JP2000086197A - 高所作業車の操作装置 - Google Patents

高所作業車の操作装置

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JP2000086197A
JP2000086197A JP10252338A JP25233898A JP2000086197A JP 2000086197 A JP2000086197 A JP 2000086197A JP 10252338 A JP10252338 A JP 10252338A JP 25233898 A JP25233898 A JP 25233898A JP 2000086197 A JP2000086197 A JP 2000086197A
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JP
Japan
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telescopic boom
vehicle
mounting base
body frame
work vehicle
Prior art date
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JP10252338A
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English (en)
Inventor
Takumi Oda
小田  巧
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Tadano Ltd
Original Assignee
Tadano Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 高所作業車において、作業台の大型化と、作
業者立入領域での活動の容易化とを両立する。 【解決手段】 格納姿勢においては、伸縮ブーム5が車
体フレーム1の前後方向に向けて先端下がりとなるよう
に倒伏され且つ縮小状態とされるとともに、該作業台1
0の先端部5bに取付基台6を介して取り付けられた作
業台10の一方の端部10aが上記伸縮ブーム5の基端
部5a側に延出して旋回台4又は上記車体フレーム1側
に設定された作業者立入領域Xを覆う如くその上方に位
置するようにされた高所作業車において、上記格納姿勢
にある場合において上記伸縮ブーム5を適宜伸長させ、
又は上記作業台10を適宜旋回させ、又は上記取付基台
6に対する上記作業台10の相対位置を変化させること
で、上記作業台10の一方の端部10aを上記作業者立
入領域Xの上方から退避させる退避操作手段Pを備え
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本願発明は、伸縮ブームの先
端に作業台を備えた高所作業車における操作装置に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】高所作業車は、その架装方式によって、
トラック架装式、ホィール車架装式あるいはクローラ車
架装式、等に分類されるが、これらいずれの架装方式に
よる高所作業車であっても、その格納姿勢においては、
伸縮ブームを、縮小状態で且つ架装車両の車長方向に向
けて倒伏させるとともに、該伸縮ブームの先端に設けら
れた作業台はこれを上記伸縮ブームの上方側において該
伸縮ブームに沿わせた姿勢で格納するのが従来一般的で
ある。
【0003】そして、この場合、作業範囲の可及的拡大
と、限られた車長方向寸法内での作業台の格納スペース
の確保等の観点から、上記作業台を長方形の平面形態を
もつように形成するのが一般的である。
【0004】一方、高所作業車の格納姿勢においては、
上述のように、車体フレーム上に搭載された旋回台に取
り付けられた上記伸縮ブームの上方側に上記作業台を格
納する構成であることから、この格納姿勢においては該
作業台と上記車体フレームとの間にかなり大きな高低差
が生じることは構造上回避し難く、そのため、通常は上
記旋回台部分に、上記車体フレーム側から上記作業台に
乗り込むための乗降ステップを備えている。
【0005】また、高所作業車においては、これを操作
するための操作盤を、作業性を考慮して、車体側と作業
台側の双方に設けるのが通例であり、特に車体側の操作
盤については、伸縮ブームの挙動を作業者が容易に確認
しながら操作を行えるようにするという観点から、上記
伸縮ブームと一体的に旋回する上記旋回台側に上記車体
側操作盤を配置するのが通例である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述のよう
に、限られた車長方向における格納スペース内に上記作
業台を格納しつつ、同時に該作業台の作業範囲を大きく
とるという観点に立てば、上記作業台の長手方向の長さ
を可及的に長くすること、具体的には、その格納姿勢に
おいて、上記車体フレームの上記伸縮ブーム先端寄りの
端部から、該伸縮ブームの基端部が連結された上記旋回
台の上方を覆うような位置にまで及ぶ長さに設定するの
が好適と言える。
【0007】ところが、このように格納姿勢において上
記作業台の端部が上記旋回台の上方を覆うように該作業
台の長さを設定すると、該作業台の作業範囲の拡大等の
目的は達せられるものの、上記旋回台部分には上述のよ
うに乗降ステップとか車体側操作盤とかが配置されてい
るため、例えば、格納姿勢において上記乗降ステップを
使用して上記車体フレーム側から上記作業台に乗り込ん
で作業を行おうとする場合には、該格納姿勢において該
乗降ステップの上方に上記作業台の端部がこれを覆う如
く位置しているため、該乗降ステップを使用しての作業
台への乗り込みが困難となる。また、格納姿勢におい
て、上記車体側操作盤を操作して高所作業車による作業
を行おうとする場合には、該格納姿勢において該車体側
操作盤の上方に上記作業台の端部がこれを覆う如く位置
しているため、該車体側操作盤の操作が困難になるとい
う問題が生じることになる。
【0008】そこで本願発明は、作業台の長手方向寸法
の可及的拡大と、作業者立入領域での作業者の活動の容
易化とを両立し得るようにした高所作業車の操作装置を
提供することを目的としてなされたものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本願発明ではかかる課題
を解決するための具体的手段として次のような構成を採
用している。
【0010】本願の第1の発明では、車体フレーム1上
に水平旋回自在に搭載した旋回台4に伸縮ブーム5の基
端部5を起伏自在に取り付ける一方、上記伸縮ブーム5
の先端部5bには該伸縮ブーム5の起伏軌跡面に沿って
揺動可能に取付基台6を枢着連結し、該取付基台6の対
地姿勢を該取付基台6と上記伸縮ブーム5との間に介装
したレベリング機構7によって該伸縮ブーム5の起伏動
にかかわらず常時一定に維持するとともに、該取付基台
6には作業台10をその床面12が水平となるようにし
て取り付けて構成され、その格納姿勢においては上記伸
縮ブーム5が上記車体フレーム1の前後方向に向けて先
端下がりとなるように倒伏され且つ縮小状態とされると
ともに、上記作業台10はその一方の端部10aが上記
伸縮ブーム5の基端部5a側に延出して上記旋回台4又
は上記車体フレーム1側に設定された作業者立入領域X
を覆う如くその上方に位置するようにした高所作業車に
おいて、上記高所作業車が上記格納姿勢にある場合にお
いて上記伸縮ブーム5を適宜伸長させ、又は上記作業台
10を適宜旋回させ、又は上記取付基台6に対する上記
作業台10の相対位置を変化させることで、上記作業台
10の一方の端部10aを上記作業者立入領域Xの上方
から退避させる退避操作手段Pを備えたことを特徴とし
ている。
【0011】本願の第2の発明では、車体フレーム1上
に水平旋回自在に搭載した旋回台4に伸縮ブーム5の基
端部5aを起伏自在に取り付ける一方、上記伸縮ブーム
5の先端部5bには該伸縮ブーム5の起伏軌跡面に沿っ
て揺動可能に取付基台6を枢着連結し、該取付基台6の
対地姿勢を該取付基台6と上記伸縮ブーム5との間に介
装したレベリング機構7によって該伸縮ブーム5の起伏
動にかかわらず常時一定に維持するとともに、該取付基
台6には作業台10をその床面12が水平となるように
して取り付けて構成され、その格納姿勢においては上記
伸縮ブーム5が上記車体フレーム1の前後方向に向けて
先端下がりとなるように倒伏され且つ縮小状態とされる
とともに、上記作業台10はその一方の端部10aが上
記伸縮ブーム5の基端部5a側に延出して上記旋回台4
又は上記車体フレーム1側に設定された作業者立入領域
Xを覆う如くその上方に位置せしめられる一方、その退
避姿勢においては上記作業台10の上記一方の端部10
aが作業者立入領域Xの上方から退避されるようにした
高所作業車において、上記退避姿勢にある上記作業台1
0の一方の端部10aを、上記伸縮ブーム5を縮小さ
せ、又は上記作業台10を旋回させ、又は上記取付基台
6に対する上記作業台10の相対位置を変化させること
で、上記格納姿勢における位置に復帰させる復帰操作手
段Qを備えたことを特徴としている。
【0012】本願の第3の発明では、上記第1又は第2
の発明にかかる高所作業車の操作装置において、上記作
業者立入領域Xが、上記旋回台4又は上記車体フレーム
1側に設けられて上記作業台10への作業者の乗降に使
用される乗降ステップ20の配置領域であり、上記乗降
ステップ20は、上記退避姿勢において、その最上段の
ステップ20Cの高さが、該最上段のステップ20Cと
上記作業台10の床面12との間での乗降時において最
終ステップとなるように設定されていることを特徴とし
ている。
【0013】本願の第4の発明では、上記第1又は第2
の発明にかかる高所作業車の操作装置において、上記作
業者立入領域Xが、上記旋回台4又は上記車体フレーム
1側に設けられて高所作業車の作動操作を行う操作盤1
7の操作領域であって、上記退避姿勢においては、該操
作領域での作業者による上記操作盤17の操作が可能と
されていることを特徴としている。
【0014】
【発明の効果】本願発明ではかかる構成とすることによ
り次のような効果が得られる。
【0015】 本願の第1の発明にかかる高所作業車
の操作装置によれば、格納姿勢においては、伸縮ブーム
5が車体フレーム1の前後方向に向けて先端下がりとな
るように倒伏され且つ縮小状態とされるとともに、該伸
縮ブーム5の先端部5bに取付基台6を介して取り付け
られた作業台10の一方の端部10aが上記伸縮ブーム
5の基端部5a側に延出して旋回台4又は上記車体フレ
ーム1側に設定された作業者立入領域Xを覆う如くその
上方に位置するようにされた高所作業車において、上記
格納姿勢にある場合において上記伸縮ブーム5を適宜伸
長させ、又は上記作業台10を適宜旋回させ、又は上記
取付基台6に対する上記作業台10の相対位置を変化さ
せることで、上記作業台10の一方の端部10aを上記
作業者立入領域Xの上方から退避させる退避操作手段P
を備えているので、高所作業車が格納姿勢にある場合に
おいて、上記作業者立入領域Xに作業者が立ち入って活
動しようとする場合には、上記退避操作手段Pにより上
記作業台10の一方の端部10aを上記作業者立入領域
Xの上方から退避させることで、作業者は容易に上記作
業者立入領域Xに立ち入って所要の活動を行うことがで
き、該作業者の活動が上記作業台10の存在によって阻
害されるということが未然に且つ確実に回避される。
【0016】また、このように上記退避操作手段Pを備
え、必要に応じて上記作業台10の一方の端部10aを
上記作業者立入領域Xの上方から退避させる構成とする
ことで、例え格納姿勢において上記作業台10の一方の
端部10aが上記作業者立入領域Xを覆う如くその上方
に位置していても何ら問題は生じないので、該作業台1
0をその一方の端部10aが上記作業者立入領域Xを覆
う如くその上方まで延ばしてその形状の大型化を図るこ
とができ、延いては該作業台10の大型化により高所作
業車の作業範囲の拡大が図れるものである。
【0017】 本願の第2の発明にかかる高所作業車
の操作装置は、格納姿勢においては伸縮ブーム5が車体
フレーム1の前後方向に向けて先端下がりとなるように
倒伏され且つ縮小状態とされるとともに、該伸縮ブーム
5の先端部5bに取付基台6を介して取り付けられた作
業台10はその一方の端部10aが上記伸縮ブーム5の
基端部5a側に延出して旋回台4又は上記車体フレーム
1側に設定された作業者立入領域Xを覆う如くその上方
に位置せしめられる一方、その退避姿勢においては上記
作業台10の上記一方の端部10aが作業者立入領域X
の上方から退避されるようにした高所作業車において、
上記退避姿勢にある上記作業台10の一方の端部10a
を、上記伸縮ブーム5を縮小させ、又は上記作業台10
を旋回させ、又は上記取付基台6に対する上記作業台1
0の相対位置を変化させることで、上記格納姿勢におけ
る位置に復帰させる復帰操作手段Qを備えている。
【0018】従って、この発明の高所作業車の操作装置
によれば、例えば、上記高所作業車を退避姿勢として作
業者立入領域Xの上方から上記作業台10を退避させた
状態でここに作業者が立ち入って所要の活動を行った
後、上記復帰操作手段Qを操作することで、上記伸縮ブ
ーム5の縮小、又は上記作業台10の旋回、又は上記取
付基台6に対する上記作業台10の相対位置の変化によ
って、上記作業台10が上記格納姿勢における位置に復
帰し、該作業台10はその一方の端部10aが上記作業
者立入領域Xを覆う如くその上方に位置した状態で格納
される。従って、高所作業後における格納姿勢への作動
が的確に行われ、格納後における高所作業車の走行時に
おける安全性が確保されることになる。
【0019】 本願の第3の発明にかかる高所作業車
の操作装置によれば、上記作業者立入領域Xが、上記旋
回台4又は上記車体フレーム1側に設けられて上記作業
台10への作業者の乗降に使用される乗降ステップ20
の配置領域であり、上記乗降ステップ20は、上記退避
姿勢において、その最上段のステップ20Cの高さが、
該最上段のステップ20Cと上記作業台10の床面12
との間での乗降時において最終ステップとなるように設
定しているので、上記格納姿勢においては上記乗降ステ
ップ20の上方に上記作業台10の一方の端部10aが
位置しているが、上記退避操作手段Pを操作して上記作
業台10の一方の端部10aを上記乗降ステップ20の
上方から退避させることで該乗降ステップ20の上方が
開放され、且つ上記乗降ステップ20の最上段のステッ
プ20Cと上記作業台10の床面12とが一連のステッ
プとして機能し得る状態となることから、作業者は該乗
降ステップ20を使用して上記作業台10の床面12へ
の乗降を容易に行なうことができる。
【0020】また、退避姿勢とした状態での上記作業台
10への作業者の乗降完了後は、上記復帰操作手段Qを
操作することで、上記乗降ステップ20の存在に拘わら
ず、該作業台10はその一方の端部10aが該乗降ステ
ップ20を覆うようにその上方に位置する格納姿勢に復
帰される。
【0021】従って、この発明の高所作業車の操作装置
によれば、上記作業台10が、格納姿勢においてその一
方の端部10aが上記乗降ステップ20の上方を覆うよ
うな大型形状であったとしても、該作業台10によって
上記作業台10への作業者の乗降が阻害されるというこ
とがなく、該作業台10の大型化と作業台10への乗降
の容易化とが両立されるとともに、乗降完了後における
格納姿勢への確実な姿勢変更により高所作業車の走行時
における安全性が確保されるものである。
【0022】 本願の第4の発明にかかる高所作業車
の操作装置によれば、上記作業者立入領域Xが、上記旋
回台4又は上記車体フレーム1側に設けられて高所作業
車の作動操作を行う操作盤17の操作領域であって、上
記退避姿勢においては、該操作領域での作業者による上
記操作盤17の操作が可能とされているので、上記格納
姿勢においては上記操作盤17の上方に上記作業台10
の一方の端部10aが位置しているが、上記退避操作手
段Pを操作して上記作業台10の一方の端部10aを上
記操作盤17の上方から退避させることで該操作盤17
の上方が開放され、作業者は該操作盤17により高所作
業車の操作を行うことが可能となる。また、退避姿勢と
した状態での上記操作盤17での高所作業車の操作の完
了後は、上記復帰操作手段Qを操作することで、上記操
作盤17の存在に拘わらず、該作業台10はその一方の
端部10aが該操作盤17を覆うようにその上方に位置
する格納姿勢に復帰される。
【0023】従って、この発明の高所作業車の操作装置
によれば、上記作業台10が、格納姿勢においてその一
方の端部10aが上記操作盤17の上方を覆うような大
型形状であったとしても、該作業台10によって上記操
作盤17の操作が阻害されるということがなく、該作業
台10の大型化と上記操作盤17での操作の容易化とが
両立されるとともに、操作完了後における格納姿勢への
確実な姿勢変更により高所作業車の走行時における安全
性が確保されるものである。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、本願発明にかかる高所作業
車の操作装置を好適な実施形態に基づいて具体的に説明
する。
【0025】第1の実施形態 図1〜図5には、本願発明にかかる操作装置を備えた高
所作業車Zの第1の実施形態を示している。この高所作
業車Zは、トラック架装式の高所作業車であって、車体
フレーム1の前端に位置するキャビン2の直後方位置に
旋回座3を介して水平旋回自在に旋回台4を搭載すると
ともに、該旋回台4の上端部には伸縮ブーム5の基端部
5aを起伏自在に取り付けている。
【0026】尚、この実施形態における上記伸縮ブーム
5は、その基端部が上記旋回台4側に連結された基端ブ
ーム5Aと該基端ブーム5Aに内挿配置された中間ブー
ム5B、及び該中間ブーム5Bに内挿配置された先端ブ
ーム5Cとからなり、該伸縮ブーム5は上記基端ブーム
5Aと上記旋回台4との間に配置された油圧シリンダ9
の伸縮作動により起伏駆動される。また、この伸縮ブー
ム5は、図1に示すように、高所作業車Zの格納姿勢に
おいては、縮小状態で、且つ車体フレーム1の後端側に
向けて先端下がりに倒伏される。さらに、上記車体フレ
ーム1には、上記旋回台4と上記キャビン2との間に配
置された左右一対の前側アウトリガー15,15と、該
車体フレーム1の後端部の配置された左右一対の後側ア
ウトリガー16,16とが備えられているとともに、こ
の各アウトリガー15,,15,16,16は上記車体
フレーム1の後端部に配置されたアウトリガー操作部
(図示省略)によって操作される。
【0027】一方、上記伸縮ブーム5の先端部5b(即
ち、上記先端ブーム5Cの先端部)には、該伸縮ブーム
5の起伏軌跡面に沿って揺動自在に取付基台6が取り付
けられている。そして、この取付基台6は、該取付基台
6と上記伸縮ブーム5の先端部5bとの間に配置したレ
ベリングシリンダでなるレベリング機構7によってその
対地姿勢が常時一定に維持されるようになっている。ま
た、この取付基台6の先端側には作業台10が、旋回機
構8を介して、且つその床面12を水平とした状態で取
り付けられており、該作業台10は上記伸縮ブーム5の
起伏動作に拘わらず常時その床面12が水平となるよう
に姿勢が保持されるとともに、上記旋回機構8によって
水平旋回自在とされている。尚、この作業台10には、
作業台側操作盤18が設けられている。
【0028】上記作業台10は、その床面12が長方形
の平面形態をもつ矩形枠体であって、その長尺方向の中
心から適宜偏位した位置に上記旋回機構8が取り付けら
れており、該作業台10は該旋回機構8を中心として偏
心状態で水平旋回自在とされる。このため、上記作業台
10の長手方向両端部10a,10bの上記旋回機構8
からの距離は異なり、その一方の端部10aの方が他方
の端部10bよりも上記旋回機構8からの距離が大きく
なっている。従って、この実施形態においては、該作業
台10を限られた格納スペースの中で可及的に大型化す
るという観点で、図1に示すように、格納姿勢において
は上記作業台10の一方の端部10aを上記伸縮ブーム
5の基端部5a側に位置させるようにしている。尚、こ
の作業台10には、作業台側操作盤18が設けられてい
る。
【0029】そして、このように上記作業台10を大型
化し且つその旋回中心を長手方向において偏位させると
ともに該旋回中心から遠い側の端部10aを上記伸縮ブ
ーム5の基端部5a側に位置させているので、図1〜図
3に示すように、格納姿勢においては、上記作業台10
の一方の端部10aが上記旋回台4を覆うようにその上
方に位置し、上記旋回台4の一方の側部に配置される次
述の乗降ステップ20と他方の側部に配置される車体側
操作盤17は、その上方が上記作業台10の一方の端部
10aによって覆われることになる。このため、この格
納姿勢においては、上記乗降ステップ20を使用して上
記作業台10の床面12へ乗降すること、及び上記車体
側操作盤17により高所作業車Zを操作することは困難
な状況となっている。かかる不都合を回避するために、
後述する第1スイッチ31と第2スイッチ32とが備え
られている。尚、この実施形態においては、上記乗降ス
テップ20の配置スペースとその上方の作業者乗降スペ
ースとを含めた領域と、上記車体側操作盤17の配置ス
ペースと該車体側操作盤17を操作するための該車体側
操作盤17の前方及び上方の操作スペースとを含めた領
域は、共に特許請求の範囲中の「作業者立入領域X」に
該当するものである。
【0030】上記乗降ステップ20は、最下段のステッ
プ20Aと中間段のステップ20Bと最上段のステップ
20Cとを備えて構成され、上記旋回台4の一方の側部
に固定配置されている。この場合、この乗降ステップ2
0は、その最上段のステップ20Cが、格納姿勢にある
上記作業台10の床面12との間に適正なステップ高さ
を確保し得るような高さ位置に配置されている。また、
この乗降ステップ20は、地上と上記作業台10との間
における乗降手段の一部を構成するもので、該乗降手段
は上記乗降ステップ20の外に、上記車体フレーム1の
側部下方に配置されたサイドガード25の上下二段のパ
イプ25A,25Bと、上記前側アウトリガー15の伸
縮桁上面26と、上記前側アウトリガー15の伸縮桁の
上方に設けられた前側デッキ27とで構成され、これら
各部が順次所定のステップ高さで連続することで地上か
ら上記作業台10への乗降が可能となるものである。
【0031】上記車体側操作盤17は、図3に示すよう
に、上記旋回台4の他方の側部に取り付けられたコント
ロールボックス19の上部に配置され、該車体側操作盤
17は上記車体フレーム1の上面に設けられた作業デッ
キ14の前端部においてこれよりさらに一段高く設定さ
れた操作デッキ13に作業者が搭乗して操作される。こ
の場合、格納姿勢においては、上記車体側操作盤17の
直上方位置に上記作業台10の一方の端部10aが位置
していることから、この格納姿勢のままでは上記操作デ
ッキ13に作業者が搭乗して上記車体側操作盤17を操
作することは困難な状態となっている。
【0032】従って、格納姿勢から上記乗降ステップ2
0を使用して上記作業台10に作業者が乗り込む場合、
及び格納姿勢から上記車体側操作盤17を使用して高所
作業車Zの操作を開始する場合には、これら乗降ステッ
プ20及び車体側操作盤17の上方から(即ち、上記作
業者立入領域Xの上方から)上記作業台10の一方の端
部10aを退避させる(退避姿勢をとること)ことが必
要であり、かかる退避姿勢を実現するために次述の第1
スイッチ31が設けられている。さらに、一旦、上記高
所作業車Zを格納姿勢から退避姿勢に設定した後、これ
を退避姿勢から格納姿勢に復帰させて高所作業車Zを走
行可能状態とすることも必要であり、かかる復帰作動を
実現するために次述の第2スイッチ32が設けられてい
る。以下、この第1スイッチ31と第2スイッチ32の
操作による「格納姿勢」から「退避姿勢」への動作、及
び「退避姿勢」から「格納姿勢」への復帰動作について
説明する。尚、これら両スイッチ31,32は、その操
作性という点において、アウトリガーの操作に関連して
操作することが望ましいことから、この実施形態におい
てはアウトリガー操作装置が配置される上記車体フレー
ム1の後端部の左右両側にそれぞれ配置している。
【0033】この実施形態においては、上記伸縮ブーム
5の伸縮機能に着目し、格納姿勢において上記伸縮ブー
ム5を適宜伸長させて上記作業台10を車体フレーム1
の後端側へ移動させることで退避姿勢を実現するように
しており、かかる伸縮ブーム5の伸長操作を行うものが
上記第1スイッチ31(特許請求の範囲中の「退避操作
手段P」に該当する)である。即ち、格納姿勢において
は、図1及び図2に示すように上記伸縮ブーム5が縮小
状態とされ上記作業台10の一方の端部10aは上記乗
降ステップ20及び車体側操作盤17の上方を覆った状
態となっている。この状態で、上記第1スイッチ31を
操作すると、図4に鎖線図示するように上記乗降ステッ
プ20及び車体側操作盤17を覆う位置にあった作業台
10が全体的に車体フレーム1の後方側へ移動し、同図
及び図5にそれぞれ実線図示するように、上記作業台1
0の一方の端部10aは上記乗降ステップ20及び車体
側操作盤17の上方位置から後方側へ移動し、これら乗
降ステップ20と車体側操作盤17の上方部分が開放さ
れる。
【0034】そして、この状態では、上記乗降ステップ
20の最上段のステップ20Cと上記作業台10の床面
12とが乗降時の最終ステップを構成するように該乗降
ステップ20と作業台10との間の水平方向及び高さ方
向の相対位置が設定されている。従って、作業者は上記
乗降ステップ20を使用して容易に上記作業台10への
乗降を行うことが可能となる。また、上記車体側操作盤
17側においては、上記操作デッキ13の上方に十分な
スペースが確保されることで、該操作デッキ13に作業
者が搭乗して上記車体側操作盤17を操作し、上記高所
作業車Zを適宜動作させることが可能となるものであ
る。従って、格納姿勢において上記作業台10の一方の
端部10aが上記乗降ステップ20及び車体側操作盤1
7を覆うようにその上方に位置していても、換言すれ
ば、格納姿勢において上記作業台10の一方の端部10
aが上記乗降ステップ20及び車体側操作盤17を覆う
ように該作業台10の長手方向の寸法を大きくしてその
大型化を図っても、上記作業台10への乗降動作及び上
記車体側操作盤17での操作には何ら支障は生じないも
のであり、結果的に、作業台10の大型化による作業範
囲の拡大を図りつつ、上記作業台10への乗降性及び上
記車体側操作盤17での操作性を共に良好ならしめるこ
とができるものである。
【0035】尚、上記第1スイッチ31としては、これ
が操作されることで上記伸縮ブーム5をその縮小状態か
ら予め設定した所定量だけ伸長作動させるように構成し
た自動スイッチとか、作業者によって操作されている期
間だけ上記伸縮ブーム5を伸長させるように構成された
手動スイッチとかが採用できる。
【0036】一方、高所作業車Zを走行させるような場
合には、これを退避姿勢から格納姿勢に復帰させること
が必要であり、これを実現するのが上記第2スイッチ3
2(特許請求の範囲中の「復帰操作手段Q」に該当す
る)である。即ち、図4において実線図示する退避姿勢
において、上記第2スイッチ32が操作されると、上記
伸縮ブーム5が縮小作動し、上記作業台10の一方の端
部10aが上記乗降ステップ20及び車体側操作盤17
を覆うようにこれらの上方に位置する格納姿勢に設定さ
れる(図1参照)。このように、上記第2スイッチ32
の操作によって上記作業台10が退避姿勢における位置
から格納姿勢における位置まで移動し、格納姿勢が確実
に達成されることで、例えば退避姿勢のまま高所作業車
Zが走行するというような事態の発生が未然に且つ確実
に防止され、それだけ高所作業車Zの安全性が高められ
ることになる。
【0037】尚、この第2スイッチ32が操作される時
には上記前側アウトリガー15及び後側アウトリガー1
6は共に張り出し状態であって、且つ高所作業車Zの走
行時には当然にこれら各アウトリガー15,16は格納
状態とされるものであることから、例えば上記第2スイ
ッチ32と上記アウトリガー操作装置とを関連させ、上
記第2スイッチ32の操作が為されたことを解除条件と
して上記アウトリガー操作装置の操作を許可する構成を
採用したり、あるいは上記第2スイッチ32とアウトリ
ガー操作装置の双方が操作されたことを解除条件として
高所作業車Zの走行を許可するように構成すれば、高所
作業車Zの安全性がより一層向上することになる。
【0038】また、上記第2スイッチ32としては、こ
れが操作されることで上記伸縮ブーム5をその伸長状態
から縮小状態まで一率に縮小作動させるように構成した
自動スイッチとか、作業者によって操作されている期間
だけ上記伸縮ブーム5を縮小させるように構成された手
動スイッチとかが採用できる。
【0039】ところで、以上に述べた操作は、高所作業
車Zが格納姿勢にある場合において、これを退避姿勢に
設定して作業者が上記作業台10に乗降する場合の操作
と、高所作業車Zを退避姿勢から格納姿勢に設定してそ
の走行を可能とする場合の操作である。そして、かかる
操作は、共に地上側において上記第1スイッチ31と第
2スイッチ32をそれぞれ操作することで実現される。
ところが、例えば作業者一人による一人作業である場合
には、高所作業車Zを格納姿勢から退避姿勢に設定して
の上記作業台10への乗り込みは地上側での操作で行え
るものの、上記作業台10での上記作業台側操作盤18
を操作しての高所作業の終了後において作業者が作業台
10から降りる場合には、地上側での操作のみでは困難
である。従って、この場合には次のような操作方法を採
ることが考えられる。
【0040】即ち、第1の方法は、通常、上記作業台1
0の作業台側操作盤18に設けられている自動格納スイ
ッチにより一旦格納姿勢に設定した後、該作業台側操作
盤18のブーム伸縮操作スイッチを操作して上記伸縮ブ
ーム5を適宜伸長させて退避姿勢とし、この状態で作業
者が上記乗降ステップ20を使用して地上に降りた後、
地上側において上記第2スイッチ32を操作して退避姿
勢から格納姿勢に設定する方法である。
【0041】第2の方法は、上記自動格納スイッチを、
格納姿勢を得るものでなく、上記退避姿勢を得るものと
して構成し、該自動格納スイッチの操作により退避姿勢
に設定し、作業者が作業台10から地上側に降りた後、
地上側において上記第2スイッチ32を操作して上記格
納姿勢に設定する方法である。
【0042】第2の実施形態 図6及び図7には、本願発明の第2の実施形態にかかる
操作装置を備えた高所作業車Zを示している。この実施
形態の高所作業車Zは、その基本構成は上記第1の実施
形態における高所作業車Zのそれと同一であって、これ
と異なる点は、上記高所作業車Zの退避姿勢の実現方法
である。即ち、上記第1の実施形態の高所作業車Zにお
いては、上記伸縮ブーム5の伸縮機能に着目し、格納姿
勢において上記伸縮ブーム5を適宜伸長させることで上
記作業台10を上記車体フレーム1の後方側へ移動させ
てその一方の端部10aを上記乗降ステップ20及び車
体側操作盤17の上方から退避させるようにしていたの
に対して、この実施形態の高所作業車Zにおいては上記
作業台10の旋回機能に着目し、図1に示すような格納
姿勢において、上記作業台10を適宜旋回させること
で、図6及び図7にそれぞれ示すように、上記作業台1
0の一方の端部10aを上記乗降ステップ20あるいは
車体側操作盤17の上方から待機させて、該乗降ステッ
プ20を使用しての上記作業台10への乗降あるいは上
記車体側操作盤17による高所作業車Zの操作をそれぞ
れ実現するようにしたものである。ここで、図6は上記
乗降ステップ20を使用しての上記作業台10への乗降
を可能とするための退避姿勢であり、図7は上記車体側
操作盤17による高所作業車Zの操作を可能とするため
の退避姿勢である。
【0043】尚、図6及び図7には、上記第1スイッチ
31及び第2スイッチ32を図示していないが、上記第
1の実施形態の高所作業車Zと同様にこれら各スイッチ
31,32は上記車体フレーム1の後端部の左右両側に
それぞれ配置されている。但し、この実施形態における
上記第1スイッチ31と第2スイッチ32は、上述のよ
うに退避姿勢として旋回方向の異なる二つの態様が採れ
ることから、これら二つの態様を選択できるような構成
とされる。また、これ以外の構成部材については、上記
第1の実施形態における構成部材と同様の符号を付する
ことでその説明を省略する。
【0044】かかる構成をもつこの実施形態の高所作業
車Zにおいては、上記第1スイッチ31の操作により得
られる退避姿勢においては上記作業台10の一方の端部
10aが上記乗降ステップ20あるいは車体側操作盤1
7の上方から退避され、該乗降ステップ20を使用して
の上記作業台10への乗降、あるいは上記車体側操作盤
17による高所作業車Zの操作が可能になり、また上記
第2スイッチ32の操作により得られる格納姿勢におい
ては上記高所作業車Zの走行場の安全性が確保されるも
のであり、これらの作用効果は上記第1の実施形態にお
ける高所作業車Zの場合と同様である。
【0045】第3の実施形態 図8には、本願発明の第3の実施形態にかかる操作装置
を備えた高所作業車Zを示している。この実施形態の高
所作業車Zは、その基本構成はこれを上記第1及び第2
の実施形態における高所作業車Zのそれと略同一とする
ものの、上記作業台10の構造については異なったもの
となっている。即ち、この実施形態の高所作業車Zにお
いては、上記作業台10を上記旋回機構8を介して上記
取付基台6に連結してこれを水平旋回自在としているの
に加えて、該作業台10と上記旋回機構8との連結部分
に該作業台10の長手方向へのスライド機構(図示省
略)を付設し、該スライド機構によって上記作業台10
を、図8に実線図示する格納姿勢に対応する第1位置
と、同図に鎖線図示するように上記第1位置に対して上
記車体フレーム1の後方側へ所定寸法だけ水平移動した
第2位置との間で移動自在とした点である。そして、こ
の第2位置に上記作業台10が位置設定された姿勢が退
避姿勢であって、この退避姿勢においては上記作業台1
0の一方の端部10aは上記乗降ステップ20及び上記
車体側操作盤17の上方から退避した状態となるもので
ある。尚、上述のように上記スライド機構による上記作
業台10のスライド方向を該作業台10の長手方向に設
定するのに代えて、該スライド方向を該作業台10の幅
方向に設定することもできる。
【0046】上述の如く構成されたこの第3の実施形態
における高所作業車Zにおいても、上記第1及び第2の
実施形態における高所作業車Zと同様の作用効果が得ら
れることは勿論である。
【0047】尚、この第3の実施形態の展開例として、
この第3の実施形態においては上記作業台10の上記取
付基台6に対する相対位置を変化させることで格納姿勢
と退避姿勢とを選択的に実現するようにしていたのに対
して、例えば上記作業台10そのものをその長手方向に
伸縮可能に構成し、格納姿勢においてはこれを伸長さ
せ、退避姿勢においてはこれを縮小させるように構成す
ることもできる。
【0048】その他 (1)上記各実施形態においては、格納姿勢において上
記伸縮ブーム5が上記1の後方側に向けて格納される構
造のものを例として説明したが、本願発明の他の実施形
態においては例えば格納姿勢において上記伸縮ブーム5
が上記車体フレーム1の前方に向けて格納される構造の
ものにも適用できることは勿論である。
【0049】(2)上記各実施形態においては、高所作
業車Zとして、トラック架装式高所作業車を例にとって
説明しているが、本願発明はかかるトラック架装式のみ
ならず、例えば、ホィール車架装式あるいはクローラ車
架装式等、種々の架装方式の高所作業車に広く適用でき
ることは勿論である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明の第1の実施形態にかかる操作装置を
備えた高所作業車の側面図である。
【図2】図1のII−II矢視図である。
【図3】図2のIII−III矢視図である。
【図4】図1に示した高所作業車の作動後の状態を示す
側面図である。
【図5】図4のV−V矢視図である。
【図6】本願発明の第2の実施形態にかかる操作装置を
備えた高所作業車の第1の作動状態を示す平面図であ
る。
【図7】図6に示した高所作業車の第2の作動状態を示
す平面図である。
【図8】本願発明の第3の実施形態にかかる操作装置を
備えた高所作業車の側面図である。
【符号の説明】
1は車体フレーム、2はキャビン、3は旋回座、4は旋
回台、5は伸縮ブーム、5Aは基端ブーム、5Bは中間
ブーム、5Cは先端ブーム、6は取付基台、7はレベリ
ング機構、8は旋回機構、9は油圧シリンダ、10は作
業台、11は手摺、12は床面、13は操作デッキ、1
4は作業デッキ、15は前側アウトリガー、16は後側
アウトリガー、17は車体側操作盤、18は作業台側操
作盤、19はコントロールボックス、20は乗降ステッ
プ、25はサイドガード、26は伸縮桁上面、27は前
側デッキ、31は第1スイッチ、32は第2スイッチ、
Zは高所作業車である。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体フレーム(1)上に水平旋回自在に
    搭載した旋回台(4)に伸縮ブーム(5)の基端部(5
    a)を起伏自在に取り付ける一方、上記伸縮ブーム
    (5)の先端部(5b)には該伸縮ブーム(5)の起伏
    軌跡面に沿って揺動可能に取付基台(6)を枢着連結
    し、該取付基台(6)の対地姿勢を該取付基台(6)と
    上記伸縮ブーム(5)との間に介装したレベリング機構
    (7)によって該伸縮ブーム(5)の起伏動にかかわら
    ず常時一定に維持するとともに、該取付基台(6)には
    作業台(10)をその床面(12)が水平となるように
    して取り付けて構成され、その格納姿勢においては上記
    伸縮ブーム(5)が上記車体フレーム(1)の前後方向
    に向けて先端下がりとなるように倒伏され且つ縮小状態
    とされるとともに、上記作業台(10)はその一方の端
    部(10a)が上記伸縮ブーム(5)の基端部(5a)
    側に延出して上記旋回台(4)又は上記車体フレーム
    (1)側に設定された作業者立入領域(X)を覆う如く
    その上方に位置するようにした高所作業車において、 上記高所作業車が上記格納姿勢にある場合において上記
    伸縮ブーム(5)を適宜伸長させ、又は上記作業台(1
    0)を適宜旋回させ、又は上記取付基台(6)に対する
    上記作業台(10)の相対位置を変化させることで、上
    記作業台(10)の一方の端部(10a)を上記作業者
    立入領域(X)の上方から退避させる退避操作手段
    (P)を備えたことを特徴とする高所作業車の操作装
    置。
  2. 【請求項2】 車体フレーム(1)上に水平旋回自在に
    搭載した旋回台(4)に伸縮ブーム(5)の基端部(5
    a)を起伏自在に取り付ける一方、上記伸縮ブーム
    (5)の先端部(5b)には該伸縮ブーム(5)の起伏
    軌跡面に沿って揺動可能に取付基台(6)を枢着連結
    し、該取付基台(6)の対地姿勢を該取付基台(6)と
    上記伸縮ブーム(5)との間に介装したレベリング機構
    (7)によって該伸縮ブーム(5)の起伏動にかかわら
    ず常時一定に維持するとともに、該取付基台(6)には
    作業台(10)をその床面(12)が水平となるように
    して取り付けて構成され、その格納姿勢においては上記
    伸縮ブーム(5)が上記車体フレーム(1)の前後方向
    に向けて先端下がりとなるように倒伏され且つ縮小状態
    とされるとともに、上記作業台(10)はその一方の端
    部(10a)が上記伸縮ブーム(5)の基端部(5a)
    側に延出して上記旋回台(4)又は上記車体フレーム
    (1)側に設定された作業者立入領域(X)を覆う如く
    その上方に位置せしめられる一方、その退避姿勢におい
    ては上記作業台(10)の上記一方の端部(10a)が
    作業者立入領域(X)の上方から退避されるようにした
    高所作業車において、 上記退避姿勢にある上記作業台(10)の一方の端部
    (10a)を、上記伸縮ブーム(5)を縮小させ、又は
    上記作業台(10)を旋回させ、又は上記取付基台
    (6)に対する上記作業台(10)の相対位置を変化さ
    せることで、上記格納姿勢における位置に復帰させる復
    帰操作手段(Q)を備えたことを特徴とする高所作業車
    の操作装置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2において、 上記作業者立入領域(X)が、上記旋回台(4)又は上
    記車体フレーム(1)側に設けられて上記作業台(1
    0)への作業者の乗降に使用される乗降ステップ(2
    0)の配置領域であり、 上記乗降ステップ(20)は、上記退避姿勢において、
    その最上段のステップ(20C)の高さが、該最上段の
    ステップ(20C)と上記作業台(10)の床面(1
    2)との間での乗降時において最終ステップとなるよう
    に設定されていることを特徴とする高所作業車の操作装
    置。
  4. 【請求項4】 請求項1又は2において、 上記作業者立入領域(X)が、上記旋回台(4)又は上
    記車体フレーム(1)側に設けられて高所作業車の作動
    操作を行う操作盤(17)の操作領域であって、上記退
    避姿勢においては、該操作領域での作業者による上記操
    作盤(17)の操作が可能とされていることを特徴とす
    る高所作業車の操作装置。
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