JPS6287438A - 光学ガラスフアイバ用被覆材料 - Google Patents

光学ガラスフアイバ用被覆材料

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JPS6287438A
JPS6287438A JP60227492A JP22749285A JPS6287438A JP S6287438 A JPS6287438 A JP S6287438A JP 60227492 A JP60227492 A JP 60227492A JP 22749285 A JP22749285 A JP 22749285A JP S6287438 A JPS6287438 A JP S6287438A
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meth
urethane
molecule
coating
coating material
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JP60227492A
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English (en)
Inventor
Hiroyoshi Tsuchiya
裕義 土屋
Keichu Morikawa
森川 敬忠
Mitsuo Yoshihara
吉原 三男
Yoshihiro Hieda
嘉弘 稗田
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Nitto Denko Corp
Original Assignee
Nitto Electric Industrial Co Ltd
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  • Optical Fibers, Optical Fiber Cores, And Optical Fiber Bundles (AREA)
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は光伝送用の光学ガラスファイバを被覆するた
めの材料に関する。
〔従来の技術〕
光伝送用媒体として使用される光学ガラスファイバ(以
下、単に光ファイバと称する)は、通常その直径が20
0μm以下であり、また材質的に脆いため、その製造中
またはケーブル化の工程や保管中に表面に傷が発生しや
すく、この傷が応力集中源になり、外部から応力が加わ
った場合に容易に光ファイバが破断する欠点を有する。
この理由で、光ファイバをそのまま光伝送用媒体として
使用することは極めて困難である。したがって、従来よ
り、光ファイバの表面に樹脂被覆を行い、これにより光
フアイバ製造直後の初期強度の維持および長期使用に耐
える光ファイバの製造方法が試みられてきた。
このような樹脂被覆材料としては、たとえばシリコーン
樹脂、エポキシ樹脂、ウレタン樹脂などの熱硬化型樹脂
を用いたものや、エポキシ(メタ)アクリレート、ウレ
タン(メタ)アクリレ−ト、ポリエステル(メタ)アク
リレ−1・などの紫外線硬化型樹脂を用いたものが知ら
れている。
しかるに、上記の熱硬化型材料ば、硬化乾燥に長時間を
要するため光ファイバの生産性に劣るほか、硬化不足に
起因して被膜と光ファイバとの密着性が損なわれ、長期
信頼性に欠けるきらいがあった。また、上記の紫外線硬
化型+A料では、比較的良好な硬化性を示すものの、な
お充分に満足できるものとはいえず、しかもこの種の材
料は一般に硬化物の伸びや強靭性に劣り、これが光ファ
イバの信頼性を低下させる原因となっていた。
そこで、この発明者らは、11述の如き欠点を持たない
光フアイバ用被覆材料として、特定分子量のポリオキシ
テトラメチレングリコールをポリオール成分としたウレ
タン(メタ)アクリレ−1・オリゴマーを用いてなる熱
硬化ないし紫外線硬化可能な被覆材料を提案した。すな
わち、この材料は、硬化性に非常にすくれるとともに、
硬化物の伸び。
強靭性にもすぐれるという光フアイバ用被覆材料として
好適な性能を有するものであった。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかしながら、この発明者らの引き続く研究により、上
記提案の被覆材料は、」二連の利点を有している反面、
N、■酸物としてのチクソトロピー性が高く、これが光
フアイバ表面への均一でかつ安定した塗布作業を妨げ、
塗膜性の低下によって期待どおりの被覆効果を発揮でき
ない場合があることが判明した。
したがって、この発明は、上記提案の被覆材料をさらに
改良して、硬化性にすぐれて光ファイバの生産性の向」
二を図れるとともに、低チキソトロピー性を有してすぐ
れた塗膜性を示し、しかもその硬化物の伸びや強靭性が
良好であって、光ファイバの信頼性の向にに大きく寄与
する工業的に有用な光フアイバ用被覆材料を提供しよう
とするものである。
〔問題点を解決するための手段〕
この発明者らは、−上記の目的を達成するために鋭意検
討した結果、前記提案のポリオキシテトラメチレングリ
コールの代わりにテトラメチレンオキサイドとプロピレ
ンオキサイドとを特定比率でランダム共重合させてなる
ポリエーテルポリオールを使用し、このポリオールから
誘導したウレタン(メタ)アクリレ−[オリゴマーをこ
の種被覆材料の主材として用いたときには、前記提案の
ものに比し低チキソトロピー性の被覆材料が得られ、こ
の材料によれば光フアイバ表面への塗布作業が非常に良
好なものとなり、しかもこの塗布後加熱あるいは紫外線
や電子線を照射することによって速やかに硬化できると
ともに、この硬化物は伸びや強靭性に非常にすぐれたも
のとなって、上記塗膜性が良好であることと相俟って光
ファイバの長期信転性の向上に大きく寄与させうるもの
であることを知り、この発明をなすに至った。
すなわち、この発明は、a)テトラメチレンオキサイド
とプロピレンオキサイドとを前者対後者のモル比が70
 : 30〜95:5となる割合でランダム共重合さセ
てなる分子両末端に水酸基を有する数平均分子量が30
0以」二のポリエーテルポリオールに、上記水酸基を介
して1分子中に2個以上のイソシアネート基を有するイ
ソシアネート化合物を反応させてウレタン結合を形成し
、この結合に関与する上記化合物の残りのイソシアネー
ト基を介して分子両末端に(メタ)アクリロイル基を導
入してなるウレタン(メタ)アクリレートオリゴマー、
b)上記a成分の反応性希釈剤としての作用を少なくと
も有する1分子中に重合性炭素一炭素二重結合が1個以
上含まれた常温で低粘度液状の化合物およびC)重合開
始剤を含むことを特徴とする光フアイバ用被覆材料に係
るものである。
なお、この明細書において、(メタ)アクリロ9イル基
とはアクリロイル基および/またはメタクリロイル基を
、(メタ)アクリレートとはアクリレートおよび/また
はメタクリレートを、それぞれ意味するものである。
また、この明細書において記述される数平均分子量とは
、ポリスチレンを基準としたゲルパーミニージョンクロ
マトグラフィー(GPC)により測定される値を、また
粘度はブルックフィールド粘度計により測定される値を
、それぞれ意味するものとする。
〔発明の構成・作用〕
この発明において使用するa成分としてのウレタン(メ
タ)アクレートオリゴマーは、分子両末端に水酸基を有
する前記特定のポリエーテルポリオールに、上記水酸基
を介して1分子中に2個以上のイソシアネート基を有す
るイソシアネート化合物を反応させてウレタン結合を形
成し、この結合に関与する上記化合物の残りのイソシア
ネート基を介して分子両末端に(メタ)アクリロイル基
を導入してなるものであり、このオリゴマーは前記既提
案のオリゴマーに比し被Nl料としてのチキソトロピー
性の低下に寄与する一方、既提案のオリゴマーと同様に
、分子内に導入した」二記の(メタ)アクリロイル基が
熱、紫外線、電子線に対して活性なため、これらエネル
ギーによって容易に硬化するとともに、その硬化物が良
好な伸びおよび強靭性を示して、また耐湿熱性にすぐれ
る硬化物を付与して光フアイバ用被覆材料としてのすぐ
れた性能を発揮する。
このようなオリゴマーを得るための上記のポリエーテル
ポリオールとは、テトラメチレンオキサイドとプロピレ
ンオキサイドとを特定比重で混合使用し、これを常法に
よりランダム共重合させることによって得られる分子両
末端に水酸基を有しかつ数平均分子量が300以上、好
適には500〜3,000、特に好適には600〜2,
000の範囲にあるものである。
ここで、特にランダム共重合に限定している理由は、ブ
ロック共重合ではテトラメチレンオキサイドとともにプ
ロピレンオキサイドを用いたことによる低チクソトロピ
ー化を図りにくくなるためである。また、数平均分子量
を300以上としているのは、300未満となるとこの
発明のひとつの目的とする硬化物の強靭性、伸びの向上
を図るにで、また耐湿熱性の面で好結果が得られなくな
るためである。
上記のランダム共重合におけるテトラメチレンオキサイ
ドとプロピレンオキサイドとの使用比率は、前者対後者
のモル比が70:30〜95:5の範囲となるようにず
べきである。この範囲夕1となると、つまりテトラメチ
レンオキサイドが」二記範囲より少なくなると、硬化物
の伸びや強靭性の向上を図る上で好結果が得られず、ま
たプロピレンオキサイドが」二記範囲より少なくなると
、低チクソトロピー化を図ることが難しくなる。特に好
適な使用比率としては、テトラメチレンオキサイド対プ
ロピレンオキサイドのモル比が、80:20〜90:1
0の範囲となるようにするがよい。
このようなポリエーテルポリオールに反応させてウレタ
ン結合を形成するためのイソシアネート化合物としては
、ウレタン結合の形成後、この結合に関与するこの化合
物の残りのイソシアネート基を介して(メタ)アクリロ
イル基を導入させる必要から、1分子中に2個以上のイ
ソシアネート基を有するものが用いられる。その分子量
としては、通常170〜1,000程度の範囲にあるの
がよい。
このようなイソシアネート化合物としては、トリレンジ
イソシアネート、ジフェニルメタンジイソシアネート、
ナフタレンジイソシアネート、イソホロンジイソシアネ
ート、ビス(イソシアネートメチル)シクロヘキサン、
ジシクロヘキシルメタンジイソシアネート、1・6−ヘ
キサンジイソシアネートなどのジイソシアネート化合物
が特に好ましく用いられる。
ウレタン結合に関与する上記イソシアネート化合物の残
りのイソシアネート基を介して(メタ)アクリロイル基
を導入させる手段としては、上記のイソシアネート基に
ヒドロキシアルキル(メタ)アクリレートを反応させ、
新たなウレタン結合の形成によって導入させる方法が一
般的に採用される。上記のヒドロキシアルキル(メタ)
アクリレートとしては、2−ヒドロキシエチル(メタ)
アクリレート、2−ヒドロキシプロピル(メタ)アクリ
レートなどのヒドロキシアルキル基の炭素数が2〜4程
度のものが用いられる。
C成分としてのウレタン(メタ)アクリレートオリゴマ
ーは、−に記の如き原料成分を用いて、通常は前記のポ
リエーテルポリオールにまず所定量のイソシアネート化
合物を反応させ、その後所定量のヒドロキシアルキル(
メタ)アクリレ−トを反応させるという方法にて合成さ
れるが、場合により上記の三成分を一度に反応さ−lる
という方法にても合成することができる。
これら合成法において、各原料成分の使用量は、たとえ
ばイソシアネート化合物が1分子中に2個のイソシアネ
ート基を有するジイソシアネ−1・化合物であるときを
例にとれば、前記ポリエーテルポリオール1モルに対し
て、ジイソシアネート化合物およびヒドロキシアルキル
(メタ)アクリレートがいずれも2モルの割合となる。
しかし、この理論モル数より後二者の成分がやや多めま
たは少なめとなるように使用しても差し支えない。
この発明の光フアイバ用被覆材料は、このようなウレタ
ン(メタ)アクリレ−トオリゴマ−に、b成分として、
−に記オリゴマーの反応性希釈剤として少なくとも作用
する1分子中に重合性炭素一炭素二重結合が1個以上含
まれた常温で低粘度液状の化合物を配合し、さらにC成
分としての重合開始剤を加えることにより、得られる。
上記のb成分は、上記のウレタン(メタ)アクリレート
オリゴマーが通常室温で固形あるいは高粘度であるため
、被覆材料としての粘度を調整して光フアイバ被覆時の
作業性を良くするために用いられるが、同時に硬化被膜
の柔軟性や硬さなどを調整するためにも有効な成分とし
て作用するものである。
かかるb成分としては、分子内に重合性炭素一炭素二重
結合を1個以上、好ましくは1〜3個有する常温で低粘
度液状の化合物が用いられるが、上記の低粘度液状とは
その粘度が2〜2,000センチボイズ/25℃程度の
範囲にあるものをいう。
この化合物は一種に限らず、二種以上を併用できるが、
併用する場合混合物としての性状が上記の如くなればよ
い。したがって、その一種が常温で固形ないし高粘度を
有するものであってもよい。
このb成分の分子型としては、通常150〜5,000
程度である。
上記す成分の具体例としては、重合性炭素一炭素二重結
合として(メタ)アクリロイル基を有する、たとえば2
−エチルヘキシル(メタ)アクリレート、テトラヒドロ
フルフリルアルコールカプロラクトン付加物の(メタ)
アクリレート、ノニルフェノールエチレンオキサイド付
加物の(メタ)アクリレ−[、ポリエチレングリコール
ジ(メタ)アクリレート、ポリプロピレングリコールジ
(メタ)アクリレート、ビスフェノールジエチレングリ
コールジ(メタ)アクリレート、水添ヒスフェノールト
リエチレングリコールジ(メタ)アクリレート、トリメ
チロールプ[1パントリ (メタ)アクリレート、ペン
タエリスリトールトリ (メタ)アクリレート、ビスフ
ェノールジグリシジルエーテルから合成したエポキシ(
メタ)アクリレートなどのモノないしポリ (メタ)ア
クリレートなどが挙げられる。
また、上記す成分としてはジアリルアジペート、Z ジアリルフタレ−1・、トリアリルトリメリテート、ト
リアリルイソシアヌレートなどのアリルエステル、スチ
レン、ビニルアセテート、N−ビニルピロリドン、N−
N−ジメチルアクリルアミド、N・N−ジメチルアミノ
プロピルアクリルアミド、N−N−ジメチルアミノエチ
ルアクリレートなどのビニル化合物も使用できる。
上記す成分の使用量は、前記のC成分との合計量中、b
成分が通常40〜85重量%、好ましくは50〜80重
量%となるようにするのがよい。
b成分が少なすぎると被覆作業性が低下したり前記皮膜
特性の改質目的を達成できないため、また多ずぎると硬
化性や硬化皮膜の柔軟性などが低下するため、いずれも
好ましくない。
この発明においてC成分として用いられる重合開始剤と
しては、被覆材料を紫外線の照射によって迅速に硬化さ
せうる光重合開始剤が好ましく、この光重合開始剤とし
ては、一般に紫外線硬化型塗料の開始剤、増感剤として
用いられている各種のものが使用できる。たとえばベン
ゾイン、ベンジインメチルエーテル、ヘンジインエチル
エーブル、ヘンジインイソプロピルエーテル、ヘンジイ
ンイソブチルエーテル、2−メチルヘンジイン、ベンゾ
フェノン、ミヒラ−スケ1ン、ヘンシル、ペンジルジメ
ヂルケクール、ヘンシルジエチルケタール、アン1ラキ
ノン、メチルアントラキノン、2・2−ジェトキシアセ
トフェノン、2−メチルチオキサントン、2−イソプ1
.1ビルチオキリ“ン[・ン、2−クロロチオギザン]
ン、アントラセン、1・1−ジクロI゛1アセトフェノ
ン、メチルオルソベンゾイルベンジェ−1など、またこ
れらとアミン類などの少量の増感助剤と併用したものな
どを挙げることができる。
また、上記重合開始剤としては熱重合開始剤の使用も可
能であり、その具体例としては、三級ブチルパーオクト
エートや三級ブチルパーピバレートなどのパーエステル
、ビス−(4−三級ブチルシクロヘキシル)−バーオキ
シジカルボネートなどの如き過炭酸エステル、ベンゾイ
ルパーオキシドの如きジアシルパーオキシド、ジー三級
ブチルパーオキシドやジクミルパーオキシドの如きジア
ルキルパーオキシド、シクロヘキサノンパーオキシド、
メチルエチルケトンパーオキシド、クメンヒドロパーオ
キシドなどのヒドロパーオキシド、およびこれらと2−
エチルヘキサン酸やナフテン酸のコバルト−11塩の如
き金属促進剤との組合せなどの過酸化物系重合開始剤が
挙げられ、その他アゾ化合物なども使用できる。
これら重合開始剤の添加量としては前記のa成分と1)
成分との合計量100重量部に対して通常1〜10重量
部程度、好適には1〜5重量部である。この量が少なず
ぎると硬化性を満足できず、また所定量を超えて用いて
もそれ以上の硬化速度の向]−は望めない。
この発明の光フアイバ用被覆材料は、以上のa成分、b
成分およびC成分を必須成分とし、これに必要に応じて
アクリル樹脂、ポリアミド樹脂、ポリエステル樹脂、ポ
リエーテル樹脂、ポリウレタン樹脂、ポリアミドイミド
樹脂、シリコーン樹脂、フェノール樹脂などの各種の変
性用樹脂や、 G 有機けい素化合物、界面活141剤などの各種添加剤を
配合してもよく、全体の粘度としては塗工作業性の観点
から通常1,000〜In、000センチボイズ(25
℃〉の範囲に調整されているのが望ましい。この粘度範
囲に調整されたこの発明の光フアイバ用被覆材料は、低
チクソトロピー性を有するものである。
このように構成されるこの発明の光フアイバ用被覆材料
は、通常はこの材料に較べてより柔らかい内層用被覆を
施したのむこの一■−に外層用として塗工するのが望ま
しい。しかし、反応性希釈剤としてのb成分のMHによ
っては内層用被覆として光フアイバ表面に直接塗工して
もよいし、内外両層用の被覆材料として応用してもよい
。内層用の塗工厚みとしては、硬化後の厚みが通常30
〜100μmとなるように、また外層用の塗工厚みとし
ては、硬化後の厚みが通常50〜300.umとなるよ
うにするのがよい。この塗工後、重合開始剤の種類に応
じて加熱硬化あるし柚1紫外線や電子線などを照射して
硬化させればよい。
なお、このようにして形成される被膜層上にさらに最外
層としてエポキシ(メタ)アクリレートなどの他の紫外
線硬化被膜、ポリエチレン、ナイロンのような熱可塑性
樹脂被膜の如き強じん性を有する被膜を形成することに
より、ファイバ強度の一層良好な光フアイバ被覆体とす
ることができる。
〔発明の効果〕
以−Lのように、この発明においては、被覆材料の主材
として前記a成分としての特定のウレタン(メタ)アク
リレートオリゴマーを用いたことにより、硬化性が良好
で光ファイバの生産性の向上に寄与し、また低チクソト
ロピー性を有してすぐれた塗膜性を示すとともにその硬
化物の伸びや強靭性にすぐれ、しかも耐湿熱性が良好で
あることなどによって光ファイバの長期信幀性の向上に
大きく寄与する工業的に極めて有用な光フアイバ用被覆
材料を提供することができる。
〔実施例〕
以下に、この発明の実施例を記載してより具体的に説明
する。なお、以下において部とあるのは重量部を意味す
るものとする。
実施例1 攪拌機、冷却器および温度計を付した3pの四つロフラ
スコに、テトラメチレンオキサイドとプロピレンオキサ
イドとをモル比90:10でランダム共重合させてなる
分子両末端に水酸基を有する数平均分子量が700のポ
リエーテルポリオール1モル、トリレンジイソシアネー
ト2モルおよびジブチルチンラウレート200ppmを
仕込み、60〜70℃で2時■1反応させた。ついで、
2−ヒドロキシエチルアクリレート2モルを加え、赤外
線吸収スペクトルによりイソシアネート基の2゜270
cm−’の特性吸収帯が消失するまで反応を続けた。
このようにして得たウレタン了クリレートオリゴマー6
0部に、ビスフェノールAジエチレングリコールジアク
リレート30部、N−ビニルピロリドン10部、ベンゾ
フェノン3部およびジエチルアミノエタノール1部を配
合し、混合溶解して、粘度6,000センチポイズ(2
5℃)の光フアイバ用被覆材料を得た。
実施例2 テトラメチレンオキサイドとプロピレンオキサイドとを
モル比80 : 20でランダム共重合させてなる分子
両末端に水酸基を有する数平均分子量が1,000のポ
リエーテルポリオールを用いた以外は、実施例1と全(
同様の操作にてウレタンアクリレ−1−オリゴマーを得
た。
このオリゴマー50部に、脂環族ジアクリレート(三菱
油化ファイン社製の商品名SA−1002)40部、N
−ビニルピロリドン10部、ベンゾフェノン3部および
ジエチルアミノエタノール1部を配合し、混合熔解して
、粘度4,500センチボイズ(25℃)の光フアイバ
用被覆材料を得た。
比較例1 テトラメチレンオキサイドとプロピレンオキサイドとを
モル比50:50でランダム共重合させてなる分子両末
端に水酸基を有する数平均分子量が700のポリエーテ
ルポリオールを使用した以外は、実施例1と全く同様の
操作にてウレタンアクリレートオリゴマーを得、さらに
このオリゴマーを用いた以外は実施例1と同様の配合組
成にて粘度5,000センチボイズ(25℃)の光フア
イバ用被覆材料を得た。
比較例2 数平均分子量が700のポリオキシテトラメチレングリ
コールを使用した以外は、実施例1と全く同様の操作に
てウレタンアクリレートオリゴマーを得、このオリゴマ
ーを用いた以外は実施例2と同様の配合組成にて、粘度
5,500センチボイズ(25℃)の光フアイバ用被覆
材料を得た。この材料はチクソトロピー性の高いもので
あった。
上記実施例1.2軸よび比較例1,2の各光フアイバ用
被覆材料の性能を調べるために、以下の試験を行った。
く試験例1〉 各被覆材料をガラス板上に0.25 +n+厚に塗布し
たのち、高圧水銀ランプ(80W/Cl0)を用いて硬
化させ、完全硬化に要した紫外線照射量と、硬化被膜の
ショア硬度、引張弾性率および伸びとを測定した結果は
、下記の表に示されるとおりであった。なお、引張弾性
率および伸びは、JISK7113に準拠して行った。
〈試験例2〉 直径125μmの光ファイバの表面に、内層用材料(シ
ョア硬度A−25,引張弾性率0.05 kg/−5伸
び200%)を被覆後の直径が250μmとなるように
塗布し、160W/ca+の高圧水銀ランプを用いて1
00m/分の線速で硬化させたのち、さらに外層用とし
て実施例1.2および比較例1,2の各光フアイバ用被
覆材料をそれぞれ被覆後の直径が400.umとなるよ
うに塗布し、上記同様の高圧水銀ランプを用いて−1−
配回速度で硬化させた。
このようにして得られた光フアイバ被覆体は、実施例1
.2の光フアイバ用被覆材料を用いたものでは、ボビン
巻特性および側圧特性共に良好で、伝送損失の増加は認
められなかったが、比較例1の光フアイバ用被覆材料を
用いたものでは、上記の両特性に劣り、伝送損失の顕著
な増加が認められた。また、比較例2の材料は、前記表
に示すとおり、硬化特性自体は良好であったが、そのチ
クソトロピー性が高いため、−1−述の如き光フアイバ
表面への塗工に際して、均一な塗膜を形成できない場合
があり、これが原因でボビン巻特性および側圧特性の低
下をきたす結果となって、実施例1゜2のものに比し不
良品の発生ずる確率が高くなる(噴量が1忍められた。
なお、ボビン巻特性とは、直径30cIIlのドラムへ
のボビン巻(張力80g)の状態で伝送1員失の増加を
調べたものであり、また側圧特性とは、サンドペーパー
階150の間に光ファイバを往復60cIuの長さでは
さみ、上から荷重を加えて伝送損失の増加を調べたもの
である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)a)テトラメチレンオキサイドとプロピレンオキ
    サイドとを前者対後者のモル比が70:30〜95:5
    となる割合でランダム共重合させてなる分子両末端に水
    酸基を有する数平均分子量が300以上のポリエーテル
    ポリオールに、上記水酸基を介して1分子中に2個以上
    のイソシアネート基を有するイソシアネート化合物を反
    応させてウレタン結合を形成し、この結合に関与する上
    記化合物の残りのイソシアネート基を介して分子両末端
    に(メタ)アクリロイル基を導入してなるウレタン(メ
    タ)アクリレートオリゴマー、b)上記a成分の反応性
    希釈剤としての作用を少なくとも有する1分子中に重合
    性炭素一炭素二重結合が1個以上含まれた常温で低粘度
    液状の化合物およびc)重合開始剤を含むことを特徴と
    する光学ガラスファイバ用被覆材料。
JP60227492A 1985-10-12 1985-10-12 光学ガラスフアイバ用被覆材料 Pending JPS6287438A (ja)

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JP (1) JPS6287438A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63275619A (ja) * 1987-04-30 1988-11-14 ディーエスエム・エヌヴィ 光フアイバ−被覆用組成物
JPS63312309A (ja) * 1987-06-12 1988-12-20 ディーエスエム・エヌヴィ 液状硬化性樹脂組成物
WO1996028396A1 (en) * 1995-03-13 1996-09-19 Dsm N.V. Radiation curable optical fiber coating composition

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