JP2003026738A - 光硬化型樹脂組成物及び該組成物を用いた光ファイバーユニット - Google Patents

光硬化型樹脂組成物及び該組成物を用いた光ファイバーユニット

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JP2003026738A
JP2003026738A JP2001210685A JP2001210685A JP2003026738A JP 2003026738 A JP2003026738 A JP 2003026738A JP 2001210685 A JP2001210685 A JP 2001210685A JP 2001210685 A JP2001210685 A JP 2001210685A JP 2003026738 A JP2003026738 A JP 2003026738A
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photocurable resin
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urethane acrylate
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Masahiro Meshii
昌弘 飯井
Atsushi Oshio
篤 押尾
Osamu Saito
治 齋藤
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Dainippon Ink and Chemicals Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 耐水損失特性に優れ、かつ低粘度で高速加工
性に優れ、かつ高速硬化性にも優れる光ファイバーユニ
ットおよびこれに用いられる光硬化型樹脂組成物を提供
する。 【解決手段】 ラジカル重合性オリゴマー(X)とし
て、1.数平均分子量1700〜3500のウレタンア
クリレート(X−1)を全組成物に対し20〜55重量
%、及び2.数平均分子量300〜1500のウレタン
アクリレート(X−2)を全組成物に対し10〜45重
量%含有し、更に、ラジカル重合性モノマー(Y)とし
て、3.環状構造を有し、且つ分子内に2個以上のエー
テル結合を有する分子量300〜800の2官能モノマ
ー(Y−1)を全組成物に対し15〜40重量%、及び
4.単独重合体のガラス転移点が50℃以上の単官能モ
ノマー(Y−2)を全組成物に対し5〜30重量%を含
有する光硬化性樹脂組成物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、紫外線等の活性エ
ネルギー線を照射することにより硬化する光硬化型樹脂
組成物に関し、特に、伝送特性の耐水性(耐水損失特
性)および高速加工性に優れた光ファイバーユニットを
製造するための光硬化型樹脂組成物、およびこれを用い
た光ファーバーユニットに関する。
【0002】
【従来の技術】光ファイバーケーブルは大容量情報の伝
送媒体として実用化され、現在光ファイバーケーブルに
よる広帯域情報通信網が建設されている。これにともな
い、多数の光ファイバーをできるだけコンパクトに実装
する高密度光ファイバーケーブル等が、伝送情報量の増
大、敷設コストの低減等の目的で実用化されている。こ
のためには、光ファイバー心線および光ファイバーユニ
ットが大量に低コストで提供されることが必要とされて
いる。光ファイバー心線とは、導波ガラスに光硬化型樹
脂組成物等による1次被覆層及び2次被覆層を施したも
のであり、光ファイバーユニットとは複数の光ファイバ
ー心線を同心円状あるいは平面状等に並べて、硬化型樹
脂で一体化して束ねたものである。このユニットという
形態は、光ファイバーを高密度化する方法として有用で
あり、現在では一般的なものとなっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記の光ファイバーユ
ニットの製造に用いられる光硬化型樹脂組成物には、次
のような性能が要求されている。 1.高速加工性 粘度が低く、高速でもユニットが成形でき、ユニットを
製造した後も光ファイバーの伝送特性を劣化させないこ
と。 2.高速硬化性 数百m/分以上の高速加工(低光量)においても十分に
硬化し、必要なヤング率の硬化物がえられること。 3.耐久性 長期にわたり種々の環境に暴露されてもユニットの伝送
特性、機械特性が変化せず耐久性が良いこと。 4.温度特性 広範な使用温度でもユニットの伝送特性、機械特性が変
化しない温度特性が良いこと。 5.強靱性 ヤング率、伸び、破断強度のバランスがよく、ユニット
が過酷な取り扱いによっても破損しないこと。 6.耐水損失特性 特に最近では、光ファイバーケーブル敷設後の事故によ
りケーブルシースが破損し、ケーブル内に水が侵入して
も長期に渡り光伝送が行える耐水損失特性が光ファイバ
ーユニットおよび光ファイバーユニットに用いられる光
ファイバー被覆用の光硬化型樹脂組成物に求められてい
る。
【0004】上記の1〜5を改良する目的で特許公報第
2525177号においては光硬化型樹脂組成物を用い
た光ファイバー被覆用樹脂組成物が開示されている。し
かしながら、従来の特許公報第2525177号等に記
載の光ファイバー被覆用樹脂組成物では上記6の耐水損
失特性を満足できないばかりか、ますます高速化する加
工速度に追随できず、高速加工性、高速硬化性をはじめ
として、上記の1〜5に記載した特性のいずれにおいて
も満足できるものではない。
【0005】本発明の目的は上記の耐水損失特性に優
れ、かつ低粘度で高速加工性に優れ、かつ高速硬化性に
も優れる光ファイバーユニットおよびこれに用いられる
光硬化型樹脂組成物を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、このよう
な状況に鑑み上記課題を解決すべく鋭意検討した結果、
特定のラジカル重合性オリゴマー(X−1)及び(X−
2)と特定のラジカル重合性モノマー(Y−1)及び
(Y−2)を特定の比率で配合することにより、耐水損
失特性に優れ、低粘度で高速加工性に優れ、かつ高速硬
化性にも優れる光ファイバーユニットおよびこれに用い
られる光硬化型樹脂組成物が得られることを見出し、本
発明に到達した。
【0007】すなわち、本発明は、ラジカル重合性オリ
ゴマー(X)として、 1.数平均分子量1700〜3500のウレタンアクリ
レート(X−1)を全組成物に対し20〜55重量%、
及び 2.数平均分子量300〜1500のウレタンアクリレ
ート(X−2)を全組成物に対し10〜45重量%含有
し、更に、ラジカル重合性モノマー(Y)として、 3.環状構造を有し、且つ分子内に2個以上のエーテル
結合を有する分子量300〜800の2官能モノマー
(Y−1)を全組成物に対し15〜40重量%、及び 4.単独重合体のガラス転移点が50℃以上の単官能モ
ノマー(Y−2)を全組成物に対し5〜30重量% を含有することを特徴とする光硬化性樹脂組成物および
該樹脂組成物の硬化物で最外層を形成する光ファイバー
ユニットを提供するものである。
【0008】
【発明の実施の形態】以下に本発明について詳しく説明
する。通常、ラジカル重合性オリゴマー(X)とは、末
端にビニル基、アクリル基、メタクリル基等重合性不飽
和基を有する分子量300以上の化合物であるが、本発
明の光硬化性樹脂組成物に用いるラジカル重合性オリゴ
マー(X)は、数平均分子量が1700〜3500のウ
レタンアクリレート(X−1)、及び数平均分子量が3
00〜1500のウレタンアクリレート(X−2)であ
る。
【0009】これらのウレタンアクリレートは、従来か
ら一般的に用いられる方法により製造することができ
る。つまり、ポリオール(a1)とポリイソシアネート
(a2)と末端に重合性不飽和基と水酸基とを有する化
合物(a3)から合成する方法、あるいはポリイソシア
ネート(a2)と末端に重合性不飽和基と水酸基とを含
有する化合物(a3)から合成する方法等である。その
際に、原料物質である(a1)〜(a3)の分子量、あ
るいは反応時のモル比を適宜調節することにより本発明
の光硬化性樹脂組成物に用いるウレタンアクリレート
(X−1)、及び(X−2)を得ることができる。
【0010】上記ポリオール(a1)としては、例えば
多塩基酸と多価アルコールを重縮合して得られるポリエ
ステルポリオール、ε−カプロラクトン、γ−バレロラ
クトン等のラクトン類を開環重合して得られるポリエス
テルポリオール、エチレンオキシド、プロピレンオキシ
ド、ブチレンオキシド等のアルキレンオキシド、テトラ
ヒドロフラン、アルキル置換テトラヒドロフラン等の環
状エーテルの重合体またはこれらの2種以上の共重合体
であるポリエーテルポリオール等が挙げられる。
【0011】またポリイソシアネート化合物(a2)と
しては、2,4−トリレンジイソシアネート、2,6−
トリレンジイソシアネート、4,4´−ジフェニルメタ
ンジイソシアネート、水添4,4´−ジフェニルメタン
ジイソシアネート、キシリレンジイソシアネート、水添
キシリレンジイソシアネート、ヘキサメチレンジイソシ
アネート、イソホロンジイソシアネート、1,5−ナフ
タレンジイソシアネート、トリジンジイソシアネート、
p−フェニレンジイソシアネート、トランスシクロヘキ
サン1,4 −ジイソシアネート、リジンジイソシアネー
ト、テトラメチルキシレンジイソシアネート、リジンエ
ステルトリイソシアネート、1,6,11−ウンデカント
リイソシアネート、1,8−ジイソシアネート−4−イ
ソシアネートメチルオクタン、1,3,6−ヘキサメチレ
ントリイソシアネート、ビシクロヘプタントリイソシア
ネート、トリメチルヘキサメチレンジイソシアネート、
ジシクロペンタジエンジイソシアネート、ノルボルネン
ジイソシアネート等が挙げられる。
【0012】末端に重合性不飽和基と水酸基とを有する
化合物(a3)としては、例えば2−ヒドロキシエチル
(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシプロピル(メ
タ)アクリレート、2−ヒドロキシ−3−フェノキシプ
ロピル(メタ)アクリレート、2−(メタ)アクリロイ
ルオキシエチル−2−ヒドロキシエチルフタル酸、ペン
タエリスリトールトリ(メタ)アクリレート、3−アク
リロイルオキシグリセリンモノ(メタ)アクリレート、
2−ヒドロキシブチル(メタ)アクリレート、2−ヒド
ロキシ−1−(メタ)アクリロキシ−3−(メタ)アク
リロキシプロパン、グリセリンジ(メタ)アクリレー
ト、ポリプロピレングリコールモノ(メタ)アクリレー
ト、ポリエチレングリコールモノ(メタ)アクリレー
ト、ポリε−カプロラクトンモノ(メタ)アクリレー
ト、4−ヒドロキシブチル(メタ)アクリレート、ε−
カプロラクトンモノ(メタ)アクリレート、各種エポキ
シアクリレート等が挙げられる。
【0013】本発明では、数平均分子量1700〜35
00のウレタンアクリレート(X−1)を全組成物に対
して20〜55重量%用い、更に数平均分子量300〜
1500のウレタンアクリレート(X−2)を全組成物
に対して10〜45重量%を用いる。このように(X−
1)及び(X−2)を併用することにより、粘度が低く
高速加工性、高速硬化性、耐水損失特性の優れ光硬化型
樹脂組成物が得られる。
【0014】ウレタンアクリレート(X−1)は分子量
が1700未満では耐水損失特性が悪くなり、3500
を越えるとヤング率が低下する。ウレタンアクリレート
(X−1)を製造するために使用するポリオール(a
1)としては、プロピレンオキシドまたは1,2−ブチ
レンオキシドの重合体であるポリオール、プロピレンオ
キシド、1,2−ブチレンオキシドとテトラヒドロフラ
ンの共重合体であるポリオール、ポリテトラメチレング
リコールを用いることが好ましい。これらのポリオール
を用いると最終生成物であるウレタンアクリレート(X
−1)の粘度が低くなり、高速加工性に優れるようにな
る。また、(X−1)の含有量が20重量%未満では硬
化被膜の強靱性が得られず、55重量%を越えるとヤン
グ率が低下して好ましくない。
【0015】数平均分子量300〜1500のウレタン
アクリレート(X−2)としては、分子量140〜50
0、より好ましくは分子量140〜240のジイソシア
ネート化合物(a2)と分子量100〜150の炭素数
3以上のヒドロキシアルキル基を有する1官能性ヒドロ
キシアクリレートとの反応生成物(X−2A)、あるい
は炭素数1以上の分岐鎖を持つ平均分子量180〜45
0のアルキルジオール、又はポリエーテルジオールをジ
イソシアネート化合物(a2)とを反応させてなるウレ
タンアクリレート(X−2B)から選択される1種また
は2種以上であることが、耐水損失特性、高速硬化性、
高速加工性に優れるので特に好ましい。
【0016】上記(X−2A)に使用するジイソシアネ
ート化合物としては、2,4−トリレンジイソシアネー
ト、2,6−トリレンジイソシアネート、イソホロンジ
イソシアネート、キシリレンジイソシアネート、ヘキサ
メチレンジイソシアネート、トリメチルヘキサメチレン
ジイソシアネート、水添キシリレンジイソシアネート、
テトラメチルキシレンジイソシアネート等が好ましい。
また、上記1官能性ヒドロキシアクリレートとしては、
2−ヒドロキシプロピルアクリレート、2−ヒドロキシ
ブチルアクリレート、4−ヒドロキシブチルアクリレー
ト等が好ましい。
【0017】上記ジイソシアネート化合物は分子量が5
00を越えると、あるいはトリイソシアネート以上の多
官能性になると組成物の粘度が上昇し、高速加工性、高
速硬化性が悪くなる。また上記1官能性ヒドロキシアア
クリレートはヒドロキエチルアクリレートのように炭素
数が2以下のヒドロキシアルキル基からなるヒドロキシ
アクリレートでは同様に組成物の粘度が上昇し、高速加
工性が悪くなる。
【0018】上記ウレタンアクリレート(X−2B)と
しては、平均分子量180〜450で末端に水酸基を有
するジオールのなかでも、炭素数1以上の分岐鎖を持つ
アルキルジオール、ポリエーテルジオールからなるウレ
タンアクリレートであることが耐水損失特性、高速硬化
性、高速加工特性を良くするので特に好ましい。上記平
均分子量180〜450で末端に水酸基を有するジオー
ルは、分子量が450を越えると、耐水損失特性が悪く
なる。
【0019】このようなジオールとしては、プロピレン
オキシドまたは1,2−ブチレンオキシドの重合体であ
るポリオール、プロピレンオキシド、1,2−ブチレン
オキシドとテトラヒドロフランの共重合体であるジオー
ル、12−ヒドロキシステアリルアルコール等がある。
また、(X−2B)に使用される末端に重合性不飽和基
と水酸基とを有する化合物(a3)は(X−2A)同様
に炭素数が3以上のヒドロキシアルキル基からなる1官
能性ヒドロキシアクリレートが組成物の粘度が低くなり
高速加工性が良いので好ましい。
【0020】また(X−2)は、10重量%未満ではヤ
ング率が低く、45重量%を越えると強靱性が無くな
る。また、15〜30重量%の範囲が耐水損失特性、高
速硬化性、高速加工性いずれにも優れるので特に好まし
い。
【0021】本発明の光硬化型樹脂組成物で用いるラジ
カル重合性モノマー(Y)は、分子量300〜800で
環状構造を有しかつ分子内に2個以上のエーテル結合を
有する2官能モノマー(Y−1)を全組成物に対して1
5〜40重量%、および単独重合体のガラス転移点が5
0℃以上の単官能モノマー(Y−2)を全組成物に対し
て5〜30重量%含むものである。
【0022】(Y−1)は分子量が800を越えると耐
水損失特性が悪くなり、300未満では強靱性が無くな
る。また、環状構造を有しないと耐水損失特性が悪くな
り、分子中に2個以上のエーテル基を有しないと高速硬
化性が悪くなる。同様に含有量が15重量%未満では耐
水損失特性、高速加工性が悪くなり、40重量%を越え
ると強靱性が無くなる。(Y−1)の含有量は18〜3
2重量%の範囲であることが耐水損失特性、高速硬化
性、高速加工性に優れるので特に好ましい。
【0023】(Y−2)は単独重合体のガラス転移点が
50℃未満では耐水損失特性が低下する。また、(Y−
2)の含有量は5重量%未満では粘度が高くなり高速加
工性が低下し、30重量%を越えると高速硬化性が低下
する。
【0024】(Y−1)の具体的な例としては、例えば
ビスフェノールAのエチレンオキシド付加物のジ(メ
タ)アクリレート、ビスフェノールAのプロピレンオキ
シド付加物のジ(メタ)アクリレート、ビスフェノール
Fのエチレンオキシド付加物のジ(メタ)アクリレー
ト、ビスフェノールFのプロピレンオキシド付加物のジ
(メタ)アクリレート、3,9−ビス(1,1−ジメチ
ル−2−ヒドロキシエチル)−2,4,8,10−テト
ラオキサスピロ〔5,5〕ウンデカンのジアクリレー
ト、5−エチル−2−(2−ヒドロキシ−1,1−ジメ
チルエチル)−5−ヒドロキシメチル−1,3ジオキサ
ンのジアクリレート等がある。なかでも2個以上の環状
構造を有し、且つ環状構造が直接あるいは一個の炭素原
子を介在して互いに連結した構造の化合物であることが
好ましい。そのような構造の(Y−1)の具体的な例と
しては、分子量200から800のビスフェノールAの
エチレンオキシド付加物のジ(メタ)アクリレート、ビ
スフェノールAのプロピレンオキシド付加物のジ(メ
タ)アクリレート等がある。そのような構造を採ること
により耐水損失特性、高速硬化性、高速加工性のいずれ
においても特に優れた特性を示す。
【0025】(Y−2)の具体的な例としては、環状構
造およびまたはアミド結合と、重合性不飽和基が0から
4個の原子で結合した化合物があり、例えば、ジシクロ
ペンテニル(メタ)アクリレート、トリシクロデカニル
(メタ)アクリレート、ボルニル(メタ)アクリレー
ト、イソボルニル(メタ)アクリレート、N−ビニル−
2−ピロリドン、N−ビニルピリジン、モルホリン(メ
タ)アクリレート、N−ビニルカプロラクタム、ビニル
カルバゾール、N−ビニルホルムミド、N−ビニルアセ
トアミド等がある。
【0026】また、紫外線により本発明の光硬化型樹脂
組成物を硬化させる場合には、上記の成分以外に光重合
開始剤(Z)を更に加えることが望ましい。
【0027】光重合開始剤(Z)としては、例えば4−
ジメチルアミノ安息香酸、4−ジメチルアミノ安息香酸
エステル、アルコキシアセトフェノン、ベンジルジメチ
ルケタール、ベンゾフェノン及びベンゾフェノン誘導
体、ベンゾイル安息香酸アルキル、ビス(4−ジアルキ
ルアミノフェニル)ケトン、ベンジル及びベンジル誘導
体、ベンゾイン及びベンゾイン誘導体、ベンゾインアル
キルエーテル、2−ヒドロキシ−2−メチルプロピオフ
ェノン、1−ヒドロキシシクロヘキシルフェニルケト
ン、チオキサントン及びチオキサントン誘導体、2,
4,6−トリメチルベンゾイルジフェニルフォスフィン
オキシド、2−メチル−1−[4−(メチルチオ)フェ
ニル]−2−モルホリノプロパン−1、2−ベンジル−
2−ジメチルアミノ−1−(4−モルホリノフェニル)
−ブタノン−1、ビス(2、6ージメトキシベンゾイ
ル)−2,4,4−トリメチルペンチルホスフィンオキ
シド、3,6−ビス(2−メチル−2−モルホリノプロ
ピオニル)−9−n−オクチルカルバゾール等が挙げら
れる。
【0028】これらのなかでは、1−ヒドロキシシクロ
ヘキシルフェニルケトン、チオキサントン及びチオキサ
ントン誘導体、2,4,6−トリメチルベンゾイルジフ
ェニルフォスフィンオキシド、2−メチル−1−[4−
(メチルチオ)フェニル]−2−モルホリノプロパン−
1、2−ベンジル−2−ジメチルアミノ−1−(4−モ
ルホリノフェニル)−ブタノン−1、ビス(2、6ージ
メトキシベンゾイル)−2,4,4−トリメチルペンチ
ルホスフィンオキシド、3,6−ビス(2−メチル−2
−モルホリノプロピオニル)−9−n−オクチルカルバ
ゾール、2,2−ジメトキシ−2−フェニルアセトフェ
ノン、3,6−ビス(2−メチル−2−モルホリノプロ
ピオニル)−9−n−オクチルカルバゾールの群から選
ばれる2種類以上の光重合開始剤(Z)を混合して用い
ると高速硬化性が得られ、より好ましい。中でも、特
に、3,6−ビス(2−メチル−2−モルホリノプロピ
オニル)−9−n−オクチルカルバゾールを含有する光
硬化型樹脂組成物は著しく高速硬化性が高いので好まし
い。
【0029】更に、本発明の光硬化型樹脂組成物には、
上記の成分以外に、ヒドロキノン、メトキノン等の重合
禁止剤、ヒンダードフェノール系、イオウ系の酸化防止
剤、ヒンダードアミン系の黄変防止剤、亜燐酸エステル
系の脱色剤、シリコーンオイル等の消泡剤、離型剤、レ
ベリング剤、顔料等を添加しても構わない。
【0030】上記の光重合開始剤(Z)は、本発明の光
硬化型樹脂組成物を紫外線で硬化させるために添加する
もので、ラジカル重合性オリゴマー(X)、ラジカル重
合性モノマー(Y)、光開始剤(Z)の合計100重量
%に対し、通常0.01〜10重量%含有させる。なか
でも高速硬化性が大きくなる点で、0.05〜5重量%
が特に好ましい。
【0031】さらに、本発明の光硬化型樹脂組成物は次
の物性を有することが好ましい。
【0032】粘度:25℃のB型粘度計での粘度は0.
8〜7Pa・Sの範囲が好ましい。粘度が0.8Pa・
S未満あるいは7Pa.Sを越えると高速でのユニット
成形時に外径変動や樹脂切れが生じ高速加工性が悪い。
【0033】ヤング率:23℃でのヤング率は300〜
1800MPaの範囲が、ユニットとして良好な伝送特
性が得られるので好ましい。
【0034】
【実施例】次に実施例により本発明を具体的に説明する
が、もとより本発明はこれにより何等限定されるもので
はない。なお、例中の部はすべて重量部を意味する。
【0035】(合成例1−ウレタンアクリレート(OS
−1)の合成)攪拌翼のついたフラスコに、TDI
(2,4−トリレンジイソシアネート)348部(2モ
ル)を仕込み、攪拌を行いながらポリプロピレングリコ
ール(数平均分子量2000)2000部(1モル)を
仕込んで発熱に注意しながら70℃まで昇温した。この
温度で反応を7時間行い、NCO%を測定したところ
3.58%であった。ついでHEA(2−ヒドロキシエ
チルアクリレート)232部(2モル)を仕込んで、こ
の温度でさらに7時間反応を行った。赤外吸収スペクト
ルでNCOの吸収が消失したことを確認して取り出し、
ラジカル重合性オリゴマー(X)としてウレタンアクリ
レート(OS−1);数平均分子量:2580を得た。
【0036】(合成例2−ウレタンアクリレート(OS
−2)の合成)攪拌翼のついたフラスコに、TDI
(2,4−トリレンジイソシアネート)348部(2モ
ル)を仕込み、攪拌を行いながらテトラヒドロフラン/
ブチレンオキシド(10mol%)の共重合体であるポ
リエーテルポリオール2000部(1モル、OH価=5
6KOH−mg/g)を仕込んで発熱に注意しながら7
0℃まで昇温した。この温度で反応を7時間行い、NC
O%を測定したところ3.57%であった。ついでHE
A(2−ヒドロキシエチルアクリレート)232部(2
モル)を仕込んで、この温度でさらに7時間反応を行っ
た。赤外吸収スペクトルでNCOの吸収が消失したこと
を確認して取り出し、ラジカル重合性オリゴマー(X)
としてウレタンアクリレート(OS−2));数平均分
子量:2584を得た。
【0037】(合成例3−ウレタンアクリレートオリゴ
マー(OS−3)の合成)攪拌翼のついたフラスコに、
TDI(2,4−トリレンジイソシアネート)348部
(2モル)を仕込み、攪拌を行いながらポリテトラメチ
レングリコール(分子量2000)2000部(1モ
ル)を仕込んで発熱に注意しながら70℃まで昇温し
た。この温度で反応を7時間行い、ついでHEA(2−
ヒドロキシエチルアクリレート)232部(2モル)を
仕込んだ。この温度でさらに7時間反応を行った後、赤
外吸収スペクトルでNCOの吸収が消失したことを確認
して取り出し、ラジカル重合性オリゴマー(X)として
ウレタンアクリレートオリゴマー(OS−3));数平
均分子量:2580を得た。
【0038】(合成例4−ウレタンアクリレート(H−
1)の合成)攪拌翼のついたフラスコに、2−ヒドロキ
シプロピルアクリレート(分子量130)260部(2
モル)を仕込み、攪拌を行いながらTDI(2,4−ト
リレンジイソシアネート)174部(1モル)を発熱に
注意しながら滴下し70℃まで昇温し、この温度で反応
を7時間行い、赤外吸収スペクトルでNCOの吸収が消
失したことを確認して取り出し、ラジカル重合性オリゴ
マー(X−2A)としてウレタンアクリレート(H−
1));数平均分子量:434を得た。
【0039】(合成例5−ウレタンアクリレート(H−
2)の合成)攪拌翼のついたフラスコに、TDI(2,
4−トリレンジイソシアネート)348部(2モル)を
仕込み、攪拌を行いながらトリプロピレングリコール1
92部(1モル、分子量192)を仕込んで発熱に注意
しながら70℃まで昇温した。この温度で反応を7時間
行い、ついで2−ヒドロキシプロピルアクリレート26
0部(2モル)を仕込んで、この温度でさらに7時間反
応を行った。赤外吸収スペクトルでNCOの吸収が消失
したことを確認し、イソボルニルアクリレートを20重
量%加えて希釈して取り出し、ラジカル重合性オリゴマ
ー(X−2B)としてウレタンアクリレート(H−
2));数平均分子量:800を得た。(合成例6−ウ
レタンアクリレートオリゴマー(H−3)の合成)攪拌
翼のついたフラスコに、IPDI(イソホロンジイソシ
アネート)442部(2モル)を仕込み、攪拌を行いな
がら12−ヒドロキシステアリルアルコール286部
(1モル、分子量286)を仕込んで発熱に注意しなが
ら70℃まで昇温した。この温度で反応を7時間行い、
ついで2−ヒドロキシプロピルアクリレート)260部
(2モル)を仕込んで、この温度でさらに7時間反応を
行った。赤外吸収スペクトルでNCOの吸収が消失した
ことを確認し、イソボルニルアクリレートを20重量%
加えて希釈して取り出して、ラジカル重合性オリゴマー
(X−2B)としてウレタンアクリレート(H−
3));数平均分子量:988を得た。
【0040】(比較合成例1−ウレタンアクリレート
(A−1)の合成)攪拌翼のついたフラスコに、TDI
(2,4−トリレンジイソシアネート)176.20
g、ジブチルスズジラウレート1g、2,6−ジ−t−
ブチル−p−クレゾール0.5g、を仕込み、ポリテト
ラメチレングリコール(数平均分子量1000三菱化学
PTMG1000)506.33gを2時間にわたり、
60〜70℃で添加した。添加後さらに60〜70℃で
1時間攪拌した。
【0041】ついで、60〜70℃にしたままHEA
(2−ヒドロキシエチルアクリレート)117.47g
を1時間にわたり滴下し、ラジカル重合性オリゴマー
(A−1));数平均分子量:1580を得た。
【0042】(比較合成例2−ウレタンアクリレート
(A−2)の合成)攪拌翼のついたフラスコに、IPD
I(イソホロンジイソシアネート)96.52g、ジブ
チルスズジラウレート1g、2,6−ジ−t−ブチル−
p−クレゾール0.5gを仕込み、これにプロピレング
リコールとテトラヒドロフランの共重合体であるジオー
ル(数平均分子量4000保土ヶ谷化学PPTG400
0)869.56gを2時間にわたり、60〜70℃で
添加した。添加後さらに60〜70℃で1時間攪拌し
た。
【0043】ついで、60〜70℃にしたままHEA
(2−ヒドロキシエチルアクリレート)50.43gを
1時間にわたり滴下し、ラジカル重合性オリゴマー(A
−2));数平均分子量:4674を得た。
【0044】(比較合成例3−ウレタンアクリレート
(B−1)の合成)攪拌翼のついたフラスコに、水添ジ
フェニルメタンジイソシアネート262g、ジブチルス
ズジラウレート0.5g、2,6−ジ−t−ブチル−p
−クレゾール0.1gを仕込み、ついで、60〜70℃
にしたままHEA(2−ヒドロキシエチルアクリレー
ト)232gを1時間にわたり滴下した。添加後さらに
60〜70℃で3時間攪拌しラジカル重合性オリゴマー
(B−1));数平均分子量:490を得た。
【0045】(比較合成例4−ウレタンアクリレート
(B−2)の合成)攪拌翼のついたフラスコに、TDI
(2,4−トリレンジイソシアネート)174g、ジブ
チルスズジラウレート0.5g、2,6−ジ−t−ブチ
ル−p−クレゾール0.1gを仕込み、ついで、60〜
70℃にしたままHEA(2−ヒドロキシエチルアクリ
レート)232gを1時間にわたり滴下した。添加後さ
らに60〜70℃で3時間攪拌しラジカル重合性オリゴ
マー(B−2));数平均分子量:406を得た。
【0046】(光硬化型樹脂組成物の調製)上記合成例
で合成した化合物と下記の化合物を用いて、表1に従い
樹脂組成物を調製した。
【0047】<ラジカル重合性モノマー> M−1:イソボルニルアクリレート M−2:N−ビニル−2−ピロリドン M−3:ビスフェノールAのエチレンオキサイド付加物
(4モル)のジアクリレート(分子量:512) M−4:5−エチル−2−(2−ヒドロキシ−1,1−
ジメチルエチル)−5−ヒドロキシメチル−1,3ジオ
キサンのジアクリレート(分子量:326) N−1:ジシクロペンテニルアクリレート N−2:トリシクロデカンジメタノールジアクリレート N−3:トリメチロールプロパントリアクリレート
【0048】<酸化防止剤> R−1:3,9−ビス[1,1−ジメチル−2−[β−
(3−t−ブチル−4−ヒドロキシ−5−メチルフェニ
ル)プロピオニルオキシ]エチル]2,4,8,10−
テトラオキサスピロ[5,5]ウンデカン
【0049】<光重合開始剤> I−1:ビス(2,6−ジメトキシベンゾイル)−2,
4,4−トリメチルペンチルフォスフィンオキシドと1
−ヒドロキシシクロヘキシルフェニルケトンとの混合物
(重量比50/50) I−2:1−ヒドロキシシクロヘキシルフェニルケトン I−3:2,2−ジメトキシ−2−フェニルアセトフェ
ノン I−4:3,6−ビス(2−メチル−2−モルホリノプ
ロピオニル)−9−n−オクチルカルバゾール I−5:アセトフェノンジエチルケタール(ジエトキシ
アセトフェノン) S−1:ポリエーテル変性ポリジメチルシロキサン
【0050】
【表1】
【0051】(樹脂組成物の粘度測定)表1に従って調
製した樹脂組成物をB型粘度計(東京計器社製)を用い
て25℃で測定した。
【0052】<硬化塗膜の作製>表1に従って調製した
樹脂組成物を厚さ1.2mmのアクリル板にアプリケー
ター(ギャップ:300μm)により塗布し、300m
J/cmの紫外線(波長365nm)を照射して膜厚
約200μmの硬化塗膜を得た。
【0053】<硬化塗膜の評価>各硬化塗膜を以下の試
験法で評価した。
【0054】(硬化物のヤング率の測定法)測定シート
の作成:硬化塗膜を(株)ダンベル社製スーパーダンベ
ル(JISK7113−2号ダンベル)を用いて打ち抜
き、測定シートとし、JIS K7113に従いヤング
率の測定を行った。ただし、ヤング率の測定時は、チャ
ックでの測定シートの滑りを防止する目的で、標線間
(25mm)の外側の左右上下4箇所を厚さ0.3m
m、縦横20mmの鉄板および接着剤(東亜合成化学社
製アロンアルファ)を用いて固定し、掴み部とした。
【0055】(硬化物の剛性率)東洋ボールドウイン株
式会社製 RTM−100引張試験機を用い、引張試験
機のエアチャックの間隔を25mmにし、測定シートの
掴み部をチャック間隔に合わせてセットし、1mm/m
inの速度で測定試料を引っ張り、2.5%伸びた時点
での応力を測定し、下式によって剛性率を算出した。 剛性率=2.5%伸びた時点での応力/0.025 なお、測定回数は3回とし、その平均値を表に示した。
上記のヤング率の測定条件は23℃、50%RHであ
る。
【0056】(硬化物塗膜の硬化性)上記ヤング率の測
定によりメタルハライド灯を用い照射量25mJ/cm
2および500mJ/cm2で硬化ささた硬化物塗膜のヤ
ング率を測定し、下式で硬化物塗膜の硬化性を算出し
た。 硬化物塗膜の硬化性=(照射量25mJ/cm2のヤン
グ率)/(照射量500mJ/cm2のヤング率)X1
00(%)
【0057】<ユニットの製造>外径250μmの光フ
ァイバー(心線)をUVインキで着色した着色心線を実
施例1〜3及び比較例1〜2の組成物で合計4本並列さ
せた、厚さ0.32mm、幅1.1mmの光ファイバー
ユニット(4心テープ)を製造し、線速500m/分で
ボビンに巻き取った。
【0058】<ユニットの評価> (高速加工性)上記ユニットの製造で、樹脂切れ、断線
で製造できない場合、あるいはユニット表面に連続ある
いは非連続的に凹凸が観察されるものを×、平滑で問題
なく加工できたものを○とした。
【0059】(ユニットの耐水損失特性)製造した4心
テープを60℃の温水に10日間浸漬し、伝送損失が初
期値より0.2dB/km以上増加したものを×、それ
以下のものを○とした。
【0060】(評価結果)評価結果は、表2および表3
に示す。
【0061】
【表2】
【0062】
【表3】
【0063】
【発明の効果】本発明によれば、高速加工性、高速硬化
性、耐水損失特性に優れる光ファイバー用樹脂組成物が
得られ、該樹脂組成物を用いて、高速加工ができ、耐久
性に優れた光ファイバーユニットが得られる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G02B 6/44 381 C03C 25/02 B Fターム(参考) 2H001 BB06 BB19 DD35 KK17 PP01 4G060 AA03 AC05 AC15 AD22 AD43 CB09 4J027 AG03 AG04 AG10 AG23 AG24 AJ01 AJ08 BA07 BA19 CB10 CC05 CD03 4J038 DG051 DG271 DG281 DG311 FA111 FA162 FA271 FA281 GA02 GA05 GA09 JA33 JA55 JB02 KA03 MA14 NA04 NA11 NA13 NA23 NA24 PA17 PB08 PC03

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ラジカル重合性オリゴマー(X)とし
    て、 1.数平均分子量1700〜3500のウレタンアクリ
    レート(X−1)を全組成物に対し20〜55重量%、
    及び 2.数平均分子量300〜1500のウレタンアクリレ
    ート(X−2)を全組成物に対し10〜45重量%含有
    し、更に、ラジカル重合性モノマー(Y)として、 3.環状構造を有し、且つ分子内に2個以上のエーテル
    結合を有する分子量300〜800の2官能モノマー
    (Y−1)を全組成物に対し15〜40重量%、及び 4.単独重合体のガラス転移点が50℃以上の単官能モ
    ノマー(Y−2)を全組成物に対し5〜30重量% を含有することを特徴とする光硬化性樹脂組成物。
  2. 【請求項2】 前記ウレタンアクリレート(X−2)の
    含有量が全組成物に対し15〜30重量%であり、前記
    2官能モノマー(Y−1)の含有量が全組成物に対し1
    8〜32重量%であることを特徴とする請求項1記載の
    光硬化型樹脂組成物。
  3. 【請求項3】 前記ウレタンアクリレート(X−2)
    が、分子量140〜500のジイソシアネート化合物と
    分子量100〜150の炭素数3以上のヒドロキシアル
    キル基を有する1官能性ヒドロキシアクリレートの反応
    生成物(X−2A)であることを特徴とする請求項1記
    載の光硬化型樹脂組成物。
  4. 【請求項4】 前記ウレタンアクリレート(X−2)が
    平均分子量180〜450であり、炭素数1以上の分岐
    鎖を持つアルキルジオール及び/又はポリエーテルジオ
    ールと、ジイシシアネート化合物とを反応させたウレタ
    ンアクリレート(X−2B)であることを特徴とする請
    求項1又は2のいずれか1項に記載の光硬化型樹脂組成
    物。
  5. 【請求項5】 前記2官能モノマー(Y−1)が2個以
    上の環状構造を有し、且つ前記2個以上の環状構造が直
    接あるいは一個の炭素原子を介在して互いに連結した構
    造であることを特徴とする請求項1、2、3又は4のい
    ずれか1項に記載の光硬化型樹脂組成物。
  6. 【請求項6】 前記光硬化型樹脂組成物の25℃におけ
    る粘度が0.8〜7Pa・Sであり、23℃のヤング率
    が250〜1800MPaであることを特徴とする請求
    項1に記載の光硬化型樹脂組成物。
  7. 【請求項7】 前記光硬化型樹脂組成物が光重合開始剤
    として、1−ヒドロキシシクロヘキシルフェニルケト
    ン、チオキサントン及びチオキサントン誘導体、2,
    4,6−トリメチルベンゾイルジフェニルフォスフィン
    オキシド、2−メチル−1−[4−(メチルチオ)フェ
    ニル]−2−モルホリノプロパン−1、2−ベンジル−
    2−ジメチルアミノ−1−(4−モルホリノフェニル)
    −ブタノン−1、ビス(2、6ージメトキシベンゾイ
    ル)−2,4,4−トリメチルペンチルホスフィンオキ
    シド、3,6−ビス(2−メチル−2−モルホリノプロ
    ピオニル)−9−n−オクチルカルバゾール、及び2,
    2−ジメトキシ−2−フェニルアセトフェノンから選択
    される1種又は2種以上を含有することを特徴とする請
    求項1記載の光硬化型樹脂組成物。
  8. 【請求項8】 光硬化型樹脂組成物の硬化被膜により被
    覆された光ファイバユニットであり、当該光ファイバユ
    ニットの最外殻層が請求項1、2、3、4、5、6又は
    7のいずれか1項に記載の光硬化型樹脂組成物が硬化し
    た被膜により形成されていることを特徴とする光ファイ
    バユニット。
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