JPH0247084Y2 - - Google Patents
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- JPH0247084Y2 JPH0247084Y2 JP9229586U JP9229586U JPH0247084Y2 JP H0247084 Y2 JPH0247084 Y2 JP H0247084Y2 JP 9229586 U JP9229586 U JP 9229586U JP 9229586 U JP9229586 U JP 9229586U JP H0247084 Y2 JPH0247084 Y2 JP H0247084Y2
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- jacking
- girder
- jacking device
- hydraulic cylinder
- outrigger
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- 230000008602 contraction Effects 0.000 description 6
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 3
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 238000000034 method Methods 0.000 description 2
- 230000015572 biosynthetic process Effects 0.000 description 1
- 230000005284 excitation Effects 0.000 description 1
- 238000011017 operating method Methods 0.000 description 1
- 230000001105 regulatory effect Effects 0.000 description 1
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- Vehicle Cleaning, Maintenance, Repair, Refitting, And Outriggers (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本考案は作業車のアウトリガ装置に関するもの
である。
である。
(従来技術)
作業車、特に建柱車あるいは立枝伐採車等のよ
うに道路の路側部に車両を停止させこの位置でア
ウトリガ装置を張り出して作業を行なうことの多
い作業車においては、例えば車道の外側にガード
レールを隔てて歩道が設けられているような道路
でしかもできるだけ他の車両の通行の妨げとなら
ないように車両を車道の側端に近接させて設置す
る場合には、どうしても路側部のアウトリガ装置
はこれをガードレールを乗り越えて歩道上に設置
することが要求される。
うに道路の路側部に車両を停止させこの位置でア
ウトリガ装置を張り出して作業を行なうことの多
い作業車においては、例えば車道の外側にガード
レールを隔てて歩道が設けられているような道路
でしかもできるだけ他の車両の通行の妨げとなら
ないように車両を車道の側端に近接させて設置す
る場合には、どうしても路側部のアウトリガ装置
はこれをガードレールを乗り越えて歩道上に設置
することが要求される。
この場合、ジヤツキ装置が、車体に対してその
車幅方向に向けて横架されたスライド桁の先端部
に立設状態で固定されている構造をもつ従来のア
ウトリガ装置では、アウトリガ装置を張り出すと
ジヤツキ装置がガードレールと干渉するため現実
的にガードレールを越えて歩道上に張り出すこと
は不可能であつた。
車幅方向に向けて横架されたスライド桁の先端部
に立設状態で固定されている構造をもつ従来のア
ウトリガ装置では、アウトリガ装置を張り出すと
ジヤツキ装置がガードレールと干渉するため現実
的にガードレールを越えて歩道上に張り出すこと
は不可能であつた。
これを解決する方法として、例えばジヤツキ装
置をスライド桁の先端部に取付ける場合、これを
固定的に取付けずに、該ジヤツキ装置がスライド
桁の先端部において鉛直線を含む平面内において
揺動可能なように連結し、上述の如くアウトリガ
装置をガードレール等の障害物を乗り越えてその
外側に設置する場合には該ジヤツキ装置をその立
設状態から一旦水平位置まで回動させて該ジヤツ
キ装置の地上高さを高くし、この状態で障害物を
乗り越えさせるようにしていた。
置をスライド桁の先端部に取付ける場合、これを
固定的に取付けずに、該ジヤツキ装置がスライド
桁の先端部において鉛直線を含む平面内において
揺動可能なように連結し、上述の如くアウトリガ
装置をガードレール等の障害物を乗り越えてその
外側に設置する場合には該ジヤツキ装置をその立
設状態から一旦水平位置まで回動させて該ジヤツ
キ装置の地上高さを高くし、この状態で障害物を
乗り越えさせるようにしていた。
ところが、従来のアウトリガ装置においては、
ジヤツキ装置の回動操作を作業者がその都度手動
により行なうようにしていたため、その操作性が
低劣であるとともに、その操作力を軽減する必要
から該ジヤツキ装置にバランスウエイトを付けな
ければならず、これによりアウトリガ装置が必要
以上に大重量化する等の問題があつた。
ジヤツキ装置の回動操作を作業者がその都度手動
により行なうようにしていたため、その操作性が
低劣であるとともに、その操作力を軽減する必要
から該ジヤツキ装置にバランスウエイトを付けな
ければならず、これによりアウトリガ装置が必要
以上に大重量化する等の問題があつた。
(考案の目的)
本考案は上記従来技術の項で指摘した問題点を
解決しようとするもので、車体に横架固定される
スライド桁の先端部にジヤツキ装置を揺回動自在
に取付け、作業に際しては必要に応じてジヤツキ
装置を回動させるようにした作業車のアウトリガ
装置において、上記ジヤツキ装置の回動操作時に
おける操作性の向上とアウトリガ装置の小型軽量
化とを同時に図ることを目的とするものである。
解決しようとするもので、車体に横架固定される
スライド桁の先端部にジヤツキ装置を揺回動自在
に取付け、作業に際しては必要に応じてジヤツキ
装置を回動させるようにした作業車のアウトリガ
装置において、上記ジヤツキ装置の回動操作時に
おける操作性の向上とアウトリガ装置の小型軽量
化とを同時に図ることを目的とするものである。
(目的を達成するための手段)
本考案は上記の目的を達成するための手段とし
て、相互に伸縮駆動自在とされた桁外箱と桁内箱
とからなるスライド桁を車体に対してその車幅方
向に向けて固定配置するとともに、該スライド桁
の上記桁内箱の先端部に、相互に伸縮駆動自在と
されたジヤツキ外箱とジヤツキ内箱とからなりし
かも該ジヤツキ内箱の外端部には接地板が設けら
れたジヤツキ装置を取付けてなる作業車のアウト
リガ装置において、上記ジヤツキ装置のジヤツキ
外箱を上記スライド桁の桁内箱の先端部に対して
該スライド桁の軸方向に向けて設けた枢支軸によ
り略鉛直面内において枢動自在に取付けるととも
に、該ジヤツキ装置のジヤツキ外箱と上記スライ
ド桁の桁内箱との間に回動用油圧シリンダを有す
るジヤツキ回動装置を配置し、該ジヤツキ回動装
置の上記回動用油圧シリンダの伸縮動により上記
ジヤツキ装置を、その軸線が略鉛直方向に向く第
1の回動位置とその軸線が略水平方向に向く第2
の回動位置の2位置間で回動可能とし、さらに、
上記回動用油圧シリンダは上記ジヤツキ装置が第
1の回動位置に設定されている状態においては上
記ジヤツキ装置の側方位置でしかも略鉛直方向に
向けて立設配置されまた該ジヤツキ装置が第2の
回動位置に設定されている状態においては該ジヤ
ツキ装置の側方位置でしかも略水平方向に向けて
倒伏配置される如く構成したものである。
て、相互に伸縮駆動自在とされた桁外箱と桁内箱
とからなるスライド桁を車体に対してその車幅方
向に向けて固定配置するとともに、該スライド桁
の上記桁内箱の先端部に、相互に伸縮駆動自在と
されたジヤツキ外箱とジヤツキ内箱とからなりし
かも該ジヤツキ内箱の外端部には接地板が設けら
れたジヤツキ装置を取付けてなる作業車のアウト
リガ装置において、上記ジヤツキ装置のジヤツキ
外箱を上記スライド桁の桁内箱の先端部に対して
該スライド桁の軸方向に向けて設けた枢支軸によ
り略鉛直面内において枢動自在に取付けるととも
に、該ジヤツキ装置のジヤツキ外箱と上記スライ
ド桁の桁内箱との間に回動用油圧シリンダを有す
るジヤツキ回動装置を配置し、該ジヤツキ回動装
置の上記回動用油圧シリンダの伸縮動により上記
ジヤツキ装置を、その軸線が略鉛直方向に向く第
1の回動位置とその軸線が略水平方向に向く第2
の回動位置の2位置間で回動可能とし、さらに、
上記回動用油圧シリンダは上記ジヤツキ装置が第
1の回動位置に設定されている状態においては上
記ジヤツキ装置の側方位置でしかも略鉛直方向に
向けて立設配置されまた該ジヤツキ装置が第2の
回動位置に設定されている状態においては該ジヤ
ツキ装置の側方位置でしかも略水平方向に向けて
倒伏配置される如く構成したものである。
(作用)
本考案では上記の手段により、
(1) ジヤツキ装置の回動操作がジヤツキ回動装置
によつて機械的に行なわれるため、該ジヤツキ
装置の回動操作を手動で行なう場合に比してそ
の作業操作性が良好であり、また手動操作でな
いところから操作力軽減のためにジヤツキ装置
にバランスウエイトを取付けたりする必要がな
くジヤツキ装置の重量アツプを最小限に抑える
ことができる、 (2) ジヤツキ回動装置を構成する回動用油圧シリ
ンダは、ジヤツキ装置が第1の回動位置に設定
されている時でも第2の回動位置に設定されて
いる時でも、常に該ジヤツキ装置の側方位置に
しかも該ジヤツキ装置に沿つて配置されるた
め、該ジヤツキ装置から側方に大きくはね出す
ということがなく、それだけアウトリガ装置の
コンパクト化が促進される、 等の作用が得られる。
によつて機械的に行なわれるため、該ジヤツキ
装置の回動操作を手動で行なう場合に比してそ
の作業操作性が良好であり、また手動操作でな
いところから操作力軽減のためにジヤツキ装置
にバランスウエイトを取付けたりする必要がな
くジヤツキ装置の重量アツプを最小限に抑える
ことができる、 (2) ジヤツキ回動装置を構成する回動用油圧シリ
ンダは、ジヤツキ装置が第1の回動位置に設定
されている時でも第2の回動位置に設定されて
いる時でも、常に該ジヤツキ装置の側方位置に
しかも該ジヤツキ装置に沿つて配置されるた
め、該ジヤツキ装置から側方に大きくはね出す
ということがなく、それだけアウトリガ装置の
コンパクト化が促進される、 等の作用が得られる。
(実施例)
以下、第1図ないし第7図を参照して本考案の
好適な実施例を説明する。
好適な実施例を説明する。
第1図及び第2図には本考案の実施例に係るア
ウトリガ装置を備えた高所作業車Zが示されてい
る。この高所作業車Zは、車体1の後部に旋回台
7を介して伸縮式のブーム装置5を取付けてお
り、該ブーム装置5の先端に取付けた作業台6に
作業者が搭乗して所定の作業、例えば立枝の伐採
作業、電線張り替え作業等を行なうようになつて
いる。
ウトリガ装置を備えた高所作業車Zが示されてい
る。この高所作業車Zは、車体1の後部に旋回台
7を介して伸縮式のブーム装置5を取付けてお
り、該ブーム装置5の先端に取付けた作業台6に
作業者が搭乗して所定の作業、例えば立枝の伐採
作業、電線張り替え作業等を行なうようになつて
いる。
また、この高所作業車Zは、その作業安定性を
確保するために、車体1の前部(キヤビン3の直
後方)と車体最後端にそれぞれ左右一対づつ、合
計4基のアウトリガ装置、即ち、車体前部左側に
位置する第1のアウトリガ装置11と、車体前部
右側に位置する第2のアウトリガ装置12と、車
体後部左側に位置する第3のアウトリガ装置13
と、車体後部右側に位置する第4のアウトリガ装
置14とを備えており、これら各アウトリガ装置
11,12,13,14を必要に応じて張り出す
ようになつている。
確保するために、車体1の前部(キヤビン3の直
後方)と車体最後端にそれぞれ左右一対づつ、合
計4基のアウトリガ装置、即ち、車体前部左側に
位置する第1のアウトリガ装置11と、車体前部
右側に位置する第2のアウトリガ装置12と、車
体後部左側に位置する第3のアウトリガ装置13
と、車体後部右側に位置する第4のアウトリガ装
置14とを備えており、これら各アウトリガ装置
11,12,13,14を必要に応じて張り出す
ようになつている。
この車体1の4ケ所に設けられた4基のアウト
リガ装置11,12,13,14のうち、車体左
側に位置する第1のアウトリガ装置11と第3の
アウトリガ装置13はともに後述する如く本考案
が適用された新規構造を有するアウトリガ装置で
あり、これに対して車体右側に位置する第2のア
ウトリガ装置12と第4のアウトリガ装置14は
ともに車体1に横架配置されたスライド桁22の
先端部にジヤツキ装置26を略鉛直方向に向けて
固定配置した従来公知の構造を有するアウトリガ
装置とされている。
リガ装置11,12,13,14のうち、車体左
側に位置する第1のアウトリガ装置11と第3の
アウトリガ装置13はともに後述する如く本考案
が適用された新規構造を有するアウトリガ装置で
あり、これに対して車体右側に位置する第2のア
ウトリガ装置12と第4のアウトリガ装置14は
ともに車体1に横架配置されたスライド桁22の
先端部にジヤツキ装置26を略鉛直方向に向けて
固定配置した従来公知の構造を有するアウトリガ
装置とされている。
以下、この新規構造を有する第1のアウトリガ
装置11と第3のアウトリガ装置13の構造並び
にその作用を第1のアウトリガ装置11を例にと
つて詳述する。
装置11と第3のアウトリガ装置13の構造並び
にその作用を第1のアウトリガ装置11を例にと
つて詳述する。
第1のアウトリガ装置11は、第1図ないし第
5図にそれぞれ示される如く車体1に対して横架
配置されたスライド桁21と該スライド桁21の
先端部に取付けられるジヤツキ装置25とを備え
ている。
5図にそれぞれ示される如く車体1に対して横架
配置されたスライド桁21と該スライド桁21の
先端部に取付けられるジヤツキ装置25とを備え
ている。
スライド桁21は、車体1側に固定される桁外
箱31と該桁外箱31内に伸縮自在に内挿される
桁内箱32とを有しており、その内部に配置した
スライド桁用油圧シリンダ36の伸縮動により桁
内箱32を桁外箱31に対して伸縮させるように
なつている。さらに、桁内箱32の先端部32a
には、該桁内箱32の先端開口を閉塞するように
してブラケツト50が取付けられている。このブ
ラケツト50は後述するジヤツキ装置25の取付
部となるものであつて、桁内箱32の略中心に対
応する位置には後述する枢支軸40取付用の第1
のボス部41が、また該桁内箱32から斜上方に
突出する位置には後述する回動用油圧シリンダ4
7取付用の第2のボス部42がそれぞれ設けられ
ている。尚、この場合、桁内箱32に対する第2
のボス部42の形成位置は、第3図ないし第5図
に示すように、車体1の車長方向(水平方向)に
おいては桁内箱32の側面32bよりも外側に位
置し、また上下方向においては該桁内箱32の上
面32cよりも上方に位置するように設定されて
いる。また、この実施例においては、桁外箱31
と桁内箱32の相互に対応する位置に第1のリミ
ツトスイツチ54とこれに係合する係合バー57
とを設け、該桁内箱32の伸縮量を該第1のリミ
ツトスイツチ54により検出するようにしてい
る。具体的には、桁内箱32がその全縮位置から
所定の設定寸法だけ伸長する間は係合バー57が
第1のリミツトスイツチ54に係合しその接点は
第7図に示すようにNc側に設定され、これに対
して該桁内箱32の伸長量が上記所定寸法を越え
た領域においては第1のリミツトスイツチ54と
係合バー57との非係合状態が保持されその接点
はNo側に設定されるようになつている。
箱31と該桁外箱31内に伸縮自在に内挿される
桁内箱32とを有しており、その内部に配置した
スライド桁用油圧シリンダ36の伸縮動により桁
内箱32を桁外箱31に対して伸縮させるように
なつている。さらに、桁内箱32の先端部32a
には、該桁内箱32の先端開口を閉塞するように
してブラケツト50が取付けられている。このブ
ラケツト50は後述するジヤツキ装置25の取付
部となるものであつて、桁内箱32の略中心に対
応する位置には後述する枢支軸40取付用の第1
のボス部41が、また該桁内箱32から斜上方に
突出する位置には後述する回動用油圧シリンダ4
7取付用の第2のボス部42がそれぞれ設けられ
ている。尚、この場合、桁内箱32に対する第2
のボス部42の形成位置は、第3図ないし第5図
に示すように、車体1の車長方向(水平方向)に
おいては桁内箱32の側面32bよりも外側に位
置し、また上下方向においては該桁内箱32の上
面32cよりも上方に位置するように設定されて
いる。また、この実施例においては、桁外箱31
と桁内箱32の相互に対応する位置に第1のリミ
ツトスイツチ54とこれに係合する係合バー57
とを設け、該桁内箱32の伸縮量を該第1のリミ
ツトスイツチ54により検出するようにしてい
る。具体的には、桁内箱32がその全縮位置から
所定の設定寸法だけ伸長する間は係合バー57が
第1のリミツトスイツチ54に係合しその接点は
第7図に示すようにNc側に設定され、これに対
して該桁内箱32の伸長量が上記所定寸法を越え
た領域においては第1のリミツトスイツチ54と
係合バー57との非係合状態が保持されその接点
はNo側に設定されるようになつている。
ジヤツキ装置25は、ジヤツキ外箱33と該ジ
ヤツキ外箱33に対して伸縮自在に内挿されたジ
ヤツキ内箱34とを有している。このジヤツキ内
箱34の下端部には接地板37が揺動自在に連結
されており、該ジヤツキ内箱34をその内側に配
置したジヤツキ用油圧シリンダ35により伸縮さ
せることにより該接地板37を必要に応じて接地
させることができるようになつている。
ヤツキ外箱33に対して伸縮自在に内挿されたジ
ヤツキ内箱34とを有している。このジヤツキ内
箱34の下端部には接地板37が揺動自在に連結
されており、該ジヤツキ内箱34をその内側に配
置したジヤツキ用油圧シリンダ35により伸縮さ
せることにより該接地板37を必要に応じて接地
させることができるようになつている。
このジヤツキ装置25は、そのジヤツキ外箱3
3の一側に突出配置した枢支軸40を、上記スラ
イド桁21の桁内箱32の先端部32aに設けた
第1のボス部41に相対回動自在に嵌挿し且つエ
ンドプレート43で抜け止めすることにより、該
桁内箱32の先端部32aに対して略鉛直面内に
おいて揺動自在に支持されている。
3の一側に突出配置した枢支軸40を、上記スラ
イド桁21の桁内箱32の先端部32aに設けた
第1のボス部41に相対回動自在に嵌挿し且つエ
ンドプレート43で抜け止めすることにより、該
桁内箱32の先端部32aに対して略鉛直面内に
おいて揺動自在に支持されている。
さらに、このジヤツキ装置25と上記スライド
桁21の桁内箱32との間には、本考案を適用し
て回動用油圧シリンダ47より構成されるジヤツ
キ回動装置45が設けられている。この回動用油
圧シリンダ47は、シリンダチユーブ48のシリ
ンダロツド49側の端部にトラニオンピン51を
設けており、該トラニオンピン51を上記桁内箱
32側のブラケツト50に設けた第2のボス部4
2に嵌挿することにより桁内箱32側に連結固定
されている。また、この回動用油圧シリンダ47
のシリンダロツド49は、ロツド連結ピン52を
介して上記ジヤツキ装置25のジヤツキ外箱33
に突設したジヤツキ側ブラケツト53に連結され
ている。この回動用油圧シリンダ47が伸縮する
ことにより、ジヤツキ装置25は第3図において
実線図示する如くその軸線が略鉛直方向に向く第
1の回動位置と同図において鎖線図示する如く軸
線が略水平方向に向く第2の回動位置の2位置間
で回動せしめられる。尚、この実施例において
は、桁内箱32の先端部32aとジヤツキ装置2
5のジヤツキ外箱33との間に第2のリミツトス
イツチ55とこれに係合する扇形の係合プレート
58とをそれぞれ設け、該第2のリミツトスイツ
チ55によりジヤツキ装置25の回動位置を検出
するようにしている。具体的には、第7図に示す
如く常開接点で第2のリミツトスイツチ55を構
成し、ジヤツキ装置25が第1の回動位置に位置
決めされた状態(例えば上記係合プレート58が
第2のリミツトスイツチ55と非係合状態にある
時)においてはOFF作動され、それ以外の状態
(例えば係合プレート58が第2のリミツトスイ
ツチ55と係合状態にある時)においてはON作
動されるようになつている。
桁21の桁内箱32との間には、本考案を適用し
て回動用油圧シリンダ47より構成されるジヤツ
キ回動装置45が設けられている。この回動用油
圧シリンダ47は、シリンダチユーブ48のシリ
ンダロツド49側の端部にトラニオンピン51を
設けており、該トラニオンピン51を上記桁内箱
32側のブラケツト50に設けた第2のボス部4
2に嵌挿することにより桁内箱32側に連結固定
されている。また、この回動用油圧シリンダ47
のシリンダロツド49は、ロツド連結ピン52を
介して上記ジヤツキ装置25のジヤツキ外箱33
に突設したジヤツキ側ブラケツト53に連結され
ている。この回動用油圧シリンダ47が伸縮する
ことにより、ジヤツキ装置25は第3図において
実線図示する如くその軸線が略鉛直方向に向く第
1の回動位置と同図において鎖線図示する如く軸
線が略水平方向に向く第2の回動位置の2位置間
で回動せしめられる。尚、この実施例において
は、桁内箱32の先端部32aとジヤツキ装置2
5のジヤツキ外箱33との間に第2のリミツトス
イツチ55とこれに係合する扇形の係合プレート
58とをそれぞれ設け、該第2のリミツトスイツ
チ55によりジヤツキ装置25の回動位置を検出
するようにしている。具体的には、第7図に示す
如く常開接点で第2のリミツトスイツチ55を構
成し、ジヤツキ装置25が第1の回動位置に位置
決めされた状態(例えば上記係合プレート58が
第2のリミツトスイツチ55と非係合状態にある
時)においてはOFF作動され、それ以外の状態
(例えば係合プレート58が第2のリミツトスイ
ツチ55と係合状態にある時)においてはON作
動されるようになつている。
このように構成された第1のアウトリガ装置1
1は、必要に応じて第1図及び第2図においてそ
れぞれ実線図示する如く車体1側への格納状態か
ら各図において鎖線図示(符号11′)する如く
車体側方へ張り出されるが、この場合、該第1の
アウトリガ装置11の側方にガードレール9等の
障害物がない時には、そのジヤツキ装置25を第
1の回動位置に固定したままその張り出し位置ま
で張り出させ且つこれを接地させるが、該第1の
アウトリガ装置11の側方に例えばガードレール
9等の障害物が有り、従つてジヤツキ装置25を
このガードレール9を乗り越えてその外側(例え
ば歩道上)に接地させなければならないような時
には、該ジヤツキ装置25を第1の回動位置に固
定したまま張り出し操作を行なつたのでは、ジヤ
ツキ装置25がガードレール9等の障害物と干渉
することになる。このため、この場合には、先
ず、第1図及び第2図において符号25′で示す
ように一旦ジヤツキ装置25を第1の回動位置か
ら第2の回動位置に位置変更して該ジヤツキ装置
25の地上高さをガードレール9の高さ寸法より
高くする。この状態でスライド桁21を伸長さ
せ、ジヤツキ装置25をガードレール9を乗り越
えてその外側に位置せしめ、ここで再びジヤツキ
装置25を第2の回動位置から第1の回動位置に
位置変更し、接地させる。
1は、必要に応じて第1図及び第2図においてそ
れぞれ実線図示する如く車体1側への格納状態か
ら各図において鎖線図示(符号11′)する如く
車体側方へ張り出されるが、この場合、該第1の
アウトリガ装置11の側方にガードレール9等の
障害物がない時には、そのジヤツキ装置25を第
1の回動位置に固定したままその張り出し位置ま
で張り出させ且つこれを接地させるが、該第1の
アウトリガ装置11の側方に例えばガードレール
9等の障害物が有り、従つてジヤツキ装置25を
このガードレール9を乗り越えてその外側(例え
ば歩道上)に接地させなければならないような時
には、該ジヤツキ装置25を第1の回動位置に固
定したまま張り出し操作を行なつたのでは、ジヤ
ツキ装置25がガードレール9等の障害物と干渉
することになる。このため、この場合には、先
ず、第1図及び第2図において符号25′で示す
ように一旦ジヤツキ装置25を第1の回動位置か
ら第2の回動位置に位置変更して該ジヤツキ装置
25の地上高さをガードレール9の高さ寸法より
高くする。この状態でスライド桁21を伸長さ
せ、ジヤツキ装置25をガードレール9を乗り越
えてその外側に位置せしめ、ここで再びジヤツキ
装置25を第2の回動位置から第1の回動位置に
位置変更し、接地させる。
尚、第1のアウトリガ装置11を張り出し状態
から格納する場合には、上記張り出し時の操作手
順の逆手順の操作を行なう。
から格納する場合には、上記張り出し時の操作手
順の逆手順の操作を行なう。
また、通常、第1のアウトリガ装置11に限ら
ず全てのアウトリガ装置は、第1図に示すように
その格納状態においては、車体全幅寸法が法的に
規制されていることもあつて車体1の側部に凹入
状態で配置されている。従つて、例えば第1のア
ウトリガ装置11をその格納状態から一旦そのジ
ヤツキ装置25を第2の回動位置に位置変更して
伸長させる場合、格納位置(即ち、スライド桁2
1の全縮位置)でジヤツキ装置25の回動操作が
行なわれると該ジヤツキ装置25が車体1側に干
渉しこれを損傷させるおそれがある。このため、
このジヤツキ装置25の回動操作は、常にスライ
ド桁21が所定寸法(具体的には上記第1のリミ
ツトスイツチ54により検出される設定寸法)だ
け伸長した位置において行なわせる必要がある。
ず全てのアウトリガ装置は、第1図に示すように
その格納状態においては、車体全幅寸法が法的に
規制されていることもあつて車体1の側部に凹入
状態で配置されている。従つて、例えば第1のア
ウトリガ装置11をその格納状態から一旦そのジ
ヤツキ装置25を第2の回動位置に位置変更して
伸長させる場合、格納位置(即ち、スライド桁2
1の全縮位置)でジヤツキ装置25の回動操作が
行なわれると該ジヤツキ装置25が車体1側に干
渉しこれを損傷させるおそれがある。このため、
このジヤツキ装置25の回動操作は、常にスライ
ド桁21が所定寸法(具体的には上記第1のリミ
ツトスイツチ54により検出される設定寸法)だ
け伸長した位置において行なわせる必要がある。
このようなジヤツキ装置25の回動操作を伴う
第1のアウトリガ装置11の張り出し及び格納操
作を全て作業者が手動スイツチで行なう場合には
誤操作あるいは車体と第1のアウトリガ装置11
との位置関係の判断ミス等により不測の干渉事故
を招くおそれがある。このため、この実施例にお
いては、第6図に示す如くその張り出し時にジヤ
ツキ装置25の回動操作を行なう必要のある第1
のアウトリガ装置11と第3のアウトリガ装置1
3の油圧回路Q中にそれぞれソレノイド式の制御
弁64を配置し、且つこの制御弁64の作動制御
を第7図に示す如き電気制御回路Pにより制御す
ることにより第1のアウトリガ装置11あるいは
第3のアウトリガ装置13の半自動操作を可能と
した。以下、この第1のアウトリガ装置11の半
自動操作による格納・張り出し操作を油圧回路Q
の構成及び電気制御回路Pを含めて説明する。
第1のアウトリガ装置11の張り出し及び格納操
作を全て作業者が手動スイツチで行なう場合には
誤操作あるいは車体と第1のアウトリガ装置11
との位置関係の判断ミス等により不測の干渉事故
を招くおそれがある。このため、この実施例にお
いては、第6図に示す如くその張り出し時にジヤ
ツキ装置25の回動操作を行なう必要のある第1
のアウトリガ装置11と第3のアウトリガ装置1
3の油圧回路Q中にそれぞれソレノイド式の制御
弁64を配置し、且つこの制御弁64の作動制御
を第7図に示す如き電気制御回路Pにより制御す
ることにより第1のアウトリガ装置11あるいは
第3のアウトリガ装置13の半自動操作を可能と
した。以下、この第1のアウトリガ装置11の半
自動操作による格納・張り出し操作を油圧回路Q
の構成及び電気制御回路Pを含めて説明する。
油圧回路Qは、第1のアウトリガ装置11と第
3のアウトリガ装置13の回路中に設けられた制
御弁64,64以外の構成は全て公知のものであ
る。即ち、第1のアウトリガ装置11と第3のア
ウトリガ装置13の油圧回路は、ジヤツキ用油圧
シリンダ35とスライド桁用油圧シリンダ36と
回動用油圧シリンダ47の3本の油圧シリンダを
備えるとともにスライド桁用油圧シリンダ36の
伸長側油路と回動用油圧シリンダ47の伸長側油
路を制御弁64を介して択一的にサブ切換弁63
に接続するようにしている。従つて、サブ切換弁
63が第1の弁位置63aに設定された状態にお
いてはジヤツキ用油圧シリンダ35の操作のみが
有効とされ、第2の弁位置63bに設定された状
態においてはスライド桁用油圧シリンダ36ある
いは回動用油圧シリンダ47のみの操作が有効と
される。さらにサブ切換弁63が第2の弁位置6
3bに設定された状態で制御弁64が第1の弁位
置64aに設定されるとスライド桁用油圧シリン
ダ36の操作のみが有効となり、これに対して制
御弁64が第2の弁位置64bに設定されると回
動用油圧シリンダ47のみの操作が有効とされ
る。尚、この制御弁64のソレノイドコイル65
は電気制御回路PによつてON−OFF制御され
る。これに対して、第2のアウトリガ装置12と
第4のアウトリガ装置14の油圧回路は、ジヤツ
キ用油圧シリンダ35とスライド桁用油圧シリン
ダ36の二つのシリンダのみを有し且つそれぞれ
独立にその伸長側油路がサブ切換弁63に接続さ
れている。
3のアウトリガ装置13の回路中に設けられた制
御弁64,64以外の構成は全て公知のものであ
る。即ち、第1のアウトリガ装置11と第3のア
ウトリガ装置13の油圧回路は、ジヤツキ用油圧
シリンダ35とスライド桁用油圧シリンダ36と
回動用油圧シリンダ47の3本の油圧シリンダを
備えるとともにスライド桁用油圧シリンダ36の
伸長側油路と回動用油圧シリンダ47の伸長側油
路を制御弁64を介して択一的にサブ切換弁63
に接続するようにしている。従つて、サブ切換弁
63が第1の弁位置63aに設定された状態にお
いてはジヤツキ用油圧シリンダ35の操作のみが
有効とされ、第2の弁位置63bに設定された状
態においてはスライド桁用油圧シリンダ36ある
いは回動用油圧シリンダ47のみの操作が有効と
される。さらにサブ切換弁63が第2の弁位置6
3bに設定された状態で制御弁64が第1の弁位
置64aに設定されるとスライド桁用油圧シリン
ダ36の操作のみが有効となり、これに対して制
御弁64が第2の弁位置64bに設定されると回
動用油圧シリンダ47のみの操作が有効とされ
る。尚、この制御弁64のソレノイドコイル65
は電気制御回路PによつてON−OFF制御され
る。これに対して、第2のアウトリガ装置12と
第4のアウトリガ装置14の油圧回路は、ジヤツ
キ用油圧シリンダ35とスライド桁用油圧シリン
ダ36の二つのシリンダのみを有し且つそれぞれ
独立にその伸長側油路がサブ切換弁63に接続さ
れている。
尚、第6図において符号62はメイン切換弁で
あつて、該メイン切換弁62が第1の弁位置62
aに設定されている時には各シリンダ35,3
6,47はそれぞれ縮小方向に作動せしめられ、
第2の弁位置62bに設定されている時には伸長
方向に作動せしめられる。
あつて、該メイン切換弁62が第1の弁位置62
aに設定されている時には各シリンダ35,3
6,47はそれぞれ縮小方向に作動せしめられ、
第2の弁位置62bに設定されている時には伸長
方向に作動せしめられる。
電気制御回路Pは、第7図に示すように上記第
1のリミツトスイツチ54と第2のリミツトスイ
ツチ55とソレノイドコイル65並びに手動スイ
ツチ56で構成されている。ここで手動スイツチ
56は、図面上には記載されていないが、車体側
部に設けられる操作レバー群(図示省略)に近接
した位置に設けられ、第1のアウトリガ装置11
あるいは第3のアウトリガ装置13の操作時に必
要に応じて作業者がON−OFF操作する。
1のリミツトスイツチ54と第2のリミツトスイ
ツチ55とソレノイドコイル65並びに手動スイ
ツチ56で構成されている。ここで手動スイツチ
56は、図面上には記載されていないが、車体側
部に設けられる操作レバー群(図示省略)に近接
した位置に設けられ、第1のアウトリガ装置11
あるいは第3のアウトリガ装置13の操作時に必
要に応じて作業者がON−OFF操作する。
次に、第1図及び第2図並びに第6図及び第7
図を参照して第1のアウトリガ装置11の張り出
し操作及び格納操作の操作手順並びにその作動を
説明する。
図を参照して第1のアウトリガ装置11の張り出
し操作及び格納操作の操作手順並びにその作動を
説明する。
(張り出し操作)
第1のアウトリガ装置11の格納状態において
は、第1のリミツトスイツチ54はNc側に投入
され、第2のリミツトスイツチ55及び手動スイ
ツチ56はともにOFF位置にある。従つて、ソ
レノイドコイル65は非励磁とされ、制御弁64
は第1の弁位置に設定されている。
は、第1のリミツトスイツチ54はNc側に投入
され、第2のリミツトスイツチ55及び手動スイ
ツチ56はともにOFF位置にある。従つて、ソ
レノイドコイル65は非励磁とされ、制御弁64
は第1の弁位置に設定されている。
この状態から第1のアウトリガ装置11を張り
出す場合、該第1のアウトリガ装置11の側方に
障害物がなくジヤツキ装置25の回動操作を行な
う必要のない状態では、メイン切換弁62を第1
の弁位置62bに設定してスライド桁用油圧シリ
ンダ36を伸長させ、しかる後にサブ切換弁63
を第1の弁位置に設定してジヤツキ用油圧シリン
ダ35を伸長させればよい。
出す場合、該第1のアウトリガ装置11の側方に
障害物がなくジヤツキ装置25の回動操作を行な
う必要のない状態では、メイン切換弁62を第1
の弁位置62bに設定してスライド桁用油圧シリ
ンダ36を伸長させ、しかる後にサブ切換弁63
を第1の弁位置に設定してジヤツキ用油圧シリン
ダ35を伸長させればよい。
ところが、第1のアウトリガ装置11の側方に
ガードレール9等の障害物がある場合にはジヤツ
キ装置25をこのガードレール9を乗り越えてそ
の外側に設置する必要があるため、該ジヤツキ装
置25の回動操作が必要となる。
ガードレール9等の障害物がある場合にはジヤツ
キ装置25をこのガードレール9を乗り越えてそ
の外側に設置する必要があるため、該ジヤツキ装
置25の回動操作が必要となる。
この場合には、先ず、手動スイツチ56をON
作動させる。この状態においてメイン切換弁62
を第2の弁位置62bに設定し且つサブ切換弁6
3を第2の弁位置に設定する。すると、先ずスラ
イド桁用油圧シリンダ36が格納位置から上記設
定寸法まで延びるとその時点で第1のリミツトス
イツチ54がNc側からNo側に切換わり、ソレノ
イドコイル65の励磁により制御弁64が第2の
弁位置64bに設定される。従つて、スライド桁
用油圧シリンダ36の伸長が停止すると同時に、
これにかわつて回動用油圧シリンダ47がストロ
ークエンドまで伸長し、ジヤツキ装置25がその
第1の回動位置から第2の回動位置に位置決めさ
れる。この時点においては第2のリミツトスイツ
チ55はON状態にある。
作動させる。この状態においてメイン切換弁62
を第2の弁位置62bに設定し且つサブ切換弁6
3を第2の弁位置に設定する。すると、先ずスラ
イド桁用油圧シリンダ36が格納位置から上記設
定寸法まで延びるとその時点で第1のリミツトス
イツチ54がNc側からNo側に切換わり、ソレノ
イドコイル65の励磁により制御弁64が第2の
弁位置64bに設定される。従つて、スライド桁
用油圧シリンダ36の伸長が停止すると同時に、
これにかわつて回動用油圧シリンダ47がストロ
ークエンドまで伸長し、ジヤツキ装置25がその
第1の回動位置から第2の回動位置に位置決めさ
れる。この時点においては第2のリミツトスイツ
チ55はON状態にある。
回動用油圧シリンダ47の全伸状態を確認する
と、手動スイツチ56をOFF側に切換える。す
ると、再び制御弁64が第1の弁位置64aに設
定され、スライド桁用油圧シリンダ36が再び伸
長を開始し、そのストロークエンドまで伸長す
る。
と、手動スイツチ56をOFF側に切換える。す
ると、再び制御弁64が第1の弁位置64aに設
定され、スライド桁用油圧シリンダ36が再び伸
長を開始し、そのストロークエンドまで伸長す
る。
次に、再び手動スイツチ56をON側に切換え
て制御弁64を第2の弁位置に設定し、この状態
で上記メイン切換弁62を第1の弁位置62aに
切換える。すると、回動用油圧シリンダ47はそ
の全伸位置から全縮位置まで縮小し、ジヤツキ装
置25は再び第1の回動位置に位置設定される。
て制御弁64を第2の弁位置に設定し、この状態
で上記メイン切換弁62を第1の弁位置62aに
切換える。すると、回動用油圧シリンダ47はそ
の全伸位置から全縮位置まで縮小し、ジヤツキ装
置25は再び第1の回動位置に位置設定される。
次に、サブ切換弁63を第1の弁位置63aに
設定した状態でメイン切換弁62を第2の弁位置
62bに切換えるとジヤツキ用油圧シリンダ35
が伸長してその接地板37が接地される(張り出
し操作の完了)。
設定した状態でメイン切換弁62を第2の弁位置
62bに切換えるとジヤツキ用油圧シリンダ35
が伸長してその接地板37が接地される(張り出
し操作の完了)。
(格納操作)
第1のアウトリガ装置11の張り出し状態にお
いては、第1のリミツトスイツチ54はNo側に
設定され、また第2のリミツトスイツチ55は
OFF、手動スイツチ56はON状態にある。
いては、第1のリミツトスイツチ54はNo側に
設定され、また第2のリミツトスイツチ55は
OFF、手動スイツチ56はON状態にある。
この状態から、ジヤツキ装置25の回動操作を
伴うことなく第1のアウトリガ装置11を格納す
るには、ただ単にメイン切換弁62とサブ切換弁
63の操作のみを上記張り出し操作時と逆の手順
で行なえばよい。
伴うことなく第1のアウトリガ装置11を格納す
るには、ただ単にメイン切換弁62とサブ切換弁
63の操作のみを上記張り出し操作時と逆の手順
で行なえばよい。
一方、ジヤツキ装置25の回動操作が必要な場
合には、次のような手順で操作を行なう。
合には、次のような手順で操作を行なう。
先ず、メイン切換弁62を第1の弁位置62a
に設定した状態でサブ切換弁63を第1の弁位置
63aに設定し、ジヤツキ用油圧シリンダ35を
縮小させる。
に設定した状態でサブ切換弁63を第1の弁位置
63aに設定し、ジヤツキ用油圧シリンダ35を
縮小させる。
次に、メイン切換弁62を第2の弁位置62b
に、またサブ切換弁63を第2の弁位置63bに
それぞれ設定した状態で手動スイツチ56をON
にして制御弁64を第2の弁位置64bに設定す
る。すると、回動用油圧シリンダ47が伸長して
ジヤツキ装置25がその第1の回動位置から第2
の回動位置に位置決めされる。
に、またサブ切換弁63を第2の弁位置63bに
それぞれ設定した状態で手動スイツチ56をON
にして制御弁64を第2の弁位置64bに設定す
る。すると、回動用油圧シリンダ47が伸長して
ジヤツキ装置25がその第1の回動位置から第2
の回動位置に位置決めされる。
次に、手動スイツチ56をOFFにして制御弁
64を第1の弁位置64aに設定した後、メイン
切換弁62を第1の弁位置64aに設定すると、
スライド桁用油圧シリンダ36が縮小を開始す
る。このスライド桁用油圧シリンダ36の縮小動
作は、スライド桁21の伸長量が上記設定寸法に
達するまで続行されるが、該設定寸法に達すると
第1のリミツトスイツチ54がNo側からNc側に
切換わりまた第2のリミツトスイツチ55がON
状態にあるため制御弁64が第2の弁位置64b
に設定され、スライド桁用油圧シリンダ36の縮
小動作は一旦停止される。これと同時に、回動用
油圧シリンダ47が縮小動作を開始し、ジヤツキ
装置25が第2の回動位置から第1の回動位置へ
位置変更される。
64を第1の弁位置64aに設定した後、メイン
切換弁62を第1の弁位置64aに設定すると、
スライド桁用油圧シリンダ36が縮小を開始す
る。このスライド桁用油圧シリンダ36の縮小動
作は、スライド桁21の伸長量が上記設定寸法に
達するまで続行されるが、該設定寸法に達すると
第1のリミツトスイツチ54がNo側からNc側に
切換わりまた第2のリミツトスイツチ55がON
状態にあるため制御弁64が第2の弁位置64b
に設定され、スライド桁用油圧シリンダ36の縮
小動作は一旦停止される。これと同時に、回動用
油圧シリンダ47が縮小動作を開始し、ジヤツキ
装置25が第2の回動位置から第1の回動位置へ
位置変更される。
ジヤツキ装置25が第1の回動位置に位置決め
されると、それに連動して第2のリミツトスイツ
チ55がOFF作動するため、制御弁64が再び
第1の弁位置64bに設定され、スライド桁用油
圧シリンダ36が格納位置まで縮小される(格納
操作の完了)。
されると、それに連動して第2のリミツトスイツ
チ55がOFF作動するため、制御弁64が再び
第1の弁位置64bに設定され、スライド桁用油
圧シリンダ36が格納位置まで縮小される(格納
操作の完了)。
尚、上記実施例においては、スライド桁21の
伸長量がその格納位置から設定寸法の範囲内にあ
る間は、ジヤツキ装置25と車両側部材との相互
干渉を防止するという意味から、該ジヤツキ装置
25の回動操作ができないように電気制御回路を
構成しているが、本考案の他の実施例においては
この他に、例えば第8図に示す電気制御回路の如
くスライド桁張出し量検出用の第1のリミツトス
イツチ54のON−OFF作動の如何にかかわらず
常にジヤツキ装置25の回動操作を可能とするか
わりに該第1のリミツトスイツチ54のNc接点
側に警報ランプ70等の警報装置を接続し、上記
スライド桁21の伸長量が上記設定寸法の範囲内
にある場合(即ち、第1のリミツトスイツチ54
がNc接点側に投入されている状態)には警報ラ
ンプ70を点灯させ、作業者にジヤツキ装置25
の回動操作をしないように警報を発するようにし
てもよい。
伸長量がその格納位置から設定寸法の範囲内にあ
る間は、ジヤツキ装置25と車両側部材との相互
干渉を防止するという意味から、該ジヤツキ装置
25の回動操作ができないように電気制御回路を
構成しているが、本考案の他の実施例においては
この他に、例えば第8図に示す電気制御回路の如
くスライド桁張出し量検出用の第1のリミツトス
イツチ54のON−OFF作動の如何にかかわらず
常にジヤツキ装置25の回動操作を可能とするか
わりに該第1のリミツトスイツチ54のNc接点
側に警報ランプ70等の警報装置を接続し、上記
スライド桁21の伸長量が上記設定寸法の範囲内
にある場合(即ち、第1のリミツトスイツチ54
がNc接点側に投入されている状態)には警報ラ
ンプ70を点灯させ、作業者にジヤツキ装置25
の回動操作をしないように警報を発するようにし
てもよい。
(考案の効果)
本考案は、相互に伸縮駆動自在とされた桁外箱
と桁内箱とからなるスライド桁を車体に対してそ
の車幅方向に向けて固定配置するとともに、該ス
ライド桁の上記桁内箱の先端部に相互に伸縮駆動
自在とされたジヤツキ外箱とジヤツキ内箱とから
なりしかも該ジヤツキ内箱の外端部には接地板が
設けられたジヤツキ装置を取付けてなる作業車の
アウトリガ装置において、上記ジヤツキ装置のジ
ヤツキ外箱を上記スライド桁の桁内箱の先端部に
対して該スライド桁の軸方向に向けて設けた枢支
軸により略鉛直面内において枢動自在に取付ける
とともに、該ジヤツキ装置のジヤツキ外箱と上記
スライド桁の桁内箱との間に回動用油圧シリンダ
を有するジヤツキ回動装置を配置し、該ジヤツキ
回動装置の上記回動用油圧シリンダの伸縮動によ
り上記ジヤツキ装置を、その軸線が略鉛直方向に
向く第1の回動位置とその軸線が略水平方向に向
く第2の回動位置の2位置間で回動可能とし、さ
らに、上記回動用油圧シリンダは上記ジヤツキ装
置が第1の回動位置に設定されている状態におい
ては上記ジヤツキ装置の側方位置でしかも略鉛直
方向に向けて立設配置されまた該ジヤツキ装置が
第2の回動位置に設定されている状態においては
該ジヤツキ装置の側方位置でしかも略水平方向に
向けて倒伏配置される如く構成したことを特徴と
するものである。
と桁内箱とからなるスライド桁を車体に対してそ
の車幅方向に向けて固定配置するとともに、該ス
ライド桁の上記桁内箱の先端部に相互に伸縮駆動
自在とされたジヤツキ外箱とジヤツキ内箱とから
なりしかも該ジヤツキ内箱の外端部には接地板が
設けられたジヤツキ装置を取付けてなる作業車の
アウトリガ装置において、上記ジヤツキ装置のジ
ヤツキ外箱を上記スライド桁の桁内箱の先端部に
対して該スライド桁の軸方向に向けて設けた枢支
軸により略鉛直面内において枢動自在に取付ける
とともに、該ジヤツキ装置のジヤツキ外箱と上記
スライド桁の桁内箱との間に回動用油圧シリンダ
を有するジヤツキ回動装置を配置し、該ジヤツキ
回動装置の上記回動用油圧シリンダの伸縮動によ
り上記ジヤツキ装置を、その軸線が略鉛直方向に
向く第1の回動位置とその軸線が略水平方向に向
く第2の回動位置の2位置間で回動可能とし、さ
らに、上記回動用油圧シリンダは上記ジヤツキ装
置が第1の回動位置に設定されている状態におい
ては上記ジヤツキ装置の側方位置でしかも略鉛直
方向に向けて立設配置されまた該ジヤツキ装置が
第2の回動位置に設定されている状態においては
該ジヤツキ装置の側方位置でしかも略水平方向に
向けて倒伏配置される如く構成したことを特徴と
するものである。
従つて、本考案の作業車のアウトリガ装置によ
れば、 (1) ジヤツキ装置の回動操作がジヤツキ回動装置
によつて機械的に行なわれるため、該ジヤツキ
装置の回動操作を手動で行なう場合に比してそ
の作業操作性が良好であり、また手動操作でな
いところから操作力軽減のためにジヤツキ装置
にバランスウエイトを取付けたりする必要がな
くジヤツキ装置の重量アツプを最小限に抑える
ことができる、 (2) ジヤツキ回動装置を構成する回動用油圧シリ
ンダは、ジヤツキ装置が第1の回動位置に設定
されている時でも第2の回動位置に設定されて
いる時でも、常に該ジヤツキ装置の側方位置に
しかも該ジヤツキ装置に沿つて配置されるた
め、該ジヤツキ装置から側方に大きくはね出す
ということがなく、それだけアウトリガ装置の
コンパクト化が促進される、 等、アウトリガ装置の操作性の向上並びに軽量・
小型化という面において多大の効果が得られるも
のである。
れば、 (1) ジヤツキ装置の回動操作がジヤツキ回動装置
によつて機械的に行なわれるため、該ジヤツキ
装置の回動操作を手動で行なう場合に比してそ
の作業操作性が良好であり、また手動操作でな
いところから操作力軽減のためにジヤツキ装置
にバランスウエイトを取付けたりする必要がな
くジヤツキ装置の重量アツプを最小限に抑える
ことができる、 (2) ジヤツキ回動装置を構成する回動用油圧シリ
ンダは、ジヤツキ装置が第1の回動位置に設定
されている時でも第2の回動位置に設定されて
いる時でも、常に該ジヤツキ装置の側方位置に
しかも該ジヤツキ装置に沿つて配置されるた
め、該ジヤツキ装置から側方に大きくはね出す
ということがなく、それだけアウトリガ装置の
コンパクト化が促進される、 等、アウトリガ装置の操作性の向上並びに軽量・
小型化という面において多大の効果が得られるも
のである。
第1図は本考案の実施例に係るアウトリガ装置
を備えた高所作業車の平面図、第2図は第1図の
−矢視図、第3図は第2図の部拡大図、第
4図は第3図の−矢視図、第5図は第4図の
−矢視図、第6図は第1図に示したアウトリ
ガ装置の油圧回路図、第7図は電気制御回路図、
第8図は本考案の他の実施例に係るアウトリガ装
置の電気制御回路図である。 1……車体、5……ブーム装置、9……ガード
レール、11〜14……アウトリガ装置、21,
22……スライド桁、25,26……ジヤツキ装
置、31……桁外箱、32……桁内箱、33……
ジヤツキ外箱、34……ジヤツキ内箱、35……
ジヤツキ用油圧シリンダ、36……スライド桁用
油圧シリンダ、37……接地板、40……枢支
軸、45……ジヤツキ回動装置、47……回動用
油圧シリンダ、54,55……リミツトスイツ
チ、56……手動スイツチ、62……メイン切換
弁、63……サブ切換弁、64……制御弁。
を備えた高所作業車の平面図、第2図は第1図の
−矢視図、第3図は第2図の部拡大図、第
4図は第3図の−矢視図、第5図は第4図の
−矢視図、第6図は第1図に示したアウトリ
ガ装置の油圧回路図、第7図は電気制御回路図、
第8図は本考案の他の実施例に係るアウトリガ装
置の電気制御回路図である。 1……車体、5……ブーム装置、9……ガード
レール、11〜14……アウトリガ装置、21,
22……スライド桁、25,26……ジヤツキ装
置、31……桁外箱、32……桁内箱、33……
ジヤツキ外箱、34……ジヤツキ内箱、35……
ジヤツキ用油圧シリンダ、36……スライド桁用
油圧シリンダ、37……接地板、40……枢支
軸、45……ジヤツキ回動装置、47……回動用
油圧シリンダ、54,55……リミツトスイツ
チ、56……手動スイツチ、62……メイン切換
弁、63……サブ切換弁、64……制御弁。
Claims (1)
- 相互に伸縮駆動自在とされた桁外箱31と桁内
箱32とからなるスライド桁21を車体1に対し
てその車幅方向に向けて固定配置するとともに、
該スライド桁21の上記桁内箱32の先端部32
aに、相互に伸縮駆動自在とされたジヤツキ外箱
33とジヤツキ内箱34とからなりしかも該ジヤ
ツキ内箱34の外端部には接地板37が設けられ
たジヤツキ装置25を取付けてなる作業車のアウ
トリガ装置であつて、上記ジヤツキ装置25のジ
ヤツキ外箱33を上記スライド桁21の桁内箱3
2の先端部32aに対して該スライド桁21の軸
方向に向けて設けた枢支軸40により略鉛直面内
において枢動自在に取付けるとともに、該ジヤツ
キ装置25のジヤツキ外箱33と上記スライド桁
21の桁内箱32との間に回動用油圧シリンダ4
7を有するジヤツキ回動装置45を配置し、該ジ
ヤツキ回動装置45の上記回動用油圧シリンダ4
7の伸縮動により上記ジヤツキ装置25を、その
軸線が略鉛直方向に向く第1の回動位置とその軸
線が略水平方向に向く第2の回動位置の2位置間
で回動可能とし、さらに、上記回動用油圧シリン
ダ47は上記ジヤツキ装置25が第1の回動位置
に設定されている状態においては上記ジヤツキ装
置25の側方位置でしかも略鉛直方向に向けて立
設配置されまた該ジヤツキ装置25が第2の回動
位置に設定されている状態においては該ジヤツキ
装置25の側方位置でしかも略水平方向に向けて
倒伏配置される如く構成したことを特徴とする作
業車のアウトリガ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9229586U JPH0247084Y2 (ja) | 1986-06-16 | 1986-06-16 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9229586U JPH0247084Y2 (ja) | 1986-06-16 | 1986-06-16 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS62202465U JPS62202465U (ja) | 1987-12-24 |
JPH0247084Y2 true JPH0247084Y2 (ja) | 1990-12-11 |
Family
ID=30953874
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9229586U Expired JPH0247084Y2 (ja) | 1986-06-16 | 1986-06-16 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0247084Y2 (ja) |
-
1986
- 1986-06-16 JP JP9229586U patent/JPH0247084Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS62202465U (ja) | 1987-12-24 |
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