成が第1実施形態と異なっている。以下、この点について説明する。
本実施形態の搬送ユニット2は、搬送部21と仕切り部22とが一体的に構成されている。図5に示す搬送ユニット2は、4つのキャスター211cおよび4つのストッパー211dを備える基台211を備えている。この基台211の上方に、複数(図示の構成では、18枚)の仕切り板221が配置され、図示しない支持部を介して基台211に固定されている。18枚の仕切り板221は、所定間隔を置いて配置された2枚を一組として、9組設けられている。
一組の仕切り板221同士の間には、図5(a)中の上端部および下端部に2つの回転ローラ212bと、中央部の若干下側(紙面奥側)にズレた位置に2つの回転ローラ212bとが回転可能に設けられている。また、図5(a)および(b)に示すように、中央部の2つのローラ212b同士の間の下方の位置には、回転ローラ212aが配置されている。複数の回転ローラ212aは、モーター214に接続された1つの軸212cに同心的に固定され、一体として回転可能になっている。
1つの回転ローラ212aと4つの回転ローラ212bに、搬送ベルト213が掛け回され、1つのレーン(単位搬送部)210が構成されている。したがって、本実施形態では、9つのレーン210が設けられ、エビを9つのランク(グレード)に選別(分類)することができるようになっている。
また、図5(b)中二点鎖線で示すように、仕切り板221(仕切り部22)上には、排出部41から排出されたエビを搬送ベルト213上に誘導するガイド部(誘導部)224が設けられている。なお、このガイド部224は、図5(a)中には省略されている。
図5(a)に示すように、中央のレーン210の長手方向(搬送方向)の長さが最も長く、外側に向かってレーン210の長手方向の長さが順に短くなっている。また、各レーン210は、上流端(上端)が揃うように配置されているため、下流端(下端)の位置が互いにズレている。各レーン210の下流側には、エビの回収ボックスが配置されるが、各レーン210の下流端をズラして配置することにより、所定のランクに選別されたエビが異なるランクのエビを回収すべき回収ボックスに回収されるのを防止することができる。これにより、エビの選別の精度をより向上させることができる。
また、選別装置1(作業台7)の所定の箇所には、制御ユニット5(図示せず)が設けられている。
このような第2実施形態の選別装置1も、前記第1実施形態の選別装置1と同様の作用・効果を生じる。特に、計量ユニット3と排出ユニット4とが複数組で設けられているため、エビの選別作業の効率が高い。
なお、複数のレーン210は、互いに分離可能、かつ、互いに独立して駆動可能に構成されていてもよい。
以上、本発明の選別装置について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、選別装置を構成する各部は、同様の機能を発揮する構成と置換することができ、また、任意の構成が追加されてもよい。
例えば、本発明では、前記第1および第2実施形態の任意の構成を組み合わせるようにしてもよい。
前記実施形態では、エビ(物品)を重量に応じて選別したが、サイズ、形状または色に応じて選別するようにしてもよい。この場合、検出部は、例えば、CCDカメラ等で構成することができる。
また、前記実施形態では、移動機構42は、エビ(物品)の搬送方向とほぼ直交する方向に、排出部41を移動可能に構成されていたが、エビの搬送方向に対して傾斜した方向に、排出部41を移動可能に構成してもよい。
本発明の選別装置では、測定部(検出部)31と排出部41とを一体化して、移動機構42により排出部41を測定部31ごと、移動可能に構成することもできる。
1…選別装置 2…搬送ユニット 21…搬送部 210…レーン 211…基台 211a…枠部 211b…脚部 211c…軸 211c…キャスター 211d…ストッパー 212a、212b…回転ローラ 213…搬送ベルト 214…モーター 22…仕切り部 221…仕切り板 221a…挿通部 222…支持棒 223…固定部
223a…凹部 224…ガイド部 3…計量ユニット 31…測定部 311…ロードセル 311a…軸受け 311b…ベースプレート 312…受け皿 312a…板材 312b…回転軸 312c…突出片 312d…ローラ 312e…操作レバー 313…供給部 32…操作部 321…操作片 321a…切欠き 322…駆動源 33…カバー 39…固定部 391、392…支持部 4…排出ユニット 41…排出部 42…移動機構 421…水平腕部 422…スライド部 422a…保持部 423…駆動源 5…制御ユニット 51…制御部 511…記憶部 512…ランク決定部
513…移動距離決定部 52…表示部 53…入力部 6…管体 7…作業台 71…開口部

Claims (8)

  1. 特性に応じて物品を選別する選別装置であって、
    前記物品の前記特性を検出する検出部と、
    前記物品を搬送する搬送部と、
    前記検出部から供給された前記物品を、前記搬送部上に排出する排出部と、
    前記搬送部を前記物品の搬送方向に沿った少なくとも2つのレーンに仕切る仕切り部と、
    前記検出部により検出された前記特性に応じて、前記物品を排出すべき前記レーンの上方に、前記排出部を移動させる移動機構と、を有することを特徴とする選別装置。
  2. 前記仕切り部は、前記物品の搬送方向に沿って配置される複数の仕切り板を備え、前記仕切り板の数を設定することにより、前記レーンの数を変更可能に構成されている請求項1に記載の選別装置。
  3. 前記搬送部は、少なくとも2つの前記レーンに対応する単位搬送部を備える請求項1または2に記載の選別装置。
  4. 前記少なくとも2つの単位搬送部は、前記搬送方向の長さが異なっている請求項3に記載の選別装置。
  5. 前記検出部は、前記物品を載置する開閉可能な受け皿を備え、
    当該選別装置は、さらに、前記受け皿の開閉操作を行う操作部を有する請求項1ないし4のいずれかに記載の選別装置。
  6. 当該選別装置は、さらに、可撓性および/または伸縮性を有する管体で構成され、前記検出部から前記排出部に前記物品を案内する案内部を有する請求項1ないし5のいずれかに記載の選別装置。
  7. 前記移動機構は、前記物品の搬送方向とほぼ直交する方向に、前記排出部を移動可能に構成されている請求項1ないし6のいずれかに記載の選別装置。
  8. 前記特性は、前記物品の重量、サイズ、形状および色のうちの少なくとも1つである請求項1ないし7のいずれかに記載の選別装置。
JP2016230401A 2016-11-28 2016-11-28 選別装置 Pending JP2018086618A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016230401A JP2018086618A (ja) 2016-11-28 2016-11-28 選別装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016230401A JP2018086618A (ja) 2016-11-28 2016-11-28 選別装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2018086618A true JP2018086618A (ja) 2018-06-07

Family

ID=62494081

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016230401A Pending JP2018086618A (ja) 2016-11-28 2016-11-28 選別装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2018086618A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN109287548A (zh) * 2018-10-30 2019-02-01 苏州市阳澄湖现代农业发展有限公司 河蟹体重自动分级装置及其控制方法
WO2022041501A1 (zh) * 2020-08-24 2022-03-03 西华大学 一种冻鱼分拣装置
CN114364466A (zh) * 2019-09-13 2022-04-15 卓缤科技贸易公司 带选择性的宽度拒绝系统的输送机

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63197689U (ja) * 1987-06-05 1988-12-20
JPH0295609A (ja) * 1988-10-01 1990-04-06 Yoshitaka Aoyama ヘッド付き軸状部品の供給装置
JPH0716543A (ja) * 1993-07-01 1995-01-20 Ishida Co Ltd 重量選別機
JP2000093902A (ja) * 1999-10-25 2000-04-04 Maki Mfg Co Ltd 青果物の選別装置の受皿

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63197689U (ja) * 1987-06-05 1988-12-20
JPH0295609A (ja) * 1988-10-01 1990-04-06 Yoshitaka Aoyama ヘッド付き軸状部品の供給装置
JPH0716543A (ja) * 1993-07-01 1995-01-20 Ishida Co Ltd 重量選別機
JP2000093902A (ja) * 1999-10-25 2000-04-04 Maki Mfg Co Ltd 青果物の選別装置の受皿

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN109287548A (zh) * 2018-10-30 2019-02-01 苏州市阳澄湖现代农业发展有限公司 河蟹体重自动分级装置及其控制方法
CN109287548B (zh) * 2018-10-30 2023-10-03 苏州市阳澄湖现代农业发展有限公司 河蟹体重自动分级装置及其控制方法
CN114364466A (zh) * 2019-09-13 2022-04-15 卓缤科技贸易公司 带选择性的宽度拒绝系统的输送机
WO2022041501A1 (zh) * 2020-08-24 2022-03-03 西华大学 一种冻鱼分拣装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7790990B2 (en) Combination weigher with peripheral annular recycling table
KR101709752B1 (ko) 어류 중량 선별장치
JP2018086618A (ja) 選別装置
KR200448886Y1 (ko) 중량선별장치
JP2009274878A (ja) 物品搬送送出方法、物品搬送送出装置
JP2013252499A (ja) 作物整列機構およびそれを用いた作物選別装置
KR20150085933A (ko) 농산물 선별기
JP2018184261A (ja) 物品振分け装置及びそれを備えた物品供給装置
JP2012112758A (ja) 組合せ秤
US20090101478A1 (en) Inline conveyor scale
KR101067609B1 (ko) 과일 선별기
US11261033B2 (en) Combination weighing device
JP2007045629A (ja) ウエイトサイザの選別皿支持装置
US9968969B2 (en) Method and mechanism to automate mail sweeping
KR20180121195A (ko) 어류 정렬 장치
JP4072364B2 (ja) 選別機
KR101750532B1 (ko) 장형 농산물 선별기
JP5373409B2 (ja) 選別装置
JP3825250B2 (ja) 農産物の仕分け装置
JP2007229537A (ja) 重量選別装置
JP3195094B2 (ja) 多段階重量選別機
JP2018077255A (ja) 計量装置
JP6971928B2 (ja) 組合せ計量装置
JP2008212902A (ja) 青果物選別装置
JP6734530B2 (ja) 物品選別装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20191121

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20201009

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20201013

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20201208

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20210209

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20210817