JPS62226841A - 光学ガラスフアイバ用被覆材料 - Google Patents

光学ガラスフアイバ用被覆材料

Info

Publication number
JPS62226841A
JPS62226841A JP61072316A JP7231686A JPS62226841A JP S62226841 A JPS62226841 A JP S62226841A JP 61072316 A JP61072316 A JP 61072316A JP 7231686 A JP7231686 A JP 7231686A JP S62226841 A JPS62226841 A JP S62226841A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
urethane
meth
molecule
coating material
compd
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP61072316A
Other languages
English (en)
Inventor
Keichu Morikawa
森川 敬忠
Hiroyoshi Tsuchiya
裕義 土屋
Mitsuo Yoshihara
吉原 三男
Yoshihiro Hieda
嘉弘 稗田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nitto Denko Corp
Original Assignee
Nitto Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nitto Electric Industrial Co Ltd filed Critical Nitto Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP61072316A priority Critical patent/JPS62226841A/ja
Publication of JPS62226841A publication Critical patent/JPS62226841A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Polyurethanes Or Polyureas (AREA)
  • Paints Or Removers (AREA)
  • Macromonomer-Based Addition Polymer (AREA)
  • Optical Fibers, Optical Fiber Cores, And Optical Fiber Bundles (AREA)
  • Surface Treatment Of Glass Fibres Or Filaments (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は光伝送用の光学ガラスファイバを被覆するた
めの材料に関する。
〔従来の技術〕
光伝送用媒体として使用される光学ガラスファイバ(以
下、車に光ファイバと称する)は、通常その直径が20
0μm以下であり、また材質的に脆いため、その製造中
またはケーブル化の工程や保管中に表面に傷が発生しや
すく、この傷が応力集中源になり、外部から応力が加わ
った場合に容易に光ファイバが破断する欠点を有する。
この理由で、光ファイバをそのまま光伝送用媒体として
使用することは橿めて困難である。したがって、従来よ
り、光ファイバの表面に樹脂被覆を行い、これにより光
フアイバ製造直後の初期強度の維持および長期使用に耐
える光ファイバの製造方法が試みられてきた。
このような樹脂被覆材料としては、たとえばシリコーン
樹脂、エポキシ樹脂、ウレタン樹脂などの熱硬化型樹脂
を用いたものや、エポキシ(メタ)アクリレート、ウレ
タン(メタ)アクリレート、ポリエステル(メタ)アク
リレートなどの紫外線硬化型樹脂を用いたものが知られ
ている。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかるに、上記の熱硬化型材料は、硬化乾燥に長時間を
要するため光ファイバの生産性に劣るほか、硬化不足に
起因して被膜と光ファイバとの密着性が損なわれ、長期
信鎖性に欠けるきらいがある。また、上記の紫外線硬化
型材料では、熱硬化型材料に比し比較的良好な硬化性を
示すものの、なお充分とはいえず、しかも伸びと引張弾
性率との総合的評価にて決められる硬化物の強靭性にや
や劣るうえに、引張弾性率が高温下で著しく低下する欠
点があり、また低温下での引張弾性率の上昇率が高くな
りすぎる傾向がみられ、このため光ファイバの生産性や
信頼性の面でやはり満足できるものとはいえなかった。
したがって、この発明は、上記従来の問題点を解決して
、硬化性にすぐれて光ファイバの生産性の向上を図れる
とともに、硬化物の伸びおよび引張弾性率が大きくて強
靭性にすぐれ、しかも高温下での引張弾性率の低下さら
には低温下での引張弾性率の上昇が抑えられた引張弾性
率の温度依存性の小さい光ファイバの信頼性の向上に大
きく寄与する工業的に有用な光フアイバ用被覆材料を提
供しようとするものである。
〔問題点を解決するための手段〕
この発明者らは、上記の目的を達成するために鋭意検討
した結果、この種の被覆材料の主材としてポリオキシテ
トラメチレングリコールを出発原料とした特定のウレタ
ン(メタ)アクリレートオリゴマーを使用する一方、こ
の主材の反応性希釈剤として特定の脂環族化合物を用い
たときには、これを光フアイバ表面に塗布したのち加熱
あるいは紫外線や電子線を照射することによって速やか
に硬化でき、かつこの硬化物は伸びおよび引張弾性率が
大きくて強靭性に非常にすぐれ、しかも高温下での引張
弾性率の低下および低温下での引張弾性率の上昇が抑え
られた引張弾性率の温度依存性の小さいものとなること
を知り、この発明をなずに至った。
すなわち、この発明は、a)分子両末端に水酸基を存す
る数平均分子量が800〜2.500のポリオキシテト
ラメチレングリコールに、上記水酸基を介して1分子中
に2個以上のイソシアネート基を有するイソシアネート
化合物を反応させてウレタン結合を形成し、この結合に
関与する上記化合物の残りのイソシアネート基を介して
分子両末端に(メタ)アクリロイル基を導入してなるウ
レタン(メタ)アクリレートオリゴマーと、b)上記a
成分の反応性希釈剤としての作用を有する1分子中に重
合性炭素−炭素二重結合が2個含まれた常温で低粘度液
状の脂環族化合物と、C)重合開始剤とを必須成分とし
て含む光フアイバ用被覆材料に係るものである。
なお、この明細書において、(メタ)アクリロイル基と
はアクリロイル基および/またはメタクリロイル基を、
(メタ)アクリレートとはアクリレートおよび/または
メタクリレートを、それぞれ意味するものである。
また、この明細書において記述される数平均分子量とは
、ポリスチレンを基準としたゲルパーミェーションクロ
マトグラフィー(GPC)により測定される値を、また
粘度はブルックフィールド粘度計により測定される値を
、さらにb成分についての常温で低粘度液状とは粘度が
2〜2,000センチポイズ/25℃程度の範囲にある
ことを、それぞれ意味するものとする。
〔発明の構成・作用〕
この発明において使用するa成分としてのウレタン(メ
タ)アクレートオリゴマーは、既述のとおり、分子両末
端に水酸基を有する数平均分子量が800〜2.500
のポリオキシテトラメチレングリコールに、上記水酸基
を介して1分子中に2個以−りのイソシアネート基を有
するイソシアネート化合物を反応させてウレタン結合を
形成し、この結合に関与する上記化合物の残りのイソシ
アネート基を介して分子両末端に(メタ)アクリロイル
基を導入してなるものである。このようなオリゴマーは
、上記の(メタ)アクリロイル基が熱。
紫外線、電子線に対して活性なため、これらエネルギー
によって容易に硬化し、かつ硬化物が良好な強靭性特に
大きな伸びを示し”ζ、また耐湿熱性にすぐれる硬化物
を付与して、光フアイバ用被覆材料としてのすぐれた性
能を発揮する。
このようなオリゴマーを得るためのポリオキシテトラメ
チレングリコールとは、一般的にはテトラハイドロフラ
ンの開環重合によって得られるもので、HO(CHz 
CHz CHz CHz O)、lHにて表されるポリ
エーテルであって、分子両末端に水酸基を有するもので
ある。このポリオキシテトラメチレングリコールの分子
量としては、数平均分子量が800〜2,500、好適
にはt、oo。
〜2.000であるのがよい。800未満となると硬化
物の低温での引張弾性率が大きくなりすぎて柔軟性に欠
け、2.500を超えると引張弾性率が不足し、いずれ
も硬化物の強靭性の面で満足できなくなる。
このポリオキシテトラメチレングリコールに反応させて
ウレタン結合を形成するためのイソシアネート化合物と
しては、ウレタン結合の形成後、この結合に関与するこ
の化合物の残りのイソシアネート基を介して(メタ)ア
クリロイル基を導入させる必要から、1分子中に2何基
りのイソシアネート基を有するものが用いられる。その
分子量としては、通常170〜1,000程度の範囲に
あるのがよい。
このようなイソシアネート化合物としては、トリレンジ
イソシアネート、ジフェニルメタンジイソシアネート、
ナフタレンジイソシアネート、イソホロンジイソシアネ
ート、ビス(イソシアネートメチル)シクロヘキサン、
ジシクロヘキシルメタンジイソシアネート、l・6−ヘ
キサンジイソシアネート化合物が特に好ましく用いられ
る。
ウレタン結合に関与する上記イソシアネート化合物の残
りのイソシアネート基を介して(メタ)アクリロイル基
を導入させる手段としては、上記のイソシアネート基に
ヒドロキシアルキル(メタ)アクリレートを反応させ、
新たなウレタン結合の形成によって導入させる方法が一
般的に採用される。上記のヒドロキシアルキル(メタ)
アクリレートとしては、2−ヒドロキシエチル(メタ)
アクリレート、2−ヒドロキシプロピル(メタ)アクリ
レートなどのヒドロキシアルキル基の炭素数が2〜4程
度のものが用いられる。
a成分としてのウレタン(メタ)アクリレートオリゴマ
ーは、上記の如き原料成分を用いて、通常はポリオキシ
テトラメチレングリコールにまず所定量のイソシアネー
ト化合物を反応させ、そののち所定量のヒドロキシアル
キル(メタ)アクリレートを反応させるという方法にて
合成されるが、場合により上記の三成分を一度に反応さ
せるという方法にても合成することができる。
これらの合成法において、各原料成分の使用量としては
、たとえばイソシアネート化合物が1分子中に2個のイ
ソシアネート基を有するジイソシアネート化合物である
ときを例にとれば、ポリオキシテトラメチレングリコー
ル1モルに対して、ジイソシアネート化合物およびヒド
ロキシアルキル(メタ)アクリレートがいずれも約2モ
ルの割合となる。
この発明において、このようなウレタン(メタ)アクリ
レートオリゴマーを使用するにあたり、たとえばポリオ
キシテトラメチレングリコールの数平均分子量が1,0
00のウレタン(メタ)アクリレートオリゴマーと、同
数平均分子量が2,000のウレタン(メタ)アクリレ
ートオリゴマーとを混合使用するというように、平均分
子量などが異なる2種以上のオリゴマーを併用するよう
にしてもよく、その際の混合比率は任意である。
この発明においてb成分として使用する上記オリゴマー
の反応性希釈剤として作用する脂環族化合物は、1分子
中に重合性炭素−炭素二重結合が2個含まれた常温で低
粘度液状の化合物であり、その代表的な例としては下記
の(1)、  (n)。
([I[)の化合物などが挙げられる。
)IJジクロロ5−2 ・l ・0”’ 3 テカン−
3,8(または3.9または4.8)−ジイルジメチレ
ンジアクリレートヒドロキシピバルアルデヒドとトリメ
チロールプロパンのアセタール化合物のジアクリレート 0−CH2CH,−0 ジアリリデンペンタエリスリトール このようなり成分とし°この化合物は、脂環族で1分子
中に2個の重合性炭素−炭素二重結合を有しζいるごと
により、前記C成分と併用されることにより、紫外線硬
化型材料としての硬化性の向上に太き(寄与し、また硬
化物の引張弾性率を高めて強靭性を高め、さらに高温下
での引張弾性率の低下を抑える働きを備えている。
この発明においては、上記のa、b成分を硬化性成分と
して使用するものであるが、各成分の割合としては、C
成分が30〜80重量%、好ましくは40〜70重量%
に対してb成分が70〜20重量%、好ましくは60〜
30重量%となるようにするのがよい。b成分が少なす
ぎると高温での引張弾性率の低下を抑制できなかったり
、被覆作業性が低下するため、好ましくない。また多く
なりすぎると低温での引張弾性率が高(なりすぎて柔軟
性などが低下するため、やはり好ましくない。
この発明においてC成分として用いられる重合開始剤と
しては、被覆材料を紫外線の照射によって迅速に硬化さ
せうる光重合開始剤が好ましく、この光重合開始剤とし
ては、一般に紫外線硬化型塗料の開始剤、増感剤とし°
ζ用いられている各種のものが使用できる。
たとえばベンゾイン、ベンゾインメチルエーテル、ベン
ゾインエチルエーテル、ベンゾインイソプロピルエーテ
ル、ベンゾインイソブチルエーテル、2−メチルヘンジ
イン、ベンゾフェノン、ミヒラーズケトン、ベンジル、
ベンジルジメチルケタール、ベンジルジエチルケタール
、アントラキノン、メチルアントラキノン、2・2−ジ
ェトキシ7セトフエノン、2−メチルチオキサントン、
2−イソプロピルチオキサントン、2−クロロチオキサ
ントン、アントラセン、1・1−ジクロロアセトフェノ
ン、メチルオルソベンゾイルベンゾエートなど、またこ
れらとアミン類などの少量の増感助剤と併用したものな
どを挙げることができる。
また、上記重合開始剤としては熱重合開始剤の使用も可
能であり、その具体例としては、三級ブチルパーオクト
エートや三級ブチルパーピバレートなどのパーエステル
、ビス−(4−三級ブチルシクロヘキシル)−パーオキ
シジカルボネートなどの如き過炭酸エステル、ベンゾイ
ルパーオキシドの如きジアシルバーオキシド、ジー三級
ブチルバーオキシドやジクミルパーオキシドの如きジア
ルキルパーオキシド、シクロヘキサノンパーオキシド、
メチルエチルケトンパーオキシド、クメンヒドロパーオ
キシドなどのヒドロパーオキシド、およびこれらと2−
エチルヘキサン酸やナフテン酸のコバルト−■塩の如き
金属促進剤との組合せなどの過酸化物系重合開始剤が挙
げられ、その他アゾ化合物なども使用できる。
これら重合開始剤の添加量としては前記のC成分とb成
分との合計1100ffiff1部に対して通常1−1
0重量部程度、好適には1〜5重量部である。この量が
少なすぎると硬化性を満足できず、また所定量を超えて
用いてもそれ以上の硬化速度の向上は望めない。
この発明の光フアイバ用被覆材料は、以上のa成分、b
成分、C成分を必須成分とし、さらに必要に応じて硬化
被覆の柔軟性や硬さ、光フアイバ被覆時の作業性を調整
するために、任意成分として、分子内に重合性炭素−炭
素二重結合を1個以上、好ましくは1〜3個有する常温
で低粘度液状の前記す成分に属さない化合物や、アクリ
ル樹脂、ポリアミド樹脂、ポリエステル樹脂、ポリエー
テル樹脂、ポリウレタン樹脂、ポリアミドイミド樹脂、
シリコーン樹脂、フェノール樹脂などの各種の変性用樹
脂、さらには有機けい素化合物、界面活性剤などの各種
添加剤を、一種に限らず二種以上を併用して使用できる
これら任意成分の使用量としては、a、b成分の合計−
31100重量部に対して通常30重量部以下、好適に
は25重量部以下である。これ以上使用すると、この発
明の改善目的を達成できなくなるおそれがあるため、好
ましくない。
前記の分子内に重合性炭素−炭素二重結合を1何基北有
する常温で低粘度液状のb成分に属さない化合物として
は、フェノキシエチル(メタ)アクリレート、ノニルフ
ェノキシエチル(メタ)アクリレート、テトラヒドロフ
ルフリルアルコールカプロラクトン付加物の(メタ)ア
クリレート、ビスフェノールジエチレングリコールジ(
メタ)アクリレート、ポリエチレングリコールジ(メタ
)アクリレート、トリプロピレングリコールジアクリレ
ート、トリメチロールプロパントリ (メタ)アクリレ
ート、ペンタエリスリトールトリ (メタ)アクリレー
ト、N−ビニルピロリドン、N。
N−ジメチルアクリルアミド、スチレンなどが挙げられ
る。
この発明の光フアイバ用被覆材料の全体の粘度としては
、塗工作業性の観点から通常1,000〜xo、o6o
センチポイズ(25℃)の範囲に調整されているのが望
ましい。
このように構成されるこの発明の光フアイバ用被覆材料
は、これを光フアイバ表面に直接塗工するよりも、通常
はこの材料に較べてより柔らかい内層用被覆を施したの
ちこの上に外層用として塗工するのが望ましい。この際
の塗工厚みとしては、硬化後の厚みが通常50〜300
μmとなるようにするのがよく、この塗工後重合開始剤
の種類に応じて加熱硬化あるいは紫外線や電子線などを
照射して硬化させればよい。
なお、このようにして形成される被膜層上にさらに最外
層として通常のエポキシ(メタ)アクリレート、ウレタ
ン(メタ)アクリレートなどの紫外線硬化被覆、ポリエ
チレン、ナイロンのような熱可塑性樹脂被膜の如き強靭
性を有する被膜を形成することにより、ファイバ強度の
一層良好な光フアイバ被覆体とすることができる。
〔発明の効果〕
以上のように、この発明においては、被覆材料の主材と
して前記a成分としての特定のウレタン(メタ)アクリ
レートオリゴマーを用い、かつこれの反応性希釈剤とし
て前記す成分としての特定の脂環族化合物を用いたこと
により、硬化速度が速くて光ファイバの生産性の向上に
寄与させることができ、しかも硬化物の伸び、引張弾性
率が大きくて強靭性にすぐれ、かつ高温での引張弾性率
の低下および低温下での引張弾性率の上昇の少ない、す
なわち引張弾性率の温度依存性の小さい、したがって強
靭性不足に起因した伝送損失の増加や高温および低温で
の伝送損失の増加の少ない長期信頼性の高い光ファイバ
を製造しうる工業的に極めて行用な光フアイバ用被覆材
料を提供することができる。
〔実施例〕
以下に、この発明の実施例を記載してより具体的に説明
する。なお、以下において部とあるのは重量部を意味す
るものとする。
実施例1 攪拌機、冷却器および温度計を付した32の四つロフラ
スコに、数平均分子量がt、oooのポリオキシテトラ
メチレングリコール(三洋化成社製の商品名PTMG1
000)1モル、トリレンジイソシアネート2モルおよ
びジブチルチンジラウレート200ppmを仕込み、6
0〜70℃で2時間反応させた。ついで、2−ヒドロキ
シエチルアクリレート2モルを加え、赤外線吸収スペク
トルによりイソシアネート基の2.270 cm−’の
特性吸収帯が消失するまで反応を続けた。
このようにして得たウレタンアクリレートオリゴマー6
0部に、脂環族ジアクリレート(三菱油化ファイン社製
の商品名5A−1002)40部、ベンゾフェノン3部
およびジエチルアミノエタノール1部を配合し、混合溶
解して粘度6.500センチボイズ(25℃)の光フア
イバ用被覆材料を得た。
実施例2 実施例1で得たウレタンアクリレートオリゴマー50部
に、脂環族ジアクリレート〔日本化薬社製の商品名R−
604i前記式(II)で示す化合物)50部、N−ビ
ニルピロリドン5部、ベンゾフェノン3部およびジエチ
ルアミノエタノール1部を配合し、混合溶解して粘度5
.500センチボイズ(25℃)の光フアイバ用被覆材
料を得た。
実施例3 攪拌機、冷却器および温度計を付した31の四つロフラ
スコに、数平均分子量が2,000のポリオキシテトラ
メチレングリコール(三洋化成社製の商品名P’r’M
G2000)  1モル、トリL/7ジイソシアネート
2モルおよびジブチルチンジラウレート200ppmを
仕込み、60〜70℃で2時間反応させた。ついで、2
−ヒドロキシエチルアクリレート2モルを加え、赤外線
吸収スペクトルによりイソシアネート基の2.270 
cm−’の特性吸収帯が消失するまで反応を続けた。
このようにして得たウレタンアクリレートオリゴマー5
5部に、脂環族ジアクリレート(日本化薬社製の商品名
R−604)45部、ノニルフェノキシエチルアクリレ
ート10部、ベンゾフェノン3部およびジエチルアミノ
エタノール1部を配合し、混合溶解して粘度s、ooo
センチポイズ(25℃)の光フアイバ用被覆材料を得た
実施例4 実施例1で得たウレタンアクリレートオリゴマー40部
、実施例3で得たウレタンアクリレートオリゴマー20
部、脂環族ジアクリレート(三菱油化ファイン社製の商
品名5A−1002)40部、ベンゾフェノン3部およ
びジエチルアミノエタノール1部を配合し、混合溶解し
て粘度7,000センチポイズ(25℃)の光フアイバ
用被覆材料を得た。
実施例5 実施例3で得たウレタンアクリレートオリゴマー60部
に、脂環族ジアクリレート(三菱油化ファイン社製の商
品名5A−1002)40部、ビスフェノールFジエチ
レングリコールのジアクリレート10部、ベンゾフェノ
ン3部およびジエチルアミノエタノール1部を配合し、
混合溶解して粘度7,500センチボイズ(25℃)の
光フアイバ用被覆材料を得た。
比較例1 実施例1で得たウレタンアクリレートオリゴマー50部
に、ビスフェノールFジエチレングリコールのジアクリ
レート50部、ベンゾフェノン3部およびジエチルアミ
ノエタノール1部を配合し、混合溶解して粘度6.50
0センチボイズ(25℃)の光フアイバ用被覆材料を得
た。
比較例2 実施例3で得たウレタンアクリレートオリゴマー50部
に、ビスフェノールFジエチレングリコールのジアクリ
レート50部、ベンゾフェノン3部およびジエチルアミ
ノエタノール1部を配合し、混合溶解して粘度9,00
0センチポイズ(25℃)の光フアイバ用被覆材料を得
た。
上記実施例1〜5および比較例1.2の各光フアイバ用
被覆材料の性能を調べるために以下の試験を行った。
く試験例1〉 各被覆材料をガラス板上に0.25 am厚に塗布した
のち、高圧水銀ランプ(80w/cm)を用いて硬化さ
せ、完全硬化に要した紫外線照射量と、硬化被膜のショ
ア硬度、引張弾性率および伸びとを測定した。また低温
(−40℃)での引張弾性率と品温(+60℃)での引
張弾性率も同じように測定した。結果は、下記の表に示
されるとおりであった。なお、引張弾性率および伸びは
JIS−に7113に準拠して行った。
上記の表から明らかなように、この発明に係る実施例1
〜5の被覆材料は、比較例1,2の材料に比し、硬化速
度が速く、しかも高硬度で伸びおよび引張弾性率の大き
い強靭性にすぐれる硬化物を付与し、またこの硬化物の
高温での引張弾性率の低下および低温での引張弾性率の
上昇がより抑えられていることが判る。
く試験例2〉 直径125μmの光ファイバの表面に、内層用材料(シ
ョア硬度A−68.引張弾性率0.26 kg/−2伸
び170%)を被覆後の直径が250μmとなるように
塗布し、160W/(Jllの高圧水銀ランプを用いて
100m/分の線速で硬化させたのち、さらに外層用と
して実施例1〜5および比較例1.2の各光フアイバ用
被覆材料をそれぞれ被覆後の直径が400μmとなるよ
うに塗布し、上記同様の高圧水銀ランプを用いて上記同
速度で硬化させた。
このようにして得られた光フアイバ被覆体は、実施例1
〜5の光フアイバ用被覆材料を用いたものでは、ボビン
巻特性および側圧特性ともに良好で、伝送損失の増加は
認められなかった。また低温(−40℃)および高温(
+60°C)においても伝送損失の増加はほとんど認め
られなかった。
しかし、比較例1.2の光フアイバ用被覆材料を用いた
ものでは、ボビン巻特性および側圧特性共にやや劣り、
また低温(−40°C)および高温(+60℃)で伝送
損失の顕著な増加が認められた。
なお、ボビン巻特性とは、直径30cIIlのドラムへ
のボビン巻(張力80g)状態で伝送損失の増加を調べ
たものであり、側圧特性とは、サンドペーパーN[L1
50の間に光ファイバを往復60cmの長さではさみ、
上から荷重を加えて伝送損失の増加を調べたものである
特許出願人   日東電気工業株式会社手続補正書 昭和61年 5月17日 特願昭61−72316号 2、発明の名称 光学ガラスファイバ用被覆材料 3、補正をする者 事件との関係 特許出願人 住  所  大阪府茨木市下穂積1丁目1番2号自発的 6、補正の対象 明細書の「特許請求の範囲」 7、補正の内容 A、明細書: (11特許請求の範囲を別紙のとおり訂正いたします。
別紙 補正後の特許請求の範囲 r(1)  a)分子両末端に水酸基を存する数平均分
子星が800〜2,500のポリオキシテトラメチレン
グリコールに、上記水酸基を介して1分子中に2個以上
のイソシアネート基を有するイソシアネート化合物を反
応させてウレタン結合を形成し、この結合に関与する上
記化合物の残りのイソシアネート基を介して分子両末端
に(メタ)アクリロイル基を導入してなるウレタン(メ
タ)アクリレートオリゴマーと、 b)上記a成分の反応性希釈剤としての作用を有する1
分子中に重合−性炭素−炭素二重結合が2個含まれた常
温で低粘度液状の脂環族化合物と、 C)重合開始剤 とを必須成分として含む光学ガラスファイバ用被覆材料
。」

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)a)分子両末端に水酸基を有する数平均分子量が
    800〜2,500のポリオキシテトラメチレングリコ
    ールに、上記水酸基を介して1分子中に2個以上のイソ
    シアネート基を有するイソシアネート化合物を反応させ
    てウレタン結合を形成し、この結合に関与する上記化合
    物の残りのイソシアネート基を介して分子両末端に(メ
    タ)アクリロイル基を導入してなるウレタン(メタ)ア
    クリレートオリゴマーと、 b)上記a成分の反応性希釈剤としての作用を有する1
    分子中に重量性炭素−炭素二重結合が2個含まれた常温
    で低粘度液状の脂環族化合物と、c)重合開始剤 とを必須成分として含む光学ガラスファイバ用被覆材料
JP61072316A 1986-03-28 1986-03-28 光学ガラスフアイバ用被覆材料 Pending JPS62226841A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP61072316A JPS62226841A (ja) 1986-03-28 1986-03-28 光学ガラスフアイバ用被覆材料

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP61072316A JPS62226841A (ja) 1986-03-28 1986-03-28 光学ガラスフアイバ用被覆材料

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPS62226841A true JPS62226841A (ja) 1987-10-05

Family

ID=13485749

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP61072316A Pending JPS62226841A (ja) 1986-03-28 1986-03-28 光学ガラスフアイバ用被覆材料

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS62226841A (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62252411A (ja) * 1986-04-25 1987-11-04 ジェイエスアール株式会社 液状硬化性樹脂組成物
JPH01115964A (ja) * 1987-10-20 1989-05-09 Desoto Inc 光フアイバー被覆用組成物
JPH01190712A (ja) * 1988-01-22 1989-07-31 Desoto Inc 光ファイバー被覆用樹脂組成物
JPH0279007A (ja) * 1988-09-16 1990-03-19 Sumitomo Electric Ind Ltd 被覆光ファイバ
JPH02223903A (ja) * 1989-02-27 1990-09-06 Sumitomo Electric Ind Ltd 被覆光ファイバ
JPH02223904A (ja) * 1989-02-27 1990-09-06 Sumitomo Electric Ind Ltd 被覆光ファイバ

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62252411A (ja) * 1986-04-25 1987-11-04 ジェイエスアール株式会社 液状硬化性樹脂組成物
JPH01115964A (ja) * 1987-10-20 1989-05-09 Desoto Inc 光フアイバー被覆用組成物
JPH01190712A (ja) * 1988-01-22 1989-07-31 Desoto Inc 光ファイバー被覆用樹脂組成物
JPH0279007A (ja) * 1988-09-16 1990-03-19 Sumitomo Electric Ind Ltd 被覆光ファイバ
JPH02223903A (ja) * 1989-02-27 1990-09-06 Sumitomo Electric Ind Ltd 被覆光ファイバ
JPH02223904A (ja) * 1989-02-27 1990-09-06 Sumitomo Electric Ind Ltd 被覆光ファイバ

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20050090620A1 (en) Acrylate-functional blocked polyisocyanate resin for UV/thermally curable coatings
JPS6375072A (ja) 光硬化性塗料組成物及び被覆ガラス光フアイバー
EP2208741B1 (en) Curable sheet composition
JPS6083907A (ja) 光学ガラスフアイバ用被覆材料
JPS62226841A (ja) 光学ガラスフアイバ用被覆材料
JPS63275619A (ja) 光フアイバ−被覆用組成物
JPS63239139A (ja) 光学ガラスフアイバ用被覆材料
JPS62158142A (ja) 光学ガラスフアイバ用被覆材料
JPS60251152A (ja) 光学ガラスフアイバ用被覆材料
JPS6230640A (ja) 光学ガラスフアイバ用被覆材料
JPH03166217A (ja) 紫外線硬化型樹脂組成物
JPS6335438A (ja) 光学ガラスフアイバ用被覆材料
JPS6230642A (ja) 光学ガラスフアイバ用被覆材料
JPS6230641A (ja) 光学ガラスフアイバ用被覆材料
JPS6287438A (ja) 光学ガラスフアイバ用被覆材料
JPS61227948A (ja) 光学ガラスフアイバ用被覆材料
JPS6250315A (ja) 硬化性樹脂組成物
JPS62158141A (ja) 光学ガラスフアイバ用被覆材料
JPS61222945A (ja) 光学ガラスフアイバ用被覆材料
JPS62158140A (ja) 光学ガラスフアイバ用被覆材料
JPS63107846A (ja) 光学ガラスフアイバ用被覆材料
JPS61227947A (ja) 光学ガラスフアイバ用被覆材料
JPS61222946A (ja) 光学ガラスフアイバ用被覆材料
JPH0684411B2 (ja) 硬化性樹脂組成物
JPS6090856A (ja) 光学ガラスフアイバ用被覆材料