JP2000087198A - 熱伝導性および強度に優れたAl−Mg−Si系合金板の製造方法 - Google Patents
熱伝導性および強度に優れたAl−Mg−Si系合金板の製造方法Info
- Publication number
- JP2000087198A JP2000087198A JP10261203A JP26120398A JP2000087198A JP 2000087198 A JP2000087198 A JP 2000087198A JP 10261203 A JP10261203 A JP 10261203A JP 26120398 A JP26120398 A JP 26120398A JP 2000087198 A JP2000087198 A JP 2000087198A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- rolling
- alloy
- strength
- thermal conductivity
- pass
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Classifications
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C22—METALLURGY; FERROUS OR NON-FERROUS ALLOYS; TREATMENT OF ALLOYS OR NON-FERROUS METALS
- C22C—ALLOYS
- C22C21/00—Alloys based on aluminium
- C22C21/06—Alloys based on aluminium with magnesium as the next major constituent
- C22C21/08—Alloys based on aluminium with magnesium as the next major constituent with silicon
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C22—METALLURGY; FERROUS OR NON-FERROUS ALLOYS; TREATMENT OF ALLOYS OR NON-FERROUS METALS
- C22F—CHANGING THE PHYSICAL STRUCTURE OF NON-FERROUS METALS AND NON-FERROUS ALLOYS
- C22F1/00—Changing the physical structure of non-ferrous metals or alloys by heat treatment or by hot or cold working
- C22F1/04—Changing the physical structure of non-ferrous metals or alloys by heat treatment or by hot or cold working of aluminium or alloys based thereon
- C22F1/05—Changing the physical structure of non-ferrous metals or alloys by heat treatment or by hot or cold working of aluminium or alloys based thereon of alloys of the Al-Si-Mg type, i.e. containing silicon and magnesium in approximately equal proportions
Landscapes
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Materials Engineering (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Metallurgy (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- Physics & Mathematics (AREA)
- Thermal Sciences (AREA)
- Crystallography & Structural Chemistry (AREA)
- Metal Rolling (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 優れた熱伝導性と強度とを兼ね備えたアルミ
ニウム合金を少ない工程で製造する。 【解決手段】 Si:0.2〜0.8wt%、Mg:0.
3〜0.9wt%、Fe:0.35wt%以下およびCu:
0.20wt%以下を含有し、残部Alおよび不可避不純
物からなるAl−Mg−Si系合金鋳塊を均質化処理
し、熱間粗圧延および熱間仕上げ圧延した後に冷間圧延
する合金板の製造方法であって、前記熱間粗圧延の任意
のパスにおいて、パス前の材料温度を350〜440℃
とするとともに、上がり板厚を10mm以下とし、前記冷
間圧延の圧下率を30%以上とする。
ニウム合金を少ない工程で製造する。 【解決手段】 Si:0.2〜0.8wt%、Mg:0.
3〜0.9wt%、Fe:0.35wt%以下およびCu:
0.20wt%以下を含有し、残部Alおよび不可避不純
物からなるAl−Mg−Si系合金鋳塊を均質化処理
し、熱間粗圧延および熱間仕上げ圧延した後に冷間圧延
する合金板の製造方法であって、前記熱間粗圧延の任意
のパスにおいて、パス前の材料温度を350〜440℃
とするとともに、上がり板厚を10mm以下とし、前記冷
間圧延の圧下率を30%以上とする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、熱伝導性および
強度に優れたAl−Mg−Si系合金板の製造方法に関
する。
強度に優れたAl−Mg−Si系合金板の製造方法に関
する。
【0002】
【従来の技術】熱交換器用部品、金属ベースプリント基
板、切削加工材など、強度が要求されるアルミニウム材
として、一般にJIS 5052合金が用いられてい
る。しかし、JIS 5052合金は、純アルミニウム
に比べると熱伝導性が30%以上低いという欠点があ
る。一方、熱伝導性の良い純アルミニウムは著しく強度
が低い上に、切削性に劣り切削加工後のバリ取りが不可
欠であり、仕上がり表面の外観も悪いという欠点があ
る。
板、切削加工材など、強度が要求されるアルミニウム材
として、一般にJIS 5052合金が用いられてい
る。しかし、JIS 5052合金は、純アルミニウム
に比べると熱伝導性が30%以上低いという欠点があ
る。一方、熱伝導性の良い純アルミニウムは著しく強度
が低い上に、切削性に劣り切削加工後のバリ取りが不可
欠であり、仕上がり表面の外観も悪いという欠点があ
る。
【0003】また、高強度のアルミニウム材料としてA
l−Mg−Si合金も用いられており、Mg 2Siを微
細かつ均一に析出させて強度向上を図っている。Mg 2
Siの微細析出物は熱処理により得られ、通常冷間圧延
後に焼入れ、焼もどし処理を施すことにより強度向上と
じん性回復を図っている。一般的な圧延工程における加
熱では、MgおよびSiが単独で析出して微細かつ均一
なMg 2 Siが得られず強度向上を果たすことができ
ないからである。
l−Mg−Si合金も用いられており、Mg 2Siを微
細かつ均一に析出させて強度向上を図っている。Mg 2
Siの微細析出物は熱処理により得られ、通常冷間圧延
後に焼入れ、焼もどし処理を施すことにより強度向上と
じん性回復を図っている。一般的な圧延工程における加
熱では、MgおよびSiが単独で析出して微細かつ均一
なMg 2 Siが得られず強度向上を果たすことができ
ないからである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このように、現状では
冷間圧延後に別途熱処理を行うことで工程が増し、コス
トアップになっている。また、Al−Mg−Si系合金
のような熱処理型合金で0.1mmレベルの薄板を製造す
る場合、板厚1mm以下で連続焼鈍炉で溶体化処理するの
が一般的であるため、冷間加工度を高くできないために
高強度を得にくいという問題点もあった。
冷間圧延後に別途熱処理を行うことで工程が増し、コス
トアップになっている。また、Al−Mg−Si系合金
のような熱処理型合金で0.1mmレベルの薄板を製造す
る場合、板厚1mm以下で連続焼鈍炉で溶体化処理するの
が一般的であるため、冷間加工度を高くできないために
高強度を得にくいという問題点もあった。
【0005】なお、特開平6−272001において熱
間圧延条件を規定したAl−Mg−Si系合金板材の製
造方法が開示されているが、この技術は、冷間圧延後の
溶体化処理を短時間で行うために熱間圧延における粗大
析出を抑制するものであって、圧延工程中にMg 2Si
の微細析出を促すものではない。
間圧延条件を規定したAl−Mg−Si系合金板材の製
造方法が開示されているが、この技術は、冷間圧延後の
溶体化処理を短時間で行うために熱間圧延における粗大
析出を抑制するものであって、圧延工程中にMg 2Si
の微細析出を促すものではない。
【0006】この発明は、上述した技術背景に鑑み、優
れた熱伝導性と強度とを兼ね備えたアルミニウム合金を
少ない工程で製造する方法を目的とする。
れた熱伝導性と強度とを兼ね備えたアルミニウム合金を
少ない工程で製造する方法を目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明のAl−Mg−
Si系合金板の製造方法は、前記目的を達成するため
に、Si:0.2〜0.8wt%、Mg:0.3〜0.9
wt%、Fe:0.35wt%以下およびCu:0.20wt
%以下を含有し、残部Alおよび不可避不純物からなる
Al−Mg−Si系合金鋳塊を均質化処理し、熱間粗圧
延および熱間仕上げ圧延した後に冷間圧延する合金板の
製造方法であって、前記熱間粗圧延の任意のパス工程に
おいて、パス前の材料温度を350〜440℃とすると
ともに、上がり板厚を10mm以下とし、前記冷間圧延の
圧下率を30%以上とすることを特徴とする。
Si系合金板の製造方法は、前記目的を達成するため
に、Si:0.2〜0.8wt%、Mg:0.3〜0.9
wt%、Fe:0.35wt%以下およびCu:0.20wt
%以下を含有し、残部Alおよび不可避不純物からなる
Al−Mg−Si系合金鋳塊を均質化処理し、熱間粗圧
延および熱間仕上げ圧延した後に冷間圧延する合金板の
製造方法であって、前記熱間粗圧延の任意のパス工程に
おいて、パス前の材料温度を350〜440℃とすると
ともに、上がり板厚を10mm以下とし、前記冷間圧延の
圧下率を30%以上とすることを特徴とする。
【0008】また、前記冷間圧延後、180℃以下で最
終焼鈍を行うことが好ましい。
終焼鈍を行うことが好ましい。
【0009】この発明の方法において、対象とするAl
−Mg−Si合金組成について、各元素の添加意義およ
び含有量の限定理由は次のとおりである。
−Mg−Si合金組成について、各元素の添加意義およ
び含有量の限定理由は次のとおりである。
【0010】MgおよびSiは強度の発現に必要な元素
である。Mg含有量が0.3wt%未満、あるいはSi含
有量が0.2wt%未満では十分な強度を得ることができ
ない。一方、Mg含有量が0.9wt%、Si含有量が
0.8wt%を超えると、熱間圧延での圧延負荷が高くな
って生産性が低下するとともに、耳割れが大きくなって
途中工程でトリミングが必要となる。Mg含有量の好ま
しい下限値は0.35wt%、上限値は0.55wt%であ
る。また、Si含有量の好ましい下限値は0.32wt
%、上限値は0.60wt%である。
である。Mg含有量が0.3wt%未満、あるいはSi含
有量が0.2wt%未満では十分な強度を得ることができ
ない。一方、Mg含有量が0.9wt%、Si含有量が
0.8wt%を超えると、熱間圧延での圧延負荷が高くな
って生産性が低下するとともに、耳割れが大きくなって
途中工程でトリミングが必要となる。Mg含有量の好ま
しい下限値は0.35wt%、上限値は0.55wt%であ
る。また、Si含有量の好ましい下限値は0.32wt
%、上限値は0.60wt%である。
【0011】FeおよびCuは、多量に含有すると耐食
性が低下して合金板としての実用性に欠けるため、含有
量をFe:0.35wt%以下、Cu:0.20wt%以下
に規制する必要がある。好ましいFe含有量は0.25
wt%以下、好ましいCu含有量は0.10wt%以下であ
る。
性が低下して合金板としての実用性に欠けるため、含有
量をFe:0.35wt%以下、Cu:0.20wt%以下
に規制する必要がある。好ましいFe含有量は0.25
wt%以下、好ましいCu含有量は0.10wt%以下であ
る。
【0012】また、前記範囲の合金組成により、純アル
ミニウムと同等の優れた熱伝導性を有する。
ミニウムと同等の優れた熱伝導性を有する。
【0013】この発明の方法では、均質化処理後に所定
の条件で圧延することによりMg 2Siを微細かつ均一
に析出させ、溶体化処理および焼入れしたと同等の効果
を得らている。
の条件で圧延することによりMg 2Siを微細かつ均一
に析出させ、溶体化処理および焼入れしたと同等の効果
を得らている。
【0014】均質化処理条件は特に限定されず、常法に
従って500℃以上で2時間以上行うことが好ましい。
従って500℃以上で2時間以上行うことが好ましい。
【0015】熱間粗圧延では、任意のパス工程において
所定の温度条件で圧延する間の温度降下により焼入れと
同等の効果を得る。従って、パス前の材料温度は,溶体
化処理に準じてMgおよびSiが固溶された状態を保持
しうる温度が必要であり、350〜440℃とする。3
50℃未満ではこの時点でMg 2 Siが粗大析出物と
なり、その後の焼入れ効果が得られない。また、温度が
低いためにその後のパスの圧延性が著しく悪くなるとと
もに、パス上がり温度が低くなり過ぎて表面品質が低下
する。一方、440℃を超えるとパス上がりで材料温度
が十分低下せず焼入れの効果が不足する。パス前温度の
好ましい下限値は380℃であり、好ましい上限値は4
20℃である。また、焼入れ効果を得るために、パス間
の冷却速度は50℃/min 以上が好ましく、パス上がり
温度は250〜340℃が好ましい。なお、パス上がり
温度を上記温度範囲内とするためには、熱間粗圧延上が
りで、直ちに高圧シャワー水冷等の強制冷却を行っても
良い。また、パス圧延速度は、50m/min 以上が好ま
しい。さらに、このパス間に焼入れと同等の冷却効果を
得るために、上がり板厚が10mm以下となるようにする
必要がある。10mmを超えると水冷工程を加えても上述
した焼入れに十分な温度にまで冷却することが困難なた
めである。好ましい板厚は8mm以下である。
所定の温度条件で圧延する間の温度降下により焼入れと
同等の効果を得る。従って、パス前の材料温度は,溶体
化処理に準じてMgおよびSiが固溶された状態を保持
しうる温度が必要であり、350〜440℃とする。3
50℃未満ではこの時点でMg 2 Siが粗大析出物と
なり、その後の焼入れ効果が得られない。また、温度が
低いためにその後のパスの圧延性が著しく悪くなるとと
もに、パス上がり温度が低くなり過ぎて表面品質が低下
する。一方、440℃を超えるとパス上がりで材料温度
が十分低下せず焼入れの効果が不足する。パス前温度の
好ましい下限値は380℃であり、好ましい上限値は4
20℃である。また、焼入れ効果を得るために、パス間
の冷却速度は50℃/min 以上が好ましく、パス上がり
温度は250〜340℃が好ましい。なお、パス上がり
温度を上記温度範囲内とするためには、熱間粗圧延上が
りで、直ちに高圧シャワー水冷等の強制冷却を行っても
良い。また、パス圧延速度は、50m/min 以上が好ま
しい。さらに、このパス間に焼入れと同等の冷却効果を
得るために、上がり板厚が10mm以下となるようにする
必要がある。10mmを超えると水冷工程を加えても上述
した焼入れに十分な温度にまで冷却することが困難なた
めである。好ましい板厚は8mm以下である。
【0016】なお、熱間粗圧延は通常10パス以上を行
うが、焼入れ効果を得るための上記条件でのパスはどの
段階で行っても良い。しかし、パス上がり板厚が10mm
以下とすることを要件としているため、最終パスに行う
ことが多くなる。次いで、最終パスの前のパスが多くな
る。但し、最終パス以外で行う場合、その後のパスの圧
延条件は、材料温度250〜340℃で行う必要があ
る。250℃未満では圧延の負荷が大きくなって圧延が
しにくくなるとともに、温度が低くなるとAlと水分が
反応して表面が腐食する等変質するためである。
うが、焼入れ効果を得るための上記条件でのパスはどの
段階で行っても良い。しかし、パス上がり板厚が10mm
以下とすることを要件としているため、最終パスに行う
ことが多くなる。次いで、最終パスの前のパスが多くな
る。但し、最終パス以外で行う場合、その後のパスの圧
延条件は、材料温度250〜340℃で行う必要があ
る。250℃未満では圧延の負荷が大きくなって圧延が
しにくくなるとともに、温度が低くなるとAlと水分が
反応して表面が腐食する等変質するためである。
【0017】熱間粗圧延後に行う熱間仕上げ圧延は、前
段の粗圧延により溶体化−焼入れ処理がなされているた
め、仕上がり温度や圧延速度などの条件は特に限定され
ない。常法に従い最終製品の板厚に応じて圧延を行う。
段の粗圧延により溶体化−焼入れ処理がなされているた
め、仕上がり温度や圧延速度などの条件は特に限定され
ない。常法に従い最終製品の板厚に応じて圧延を行う。
【0018】冷間圧延では、加工硬化により所定の強度
を得るために圧下率30%以上とする必要がある。圧下
率を30%以上とすることにより、JIS 5052合
金に匹敵する200N/mm2 以上の強度を得ることが
できる。好ましい圧下率は50%以上である。
を得るために圧下率30%以上とする必要がある。圧下
率を30%以上とすることにより、JIS 5052合
金に匹敵する200N/mm2 以上の強度を得ることが
できる。好ましい圧下率は50%以上である。
【0019】さらに、要すれば冷間圧延した合金板を1
80℃以下で最終焼鈍する。低温での熱処理を行うこと
により、時効硬化させてさらに強度を向上させるととも
に、伸びも向上させることができる。また機械的諸性質
を安定させる効果もある。特に好ましい焼鈍温度は13
0〜150℃である。
80℃以下で最終焼鈍する。低温での熱処理を行うこと
により、時効硬化させてさらに強度を向上させるととも
に、伸びも向上させることができる。また機械的諸性質
を安定させる効果もある。特に好ましい焼鈍温度は13
0〜150℃である。
【0020】この発明のAl−Mg−Si系合金板の製
造方法によれば、所定の条件で熱間粗圧延を行うことに
より、溶体化処理および焼入れしたと同等の効果が得ら
れ、かつ高い圧下率での冷間加工によってさらに高い強
度が得られる。また、もとよりAl−Mg−Si系合金
は熱伝導性は良く、本発明により高い熱電導性と強度と
を兼ね備えた合金板を製造することができる。
造方法によれば、所定の条件で熱間粗圧延を行うことに
より、溶体化処理および焼入れしたと同等の効果が得ら
れ、かつ高い圧下率での冷間加工によってさらに高い強
度が得られる。また、もとよりAl−Mg−Si系合金
は熱伝導性は良く、本発明により高い熱電導性と強度と
を兼ね備えた合金板を製造することができる。
【0021】
【実施例】次に、この発明の具体的実施例について詳述
する。
する。
【0022】後掲の表1に示す各組成の合金連鋳スラブ
について、面削後580℃×10時間の均質化処理し、
熱間粗圧延および熱間仕上げ圧延した後冷間圧延して合
金板を製作した。熱間粗圧延は、最終パスの圧延条件を
規定するものとし、最終パス前、即ち最終パス開始時の
材料温度を表1に示す温度に設定し、圧延速度80m/
min で行い、熱間粗圧延の最終パス上がりの板厚を表1
に示す厚さとした。そして、熱間粗圧延を行った材料
は、さらに熱間仕上げ圧延を行ってコイルに巻き取っ
た。次に、巻き取った材料を表1に示す圧下率で冷間圧
延した。冷間圧延後、実施例2,4,11および比較例
7,9についてはさらに表1に示す条件で最終焼鈍を行
った。また、比較例1,2,3では、通常の処理によ
り、それぞれA1100P−H24材、A5052P−
H38材,A5052P−H34材を製造した。
について、面削後580℃×10時間の均質化処理し、
熱間粗圧延および熱間仕上げ圧延した後冷間圧延して合
金板を製作した。熱間粗圧延は、最終パスの圧延条件を
規定するものとし、最終パス前、即ち最終パス開始時の
材料温度を表1に示す温度に設定し、圧延速度80m/
min で行い、熱間粗圧延の最終パス上がりの板厚を表1
に示す厚さとした。そして、熱間粗圧延を行った材料
は、さらに熱間仕上げ圧延を行ってコイルに巻き取っ
た。次に、巻き取った材料を表1に示す圧下率で冷間圧
延した。冷間圧延後、実施例2,4,11および比較例
7,9についてはさらに表1に示す条件で最終焼鈍を行
った。また、比較例1,2,3では、通常の処理によ
り、それぞれA1100P−H24材、A5052P−
H38材,A5052P−H34材を製造した。
【0023】得られた各合金板について、引張強さ、熱
伝導度を測定するとともに切削性について評価した。引
張強さはJIS5号試験片により常法により測定し、熱
伝導度は25℃でレーザーフラッシュ法により測定し
た。また、切削性は次に示す基準で相対的に評価した。
但し、実施例10,11については、最終板厚が0.1
mmであり、このような薄板あるいは箔では通常切削加工
せずに使用するため、あえて切削性を評価しなかった。
伝導度を測定するとともに切削性について評価した。引
張強さはJIS5号試験片により常法により測定し、熱
伝導度は25℃でレーザーフラッシュ法により測定し
た。また、切削性は次に示す基準で相対的に評価した。
但し、実施例10,11については、最終板厚が0.1
mmであり、このような薄板あるいは箔では通常切削加工
せずに使用するため、あえて切削性を評価しなかった。
【0024】 ○:優れている(バリ発生なし) △:良好(若干バリ発生あり) ×:劣る(バリ発生大)
【表1】
【0025】表1の結果より、この発明の条件で熱間粗
圧延および冷間圧延することにより、純アルミニウムに
匹敵する高い熱伝導性と、JIS5052合金に匹敵す
る高い強度とを兼ね備えたアルミニウム合金板を得られ
ることを確認できた。また、切削性も良好であった。さ
らに最終焼鈍を加えることにより強度を向上させること
ができた。
圧延および冷間圧延することにより、純アルミニウムに
匹敵する高い熱伝導性と、JIS5052合金に匹敵す
る高い強度とを兼ね備えたアルミニウム合金板を得られ
ることを確認できた。また、切削性も良好であった。さ
らに最終焼鈍を加えることにより強度を向上させること
ができた。
【0026】
【発明の効果】以上説明したように、この発明の方法が
対象とするAl−Mg−Si系合金は、その組成を、S
i:0.2〜0.8wt%、Mg:0.3〜0.9wt%、
Fe:0.35wt%以下およびCu:0.20wt%以下
を含有し、残部Alおよび不可避不純物からなるため、
熱伝導性に優れている。そして、このAl−Mg−Si
系合金鋳塊を均質化処理し、熱間粗圧延および熱間仕上
げ圧延した後に冷間圧延する合金板の製造方法であっ
て、前記熱間粗圧延の任意のパス工程において、パス前
の材料温度を350〜440℃とするとともに、上がり
板厚を10mm以下とし、前記冷間圧延の圧下率を30%
以上とするから、熱間粗圧延の間に溶体化処理−焼入れ
したと同等の効果が得られ、かつ高い圧下率での冷間加
工によって高い強度が得られる。従って、圧延以外の別
工程で熱処理することなしに、高い熱伝導性と強度とを
兼ね備えた合金板を製造することができ、大幅なコスト
ダウンを達成できる。また、この発明の方法により製造
されたAl−Mg−Si系合金板は、切削性が良好であ
るから、この合金板を切削加工した場合にバリ取り等の
後加工が不要となり、この点でもコストダウンを図るこ
とができる。
対象とするAl−Mg−Si系合金は、その組成を、S
i:0.2〜0.8wt%、Mg:0.3〜0.9wt%、
Fe:0.35wt%以下およびCu:0.20wt%以下
を含有し、残部Alおよび不可避不純物からなるため、
熱伝導性に優れている。そして、このAl−Mg−Si
系合金鋳塊を均質化処理し、熱間粗圧延および熱間仕上
げ圧延した後に冷間圧延する合金板の製造方法であっ
て、前記熱間粗圧延の任意のパス工程において、パス前
の材料温度を350〜440℃とするとともに、上がり
板厚を10mm以下とし、前記冷間圧延の圧下率を30%
以上とするから、熱間粗圧延の間に溶体化処理−焼入れ
したと同等の効果が得られ、かつ高い圧下率での冷間加
工によって高い強度が得られる。従って、圧延以外の別
工程で熱処理することなしに、高い熱伝導性と強度とを
兼ね備えた合金板を製造することができ、大幅なコスト
ダウンを達成できる。また、この発明の方法により製造
されたAl−Mg−Si系合金板は、切削性が良好であ
るから、この合金板を切削加工した場合にバリ取り等の
後加工が不要となり、この点でもコストダウンを図るこ
とができる。
【0027】また、この発明のAl−Mg−Si系合金
板の製造方法において、冷間加工後に180℃以下で最
終焼鈍することにより、さらに合金板の強度を向上させ
るとともに、伸びも向上させ、かつ機械的諸性質を安定
させることができる。
板の製造方法において、冷間加工後に180℃以下で最
終焼鈍することにより、さらに合金板の強度を向上させ
るとともに、伸びも向上させ、かつ機械的諸性質を安定
させることができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C22F 1/00 630 C22F 1/00 630J 650 650F 651 651A 683 683 685 685Z 686 686A 694 694B 694A (72)発明者 田口 教平 堺市海山町6丁224番地 昭和アルミニウ ム株式会社内 (72)発明者 佃 市三 堺市海山町6丁224番地 昭和アルミニウ ム株式会社内 (72)発明者 木村 数男 堺市海山町6丁224番地 昭和アルミニウ ム株式会社内
Claims (2)
- 【請求項1】 Si:0.2〜0.8wt%、Mg:0.
3〜0.9wt%、Fe:0.35wt%以下およびCu:
0.20wt%以下を含有し、残部Alおよび不可避不純
物からなるAl−Mg−Si系合金鋳塊を均質化処理
し、熱間粗圧延および熱間仕上げ圧延した後に冷間圧延
する合金板の製造方法であって、 前記熱間粗圧延の任意のパス工程において、パス前の材
料温度を350〜440℃とするとともに、上がり板厚
を10mm以下とし、前記冷間圧延の圧下率を30%以上
とすることを特徴とする熱伝導性および強度に優れたA
l−Mg−Si系合金板の製造方法。 - 【請求項2】 前記冷間圧延後、180℃以下で最終焼
鈍を行う請求項1に記載の熱伝導性および強度に優れた
Al−Mg−Si系合金板の製造方法。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26120398A JP3495263B2 (ja) | 1998-09-16 | 1998-09-16 | 熱伝導性および強度に優れたAl−Mg−Si系合金板の製造方法 |
US09/818,070 US6660111B2 (en) | 1998-09-16 | 2001-03-27 | Method of manufacturing Al-Mg-Si series alloy plate excellent in thermal conductivity and intensity |
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26120398A JP3495263B2 (ja) | 1998-09-16 | 1998-09-16 | 熱伝導性および強度に優れたAl−Mg−Si系合金板の製造方法 |
US09/818,070 US6660111B2 (en) | 1998-09-16 | 2001-03-27 | Method of manufacturing Al-Mg-Si series alloy plate excellent in thermal conductivity and intensity |
Related Child Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003290345A Division JP2004003038A (ja) | 2003-08-08 | 2003-08-08 | 熱伝導性および強度に優れたAl−Mg−Si系合金板の製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000087198A true JP2000087198A (ja) | 2000-03-28 |
JP3495263B2 JP3495263B2 (ja) | 2004-02-09 |
Family
ID=26544966
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP26120398A Expired - Lifetime JP3495263B2 (ja) | 1998-09-16 | 1998-09-16 | 熱伝導性および強度に優れたAl−Mg−Si系合金板の製造方法 |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US6660111B2 (ja) |
JP (1) | JP3495263B2 (ja) |
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2003074750A1 (fr) * | 2002-03-01 | 2003-09-12 | Showa Denko K.K. | Procede de production d'une plaque en alliage al-mg-si, plaque en alliage al-mg-si et materiau en alliage al-mg-si |
JP2005028452A (ja) * | 2003-06-18 | 2005-02-03 | Showa Denko Kk | Al−Mg−Si系合金の連続鋳造方法およびAl−Mg−Si系合金鋳塊、Al−Mg−Si系合金板材の製造方法およびAl−Mg−Si系合金板材、ならびに放熱部材の製造方法および放熱部材 |
JP2009102737A (ja) * | 2002-03-01 | 2009-05-14 | Showa Denko Kk | Al−Mg−Si系合金板の製造方法およびAl−Mg−Si系合金板、ならびにAl−Mg−Si系合金材 |
CN106170571A (zh) * | 2014-04-22 | 2016-11-30 | 株式会社Uacj | 铝制包层材料和它的制造方法、热交换器用铝制包层材料和它的制造方法、以及使用了该热交换器用铝制包层材料的铝制热交换器和它的制造方法 |
JP2017179457A (ja) * | 2016-03-30 | 2017-10-05 | 昭和電工株式会社 | Al−Mg―Si系合金材 |
JP2017179456A (ja) * | 2016-03-30 | 2017-10-05 | 昭和電工株式会社 | Al−Mg―Si系合金材 |
JP2019007088A (ja) * | 2016-07-13 | 2019-01-17 | 古河電気工業株式会社 | アルミニウム合金材並びにこれを用いた導電部材、電池用部材、締結部品、バネ用部品および構造用部品 |
Families Citing this family (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5064643B2 (ja) * | 2001-03-12 | 2012-10-31 | ノベリス・インコーポレイテッド | 金属シート又はストリップに型押し模様を形成する方法及び装置 |
US7122384B2 (en) * | 2002-11-06 | 2006-10-17 | E. I. Du Pont De Nemours And Company | Resonant light scattering microparticle methods |
EP1505163A3 (de) * | 2003-07-25 | 2005-02-16 | Hydro Aluminium Deutschland GmbH | Hochfeste Aluminium-Legierung für Wärmetauscher |
US20080283408A1 (en) * | 2004-06-10 | 2008-11-20 | Showa Denko K.K. | Aluminum Substrate for Printed Circuits, Manufacturing Method Thereof, Printed Circuit Board, and Manufacturing Method Thereof |
US8142907B2 (en) * | 2007-07-19 | 2012-03-27 | Furukawa-Sky Aluminum Corp | Aluminum alloy brazing sheet having high-strength and production method therefor |
EP2570509B1 (de) * | 2011-09-15 | 2014-02-19 | Hydro Aluminium Rolled Products GmbH | Herstellverfahren für AlMgSi-Aluminiumband |
AU2016206897B2 (en) * | 2015-01-12 | 2019-01-17 | Novelis Inc. | Highly formable automotive aluminum sheet with reduced or no surface roping and a method of preparation |
JP6208389B1 (ja) * | 2016-07-14 | 2017-10-04 | 株式会社Uacj | 曲げ加工性及び耐リジング性に優れたアルミニウム合金からなる成形加工用アルミニウム合金圧延材の製造方法 |
CN110669966A (zh) * | 2019-09-23 | 2020-01-10 | 四川阳光坚端铝业有限公司 | 一种高导电率高强度铝合金导电型材及生产工艺 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH059674A (ja) * | 1991-06-27 | 1993-01-19 | Furukawa Alum Co Ltd | 成形性に優れたアルミニウム合金板の製造方法 |
-
1998
- 1998-09-16 JP JP26120398A patent/JP3495263B2/ja not_active Expired - Lifetime
-
2001
- 2001-03-27 US US09/818,070 patent/US6660111B2/en not_active Expired - Fee Related
Cited By (13)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP2184375A1 (en) | 2002-03-01 | 2010-05-12 | Showa Denko Kabushiki Kaisha | Al-Mg-Si alloy material and plate |
EP1482065A1 (en) * | 2002-03-01 | 2004-12-01 | Showa Denko K.K. | PROCESS FOR PRODUCING Al-Mg-Si ALLOY PLATE, Al-Mg-Si ALLOY PLATE AND Al-Mg-Si ALLOY MATERIAL |
EP1482065A4 (en) * | 2002-03-01 | 2005-06-01 | Showa Denko Kk | PROCESS FOR PRODUCING AN AL-MG-SI ALLOY PLATE, AL-MG-SI ALLOY PLATE AND AL-MG-SI ALLOY MATERIAL |
US7189294B2 (en) | 2002-03-01 | 2007-03-13 | Showa Denko K.K. | Al-Mg-Si series alloy plate, method for manufacturing the same and Al-Mg-Si series alloy material |
JP2009102737A (ja) * | 2002-03-01 | 2009-05-14 | Showa Denko Kk | Al−Mg−Si系合金板の製造方法およびAl−Mg−Si系合金板、ならびにAl−Mg−Si系合金材 |
WO2003074750A1 (fr) * | 2002-03-01 | 2003-09-12 | Showa Denko K.K. | Procede de production d'une plaque en alliage al-mg-si, plaque en alliage al-mg-si et materiau en alliage al-mg-si |
JP2013019055A (ja) * | 2002-03-01 | 2013-01-31 | Showa Denko Kk | Al−Mg−Si系合金板の製造方法およびAl−Mg−Si系合金板、ならびにAl−Mg−Si系合金材 |
JP2005028452A (ja) * | 2003-06-18 | 2005-02-03 | Showa Denko Kk | Al−Mg−Si系合金の連続鋳造方法およびAl−Mg−Si系合金鋳塊、Al−Mg−Si系合金板材の製造方法およびAl−Mg−Si系合金板材、ならびに放熱部材の製造方法および放熱部材 |
CN106170571A (zh) * | 2014-04-22 | 2016-11-30 | 株式会社Uacj | 铝制包层材料和它的制造方法、热交换器用铝制包层材料和它的制造方法、以及使用了该热交换器用铝制包层材料的铝制热交换器和它的制造方法 |
CN106170571B (zh) * | 2014-04-22 | 2018-04-10 | 株式会社Uacj | 铝制包层材料和它的制造方法、热交换器用铝制包层材料和它的制造方法、以及使用了该热交换器用铝制包层材料的铝制热交换器和它的制造方法 |
JP2017179457A (ja) * | 2016-03-30 | 2017-10-05 | 昭和電工株式会社 | Al−Mg―Si系合金材 |
JP2017179456A (ja) * | 2016-03-30 | 2017-10-05 | 昭和電工株式会社 | Al−Mg―Si系合金材 |
JP2019007088A (ja) * | 2016-07-13 | 2019-01-17 | 古河電気工業株式会社 | アルミニウム合金材並びにこれを用いた導電部材、電池用部材、締結部品、バネ用部品および構造用部品 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
US6660111B2 (en) | 2003-12-09 |
US20020174923A1 (en) | 2002-11-28 |
JP3495263B2 (ja) | 2004-02-09 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JPS621467B2 (ja) | ||
JP3495263B2 (ja) | 熱伝導性および強度に優れたAl−Mg−Si系合金板の製造方法 | |
JPWO2005056859A1 (ja) | ベークハード性およびヘム加工性に優れたAl−Mg−Si合金板の製造方法 | |
JP2007031819A (ja) | アルミニウム合金板の製造方法 | |
WO2020120267A1 (en) | Method of making 6xxx aluminium sheets with high surface quality | |
TW201807210A (zh) | Al-Mg-Si系合金材、Al-Mg-Si系合金板及Al-Mg-Si系合金板之製造方法 | |
EP0480402A1 (en) | Process for manufacturing aluminium alloy material with excellent formability, shape fixability and bake hardenability | |
JP2008223075A (ja) | 省熱延型アルミニウム合金板およびその製造方法 | |
US5913989A (en) | Process for producing aluminum alloy can body stock | |
JPH083702A (ja) | 成形性と加熱硬化性に優れたアルミニウム合金板材の製造方法 | |
TW202120707A (zh) | 鋁合金材 | |
JP2003221637A (ja) | 成形加工用アルミニウム合金板およびその製造方法 | |
JP3210419B2 (ja) | フランジ成形性に優れたdi缶用アルミニウム合金板およびその製造方法 | |
JP3749627B2 (ja) | プレス成形性に優れたAl合金板 | |
JP2678404B2 (ja) | 成形加工用アルミニウム合金板の製造方法 | |
JP3278119B2 (ja) | 成形性及び焼付硬化性に優れたAl−Mg−Si系合金板の製造方法 | |
TW201738390A (zh) | Al-Mg-Si系合金板之製造方法 | |
JP3260227B2 (ja) | 結晶粒制御により成形性及び焼付硬化性に優れたAl−Mg−Si系合金板及びその製造方法 | |
JPH07166285A (ja) | 焼付硬化型Al合金板及びその製造方法 | |
JP2002129269A (ja) | アルミニウム合金板およびその製造方法 | |
JPH07228957A (ja) | 成形性および焼付硬化性に優れたアルミニウム合金板の製造方法 | |
JP3208234B2 (ja) | 成形性に優れた成形加工用アルミニウム合金板およびその製造方法 | |
JPS6320437A (ja) | プレス加工性に優れたアルミニウム合金板材及びその製造法 | |
JP3359428B2 (ja) | 成形加工用アルミニウム合金板の製造方法 | |
JPH062090A (ja) | 異方性が小さい高強度成形用アルミニウム合金板の製造方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091121 Year of fee payment: 6 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121121 Year of fee payment: 9 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121121 Year of fee payment: 9 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131121 Year of fee payment: 10 |
|
EXPY | Cancellation because of completion of term |