JPS6026133B2 - ウレタン変性アクリレ−ト樹脂組成物 - Google Patents

ウレタン変性アクリレ−ト樹脂組成物

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JPS6026133B2
JPS6026133B2 JP9443377A JP9443377A JPS6026133B2 JP S6026133 B2 JPS6026133 B2 JP S6026133B2 JP 9443377 A JP9443377 A JP 9443377A JP 9443377 A JP9443377 A JP 9443377A JP S6026133 B2 JPS6026133 B2 JP S6026133B2
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は接着性、特に沸水処理後の接着性の著しく改良
されたウレタン変性アクリレ−ト樹脂組成物に関するも
のである。
従来からコーティング、塗装、ライニング、プラィマ−
、接着などの被覆処理用途にウレタン変性アクリレート
樹脂、不飽和ポリエステル樹脂、ヱポキシアクリレート
樹脂等の熱硬化性樹脂が用いられている。
これらの樹脂は金属との接着性は比較的良い部類に属す
るが、まだ十分に満足すべきものでない。したがって金
属との接着性を向上させる種々の試みがなされているが
、いまだ満足すべきものが得られていないのが現状であ
る。一般に優れた接着性を得るための接着剤の第1条件
は、接着剤を充分濡らし、充分な分子接触を可能にし、
接着剤と被着材間に効果的な分子間力を発現させること
にある。第2条件は破壊の際、応力集中を防ぐと同時に
、充分なる強度を保持し得るに適当な強伸度、弾性率、
可操性などを具備した材料であることが必要である。本
発明者らはウレタン変性アクリレート樹脂の接着性の改
良についてかかる観点に立って研究を行なった結果、ウ
レタン変性アクリレート樹脂に無定形飽和ポリエステル
を配合することにより、金属同志、金属と繊維強プラス
チック(FRP)の接着性を著しく改良するとともに、
これらの沸水処理後の接着性をも著しく改良することを
見出した。
すなわち本発明は多価アルコールとして実質的にポリマ
ー末端に水酸基を含有する酸化20以下の低分子量テレ
フタル酸系オリゴェステルあるいは該オIJコー、ェス
テルと他の多価アルコールとの混合物を用いたウレタン
変性ァクリレート凶と共重合性単量体‘B}とからなる
ウレタン変性アクリレート樹脂に無定形飽和ポリエステ
ルを全組成物に対して0.5〜15重量(%)配合して
なるウレタン変性アクリレート樹脂組成物である。本発
明におけるウレタン変性アクリレートとは多価アルコー
ルと、ポリィソシアネートおよび水酸基含有アクリレー
トまたはメタクリレートから製造され、ポリマー主鎖中
にウレタン結合を有し、ポリマー末端にはアクリロィル
基またはメタクリロイル基を有するポリマーであり、多
価アルコールとして、実質的にポリマー末端に水酸基を
含有する酸価20以下の低分子量テレフタル酸系オリゴ
ェステルあるいは該オリゴヱステルと他の多価アルコー
ルとの混合物を用いたものである。
たとえば酸価20以下の低分子量テレフタル酸系オリゴ
ェステルあるいは該オリゴェステルと他の多価アルコー
ルとの混合物を有機ジィソシアネートと反応比がィソシ
アネート基当りの水酸基およびカルボキシル基の比率(
OHおよびCOOH/NCO)1未満で反応させて末端
ィソシアネート基含有プレポリマ−を製造し、該プレポ
リマーを水酸基含有ァクリレートまたはメタアクリレー
トと反応させて得たウレタン変性アクリレートがある。
本発明における酸価20以下の低分子量テレフタル酸系
オリゴェステル(以下単にオリゴェステルと呼ぶ)とは
、カルボン醸成分が主としてテレフタル酸からなり、ア
ルコール成分として多価アルコールからなる分子量約2
00〜2000であり、かつ酸価が20以下、更に好ま
しくは15以下のオリゴェステルである。該オリゴェス
テルの多価アルコール成分としては、エチレングリコー
ル、1,2一プロピレングリコール、トリメチレングリ
コール、トリメチレングリコール、1,4−ブタンジオ
ール、ベンタメチレングリコール、1,6ーヘキサンジ
オール、ジエチレングリコール、ジプoピレングリコー
ル、ポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコー
ル、ネオベンチルグリコール、2,2,6ートリメチル
−1,3−ペンタンジオール、シクロヘキサンジオール
、ジメチロールシクロヘキサン、水素化ビスフェノール
類、水素化ピスフェノール類のアルキレンオキサィド付
加物、ビスフヱノール額のアルキレンオキサィド付加物
、ハロゲン化ビスフェノール類のアルキレンオキサィド
付加物などのグリコール類、トリメチロールェタン、ト
リメチロールフロパン、グリセリン、ベンタェリスリト
ール類の3価以上の多価アルコールがある。
主としてグリコールからなることが好ましい。該オリゴ
ェステルとは具体的には、ビス(ヒドロキシエチル)テ
レフタレート、ビス(2−ヒドロキシプロピル)テレフ
タレート、ビス(4ーヒドロキシブチル)テレフタレー
トなどのテレフタル酸のジグリコールェステルのような
分子量の小さいものからテレフタル酸と多価アルコール
からなる分子量2000までのオリゴェステルを意味す
る。
該オリゴェステル中にテレフタル酸以外に少量の他の多
価カルボン酸が含有されていてもよい。
また、同一成分よりなる異なった分子量のオリゴェステ
ルを2種以上任意の混合比で使用することもできる、ま
た、成分の異なるオリゴヱステルを2種以上任意の混合
比で使用することもできる。前記オリゴェステルは、必
要により他の多価アルコールとともに用いられ、多価ア
ルコールとしては前記オリゴェステルのアルコール成分
として例示したものがある。前記オリゴェステルと他の
多価アルコールとの割合は目的に応じて任意であるが、
オリゴェステル:他の多価アルコールは、40:60〜
100:0(モル%)であることが好ましい。前記オリ
ゴェステルおよび必要により併用される他の多価アルコ
ールと反応させる有機ジィソシアネート化合物としては
、2,4−トリレンジィソシアネート、2,6一トリレ
ンジイソシアネ−ト、メタフエニレンジイソシアネート
、ジフエニルメタンジイソシアネート、ヘキサメチレン
ジイソシアネート、キシリレンジイソシアネート、ピス
(イソシアナートメチル)シクロヘキサンなどがあり、
これらの有機ジィソシアネート化合物を単独で、あるい
は混合して用いる。
前記オリゴェステルおよび必要により併用する他の多価
アルコールと有機ジィソシアネートとの反応割合は、オ
リゴェステル中の水酸基およびカルボキシル基ならびに
多価アルコール中の水酸基の総和(OHおよびCOOH
)が有機ジィソシアネート化合物中にィソシアネート基
(NCO)に関して1未満(OHおよびCOOH/NC
R<1)である。
上記反応割合で反応させることにより末端ィソシアネー
ト基含有プレポリマーが得られる。
このような反応はイソシアネート基と不活性な重合性単
量体あるいは非重合性化合物の媒体中で、反応温度20
〜80午○、特に50〜8ぴ0で行なうことが好ましい
。ィソシアネート基と不づ舌性な重合性単量体としては
、スチレン、ビニルトルエン、クロロスチレン、也rt
ーブチルスチレン、ジビニルベンゼンなどのスチレン系
単量体、アクリル酸メチル、アクリル酸エチル、アクリ
ル酸−n−プロピル、アクリル酸−n−ブチル、メタク
リル酸−n−ブチル、ベンジルアクリレート、ペンジル
メタクリレートなどのアクリレート系あるいはメタクリ
レート系単量体、酢酸ビニル、プロピオン酸ビニル、ィ
ソプロピオン酸ビニルなどのビニルェステル系単量体、
ジアリルフタレートなどのアリル系単量体、アクリロニ
トリル、メタクリロニトリルなどのピニルニトリル系単
量体などがある。
イソシアネート基と不活性な非重合性化合物としては、
ベンゼン、トルェンなどの芳香族化合物、メチレンクロ
ライド、エチレンクロライド、ビニリデンクロラィドな
どのハロゲン化炭化水素などがある。触媒としてはトリ
ェチレンジアミン、トリェチルアミン、ジブチル錫ジラ
ウレート、ジメチルオクチル錫などが好適である。上記
反応により得られる末端ィソシアネート基含有プレポリ
マーを次いで水酸基含有アクリレートトまたはメタクリ
レートと反応させてウレタン変性アクリレートを製造す
る。
該反応は第1段反応に用いた媒体中、もしくはその他の
媒体中あるいは媒体の存在しない状態で行なう。水酸基
含有アクリレートまたはメタクリレートの量は、末端ィ
ソシアネート基含有プレポリマー中のィソシアネート基
に対して該化合物(反応モル比OH/NCO)が当モル
以上になる量であることが好ましい。
水酸基含有アクリレートまたはメタクリレートの水酸基
がイソシアネート基に対して当モルより多く存在し、未
反応のままであると耐食性ならびに伸度は優れたものと
なる。本発明方法において用いる水酸基含有アクリレー
トまたはメタアクリレートには次のような化合物が挙げ
られる。
ヒドロキシェチルアクリレート、ヒドロキシエチルメタ
クリレート、プロピレングリコールモノアクリレート、
ヒドロキシプロピルメタクリレート、B−ヒドロキシブ
ロピルアクリレート、t−ブチルヒドロキシメタクレー
トなどである。上記反応により得られるウレタン変性ァ
クリレートは次いで重合性単量体と混合してウレタン変
性アクリレート樹脂とすることができる。
第2段反応、すなわちィソシアネート基含有プレポリマ
ーと水酸基含有アクリレートまたはメタクIJレートと
の反応をィソシアネート基と不活性な重合性単量体中に
々し、て行なった場合には、反応終了後、該単量体を除
去しないかぎり、ウレタン変性アクリレートは重合性単
量体と混合してウレタン変性アクリレート樹脂が製造で
きている。前記第2段反応をィソシァネート基と不活性
な非重合性の化合物中において行なった場合には、該化
合物を除去して後あるいは除去せずに重合性単量体と混
合する。ウレタン変性アクリレートと蚤合整単量体との
混合比は95:5〜5:95好ましくは70:30〜3
0:70(重量%)である。
重合性単量体としては、スチレン、ビニルトルエン、ク
ロロスチレン、にrt−ブチルスチレン、ジビニルベン
ゼンなどのスチレン系単量体、アクリル酸メチル、アク
リル酸エチル、アクリル酸一n−プロピル、アクリル酸
−nーブチル、メタクリル酸−n−ブチル、ベンジルア
クリレート、ペンジルメタクリレート、エチレングリコ
ールジメタクリレート、エチレングリコ一ルモノメタク
リレート、1,2ープロピレングリコールモノアクリレ
ートなどのアクリレート系あるいはメタクリレート系単
量体、酢酸ビニル、プロピオン酸ビニルなどのビニルェ
ステル系単量体、ジアリルフタレートなどのアリル系単
量体、アクリロニトリル、メタクリロニトリルなどのビ
ニルトリル系単量体などが挙げられる。
次に本発明に用いられる無定形飽和ポリエステルは一種
以上の飽和ジカルボン醸成分と一種以上のジオール成分
とからなる線状ポリエステルである。
このような無定形飽和ポリエステルの飽和ジカルボン酸
成分としてはテレフタル酸、ィソフタル酸、オルソフタ
ル酸、テトラ−およびへキサハィドロオルソフタル酸、
エンドーシスービシクロ〔2,2,1〕−3ーヘプテン
ー2,3ージカルポン酸、テトラヒドロナフタレンジカ
ルボン酸、テトラクロロ−およびテトラブロモオルソフ
タル酸、1,4,5,6,7,7ーヘキサクロロービシ
クロ〔2,2,1〕−5ーヘプテンー2,3ージカルボ
ン酸、コハク酸、グルタル酸、アジピン酸、ピメリン酸
、スベリン酸、アゼライン酸、セバシン酸、ウンデカン
ジカルボン酸、ドデカンジカルボン酸、トリデカンジカ
ルボン酸などがある。
一方、ジオール成分としてはエチレングリコール、ジエ
チレングリコール、1,2一および1,3ープロパンジ
オール、ジブロピレングリコール、1,2−1,3−お
よび1,4ーブタンジオール、ネオベンチルグリコール
、1,6−へキサソジオール、2,2,4ートリメチル
ベンタン−1,3−ジオール、ピスフェノール類のアル
キレンオキサィド付加物、ハロゲン化ビスフェノール類
のアルキレンオキサィド付加物、1,4−シクロヘキサ
ンジオール、1,4ーシクロヘキサンジメタノール、ポ
リエチレングリコール、ポリプロピレングリコールなど
がある。
これらの成分のうち、対称性ジカルボン酸成分とジオー
ル成分のみを成分とする飽和ポリエステルは結晶性とな
るため非対称性のジカルボン酸成分やジオール成分を必
ず併用しなければならない。テレフタル酸を主たるジカ
ルボン醸成分とするテレフタル酸系無定形ポリエステル
が特に好ましい。
上記無定形飽和ポリエステルの還元粘度は通常0.05
〜3.0、好ましくは0.2〜1.5〔フェノール/テ
トラクロルェタン=6/4(重量比)中、3000〕で
ある。
これらの無定形飽和ポリエステルは、ウレタン変性アク
リレート樹脂への均一な分散性の点から、スチレンある
いはジアリルフタレートなどの共重合性単量体に熔解し
て、ウレタン変性アクリレート樹脂に配合するのが一般
的である。この無定形飽和ポリエステルの混合を容易に
するために使用される共重合性単量体は、そのままウレ
タン変性アクリレート樹脂の成分となる。ウレタン変性
アクリレート樹脂に無定形飽和ポリエステルを直接、配
合することもできる。無定形飽和ポリエステルの配合量
は全組成物に対して0.5〜1.5重量%である。
無定形飽和ポリエステルが0.5重量%未満であると、
接着性の向上が小さく、一方15%を越えても、接着性
の向上は小さく、さらには硬化物の性能を低下する。本
発明のウレタン変性アクリレート樹脂組成物はラジカル
重合法により硬化させることができる。重合開始剤を用
いる硬化方法では、ベンゾィルパーオキサィド。第3級
ブチルパーオキシベンゾエート、メチルエチルケトン/
ぐーオキサイド、シクロヘキサン/fーオキサイド、ラ
ウロイル/ぐーオキサイドクメンハイドロパーオキサイ
ドなどの有機過酸化物を用いる。他にラジカル重合を開
始する紫外線、電子線、放射線などによって硬化するこ
とも出来る。有機過酸化物を用いる場合には、必要によ
りジメチルアニリン、ナフテン酸コバルトなどの促進剤
を併用することもあり、紫外線、電子線などを用いる場
合には増感剤を用いてもよい。本発明のウレタン変性ア
クリレート樹脂組成物には各種の充填剤、添加剤、安定
剤、補強材などを適宜選択し配合することができる。本
発明のウレタン変性アクリレート樹脂組成物はその接着
力が無定形飽和ポリエステルを配合しないものに比して
30〜200%以上に増大し、ざらに沸水処理後の接着
力低下がきわめて小さい。本発明の樹脂組成物は相溶性
に優れ、貯蔵安定性に優れる。さらに多価アルコールと
してテレフタル酸系オリゴェステルを用いたウレタン変
性アクリレートを主体とすることにより、耐薬品性、耐
熱性および電気的特性に優れる。以下、実施例をあげて
本発明をさらに具体的に説明する。
実施例中に単に部とあるのは重量部を意味し、%とある
のは重量%を意味する。
粘度は、25qoにおいてプルックフィールド型回転粘
度計を用いて測定した値である。接着性はJIS・K−
総50−197を記載の方法によった。鋼板と鋼板およ
び鋼板とFRPの引張せん断強度の測定により接着性を
評価した。鋼板の接着面はJIS・K−6848−19
72に基づき、研磨、洗液脱脂処理をそれぞれ実施した
。硬化剤としてメチルエチルケトンパーオキサイド(5
5%ジメチルフタレート港存)1%とナフテン酸コバル
ト(Co含有率6%、ミネラルスピリット溶液)0.5
%を添加し、室温において硬化させた。なお鋼板とFR
Pの接着はプラィマー使用方法になるが、この場合、鋼
板に上述の硬化処法に従った本発明のウレタン変性アク
リレート樹脂組成物を塗布後、一昼夜、常温で放置し、
別に用意した耐沸水性良好な不飽和ポリエステル樹脂、
例えば、ュピカCLC−836(東洋紡簿製、ビスフェ
ノール系)を用いてチョップドストランドマツト(耐食
用で目付450夕/枕)を3プライ、一度に積層した積
層板の上に載せる。この作業は積層板のマットライフが
来るまでに行なう。また実施例のプラィマーないま勿論
、鋼板にウレタン変性ァクリレート樹脂組成物を塗布す
ることなく、上述の研磨、洗糠、脱脂処理したままの状
態で積層板に接着させたものである。参考例 無定形飽和ポリエステルの製造 鷹梓機、温度計、窒素導入管および温度計をとり付けた
部分還流式冷却器を備えた反応装置にネオベンチルグリ
コール36.7モル、エチレングリコール39.5モル
、ジメチルテレフタレート17.9モル、酢酸亜鉛2.
0夕およびエチレングリコールチタネート重合体0.1
5夕を入れ、22000に加熱して窒素を導入しながら
、70分間ェステル交換させた。
次いで温度を245qoにし、圧力を水銀柱0.3側ま
で減圧し、245o0に1時間保持した後、過剰のグリ
コールを反応系から留去した。次に温度を275COま
で再び上昇させ、水銀柱0.3側の圧力において反応さ
せた。得られた無定形飽和ポリエステル{a)は無色透
明でnSP/C=0.77であった。次に下記第1表に
示した原料を用いて無定形飽和ポリエステル【a}と同
様にェステル交換法により、あるいは公知のェステル化
法に従い、無定形飽和ボリェテル{b’〜Mを製造した
。第1表 表中、記号は以下のものを示す。
DMT:ジメチルテレフタレート DMI:ジメチルイソフタレート SA:セバシン酸 AdA:アジピン酸 PA :無水フタル酸 NPG:ネオベンチルグリコール EG:エチレングリコ−ル DEG:ジエチレングリコール TPA:テレフタル酸 AzA:アゼラィン酸 PG :1,2−フロハンジオール 実施例 1 櫨梓機、温度計、滴下ロートおよび還流式冷却管を備え
た反応容器中に、166部のテレフタル酸と29$部の
ネオベンチルグリコールを仕込み、触媒として酸化スズ
1.0部およびトリェチルアミン1.5部を加え、4k
9・肌‐2ゲージ圧の窒素ガス加圧下で、235℃にお
いて2時間反応させて、オリゴェステルを製造した。
得られたオリゴェステル(酸価14.3)を室温まで冷
却した後、72碇部のスチレンに混合し、この混合物に
ハイドロキノン0.15部添加し、50qCに加溢した
。この混合物に反応温度8030以下で2,4ートリレ
ンジィソシアネート348部を滴下しながら反応させた
。得られた末端ィソシアネート基含有プレポリマーに2
86部の2ーヒドロキシェチルメタクリレートを添加し
、80℃、2時間反応させた。得られた透明なウレタン
変性アクリレート樹脂凶の粘度は5.5ポィズであつた
。該樹脂■に参考例で製造した無定形飽和ポリエステル
のスチレン溶液(スチレン含有率70%)を該樹脂10
碇部‘こ対して12部(固形分で3.6部)配合した。
得られた組成物を用いて接着した鋼板同志および鋼板と
FRPの引張せん断強度の測定結果をそれぞれ第1表お
よび第2表に示す。
また、第2表の鋼板とFRPの接着において比較例とし
て無定形飽和ポリエステルを用いないものおよび全くプ
ラィマーとして本発明の樹脂組成物を用いないものを挙
げた。第1表 鋼板「鋼板の接着性 第2表 鋼板−FRPの接着性 実施例 2 実施例1で製造したウレタン変性アクリレート樹脂■に
参考例で製造した無定形飽和ポリエステル樹脂‘b}を
配合量を変えて混合した。
得られた組成物を用いた接着物の引張せん断強度の測定
結果を第3表に示す。第3表 実施例 3 雛投機、温度計、滴下ロートおよび還流式冷却管を備え
た反応器中にポリエチレンテレフタレート・ステープル
、ファイバー絞糸屑960部、エチレングリコール31
碇郭、ビスフエノールAのプロピレンオキサィド6モル
付化物174峠都およびトリェチルアミン1.5部を加
え、3k9/仇ゲージ圧の窒素ガス加圧下、235qo
において2時間加熱した。
得られた解重合生成物、すなわちオリゴェステル(酸価
12.3)とグリコールとの混合物を室温まで冷却した
後、スチレン4126部中に混合し、この溶液中にハイ
ドロキノン3部を添加し、燈拝しながら5000に加湿
した。この混合物中に80qCを越えないように、2,
4ートリレンジイソシアネート3480部(OHおよび
COOH/NCO=0.5)を滴下しながら反応させ、
得られた末端ィソシアネート基含有ブレポリマ−に2ー
ヒドロキシェチルメタクリレート260碇都(OH/N
CO=1)を反応温度80oo以下で滴下し「反応を完
結させた。得られた透明なウレタン変性アクリレート樹
脂脚の粘度は10.2ポイズであった。該樹脂tB}‘
こ参考例で製造した無定形飽和ポリエステルのスチレン
溶液(スチレン含有量70%)を樹脂10礎織こ対して
12部配合した。
該組成物を用いて懐着た鋼板同志および鋼板とFRPの
引張せん断強度の測定結果をそれぞれ第4表および第5
表に示す。
第4表鋼板−鋼板 第 5 表鋼板−FRP 実施例 4 実施例3で製造したウレタン変性アクリレート樹脂‘B
}に参考例で製造した無定形飽和ポリエステル樹脂(b
}を配合量を変えて濠合した。
得られた組成物を用いて接着した接着物の引張せん断強
度の測定結果を第6表に示す。第6表

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 多価アルコールとして実質的にポリマー末端に水酸
    基を含有する酸価20以下の低分子量テレフタル酸係オ
    リゴエステルあるいは該オリゴエステルと他の多価アル
    コールとの混合物を用いたウレタン変性アクリレート(
    A)と共重合性単量体(B)とからなるウレタン変性ア
    クリレート樹脂に無定形飽和ポリエステルを全組成物に
    対して0.5〜15重量(%)配合してなるウレタン変
    性アクリレート樹脂組成物。
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