JPH04173822A - 光ファイバ被覆用紫外線硬化型樹脂組成物 - Google Patents

光ファイバ被覆用紫外線硬化型樹脂組成物

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JPH04173822A
JPH04173822A JP2298903A JP29890390A JPH04173822A JP H04173822 A JPH04173822 A JP H04173822A JP 2298903 A JP2298903 A JP 2298903A JP 29890390 A JP29890390 A JP 29890390A JP H04173822 A JPH04173822 A JP H04173822A
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Hiroyuki Ito
伊藤 廣行
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  • Polyurethanes Or Polyureas (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、光ファイバ被覆用紫外線硬化型樹脂組成物に
関する。
[従来の技術] 光ファイバは、非常に脆(傷つき易(、且つ汚染によっ
て、光伝送損失が太き(なることは、良く知られている
。このため、従来より、光ファイバの紡糸直後に、ガラ
ス表面に低い弾性率を有する材料で1次被覆を行った後
、高い弾性率を有する材料で2次被覆が行われている。
これらの材料として、生産性の面より紫外線硬化型樹脂
が使用されている。又、1次被覆及び2次被覆を施した
光ファイバーを二本から土木束ねてテープ化する際にも
紫外線硬化型樹脂が使用されている。
[発明が解決しようとする課題] 近年、光ファイバー素線の生産性を向上させるため、プ
リフォームの紡糸速度の高速化が計られている。従って
、プリフォームの溶融紡糸直後のガラスファイバに被覆
硬化される紫外線硬化樹脂に照射される紫外線量も低下
しており、低紫外線照射量でも充分に硬化する紫外線硬
化型樹脂が求められている。
一方、被覆光ファイバを複数本収納した光ファイバケー
ブルは、各種の環境下で使用されるが、なかでも、管路
内やマンホール内では、ケーブルが水に浸ることが多い
。このような環境下で光ファイバの強度低下を防止する
ため、ケーブル内に乾燥空気を流すガス保守やケーブル
内に防水材料を充填した防水ケーブルなどが実用化され
ており、特にガス保守を必要としない防水ケーブルが多
く使用されつつある。
しかしながら、防水材料だけで水を完全に遮蔽すること
は困難であり、長期間(例えば、ケーブル寿命として1
0年間)にわたって、光ファイバの保護被覆、あるいは
光ファイバ表面に水が浸入しないことを保証することは
困難である。
従って、水による被覆材の劣化及び光ファイバ自体の強
度低下が生じるという問題があった。
また、管路内やマンホール内では場所によって溜ってい
る水がアルカリ性になっており、光ファイバーの被覆層
がアルカリ加水分解されるという問題点もあった。
これらの問題点を解決するために、特開平1−8753
5号公報(出願人 日本電信電話株式会社)には、吸水
率が低い光ファイバ被覆用紫外線硬化樹脂組成物が、ア
ルカリの存在下でも長期間にわたって加水分解すること
がほとんどなく、従って、低吸水率の紫外線硬化型樹脂
組成物を被覆した光ファイバは、アルカリの雰囲気中で
被覆層が劣下することがほとんどなく、そのためファイ
バ強度を長期間にわたり維持することができる旨の記載
がある。
従って、長期信頼性の面から、吸水率の低い紫外線硬化
型樹脂が要求されている。
本発明が解決しようとする課題は、低紫外線量でも充分
に硬化し、吸水率が低く、水による被覆材の劣化が少な
い被覆層を形成可能な光ファイバ被覆用紫外線硬化型樹
脂組成物を提供することにある。
[課題を解決するための手段] 本発明は、上記課題を解決するために、1、  (1)
重合性不飽和ポリウレタン、(2)エチレン性不飽和結
合を有する重合性不飽和化合物、 及び (3)光重合開始剤 を含有する光ファイバ被覆用紫外線硬化型樹脂組成物に
おいて、(1)重合性不飽和ポリウレタンが、−服代 (式(1)中、RはHまたはCHxであり、nは1〜3
である) で表される重合性不飽和基を有することを特徴とする光
ファイバ被覆用紫外線硬化型樹脂組成物、2、重合性不
飽和ポリウレタンが、(1)(a)ポリイソシアネート
及び(b)イソシアネート基と反応する活性水素及び重
合性不飽和基を有する化合物を反応させて得られる重合
性不飽和ポリウレタン、(2) (a)ポリイソシアネ
ート、(b)イソシアネート基と反応する活性水素及び
重合性不飽和基を有する化合物及び(c)ポリオールを
反応させて得られる重合性不飽和ポリウレタンから成る
群がら選ばれる重合性不飽和ポリウレタンであって、イ
ソシアネート基と反応する活性水素及び重合性不飽和基
を有する化合物が、ヒドロキシブロピルアクリレートで
あることを特徴とする重合性ポリウレタンを使用する請
求項1記載の光ファイバ被覆用紫外線硬化型樹脂組成物 及び 3、ポリオール化合物がポリエーテルポリオールである
請求項2記載の光ファイバ被覆用紫外線硬化型樹脂組成
物 を提供するものである。
以下、本発明について詳細に説明する。
本発明で使用する重合性不飽和ポリウレタンは、ポリイ
ソシアネート及びヒドロキシプロピルアクリレート、必
要に応じてポリオールとを反応させて得ることができる
一般的に、イソシアネート基と反応する活性水素及び重
合性不飽和基を有する化合物として、例えば、ヒドロキ
シエチルアクリレート、2−ヒドロキシプロピルアクリ
レート、〉−ヒドロキシブチルアクリレート、フェノキ
シヒドロキシプロピルアクリレート、ブトキシヒドロキ
シプロビルアクリレート、ペンタエリスリトールアクリ
レート、シヘンタエリスリトールモノヒドロキシペンタ
アクリレート、トリメチロールプロパンジアクリレート
、ジプロピレングリコールモノアクリレート、1.6−
へ牛サンジオールモノアクリレート、グリセリンジアク
リレート、カプロラクトン変性2ヒドロキシエチルアク
リレート、ステアリン酸変性ペンタエリスリトールジア
クリレート、ポリエチレングリコールモノアクリレート
、ポリプロピレングリコールモノアクリルート、ポリテ
トラメチレングリコールモノアクリレート、プロピレン
オキサイドとエチレンオキサイドの共重合体のモノアク
リルート、テトラヒドロフランとプロピレンオキサイド
の共重合体のモノアクリレート、テトラヒドロフランと
エチレンオキサイドの共重合体のモノアクリレート、ビ
スフェノールAのエチレンオキサイド付加体のモノアク
リレート及びビスフェノールAのプロピレンオキサイド
付加体のモノアクリレート等の如きアクリロイル基を有
するヒドロキシ化合物を挙げることができる。
しかしながら、これまで重合性不飽和ポリウレタンの成
分として、硬化性、吸水性の観点から該化合物について
検討された例はな(、例えば、特開平2−9732、特
開平2−92911に見られるように、アクリロイル基
を有するヒドロキシ化合物については単に羅列的に記載
されているのみであり、−船釣にはヒドロキシエチルア
クリレートが好適であるとされてきた。
しかし、本発明者らは、第1表に記載のごとく、該化合
物の選択により硬化性、吸水性が大きく異なることを見
いだし、本発明に至ったものである。
本発明で使用するポリオールとしては、例えば、ポリエ
ーテル、ポリエステル、ポリカーボネート、ポリブタジ
ェン、水添ポリブタジェン、ポリシロキサン等のポリオ
ール化合物が挙げられるが、紫外線硬化型樹脂組成物と
したときの粘度、硬化性等の面から、ポリエーテルポリ
オールが特に好ましい。
該ポリエーテルポリオールとしては、例えば、ポリエチ
レングリコール、ポリプロピレングリコール、ポリテト
ラメチレングリコール、プロピレンオキサイドとエチレ
ンオキサイドの共重合体、テトラヒドロフランとプロピ
レンオキサイドの共重合体、テトラヒドロフランとエチ
レンオキサイドの共重合体、ビスフェノールAのエチレ
ンオキサイド付加体及びビスフェノールAのプロピレン
オキサイド付加体等を挙げることができる。これらの市
販品としては、(1)ポリエチレングリコールとして、
 rPEG  600J、 rPEG  1000」及
び「PEG 2000」 (三洋化成製)、(2)ポリ
プロピレングリコールとして、[PPGジオール100
OJ、rPPGPP−ル2000J及びrPPGPP−
ル3000J (、三井東圧化学製)、「エフセノール
1020J、「エフセノール2020J及び「エフセノ
ール3020」 (旭硝子製)、(3)ポリテトラメチ
レングリコールとして、 rPTG  650」、 r
PTG  850J、「PTG  100OJ、rPT
G  2000J及びrPTG  4000J  (保
土谷化学製)、(4)プロピレンオキサイドとエチレン
オキサイドの共重合体として、rED−28J  (三
井東圧製)及ひ[エフセノール 510J(旭硝子製)
、(5)テトラヒドロフランとプロピレンオキサイドの
共重合体として、 rPPTG  100OJ、 rP
PTG  2000J及びrPPTG  4000J(
保土谷化学製)、「ユニセーフ DCB−1100」及
び「ユニセーフ DCB−1800(、日本油脂型)、
(6)テトラヒドロフランとエチレンオキサイドの共重
合体として、[ユニセーフ DC−1100J及び「ユ
ニセーフ DC−1800」(日本油脂型)、(7)ビ
スフェノールAのエチレンオキサイド付加体として、「
ユニオールDA−400J及び[ユニオール DA−7
00J(日本油脂型)、(8)ビスフェノールAのプロ
ピレンオキサイド付加体として、「ユニオール DB−
400J  (日本油脂型)等を挙げることができる。
これらの化合物は、単独で用いても良いし、二種類以上
を組み合わせて用いてもよい。
ポリイソシアネート化合物としては、例えば、トリレン
ジイソシアネート、ジフェニルメタンジイソシアネート
、水添ジフェニルメタンシイソンア不一ト、ヘキサメチ
レンジイソシアネート、イソホロンジイソンア不−ト、
キシリレンジイソンア不−ト、水添キシリレンジイソシ
アネート、テトラメチルキシリレンシイソシア不−ト、
トリメチルヘキサメチレンジイソシアネート、1.5−
ナフタレンジイソシアネート、トリジンジイソシア不一
ト、p−フェニレンジイソシアネート及びリジンジイソ
シアネート等を挙げることができる。
これらのポリイソシアネート化合物は、単独で用いても
良いし、二種類以上を組み合わせて用いてもよい。
本発明で使用するエチレン性不飽和結合を有する重合性
不飽和化合物としては、主として、アクリル酸エステル
系化合物が使用される。硬化膜に柔らかさを要求する場
合には、単官能の(メタ)アクリル酸エステル系化合物
が、また、硬化膜に硬さを要求する場合には、三官能以
上の多官能アクリル酸エステル系化合物が一般的に用い
られる。
本発明で使用するエチレン性不飽和結合を有する重合性
不飽和化合物の具体例としては、スチレン、クロロスチ
レン、ジビニルベンゼン等の如キ芳香族ビニルモノマー
;置換基として、メチル、エチル、フロビル、ブチル、
アミル、2−エチルヘキシル、オクチル、ノニル、ドデ
シル、ヘキサデシル、オクタデシル、シクロヘキシル、
ベンジル、メトキシエチル、ブトキシエチル、フェノキ
シエチル、ノニルフェノキシエチル、テトラヒドロフル
フリル、アルリル、メタリル、グリシジル、2−ヒドロ
キシエチル、2−ヒドロキシプロピル、3−クロロ−2
−ヒドロキシプロピル、ジメチルアミノエチル、ジエチ
ルアミノエチル、ノニルフェノキシエチルテトラヒドロ
フルフリル等の如き基を有するアクリレート、メタクリ
レート又はフマレート;エチレングリコール、ポリエチ
レングリコール、プロピレングリコール、ポリプロピレ
ンクリコール、1.3−ブチレングリコール、テトラメ
チレングリコール、ヘキサメチレングリコール、トリメ
チロールプロパン、グリセリン及びペンタエリスリトー
ル等のモノ (メタ)アクリレート又はポリ(メタ)ア
クリレート;酢酸、ビニル、酪酸ビニル又は安息香酸ビ
ニル、アクリロニトリル、セチルビニルエーテル、リモ
ネン、シクロヘキセン、ジアリルフタレート、2−13
−又は4−ビニルピリジン、アクリル酸、メタクリル酸
、アクリルアミド、メタクリルアミド、N−ヒドロキシ
メチルアクリルアミド又はN−ヒドロキシエチルアクリ
ルアミド及びそれらのアルキルエーテル化合物、ネオペ
ンチルグリコール1モルに2モル以上のエチレンオキサ
イド若しくはプロピレンオキサイドを付加して得たジオ
ールのジ(メタ)アクリレート、トリメチロールプロパ
ン1モルに3モル以上のエチレンオキサイド若しくはプ
ロピレンオキサイドを付加して得たトリオールのジ又は
トリ(メタ)アクリレート、ビスフェノールA1モルに
2モル以上のエチレンオキサイド若しくはプロピレンオ
キサイドを付加して得たジオールのジ(メタ)アクリレ
ート、2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート1モ
ルとフェニルイソシアネート若しくはn−ブチルイソシ
アネートlモルとの反応生成物、ジペンタエリスリトー
ルのポリ (メタ)アクリレート等を挙げることかでき
る。
また、N−ビニル−2−ピロリドン、アクリロイルモル
フォリン、ビニルイミダゾール、ビニルカフロラクタム
、ビニル−p −tert−ブチルヘンシェード、シク
ロへ牛シルアクリレート、イソホルニルアクリレート、
ジシクロペンタニルアクリレート、ジシクロペンテニル
アクリレートから成る群から選ばれる少なくとも1種の
モノマーも使用でき、三官能以上の上記(メタ)アクリ
レートと併用すると、硬化性が向上し、硬化後に高ゲル
分率となり、信頼性の高い材料を提供することができる
本発明で使用する光重合開始剤としては、光によりラジ
カルを発生し、そのラジカルが重合性不飽和化合物と効
率的に反応するものであれば良い。
分子が開裂してラジカルを発生するタイプや芳香族ケト
ンと水素供与体との組合せのように複合して用いられる
ものがある。
前者に属する例としては、例えば、ベンゾイルエチルエ
ーテル、ヘンジインイソブチルエーテル、ペンシルジメ
チルケクール、■−ヒドロキソ/り口へキシルフェニル
ケトン、2−ヒドロキシ−2−メチル−1−フェニル−
プロパン−1−オン、2.4.6−ドリメチルベンゾイ
ルジフエニルオスフインオキシド、1−(4−イソプロ
ピルフェニル)−2−ヒドロキシ−2−メチルプロパ7
−1−オン及び2−メチル−1−[4−(メチルチオ)
フェニル〕−2−モルホリノプロパノン−1等を挙げる
ことができる。
後者の例の芳香族ケトンとしては、例えば、ベンゾフェ
ノン、4−フェニルベンゾフェノン、イソフタロフェノ
ン、4−ベンゾイル−4′−メチル−ジフェニルスルフ
ィド、2.4−ジエチルチオキサントン、2−イソプロ
ピルチオキサントン及び2−クロロチオキサントン等が
挙げられ、これと組合せる水素供与体としては、例えば
、メルカプト化合物及びアミン化合物等が挙げられるか
、一般にアミン系化合物が好ましい。
アミン系化合物としては、例えば、トリエチルアミン、
メチルジェタノールアミン、トリエタノールアミン、ジ
エチルアミンエチル(メタ)アクリレート、p−ジメチ
ルアミノアセトフェノン、p−ジメチルアミノ安息香酸
エチル、p−ジメチルアミノ安息香酸イソアミル、N、
 N−ジメチルベンジルアミン及び4.4°−ビス(ジ
エチルアミノ)ベンゾフェノン等が挙げられる。
これらの光重合開始剤は、単独で用いても良いし、二種
類以上組合せて用いても良い。
また、その他の添加剤として、熱重合禁止剤、酸化防止
剤、可塑剤及びシランカップリング剤等を各種特性を改
良する目的で配合することもできる。
本発明の光ファイバ被覆用紫外線樹脂組成物は、(1)
重合性不飽和ポリウレタンを10〜80重量%、(2)
エチレン性不飽和結合を有するモノマーを10〜80重
量%及び(3)光重合開始剤0.1〜10重量%の範囲
から配合されることが好ましい。
〔実施例〕
次に実施例を挙げて本発明の詳細な説明するが、本発明
はこれらの実施例に限定されるものではない。
まず、本発明の重合性不飽和ポリウレタンの合成例を示
す。
合成例1 窒素ガス導入管、撹拌機及び冷却管のついた反応容器に
2.4− トリレンジイソシアネート2モルを仕込み、
ポリテトラメチレングリコール(数平均分子量850)
 1モルを反応温度60℃以下に保ちながら徐々に加え
た。3時間反応後、2−ヒドロキシプロピルアクリレー
トを2モル、重合禁止剤としてt−ブチルハイドロキノ
ンを微量及び触媒としてジブチル錫ジラウレートを微量
徐々に加え、さらに70°Cで7時間反応させて、アク
リロイル基を有する重合性不飽和ポリウレタン(A−1
)を得た。
合成例2 合成例1において、2−ヒドロ牛ジプロピルアクリレー
ト2モルに代えて、2−ヒドロキシエチルアクリレート
2モルを使用した以外は、合成例1と同様にして、アク
リロイル基を有する重合性不飽和ポリウレタン(A−2
)を得た。
合成例3 合成例1において、2−ヒドロキシプロピルアクリレー
ト2モルに代えて、2−ヒドロキシブチルアクリレート
2モルを使用した以外は、合成例1と同様にして、アク
リロイル基を有する重合性不飽和ポリウレタン(A−3
)を得た。
合成例4 合成−11において、2−ヒドロキシプロピルアクリレ
ート2モルに代えて、4−ヒドロキシブチルアクリレー
ト2モルを使用した以外は、合成例1と同様にして、ア
クリロイル基を有する重合性不飽和ポリウレタン(A−
4)を得た。
以下に本発明の光ファイバ被覆用紫外線硬化型樹脂組成
物の実施例及び比較例を示す。
実施例1 合成例1で得た重合性不飽和ポリウレタン(A−1) 
6s重量部、トリシクロデカンジメタツールジアクリレ
ート20重量部、N−ビニル−2−ピロリドン15重量
部及びベンジルジメチルケタール5重量部を60°Cで
1時間混合溶解して、粘度34ポイズ(25°C)の液
状紫外線硬化型樹脂組成物を得た。
比較例1 実施例1において、重合性不飽和ポリウレタン(A−1
)に代えて、重合性不飽和ポリウレタン(A−2)を使
用した以外は、実施例1と同様にして、粘度34ポイズ
(25°C)の液状紫外線硬化型樹脂組成物を得た。
比較例2 実施例1において、重合性不飽和ポリウレタン(A−1
)に代えて、重合性不飽和ポリウレタン(A−3)を使
用した以外は、実施例1と同様にして、粘度38ボイズ
(25°C)の液状紫外線硬化型樹脂組成物を得た。
比較例3 実施例1において、重合性不飽和ポリウレタン(A−1
)に代えて、重合性不飽和ポリウレタン(A−4)を使
用した以外は、実施例1と同様にして、粘度27ポイズ
(25°C)の液状紫外線硬化型樹脂組成物を得た。
実施例1及び比較例1〜3て得た各紫外線硬化型樹脂組
成物を用いて、下記の評価を行い、その結果を第1表に
示した。
(硬化性の評価) 紫外線硬化型樹脂組成物をガラス板上に、乾燥塗膜厚が
、 200±20μmとなるように各々塗布した後、8
0W/cTrlのメタルハライドランプを用いて、窒素
雰囲気下で照射光量を変化させて硬化させた。
その硬化膜の引張弾性率を測定した。
なお、引張弾性率の測定は、J I S  K7113
に準拠して行った。また、硬化性の指標としては、20
mJ/cm”、IJ/am”照射時の引張弾性率の比を
とった。
(吸水率の測定) 紫外線硬化型樹脂組成物をガラス板上に乾燥塗膜厚が2
00±20μmと成るように塗布した後、80W/cm
のメタルハライドランプを用いて、窒素雰囲気中で照射
光量200mJ/cm”で硬化させた。この硬化膜を試
料として、J I S  K7209のB法に準拠して
吸水率の測定を行った。
[作用] 第1表に記載したように、実施例1の紫外線硬化型樹脂
組成物を用いて得た硬化膜は、比較例1の紫外線硬化型
樹脂組成物を用いて得た硬化膜と比べ、硬化性、吸水性
ともに大幅に優れていることが明らかである。また、比
較例2及び3の紫外線硬化型樹脂組成物を用いて得た硬
化膜と比べても硬化性が大幅に優れている。
従って、本発明の紫外線硬化型樹脂組成物は、硬化性に
優れ、かつ、吸水性が少ない被覆層を形成可能であるこ
とが理解できるであろう。
[発明の効果] 本発明の光ファイバ被覆用紫外線硬化型樹脂組成物は、
従来の紫外線硬化型樹脂組成物と比へ、硬化速度が速く
、硬化被覆層の吸水率か低い。
従って、本発明の光ファイバ被覆用紫外線硬化型樹脂組
成物を用いて被覆した光ファイバは、光ファイバの線引
き速度を速くすることかできるので、生産性を向上する
ことができると同時に、長期間の使用においても高い信
頼性を得ることかできる。
代理人 弁理士 高 橋  勝 利

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、(1)重合性不飽和ポリウレタン、 (2)エチレン性不飽和結合を有する重合性不飽和化合
    物、 及び(3)光重合開始剤 を含有する光ファイバ被覆用紫外線硬化型樹脂組成物に
    おいて、(1)重合性不飽和ポリウレタンが、一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼ (式(1)中、RはHまたはCH_3であり、nは1〜
    3である) で表される重合性不飽和基を有することを特徴とする光
    ファイバ被覆用紫外線硬化型樹脂組成物。 2、重合性不飽和ポリウレタンが、(1)(a)ポリイ
    ソシアネート及び(b)イソシアネート基と反応する活
    性水素及び重合性不飽和基を有する化合物を反応させて
    得られる重合性不飽和ポリウレタン、(2)(a)ポリ
    イソシアネート、(b)イソシアネート基と反応する活
    性水素及び重合性不飽和基を有する化合物及び(c)ポ
    リオールを反応させて得られる重合性不飽和ポリウレタ
    ンから成る群から選ばれる重合性不飽和ポリウレタンで
    あって、イソシアネート基と反応する活性水素及び重合
    性不飽和基を有する化合物が、ヒドロキシプロピルアク
    リレートであることを特徴とする重合性ポリウレタンを
    使用する請求項1記載の光ファイバ被覆用紫外線硬化型
    樹脂組成物。 3、ポリオール化合物がポリエーテルポリオールである
    請求項2記載の光ファイバ被覆用紫外線硬化型樹脂組成
    物。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003026738A (ja) * 2001-07-11 2003-01-29 Dainippon Ink & Chem Inc 光硬化型樹脂組成物及び該組成物を用いた光ファイバーユニット

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JP3019399B2 (ja) 2000-03-13

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