JP3373977B2 - 自走式作業車のアウトリガ装置 - Google Patents

自走式作業車のアウトリガ装置

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【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】車両のフレーム上に作業機を備え
ると共に、このフレームの前後左右位置にアウトリガ装
置を備えた移動式クレーンあるいは高所作業車等の自走
式作業車のアウトリガ装置のジャッキに関する。 【0002】 【従来の技術】図3に示す高所作業車を例にして説明す
る。高所作業車Aは、車両1のフレーム2の前後左右位
置に備えられたアウトリガ装置のジャッキ4を、作業時
には伸長して接地輪5を接地させた後にフレーム2上の
作業機3を作動させ作業を行う。作業機3は、フレーム
2に対し旋回自在に備えられた旋回台6、旋回台6に起
伏自在に備えられた伸縮自在なブーム7a、ブーム7a
の先端に垂直を維持するよう揺動自在に備えられた伸縮
自在なブーム7b、ブーム7bの先端に首振自在に備え
られたデッキ8を備えている。そこで、旋回台6を旋回
し、ブーム7aおよびブーム7bを伸縮および起伏し、
デッキ8を首振りすることにより、デッキ8を所望する
位置に移動させて、高所作業をするものである。 【0003】また、高所作業車Aは、接地輪5を備えて
いるため、作業機3を高所作業姿勢から格納姿勢にしな
いで接地輪5により車両1を支持した状態のまま、車両
1の移動ができると共に、移動しながら高所作業を行う
こともできる。作業箇所を変えるたびごとの移動を、転
倒の危険がなく、早く行えるので、安全であると共に、
作業効率が高効率の高所作業車になるのである。移動式
クレーンに適用した場合には、吊荷なしで作業姿勢をと
ったまま移動できるばかりでなく、吊荷状態で安全に移
動できるため、高所作業車と同様に、安全であると共
に、作業効率が高効率の移動式クレーンになる。 【0004】高所作業車Aは、作業が終わり次の現場へ
回送する、あるいは車庫へ回送する場合には、走行のた
め図3に示す格納姿勢にする。格納姿勢にするには、旋
回台6を格納位置まで旋回し、ブーム7bを縮小および
ブーム7aを縮小および倒伏し、デッキ8を格納位置ま
で首振りする。次に、ジャッキ4を縮小し格納する。こ
のような操作によって、高所作業車Aは、デッキ8がフ
レーム2上面の近い位置に位置する走行に適した格納姿
勢になる。 【0005】このような高所作業車Aのジャッキ4の構
造を、図4に基いて説明する。ジャッキ4は、フレーム
2に直接あるいは、車両1の幅方向に伸縮するスライド
ビームの先端にジャッキ外箱11が固定されており、ジャ
ッキ外箱11にジャッキ内箱12が嵌挿され伸縮自在になっ
ている。ジャッキ外箱11とジャッキ内箱12との適所間に
は、一端をジャッキ外箱11に他端をジャッキ内箱12に取
付けられたジャッキシリンダ13が配置されており、ジャ
ッキシリンダ13が伸縮作動することにより、ジャッキ外
箱11に対しジャッキ内箱12を伸縮駆動する。 【0006】ジャッキ内箱12の下端部14側面15には、下
端部側面15から突出した支持軸16に回転自在に取付けら
れた接地輪5を備えている。接地輪5および支持軸16の
受ける負荷は大きいため、支持軸16の位置する下端部側
面15は、十分な補強17がされている。ジャッキシリンダ
13のジャッキ内箱12への取付部も受ける負荷は大きいた
め、十分な補強18を持つボス19を設け、このボス19とジ
ャッキシリンダ13の他端部20に設けられたボス21との間
にピン22を差して、ジャッキシリンダ13とジャッキ内箱
12を接続している。ジャッキシリンダ13の一端とジャッ
キ外箱11の接続も、ジャッキシリンダ13の他端部20とジ
ャッキ内箱12の接続と同様に接続されている。 【0007】このように構成されたジャッキ4は、格納
姿勢では縮小し接地輪5を引上げ、作業姿勢では伸長し
接地輪5を接地させて車両1を安定的に支持して作業す
るものである。 【0008】 【発明が解決しようとする課題】ジャッキ4は、車両1
が走行するときには縮小させて車両1の走破性を良くす
るため接地輪5の下端をできるだけ高くし、作業車とし
て作業するときには車両1を接地輪5で支持する位置ま
で十分伸長させる必要がある。 【0009】また、走行時には作業機3を低く格納し重
心位置をさげて走行安定をよくすると共に、作業時には
作業領域を狭くすることがないように、ジャッキ4の頭
部がフレーム2の上面に突出する量は、小さいほど良
い。 【0010】さらに、作業状態で接地輪5が負荷を受け
たとき、ジャッキ内箱12の上端とジャッキ外箱11および
ジャッキ外箱11の下端とジャッキ内箱12における接触面
圧が大きくなり過ぎ変形するのを防ぐため、これら二点
間の距離を大きくしなければならない。 【0011】本発明の課題は、上記の要件を満足するた
め、必要な伸縮量を備えながら、縮小時にはできるだけ
短く、さらに伸長時には接触面圧の小さいジャッキを提
供することを課題とする。 【0012】 【課題を解決するための手段】車両のフレーム上に作業
機を備えると共に、このフレームの前後左右位置に、ア
ウトリガ装置を備えた移動式クレーンあるいは高所作業
車等の自走式作業車のアウトリガ装置であって、ジャッ
キ外箱、ジャッキ外箱に嵌挿され伸縮自在なジャッキ内
箱、一端をジャッキ外箱に他端をジャッキ内箱に取付け
られジャッキ外箱に対しジャッキ内箱を伸縮自在に駆動
するジャッキシリンダ、ジャッキ内箱の下端部側面に突
出した支持軸、および支持軸に回転自在に取付けられた
接地輪を備えたアウトリガ装置において、ジャッキシリ
ンダ他端部のジャッキ内箱への取付けは支持軸を接地輪
と反対方向のジャッキ内箱の側板間に延長した側板間部
にすると共に、接地輪が配置された側のジャッキ外箱の
側面下端部はジャッキ内箱が縮小したとき支持軸が嵌入
する切欠きを設けた。 【0013】 【作用】ジャッキシリンダを伸縮作動させると、ジャッ
キ外箱に対しジャッキ内箱が伸縮駆動される。その際、
ジャッキシリンダ他端部のジャッキ内箱への取付けは接
地輪の支持軸を接地輪と反対方向のジャッキ内箱の側板
間に延長した側板間部にしただけ伸縮行程が大きい。 【0014】また、接地輪が配置された側のジャッキ外
箱の側面下端部はジャッキ内箱が縮小したとき支持軸が
嵌入する切欠きを設けただけ、ジャッキを縮小したとき
のジャッキの高さ寸法が小さい。 【0015】 【実施例】図1および図2に基いて、実施例を説明す
る。本発明を適用するに当たり高所作業車に例をとり説
明する。従来例において図3に示し説明したものに適用
できるものであるから、符号1〜8、13、20、21の説明
は省略し、以後の説明にも同義のものとして用いる。 【0016】31は、ジャッキ外箱であり、フレーム2に
直接あるいは、車両1の幅方向に伸縮するスライドビー
ムの先端にジャッキ外箱31が固定されている。32は、ジ
ャッキ内箱であり、ジャッキ外箱31に嵌挿され伸縮自在
になっている。33は、支持軸であり、ジャッキ内箱32の
下端部34側面35から突出している。この支持軸33には、
接地輪5が回転自在に取付けられている。 【0017】36は、支持軸33を接地輪5と反対方向のジ
ャッキ内箱32の側板間に延長した側板間部であり、その
略中央部にジャッキシリンダ13の他端部20に設けられた
ボス21を収容する穴部37を備えている。そして、この穴
部37の側面のボス21に対応した位置に、ボス21を貫通さ
せたピン38の端部を支持するボス39を備えている。この
ように、ジャッキシリンダ13他端部20のジャッキ内箱32
への取付けがされているのである。ジャッキシリンダ13
の一端とジャッキ外箱31の接続は、従来と同様にされて
いる。 【0018】また、41は、接地輪5が配置された側のジ
ャッキ外箱31の側面下端部であり、42は、切欠きであ
る。この切欠き42は、ジャッキ外箱31の側面下端部41で
あって、ジャッキ内箱32が縮小したとき支持軸33が位置
する場所に設けられ、ジャッキ内箱32を最縮小駆動する
と支持軸33がこの切欠き42に嵌入されるようになってい
る。 【0019】このように構成したジャッキ4は、ジャッ
キシリンダ13を伸縮作動させると、ジャッキ外箱31に対
しジャッキ内箱32が伸縮駆動される。このジャッキ4の
伸縮駆動により、車両1は、格納姿勢では接地輪5を引
上げ走行し、作業姿勢では接地輪5を接地させて車両1
を安定的に支持して作業するものである。 【0020】そして、この伸縮作動の際、ジャッキシリ
ンダ13他端部20のジャッキ内箱32への取付けは側板間部
36にしたので、従来のように支持軸16より上で他端部20
をジャッキ内箱12へ取付けるより、縮小時の高さ方向寸
法が同じであれば、ジャッキシリンダ13を長くできる。
よって、伸縮行程が大きくなり、作業姿勢では接地輪5
を接地させて車両1を安定的に支持できると共に、格納
姿勢では接地輪5を十分に引上げられるので、車両1の
走行時の走破性を良くできるのである。 【0021】また、接地輪5が配置された側のジャッキ
外箱31の側面下端部41はジャッキ内箱32が縮小したとき
支持軸33が嵌入する切欠き42を設けたので、ジャッキ4
を伸長した作業状態で、ジャッキ内箱32の上端とジャッ
キ外箱31の接触点とジャッキ外箱31の下端とジャッキ内
箱32の接触点との距離を大きくしている。よって、接地
輪5が負荷を受けたとき、これらの接触面圧が大きくな
り過ぎず変形するのを防げるのである。この切欠き42の
長さ分だけジャッキ外箱31の長さを小さくできるため、
ジャッキ4を縮小したときのジャッキ4の高さ寸法が小
さくなるのである。 【0022】このように、本発明は、ジャッキ4の伸縮
行程長さを確保しながら、その縮小時の高さを小さくで
きるものであるから、ジャッキ4の頭部がフレーム2の
上面に突出する量が小さく、走行時には作業機3を低く
格納し重心位置をさげて走行安定をよくすると共に、接
地輪5を十分に引上げ走破性を良くする。そして、作業
時には作業領域を狭くすることがない。 【0023】上記説明では、ジャッキシリンダ13他端部
20を側板間部36の穴部37に収容して接続することとして
説明したが、他端部20を二股状にして側板間部36の両側
に位置させて接続させてもよい。 【0024】また、側板間部36は、支持軸33を延長した
支持軸33と同一部材としたが、同位置に位置する別部材
であってもよい。 【0025】さらに、本発明は、図3に示した以外の型
の高所作業車および移動式クレーンに適用できることは
もちろんである。 【0026】 【発明の効果】本発明は、従来の自走式作業車のアウト
リガ装置とわずかに異なる構成で、ジャッキの伸縮行程
長さを確保しながら、その縮小時の高さを小さくできる
ものであるから、重心位置をさげて走行安定をよくし、
走破性をよくすると共に、作業領域を狭くすることがな
いという大きな効果が得られる有効な発明である。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明の自走式作業車のアウトリガ装置の説明
図である。 【図2】図1のI方向から見た説明図である。 【図3】高所作業車の説明図である。 【図4】従来の自走式作業車のアウトリガ装置の説明図
である。 【符号の説明】 11,31 ジャッキ外箱 12,32 ジャッキ内箱 13 ジャッキシリンダ 5 接地輪 16,33 支持軸 20 ジャッキシリンダ13の他端部 36 側板間部 42 切欠き
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B60S 9/00 - 9/22 B66C 23/78 B66F 9/075 B66F 11/04

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 車両のフレーム上に作業機を備えると共
    に、このフレームの前後左右位置にアウトリガ装置を備
    えた移動式クレーンあるいは高所作業車等の自走式作業
    車のアウトリガ装置であって、ジャッキ外箱、ジャッキ
    外箱に嵌挿され伸縮自在なジャッキ内箱、一端をジャッ
    キ外箱に他端をジャッキ内箱に取付けられジャッキ外箱
    に対しジャッキ内箱を伸縮自在に駆動するジャッキシリ
    ンダ、ジャッキ内箱の下端部側面に突出した支持軸、お
    よび支持軸に回転自在に取付けられた接地輪を備えたア
    ウトリガ装置において、 ジャッキシリンダ他端部のジャッキ内箱への取付けは前
    記支持軸を接地輪と反対方向のジャッキ内箱の側板間に
    延長した側板間部にすると共に、接地輪が配置された側
    のジャッキ外箱の側面下端部はジャッキ内箱が縮小した
    とき支持軸が嵌入する切欠きを設けていることを特徴と
    する自走式作業車のアウトリガ装置。
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