JP2001097700A - ブーム式高所作業車 - Google Patents
ブーム式高所作業車Info
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Abstract
りが利くようにし、トンネル内等の狭小地での作業を容
易に行うことができる構成のブーム式高所作業車を提供
する。 【解決手段】 ブーム30の先端部にブーム30の上方
をブーム30の基端側に延びた延出部40aを有するブ
ラケット40を設け、この延出部40aに作業台60を
水平旋回自在に設ける。作業台60の旋回中心とこの旋
回中心からの水平距離が最も近い位置にある作業台60
の外縁部との間の水平距離をL1とし、上記旋回中心と
この旋回中心からの水平距離が最も遠い位置にあるブラ
ケット40の外縁部との間の水平距離をL2としたとき
に、L1≒L2若しくはL1≧L2の関係が満足され
る。
Description
たブームの先端部に作業台を取り付けて構成したブーム
式高所作業車に関する。
た起伏動等自在なブームの先端部に常時垂直状態に保持
される支柱を有し、この支柱の上端部に作業者搭乗用の
作業台を水平旋回自在に取り付けて構成されている。支
柱に対する作業台の取り付け方には種々あり、作業台が
小さい場合には作業台の下面、若しくは作業台の側方か
ら延びて設けられた支柱取付ブラケットに支柱が取り付
けられるが、作業台が比較的大きい場合には作業台の下
面部に支柱が取り付けられる場合が多い。
うなブーム式高所作業車によりトンネル内等の狭小地で
作業を行う場合に、ブームの基端部と作業台端部との間
の水平距離が大きい場合にはブームの小回りが利かず、
作業ができなかったり作業が困難になる場合があった。
また、このような問題を解消するためにはブーム寸法を
短くすればよいが、このような構成では通常の作業時に
おける作業範囲を狭めてしまうことになる。
ものであり、ブーム寸法を短くすることなくブームの小
回りが利くようにし、トンネル内等の狭小地での作業を
容易に行うことができる構成のブーム式高所作業車を提
供することを目的としている。
るため、本発明に係るブーム式高所作業車は、車体と、
車体に設けられた起伏動等自在なブームと、ブームの先
端部に上下揺動自在に取り付けられ、ブームの上方をブ
ームの基端側に延びた延出部を有するブラケットと、ブ
ラケットにおける延出部の上面側に水平旋回自在に取り
付けられた作業台と、ブームの起伏角度によらず作業台
が常に水平に保たれるようにブラケットの揺動作動を行
うブラケット揺動手段(例えば、実施形態におけるブラ
ケット揺動シリンダ32)とを有し、作業台の旋回中心
(例えば、実施形態における旋回レース50の中心軸A
X)とこの旋回中心からの水平距離が最も小さい位置に
ある作業台の外縁部との間の水平距離L1と、上記旋回
中心とこの旋回中心からの水平距離が最も大きい位置に
あるブラケットの外縁部との間の水平距離L2とが、L
1≒L2若しくはL1≧L2の関係を満たしている。
ムの先端部にブームの上方をブームの基端側に延びた延
出部を有するブラケットが設けられ、このブラケットの
延出部に作業台が水平旋回自在に設けられた構成となっ
ているので、作業台の旋回中心をブームの基端側にオフ
セットさせることができる。このため作業台を含むブー
ムの最小旋回半径が小さくなり、小回りが利くようにな
るので、トンネル内等の狭小地における作業が容易にな
る。また、このような小回りが利く構成でありながらブ
ームの長さを犠牲にしていないので、通常使用時におけ
る作業範囲を狭めるようなこともない。また、作業台の
旋回中心とこの旋回中心からの水平距離が最も小さい位
置にある作業台の外縁部との間の水平距離L1と、上記
旋回中心とこの旋回中心からの水平距離が最も大きい位
置にあるブラケットの外縁部との間の水平距離L2と
が、L1≒L2若しくはL1≧L2の関係を満たしてい
るので、作業台を水平旋回させてもブラケットが作業台
の側方から突出せず、作業時にブラケットが他の構造物
と接触するようなことがないので、作業の安全性が高め
られる。
について図面を参照して説明する。図1は本発明に係る
ブーム式高所作業車の一例を示している。このブーム式
高所作業車1は、運転席11の後方に車台12を有して
タイヤ車輪13により道路走行が可能に構成された車体
10と、車台12に設けられた旋回台20上のブーム取
付支柱21にフートピン22で取り付けられ、起伏シリ
ンダ23により起伏動可能に構成されたブーム30と、
このブーム30の先端部に取り付けられたブラケット4
0と、このブラケット40に水平旋回自在に取り付けら
れた作業台60とを有して構成されている。
モータ24により水平旋回動が可能になっており、これ
によりブーム30を360度旋回させることが可能にな
っている。ブーム30は複数のブーム部材が入れ子式に
構成されており、内蔵された伸縮シリンダ31により伸
縮動が可能になっている。ブラケット40はブーム30
の先端部に上下揺動自在に取り付けられており、ブーム
30の上方をブーム30の基端側に延びた延出部40a
を有している。この延出部40aの上面側には上下軸ま
わりに旋回自在な旋回レース50が設けられており、作
業台60はこの旋回レース50の上端部に取り付けられ
ている。
揺動可能なブラケット揺動シリンダ32が備えられてい
る。このブラケット揺動シリンダ32は、図示はしない
が起伏シリンダ23と油路で閉回路に連結されており、
起伏シリンダ23の伸縮に応じてブラケット揺動シリン
ダ32を伸縮させることによりブラケット40を上下揺
動させ、これにより作業台60をブーム30の起伏角度
によらず常に水平に保たせることができるようになって
いる。
ータ61により旋回レース50を駆動して水平旋回する
ことができるようになっている。作業台60上には上部
操作装置62が設けられており、ここに備えられたレバ
ー類を手動操作することにより、ブーム30の起伏、伸
縮、旋回及び作業台60の水平旋回操作を行うことが可
能である。また、車体10上には下部操作装置15が設
けられており、ここに備えられたレバー類を手動操作す
ることによってもブーム30及び作業台60の作動操作
を行うことが可能である。
けられており、これらを下方へ張り出して車体10を安
定支持させることができるようになっている。また、各
ジャッキ14は車体10の側方に張り出させることも可
能であり、ブーム30の先端部に作用する荷重が車体1
0を転倒させようとするモーメント(転倒モーメント)
に抗することができるようになっている。
及び作業台60の水平旋回作動の制御系統を示すブロッ
ク図である。この図に示すように、上部或いは下部の操
作装置62,15からレバー操作を行うと、その操作信
号はコントローラ70に入力される。コントローラ70
はこれら操作信号に基づいて起伏制御バルブ71、伸縮
制御バルブ72、旋回制御バルブ73、水平旋回制御バ
ルブ74(いずれも電磁比例方向流量制御バルブ)を電
磁駆動して油圧ポンプPから供給される作動油の起伏シ
リンダ23、伸縮シリンダ31、旋回モータ24、水平
旋回モータ61への供給制御を行う。これによりブーム
30及び作業台60は両操作装置62,15のレバー操
作に従って作動する。
より高所作業を行うときには、先ず作業者が運転席11
内から運転して道路走行を行い、ブーム式高所作業車1
を作業現場へ移動させる。このように道路を走行すると
きには、図2に示すように、ブーム30は全縮にした上
で、ブーム受け16に載置されるまで倒伏させた状態
(格納状態)にする。作業現場へ到着したら、作業者は
各ジャッキ14を張り出させて車体10を支持させる。
車体10が全ジャッキ14により支持されたら作業者は
車台12上から作業台60に搭乗し、上部操作装置62
からレバー類を操作してブーム30の起伏、伸縮、旋回
及び作業台60の水平旋回を行って作業台60を所望の
高所位置に移動させ、作業を行う。
ては、ブーム30の先端部にブーム30の上方をブーム
30の基端側に延びた延出部40aを有するブラケット
40が設けられ、この延出部40aに作業台60が水平
旋回自在に設けられた構成となっているので、作業台6
0の旋回中心(旋回レース50の中心軸)をブーム30
の基端側にオフセットさせることができる。このため作
業台60を含むブーム30の最小旋回半径が小さくな
り、小回りが利くようになるので、トンネル内等の狭小
地における作業が容易になる。また、このような小回り
が利く構成でありながらブーム30の長さを犠牲にして
いないので、通常使用時において作業範囲を狭めるよう
なこともない。
ように、作業台60の旋回中心(旋回レース50の中心
軸AX)とこの旋回中心からの水平距離が最も小さい位
置にある作業台60の外縁部との間の水平距離をL1と
し、上記旋回中心とこの旋回中心からの水平距離が最も
大きい位置にあるブラケット40の外縁部との間の水平
距離をL2とすると、これらL1,L2はL1≒L2若
しくはL1≧L2の関係を満たしている。なお、図4は
上記水平距離L1,L2がL1>L2の関係を有する場
合の例である。このような構成であるため、作業台60
を水平旋回させてもブラケット40が作業台60の側方
から突出せず、作業時にブラケット40が他の構造物と
接触するようなことがないので、作業の安全性が高めら
れる。作業台60の旋回中心、すなわち旋回レース50
の中心軸AXは通常、作業台60下面の中央部に位置す
るように設けられるが、このとき上記水平距離L1は、
作業台60下面が長方形であるときには、短辺側の長さ
の半分となる。なお、上記の水平距離L1,L2の関係
が満たされる限り、作業台60の旋回中心は作業台60
下面の中央部に限られず、任意の位置に設けることがで
きる。
について説明してきたが、本発明の範囲は上述の実施形
態のものに限られない。例えば、ブラケット40はブー
ム30の先端部に上下揺動自在に取り付けられるととも
に、ブーム30の上方をブーム30の基端側に延びた延
出部を有していればよく、上記実施形態に示す形状に限
定されない。また、ブラケット揺動シリンダ32はコン
トローラ70から直接制御可能に構成されていてもよ
く、ブーム30の起伏角度を検出し、その情報に応じて
シリンダ32の伸縮量を制御するようにしてもよい。更
に、車体は上記実施形態に示したものに限られず、走行
装置がクローラ装置であったり、車体上に運転席がなく
作業台上から車体の走行操作を行う自走式の高所作業車
等であっても構わない。
ム式高所作業車においては、ブームの先端部にブームの
上方をブームの基端側に延びた延出部を有するブラケッ
トが設けられ、このブラケットの延出部に作業台が水平
旋回自在に設けられた構成となっているので、作業台の
旋回中心をブームの基端側にオフセットさせることがで
きる。このため作業台を含むブームの最小旋回半径が小
さくなり、小回りが利くようになるので、トンネル内等
の狭小地における作業が容易になる。また、このような
小回りが利く構成でありながらブームの長さを犠牲にし
ていないので、通常使用時における作業範囲を狭めるよ
うなこともない。また、作業台の旋回中心とこの旋回中
心からの水平距離が最も小さい位置にある作業台の外縁
部との間の水平距離L1と、上記旋回中心とこの旋回中
心からの水平距離が最も大きい位置にあるブラケットの
外縁部との間の水平距離L2とが、L1≒L2若しくは
L1≧L2の関係を満たしているので、作業台を水平旋
回させてもブラケットが作業台の側方から突出せず、作
業時にブラケットが他の構造物と接触するようなことが
ないので、作業の安全性が高められる。
態を示す本発明に係るブーム式高所作業車の側面図であ
る。
所作業車の側面図である。
業台の作動制御系統を示すブロック図である。
作業台の旋回中心とこの旋回中心からの水平距離が最も
小さい位置にある作業台の外縁部との間の水平距離L1
と、上記旋回中心とこの旋回中心からの水平距離が最も
大きい位置にあるブラケットの外縁部との間の水平距離
L2とが、L1>L2の関係を有する場合の一例であ
る。
段) 40 ブラケット 50 旋回レース 60 作業台
Claims (1)
- 【請求項1】 車体と、 前記車体に設けられた起伏動等自在なブームと、 前記ブームの先端部に上下揺動自在に取り付けられ、前
記ブームの上方を前記ブームの基端側に延びた延出部を
有するブラケットと、 前記ブラケットにおける前記延出部の上面側に水平旋回
自在に取り付けられた作業台と、 前記ブームの起伏角度によらず前記作業台が常に水平に
保たれるように前記ブラケットの揺動作動を行うブラケ
ット揺動手段とを有し、 前記作業台の旋回中心とこの旋回中心からの水平距離が
最も小さい位置にある前記作業台の外縁部との間の水平
距離L1と、前記旋回中心とこの旋回中心からの水平距
離が最も大きい位置にある前記ブラケットの外縁部との
間の水平距離L2とが、L1≒L2若しくはL1≧L2
の関係を満たしていることを特徴とするブーム式高所作
業車。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27827699A JP2001097700A (ja) | 1999-09-30 | 1999-09-30 | ブーム式高所作業車 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27827699A JP2001097700A (ja) | 1999-09-30 | 1999-09-30 | ブーム式高所作業車 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001097700A true JP2001097700A (ja) | 2001-04-10 |
Family
ID=17595102
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP27827699A Pending JP2001097700A (ja) | 1999-09-30 | 1999-09-30 | ブーム式高所作業車 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001097700A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009234746A (ja) * | 2008-03-27 | 2009-10-15 | Yoshinori Fukada | 高所作業機械 |
JP2019137541A (ja) * | 2018-02-14 | 2019-08-22 | 株式会社アイチコーポレーション | 高所作業車の安全装置 |
-
1999
- 1999-09-30 JP JP27827699A patent/JP2001097700A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009234746A (ja) * | 2008-03-27 | 2009-10-15 | Yoshinori Fukada | 高所作業機械 |
JP2019137541A (ja) * | 2018-02-14 | 2019-08-22 | 株式会社アイチコーポレーション | 高所作業車の安全装置 |
JP7086461B2 (ja) | 2018-02-14 | 2022-06-20 | 株式会社アイチコーポレーション | 高所作業車の安全装置 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20040722 |
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A131 | Notification of reasons for refusal |
Effective date: 20040831 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20050412 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20050526 |
|
A911 | Transfer of reconsideration by examiner before appeal (zenchi) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911 Effective date: 20050622 |
|
A912 | Removal of reconsideration by examiner before appeal (zenchi) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A912 Effective date: 20050805 |