JPS63168417A - 液状硬化性樹脂組成物 - Google Patents

液状硬化性樹脂組成物

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JPS63168417A
JPS63168417A JP31613586A JP31613586A JPS63168417A JP S63168417 A JPS63168417 A JP S63168417A JP 31613586 A JP31613586 A JP 31613586A JP 31613586 A JP31613586 A JP 31613586A JP S63168417 A JPS63168417 A JP S63168417A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、液状硬化性樹脂組成物に関し、特に光フアイ
バー用被覆材料として好適な液状硬化性樹脂組成物に関
する。
【従来の技術〕
光ファイバーの製造においては、ガラスファイバーの熱
溶融紡糸直後に保護補強を目的として樹脂被覆が施され
ている。この樹脂被覆として、光フアイバー表面にまず
柔軟な第1次被覆層を設けその外側により剛性の高い第
2次被覆層を設けた構造がよく知られている。
この光ファイバーの被覆工程では、生産性の向上および
省エネルギーのために、用いられる被覆材料はなるべく
低エネルギー量でしがも高速で硬化し、短時間で所要の
被覆を形成し得ることが望まれる。
従来、前記第2次被′81層の材料としてナイロン12
などが用いられて来たが、最近、光フアイバーケーブル
の構造の多様化にともない、種々の液状硬化性樹脂組成
物が使用されるようになってきた。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかし、従来の第2次被¥IIN用の液状硬化性樹脂組
成物は、低エネルギー量では硬化不十分であり、低エネ
ルギー量で硬化させて形成した被覆は表面硬化状態が悪
く、表面が粘着性を有するようになり、樹脂被覆が施さ
れた光ファイバーはケーブルに製造される前に一旦リー
ル等に巻き取られるが、被覆が粘着性を有すると被覆表
面同士が付着するため光ファイバーが損傷するなどの問
題を生じる。
そこで1本発明の目的は、低エネルギー量の放射線また
は熱により十分に硬化可能であり、良好な表面硬化状態
を有し、しかも高い靭性も兼ね備えた硬化物が得られる
液状硬化性樹脂組成物を提供することにある。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明は、前記の問題点を解決するものとして、(a)
エチレン性不飽和基および下記一般式(1)%式%) −R10−と−R”O−はランダムに結合していてもよ
く、XはR1またはR2である。また、mおよびnのそ
れぞれの平均値は8≦m≦70,0≦n≦40.および
8≦m+n≦80を満たす数である〕で表わされる構造
を有するポリマー、 (b)エチレン性不飽和基および下記一般式(n)(I
I)  −(R’0)−R’−(OR’)−x    
     y 〔式中、R3とR5は、同一でも異なってもよく、を表
わし、Xおよびyはそれぞれの平均値が。
0.1≦X≦15および0.1≦y≦15を満たす数で
ある。〕 で表わされる構造を有するポリマー、 (C)エチレン性不飽和基を有する(a)または(b)
以外の化合物、および (d)重合開始剤 を含有してなる液状硬化性樹脂組成物を提供するもので
ある。
本発明の液状硬化性樹脂組成物の(、)成分であるポリ
マー(以下、「ポリマー(a)」と称す)が有するエチ
レン性不飽和基の例としては、下記一般式(m)、(I
V)および(V)で表わされる不飽和基を挙げることが
できる。
(III)    CH,=C(R3)−〔式中、R3
は、水素原子またはメチル基を示す、〕(IV)   
 CH,=C(R’)−C−0−R’−〔式中、R3は
、一般式(III)と同じであり、R4は、エチレン基
、プロピレン基、テトラメチレン基、ペンタメチレン基
、ヘキサメチレン基、ヘプタメチレン基、オクタメチレ
ン基等の02〜C8、好ましくはC3〜C1のアルキレ
ン基を示す。〕υ または υ                     υ〔式
中、R3は、一般式(m)と同じである。〕これらのエ
チレン性不飽和基のポリマー(a)に占める割合は、通
常、0.4〜6重量%、好ましくは1〜3.6重量%で
ある。
ポリマー(a)は、一般式(1)で表わされる構造およ
びエチレン性不飽和基以外の構造を含むことができるが
、ポリマーとしての数平均分子量が1000=7000
であることが好ましく、特に1500〜5000の範囲
が好ましい。ポリマー(a)の数平均分子量が1000
未満であると、得られる組成物の硬化物の破断伸びが減
少し、靭性が低下しやすくなり。
7000をこえると1組成物の粘度が高くなり取扱いに
くくなる。また、ポリマー(a)中に占める一般式(1
)の構造の割合は50〜98重量%であることが好まし
く、特に60〜93重量%の範囲が好ましく、75〜9
0重量%の範囲が最も好ましい。ポリマー(a)中に占
める一般式(1)の構造の割合が50重量%未満である
と硬化物の低温側のヤング率が上昇し。
光フアイバー被覆材として使用した場合に伝送損失の原
因となりやすい。
これらのエチレン性不飽和基、一般式(I)で表わされ
る構造およびこれら以外の構造は、ウレタするまたは有
さないC□〜C1の脂肪族、脂環式または芳香族の基を
表わす)、アミド結合(−C−N−)、エル1 される結合のいずれかおよび下記一般式(Vl)で表わ
される構造を介して結合されている。
(VI)   −R15− 〔式中、Rlmは、エチレン基、プロピレン基、オキシ
プロピレン基、テトラメチレン基、ヘキサメチレン基、
フェニレン基、シクロヘキシレン基、メチレンビスフェ
ニレン基、メチレンビスシクロヘキシレン基、または構
造式 %式% 等で表わされる02〜Ctaの脂肪族、脂環式または芳
香族の2価の基ならびにこれらがハロゲン置換された2
価の基を示す。〕 (、)成分のポリマーが含有することができる。
一般式(1)で表わされる構造およびエチレン性不飽和
基以外の構造としては、下記一般式(■)〜(XIII
)で表わされる構造を挙げることができる。
(■)−(R30)−R’−(OR’←P      
   q 〔式中、R3,R4、Rs、pおよびqは一般式(■)
と同じである〕 (V[−E(R’03−(R’O古R”−または −E(R”O贋R’O榴覇R9− 〔式中 R8およびR9は、エチレン括、ペンタメチレ
ン基、ヘキサメチレン基等の02〜C1i、好ましくは
02〜C4のテトラメチレン基およびイソプロピレン基
以外のアルキレン基を示し、同一であっても異なってい
てもよく。
aおよびmは、各々0〜50、好ましくは5〜20の数
で同時にOであってはならず、 nは、0〜50、好ましくは1〜10の数である〕また
は 〔式中 naおよびR’は、一般式(■)と同じであり
、HIOは、構造式 −CH2−CH=CH−CH,−、−CHECH−。
−(CH23T 、  −(CHzh 、  −(cx
(b  、  ACHh  。
−(CH2h  、  −C三C− 等で表わされる02〜C8の2価の脂肪族基、脂環式基
または芳香族基を示し。
Qおよびmは、一般式(■)と同じであり、pは、1〜
50、好ましくは1〜20の数である〕(X)  −(
−(R’o)所−0し1゛°−〇 または 〔式中 R4は、一般式(rV)と同じであり、Rxx
、R12、R11およびR14は、水素原子またはメチ
ル基。
エチル基、プロピル基、ブチル基、ペンチル基、ヘキシ
ル基、ヘプチル基、オクチル基、フェニル基、シクロヘ
キシル基等の01〜C,の脂肪族基、脂環式基または芳
香族基、好ましくは00〜C1の脂肪族基を示し、同一
であっても異なっていてもよく、rおよびSは、1〜5
0.好ましくは5〜20の数であり、 qは、1〜20、好ましくは5〜20の数である〕〔式
中、HLG は、メチル基、エチル基、プロピル基、ブ
チル基、ペンチル基、ヘキシル基、ヘプチル基、オクチ
ル基、フェニル基、シクロヘキシル基等の01〜C8の
脂肪族基、脂環式基または芳香族基、好ましくはC工〜
C1の脂肪族基を示し、R17は一般式→CR19RL
 陣「で示されるアルキレン基(ここでHllおよびH
lBは、水素原子、メチル基、エチル基、プロピル基、
ブチル基、ペンチル基、ヘキシル基、ヘプチル基、オク
チル基、フェニル基、シクロヘキシル基等のC□〜C1
の脂肪族基、脂環式基または芳香族法、好ましくは水素
原子またはC□〜C3の脂肪族基を示し、同一であって
も異なっていてもよい。Wは、1〜20の数であり、好
ましくは1〜6である。)、フェニレン基、シクロヘキ
シレン基、メチレンビスフェニレン基、メチレンビスシ
クロヘキシレン基、またはパラフェニレン基を示し、X
は1〜1000、好ましくは20〜100の数である。
〕 〔式中、R11tおよびHLIは、一般式(XI)と同
じであり、yは1〜1000、好ましくは30〜130
の数、2は1〜10、好ましくは2〜5の数である。〕
(XIII) I CH2 〔式中、百−は、0.2〜0.8であり、■は5〜20
0の整数を示し、式中のいずれの二重結合も水素添加に
より開裂していてもよい〕。
次にポリマー(a)の製法を例示する。
〔製法1〕 一般式(1)の構造を有するジオールまたは場合によっ
ては該ジオールに一般式(1)の構造を有さないジオー
ルおよびジアミンから選ばれる少なくとも1種を組合わ
せたものを、ジイソシアネート化合物と反応させて得ら
れる重合体のイソシアネート基に、水酸基を有するアク
リル系またはメタクリル系化合物を反応させる方法。
〔製法2〕 ジイソシアネート化合物と水酸基を有するアクリル系ま
たはメタクリル系化合物を反応させることにより得られ
るインシアネート基とエチレン性不飽和基を有しウレタ
ン結合によって結合された付加体のイソシアネート基に
、一般式(I)の構造を有するジオールまたは場合によ
っては該ジオールに一般式(1)の構造を有さないジオ
ールおよびジアミンから選ばれる少なくとも1種を組合
わせたものを反応させる方法。
〔製法3〕 一般式(1)の構造を有するジオールまたは場合によっ
ては該ジオールに一般式(1)の構造を有さないジオー
ルおよびジアミンから選ばれる少なくとも1種を組合わ
せたものを、ジイソシアネート化合物と反応させて得ら
れる水酸基、第1級アミノ基および第2級アミノ基から
選ばれる官能基を少なくとも1個有する重合体の官能基
に、カルボキシル基、または酸ハライド基を有するアク
リル系またはメタクリル系化合物を反応させる方法。
〔製法4〕 一般式([)の構造を有するジオールまたは場合によっ
ては該ジオールに一般式(1)の構造を有さないジオー
ルおよびジアミンから選ばれる少なくとも1種を組合わ
せたものを、ジカルボン酸と反応させて得られるカルボ
キシル基を有する重合体のカルボキシル基に、エポキシ
基を有するアクリル系またはメタクリル系化合物を反応
させる方法。
〔製法5〕 一般式(1)の構造を有するジオールまたは場合によっ
ては該ジオールに一般式(1)の構造を有さないジオー
ルおよびジアミンから選ばれる少なくとも1種を組合わ
せたものに、カルボキシル基を有するアクリル系または
メタクリル系化合物を反応させる方法。
以上の方法で用いられる一般式(1)の構造を有するジ
オールとしては、例えば下記一般式(XIV)で表わさ
れるポリエーテルグリコールを挙げることができる。
(Xm HO−(R’0)−(R”O)−X−OHm     
  n 〔式中、R1,R”、 X、 mおよびnは一般式(1
)と同じである。〕 このポリエーテルグリコールは、公知の方法により、テ
トラメチレンオキシドまたはテトラメチレンオキシドに
所要量のプロピレンオキシドを加えたものを開環重合す
ることにより製造することができ、またPTMG200
0(三菱化成工業(株))、 PTMGlooo(同)
、PPTG2000(保土ケ谷化学工業(株))、 P
PTG4000(同)等の商品名でも市販されている。
本発明では上記ポリエーテルグリコールの1種を単独で
用いることも2種以上組合せて用いることもできる。
また一般式(夏)の構造を有さないジオールとしては、
例えばポリエステルジオール、一般式(Xmで表わされ
る構造以外のポリエーテルジオール、ポリカプロラクト
ンジオール、ポリカーボネートジオール等が挙げられる
。ポリエステルジオールとしては1例えばエチレングリ
コール、ポリエチレングリコール、プロピレングリコー
ル。
ポリプロピレングリコール、テトラメチレングリコール
、ポリテトラメチレングリコール、1,6−ヘキサンジ
オール、ネオペンチルグリコール、 1.4−シクロヘ
キサンジメタツール等の多価アルコールとフタル酸、イ
ソフタル酸、テレフタル酸、マレイン酸、フマール酸、
アジピン酸、セバシン酸等の多塩基酸とを反応して得ら
れるポリエステルジオールが挙げられる。一般式(XI
V)で表わされる構造以外のポリエーテルジオールとし
ては、例えば、前記一般式(Il)で表わされる構造を
有するも゛ のとして、一般式(XV) : (XV)   HO−(R30)−R’−(OR’)−
OHp        q 〔式中、 R3,R’、 Rs、 p t=’k ヒq
 L;! 一般式(n )ト同じである。〕 で表わされるポリエーテルグリコールを挙げることがで
き、その他にポリエチレングリコール、ポリプロピレン
グリコール、ポリテトラメチレングリコール(一般式(
Xmで表わされる構造を除く)、1.6−ヘキサンジオ
ール、ネオペンチルグリコール、1.4−シクロヘキサ
ンジメタツール等が挙げられ。
さらに水酸基を1分子中に2個有する液状ポリブタジェ
ンまたはその水添物等を挙げることができる。
なお、上記一般式(XV)で表わされるポリエーテルグ
リコールは、0A350F (日本油脂(株))、DA
400(同)、DB400 (同)、 DB900(同
)等の商品名で市販されている。
また、ポリカプロラクトンジオールとしては。
ε−カプロラクトンと1例えばエチレングリコール、ポ
リエチレングリコール、ポリプロピレングリコール、テ
トラメチレングリコール、ポリテトラメチレングリコー
ル、1.6−ヘキサンジオール、ネオペンチルグリコー
ル、1.4−シクロヘキサンジメタツール、1,4−ブ
タンジオール等の2価のジオールを反応させて得られる
ポリカプロラクトンジオールが挙げられ、ポリカーボネ
ートジオールとしては、0N−980(日本ポリウレタ
ン(株)L DN−981(同)、DN−982(同)
、DN−983(同)、PC−8000(米国Ppa社
)等が挙げられる。
上記ジアミンとしては、例えばエチレンジアミン、テト
ラメチレンジアミン、ヘキサメチレンジアミン、バラ−
フェニレンジアミン、4,4′−ジアミノジフェニルメ
タンなどのジアミン;ヘテロ原子を含むジアミン;ポリ
エーテルジアミンなどが挙げられる。
上記ジイソシアネート化合物としては、2.4− トル
エンジイソシアネート、2,6−トルエンジイソシアネ
ート、1,3−キシレンジイソシアネート、1,4−キ
シレンジイソシアネート、■、5−ナフタレンジイソシ
アネート、m−フ二二レンジイソシアネート、ρ−フ二
二しンジイソシアネート、3.3’−ジメチル−4,4
′−ジフェニルメタンジイソシアネート、4.4’−ジ
フェニルメタンジイソシアネート、3,3′−ジメチル
フェニレンジイソシアネート、4,4′−ビフェニレン
ジイソシアネート、ヘキサメチレンジイソシアネート、
イソフォロンジイソシアネート、ジシクロヘキシルメタ
ンジイソシアネート、メチレンビス(4−シクロヘキシ
ルイソシアネート)、水添ジフェニルメタンジイソシア
ネート等が挙げられる。
ジカルボン酸としては、アジピン酸、テレフタル酸等を
挙げることができる。
水酸基を有するアクリル系またはメタクリル系化合物と
しては5例えば2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレ
ート、2−ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート、
2−ヒドロキシオクチル(メタ)アクリレート、ペンタ
エリスリトールトリ(メタ)アクリレート、グリセリン
ジ(メタ)アクリレート、ジペンタエリスリトールモノ
ヒドロキシペンタ(メタ)アクリレート等が挙げられる
カルボキシル基を有するアクリル系またはメタグリル系
化合物としては、アクリル酸またはメタクリル酸等が挙
げられる。
エポキシ基を有するアクリル系またはメタクリル系化合
物としては、アクリル酸またはメタクリル酸のグリシジ
ルエステル等が挙げられる。
酸ハライド基を有するアクリル系またはメタクリル系化
合物としては、アクリル酸クロライド、メタクリル酸ク
ロライド、アクリル酸ブロマイド。
メタクリル酸ブロマイド等のアクリル酸ハライドおよび
メタクリル酸ハライドを例示することができる。
次に上記製法1の好ましい実施態様を示す。
一般式(1)の構造を有するジオールの水酸基1当量あ
たりのジイソシアネート化合物の使用量は。
約1モルである。この反応においては、通常、ナフテン
酸銅、ナフテン酸コバルト、ナフテン酸亜鉛、ラウリル
arl−ブチルスズ、トリエチルアミン等の触媒を反応
物の総量100重量部に対して0.01〜1.0重量部
用いて反応を行う。この反応における反応温度は、30
〜80℃である。
このようにして得られる中間生成物のイソシアネート基
に対して、水酸基を有するアクリル系またはメタクリル
系化合物を反応させるが、水酸基を有するアクリル系ま
たはメタクリル系化合物の使用量は、該中間生成物のイ
ソシネート基1当量に対して約1モルであり、その反応
条件は、前記の中間生成物をつくる反応条件と同様であ
る。
次に上記製法2の好ましい実施態様を示す。
ジイソシアネート化合物1モルに対して水酸基を有する
アクリル系またはメタクリル系化合物約1モルを製法1
と同様の反応条件で反応させて得られる中間生成物のイ
ソシアネート基1当量に対して、一般式(1)の構造を
有するジオールの水酸基が約1当量となるように使用し
、製法1と同様の反応条件で反応させる。
次に上記製法3の好ましい実施態様を示す。
一般式(1)の構造を有するジオール1モルに対してジ
イソシアネート化合物0.1〜0.9モルを製法1と同
様に反応させて得られる中間生成物とカルボキシル基、
または酸ハライド基を有するアクリル系またはメタクリ
ル系化合物とを反応させるが。
中間生成物100重量部に対する該アクリル系またはメ
タクリル系化合物の使用量は、0.1〜20重量部、好
ましくは0.2〜10重量部であり、触媒としてピリジ
ン、トリエチルアミン等の塩基を中間生成物100重量
部に対して0.01〜10重量部用い、20〜120℃
で反応を行なう。
次に上記製法4の好ましい実施態様を示す。
一般式(1)の構造を有するジオール1モルに対してジ
カルボン酸0.2〜2モルを製法1と同様に反応させて
得られる中間生成物と、エポキシ基を有するアクリル系
またはメタクリル系化合物を反応させるが、中間生成物
100重量部に対する該アクリル系またはメタクリル系
化合物の使用量は、0.1〜20重量部、好ましくは0
.2〜10′gi量部であり。
触媒としてピリジン、トリエチルアミン等の塩基または
硫酸、パラ−トルエンスルホン酸等の酸を中間生成物t
oo’i量部に対して0.01〜10重量部用い、20
〜120℃で反応を行なう。
次に上記製法5の好ましい実施態様を示す。
一般式(I)の構造を有するジオール1モルに対してカ
ルボキシル基を有するアクリル系またはメタクリル系化
合物1〜2モルを反応させる。この反応においては触媒
として硫酸、バラ−トルエンスルホン酸等の酸をジオー
ル100重量部に対して0.01−10重量部用い、 
20〜120℃で反応を行なう。
上記製法1〜5の実施に際しては、一般式CI)の構造
を有するジオールの一部を一般式(1)の構造を有さな
いジオールまたはジアミンで置換えて併用することがで
きる。
この場合には一般式(1)の構造を有するジオールと一
般式(I)の構造を有さないジオールおよびジアミンか
ら選ばれる少なくとも1種の水酸基およびアミノ基の和
1当量あたりジイソシアネート化合物を1モル使用する
さらに、上記製法1〜5を実施する際には、ジオールに
対して二官能以外のポリオール、ジアミンに対して二官
能以外のポリアミンまたはジイソシアネート化合物に対
して二官能以外のポリイソシアネート化合物を生成物が
ゲル化しない程度に併用することができ1通常、その併
用量は、ジオール、ジアミンまたはジイソシアネート化
合物100重量部に対して5〜30重量部である。ここ
における二官能以外のポリオールとしては、例えばグリ
セリンとプロピレンオキサイドの付加生成物。
グリセリン、1,2.3−ペンタントリオール、1,2
.3−ブタントリオール、トリ(2−ヒドロキシポリオ
キシプロビル)ポリシロキサン、ポリカプロラクトント
リオール、ポリカプロラクトンテトラオール、1分子中
に2個を超える数の水酸基を有する液状ポリブタジェン
またはこの化合物の水添物等を挙げることができる。二
官能以外のポリアミンとしては、例えばジエチレントリ
アミン、1,2.3−トリアミノプロパン、ポリオキシ
プロピレンアミン等を挙げることができ、二官能以外の
ポリイソシアネート化合物としては、例えばポリメチレ
ンポリフェニルイソシアネート、トリフェニルメタン4
゜4’、4’−トリイソシアネート等を挙げることがで
きる。
以上説明したポリマー(a)は、本発明の液状硬化性樹
脂組成物に20〜70重量%、特に30〜50重量%の
範囲で配合することが好ましい。該ポリマーの割合が2
01i量%未満であると、得られる組成物の硬化物の破
断伸びが減少し靭性が低下し、また、70重量%を超え
ると硬化物の室温付近におけるヤング率が減少して靭性
が不十分となるとともに、組成物の粘度が上昇し、取扱
い性が悪くなりやす−1゜ 本発明の組成物の(b)成分であるポリマー(以下。
「ポリマー(b)」と称する)が有するエチレン性不飽
和基の例としては、前記一般式(In)、 (mV)ま
たは(V)で表わされる不飽和基を挙げることができる
。これらのエチレン性不飽和基のポリマー(b)中に占
める割合は通常、1.3〜8重量%、好ましくは2〜7
重量%である。
また、ポリマー(b)の数平均分子量は700〜400
0であることが好ましく、特に800〜2000の範囲
が好ましい、ポリマー(b)の数平均分子量が700未
満であると、(C)成分であるエチレン性不飽和基を有
する(a)成分または(b)成分以外の化合物への溶解
性が悪くなり、均一な組成物を得ることができない。ま
た、ポリマー(b)の数平均分子量が4000を越える
と1組成物の粘度が上昇し、取り扱い性が悪くなる。
ポリマー(b)中の構造(II)の割合は、好ましくは
、15重量%以上であり、さらに好ましくは、25重量
%以上である。ポリマー(b)中の構造(n)の割合が
15重量%未満であると、低エネルギー量で硬化させた
時に得られる硬化物表面の粘着性が顕著となる。
次にポリマー(b)の製法を例示する。
〔製法7〕 一般式(■)の構造を有するジオールとジイソシアネー
ト化合物とを反応させて得られる。イソシアネート基を
有しウレタン結合によって結合された重合体のイソシア
ネート基に、水酸基を有するアクリル系またはメタクリ
ル系化合物を反応させる方法。
〔製法8〕 ジイソシアネート化合物と水酸基を有するアクリル系ま
たはメタクリル系化合物とを反応させることにより得ら
れるイソシアネート基とエチレン性不飽和基を有しウレ
タン結合によって結合された付加体のイソシアネート基
に、一般式(■)の構造を有するジオールを反応させる
方法。
上記方法で用いられる一般式(n)の構造を有するジオ
ールとしては、例えば前記一般式(XV)で表わされる
ジオールをあげることができる。
前記の一般式(XV)で表わされるジオールは、 DA
350F(日本油脂(株))、DA400(同)、DB
400(同)、DB900(同)、DB360 (同)
等の商品名で市販されている。
上記製法7は、ポリマー(a)の製法である!m法1の
好ましい実施態様の場合と同様にして好まし〈実施する
ことができる。
上記製法7の実施に際しては、一般式(II)の構造を
有するジオールの一部を、一般式(n)の構造を有さな
いポリオールに置換えることもできる。
使用可能な一般式(II)の構造を有さないポリオール
として1例えば、芳香族基を含むエポキシ化合物を、カ
ルボキシル基含有化合物、水酸基含有化金物、第1級ア
ミノ基含有化合物および第2級アミノ基含有化合物から
選ばれる少なくとも1種を用いて開環することにより得
られる化合物を挙げることができる。
上記の芳香族基を含むエポキシ化合物としてはエピコー
ト828(油化シェルエポキシ■)、エピコート100
1(同)等のビスフェノールAとエビグロルヒドリンか
らなるエポキシ樹脂、あるいはエポライト3002(共
栄社油脂■)等のビスフェノールAとアルキレンオキサ
イドからなるエポキシ樹脂を、カルボキシル基含有化合
物としては、アクリル酸。
メタアクリル酸、酢酸等を、水酸基含有化合物としては
、2−ヒドロキシエチルアクリレート、2−ヒドロキシ
エチルメタクリレート、メチルアルコール、エチルアル
コール、プロピルアルコール等を。
第1級アミノ基含有化合物としては、エチルアミン、プ
ロピルアミン、ブチルアミン、ジェタノールアミン等を
、第2級アミノ基含有化合物としては、ジエチルアミン
、ジプロピルアミン、ジブチルアミン、モノエタノール
アミン等を挙げることができる。
以上説明したポリマー(b)は、本発明の組成物に5〜
50重盆%、特に15〜40重量%の範囲で配合するこ
とが好ましく、ポリマー(b)の割合が5重量%未満で
あると、得られた組成物を低エネルギー量で硬化させた
時に得られる硬化物表面の粘着性が顕著であり、50!
li量%を超えると1組成物の粘度が上昇し、取り扱い
性が悪くなる。
本発明においてポリマー(a)とポリマー(b)は、既
に説明したように、それぞれ別々に製造することができ
るが、下記に例示する製法9により周成分を同時に製造
することもできる。
〔製法9〕 一般式(1)の構造を有するジオールと一般式(n)の
構造を有するジオールとの混合物をジイソシアネート化
合物と反応させて得られるイソシアネート基を有しウレ
タン結合によって結合された重合体のイソシアネート基
に、水酸基をイIするアクリル系またはメタクリル系化
合物を反応させる方法。
この製法9は、ポリマー(、)の製法である製法1の好
ましい実施態様の場合と同様の条件で実施することが好
ましい。
(c)成分であるエチレン性不飽和基を有する(a)ま
たは(b)以外の化合物としては1.111量体化合物
および重合体化合物のいずれも用いることができる。甲
、量体化合物としては、単官能性化合物および多官能性
化合物のいずれも用いられる。比較的弾性率の低い硬化
物を所望する場合には主として甲、官能性化合物が用い
られるが、多官能性化合物を適当な割合で併用すること
により硬化物の弾性率を調節することもできる。これら
中、官能性化合物および多官能性化合物は特に限定する
ものでなく、次のようなものを例示することができる。
甲、官能性化合物: 2−ヒドロキシエチルアクリレー
ト、2−ヒドロキシプロピルアクリレート、テトラヒド
ロフルフリルアクリレート、ブトキシエチルアクリレー
ト、エチルジエチレングリコールアクリレート、2−エ
チルへキシルアクリレート、シクロへキシルアクリレー
ト、フェノキシエチルアクリレート、ジシクロペンタジ
ェンアクリレート、ポリエチレングリコールアクリレー
ト、ポリプロピレングリコールアクリレート、メチルト
リエチレングリコールアクリレート、ジエチルアミノエ
チルアクリレート、7−アミノ−3,7−シメチルオク
チルアクリレート等のアクリル系化合物、2−ヒドロキ
シエチルメタクリレート、2−ヒドロキシプロピルメタ
クリレート、ポリプロピレングリコールメタクリレート
、ジエチルアミノエチルメタクリレート等のメタクリル
系化合物、ビニルピロリドン、ビニルフェノール、アク
リルアミド、酢酸ビニル、ビニルエーテル、スチレン。
多官能性化合物: トリメチロールプロパントリアクリ
レート、エチレングリコールジアクリレート、テトラエ
チレングリコールジアクリレート、ポリエチレングリコ
ールジアクリレート、1.4−ブタンジオールジアクリ
レート、 1.6−ヘキサンジオールジアクリレート、
ネオペンチルグリコールジアクリレート、トリメチロー
ルプロパントリオキシエチルアクリレート、トリシクロ
デカンジメタツールジアクリレート、トリシクロデカン
ジメタツールジメタクリレート、ジシクロペンタジェン
ジアクリレート、ジシクロペンタジェンジメタクリレー
ト、トリメチロールプロパントリオキシプロビルアクリ
レート、イソボロニルアクリレート。
イソボルニルメタクリレート。
また、(c)成分として用いられる重合体化合物として
は1例えば、ポリイソシアネートと、前記(■)式、(
mV)式、および(V)式で表わされる不飽和基の1種
または2種以上と水酸基とを有する化合物とのウレタン
化反応により生成した重合体化合物が挙げられる。この
ような重合体化合物の具体例としては、トルエンジイソ
シアネートと2−ヒドロキシエチルアクリレート(モル
比1:2)のウレタン化反応生成物、ジフェニルメタン
ジイソシアネートと2−ヒドロキシエチルアクリレート
(モル比1:2)のウレタン化反応生成物、イソホロン
ジイソシアネートと2−ヒドロキシプロピルアクリレー
ト(モル比1:2)のウレタン化反応生成物等が挙げら
れる。
また(c)成分である化合物の使用量は、本発明の組成
物に対し20〜70重量%であることが好ましく、特に
30〜60重量%であることが好ましい。
(d)成分である重合開始剤は1本発明の組成物が放射
線硬化性を目的とするか熱硬化性を目的とするかにより
、放射線重合開始剤および熱重合開始剤のいずれかを適
宜使用する。
本発明の組成物を放射線硬化性樹脂組成物として製造す
る場合に使用される放射線重合開始剤の種類は特に限定
されず、種々の放射線重合開始剤を使用することができ
、具体例として次の化合物を例示することができる。
2.2−ジメトキシ−2−フェニルアセトフェノン。
アセトフェノン、ベンゾフェノン、キサントン、フルオ
レノン、ベンズアルデヒド、フルオレン、アントラキノ
ン、トリフェニルアミン、カルバゾール、3−メチルア
セトフェノン、4−クロロベンゾフェノン、4.4′−
ジメトキシベンゾフェノン、4゜4′−ジアミノベンゾ
フェノン、ミヒラーケトン、ベンゾインプロピルエーテ
ル、アセトフエノンジエチルケタール、ベンゾインエチ
ルエーテル、ベンジルジメチルケタール、1−(4−イ
ソプロピルフェニル)−2−ヒドロキシ−2−メチルプ
ロパン−1−オン、2−ヒドロキシ−2−メチル−1−
フェニルプロパン−1−オン、チオキサントン系化合物
、■−ヒドロキシシクロへキシルフェニルケトン等。
これらの放射線重合開始剤は1種または2種以上を組合
せて用いられ、また必要に応じてアミン系化合物等の増
感剤(放射線重合促進剤)が併用して用いられる。
本発明の組成物を熱硬化性樹脂組成物として製造する場
合に使用される熱重合開始剤も特に限定されず、種々の
ものを使用することができ、例えば過酸化物、アゾ化合
物を挙げることができ、具体例としては、ベンゾイルパ
ーオキサイド、t−ブチルパーオキシベンゾエート、ア
ゾビスイソブチロニトリル等を挙げることができる。
本発明の組成物における(d)成分である重合開始剤の
使用量は1通常、0,1〜5重量%、好ましくは1〜3
重量%である。
また、本発明の組成物には、必要に応じて添加剤1例え
ば老化防止剤、保存安定剤などを加えることもできる。
このようにして調製される本発明の組成物の粘度は、通
常、 1000〜20000cP/25℃、好ましくは
2000〜10000cP/25℃であり、硬化後のヤ
ング率は。
通常、40〜90kIK/nui”である。
実施例 以下本発明を実施例により更に具体的に説明するが、本
発明は、これら実施例に限定されるものではない。
実施例1 攪拌機を備えた反応容器に、2.4− トルエンジイソ
シアネート674g、ジブチル錫ジラウレート5gおよ
び2,6−ジし一ブチルー4−メチルフェノール1Eを
仕込んだ。これに数平均分子ff12000 (平均重
合度28)のポリテトラメチレングリコール(三菱化成
工業(株) PTMG2000) 3876gを3時間
にわたって内温を60〜70℃にコントロールしながら
添加した。
ポリテトラメチレングリコールの添加終了後。
さらに60〜70℃で約1時間攪拌を継続した。その後
、内温を60〜70℃に保持したまま2−ヒドロキシエ
チルアクリレート450gを1時間にわたって添加、(
a)成分である下記一般式で表わされるポリマーを得た
該ポリマーを以下「ポリマーA−1」と称する。
(2)攪拌機を備えた反応容器に、2.4− )−ルエ
ンジイソシアネート1776 g 、ジブチル錫ジラウ
レート5g2,6−ジt−ブチルメチルフェノール1.
5gおよびトリシクロデカンジメタツールジアクリレー
ト1250gを仕込んだ、これに数平均分子量400の
ビスフェノールAエチレンオキシド付加物(日本油脂層
、DA400) 2041gを2時間にわたって内温を
60〜70℃にコントロールしながら添加した。
DA400の添加後、60〜70℃でさらに約1時間攪
拌を続けた。その後、内温を60〜70℃に保持したま
ま2−ヒドロキシエチルアクリレート1184gを1時
間にわたって添加、(b)成分である下記一般式で表わ
されるポリマー(以下、「ポリマーB−IJと称する)
とトリシクロジブカンジメタノールジアクリレートを重
量比4:1(ポリマーロー1=トリシクロジデカンジメ
タクリレート)で含む混合物を得た。
(3)ポリマーA−128g、(2)で得られたポリマ
ーB−1およびトリシクロデカンジメタツールジアクリ
レートを含む前記混合物21g、2−ビニルピロリドン
8g、インボルニルアクリレート7g、トリシクロデカ
ンジメタツールジアクリレート11g、トルエンジイソ
シアネートと2−ヒドロキシエチルアクリレート(モル
比1:2)のウレタン化反応生成物10g、式 (式中、nの平均値は1.1〜1.2である)で”表わ
されるジアクリレート(以下「ジアクリレートA」と称
する)15gおよび1−ヒドロキシクロへキシルフェニ
ルケトン3gを混合し、目的の組成物を調製した。該組
成物の粘度は8000cP/25℃であった。
実施例2 ポリマーA−132g、実施例1(2)で得られたポリ
マーB−1およびトリシクロデカンジメタツールジアク
リレートを含む混合物16g、2−ビニルピロリドンL
og、イソボルニルアクリレートlog。
ジアクリレートA20g、トリシクロデカンジメタツー
ルジアクリレート12gおよびベンゾフェノン3gを混
合し、目的の組成物を調製した。該組成物の粘度は65
00cP/ 25℃であった。
実施例3 (1)攪拌機を備えた反応容器に、水添ジフェニルメタ
ンジイソシアネート951 g、ジブチル錫ジラウレー
ト5gおよび2,6−ジt−ブチル−4−メチルフェノ
ール1.5 gを仕込んだ、これに数平均分子量200
G (平均重合度28)のポリエーテルグリコール(採
土ケ谷化学(株)PPTG2000) 3628 gを
3時間にわたって内温を60〜70℃にコントロールし
ながら添加した。
ポリテトラメチレングリコールの添加終了後、さらに6
0〜70℃で約1時間攪拌を継続した。その後、内温を
60〜70℃に保持したまま2−ヒドロキシエチルアク
リレート42gを1時間にわたって添加、(a)成分で
ある下記一般式で表わされるポリマーを得た。
該ポリマーを以下「ポリマーA−2」と称する。
(2)攪拌機を備えた反応容器に、2,4−トルエンジ
イソシアネート1851 g 、ジブチル錫ジラウレー
ト5g、2.6−ジし一ブチルメチルフェノールよびト
リシクロデカンジメタツールジアクリレート1250g
を仕込んだ。これに、数平均分子量360のビスフェノ
ールAエチレンオキシド付加物(日本油脂(株)製. 
DB360)1915gを2時間にわたって内温を60
〜70℃にコントロールしながら添加した。
DB360の添加後、さらに60〜70℃でさらに約1
時間攪拌を続けた。その後,内温を60〜70℃に保持
したまま2−ヒドロキシエチルアクリレート1234g
を1時間にわたって添加,(b)成分である下記式 で表わされるポリマー(以下,[ポリマーB−2」と称
する)とトリシクロデカンジアクリレートとを重量比(
ポリマーB−2ニトリシクロデカンジアクリレート)4
:1で含む混合物を得た。
(3)ポリマーA−2 34g. (2)で得られたポ
リマーB−2およびトリシクロデカンジアクリレートを
含む前記混合物26g.2−ビニルピロリドン8g、イ
ソボルニルアクリレート7g,トリシクロデカンジメタ
ツールジアクリレート12g.  トルエンジイソシア
ネートと2−ヒドロキシエチルアクリレート(モル比1
:2)のウレタン化反応生成物6g.ジアクリレートA
7gおよびアセトフェノンジエチルケタール3gを混合
し,目的の組成物を調製した.該組成物の粘度は990
0cP/25℃であった。
比較例1 ポリマーA−145g、 2−ビニルピロリドン8G、
インボルニルアクリレート7g、トリシクロデカンジメ
タツールジアクリレート15g、トルエンジイソシアネ
ートと2−ヒドロキシエチルアクリレートCモル比1:
2)のウレタン化反応生成物10g、ジアクリレートA
15gおよびアセトフェノンジエチルケタール3gを混
合し、目的の組成物を調製した。該組成物の粘度は65
00cP/25℃であった。
試験例 上記実施例および比較例で得られた組成物について硬化
物の特性を下記の方法で測定した。m定結果を第1表に
示す。
!、力学的物性の測定 (1)試験片の作成 250 ミクロン厚のアプリケーターを用いてガラス板
上に組成物を塗布し、  L J/cm2(波長35O
r+m)の紫外線を照射し硬化フィル11を得た。
ガラス板上より硬化フィルムを剥離し、23℃。
相対湿度50%で24時間状態調整し、試験片とした。
(2)破断伸びおよび破断強度の測定 (1)で作成した試験片を引張試験機にセットし、23
℃、相対湿度50%において、引張速度50w+m/w
in、標線間25+smの条件で測定した。
(3)ヤング率の測定 引張速度をl am/In1nとした以外は、上記(1
)と同じ条件で測定した。
得られた結果を第1表に示す。
■、摩擦係数の測定による表面硬化状態の評価250ミ
クロン厚のアプリケーターを用いてガラス板上に組成物
を塗布した後0.IJ/co+2(波長350n+++
)の紫外線を照射して塗膜を硬化させた。ガラス板上に
形成された硬化フィルム表面のポリエチレンとの静止摩
擦係数と動摩擦係数を、ASTM−D 1894にした
がって測定した。フィルム表面の硬化状態が良好である
程、フィルム表面の粘着性が低下する結果静止摩擦係数
および動摩擦係数が減少するので、これらの摩擦係数が
小さい程1表面硬化状態が良好である。得られた結果を
第1表に示す。
第1表 〔発明の効果〕 本発明の組成物は、放射線硬化性組成物として調製され
た場合、種々の放射線、例えばX線、電子線、紫外線、
可視光線により硬化し、熱硬化性組成物として調製され
た場合、加熱により硬化するものである。
本発明の組成物は高い硬化性を有するので、低エネルギ
ー量の放射線または熱により硬化し、良好な表面硬化状
態と高い靭性を有する硬化物を得ることができる。
従って、本発明の組成物は、光フアイバ用被覆材料とし
て優れたものであり、また種々基材の被覆用材料等とし
ても優れたものである。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 (a)エチレン性不飽和基および下記一般式( I )(
    I )▲数式、化学式、表等があります▼ 〔式中、R^1は−(CH_2)−_4、R^2は−C
    H−CH_2−を表わし、−R^1O−と−R^2O−
    はランダムに結合していてもよく、XはR^1またはR
    ^2である。また、mおよびnのそれぞれの平均値は8
    ≦m≦70、0≦n≦40、および8≦m+n≦80を
    満たす数である〕 で表わされる構造を有するポリマー、 (b)エチレン性不飽和基および下記一般式(II)(I
    I)−(R^3O)−_xR^4−(OR^5)−_y
    〔式中、R^3とR^5は、同一でも異なってもよく、
    −(CH_2)−_2または−CH_2−CH−を表わ
    し、R^4は▲数式、化学式、表等があります▼または
    ▲数式、化学式、表等があります▼ を表わし、xおよびyはそれぞれの平均値が、0.1≦
    x≦15および0.1≦y≦15を満たす数である。 〕で表わされる構造を有するポリマー、 (c)エチレン性不飽和基を有する(a)または(b)
    以外の化合物、および (d)重合開始剤 を含有してなる液状硬化性樹脂組成物。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003026738A (ja) * 2001-07-11 2003-01-29 Dainippon Ink & Chem Inc 光硬化型樹脂組成物及び該組成物を用いた光ファイバーユニット
EP1361240A1 (en) 2002-05-10 2003-11-12 Dainippon Ink And Chemicals, Inc. Resin composition for a coating for an optical fiber, and coated optical fiber and optical fiber unit using the same
JP2010257950A (ja) * 2009-03-31 2010-11-11 Jsr Corp 電線被覆用放射線硬化性樹脂組成物

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