JPS62252411A - 液状硬化性樹脂組成物 - Google Patents

液状硬化性樹脂組成物

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JPS62252411A
JPS62252411A JP61097681A JP9768186A JPS62252411A JP S62252411 A JPS62252411 A JP S62252411A JP 61097681 A JP61097681 A JP 61097681A JP 9768186 A JP9768186 A JP 9768186A JP S62252411 A JPS62252411 A JP S62252411A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は液状硬化性樹脂組成物に関し、特に光フアイバ
ー用被覆材料として好適な液状硬化性樹脂組成物に関す
る。
〔従来の技術〕
光ファイバーの製造においては、ガラスファイバーの熱
溶融紡糸直後に保護補強を目的として樹脂被覆が施され
ている。
この樹脂被覆として、光フアイバー表面にまず柔軟な第
1次の被覆層を設けその外側により剛性の高い第2次の
被覆層を設けた構造がよく知られている。
この第2次被覆層の材料としてはナイロン12など、従
来、ヤング率が200kg/am2程度で靭性の高い材
料が多く使われていたが、最近、光フアイバーケーブル
の構造の多様化にともない、ヤング率が常温で10〜6
0kg/mm”の範囲の第2次被覆層の材料も使われる
に至った。
〔発明が解決しようとする問題点〕
ところで、光ファイバーの第2次被覆層の材料には光フ
ァイバーの伝送損失特性の点から実用温度範囲、即ち一
40〜60℃の範囲においてヤング率の温度変化が小さ
いことが望まれるが、従来の、常温におけるヤング率が
10〜60kg/+m2である第2次被覆層の材料はこ
の一40〜60℃の範囲においてヤング率の温度依存性
が一般に著しく大きいという問題を有している。
そこで、本発明の目的は、ヤング率が10〜60kg/
l1m2であって、しかもヤング率の温度依存性が小さ
い液状硬化性樹脂組成物(以下、単に「組成物」と称す
る。)を提供することにある。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明によると、前記問題点を解決するものとして、 (a)エチレン性不飽和基および下記一般式(1)%式
% −RO−と−R’0−はランダムに結合していてもよく
XはRまたはR′である。また、■およびnのそれぞれ
の平均値は9〈■<70.0≦n〈40、■≧nおよび
9 < ra + n < 80を満たす数である)で
表わされる構造を有するポリマー、 (b)1分子中に2以上のエチレン性不飽和基を有する
架橋脂環式炭化水素化合物を含むモノマー、(c)重合
開始剤 を含んでなる液状硬化性樹脂組成物 が提供される。
本発明の組成物のCa)成分であるポリマーが有するエ
チレン性不飽和基の例としては、下記一般式(II)、
(III)および(IV)で表わされる不飽和基を挙げ
ることができる。
(If)   CH2=C(R1)− 〔式中、R1は、水素原子またはメチル基を示す。〕υ 〔式中、R1は、一般式(U)と同じであり、R2は、
エチレン基、プロピレン基、テトラメチレン基、ペンタ
メチレン基、ヘキサメチレン基、ヘプタメチレン基、オ
クタメチレン基等の02〜C8、好ましくは02〜C3
のアルキレン基を示す。〕または 〔式中、R1は、一般式(n)と同じである。〕(a)
成分のポリマーは、一般式(1)で表わされる構造およ
びエチレン性不飽和基以外の構造を含むことができるが
、ポリマーとしての数平均分子量が1000〜7000
であることが好ましく、特に1500〜5000の範囲
が好ましい。また、ポリマー中に占める一般式(I)の
構造の割合が50〜98重址%であることか好ましく、
特に60〜93重量%の範囲が好ましく、75〜90重
量%の範囲が最も好ましい。
ポリマーの数平均分子量が1000未満であると、硬化
物の一40〜60℃におけるヤング率の温度依存性が大
きくなり、7000をこえると、組成物の粘度が高くな
り取扱いにくくなる。さらにポリマー中に占める一般式
(1)の構造の割合が50重量%未満であると低温側の
ヤング率が上昇し、ヤング率の温度依存性が大きくなる
該(a)成分のポリマーの例としては、エチレン性不飽
和基を少なくとも1つの末端に有し、かつ前記一般式(
1)で表わされる構造および場合によってはさらに他の
構造を有するポリマーを挙げることができる。これらの
エチレン性不飽和基、一般式(1)で表わされる構造お
よびこれら以外の構酸基等の置換基を有するまたは有さ
ないC0〜C@の脂肪族、脂環式または芳香族の基を表
わす)、アして結合されてなる。
(a)成分のポリマーは一般式(1)で表わされる構造
およびエチレン性不飽和基以外の構造としては下記(V
)〜(X[)で表わされる構造も挙げることができる。
(V)  →R*”OiR,0■R,−または →R,O楯→丸0輻ζR,− 〔式中、R1およびR4は、エチレン基、ペンタメチレ
ン基、ヘキサメチレン基等の02〜C6,好ましくはC
t−04のテトラメチレン基およびイソプロピレン基以
外のフルキレン基を示し、同一であっても異なっていて
もよく、 Qおよびmは、各々0〜50、好ましくは5〜20の整
数で同時にOであってはならず、 nは、0〜50、好ましくは1〜10の整数である〕(
VI) または 〔式中、R3およびR4は、一般式(V)と同じであり
R5は、構造式 %式% 等の02〜Csの2価の脂肪族、脂環式または芳香族の
炭化水素基を示し。
Qおよびmは、一般式(V)と同じであり。
pは、1〜50.好ましくは1〜20の整数である〕(
VIE)  →1・0t?−〇會1−〇 または 〔式中、R2は、一般式(m)と同じであり、RいR7
、R1およびR,は、水素原子またはメチル基、エチル
基、プロピル基、ブチル基、ペンチル基、ヘキシル基、
ヘプチル基、オクチル基、フェニル基、シクロヘキシル
基等のC2〜C@のアルキル基、アリール基またはシク
ロアルキル基、好ましくは01〜C3のアルキル基を示
し、同一であっても異なっていでもよく、 rおよびSは、1〜50、好ましくは5〜20の整数で
あり、 qは、1〜20、好ましくは5〜20の整数である〕(
■)−R1゜− 〔式中、Rxeは、エチレン基、プロピレン基、オキシ
プロピレン基、テトラメチレン基、ヘキサメチレン基、
フェニレン基、シクロヘキシレン基。
メチレンビスフェニレン基、メチレンビスシクロヘキシ
レン基、または構造式 等で表わされるC2〜C1Sの脂肪族、脂環式または芳
香族の2価の炭化水素基ならびにこれらがハロゲン置換
された2価のハロゲン化炭化水素基を挙げることができ
る。〕 ([) 〔式中、R□1は、メチル基、エチル基、プロピル基、
ブチル基、ペンチル基、ヘキシル基、ヘプチル基、オク
チル基、フェニル基、シクロヘキシル基等の01〜C8
のアルキル基、アリール基またはシクロアルキル基、好
ましくは01〜C3のアルキル基を示し、Lxは一般式
−(CRtiRz4)−;、で示されるアルキレン基(
ここで1ttjおよびR44は、水素原子、メチル基、
エチル基、プロピル基、ブチル基、ペンチル基、ヘキシ
ル基、ヘプチル基、オクチル基、フェニル基、シクロヘ
キシル基等の01〜C1のアルキル基、アリール基また
はシクロアルキル基、好ましくは水素原子またはCユ〜
C3のアルキル基を示し、同一であっても異なっていて
もよい、Wは、1〜20の整数であり、好ましくは1〜
6である。)。
フェニレン基、シクロヘキシレン基、メチレンビスフェ
ニレン基、メチレンビスシクロヘキシレン基、またはパ
ラフェニレン基を示し、Xは1〜1000、好ましくは
20〜100の整数である。〕(X) 〔式中、R□1およびRlmは、一般式(IX)と同じ
であり、yは1−1000、好ましくは30〜130の
整数、2は1〜10、好ましくは2〜5の整数である。
〕(X[) 〔式中、ヨ]は、 0.2〜0.8であり、■は5〜2
00の整数を示し、式中のいずれの二重結合も水素添加
により開裂していてもよい〕。
次に(a)成分であるポリマーの製法を例示する。
(11法1〕 一般式(1)の構造を有するジオールとジイソシアネー
ト化合物とを反応させて得られる。イソシアネート基を
有しウレタン結合によって結合された重合体のイソシア
ネート基に、水酸基を有するアクリル系またはメタクリ
ル系化合物を反応させることにより、ウレタン結合を介
しエチレン性不飽和基を導入する方法。
〔製法2〕 一般式(1)の構造を有するジオールまたは場合によっ
ては該ジオールに一般式(1)の構造を有さないジオー
ルおよびジアミンから選ばれる少なくとも1種を組合わ
せたものをシイジシアネート化合物と反応させて得られ
るイソシアネート基を有しウレタン結合および場合によ
ってはさらにウレア結合によって結合された重合体のイ
ソシアネート基に、水酸基を有するアクリル系またはメ
タクリル系化合物を反応させることによりウレタン結合
を介しエチレン性不飽和基を導入する方法。
〔製法3〕 ジイソシアネート化合物と水酸基を有するアクリル系ま
たはメタクリル系化合物を反応させることにより得られ
るイソシアネート基とエチレン性不飽和基を有し、ウレ
タン結合によって結合された付加体のイソシアネート基
に、一般式(I)の構造を有するジオールまたは場合に
よっては該ジオールに一般式(1)の構造を有さないジ
オールおよびジアミンから選ばれる少なくとも1種を組
合わせたものを反応させることによりウレタン結合およ
び場合によってはさらにウレア結合を介して結合させる
方法。
〔製法4〕 一般式(1’)の構造を有するジオールまたは場合によ
っては該ジオールに一般式CI)の構造を有さないジオ
ールおよびジアミンから選ばれる少なくとも1種を組合
わせたものをジイソシアネート化合物と反応させて得ら
れるイソシアネート基を有しウレタン結合および場合に
よってはさらにウレア結合によって結合された重合体の
イソシアネート基の1部に水酸基を有するアクリル系ま
たはメタクリル系化合物を反応させることによってウレ
タン結合を介して結合させ1次いで該反応生成物の残存
インシアネート基と分子中に一般式(■)の構造を有し
、かつ第2級アミノ基を2個含む化合物(以下「特定ア
ミン付加物」という)およびジアミンから選ばれる少な
くとも1種の化合物とを反応させることによってウレタ
ン結合、ウレア結合またはN−[1換つレア結合を介し
て結合させる方法。
〔製法5〕 一般式(1)の構造を有するジオールまたは場合によっ
ては該ジオールに一般式(I)の構造を有さないジオー
ルおよびジアミンから選ばれる少なくとも1種を組合わ
せたものを、ジイソシアネート化合物と反応させて得ら
れる水酸基、第1級アミノ基および第2級アミノ基から
選ばれる官能基を少なくとも1個有する重合体の官能基
に、カルボキシル基、または酸ハライド基を有するアク
リル系またはメタクリル系化合物とを反応させることに
よりエステル結合またはアミド結合を介して結合させる
方法。
〔製法6〕 一般式(I)の構造を有するジオールまたは場合によっ
ては該ジオールに一般式(1)の構造を有さないジオー
ルおよびジアミンから選ばれる少なくとも1種を組合わ
せたものを、ジカルボン酸と反応させて得られるカルボ
キシル基を有する重合体のカルボキシル基にエポキシ基
を有するアクリル系またはメタクリル系化合物を反応さ
せることに〔製法7〕 一般式(I)の構造を有するジオールまたは場合によっ
ては該ジオールに一般式(I)の構造を有さないジオー
ルおよびジアミンから選ばれる少なくとも一種を組合わ
せたものにカルボキシル基を有するアクリル系またはメ
タクリル系化合物を反応させることによりエチレン性不
飽和基を導入する方法。
以上の方法で用いられる一般式(I)の構造を有するジ
オールとしては、例えば下記一般式(X11)で表わさ
れるポリエーテルグリコールを挙げることができる。
(Xll) HO−(RO←−+R’0)−X−OHII     
  n −RO−と−R’0−はランダムに結合していてもよく
XはRまたはR′である。また、■およびnのそれぞれ
の平均値は9く履<70.0≦n(40,vs≧nおよ
び!J<m+n<80を満たす数である。)このポリエ
ーテルグリコールは、公知の方法により、テトラメチレ
ンオキシドまたはテトラメチレンオキシドに所要量のプ
ロピレンオキシドを加えたものを開環重合することによ
り製造することができ、またPTMG2000(三菱化
成工業(株))、PTMGlooo(同)、 PPTG
2000(保土ケ谷化学工業(株))、ppTG4QQ
O(同)等の商品名で市販されている。
また一般式(1)の構造を有さないジオールとしては、
例えばポリエステルジオール、一般式(XU)で表わさ
れる構造以外の、ポリエーテルジオール、ポリカプロラ
クタムジオール、ポリカーボネートジオール等が挙げら
れる。ポリエステルジオールとしては1例えばエチレン
グリコール、ポリエチレンゲリコール、プロピレングリ
コール、ポリプロピレングリコール、テトラメチレング
リコール。
ポリテトラメチレングリコール、1,6−ヘキサンジオ
ール、ネオペンチルグリコール、1.4−シクロヘキサ
ンジメタツールのような多価アルコールとフタル酸、イ
ソフタル酸、テレフタル酸、マレイン酸、フマール酸、
アジピン酸、セバシン酸のような多塩基酸とを反応して
得られるポリエステルジオールが挙げられる。ポリエー
テルジオールとしては例えばポリエチレングリコール、
ポリプロピレングリコール、ポリテトラメチレングリコ
ール(一般式(Xll)で表、わされる構造を除く)等
が挙げられ、さらに水酸基を1分子中に2個有する液状
ポリブタジェンまたはこの化合物の水添物等を挙げるこ
とができる。
ジアミンとしては、例えばエチレンジアミン。
テトラメチレンジアミン、ヘキサメチレンジアミン、パ
ラ−フェニレンジアミン、 4.4’−ジアミノジフェ
ニルメタンなどのジアミン:ヘテロ原子を含むジアミン
:ポリエーテルジアミンなどが挙げられる。
ジイソシアネート化合物としては、2.4−トルエンジ
イソシアネート、2.6−トルエンジイソシアネート、
1,3−キシレンジイソシアネート、1,4−キシレン
ジイソシアネート、1,5−ナフタレンジイソシアネー
ト、m−フェニレンジイソシアネート、p−フェニレン
ジイソシアネート、 3.3’−ジメチル−4,4′−
ジフエニルメタンジイソシアネート、4,4′−ジフェ
ニルメタンジイソシアネート、 3.3’−ジメチルフ
ェニレンジイソシアネート、4,4′−ビフェニレンジ
イソシアネート、ヘキサメチレンジイソシアネート、イ
ソフォロンジイソシアネート、ジシクロヘキシルメタン
ジイソシアネート、メチレンビス(4−シクロヘキシル
イソシアネート)等が挙げられる。
ジカルボン酸としては、アジピン酸、テレフタル酸等を
挙げることができる。
水酸基を有するアクリル系またはメタクリル系化合物と
しては1例えば2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレ
ート、2−ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート、
2−ヒドロキシオクチル(メタ)アクリレート、ペンタ
エリスリトールトリ(メタ)アクリレート、グリセリン
ジ(メタ)アクリレート、ジペンタエリスリトールモノ
ヒドロキシペンタ(メタ)アゲリレート等が挙げられる
カルボキシル基を有するアクリル系またはメタクリル系
化合物としては、アクリル酸またはメタクリル酸等が挙
げられる。
エポキシ基を有するアクリル系またはメタクリル系化合
物としては、アクリル酸またはメタクリル酸のグリシジ
ルエステル等が挙げられる。
酸ハライド基を有するアクリル系またはメタクリル系化
合物としては、アクリル酸クロライド、メタクリル酸ク
ロライド、アクリル酸ブロマイド。
メタクリル酸ブロマイド等のアクリル酸ハライドおよび
メタクリル酸ハライドを例示することができる。
特定アミン付加物は、ジェポキシ化合物と、この化合物
のエポキシ基と当量以上のアンモニアまたは第1級アミ
ンとを触媒の不存在下または水、アルコール、フェノー
ル等から選ばれる1種以上の化合物の存在下、例えば室
温〜150℃で反応させることにより得ることができる
。ここにおけるジェポキシ化合物としては例えば、ビス
フェノールA、水添ビスフェノールA、カテコール、レ
ゾルシノール等の多価フェノールとエピクロルヒドリン
とを反応させて得られる多価フェノールのグリシジルエ
ーテル;エチレングリコール、ポリエチレングリコール
、プロピレングリコール、ポリプロピレングリコール、
テトラメチレングリコール、ポリテトラメチレングリコ
ール等の多価アルコールとエピクロルヒドリンとを反応
させて得られる多価アルコールのグリシジルエーテル、
フタル酸、イソフタル酸、テレフタル酸、マレイン酸、
アジピン酸等の多塩基酸とエピクロルヒドリンとを反応
させて得られる多塩基酸のグリシジルエステル;ノボラ
ック型フェノール樹脂とエピクロルヒドリンとを反応し
て得られエポキシノボラック樹脂1アニリン、4,4′
−ジアミノジフェニルメタン等のポリアミンとエピクロ
ルヒドリンとを反応して得られるグリシジルアミン;ビ
ニルシクロヘキセンジオキシド、ジシクロペンタジェン
ジオキシド、3,4−エポキシシクロヘキシルメチル−
3,4−エポキシシクロヘキサンカルボキシレート、ビ
ス(3,4−エポキシシクロヘキシルメチル)フタレー
ト等の脂環式エポキシ化合物;エポキシ化されたポリブ
タジェン類を挙げることができる。また第1級アミンと
しては、例えばエチルアミン、プロピルアミン、ブチル
アミン、アミルアミン等の脂肪族アミン;アニリン、ベ
ンジルアミン等の芳香族アミン;シクロペンチルアミン
、シクロヘキシルアミン等の脂環式アミン;モノエタノ
ールアミン、モノイソプロパツールアミン等のアミノア
ルコール等が挙げられる0反応における触媒としては、
水および脂肪族アルコール、フェノール、パラトルエン
スルホン酸、サリチル酸、ギ酸、シュウ酸、酢酸等の有
機酸を例示することができる。
次に上記製法1の好ましい実施態様を示す。
一般式(1)の構造を有するジオールの水酸基1当量あ
たりのジイソシアネート化合物の使用量は、約1モルで
ある。この反応においては、通常、ナフテン酸銅、ナフ
テン酸コバルト、ナフテン酸亜鉛、ラウリル酸n−ブチ
ルスズ、トリエチルアミン等の触媒を反応物の総量10
0重量部に対して0.01〜1.0重量部用いて反応を
行う、この反応における反応温度は、30〜80℃であ
る。
このようにして得られる中間生成物のイソシアネート基
に対して水酸基を有するアクリル系またはメタクリル系
化合物を反応させるが、水酸基を有するアクリル系また
はメタクリル系化合物の使用量は、該中間生成物のイソ
シネート基1当量に対して約1モルであり、その反応条
件は、前記の中間生成物をつくる反応条件と同様である
次に上記製法2の好ましい実施態様を示す。
一般式(1)の構造を有するジオールまたは場合によっ
ては該ジオールに一般式(I)の構造を有さないジオー
ルおよびジアミンから選ばれた少なくとも1種を組合わ
せたものの水酸基および場合によって存在するアミノ基
の和1当量あたり約1モルのジイソシアネート化合物を
使用し、製法1と同様に反応させて得られる中間生成物
のイソシアネート基に水酸基を有するアクリル系または
メタクリル系化合物を反応させるが、水酸基を有するア
クリル系またはメタクリル系化合物の使用量は、中間生
成物のイソシアネート基1当量に対して約1モルであり
、その反応条件は、製法1と同様である。
次に上記製法3の好ましい実施態様を示す。
ジイソシアネート化合物1モルに対して水酸基を有する
アクリル系またはメタクリル系化合物約1モルを製法1
と同様の反応条件で反応させて得られる中間生成物のイ
ソシアネート基1当量に対して一般式(1)の構造を有
するジオールまたは場合によっては該ジオールに一般式
(1)の構造を有さないジオールおよびジアミンから選
ばれる少なくとも1種を組合わせたものの水酸基および
場合によって存在するアミノ基の和が約1当量となるよ
うに使用し、製法1と同様の反応条件で反応させる。
次に上記製法4の好ましい実施態様を示す。
一般式(1)の構造を有するジオールまたは場合によっ
ては該ジオールに一般式(1)の構造を有さないジオー
ルおよびジアミンから選ばれる少なくとも1種を組合わ
せたものとジイソシアネート化合物との反応において、
ジイソノアネート化合物1モルに対する一般式(1)の
構造を有するジオールまたは場合によっては該ジオール
に一般式(I)の構造を有さないジオールおよびジアミ
ンから選ばれる少なくとも1種を組合わせたものの使用
量は、0.1〜0.9モル、好ましくは0.5〜0.9
モルである。この反応は製法1と同様の反応条件で行な
うことができる。次にこの反応によって得られる中間生
成物100重量部に対して水酸基を有するアクリル系ま
たはメタクリル系化合物0.1〜20重量部、好ましく
は0.2〜lO重量部を反応させる。この反応も製法1
と同様の反応条件で反応させることができる。反応後さ
らに反応生成物に特定アミン付加物およびジアミンから
選ばれる少なくとも1種を反応させるが、特定アミン付
加物またはジアミンの使用量は1反応生成物100重量
部に対して0.2゛〜20重量部、好ましくは0.4〜
10重量部であり、反応条件は製法1と同様である。
次に上記製法5の好ましい実施態様を示す。
一般式(1)の構造を有するジオールまたは場合によっ
ては該ジオールに一般式(1)の構造を有さないジオー
ルおよびジアミンから選ばれる少なくとも1種を組合わ
せたちの1モルに対して、ジイソノアネート化合物0.
1〜0.9モルを製法1と同様に反応させて得られる中
間生成物とカルボキシル基、または酸ハライド基を有す
るアクリル系またはメタクリル系化合物を反応させるが
、中間生成物100重量部に対する該アクリル系または
メタクリル系化合物の使用量は、0.1〜20重量部、
好ましくは0.2〜10重量部であり、触媒としてピリ
ジン、トリエチルアミン等の塩基を中間生成物100重
量部に対して0.01〜lO重量部用い、20〜120
’Cで反応を行なう。
次に上記製法6の好ましい実施態様を示す。
一般式(1)の構造を有するジオールまたは場合によっ
ては該ジオールに一般式(1)の構造を有さないジオー
ルおよびジアミンから選ばれる少なくとも1種を組合わ
せたちの1モルに対してジカルボン酸0.2〜2モルを
製法1と同様に反応させて得られる中間生成物と、エポ
キシ基を有するアクリル系またはメタクリル系化合物を
反応させるが、中間生成物100重量部に対する該アク
リル系またはメタクリル系化合物の使用量は、0.1〜
20重量部、好ましくは0.2〜10重量部であり、触
媒としてピリジン、トリエチルアミン等の塩基または硫
酸、パラ−トルエンスルホン酸等の酸を中間生成物10
0重量部に対して0.01〜10重量部用い、20〜1
20℃で反応を行なう。
次に上記製法7の好ましい実施態様を示す。
一般式(1)の構造を有するジオールまたは場合によっ
ては該ジオールに一般式(1)の構造を有さないジオー
ルおよびジアミンから選ばれる少なくとも1種を組合わ
せたちの1モルに対してカルボキシル基を有するアクリ
ル系またはメタクリル系化合物1〜2モルを反応させる
。この反応においては触媒として硫酸、パラ−トルエン
スルホン酸等の酸をジオール100重量部に対して0.
01〜10重量部用い、 20〜120℃で反応を行な
う。
上記製法1〜7の実施に際しては、ジオールに対して二
官能以外のポリオール、ジアミンに対して二官能以外の
ポリアミンまたはジイソシアネート化合物に対して二官
能以外のポリイソシアネート化合物を生成物がゲル化し
ない程度に併用することができ、通常、その併用量は、
ジオール、ジアミンまたはジイソシアネート化合物10
0重量部に対して5〜30重量部である。ここにおける
二官能以外のポリオールとしては、例えばグリセリンと
プロピレンオキサイドの付加生成物、グリセリン、1,
2.3−ペンタントリオール、1,2.3−ブタントリ
オール、トリ(2−ヒドロキシポリオキシプロビル)ポ
リシロキサン、ポリカプロラクトントリオール、ポリカ
プロラクトンテトラオール、1分子中に2個を超える数
の水酸基を有する液状ポリブタジェンまたはこれ化合物
の水添物等を挙げることができる。二官能以外のポリア
ミンとしては。
例えばジエチレントリアミン、1,2.3−トリアミノ
プロパン、ポリオキシプロピレンアミン等を挙げること
ができ、二官能以外のポリイソシアネート化合物として
は、例えばポリメチレンポリフェニルイソシアネート、
トリフェニルメタン4.4’、4’−トリイソシアネー
ト等を挙げることができる。
以上説明した(a)成分のポリマーは1本発明の組成物
に20〜80重量%、特に30〜70重量%の範囲で配
合することが好ましい、該ポリマーの割合が20重量%
未満であると、得られる硬化物の低温域(例えば約−4
0℃付近)におけるヤング率が特に高くなってヤング率
の温度依存性が大きくなる。
また、80重量%を超えると組成物の粘度が上昇し。
取扱い性が悪くなりやすい。
本発明に用いられる(b)成分であるモノマーには、1
分子中に2以上のエチレン性不飽和基を有する架橋脂環
式炭化水素化合物(以下・、単に「架橋脂環式炭化水素
」という)が必須の化合物として含まれる。この架橋脂
環式炭化水素の具体例としては。
トリシクロデカンジメタツールジアクリレート、トリシ
クロデカンジメタツールジメタクリレート、ジシクロペ
ンタジェンジアクリレート、ジシクロペンタジェンジメ
タクリレート、ジシクロペンタジェンオキシエチルジア
クリレート。
ジシクロペンタジェンオキシエチルジメタクリレート、
等を挙げることができ、中でも好ましいものとしては、
トリシクロデカンジメタツールジアクリレートを挙げる
ことができ、トリシクロデカンジメタツールジアクリレ
ートには、トリシクロ[5,2゜1.02・6]デカン
−3,8−ジイルジメチレンジアクリレート、トリシク
ロl”5.2.1.02・6]デカン−3,9−ジイル
ジメチレンジアクリレート、トリシクロ[5,2,1゜
02・6]デカン−4,8−ジイルジメチレンジアクリ
レートなどの異性体がある。
(b)成分である七ツマ−は、上記の架橋脂環式炭化水
素のほかに必要に応じて他のモノマーを。
本発明の組成物の硬化速度、硬化後の力学特性等に、弊
害がでない範囲で併用することができる。
上記の架橋脂環式炭化水素以外のモノマーとしては、単
官能性化合物および多官能性化合物のいずれも用いられ
る。比較的弾性率の低い硬化物を所望する場合には主と
して単官能性化合物が用いられるが、多官能性化合物を
適当な割合で併用することにより硬化物の弾性率を調節
することもできる。これら単官能性化合物および多官能
性化合物は特に限定するものでなく、次のようなものを
例示することができる。
単官能性化合物: 2−ヒドロキシエチルアクリレート。
2−ヒドロキシプロピルアクリレート。
テトラヒドロフルフリルアクリレート。
ブトキシエチルアクリレート。
エチルジエチレングリコールアクリレート、2−エチル
へキシルアクリレート。
シクロへキシルアクリレート、 フェノキシエチルアクリレート。
ジシクロペンタジェンアクリレート、 ポリエチレングリコールアクリレート、ポリプロピレン
グリコールアクリレート。
メチルトリエチレングリコールアクリレート、ジエチル
アミノエチルアクリレート、 7−アミノ−3,7−シメチルオクチルアクリレート等
のアクリル系化合物、 2−ヒドロキシエチルメタクリレート、2−ヒドロキシ
プロピルメタクリレート、ポリプロピレングリコールメ
タクリレート。
ジエチルアミノエチルメタクリレート 等のメタクリル系化合物、 ビニルピロリドン、ビニルフェノール、アクリルアミド
、酢酸ビニル、ビニルエーテル、スチレン。
多官能性化合物ニ トリメチロールプロパントリアクリレート、エチレング
リコールジアクリレート、 テトラエチレングリコールジアクリレート、ポリエチレ
ングリコールジアクリレート、1.4−ブタンジオール
ジアクリレート。
1.6−ヘキサンジオールジアクリレート、ネオペンチ
ルグリコールジアクリレート。
トリメチロールプロパントリオキシエチルアクリレート
トリメチロールプロパントリオキシプロビルアクリレー
ト。
(b)成分として用いられる架橋脂環式炭化水素の配合
量は、(b)成分全体の通常5重量%以上、特に10重
量%以上であることが好ましい、この架橋脂環式炭化水
素の配合割合が(b)成分全体の5重量%未満であると
得られる硬化物の高温域(例えば、約60℃)における
ヤング率が低くなるため、ヤング率の温度依存性が大き
くなる。
また(b)成分である七ツマー全体の合計使用量は、本
発明の組成物に対し20〜80重量%であることが好ま
しく、特に30〜70重量%であることが好ましい。
(c)成分である重合開始剤は、本発明の組成物が放射
線硬化性を目的とするか熱硬化性を目的とするかにより
、放射線重合開始剤および熱重合開始剤のいずれかを適
宜使用する。
本発明の組成物を放射線硬化性樹脂組成物として製造す
る場合に使用される放射線重合開始剤の種類は特に限定
されず、種々の放射線重合開始剤を使用することができ
、具体例として次の化合物を例示することができる。
2.2−ジメトキシ−2−フェニルアセトフェノン、ア
セトフェノン、 ベンゾフェノン、 キサントン。
フルオレノン。
ベンズアルデヒド。
フルオレン、 アントラキノン。
トリフェニルアミン、 カルバゾール。
3−メチルアセトフェノン。
4−クロロベンゾフェノン。
4.4′−ジメトキシベンゾフェノン、4.4′−ジア
ミノベンゾフェノン。
ミヒラーケトン。
ベンゾインプロピルエーテル。
アセトフェノンジエチルケタール、 ベンゾインエチルエーテル、 ベンジルジメチルケタール、 1−(4−イソプロピルフェニル)−2−ヒドロキシ−
2−メチルプロパン−1−オン、 2−ヒドロキシ−2−メチル−1−フェニルプロパン−
1−オン、チオキサントン系化合物等。
これらの放射線重合開始剤は1種または2種以上を組合
せて用いられ、また必要に応じてアミン系化合物等の増
感剤(放射線重合促進剤)が併用して用いられる。
本発明の組成物を熱硬化性樹脂組成物として製造する場
合に使用される熱重合開始剤も特に限定されず1種々の
ものを使用することができ、例えば過酸化物、アゾ化合
物を挙げることができ、具体例としては、ベンゾイルパ
ーオキサイド、t−ブチルパーオキシベンゾエート、ア
ゾビスイソブチロニトリル等を挙げることができる。
本発明の組成物における(c)成分である重合開始剤の
使用量は、通常、0.1〜5重量%、好ましくは1〜3
重量%である。
また、本発明の組成物には、必要に応じて添加剤、例え
ば老化防止剤、保存安定剤などを加えることもできる。
このようにして調製される本発明の組成物の粘度は1通
常、1000〜20000cP/25℃、好ましくは2
000〜10000cP/25℃であり、硬化後のヤン
グ率は、通常1(1〜60kg/mn+”である。
実施例 以下本発明を実施例により更に具体的に説明するが1本
発明は、これら実施例に限定されるものではない。
実施例1 攪拌機を備えた反応容器に、2,4−トリレンジイソシ
アナート132g、ジブチル錫ジラウレート1gおよび
2,6−ジt−ブチル−4−メチルフェノール1gを仕
込んだ、これに数平均分子量2000 (平均重合度2
8)のポリテトラメチレングリコール(三菱化成工業(
株) PTMG2QOO) 618gを3時間にわたっ
て内温を60〜70℃にコントロールしながら添加した
ポリテトラメチレングリコールの添加終了後。
さらに60〜70℃で約1時間攪拌を継続した。その後
、内温を60〜70℃に保持したまま2−ヒドロキシエ
チルアクリレート74gを1時間にわたって添加。
(a)成分である下記一般式で表わされるポリマーを得
た。
該ポリマーを以下「ポリマーA」と称する。次いで得ら
れたポリマーA 48gに、トリシクロデカンジメタツ
ールジアクリレート15g、式(式中、nの平均値は1
.1〜1.2である)で表わされるジアクリレート(以
下「ジアクリレートA」と称する)11g、ビニルピロ
リドン5g。
フェノキシアクリレート10g、トリメチロールプロパ
ントリオキシプロビルトリアクリレート8g、およびア
セトフェノンジエチルケタール3gを混合し、目的の組
成物を調製した。該組成物の粘度は5200cP/25
℃であった。
実施例2 実施例1において組成物を調製するに際し、トリシクロ
デカンジメタツールジアクリレートの使用量を25gに
変え、フェノキシエチルアクリレートを使用しなかった
以外は実施例1と同様にして組成物を調製した。得られ
た組成物の粘度は、8000cP/25℃であった。
実施例3 攪拌機を備えた反応容器に、2.4−トリレンジイソシ
アナート216g、ジブチル錫ジラウレートIg。
2.6−ジーt−ブチル−4−メチルフェノール1gを
仕込んだ。これに数平均分子量tooo(平均重合度1
4)のポリテトラメチレングリコール(三菱化成工業(
株)PTMGlooO) 620gを約3時間にわたっ
て内温を60〜70℃にコントロールしながら添加した
ポリテトラメチレングリコールの添加終了後、さらに6
0〜70℃で約1時間攪拌を継続した。その後、内温を
60〜70℃に保持したまま、2−ヒドロキシエチルア
クリレート74gを1時間にわたって添加し、(a)成
分である下記一般式で表わされるポリマーを得た。
該ポリマーを以下「ポリマーB」と称する。
次いで上記で得られたポリマー848gに、トリシクロ
デカンジメタツールジアクリレート15g。
実施例1で用いたのと同じジアクリレートA11g、ビ
ニルピロリドン5g、フェノキシエチルアクリレート1
0g、トリメチロールプロパンオキシプロビルトリアク
リレート8g、およびアセトフェノンジエチルケタール
3gを混合し、目的の組成物を調製した。該組成物の粘
度は3600cP/25℃であった・ 比較例1 攪拌機を備えた反応容器に、2.4− トリレンジイソ
シアナート277g、ジブチル錫ジラウレート1gおよ
び2,6−ジーし−ブチルー4−メチルフェノール1g
を仕込んだ。これに数平均分子量650(平均重合度約
9)のポリテトラメチレングリコール(デュポン社製テ
ラタン650) 518gを3時間にわたって。
内温を60〜70℃にコントロールしながら添加した。
添加終了後、更に60〜70℃で約1時間攪拌を継続し
た。その後内温を60〜70℃に保ったまま、2−ヒド
ロキシエチルアクリレーh 185gを1時間にわたっ
て添加した。得られたポリマーを以下、「ポリマーC」
と称する。
実施例1において組成物を調製する際にポリマーAの代
りにポリマーCを用いた以外は実施例1と同様にして組
成物を調製した。該組成物の粘度は2700cP/25
℃であった。
比較例2 実施例1においてポリマーを合成する際に、数平均分子
量2000のポリテトラメレングリコールの代りに数平
均分子量2000のポリカプロラクトンポリオール(ダ
イセル化学工業(株)製プラクセル220AL)を用い
た以外は、実施例1と同様にしてポリマーを合成し、得
られたポリマーを「ポリマーD」と称する。得られたポ
リマーDをポリマーAの代りに用いて実施例1と同様に
して組成物を調製した。この組成物の粘度は、9000
cP/25℃であった。
試験例 上記実施例および比較例で得られた組成物を用いて下記
のようにして試験片を作成し、下記の試験を行った。
1、試験片の作成 250ミクロン厚のアプリケーターを用いてガラス板上
に組成物を塗布し、IJ/c+++” (波長350n
園)の紫外線を照射し硬化フィルムを得た。ガラス板上
より硬化フィルムを剥離し、23℃、相対湿度50%で
24時間状態調整し、試験片とした。
2、ヤング率の測定 恒温槽付引張試験機にて、−40℃、23℃および60
℃に於ける前記試験片のヤング率を引張り速度1履■/
■in、標線間25mmの条件で測定した。また。
60℃におけるヤング率に対する一40℃におけるヤン
グ率の比をヤング率の温度依存性の指標として求めた。
これらの結果を表1に示す。
表1 〔発明の効果〕 本発明の組成物は、放射線硬化性組成物として調製され
た場合1種々の放射線、例えばX線、電子線、紫外線、
可視光線により硬化し、熱硬化性組成物として調製され
た場合、加熱により硬化するものである。
そして、本発明の組成物は、硬化物の常温におけるヤン
グ率が10〜60kg/am”の範囲内にあって。
しかも実用温度範囲である一40〜60℃においてヤン
グ率の温度依存性が極めて小さい優れたものである。
よって、本発明の組成物は、光フアイバ用被覆材料とし
て優れたものであり、また種々基材の被覆用材料等とし
ても優れたものである。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 (a)エチレン性不飽和基および下記一般式( I )(
    I )−(RO)_m−(R′O)_n−X−(式中、
    Rは−(CH_2)_4−、R′は▲数式、化学式、表
    等があります▼を表わし、−RO−と−R′O−はラン
    ダムに結合していてもよく、XはRまたはR′である。 また、mおよびnのそれぞれの平均値は9<m<70、
    0≦n<40、m≧nおよび9<m+n<80を満たす
    数である)で表わされる構造を有するポリマー、 (b)1分子中に2以上のエチレン性不飽和基を有する
    架橋脂環式炭化水素化合物を含むモノマー、(c)重合
    開始剤 を含んでなる液状硬化性樹脂組成物。
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JPS62226841A (ja) * 1986-03-28 1987-10-05 Nitto Electric Ind Co Ltd 光学ガラスフアイバ用被覆材料

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