JP2000086936A - 光ファイバ被覆用樹脂組成物及び光ファイバ - Google Patents

光ファイバ被覆用樹脂組成物及び光ファイバ

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JP2000086936A
JP2000086936A JP10258570A JP25857098A JP2000086936A JP 2000086936 A JP2000086936 A JP 2000086936A JP 10258570 A JP10258570 A JP 10258570A JP 25857098 A JP25857098 A JP 25857098A JP 2000086936 A JP2000086936 A JP 2000086936A
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optical fiber
coating
acrylate
resin composition
meth
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JP10258570A
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Hideyuki Suzuki
秀幸 鈴木
Hideki Shimane
英樹 島根
Soichi Fujinoya
聡一 藤野屋
Yasunori Suzuki
泰範 鈴木
Ikuo Seki
育雄 関
Osamu Saito
治 斎藤
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DIC Corp
Hitachi Cable Ltd
Original Assignee
Hitachi Cable Ltd
Dainippon Ink and Chemicals Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 高温多湿の雰囲気においても初期の破断強度
を保持し得る光ファイバ被覆用樹脂組成物及び該組成物
の硬化物で被覆された光ファイバを提供すること。 【解決手段】 ラジカル重合性オリゴマとラジカル重合
性モノマと光重合開始剤及びオキシラン環含有シランカ
ップリング剤を含有する組成物を光ファイバ被覆用樹脂
組成物とし、その硬化物を1次被覆層とする被覆光ファ
イバを構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、高温高湿雰囲気下
でも十分な強度を保持することのできる1次被覆用の光
ファイバ被覆用樹脂組成物及び該組成物の硬化物で被覆
された光ファイバに関する。
【0002】
【従来の技術】光ファイバケーブルは大容量情報の伝送
媒体として実用化され、現在光ファイバから構成される
光ファイバケーブルによる広帯域情報通信網が建設され
つつある。
【0003】光ファイバは、通常導波ガラスに紫外線等
の放射線硬化型樹脂による1次被覆層及び2次被覆層を
施す2層被覆と、同様に導波ガラスに紫外線硬化型樹脂
による単層被覆層を施した単層被覆の形態がある。
【0004】光ファイバの製造方法は、プリフォームロ
ッドと呼ばれるガラス母材を電気炉等で溶融紡糸して外
径約125ミクロンにし、紡糸と同時にガラス直上に紫
外線硬化型樹脂組成物を硬化させ外径約250μmに単
層被覆する方法と、同様にガラス直上に紫外線硬化型樹
脂組成物を硬化させ1次被覆とし、次いで2次被覆を塗
布し、紫外線照射して硬化させて外径約250μmの繊
維状に成形する2層被覆の方法がある。2層被覆の場
合、ガラス上への紫外線硬化型樹脂組成物の塗布硬化は
1次被覆、2次被覆を別のダイスで塗布する場合と、同
時に塗布硬化させるデュアルコート法の2種がある。
【0005】1次被覆は通常0.01から1.0kg/
mm2 のヤング率の柔軟な被覆で、2次被覆は通常20
から200kg/mm2 のヤング率の比較的堅い被覆で
ある。単層被覆は、ヤング率が0.5から数10kg/
mm2 の被覆である。これらは、導波路であるガラスを
雰囲気中のちり、ホコリ、湿気がら保護しガラスの破断
を防止すること、および光ファイバ外部から加わる力で
ガラスが微小変形(マイクロベンド)を起こして生じる
光の伝送損失を防止する目的で必須の構造である。
【0006】光ファイバ被覆用樹脂組成物には光ファイ
バの上記伝送損失、破断強度を低下させない特性の外
に、実際の光ファイバが敷設される状況で十分性能を維
持するため、高温高湿雰囲気でも上記特性、特に破断強
度を低下させないという湿熱耐久性が要求される。
【0007】この要求を解決するために、特開昭59−
92947号公報や特公平6−13665号公報に特定
のポリアルコキシシランを含有する光ファイバ被覆用樹
脂組成物が開示されているが、このような技術では、高
温高湿雰囲気下で光ファイバの破断強度を維持させる湿
熱耐久性が不十分であった。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は高温高
湿雰囲気下でも十分初期の破断強度を保持できる光ファ
イバ被覆用樹脂組成物、及び光ファイバを提供すること
にある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明者等は、この状況
に鑑み上記課題を解決すべく鋭意検討した結果、特定の
シランカップリング剤を含有する紫外線硬化性組成物を
用いることにより、前記課題を解決することを見出し、
本発明の完成に至った。
【0010】すなわち、本発明は、ラジカル重合性オリ
ゴマー(A)と、ラジカル重合性モノマー(B)および
光重合開始剤(C)に加え、必須の成分として、オキシ
ラン環を有するシランカップリング剤を含有することを
特徴とする光ファイバ被覆用樹脂組成物および該組成物
の硬化物で被覆された光ファイバを提供するものであ
る。
【0011】光ファイバ被覆用樹脂組成物は、ラジカル
重合性オリゴマー(A)を20〜90重量%、ラジカル
重合性モノマー(B)を5〜70重量%、光重合開始剤
(C)を0.1〜10重量%、オキシラン環を有するシ
ランカップリング剤を0.01〜5重量%の割合で含有
することが好ましい。
【0012】ラジカル重合性オリゴマー(A)として、
ポリオールとポリイソシアネートと末端の重合性不飽和
基と水酸基とを含有する化合物から合成されるウレタン
アクリレートを含有することが好ましく、ウレタンアク
リレートの数平均分子量は、3000〜20000、好
ましくは5000〜15000であることが好ましい。
また、ウレタンアクリレートは、数平均分子量が400
〜20000、好ましくは2000〜12000のポリ
オールを用いて合成されることが好ましい。具体的に
は、1,2−ブチレンオキシドの重合体、プロピレンオ
キシドとテトラヒドロフランの共重合体、1,2−ブチ
レンオキシドとテトラヒドロフランの共重合体から選択
されるポリオールを用いて合成されることが好ましい。
なお、ウレタンアクリレートは、数平均分子量が500
未満のポリイソシアネートを用いて合成することも可能
である。
【0013】ラジカル重合性モノマー(B)として、単
官能希釈剤、二官能希釈剤及び多官能希釈剤から選択さ
れる化合物の少なくとも1種を含有することが好まし
い。特に、単一重合体のガラス転移点Tgが20℃以下
の単官能希釈剤から選択される化合物の少なくとも1種
と、単一重合体のガラス転移点Tgが50℃以上の単官
能希釈剤から選択される化合物の少なくとも1種とを含
有することが好ましい。
【0014】オキシラン環を有するシランカップリング
剤は、1分子中に1個以上のオキシラン環と1個以上の
アルコキシシラン基を有する化合物であることが好まし
い。
【0015】
【発明の実施の形態】本発明を実施する上で選択可能な
各種構成要件等について、以下に詳しく説明する。
【0016】本発明の必須の成分であるオキシラン環を
有するシランカップリング剤とは、1分子中に1個以上
のオキシラン環と1個以上のアルコキシシラン基を有す
る化合物であれば何れでも良いが、β−(3,4エポキ
シシクロヘキシル)エチルトリメトキシシラン、γ−グ
ルシドキシプロピルトリメトキシシラン、γ−グルシド
キシプロピルメチルジエトキシシラン、γ−グルシドキ
シプロピルトリエトキシシランから選択されるものが、
高温高湿下での光ファイバ破断強度を低下させない湿熱
耐久性に優れるので好ましい。
【0017】ラジカル重合性オリゴマー(A)とは、末
端にビニル基、アクリル基、メタクリル基等の重合性不
飽和基を有する分子量500以上の化合物である。これ
らのラジカル重合性オリゴマーとしては、ポリオール
(a1)とポリイソシアネート(a2)と末端に重合性
不飽和基と水酸基とを含有する化合物(a3)から合成
されるウレタンアクリレート、グリシジルエーテル化合
物と(メタ)アクリル酸等の重合性不飽和基を有するカ
ルボン酸類の反応生成物であるエポキシアクリレート、
およびビニルエーテルが好ましい。
【0018】上記ポリオール(a1)としては、多塩基
酸と多価アルコールを重縮合して得られるポリエステル
ポリオール、ε−カプロラクトン、γ−バレロラクトン
等のラクトン類を開環重合して得られるポリエステルポ
リオール、エチレンオキシド、プロピレンオキシド、ブ
チレンオキシド等のアルキレンオキシド、テトラヒドロ
フラン、アルキル置換テトラヒドロフラン等の環状エー
テルの重合体またはこれらの2種以上の共重合体である
ポリエーテルポリオール、ポリブタジエンポリオール、
水添ポリブタジエンポリオール等が挙げられる。これら
の中では、数平均分子量が400から20000のポリ
オールを用いたウレタンアクリレートが好ましく、中で
も数平均分子量が2000から12000のポリオール
を用いたウレタンアクリレートがヤング率が低く、ガラ
スとの密着力が高く、湿熱耐久性に優れた光ファイバが
得られるので特に好ましい。
【0019】またポリイソシアネート(a2)として
は、トリレンジイソシアネート、4,4´−ジフェニル
メタンジイソシアネート、水添4,4´−ジフェニルメ
タンジイソシアネート、キシリレンジイソシアネート、
水添キシリレンジイソシアネート、ヘキサメチレンジイ
ソシアネート、イソホロンジイソシアネート、1,5−
ナフタレンジイソシアネート、トリジンジイソシアネー
ト、p−フェニレンジイソシアネート、トランスシクロ
ヘキサン1,4−ジイソシアネート、リジンジイソシア
ネート、テトレメチルキシレンジイソシアネート、リジ
ンエステルトリイソシアネート、1,6,11−ウンデ
カントリイソシアネート、1,8−ジイソシアネート−
4−イソシアネートメチルオクタン、1,3,6−ヘキ
サメチレントリイソシアネート、ビシクロヘプタントリ
イソシアネート、トリメチルヘキサメチレンジイソシア
ネート、ノルボルネンジイソシアネート等のポリイソシ
アネートが使用される。
【0020】これらの中では、数平均分子量が500未
満のポリイソシアネートが粘度が低い光ファイバ被覆用
樹脂組成物が得られるので特に好ましい。
【0021】次に、末端に重合性不飽和基と水酸基とを
有する化合物(a3)としては、例えば、2−ヒドロキ
シエチル(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシプロピ
ル(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシ−3−フェノ
キシプロピル(メタ)アクリレート、2−(メタ)アク
リロイルオキシエチル−2−ヒドロキシエチルフタル
酸、ペンタエリスリトールトリ(メタ)アクリレート、
3−アクリロイルオキシグリセリンモノ(メタ)アクリ
レート、2−ヒドロキシブチル(メタ)アクリレート、
2−ヒドロキシ−1−(メタ)アクリロキシ−3−(メ
タ)アクリロキシプロパン、グリセリンジ(メタ)アク
リレート、ポリプロピレングリコールモノ(メタ)アク
リレート、ポリエチレングリコールモノ(メタ)アクリ
レート、ポリε−カプロラクトンモノ(メタ)アクリレ
ート、4−ヒドロキシブチル(メタ)アクリレート、ε
−カプロラクトンモノ(メタ)アクリレート等が挙げら
れる。
【0022】前記エポキシアクリレートとしては、ビス
フェノールA、ビスフェノールS、ビスフェノールF等
のビスフェノール類およびフェノール樹脂等の芳香環を
含むポリオールのグリシジルエーテルと(メタ)アクリ
ル酸の反応生成物が、ガラスの密着が高いので好まし
い。
【0023】ラジカル重合性オリゴマー(A)として
は、上記ラジカル重合性オリゴマーを単独で用いても、
複数を混合して用いても良い。なかでも、プロピレンオ
キシドの重合体、1,2−ブチレンオキシドの重合体、
プロピレンオキシドとテトラヒドロフランの共重合体、
1,2−ブチレンオキシドとテトラヒドロフランの共重
合体から選択されるポリオールのウレタンアクリレート
で、数平均分子量3000〜20000、好ましくは5
000〜15000のものを必須の成分として含有する
ラジカル重合性オリゴマー(A)は、粘度が低く、ガラ
スへの密着性が高く、硬化性が高いので特に好ましい。
【0024】次にラジカル重合性モノマー(B)として
は、水酸基を含む化合物に(メタ)アクリル酸がエステ
ル化反応で結合した構造の化合物等が挙げられ、例えば
メトキシエチレングリコール(メタ)アクリレート、メ
トキシポリエチレングリコール(メタ)アクリレート、
β−(メタ)アクリロイルオキシエチルハイドロゲンフ
タレート、β−(メタ)アクリロイルオキシエチルハイ
ドロゲンサクシネート、ノニルフェノキシエチル(メ
タ)アクリレート、3−クロロ−2−ヒドロキシプロピ
ル(メタ)アクリレート、フェノキシエチル(メタ)ア
クリレート、フェノキシポリエチレングリコール(メ
タ)アクリレート、メトキシポリエチレングリコール
(メタ)アクリレート、β−(メタ)アクリロイルオキ
シプロピルハイドロゲンフタレート、β−(メタ)アク
リロイルオキシプロピルハイドロゲンサクシネート、ブ
トキシポリエチレングリコール(メタ)アクリレート、
アルキル(メタ)アクリレート、シクロヘキシル(メ
タ)アクリレート、テトラヒドロフルフリル(メタ)ア
クリレート、イソボルニル(メタ)アクリレート、ベン
ジル(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシエチル(メ
タ)アクリレート、2−ヒドロキシプロピル(メタ)ア
クリレート、2−ヒドロキシ−3−フェノキシプロピル
(メタ)アクリレート、2−(メタ)アクリロイルオキ
シエチル−2−ヒドロキシエチルフタル酸、3−アクリ
ロイルオキシグリセリンモノ(メタ)アクリレート、2
−ヒドロキシブチル(メタ)アクリレート、2−ヒドロ
キシ−1−(メタ)アクリロキシ−3−(メタ)アクリ
ロキシプロパン、ポリプロピレングリコールモノ(メ
タ)アクリレート、ポリエチレングリコールモノ(メ
タ)アクリレート、ポリε−カプロラクトンモノ(メ
タ)アクリレート、ジアルキルアミノエチル(メタ)ア
クリレート、グリシジル(メタ)アクリレート、モノ
[2−(メタ)アクリロイルオキシエチル]アッシドホ
スフェート、トリフロロエチル(メタ)アクリレート、
2,2,3,3,−テトラフロロプロピル(メタ)アク
リレート、2,2,3,4,4,4,−ヘキサフロロブ
チル(メタ)アクリレート、パーフロロオクチルエチル
(メタ)アクリレート、ジシクロペンテニルオキシアル
キル(メタ)アクリート、ジシクロペンテニル(メタ)
アクリレート、トリシクロデカニル(メタ)アクリレー
ト、トリシクロデカニルオキシエチル(メタ)アクリレ
ート、イソボルニルオキシエチル(メタ)アクリレー
ト、N−ビニルピロリドン、N−ビニルピリジン、モル
ホリン(メタ)アクリレート、N−ビニルカプロラクタ
ム等の単官能希釈剤;同様に、例えば2,2−ジメチル
−3−ヒドロキシプロピル−2,2−ジメチル−3−ヒ
ドロキシプロピオネートのジ(メタ)アクリレート、エ
チレングリコールジ(メタ)アクリレート、ポリエチレ
ングリコールジ(メタ)アクリレート、プロピレングリ
コールジ(メタ)アクリレート、ポリプロピレングリコ
ールジ(メタ)アクリレート、1,4−ブタンジオール
ジ(メタ)アクリレート、1,6−ヘキサンジオールジ
(メタ)アクリレート、グリセリンジ(メタ)アクリレ
ート、ネオペンチルグリコールジ(メタ)アクリレー
ト、ヒドロキシピバリン酸ネオペンチルグリコールのジ
(メタ)アクリレート、ビスフェノールAのエチレンオ
キシド付加物のジ(メタ)アクリレート、ビスフェノー
ルAのプロピレンオキシド付加物のジ(メタ)アクリレ
ート、2,2´−ジ(ヒドロキシプロポキシフェニル)
プロパンのジ(メタ)アクリレート、2,2´−ジ(ヒ
ドロキシエトキシフェニル)プロパンのジ(メタ)アク
リレート、トリシクロデカンジメチロールのジ(メタ)
アクリレート、2,2´−ジ(グリシジルオキシフェニ
ル)プロパンの(メタ)アクリル酸付加物等の2官能希
釈剤;同様に、例えばトリメチロールプロパントリ(メ
タ)アクリレート、ペンタエリスリトールトリ(メタ)
アクリレート、ペンタエリスリトールテトラ(メタ)ア
クリレート、ジペンタエリスリトールヘキサ(メタ)ア
クリレート、テトラメチロールメタントリ(メタ)アク
リレート、テトラメチロールメタンテトラ(メタ)アク
リレート、トリス(2−ヒドロキシエチル)イソシアヌ
レートのトリメタアクリレート、トリス(ヒドロキシプ
ロピル)イソシアヌレートのトリ(メタ)アクリレー
ト、トリメリット酸のトリ(メタ)アクリレートと、ト
リアリルトリメリット酸、トリアリルイソシアヌレート
等の多官能希釈剤がある。
【0025】これらのなかでは、単官能希釈剤または単
官能希釈剤と多官能希釈剤との組み合わせが、低温特
性、硬化性に優れるので好ましく、なかでも単官能希釈
剤として単一重合体のガラス転移点Tgが20℃以下の
単官能希釈剤と単一重合体のTgが50℃以上の単官能
希釈剤を併用することは、光ファイバの湿熱耐久性に優
れるので特に好ましい。
【0026】単一重合体のTgが20℃以下の単官能希
釈剤としては、ラウリルアクリレート、イソデシルアク
リレート、イソステアリルアクリレート、ラウリスアル
コールエトキシアクリレート、エポキシステアリルアク
リレート、2−(1−メチル−4−ジメチル)ブチル−
5−メチル−7−ジメチルオクチルアクリレート、フェ
ノキシエチルアクリレート、フェノキシエトキシエチル
アクリレート、フェノールポリアルコキシアクリレー
ト、ノニルフェノキシエチルアクリレート、ノニルフェ
ノールエチレンオキサイド変性アクリレート、ノニルフ
ェノールポリプロピレンオキサイド変性アクリレート、
ブトキシポリプロピレングリコールアクリレート、テト
ラヒドロフルフリルアルコールラクトン変性アクリレー
ト、ラクトン変性2−ヒドロキシエチルアクリレート、
2−エチルヘキシルカルビトールアクリレート等が挙げ
られる。
【0027】単一重合体のTgが50℃以上の単官能希
釈剤としては、ジシクロペンテニル(メタ)アクリレー
ト、トリシクロデカニル(メタ)アクリレート、ボルニ
ル(メタ)アクリレート、イソボルニル(メタ)アクリ
レート、N−ビニル−2−ピロリドン、N−ビニルピリ
ジン、モルホリン(メタ)アクリレート、N−ビニルカ
プロラクタム、ビニルカルバゾール、ビニルホルアミド
等がある。
【0028】また、併用することによりガラスとの密着
性あるいは硬化性を向上させる反応性希釈剤としては2
−ヒドロキシ−3−フェノキプロピルアクリレート、ア
クリル酸ダイマー、ω−カルボキシ−ポリカプロラクト
ンモノアクリレート、テトラヒドロフルフリルアクリレ
ート、ヒドロキシエチルアクリレート、ヒドロキシプロ
ピルアクリレート、ヒドロキシブチルアクリレート、イ
ソボルニルアクリレート、ジシクロペンテニルオキシア
ルキルアクリレート、ジシクロペンテニルアクリレー
ト、トリシクロデカニルアクリレート、トリシクロデカ
ニルオキシエチルアクリレート、イソボルニルオキシエ
チルアクリレート等のアクリレート類、アクリロイルモ
ルホリン、ダイアセトンアクリルアミド等のアクリルア
ミド類、N−ビニルピロリデン、N−ビニルカプロラク
タン等のN−ビニルアミド類、ヒドロキシブチルビニル
エーテル、ラウリルビニルエーテル等のビニルエーテル
類、クロルフェニルマレイミド、シクロヘキシルマレイ
ミド、ラウリルマレイミド等のマレイミド類を挙げるこ
とができる。
【0029】また、紫外線により本発明の光ファイバ被
覆用樹脂組成物を硬化させる場合には、上記の成分以外
に光重合開始剤(C)を更に加える。
【0030】光重合開始剤(C)としては、例えば4−
ジメチルアミノ安息香酸、4−ジメチルアミノ安息香酸
エステル、アルコキシアセトフェノン、ベンジルジメチ
ルケタール、ベンゾフェノン及びベンゾフェノン誘導
体、ベンゾイル安息香酸アルキル、ビス(4−ジアルキ
ルアミノフェニル)ケトン、ベンジル及びベンジル誘導
体、ベンゾイン及びベンゾイン誘導体ベンゾインアルキ
ルエーテル、2−ヒドロキシ−2−メチルプロピオフェ
ノン、1−ヒドロキシシクロヘキシルフェニルケトン、
チオキサントン及びチオキサントン誘導体、2,4,6
−トリメチルベンゾイルジフェニルフォスフィンオキシ
ド、2−メチル−1−[4−(メチルチオ)フェニル]
−2−モルホリノプロパン−1、2−ベンジル−2−ジ
メチルアミノ−1−(4−モルホリノフェニル)−ブタ
ノン−1、ビス(2、6−ジメトキシベンゾイル)−
2,4,4−トリメチルペンチルホスフィンオキシド等
が挙げられる。
【0031】これらのなかでは、1−ヒドロキシシクロ
ヘキシルフェニルケトン、チオキサントン及びチオキサ
ントン誘導体、2,4,6−トリメチルベンゾイルジフ
ェニルフォスフィンオキシド、2−メチル−1−[4−
(メチルチオ)フェニル]−2−モルホリノプロパン−
1、2−ベンジル−2−ジメチルアミノ−1−(4−モ
ルホリノフェニル)−ブタノン−1、ビス(2、6−ジ
メトキシベンゾイル)−2,4,4−トリメチルペンチ
ルホスフィンオキシド、2,2−ジメトキシ−2−フェ
ニルアセトフェノンの群から選ばれる1種または2種類
以上の混合系が硬化性が高いので特に好ましい。
【0032】更に、本発明の光ファイバ被覆用樹脂組成
物には、上記の成分以外に、ヒドロキノン、メトキノン
等の重合禁止剤、ヒンダードフェノール系の酸化防止
剤、ヒンダードアミン系の光安定剤、亜燐酸エステル系
の脱色剤、シリコーンオイル等の消泡剤、離型剤、レベ
リング剤、顔料等を添加しても構わない。
【0033】特に、ヒンダードアミン光安定剤と酸化防
止剤から選択される1種以上の添加剤の添加は、耐久性
と、湿熱耐久性を高めるので特に好ましい。
【0034】ヒンダードアミン光安定剤としては1,
2,2,6,6−ペンタメチル−4−ピペリジル残基を
有する化合物であれば何れでも良いが、例えば、ビス
(1,2,2,6,6−ペンタメチル−4−ピペリジ
ル)セバケート、ビス(2,2,6,6−テトラメチル
−4−ピペリジル)セバケート、テトラ(1,2,2,
6,6−ペンタメチル−4−ピペリジル)−1,2,
3,4−ブタンテトラカルボン酸エステル等が挙げられ
る。
【0035】酸化防止剤としては、3,5−ジ−t−ブ
チル−4−ヒドロキシフェニル残基または3−メチル−
6−t−ブチルフェニル残基を有する化合物であれば何
れでもよいが、例えばテトラキス[メチレン−3−
(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)
プロピオネート]メタン、n−オクチル−3−(3,5
−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオ
ネート、4,4´−チオビス(3−メチル−6−t−ブ
チルフェノール)等のヒンダードフェノール酸化防止
剤、ジトリデシル−3,3´−チオジプロピオネート、
ジラウリル−3,3´−チオジプロピオネート、ビス
[2−メチル−4−{3−n−アルキル(C12または
C14)チオプロピオニルオキシ}−5−t−ブチルフ
ェニル]スルフィド等の硫黄系酸化防止剤を挙げること
ができる。
【0036】ヒンダードアミン光安定剤、酸化防止剤か
ら選択される1種以上の添加量の合計は0.1〜5重量
%の範囲が好ましい。
【0037】本発明の光ファイバ被覆用樹脂組成物中の
オキシラン環を有するシランカップリング剤は、オキシ
ラン環を有するシランカップリング剤、ラジカル重合性
オリゴマー(A)、ラジカル重合性モノマー(B)、光
重合開始剤(C)および添加剤の合計100重量%中、
0.01〜5重量%含有して成るものであり、0.01
%未満では湿熱耐久性を向上する効果がなく、5%を越
えると硬化性が悪くなる。
【0038】上記ラジカル重合性オリゴマー(A)はオ
キシラン環を有するシランカップリング剤、ラジカル重
合性オリゴマー(A)、ラジカル重合性モノマー
(B)、光重合開始剤(C)の合計100重量%中、2
0〜90重量%含有して成るものであり、なかでも粘度
が低く、高速硬化性に優れ、硬化物が強靭となる点で、
ラジカル重合性オリゴマー(A)を30〜80重量%含
有するものが好ましい。
【0039】上記ラジカル重合性モノマー(B)は、本
発明の光ファイバ被覆用樹脂組成物の粘度を下げる目的
で添加されるもので、オキシラン環を有するシランカッ
プリング剤、ラジカル重合性オリゴマー(A)、ラジカ
ル重合性モノマー(B)、光重合開始剤(C)の合計1
00重量%中、通常5〜70重量%含有させる。なかで
も粘度が低く、硬化性に優れ、硬化物が強靭となる点
で、10〜60重量%がより好ましい。
【0040】上記光重合開始剤(C)は、本発明の光フ
ァイバ被覆用樹脂組成物を紫外線で硬化させるために添
加するもので、オキシラン環を有するシランカップリン
グ剤、ラジカル重合性オリゴマー(A)、ラジカル重合
性モノマー(B)、光重合開始剤(C)の合計100重
量%に対し、通常0.1〜10重量%含有させる。なか
でも高速硬化性が大きくなる点で、0.5〜6重量%が
特に好ましい。
【0041】さらに、本発明の光ファイバ被覆用樹脂組
成物は次の物性を有することが加工性がよく、光ファイ
バの伝送特性を良くするので好ましい。
【0042】粘度:25℃のB型粘度計での粘度は、1
000〜10000cpsが好ましい。1000cps
以下、10000cps以上では高速での光ファイバ製
造時に外径変動や樹脂切れが生じ高速硬化性が悪い。
【0043】ヤング率:1次被覆の場合、硬化物のヤン
グ率は0.05〜1.0kg/mm2 が好ましい。0.
05kg/mm2 未満であると巻取り時に光ファイバの
被覆が破損し、1.0kg/mm2 を越えると伝送特性
が悪くなる。
【0044】
【実施例】次に実施例により本発明を具体的に説明する
が、もとより本発明はこれにより何等限定されるもので
はない。なお、例中の部はすべて重量基準である。
【0045】(合成例1)撹拌機、温度計、環流冷却管
を備えたフラスコに、水酸基価:32mgKOH/gの
ポリ1,2−ブチレンオキシド(数平均分子量350
6)を1052g(0.3モル)、2,4−トリレンジ
イソシアネートを69.2g(0.4モル)を仕込み、
撹拌しながら昇温し60℃に保った。60℃になって3
0分後、オクチル酸スズ0.02gを添加しさらに60
℃で2時間反応させた。次にt−ブチルハイドロキノン
0.11g、2−ヒドロキシエチルアクリレート23.
2g(0.2モル)を加え、70℃で6時間反応させラ
ジカル重合性オリゴマー(A−1:数平均分子量=11
442)を得た。
【0046】(合成例2)撹拌機、温度計、環流冷却管
を備えたフラスコに、水酸基価:22mgKOH/gの
1,2−ブチレンオキシド/テトラヒドロフラン共重合
体(テトラヒドロフランのモル%が85%のもの、分子
量5100)1020g(0.2モル)、イソホロンジ
イソシアネート66.3g(0.3モル)を仕込み、撹
拌しながら昇温し60℃に保った。60℃になって30
分後、ジブチルチンジラウレート0.02gを添加しさ
らに60℃で2時間反応させた。次にt−ブチルハイド
ロキノン0.1g、4−ヒドロキシブチルアクリレート
28.8g(0.2モル)を仕込み、ジブチルチンジラ
ウレート0.03を加え、70℃で6時間反応させラジ
カル重合性オリゴマー(A−2:数平均分子量=111
51)を得た。
【0047】(合成例3)攪拌機、温度計、還流冷却菅
を備えたフラスコに、数平均分子量1000のポリプロ
ピレングリコール1000gとイソホロンジイソシアネ
ート335gを仕込み、撹拌しながら昇温し70℃に保
った。70℃になって2時間後、2−ヒドロキシエチル
アクリレート116gを加えた。70℃で2時間反応さ
せ重合性ポリウレタン(A’−1:数平均分子量=33
00)を得た。
【0048】(組成物の調製)表1に示す配合比率で各
成分を配合し、55℃で1時間加熱、混合後1μmのフ
ィルターで濾過した後、被覆剤として光ファイバの製造
に共した。
【0049】(光ファイバの製造) 実施例1および2 実施例1および2は、表1の組成物を1次被覆剤とし、
2次被覆剤としてポリテトラメチレングリコールのウレ
タンアクリレートを主成分とする紫外線硬化型樹脂組成
物(粘度:5700cps(25℃)、ヤング率:85
kg/mm2 (23℃)、破断伸び:45%(23
℃)、破断強度:4.7kg/mm2 (23℃))を使
用して外径250μmの光ファイバを製造した。
【0050】比較例 比較例では2次被覆剤を用いずに実施例同様に単層被覆
で光ファイバを製造した。
【0051】(湿熱耐久性)実施例1,2および比較例
で製造した光ファイバを80℃、85%RHの雰囲気で
30日放置し、放置後の破断強度を測定した。
【0052】なお、表1に示すラジカル重合性モノマ
ー、光重合開始剤、カップリング剤、ヒンダードアミン
光安定剤、および酸化防止剤の詳細は以下の通りであ
る。
【0053】ラジカル重合性モノマー B−1:ノニルフェノールエチレンオキシド変性アクリ
レート(17℃) B−2:イソボルニルアクリレート(94℃) B−3:ペンタエリスリトールトリアクリレート B−4:N−ビニルカプロラクタム(135℃) B−5:N−アクリロイルモルホリン(130℃) B−6:1,6−ヘキサンジオールジアクリレート ただし、()内の温度は単独重合体のTgを示す。
【0054】光重合開始剤 C−1:1−ヒドロキシシクロヘキシルフェニルケトン C−2:2,4,6−トリメチルベンゾイルジフェニル
フォスフィンオキシド C−3:ベンゾインイソブチルエーテル カップリング剤 CA1:γ−グルシドキシプロピルトリメトキシシラン CA2:β−(3,4エポキシシクロヘキシル)エチル
トリメトキシシラン CA3:N−β−(N−ビニルベンジルアミノエチル)
−γ−アミノプロピルトリメトキシシラン ヒンダードアミン光安定剤 LA1:1,2,2,6,6−ペンタメチル−4−ピペ
リジルトリデシル 1,2,3,4−ブタンテトラカルボキシレート 酸化防止剤 AO1:3,9−ヒズ[2−{3−(t−ブチル−ヒド
ロキシ−5−メチルフェニル)プロピルニルオキシ}−
1、1−ジメチルエテル]−2,4,8,10−テトラ
オキサスピロ[5,5]ウンデカン
【0055】
【表1】
【0056】(破断強度の測定方法) サンプル:80℃、85%RHで30日間放置前後の光
ファイバ、各20本(各3m)、試験の24時間前か
ら、室温21℃±1℃、湿度50%の部屋で馴致。
【0057】測定方法: 1)株式会社オリエンテック社製万能材料試験装置を、
引っ張り試験モードにて測定。
【0058】2)試験固定用の治具は、直径15cmの
円盤型のものを用いる。
【0059】3)測定長を50cmとし、サンプル両端
を治具に巻き付け、固定する。
【0060】4)引っ張り速度20mm/minで試験
を行い、ファイバの破断強度を測定する。
【0061】
【発明の効果】本発明によれば、高温多湿雰囲気に曝さ
れても十分な破断強度を保持する耐久性に極めて優れた
光ファイバを提供することができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 島根 英樹 茨城県日立市日高町5丁目1番1号 日立 電線株式会社日高工場内 (72)発明者 藤野屋 聡一 茨城県日立市日高町5丁目1番1号 日立 電線株式会社日高工場内 (72)発明者 鈴木 泰範 茨城県日立市日高町5丁目1番1号 日立 電線株式会社日高工場内 (72)発明者 関 育雄 茨城県日立市日高町5丁目1番1号 日立 電線株式会社パワーシステム研究所内 (72)発明者 斎藤 治 埼玉県上尾市大字小泉276 Fターム(参考) 2H050 BB07Q BB07S BB14Q BB14S BB17Q BB17S BB33Q BB33S BD03 BD05 4J027 AB02 AB10 AB28 AC03 AC04 AC06 AG03 AG04 AG05 AG12 AG23 AG24 AG27 AJ01 AJ06 AJ08 BA02 BA07 BA08 BA09 BA11 BA12 BA13 BA14 BA15 BA16 BA19 BA20 BA23 BA24 BA26 BA29 BA30 CA28 CA29 CB10 CC03 CD03 4J038 FA012 FA112 FA221 FA271 FA281 GA07 GA15 JC32 KA04 MA13 MA14

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ラジカル重合性オリゴマー(A)と、ラ
    ジカル重合性モノマー(B)及び光重合開始剤(C)に
    加え、必須の成分として、オキシラン環を有するシラン
    カップリング剤を含有することを特徴とする光ファイバ
    被覆用樹脂組成物。
  2. 【請求項2】 ラジカル重合性オリゴマー(A)を20
    〜90重量%、ラジカル重合性モノマー(B)を5〜7
    0重量%、光重合開始剤(C)を0.1〜10重量%、
    オキシラン環を有するシランカップリング剤を0.01
    〜5重量%の割合で含有する請求項1記載の光ファイバ
    被覆用樹脂組成物。
  3. 【請求項3】 ポリオールとポリイソシアネートと末端
    に重合性不飽和基と水酸基とを含有する化合物から合成
    されるウレタンアクリレートをラジカル重合性オリゴマ
    ー(A)として含有する請求項1記載の光ファイバ被覆
    用樹脂組成物。
  4. 【請求項4】 ウレタンアクリレートの数平均分子量
    は、3000〜20000、好ましくは5000〜15
    000である請求項3記載の光ファイバ被覆用樹脂組成
    物。
  5. 【請求項5】 ウレタンアクリレートは、数平均分子量
    が400〜20000、好ましくは2000〜1200
    0のポリオールを用いて合成される請求項3または4記
    載の光ファイバ被覆用樹脂組成物。
  6. 【請求項6】 ウレタンアクリレートは、1,2−ブチ
    レンオキシドの重合体、プロピレンオキシドとテトラヒ
    ドロフランの共重合体、1,2−ブチレンオキシドとテ
    トラヒドロフランの共重合体から選択されるポリオール
    を用いて合成される請求項3、4または5記載の光ファ
    イバ被覆用樹脂組成物。
  7. 【請求項7】 ウレタンアクリレートは、数平均分子量
    が500未満のポリイソシアネートを用いて合成される
    請求項3記載の光ファイバ被覆用組成物。
  8. 【請求項8】 単官能希釈剤、二官能希釈剤及び多官能
    希釈剤から選択される化合物の少なくとも1種をラジカ
    ル重合性モノマー(B)として含有する請求項1記載の
    光ファイバ被覆用組成物。
  9. 【請求項9】 単一重合体のガラス転移点Tgが20℃
    以下の単官能希釈剤から選択される化合物の少なくとも
    1種と、単一重合体のガラス転移点Tgが50℃以上の
    単官能希釈剤から選択される化合物の少なくとも1種と
    をラジカル重合性モノマー(B)として含有する請求項
    1または8記載の光ファイバ被覆用組成物。
  10. 【請求項10】 オキシラン環を有するシランカップリ
    ング剤は、1分子中に1個以上のオキシラン環と1個以
    上のアルコキシシラン基を有する化合物である請求項1
    記載の光ファイバ被覆用樹脂組成物。
  11. 【請求項11】 請求項1から11のいずれかに記載の
    光ファイバ被覆用樹脂組成物の硬化物で被覆されている
    ことを特徴とする光ファイバ。
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