JP2605652B2 - トマト等の球状青果物の選果装置 - Google Patents

トマト等の球状青果物の選果装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は野菜,柑橘類などの自
動選果で載置(セット)位置が規制され、手乗せ作業に
適するトマト等の球状青果物の選果装置に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】近時、みかんの撰果場などにおいて用い
られる野菜,柑橘類などの球(塊)状青果物の選果装置
は、光学式,カメラ式の等・階級測定装置を使用し球状
青果物を1個単位毎に外形を計測し、その値を基にして
等級・階級を自動判断し、その選果信号で所定の球状青
果物を落下仕分けをし得るように自動化されてきてい
る。このコンベヤ手段としては球状青果物を1列に供給
載置する選果コンベヤを用い、該選果コンベヤの中途に
光学式,カメラ式の等階級測定装置を配置し、該等階級
測定装置の通過で外形を自動測定するようにしている。
この場合、一般に選果コンベヤ群の配列は、等階級測定
装置の集約的な測定とか搬送管理等の関係上、多数条
(6条,8条など)の選果コンベヤを間隔を詰めた(狭
めた)平行配列とし、且つ全体として直線的な搬送路を
取る構成としている。
【0003】即ち、多数条の選果コンベヤは、選果場の
配置スペースとか管理等の関係上、整列供給部から測定
部及び仕分け部に亘り一連の直線的なコンベヤを用いて
いる。しかも、球状青果物がみかん等の柑橘類の如く、
1個宛ての載置位置(セット姿勢)が比較的規定されな
い態様の選果コンベヤでは、前工程となる供給コンベヤ
から整列供給部への給送も、単に1個宛てとし順次乗り
込めばよい繰り出し機構を用いる機械的な供給で対処し
ている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、球(塊)状青
果物がトマト等の様に、へたを下向きにして載置しなけ
れば測定誤差がでるカメラ式等階級測定装置を使用する
には、セット姿勢が規制させれ、どうしても載置工程は
手乗せ作業に頼わざるを得ない。この場合、多数条の選
果コンベヤを、間隔を狭めた単なる平行配列(直線路)
の組み合わせでは、整列供給部にあって作業員がどうし
ても選果コンベヤ群の片側に立ち、いちいち1個ずつ例
えばトマトを持ち上げて選果コンベヤの受板に載せねば
ならない。このとき、作業員は手前側の選果コンベヤに
対し容易に載せられるが、選果コンベヤが6条,8条等
の如く多数条構成では配列幅が全体として増し、向こう
側(奥方側)の選果コンベヤに対しては手が届かず、手
乗せ作業が面倒又は不可能となるものである。
【0005】なお、選果コンベヤを適宜蛇行させて配列
間隔を広げその内部に作業員を立たせることも考えられ
るが、従来知られているこの種の選果コンベヤ(例えば
特公平6−10050号公報参照)の球状青果物を受け
る受駒片(スラット状受板)の構成は、直線路を主体と
したコンベヤ路のために難しい。即ち、今までの選果コ
ンベヤの受駒片の構成は、図9に示すようにチェーン本
体dの所定リンクプレートeの側部突出の一定ピッチの
前後ピンfに支承の単一のホルダーaに対し少なくとも
3個(3個以上)の受駒片bを突設している。だが、一
定幅(長さ)のホルダーaに受駒片bを3個を装着する
には、単一の受駒片自体が細幅となると共に、各受駒片
bの突出間隙cも必然的に狭く設定され、選果コンベヤ
全体の受駒片群の配列も狭い突出間隙cとなる。この受
駒片bを配すホルダーaを備える選果コンベヤでは、直
線走行では受駒片群は平行して移行するため何等支障が
ない(受駒片同志が触れることがない)。しかし、この
仕様のコンベヤの搬送路を、蛇行させるために少しカー
ブさせる態様では、チェーン本体も曲がらねばならず、
各リンクプレートに取付くホルダーa群も順次曲がり、
隣接のホルダーaの受駒片bとの突出間隙cが所定の曲
率半径に応じて狭まり、カーブ走行時に、双方の受駒片
bの先端同志が接触してしまい(図10参照)、側方へ
大きくカーブさる蛇行路部の形成は難しい。特に、片側
突出の受駒片のみで球状青果物を受ける片支持タイプで
は、当然単一の受駒片の長さが大きく設定されるため、
益々受駒片の先端同志がカーブ状態下で触れることとな
る。従って、多数条の選果コンベヤ中、手乗せ部に作業
員用スペースを設けるための屈曲(蛇行)路を設けるこ
とができない。また、ホルダーaに突設の受駒片bを3
個以上の多数個配設では、単一の球状青果物に対し複数
個の受駒片bが位置することが多く、余分な球状青果物
まで落下してしまい選択性も悪い。
【0006】本発明は上記実情に鑑み、単一の支持駒体
(ホルダー)に対する傾斜状受駒片の駒数を2個に限定
し、且つ左右一対の傾斜状受駒片で受けるようにするこ
とで、走行チェーン自体をカーブさせても各受駒片の先
端が触れない搬送路が得、手乗せ部で作業員が立てるス
ペースを簡単に設けられるようになり、上記課題を解決
するトマト等の球状青果物の選果装置を提供することを
目的としたものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、1列に整列給
送する球状青果物を等級・階級などに選別するカメラ式
等階級測定装置で測定し、この等・階級値に起因し移送
行程中にあって所定落下で仕分けし下方の引出コンベヤ
に排出する球状青果物の選果装置において、球状青果物
を移送するコンベヤ手段を、側方へ屈曲自在のカーブド
チェーンとなる走行チェーンを左右対向に敷設すると共
に、該各走行チェーンの対向片側にそれぞれ一定間隔に
支持駒体を取付け、各単一の支持駒体には基端を枢着し
た所定信号で回動する2個の傾斜状受駒片を突設し、こ
の左右一対の傾斜状受駒片で形成される分割型V状載置
部を連設したコンベヤ搬送体とし、且つこのコンベヤ搬
送体の多数条の配列を、手乗せ部位置で中間に作業員用
スペースを設ける広げ配列とし、手乗せ部に連続する前
記カメラ式等階級測定装置位置の配列を蛇行路部を経て
間隔を狭めた平行配列とし、この平行配列路における仕
分け部位置の前記左右の傾斜状受駒片の各下面に、移送
方向に下向き傾斜で広がる傾斜落下ガイド杆を架設し、
該傾斜落下ガイド杆に摺動の傾斜状受駒片を徐々に回動
垂下させるものである。
【0008】
【作用】上記のように、トマト等の球状青果物の選果装
置はコンベヤ搬送体を、一対の屈曲自在な走行チェーン
の片側に対向配設した各支持駒体に、所定信号で回動す
る2個の傾斜状受駒片をそれぞれ突設し、この左右対向
せる傾斜状受駒片で分割型V状載置部を構成したので、
トマト等の球状青果物の如く載置位置が規制され手乗せ
作業を要する整列給送(手乗せ)に当たって、多数条の
コンベヤ搬送体を作業員の手が届く範囲の条数単位(1
条〜2条等)に分けるめ、走行チェーンを蛇行路部をも
って適宜カーブ(蛇行)させても、支持駒体に突設の傾
斜状受駒片が2個としたため、隣接の傾斜状受駒片との
突出間隙が比較的大きく設定されるので、カーブしても
その先端同志が触れることがない(勿論、本発明の球状
青果物の支持は、あくまで左右一対の傾斜状受駒片で成
すため、単一の傾斜状受駒片の長さも短くてすみ、この
点からもカーブ態様に対処し得る)。コンベヤ搬送体は
手乗せ部にあって適宜カーブさせて広げ中間に作業員用
スペースを設けることができ、この中に作業員が入れ
ば、多数条のコンベヤ搬送体でも球状青果物の位置規制
の載置作業が簡単にできる。即ち、手乗せ部ではコンベ
ヤ搬送体への球状青果物の載置を手短な状態(必要以上
に手を伸ばすことのない範囲)で行え能率的となる。し
かも、手乗せ部から蛇行路部を経て間隔を詰めた多数条
の測定部への移送でも傾斜状受駒片同志が触れず円滑な
安定移行となる。測定部では上方から撮る等階級測定装
置で外形を捕らえ等級・階級を測定し、この等級・階級
値に起因する信号を、前方の仕分け部の側部の一定位置
に配置の制御手段に入力させ、該制御手段の作動で同期
して移送される青果物を載せた左右対向の傾斜状受駒片
の突出支持を解き垂下回動させが、この場合傾斜状受駒
片は下面に傾斜落下ガイド杆が臨み、瞬時に回動せず摺
動しながら徐々に開かれ、青果物は下方の排出コンベヤ
に衝撃のない排出を得る。
【0009】
【実施例】以下、本発明を実施例の図面に基づいて説明
すれば、次の通りである。
【0010】図はコンベヤ搬送体を4条の平行配列とし
移送手前側に手乗せ部を備えたトマト等の球(塊)状青
果物の選果装置の実施例を示し、1は所定幅をもつ搬送
路2の両側に敷設した側方へ屈曲自在となる所謂カーブ
ドチェーンの走行チェーンで、該各走行チェーン1の一
定間隔のリンクプレート1aの片側に、合成樹脂製の支
持駒体3を一体的に取付けし、この各支持駒体3には基
端を独立して枢着4する2個の傾斜状受駒片5を所定の
突出間隙c′を隔て平行突設し、この左右対向する一対
の傾斜状受駒片5,5で形成される分割型V状載置部6
を連続してコンベヤ搬送体7を構成する。この場合、傾
斜状受駒片5は支持駒体3の支持腕部3aに回動用バネ
8を装着した支点軸4aで枢着し、且つ傾斜状受駒片5
の基端の係合段部5aを、搬送機枠2a側に備えたロー
タリーソレノイド型制御手段9の作動子9aで押圧され
る作動テコ杆10の先端係止ピン部10aの嵌入で係止
し、この制御手段9はコンベヤ搬送体7の仕分け部7c
にあって前段の測定部分7bの上部に配置したカメラ式
等階級測定装置11の等・階級値に起因する所定信号を
受けて作動し、傾斜状受駒片5を回動垂下するようにし
ている。8′は前記作動テコ杆10のっ枢着部に装着し
たバネである。また、チェーンピン1bとリンクプレー
ト1aは緩く嵌まりチェーン本体の屈曲を自在としてい
る。
【0011】また、前記4条配列の各コンベヤ搬送体7
は、カメラ式等階級測定装置12を上方に配置した測定
部7bと所定下方に排出コンベヤ13を直交配置させる
仕分け部7cを集約化するため、間隔を狭めた(詰め
た)平行配列の組み付けとし、且つ測定部7bの前段と
なると手乗せ部7aでは、コンベヤ搬送体7を2条単位
を一組とし(図示にあって)左右に分けた広げ配列とし
中間に作業員が立ち得るスペース14を設置する。この
場合、手乗せ部7aと測定部7bの中間部分は、走行チ
ェーン1を適宜カーブさせた蛇行路部7dとして連続さ
せてなり、全体として一連のコンベヤ路を構成する。こ
の蛇行路部7dにおけるコンベヤ搬送体7は、単一の支
持駒体3に対し突出間隙c′が大となる2個の傾斜状受
駒片5を突設しただけのため、当然隣接の傾斜状受駒片
5との突出間隙c′も、従来の単一のプレートの支持駒
体に3個を配すタイプに比して大きく設定され、走行チ
ェーン1自体を蛇行路部7dでカーブさせても隣接の傾
斜状受駒片5の先端同志が触れない(図8参照)。15
はコンベヤ搬送体7の仕分け部7cにあって、所定箇所
の両側で機枠側から突設した支持駒体3の傾斜状受駒片
5の下面が摺動する固定の傾斜落下ガイド杆で、該傾斜
落下ガイド杆15は移送方向へ下向き傾斜し且つ対向中
央側から外側へ広がる構造とし、しかも、傾斜落下ガイ
ド杆15の個数は所定の階級数(例えば、L,M,S等
の仕分け数)に応じた数を順次配置し、これ等上記も全
構成でトマト等の手乗せ部を備えた球状青果物の選果装
置となる。16はコンベヤ搬送体7のキャリア部の末端
位置に配設した順次上向き傾斜させた回動垂下の傾斜状
受駒片5の案内杆型戻し手段ある。図中5bは傾斜状受
駒片5の上面の長手方向に突設した軟らかいゴム等より
なる緩衝部材である。
【0012】ちなみに、コンベヤ搬送体7の寸法を示せ
ば、一対の走行チェーンの対向間隔は242mmで、単一
のリンクプレートの長さは46mmで、単一の支持駒体の
長さは58mmで幅37mm(支持腕部の突出量を含む)、
支持駒体に枢着する傾斜状受駒片は長さ76mm(但し,
枢着回動点からの突出量)で幅23mm、傾斜状受駒片同
志の突出間隙は9mmで、対向のV状間隙は22mmであ
る。
【0013】次にこの作用を説明すると、例えばトマト
等の球状青果物Aの如く、へた部を下向きとしてコンベ
ヤに載置する手乗せを要する場合、先ずモータ17の駆
動で回転する複数条の一連となるコンベヤ搬送体7の手
乗せ部7aに形成されたスペース14位置に作業員(図
示せず)を立たせ、別途適宜搬入した球状青果物Aを1
個ずつ取り上げ手作業にて手乗せ部7aの対向せる傾斜
状受駒片5,5で構成される分割型V状載置部6に所定
位置に跨がるよう載置し安定セットとする。
【0014】この手乗せ部7aの分割型V状載置部6に
載ったトマト等の球状青果物Aは、コンベヤ搬送体7の
移動で各手乗せ部7aから蛇行路部7dを経て多数条の
間隔を狭めた測定部7b位置に進む。
【0015】この場合、蛇行路部7dにあっては、走行
チェーン1は所定の曲率半径でカーブし各リンクプレー
ト1aも少し側部屈曲するが、該リンクプレート1aに
配する支持駒体3に突設の傾斜状受駒片5の個数を2個
とし突出間隙c′を大きく設定し、且つ載置部を左右一
対の傾斜状受駒片5としたため、必然的に単一の傾斜状
受駒片5の長さは短くなり、これらが相俟ってチェーン
をカーブさせても隣接の傾斜状受駒片5の先端同志が触
れることなく、チェーン搬送が円滑となり球状青果物A
は全体としてV状載置部6に載り揺れを招かない移送を
得る。
【0016】コンベヤ搬送体7上の球状青果物Aが測定
部7bに達すと、この搬送路の上部に跨がる配置の公知
のカメラ式等階級測定装置12を通過するとき、カメラ
で球状青果物Aの外形を撮影し、この画像処理をコンピ
ュータで行い、この値を適宜演算し算出した等級・階級
値の信号が、走行チェーン1の移送速度に同期させ球状
青果物Aが所定の仕分け部7cの排出位置に達した時、
機枠側から突設の所定の制御機手段9に入力され、該制
御手段9を働きその作動子9aの降下で支持駒体3の作
動テコ杆10を押圧するため、該作動テコ杆10はテコ
作動で可動し傾斜状受駒片5の係合段部5aが外れるの
で、該傾斜状受駒片5は装着の回動用バネ8で枢着4を
支点とし回動垂下する。
【0017】この場合、回動する各傾斜状受駒片5の下
面には移送方向に向け順次下向きとなる傾斜落下ガイド
杆15が臨んでいるため、傾斜状受駒片5の下面が傾斜
落下ガイド杆15を摺動しながら移行に伴い徐々に回動
して開かれる。即ち、分割型V状載置部6となる両傾斜
状受駒片5,5間に跨がり載置された球状青果物Aが順
次下がり、傾斜落下ガイド杆15,15を外れた箇所で
傾斜状受駒片5,5が完全に垂下(90°回動)し所謂
観音開き状態となって球状青果物Aが落下し(図7参
照)、その真下に近接配置の排出コンベヤ13に衝撃な
く載置される。
【0018】なお、このコンベヤ路のキャリア部の末端
位置に達した支持駒体3に対し垂下姿勢の傾斜状受駒片
5は、前記と逆の上り傾斜杆となる戻し手段16で回動
用バネ8に抗して強制的に傾斜状受駒片5を起こして水
平状に戻し、該傾斜状受駒片5の円弧状後縁5bを摺動
した作動テコ杆10の先端係止ピン部10aが基端の係
合段部5aに入り込み係止し横突設を保つ。
【0019】また、コンベヤ搬送体7に対する球状青果
物Aの載置は、あくまでも左右一対の傾斜状受駒片5で
形成される分割型V状載置部6の中間に間隙6aをもつ
分割V溝部6bで受けるため、この球状青果物Aは外
形,大きさの大小,凹凸に左右されず安定した載置を得
る。
【0020】
【発明の効果】上述のように、本発明のトマト等の球状
青果物の選果装置は球状青果物を移送するコンベヤ手段
を一対のカーブドチェーンの走行チェーンの所定間隔
(リンクプレート単位)に支持駒体を配しこれに2個の
傾斜状受駒片を突設し、この左右対向した傾斜状受駒片
で分割型V状載置部を形成するコンベヤ搬送体とし、且
つ多数条のコンベヤ搬送体の配列中、手乗せ部の作業員
用スペースを得るためにチェーンを屈曲させ蛇行路部を
設けても、支持駒体に突設の傾斜状受駒片同志が触れる
こもない。即ち、球状青果物がトマト等の如く載置方向
を限定する手乗せを要する態様では、コンベヤ搬送体の
一部を蛇行(適宜屈曲)させ蛇行路部を構成しても、前
記支持駒体の傾斜状受駒片の突設個数を2個の少数とし
たため、隣接の傾斜状受駒片間に比較的大きな間隙を
得、且つ左右一対で載置部を形成するため単一の長さは
短くてもよく、このためチェーンがカーブしても傾斜状
受駒片の先端部同志が接触することがなく揺動もなく円
滑な載置移行がなされる。このことは、手乗せ部に作業
員が立つスペースを簡単に設けられ、位置規制の手乗せ
作業が容易となり、延いては全体として載置能力を増す
コンベヤ搬送体となる。また、仕分け部にあっては所定
信号に起因して作動する受駒片が傾斜落下ガイド杆を摺
動しながら順次下方へ開く観音開き方式となり、且つ排
出コンベヤを近接して臨ませ得るため、従来の瞬時に落
下させ片支持タイプの受駒片使用に比して落下衝撃を最
小に抑えることができ、この点からもトマトの如く傷み
やす青果物に最適となる。更に、本発明はあくまでも左
右対向の一対の傾斜状受駒片はで構成される中央を分割
したV状受溝部で球状青果物を受けるため、外形が多少
の大小,凹凸を有していても安定した姿勢で載置し得る
等の効果を奏する。なお、上記選果装置の説明はトマト
に就いて述べたが、みかん等の各種柑橘類とか人参,キ
ュウリ等の各種塊状青果物にも対応し得ることは勿論で
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示すトマト等の球状青果物の
選果装置の要部の平面図である。
【図2】同側面図である。
【図3】支持駒体及び傾斜状受駒片の要部を示す平面図
である。
【図4】同側面図である。
【図5】支持駒体と傾斜状受駒片の斜視図である。
【図6】傾斜状受駒片と傾斜落下ガイド杆の関係を示す
平面図である。
【図7】傾斜落下ガイド杆に対し回動の傾斜状受駒片の
観音開きで球状青果物が落下する説明図である。
【図8】コンベヤ搬送体の蛇行路部となるカーブ状態の
説明図である。
【図9】従来のホルダーに対し3個の受駒片を配設した
片支持タイプの球状青果物搬送体の説明図である。
【図10】同球状青果物搬送体をカーブさせた説明図で
る。
【符号の説明】 1 走行チェーン 2 搬送路 3 支持駒体 5 傾斜状受駒片 6 分割型V状載置部 7 コンベヤ手段(搬送体) 7a 手乗せ部 7b 測定部 7c 仕分け部 7d 蛇行部 12 カメラ式等階級測定装置 13 排出コンベヤ 15 傾斜落下ガイド杆

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 1列に整列給送する球状青果物を等級・
    階級などに選別するカメラ式等階級測定装置で測定し、
    この等・階級値に起因し移送行程中にあって所定落下で
    仕分けし下方の引出コンベヤに排出する球状青果物の選
    果装置において、球状青果物を移送するコンベヤ手段
    を、側方へ屈曲自在のカーブドチェーンとなる走行チェ
    ーンを左右対向に敷設すると共に、該各走行チェーンの
    対向片側にそれぞれ一定間隔に支持駒体を取付け、各単
    一の支持駒体には基端を枢着した所定信号で回動する2
    個の傾斜状受駒片を突設し、この左右一対の傾斜状受駒
    片で形成される分割型V状載置部を連設したコンベヤ搬
    送体とし、且つ前記コンベヤ搬送体の多数条の配列を、
    手乗せ部位置で中間に作業員用スペースを設ける広げ配
    列とし、手乗せ部に連続する前記カメラ式等階級測定装
    置位置の配列を蛇行路部を経て間隔を狭めた平行配列と
    し、この平行配列路における仕分け部位置の左右の傾斜
    状受駒片の各下面に、移送方向に下向き傾斜で広がる傾
    斜落下ガイド杆を架設し、該傾斜落下ガイド杆に摺動の
    傾斜状受駒片を徐々に回動垂下させることを特徴とする
    トマト等の球状青果物の選果装置。
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