JP4072364B2 - 選別機 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、選別機に関するものであり、より詳細には、多項目にわたる選別を省スペースで行うことを可能にする選別機に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、循環式搬送装置に取り付けた載置皿に、被選別物を載置して、各種の検査結果に基いて、所定の位置に被選別物を仕分けする選別機が提供されている。かかる選別機においては、形状検査が作業員の目視により行われ、色彩等の外部品質検査を自動検査装置が行った後、載置皿と搬送経路に設けられた作動具が循環搬送装置の動きによって作動する載置皿傾斜装置により載置皿が傾斜され、所定の選別エリアに仕分けされる。所定の選別エリアに仕分けられた被選別物は、さらに重量測定がなされた後、再度分別される。
このように、選別作業は、作業員の目視検査が必要である上、一度選別した被選別物を再度重量測定しなければ選別作業が完了しなかった。このため、最終的な選別作業が完了するまでには、3つの選別工程を経なければならず、選別は非常に手間のかかる作業であった。また、載置皿を傾斜させるための機構は、載置皿に取り付けられた第1の作動具と循環搬送装置の中途部に設けられた第2の作動具とが循環搬送装置の動きによって連携して作動する機構であるため、循環搬送装置の進行方向に対して片側にしか載置皿を傾斜させることができなかった。
【0003】
そこで、特開2000−246185号における選別機は、循環搬送装置の中途部に配設された重量測定装置により重量測定を行い、形状検査および色彩等の外部品質検査はカメラにより被選別物を撮影し、その撮影映像を解析することにより行い、さらには被選別物を載置する載置皿の上下方向に貫通する貫通孔を設け、該管通孔から被選別物に光(例えば、近赤外線)を照射し、被選別物を透過した光を解析して糖度等の内部品質を選別することにより選別作業を一回の選別工程で行うことを可能にしたものである。
これにより、従来の選別作業に比べて、選別作業を大幅に省力化することが可能になった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
最近は、果実や野菜に代表される農産物の販売価格を切り下げるために、選別集荷場の統廃合等をして、選別集荷場における選別作業が効率的に行えるようになっている。また、限られた敷地内で最大限の作業効率を得るために、省スペースでの作業が可能な選別機の提供が望まれている。
特開2000−246185号において開示されている選別機は、多機能であるため、効率的な選別作業を可能にするが、載置皿から被選別物を排出する際に傾斜する方向が載置皿の進行方向に対して一方向のみである構造しか開示されていない。即ち、載置皿を傾斜させるための機構は、搬送機構に載置皿の片側を固定させて、この固定部分を載置皿を傾斜させる際の支点としている。したがって、載置皿の傾斜向きを反対側にする場合においては、載置皿を付け替えしなければならず、非常に手間がかかり、実質的には、選別機に合わせて集荷場のレイアウトを変更しなければならないといった課題がある。また、被選別物の仕分けエリアを多数設けようとする場合においては、搬送機構の長さを延ばさなければならず、装置が長大になってしまうという課題もある。
【0005】
このように、これまでの選別機においては、搬送装置の進行方向に対し、一方向のみにしか載置皿が傾斜しないため、限られたスペース内において効率的な選別作業を追求するには限界があるといった課題が解決できないままであった。
本発明は、以上に述べた課題を解決するためになされたものであり、多項目にわたり、効率的な選別作業を省スペースで行うことが可能な選別機を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明者は、種々検討した結果、載置皿の傾斜装置を搬送手段に接続して形成することによって動作させず、搬送手段とは別体に載置皿を傾斜させるための突き上げ装置を配設し、搬送手段の動作に依存しない傾斜装置とすることで上記課題を解決することに想到し、本発明を完成した。
すなわち、本願の第1発明は、被選別物を載置する載置皿を一対のリンク機構及び取付用フレームを介して循環搬送装置に固定し、該載置皿を前記循環搬送装置の動きにより単数または複数の検査装置を通過させて、被選別物を検査した後、制御装置が検査結果に基いて前記載置皿の下方に列設された突き上げ装置により、前記載置皿の動きに合わせて、該底面片側近傍を突き上げるように制御し、前記載置皿をその進行方向に対して左又は右方向に傾斜させ、載置皿内の被選別物を所定のエリアに仕分けする選別機であって、前記リンク機構は正面視ハの字型であり、両端部材と載置皿側のリンク軸とからなり、前記載置皿は前記取付用フレームに配設された前記一対のリンク機構により吊下されると共に、載置皿側のリンク軸は該載置皿に前後方向に貫通して形成された貫通長孔に遊嵌され、前記取付用フレームは、該循環搬送装置に固定された基部と、基部に対して直交方向に立設された一対のアーチ状部材とからなり、前記アーチ状部材の上部には、前記一対のリンク機構の両端部材が回転自在に係止され、前記リンク軸は、前記両端部材に回転自在に連結されていることを特徴とする選別機である。
これにより、選別機を省スペースで配置することができ、効率的な選別作業を行うことが可能となる。
【0007】
また、本願の第2発明は、前記突き上げ装置は、前記循環搬送装置の設置延長方向と同一方向に設けられたシリンダ群により構成され、前記制御装置が前記前記検査結果に基いて前記シリンダ群のうち、所定位置のシリンダを伸長させることにより前記載置皿の底面片側が突き上げられる機構であることを特徴とする選別機である。
さらに、本願の第3発明は、前記シリンダ群は該シリンダ群の配設延長方向と直交方向に前記載置皿の底面の範囲内でスライド自在に配設されていることを特徴とする選別機である。
これらにより、単純な構造により載置皿傾斜装置を構成することができ、載置皿の進路方向に対して被選別物を左右に排出可能な選別機の製造コストを抑えることが可能になる。
【0008】
また、本願の第4発明は、前記シリンダ群は、前記載置皿の底面の両端付近に前記循環搬送装置の設置延長方向と同一方向に配設されていることを特徴とする選別機である。
これにより、さらに効率よく選別エリアを配設することができるので、選別作業に要するスペースをさらに削減することが可能になる。
【0009】
さらに本願の第5発明は、前記検査装置の一つが重量測定装置であることを特徴とする選別機である。重量測定装置としては、例えば、ロードセル等の公知の測定装置を適宜使用することができる。
また、本願の第6発明は、前記検査装置の一つが外部品質検査装置であることを特徴とする選別機である。外部品質検査装置としては、カメラと、カメラが撮影した映像をCPU等で解析する解析装置とにより構成される検査装置を適宜使用することができる。これにより、設備費と人件費とのコスト比較によっては、作業員の目視による形状検査の工程を削除することができる。
さらにまた、本願の第7発明は、前記載置皿の中央部には載置皿の上下を貫通する貫通孔が設けられ、前記検査装置の一つが内部品質検査装置であることを特徴とする選別機である。内部品質検査装置としては、近赤外線照射装置と、近赤外線受装置を用いることができる。
また、これら検査装置を適宜選択、組み合わせして設置することにより被選別物を所望のスペックにて効率よく選別することができるので、幅広いニーズに対応することができる。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る選別機の実施の形態を図面と共に説明するが、本発明はこの実施の形態にのみ限定されるものではない。したがって、発明の要旨を変更しない範囲において各種の改変がなされても、本発明の技術的範囲内に含まれるのはもちろんである。
図1は本発明に係る選別機の説明平面図である。
本発明に係る選別機1は、循環搬送装置10と、循環搬送装置10に固定された載置皿20と、載置皿20に載置された被選別物を所定の位置で傾斜させる載置皿傾斜装置30(図3参照)と、被選別物の重量を測定する重量測定装置40と、被選別物の外部品質を検査する外部品質検査装置50と、被選別物の内部品質を検査する内部品質検査装置60と、重量測定装置40、外部品質検査装置50および内部品質検査装置60の測定結果に基いて被選別物の選別を行う解析部70と、解析部70の解析結果により載置皿傾斜装置30を制御する制御装置80と、選別された被選別物を収納するエリアとして用いるトレイ90とにより、概略構成がなされている。
【0011】
循環搬送装置10はベルトコンベアに代表されるような、始端部12と終端部14との間に巻回させた線条体18(図2参照)を循環させて、物品を始端部12から終端部14まで移動させるものである。循環搬送装置10の始端部12には、被選別物の供給部16が配設されており、作業員が随時循環搬送装置10に被選別物を供給している。作業員は、循環搬送装置10に取り付けられた載置皿20の載置皿20に、被選別物を単純に載置するだけでよいので、従来の選別機のように目視による外部品質検査をしなくて済み、作業員の負担が減り作業効率が向上するので好都合である。
【0012】
まず、載置皿20について説明する。図2は載置皿、取付用フレーム及びリンク機構の説明斜視図である。図3は載置皿等とシリンダによる載置皿の傾斜装置とを示す説明正面図である。
載置皿20には、上端面から下面に向かって、載置皿20の高さ中央付近まで徐々に縮径する漏斗状の凹部21が形成され、漏斗状の凹部21の先端部から載置皿20の下端面側に貫通する貫通孔22が形成されている。載置皿20の正面と背面には載置皿20の正面側から背面側に貫通し、高さ方向に長い貫通長孔25が形成されている。載置皿20は、循環搬送装置10に基部23aをネジ止めすることにより固定された取付用フレーム23にリンク機構の両端部材であるリンクプレート24aを介して吊下されている。また、リンクプレート24aの下方には、リンクプレート25aに回転自在に連結されたリンク軸24bが貫通長孔25に挿通されており、貫通長孔25の範囲内で上下方向に移動可能に取り付けられている。載置皿20の正面、背面の下側中央部分には、それぞれストッパ26が突設されている。また、載置皿20の凹部21には、被選別物を載置時の衝撃から保護するための緩衝材27(例えば、ウレタンシート)が貼り付けられている。
【0013】
載置皿20は、正面視略ハの字型のリンクプレート24aにより取付用フレーム23に吊下されている。これにより、載置皿20が振り子状態となるので、載置皿20へ被選別物を載置する際に生じた衝撃を吸収しやすくなり、選別作業中に被選別物を傷めてしまうことがないため好適である。
また、先に説明したとおり、載置皿20は、貫通長孔25の範囲内で上下方向に移動可能である。したがって、循環搬送装置10の設置延長上にロードセル等の重量測定装置40を配設することにより、載置皿20に載置された被選別物の重量を計測することができる。
即ち、通常は、載置皿20はリンクプレート24aにより吊下され、その荷重は、取付用フレーム23を介して、循環搬送装置10にかかっているが、ロードセル設置部分では、ロードセル上面は循環搬送装置10の線条18面より高く設置されており、載置皿20はリンク機構24と貫通長孔25の働きで、ロードセル上面に載置されることになり、載置皿20の荷重はロードセルにかかることになる。なお、ロードセルの設置部分前方には、載置皿20が円滑にロードセルに乗り上げることができるように、ガイドスロープ(図示せず)を配設すれば好適である。
【0014】
外部品質検査については、カメラにより撮影された被選別物の映像を解析することにより行うため、重量測定装置40と同じく、循環搬送装置10の搬送経路上に外部品質検査装置50を配設すれば、循環搬送装置10上に被選別物を載置させたまま外部品質検査を行うことができる。
さらに、載置皿20の上下方向に設けられた貫通孔22により、被選別物に光を透過させることが可能であるため、重量測定装置40および外部品質検査装置50と同様に、循環搬送装置10の設置延長の中間部に光透過型の内部品質検査装置60を配設すれば、透過光を解析することにより、被選別物を動かすことなく糖度、成熟度、内部欠陥等の内部品質を検査することができる。
【0015】
次に載置皿の傾斜装置について詳細に説明する。図4は、載置皿がシリンダにより突き上げられている状態を示す説明正面図である。
被選別物を載せた載置皿20は、循環搬送装置10の線条体18に取付用フレーム23の基部23aをネジ止めすることにより取り付けられている。
アーチ状部材23bは、基部23aに立設された脚部と、上辺部とからなり、上辺部に配設されたリンク機構24を支える機能を具備すれば、その形状は、特に限定されず、全体として角張った形状、丸みを帯びた形状、脚部が互いに平行なもの、末広がりの形状のもの等各種の設計をすることが可能である。本実施の形態においては、取付用フレーム23は両側の一対の基部23aと前後のアーチ状部分23bとが一体に形成されているが、循環搬送装置10に取り付けられている基部23aを前後に分割し、それぞれのアーチ状部分23bの両端部分に基部23aを一体に形成することにより、前後に一対となる取付用フレーム23としても良いのはもちろんである。
【0016】
また、本実施の形態における載置皿傾斜装置は、図4に示すように循環搬送装置10に取付用フレーム23およびリンク機構24を介して取り付けられた載置皿20底面の下方に所定間隔で連続的に配設されたシリンダ群30により構成されている。循環搬送装置10の延長方向において、個々のシリンダ30の位置と、選別エリアであるトレイ90の位置とは同位置に配設されており、検査装置を通過させて得た選別情報に基いて、制御装置80が循環搬送装置10により搬送されてくる載置皿20の動きに同期させてシリンダ30を伸長させて、シリンダ30の先端が載置皿20の底面片側を押し上げることにより、載置皿20を傾斜させて、載置皿20に載置された被選別物を所定の選別エリアのトレイ90に放出する。このようにリンク機構24の作用により、載置皿20の傾斜は円滑に進行することが可能になる。
【0017】
シリンダ30の伸長により載置皿20底面片側が押し上げられ、載置皿20が所定角度まで傾斜すると、載置皿20の正面下側中央部分に設けられているストッパ26が取付用フレーム23のアーチ状部分23bの下面に当接するので、載置皿20の傾斜が所定角度以上にならないように制限されている。載置皿20底面を押し上げているシリンダ30の伸長が元に戻れば、載置皿20の傾斜は自重により自然に元の水平状態に戻る。
【0018】
シリンダ群30の配設延長線は、循環搬送装置10の配設延長線と一致しており、シリンダ群30を構成する個々のシリンダ30は配設延長線に対して直交方向に載置皿20底面の範囲内で自由にスライド可能となっている。したがって、載置皿20底面範囲内であればどの位置で載置皿20底面を押し上げるかは任意に設定することが可能である。これにより、循環搬送装置10の配設延長線に対し、両方向に載置皿20を傾斜させることができるため、省スペースでの選別作業が可能になり好適である。
作業者は、本実施の形態における選別機1による選別作業をする際、選別機1を作動させる前に、個々のシリンダ30を載置皿20底面の左右のいずれか一方にスライドさせて、それぞれのシリンダ30対応する選別エリアのトレイ90を配設しておく必要がある。
【0019】
被選別物の選別を行うためのシリンダ群30の動作は、解析部70により解析された情報に基いて、制御装置80によって制御されている。解析部70は循環搬送装置10の配設延長線上に配設されている重量測定装置40、外部品質検査装置50、内部品質検査装置60の測定・検査結果を解析し、載置皿20に載置されている被選別物の選別をおこない、制御装置80へ選別信号を出力する。制御装置80は、解析部70から入力された選別信号に基き、選別エリアのトレイ90を選択し、このトレイ90に対応するシリンダ30が対象の載置皿20の動きと同期して作動するようにこれを制御する。
【0020】
以上に説明した選別機1によれば、選別先が多数ある場合においても、従来の選別機1よりも大幅に小さいスペースで選別作業を行うことが可能になる。また、一台の循環搬送装置10の進行方向に対して左右両側に選別エリアのトレイ90を配設することができるので、選別効率を大幅に向上させることができる。
【0021】
本実施の形態において、載置皿20の進行方向に対するシリンダ30の左右方向へのスライドは、作業員によりなされている。これによれば、選別機1の構造を簡略化することができ、選別機1の製造コストを削減することができる。反面、あるシリンダ30に対する選別エリアのトレイ90は一台に限定されてしまい、このトレイ90の循環搬送装置10の反対側のスペースを有効に利用することができなくなってしまうことが考えられる。
これに対しては、載置皿20の進行方向に対する左右方向へのスライドを手動で行うのではなく、制御装置80によりシリンダ30を自動的に左右方向にスライドさせるスライド装置(図示せず)を配設する構成としても良い。この構成によれば、選別作業前に作業員がシリンダ30をスライドさせて、シリンダ30のスライド先にトレイ90を配設する必要がなくなる上、選別エリアのトレイ90の配設個数を増やすことが可能になるので、被選別物の数が少なく、しかも、選別階級の個数が多い場合においては、従来の選別機に比較して飛躍的に選別機1の占有スペースを削減することが可能になる。
【0022】
つづいて、他の実施の形態について説明する。図5は、他の実施の形態を示す説明図である。本実施の形態は、載置皿20の傾斜装置であるシリンダ群30を循環搬送装置10の配設延長線を中心線として、配設延長線の左右両側に載置皿20底面の両端部近傍にシリンダ群30をそれぞれ配設したことを特徴とするものである。本実施の形態の選別機1において、先に説明した実施の形態と同じ部分については、同符号を付し、詳細な説明は省略する。
【0023】
本実施の形態の選別機1によれば、先の実施の形態と比較して、シリンダ30の配設個数が増加するものの、シリンダ30のスライド装置(図示せず)を配設しなくて済むため、選別機1の構造を単純にすることができるという利点がある。また、選別エリアのレイアウトを変更した場合においても、シリンダ30の位置を変更しなくても済むため、作業前のシリンダ位置の設定が不要であるため直ちに選別作業をすることが可能であるので、さらに効率的な選別作業をすることができ好適である。
【0024】
本実施の形態における選別機は、検査装置として、重量測定装置、外部品質検査装置、内部品質検査装置を備える構成のものについて記載したが、状況によっては、この中の任意の1又は2の検査装置を選択することもできる。例えば、設備費と人件費との比較を行い、外部品質検査を作業員の目視検査により行う構成とすることも可能である。
【0025】
以上、本発明に係る選別機について、説明を進めてきたが、本発明は、以上に示した構成に限定されるものではない。例えば、本実施の形態においては、搬入部から、循環搬送装置と連動する載置皿へ被選別物を手作業により搬入しているが、循環搬送装置の始端部に循環搬送装置の搬送速度に合わせて作動する送り出し機を配設すれば、手作業を要せず、さらに省コストによって選別作業をすることができ好適である。
また、載置皿の傾斜装置はシリンダ機構に限定されず、機械式の上昇下降機構を用いて載置皿を傾斜させても良いのはもちろんである。
【0026】
【発明の効果】
本発明による選別機は次に述べる効果を得ることができる。
すなわち、循環搬送装置の設置延長方向に対して、両側に被選別物を選別することが可能であるので、省スペースで効率の良い選別機とすることが可能となる。
また、載置皿の傾斜装置をシリンダ機構としたことにより、機構が単純化されるので、さらに省スペース型の選別機にすることができる上、故障頻度の少ない選別機とすることが可能になり、信頼性の高い選別機とすることができる。
さらにまた、各種の測定装置、検査装置を具備させたことにより、多種類にわたる選別作業を一回で完了させることができるため、選別作業に要するコストを大幅に削減することが可能になる等といった著効を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る選別機の説明平面図である。
【図2】 載置皿、取付用フレーム及びリンク機構の説明斜視図である。
【図3】 載置皿等とシリンダによる載置皿の傾斜装置とを示す説明正面図である。
【図4】 載置皿がシリンダにより突き上げられている状態を示す説明正面図である。
【図5】 他の実施の形態を示す説明図である。
【図6】 従来の選別機の一例を示す説明図である。
【符号の説明】
1 選別機
10 循環搬送装置
20 載置皿
22 貫通孔
23 取付用フレーム
24 リンク機構
25 貫通長孔
26 ストッパ
27 緩衝材
30 傾斜装置(シリンダ)

Claims (7)

  1. 被選別物を載置する載置皿を一対のリンク機構及び取付用フレームを介して循環搬送装置に固定し、該載置皿を前記循環搬送装置の動きにより単数または複数の検査装置を通過させて、被選別物を検査した後、制御装置が検査結果に基いて前記載置皿の下方に列設された突き上げ装置により、前記載置皿の動きに合わせて、該底面片側近傍を突き上げるように制御し、前記載置皿をその進行方向に対して左又は右方向に傾斜させ、載置皿内の被選別物を所定のエリアに仕分けする選別機であって、
    前記リンク機構は正面視ハの字型であり、両端部材と載置皿側のリンク軸とからなり、
    前記載置皿は前記取付用フレームに配設された前記一対のリンク機構により吊下されると共に、載置皿側のリンク軸は該載置皿に前後方向に貫通して形成された貫通長孔に遊嵌され、
    前記取付用フレームは、該循環搬送装置に固定された基部と、基部に対して直交方向に立設された一対のアーチ状部材とからなり、
    前記アーチ状部材の上部には、前記一対のリンク機構の両端部材が回転自在に係止され、前記リンク軸は、前記両端部材に回転自在に連結されていることを特徴とする選別機。
  2. 前記突き上げ装置は、前記循環搬送装置の設置延長方向と同一方向に設けられたシリンダ群により構成され、前記制御装置が前記前記検査結果に基いて前記シリンダ群のうち、所定位置のシリンダを伸長させることにより前記載置皿の底面片側が突き上げられる機構であることを特徴とする請求項1記載の選別機。
  3. 前記シリンダ群は該シリンダ群の配設延長方向と直交方向に前記載置皿の底面の範囲内でスライド自在に配設されていることを特徴とする請求項2記載の選別機。
  4. 前記シリンダ群は、前記載置皿の底面の両端付近に前記循環搬送装置の設置延長方向と同一方向に配設されていることを特徴とする請求項2記載の選別機。
  5. 前記検査装置の一つが重量測定装置であることを特徴とする請求項1乃至4いずれか一項に記載の選別機。
  6. 前記検査装置の一つが外部品質検査装置であることを特徴とする請求項1乃至4いずれか一項に記載の選別機。
  7. 前記載置皿の中央部には載置皿の上下を貫通する貫通孔が設けられ、前記検査装置の一つが内部品質検査装置であることを特徴とする請求項1乃至4いずれか一項に記載の選別機。
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