JP2648603B2 - 光硬化性樹脂組成物 - Google Patents

光硬化性樹脂組成物

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JP2648603B2
JP2648603B2 JP63007029A JP702988A JP2648603B2 JP 2648603 B2 JP2648603 B2 JP 2648603B2 JP 63007029 A JP63007029 A JP 63007029A JP 702988 A JP702988 A JP 702988A JP 2648603 B2 JP2648603 B2 JP 2648603B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は光硬化性樹脂組成物に関する。更に詳しくは
光伝送性ガラスファイバー(本明細書において、光ファ
イバーと略記する)の被覆材料に適した、弾性率が低
く、かつ低温での弾性率の温度依存性が小さく、又、硬
化速度の速い光硬化性樹脂組成物に関する。
〔従来の技術〕 一般に光ファイバーは、外部環境からの物理的、化学
的保護のため、紡糸直後に高分子材料による一次被覆が
施されている。これらの一次被覆材料としては、従来主
としてシリコーン樹脂あるいは種々の紫外線硬化樹脂が
用いられている。
〔発明が解決しようとする課題〕
光ファイバーの一次被覆材料は、伝送損失の点から弾
性率が小さく、ガラス転移温度が低く、かつ低温での弾
性率の温度依存性の小さい事が必要であり、又、経済性
の面より光ファイバーの生産性を高めるために硬化速度
の速い事が望まれている。シリコーン樹脂は低い弾性率
とガラス転移温度を持つため、優れた伝送特性を有する
が、硬化速度が遅い為に生産性が上がらず経済的に劣
る。又、樹脂中からの水素ガス発生量が多く経時的に伝
送損失が大きくなる欠点がある。
又、従来より提案されているエポキシアクリレート
系、ウレタンアクリレート系、ポリブタジエンアクリレ
ート系等の紫外線硬化の被覆材料においては一般に弾性
率の小さい被覆材料は硬化速度が遅いという欠点があ
り、又、低温での弾性率の温度依存性が大きくそのため
低温での弾性率が大きくなり、伝送損失が増加する欠点
があった。(例えば特開昭61−16970)。また特定のウ
レタンアクリレート20〜80重量%と特定の単官能アクリ
レート80〜20重量%からなる光硬化性樹脂組成物も特開
昭61−21117に開示されているが、硬化速度、弾性率の
温度依存性および伝送損失については配慮されていな
い。
本発明は、弾性率が低く、かつ低温での弾性率の温度
依存性が小さく、又、硬化速度の速い一次被覆材料を提
供するものである。
〔課題を解決するための手段〕
本発明者らは、種々検討した結果、ウレタン変性(メ
タ)アクリレートと特定構造のモノアクリレートよりな
る組成物が弾性率が小さく、ガラス転移温度が低く、か
つ低温での弾性率の温度依存性が小さく、又、硬化速度
が速いため、光ファイバーの高速被覆が可能であり、ま
たこの組成物で被覆した光ファイバーは優れた伝送特性
を示すことを見出し本発明に至った。
本発明はウレタン変性(メタ)アクリレートと一般式 CH2=CHCO(OC2H4nOCH2CH(C2H5)(CH23CH3〔I〕 (式中nは1〜8の整数である。) で表わされるモノアクリレートを含有する事を特徴とす
る光硬化性樹脂組成物を提供するものである。
本発明において用いられる(メタ)アクリレートとい
う表現はアクリレートとメタクリレートの両方を意味す
る。その他(メタ)アクリロイル基、(メタ)アクリル
酸、ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、ヒドロキ
シプロピル(メタ)アクリレート、多官能性(メタ)ア
クリレート、単官能性(メタ)アクリレートなどの表現
も同様である。
本発明において用いられるウレタン変性(メタ)アク
リレートとは、(a)ポリイソシアネート化合物、
(b)ポリヒドロキシ化合物及び(c)分子中に1個の
水酸基と1個以上の(メタ)アクリロイル基を有する不
飽和モノヒドロキシ化合物の3者を反応させて得られる
化合物である。前記した(a)ポリイソシアネート化合
物としては、分子中に2個以上のイソシアネート基を有
する物質で、その具体例としては2,4−トリレンジイソ
シアネート、2,6−トリレンジイソシアネート、ジフエ
ニルメタン−4,4′−ジイソシアネート、キシリレンジ
イソシアネート、ナフチレンジイソシアネート、ヘキサ
メチレンジイソシアネート、イソホロンジイソシアネー
トなどのジイソシアネート化合物やこれらのジイソシア
ネート化合物のダイマーやトリマー類、さらにこれらの
ジイソシアネート化合物とエチレングリコール、ヘキサ
ンジオール、トリメチロールプロパン、グリセリン、ヘ
キサントリオールなどのポリオール類をイソシアネート
基が過剰な条件で反応させた化合物などが挙げられる。
これらのポリイソシアネート化合物は単独もしくは2種
以上を混合して用いても良い。
前記した(b)ポリヒドロキシ化合物としては、分子
中に2個以上の水酸基を有する化合物で分子量が700以
上の化合物が好ましく、その具体例としてはポリエチレ
ングリコール、ポリプロピレングリコール、ポリオキシ
テトラメチレングリコールなどのポリエーテルポリオー
ルや、アジピン酸、ドデカンジカルボン酸と前記したポ
リオール類やジエチレングリコール、ポリプロピレング
リコールなどと反応して得られるポリエステルポリオー
ル、さらにポリカプロラクトポリオール、末端水酸基を
有する飽和ポリオレフィンなどが挙げられる。これらの
ポリヒドロキシ化合物の分子量が700未満の場合は、弾
性率が高くなりすぎるために好ましくない。
前記した(c)不飽和モノヒドロキシ化合物としては
例えば、2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、
2−ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレートのような
ヒドロキシアルキル(メタ)アクリレート、N−ヒドロ
キシメチル(メタ)アクリルアミドのようなN−ヒドロ
キシアルキル(メタ)アクリルアミド、エチレングリコ
ールモノ(メタ)アクリレート、ジエチレングリコール
モノ(メタ)アクリレート、ポリエチレングリコールモ
ノ(メタ)アクリレート、ポリプロピレングリコールモ
ノ(メタ)アクリレートのような(ポリ)アルキレング
リコールモノ(メタ)アクリレート、トリメチロールプ
ロパンジ(メタ)アクリレート、グリシジル(メタ)ア
クリレートと(メタ)アクリル酸との等モル反応生成物
などが挙げられ、これらは単独もしくは2種以上を混合
して用いる事ができる。
(a)、(b)及び(c)の量は通常(b)1当量に
対し(a)1.1〜2.0当量、(c)0.1〜1.2当量であり、
好ましくは(b)1当量に対して(a)1.2〜1.8当量、
(c)0.2〜1.0当量である。
また、(a)、(b)、(c)の反応の順序は特に制
限はなく、例えば(a)、(b)、(c)を同時に反応
させる、(a)と(b)を反応させてから(c)を反応
させる、または(a)と(c)を反応させてから(b)
を反応させる方法があり、通常反応温度は約20℃から15
0℃である。この際、反応を促進するためにトリエチル
アミン、ジブチルスズジラウレート等の通常のウレタン
化反応の触媒を用いたり、また(メタ)アクリロイル基
の重合を防止するためにベンゾキノ、ハイドロキノン、
ハイドロキノンモノメチルエーテル、カテコール、フェ
ノチアジンなどの通常のラジカル重合禁止剤を用いた
り、反応系に空気又は酸素を導入してもよい。
本発明のウレタン変性(メタ)アクリレートの末端は
通常(メタ)アクリロイル基であるが、一部イソシアネ
ート基やヒドロキシル基であってもよい。
本発明において用いられる前記一般式〔I〕で表わさ
れるモノアクリレートにおいてはnは1〜8の整数であ
る。nが0ではガラス転移温度が高くなり、低温での弾
性率の温度依存性が大きくなり好ましくない、8を超え
る場合は硬化速度が遅くなり好ましくない。一般式
〔I〕で表される化合物の一方の末端基は2−エチルヘ
キシル基に限定される。2−エチルヘキシル基以外のア
ルキル基で炭素数が7以下の場合はガラス転移温度が高
くなって低温での弾性率の温度依存性が顕著になり、そ
れにより光ファイバーの伝送損失が大きくなり好ましく
ない。また、炭素数が9以上ではガラス転移温度は低く
なるが高加速度が極端に遅くなり、光ファイバーの高速
線引が不可能になり、生産性の向上が望めない。またフ
ェニル基、脂環基、複素環基の場合にはガラス転移温度
が高くなり、低温での弾性率の温度依存性が顕著になり
伝送損失が大きくなる欠点がある。かかるモノアクリレ
ートとしては例えば東亜合成化学工業株式会社製のアロ
ニックM−120がある。
本発明においては、通常ウレタン変性(メタ)アクリ
レート20〜60重量部に対して一般式〔I〕で表わされる
モノアクリレートが80〜40重量部であるのが好ましい。
通常ウレタン変性(メタ)アクリレートが20重量部未満
であったり、モノアクリレートが80重量部を超える場合
は硬化速度が遅くなる。一方ウレタン変性(メタ)アク
リレートが60重量部を超えたり、モノアクリレートが40
重量部未満の場合は被覆材料としての粘度が高すぎ、作
業上被覆困難となる。
本発明の樹脂組成物には、更に必要に応じて、光重合
開始剤、多官能性(メタ)アクリレート、単官能性(メ
タ)アクリレート、シランカップリング剤、酸化防止
剤、フィラー等の各種添加剤が配合される。
光重合開始剤は特に限定するものでないが、例えばベ
ンゾイン、ベンゾインメチルエーテル、ベンゾインイソ
プロピルエーテル、ベンゾインブチルエーテル、ベンジ
ル、ベンゾフェノン、2−ヒドロキシ−2−メチルプロ
ピオフェノン、2,2−ジエトキシアセトフェノン、ベン
ジルジメチルケタール、アントラキノン、クロルアント
ラキノン、エチルアントラキノン、ブチルアントラキノ
ン、ジフエニルスルファイド、ジチオカーバメート、2
−クロルチオキサントン、α−クロロメチルナフタレン
アントラセン、3,3′,4,4′−テトラ−(t−ブチルパ
ーオキシカルボニル)ベンゾフェノンなどが挙げられ
る。またこれらの光重合開始剤にミヒラーケトン、トリ
エチルアミン、アルキルモルホリン等のアミンを併用し
て用いても良い。これらの光重合開始剤の使用割合は、
通常、本発明の樹脂組成物の1重量%以上、10%未満が
好ましい。
又、本発明において共用し得る多官能性(メタ)アク
リレートは、特に限定するものではないが、例えば、エ
チレングリコールジ(メタ)アクリレート、ネオペンチ
ルグリコールジ(メタ)アクリレート、1,4−ブタンジ
オールジ(メタ)アクリレート、トリメチロールプロパ
ントリ(メタ)アクリレート、ジペントールヘキサ(メ
タ)アクリレート、ビスフエノールA・エチレンオキシ
ド付加物のジ(メタ)アクリレート、ビスフエノールA
ジグリシジルエーテルの(メタ)アクリル酸付加物、ポ
リエステル(メタ)アクリレート、メラミン(メタ)ア
クリレートなどのポリ(メタ)アクリレート等が挙げら
れ、又、単官能性(メタ)アクリレートとしては例えば
2−エチルヘキシル(メタ)アクリレート、ドデシル
(メタ)アクリレート、フェノキシエチル(メタ)アク
リレート、シクロヘキシル(メタ)アクリレート、エチ
レングリコールノニルフェニルエーテル(メタ)アクリ
レート、トリプロピレングリコールノニルフェニルエー
テル(メタ)アクリレート、ブチルグリシジルエーテル
の(メタ)アクリル酸付加物、ヒドロキシエチル(メ
タ)アクリレート、ヒドロキシプロピル(メタ)アクリ
レート等であり、本発明の効果を損なわない範囲で用い
ても良い。
光ファイバー用ガラスは石英系ガラスであり、主成分
はシリカである。この石英母材を約2000℃に加熱して線
引速度60〜300m/分で外径125±3μに紡糸してファイバ
ーを得る。このファイバーに前記の被覆材料を塗布する
方法は、通常被覆材料の入った槽中に、紡糸直後のファ
イバーを通す方法で行われる。塗布厚みは硬化後の膜厚
が通常40〜80μ、好ましくは約60μになるように調節さ
れる。
また硬化は塗布後のファイーバーを高圧水銀燈を用い
て窒素ガス雰囲気中で紫外線を照射して行う方法が代表
的である。
〔実施例〕
以下に合成例、実施例及び比較例により本発明を詳細
に説明する。
合成例−1 分子量1000のポリオキシテトラメチレングリコール30
0重量部、2,4−トリレジイソシアネート78重量部を500m
lの撹拌機、温度計を装備したフラスコに仕込み、窒素
気流下に70℃で4時間反応させたところ、NCO基が初期
の1/3になった。次にこの反応液にヒドロキシエチルア
クリレート38重量部、ハイドロキノン0.2重量部、ジブ
チルスズジラウレート0.1重量部を加え、空気を反応液
中にバブリングしながら70℃で更に5時間反応してウレ
タン変性(メタ)アクリレート(A−1)を合成した。
合成例−2 分子量2000のポリオキシテトラメチレングリコール30
0重量部、ヘキサメチレンジイソシアネート42重量部を5
00mlの撹拌機、温度計を装備したフラスコに仕込み、窒
素気流下に70℃で5時間反応させたところ、NCO基が初
期の2/5になった。次にこの反応液にヒドロキシプロピ
ルアクリレート27重量部、ハイドロキノン0.2重量部、
ジブチルスズジラウリレート0.1重量部を加え、空気を
反応液中にバブリングしながら70℃で更に5時間反応し
てウレタン変性(メタ)アクリレート(A−2)を合成
した。
合成例−3 分子量1000のポリカプロラクトングリコール200重量
部、2,4−トリレンジイソシアネート70重量部を撹拌
機、温度計を装備した500mlのフラスコに仕込み、窒素
気流下に70℃で5時間反応させたところ、NCO基が初期
の1/2になった。次にこの反応液にヒドロキシエチルア
クリレート47重量部、ハイドロキノン0.2重量部、ジブ
チルスズジラウリレート0.1重量部を加え、空気を反応
液中にバブリングしながら70℃で更に6時間反応してウ
レタン変性(メタ)アクリレート(A−3)を合成し
た。
合成例−4 分子量1300のポリオキシテトラメチレングリコール32
5重量部、4,4′−ジフェニルメタンジイソシアネート97
重量部を撹拌機、温度計を装備した500mlのフラスコに
仕込み、窒素気流下に70℃で4時間反応させたところ、
NCO基が初期の1/3になった。次にこの反応液にヒドロキ
シエチルアクリレート29重量部、ハイドロキノン0.2重
量部、ジブチルスズジラウリレート0.1重量部を加え、
空気を反応液中にバブリングしながら70℃で更に5時間
反応してウレタン変性(メタ)アクリレート(A−4)
を合成した。
合成例−5 分子量2000のポリオキシテトラメチレングリコール30
0重量部、水素化4,4′−ジフェニルメタンジイソシアネ
ート57重量部を撹拌機、温度計を装備した500mlのフラ
スコに仕込み、窒素気流下に70℃で4時間反応させたと
ころ、NCO基が初期の1/3になった。次にこの反応液にヒ
ドロキシエチルアクリレート17重量部、ハイドロキノン
0.2重量部、ジブチルスズジラウレート0.1重量部を加
え、空気を反応液中にバブリングしながら70℃で更に5
時間反応してウレタン変性(メタ)アクリレート(A−
5)を合成した。
実施例−1 合成例−1で得られたウレタン変性(メタ)アクリレ
ート(A−1)55重量部と構造式 CH2=CHCOOC2H4OCH2CH(C2H5)(CH23CH3 で表わされるモノアクリレート45重量部及び光重合開始
剤であるベンジルジメチルケタール3重量部を混合して
被覆材料を得た。
実施例−2 合成例−2で得られたウレタン変性(メタ)アクリレ
ート(A−2)40重量部と構造式 CH2=CHCO(OC2H42OCH2CH(C2H5)(CH23CH3 で表わされるモノアクリレート45重量部、フェノキシエ
チルアクリレート15重量部及び光重合開始剤であるベン
ジルジメチルケタール3重量部を混合して被覆材料を得
た。
実施例−3 合成例−3で得られたウレタン変性(メタ)アクリレ
ート(A−3)50重量部と構造式 CH2=CHCO(OC2H44OCH2CH(C2H5)(CH23CH3 で表わされるモノアクリレート50重量部及び光重合開始
剤であるベンジルジメチルケタール3重量部を混合して
被覆材料を得た。
実施例−4 合成例−4で得られたウレタン変性(メタ)アクリレ
ート(A−4)55重量部と構造式 CH2=CHCOOC2H4OCH2CH(C2H5)(CH23CH3 で表わされるモノアクリレート45重量部及び光重合開始
剤であるベンジルジメチルケタール3重量部を混合して
被覆材料を得た。
実施例−5 合成例−5で得られたウレタン変性(メタ)アクリレ
ート(A−5)40重量部と構造式 CH2=CHCO(OC2H44OCH2CH(C2H5)(CH23CH3 で表わされるモノアクリレート60重量部及び光重合開始
剤であるベンジルジメチルケタール3重量部を混合して
被覆材料を得た。
比較例−1 合成例−1で得られたウレタン変性(メタ)アクリレ
ート(A−1)55重量部と2−エチルヘキシルアクリレ
ート45重量部及び光重合開始剤であるベンジルメチルケ
タール3重量部を混合して被覆材料を得た。
比較例−2 合成例−1で得られたウレタン変性(メタ)アクリレ
ート(A−1)55重量部と構造式 CH2=CHCO(OC2H410OCH2CH(C2H5)(CH23CH3 で表わされるモノアクリレート45重量部及び光重合開始
剤であるベンジルジメチルケタール3重量部を混合して
被覆材料を得た。
比較例−3 合成例−1で得られたウレタン変性(メタ)アクリレ
ート(A−1)55重量部と構造式 CH2=CHCOOC2H4OC4H9 で表わされるモノアクリレート45重量部及び光重合開始
剤であるベンジルジメチルケタール3重量部を混合して
被覆材料を得た。
比較例−4 合成例−1で得られたウレタン変性(メタ)アクリレ
ート(A−1)55重量部と構造式 CH2=CHCO(OC2H414OC4H9 で表わされるモノアクリレート45重量部及び光重合開始
剤であるベンジルジメチルケタール3重量部を混合して
被覆材料を得た。
比較例−5 合成例−1で得られたウレタン変性(メタ)アクリレ
ート(A−1)55重量部と構造式 で表わされるモノアクリレート45重量部及び光重合開始
剤であるベンジルジメチルケタール3重量部を混合して
被覆材料を得た。
比較例−6 合成例−1で得られたウレタン変性(メタ)アクリレ
ート(A−1)55重量部と構造式 で表わされるモノアクリレート45重量部及び光重合開始
剤であるベンジルジメチルケタール3重量部を混合して
被覆材料を得た。
被覆材料の評価 上記の実施例及び比較例で得られた被覆材料について
次の評価を行った。結果を表1に示す。
1)硬化速度 被覆材料をガラス板に約200μの厚さに塗布し、窒素
ガス雰囲気中で、80W/cmの高圧水銀灯を用いて照射量を
変えて紫外線を照射し、硬化フィルムを数種類作成し
た。次にこのフィルムをメチルエチルケトンを用いてソ
ックスレー抽出器で12時間抽出し、抽出前後の重量比に
よりゲル分を測定し、ゲル分が一定値になるに必要な最
小紫外線照射量を求めた。
2)弾性率 被覆材料をガラス板に約200μの厚さに塗布し、窒素
ガス雰囲気中で、80W/cmの高圧水銀灯を用いて80mJ/cm2
の紫外線を照射し、硬化フィルムを作成した。次にこの
フィルムをJIS K−7113に準じて23℃及び−40℃での引
張弾性率を測定した。
3)伝送損失 60m/分の速度で紡糸した外径125μの光ファイバー
に、紡糸と同時に被覆材料を60μの厚さに塗布し、直ち
に3.2KWの高圧水銀灯を用いて硬化させた。該被覆光フ
ァイバーの23℃及び−40℃における波長1.3μでの光伝
送損失を測定した。
なお、比較例−2及び比較例−4は、硬化速度が遅く
実用に供し得ないので、弾性率、伝送損失の測定は行わ
なかった。
〔発明の効果〕 以上、説明の如く、本発明の被覆材料は弾性率が低
く、かつ低温での弾性率の温度依存性が小さく、又硬化
速度が速いため、該被覆材料を塗布した光ファイバー
は、被覆速度を向上させ、かつ優れた伝送特性を持つと
いう顕著な効果を有する。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 // C03C 25/02 C03C 25/02 B G02B 6/44 301 G02B 6/44 301A

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ウレタン変性(メタ)アクリレートと一般
    式 CH2=CHCO(OC2H4nOCH2CH(C2H5)(CH23CH3〔I〕 (式中nは1〜8の整数である。) で表わされるモノアクリレートを含有する事を特徴とす
    る光硬化性樹脂組成物。
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