JP2000085397A - 可倒式シフトレバー装置 - Google Patents

可倒式シフトレバー装置

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JP2000085397A
JP2000085397A JP10258853A JP25885398A JP2000085397A JP 2000085397 A JP2000085397 A JP 2000085397A JP 10258853 A JP10258853 A JP 10258853A JP 25885398 A JP25885398 A JP 25885398A JP 2000085397 A JP2000085397 A JP 2000085397A
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shift lever
lock
release knob
lock pin
pin
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Fumio Kurogane
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 第1の目的は、構造の簡易化を図ることがで
きると共に、組付け性の向上を図ることができるように
した可倒式シフトレバー装置を提供する。また、第2の
目的は、シフトレバーの角度調整時、節度感を付与でき
るようにし、操作フィーリングを向上できるようにした
可倒式シフトレバー装置を提供する。 【解決手段】 ロック解除ノブ30を上方に摺動させる
ことにより、ロックピン40を支持ブラケット11のロ
ック溝14から離脱せしめシフトレバー20を倒伏可能
としており、ロック解除ノブ30は、ロックピン40の
保持凹部33aを有し、このロック解除ノブ30の取り
付けに際し、このロック解除ノブ30をシフトレバー2
0に沿って下降させたとき、ロックピン40をロックピ
ン40の保持凹部33aに強制的に誘導可能に形成した
テーパー部33bを備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、車両用の自動変
速機に設けられたシフトレバー装置に係り、特に、自動
車の自動変速機に設けられたフロアシフト式シフトレバ
ー装置において、起立状態にあるシフトレバーを倒伏可
能にした可倒式シフトレバー装置に関する。
【0002】
【従来の技術】フロアシフト式シフトレバー装置を備え
た自動車においては、停車時に周囲の状況では、運転席
側からの乗員の乗降が困難で助手席側から乗降すること
がある。ところで、シフトレバーは運転席の反ドア側に
配置されており、このため、乗員が運転席から助手席
へ、又は助手席から運転席へ移動する場合の障害物とな
っていた。
【0003】そこで、シフトレバーを倒伏可能にして乗
員の運転席と助手席との間の移動を容易にした可倒式シ
フトレバー装置が従来から種々提案されている。
【0004】例えば、本出願人が実開平4−58656
号公報に開示している可倒式シフトレバー装置は、図9
及び図10に示すように、ロック溝1aを上面側に有す
るブラケット1に、シフトレバー2の基部側が枢着ピン
2aにより起伏可能に軸着されている。このシフトレバ
ー2には、ロック解除ノブ3が摺動可能に嵌挿されてお
り、このロック解除ノブ3にリンク機構4を構成する一
対のリンク4a,4bの上部がピン4cにより連結され
ている。また、このリンク4a,4bの下部にロック溝
1aと係合可能なロックピン5が取り付けられておりこ
のロックピン5は、圧縮ばね6により下方に付勢されて
いる。そして、ロック解除ノブ3を圧縮ばね6の付勢力
に抗して上方に摺動させることにより、ロックピン5を
ブラケット1のロック溝1aから離脱せしめシフトレバ
ー2を枢着ピン2aを中心として倒伏させるように構成
されている。
【0005】なお、図において、7はシフトレバー2の
上部に取り付けられた操作ノブである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した可
倒式シフトレバー装置では、ロックピン5をロック解除
ノブ3へ取り付けるために一対のリンク4a,4bが必
要となり、このリンク4a,4bをピン4cによりロッ
ク解除ノブ3に連結すると共に、このリンク4a,4b
にロックピン5をカシメ等の固着手段により固着してい
るので、構造が複雑になると共に、組付け性が悪いとい
う問題があった。
【0007】また、運転者のシフト操作を容易にするた
めに、シフトレバー2の角度を調整することができる可
倒式シフトレバー装置が提案されている。この種の装置
においては、図11に示すように、ブラケット1の上面
側に複数、例えば4個のロック溝1aが形成されてお
り、運転者が最もシフト操作しやすい位置におけるロッ
ク溝1aにロックピン5を圧接係合させるように構成さ
れている。
【0008】しかし、この種の可倒式シフトレバー装置
では、ロックピン5をロック溝1aから離脱させるため
にロック解除ノブ3を引き上げたとき、シフトレバー2
がフリー状態となるため、シフトレバー2の角度調整が
難しく、操作フィーリングが悪いという問題があった。
【0009】この発明は、上記した問題を解決するため
になされたもので、第1の目的とするところは、構造の
簡易化を図ることができると共に、組付け性の向上を図
ることができるようにした可倒式シフトレバー装置を提
供することにある。
【0010】また、第2の目的とするところは、シフト
レバーの角度調整時、節度感を付与できるようにし、操
作フィーリングを向上できるようにした可倒式シフトレ
バー装置を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、この発明に係る請求項1の可倒式シフトレバー装置
では、ロック溝を上面側に有する支持ブラケットと、こ
の支持ブラケットに基部側を起伏可能に軸着したシフト
レバーと、このシフトレバーに摺動可能に嵌挿したロッ
ク解除ノブと、このロック解除ノブに設けられ前記ロッ
ク溝と係合することにより前記シフトレバーの倒伏を禁
止するロックピンと、このロックピンを下方に付勢する
付勢手段とからなり、前記ロック解除ノブを上方に摺動
させることにより、前記ロックピンを前記支持ブラケッ
トのロック溝から離脱せしめ前記シフトレバーを倒伏可
能とした可倒式シフトレバー装置であって、前記ロック
解除ノブは、前記ロックピンの保持凹部を有し、このロ
ック解除ノブの取り付けに際し、このロック解除ノブを
前記シフトレバーに沿って下降させたとき、前記ロック
ピンを前記ロックピンの保持凹部に強制的に誘導可能に
形成したテーパー部を備えたことを特徴としている。
【0012】また、請求項2の可倒式シフトレバー装置
では、前記ロック解除ノブは、基部に前記ロックピンの
両端を保持する一対の保持凹部を相対向して有するフォ
ーク状のロックピン保持部が形成され、このロックピン
保持部の下方に、前記ロック解除ノブを前記シフトレバ
ーに沿って下降させたとき、前記ロックピンを前記保持
凹部に強制的に誘導するテーパー部が相対向して形成さ
れていることを特徴としている。
【0013】また、請求項3の可倒式シフトレバー装置
では、前記ロック解除ノブは、管状に形成された摺動部
の上方に把持部を有し、下方に前記ロックピン保持部を
有することを特徴としている。
【0014】また、請求項4の可倒式シフトレバー装置
では、ロック溝を上面側に有する支持ブラケットと、こ
の支持ブラケットに基部側を起伏可能に軸着したシフト
レバーと、このシフトレバーに摺動可能に嵌挿したロッ
ク解除ノブと、このロック解除ノブに設けられ前記ロッ
ク溝と係合することにより前記シフトレバーの倒伏を禁
止するロックピンと、このロックピンを下方に付勢する
付勢手段とからなり、前記ロック解除ノブを上方に摺動
させることにより、前記ロックピンを前記支持ブラケッ
トのロック溝から離脱せしめ前記シフトレバーを倒伏可
能とした可倒式シフトレバー装置であって、前記支持ブ
ラケットに、前記ロック溝と対応した節度感を得ること
が可能な節度感付与手段を設けたことを特徴としてい
る。
【0015】また、請求項5の可倒式シフトレバー装置
では、前記節度感付与手段は、前記支持ブラケットのロ
ック溝と対向する位置に、ロック溝の数と対応する数の
節度感付与凹部を連続して形成すると共に、前記シフト
レバーの前記節度感付与凹部と対応する位置に節度感付
与ピンが昇降可能な長孔を設け、さらに、前記節度感付
与ピンを常時前記節度感付与凹部に圧接する圧接手段を
配置したことを特徴としている。
【0016】また、請求項6の可倒式シフトレバー装置
では、請求項1,2及び3の可倒式シフトレバー装置に
前記節度感付与手段を設けたことを特徴としている。
【0017】そして、上記のように構成された請求項1
〜3に係る発明によれば、ロックピンをロック解除ノブ
に取り付けるに際し、シフトレバーに摺動可能に嵌挿さ
れたロック解除ノブを下方に摺動させるだけで、ロック
ピンを、ロック解除ノブに形成したテーパー部によりロ
ック解除ノブの保持凹部に強制的に誘導してロック解除
ノブに取り付けることができるので、構造の簡易化及び
組付け性の向上を図ることができる。
【0018】また、請求項4及び5に係る発明によれ
ば、シフトレバーの角度調整時、節度感付与手段により
節度感が付与される。これによって、シフトレバーの角
度調整が容易に行われると共に、操作フィーリングを向
上させることができる。
【0019】また、請求項6に係る発明によれば、請求
項1〜3に係る発明による効果に加えて請求項4及び5
に係る発明による効果を併せて得ることができる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、この発明の第1の実施の形
態を図1〜図5を参照して説明する。
【0021】図において、Eは自動車の自動変速機に設
けられた可倒式シフトレバー装置で、ロック溝14を上
面側に有する支持ブラケット11と、この支持ブラケッ
ト11に基部側を枢着ピン23により起伏可能に軸着し
たシフトレバー20と、このシフトレバー20に摺動可
能に嵌挿したロック解除ノブ30と、このロック解除ノ
ブ30に設けられロック溝14と係合することによりシ
フトレバー20の倒伏を禁止するロックピン40と、こ
のロックピン40を下方に付勢する付勢手段50とから
なり、ロック解除ノブ30を上方に摺動させることによ
り、ロックピン40を支持ブラケット11のロック溝1
4から離脱せしめシフトレバー20を倒伏可能としてい
る。
【0022】そして、ロック解除ノブ30は、ロックピ
ン40の保持凹部33aを有し、このロック解除ノブ3
0の取り付けに際し、このロック解除ノブ30をシフト
レバー20に沿って下降させたとき、ロックピン40を
ロックピン40の保持凹部33aに強制的に誘導可能に
形成したテーパー部33bを備えている。
【0023】さらに、この発明の第1の実施の形態の構
成を詳細に説明する。
【0024】ブラケット10は、車体のフロア(図示せ
ず)等に軸線O−Oの回りを回動するように軸支されて
おり、その上部には、所定の間隔をおいて配置された一
対の直立壁12,13を有する断面コ字状の支持ブラケ
ット11が設けられている。
【0025】また、直立壁12,13の上面には、上方
を開口した複数個、例えば3個のロック溝14が枢着ピ
ン23の軸孔11aの中心を支点として放射方向にそれ
ぞれ連続して形成されている。このロック溝14に連続
するシフトレバー20倒伏側(助手席側)の端面には、
軸孔11aの中心を中心としロック溝14の頂面までの
距離を半径とする円弧状のガイド面15及びこのガイド
面15に段部16を介して連続する直立壁17がそれぞ
れ形成されており、この段部16は、軸孔11aの中心
を通る水平線X−X上近傍に配置されている。
【0026】ロック溝14は、V字状に形成されてお
り、このロック溝14にロックピン40を係合させたと
き、ロック溝14の底面とロックピン40の外周面との
間に隙間aができるように設定されている。逃がし孔1
8は支持ブラケット11の断面コ字形の背部の下側に穿
設されており、シフトレバー20が使用状態と倒伏状態
の間を移動するときにその下端部が支持ブラケット11
と干渉するのを防止する。
【0027】シフトレバー20は、管状に形成された基
部21と、この基部21の上部中空部に圧入された操作
ノブ取付部22とからなっており、基部21の下方は支
持ブラケット11の直立壁12,13内に挟持され、枢
着ピン23により軸支されている。また、基部21の上
方には、ロック溝14と対向する位置に軸線方向に沿っ
て延びる長孔21aが貫通して形成されており、この長
孔21aにロックピン40が嵌挿されるように設定され
ている。
【0028】また、長孔21aの上下方向の長さは、ロ
ックピン40がロック溝14に係合できるように、か
つ、ロック解除ノブ30を引き上げたとき、ロックピン
40がロック溝14から離脱できるように十分長く設定
されている。さらに、操作ノブ取付部22の上部には、
操作ノブ24が装着されている。
【0029】ロック解除ノブ30には、フランジ状の把
持部31、管状に形成された摺動部32及びフォーク状
に形成されたロックピン保持部33が上方から順次下方
に向って連続して形成されており、摺動部32はシフト
レバー20の基部21外周面に摺動可能に嵌挿されてい
る。
【0030】ロックピン保持部33には、ロックピン4
0の両端を保持する一対の保持凹部33a,33aが相
対向して形成されており、さらに、この保持凹部33
a,33aの下方に外周側に向って傾斜したテーパー部
33b,33bが形成されている。そして、このテーパ
ー部33b,33bによりロック解除ノブ30をシフト
レバー20に沿って下降させたとき、シフトレバー20
の長孔21aに嵌挿されたロックピン40をロックピン
保持部33の保持凹部33aに強制的に誘導するように
設定されている。
【0031】付勢手段の一例である圧縮ばね50は、ノ
ブ取付部22の下端とロックピン40との間のシフトレ
バー20の基部21中空部内に配置されており、この圧
縮ばね50によってロックピン40は常時下方に付勢さ
れている。
【0032】つぎに、この発明の第1の実施の形態の作
用を説明する。
【0033】ロック解除ノブ30をシフトレバー20に
取り付けるに際しては、まずシフトレバー20の基部2
1の中空部内に圧縮ばね50を挿入すると共に、この圧
縮ばね50を撓ませながらロックピン40をシフトレバ
ー20の基部21の長孔21aに嵌挿する。
【0034】ついで、シフトレバー20の基部21下方
を支持ブラケット11の直立壁12,13内に挿入し、
枢着ピン23により軸支した後、ロック解除ノブ30の
摺動部32をシフトレバー20の基部21外周面に嵌挿
させ、このロック解除ノブ30を圧縮ばね50のばね力
に抗して下降させる。そして、ロックピン保持部33の
テーパー部33b,33bがロックピン40に当接した
後、さらに、ロック解除ノブ30を下降させると、テー
パー部33b,33bとロックピン40との協働作用に
よりロックピン保持部33が拡開してロックピン40が
ロックピン保持部33内に入り込み、保持凹部33a,
33aがロックピン40と対向位置に達すると、ロック
ピン保持部33の復元力により保持凹部33a,33a
にロックピン40の両端が嵌入する。
【0035】そして、シフトレバー20の起立状態、す
なわち通常の使用状態のときは、図1及び図2に示すよ
うに、圧縮ばね50のばね力によってロックピン40が
ロック溝14に圧接係合しており、これによって、シフ
トレバー20の倒伏が禁止されている。
【0036】この起立状態にあるシフトレバー20を図
5に示すように倒伏状態にするには、把持部31を把持
して圧縮ばね50のばね力に抗してロック解除ノブ30
を図1において仮想線で示すように上方に引き上げる。
すると、ロックピン40も上方に引き上げられ、ロック
ピン40がロック溝14から離脱する。
【0037】そこで、シフトレバー30を図1において
時計方向に回動させると、シフトレバー20はロックピ
ン40をガイド面15に圧接させながら倒伏する。そし
て、ロックピン40が段部16を通り直立面17に当接
した位置でシフトレバー30を停止させる。このとき、
段部16によりシフトレバー20に節度感を付与するこ
とができる。
【0038】このシフトレバー20の倒伏状態から再び
図1に示す起立状態にするには、図5において、把持部
31を把持して圧縮ばね50のばね力に抗してロック解
除ノブ30を矢印A方向に引張り、図1に示す位置まで
シフトレバー20を反時計方向に回動させる。そこで、
把持部31を離すと、圧縮ばね50の復元力によってロ
ックピン40が下降してロック溝14に圧接係合しシフ
トレバー20を起立状態に保持することができる。
【0039】また、起立状態におけるシフトレバー20
の角度を調整する場合には、ロック解除ノブ30の把持
部31を把持してロック解除ノブ30を圧縮ばね50に
抗して引き上げ、ロックピン40を支持ブラケット11
のロック溝14から離脱させロック溝14のいずれかに
対向した位置で把持部31を離すと、圧縮ばね50の復
元力により、ロックピン40がロック溝14に圧接係合
し、これにより乗員が最もシフト操作しやすい位置にシ
フトレバー20の角度を調整することができる。
【0040】上述したように、この発明に係る第1の実
施の形態によれば、ロックピン40をロック解除ノブ3
0に取り付けるに際し、シフトレバー20に摺動可能に
嵌挿されたロック解除ノブ30を下方に摺動させるだけ
で、ロックピン40を、ロック解除ノブ30のロックピ
ン保持部33に形成したテーパー部33bにより保持凹
部33a内に強制的に誘導してロック解除ノブ30に取
り付けることができる。これによって構造の簡易化及び
組付け性の向上を図ることができる。
【0041】つぎに、図6〜図8を参照して第2の実施
の形態及び第3の実施の形態を説明する。
【0042】第2の実施の形態における可倒式シフトレ
バー装置Eは、第1の実施の形態と同様、ロック溝14
を上面側に有する支持ブラケット11と、この支持ブラ
ケット11に基部側を起伏可能に軸着したシフトレバー
20と、このシフトレバー20に摺動可能に嵌挿したロ
ック解除ノブ30と、このロック解除ノブ30に設けら
れロック溝14と係合することによりシフトレバー20
の倒伏を禁止するロックピン40と、このロックピン4
0を下方に付勢する付勢手段としての圧縮ばね50とか
らなり、ロック解除ノブ30を上方に摺動させることに
より、ロックピン40をブラケット10のロック溝14
から離脱せしめシフトレバー20を倒伏可能としてい
る。
【0043】そして、この第2の実施の形態において
は、支持ブラケット11に、ロック溝14と対応した節
度感を得ることが可能な節度感付与手段60が設けられ
ている。
【0044】この節度感付与手段60は、支持ブラケッ
ト11のロック溝14と対向する位置に、複数、例えば
3個のロック溝14と対応する3個の節度感付与凹部6
1を連続して形成すると共に、シフトレバー20上には
前記の節度感付与凹部61と対応する位置に節度感付与
ピン62が昇降可能な長孔21bを設け、さらに、節度
感付与ピン62を常時節度感付与凹部61に圧接する圧
接手段63を配置している。
【0045】また、第3の実施の形態における可倒式シ
フトレバー装置Eは、第1の実施の形態に示す可倒式シ
フトレバー装置Eに第2の実施の形態の節度感付与手段
60が設けられており、便宜上、第1の実施の形態に第
2の実施の形態を包含した第3の実施の形態について図
6〜図8を参照して、その構成を詳細に説明する。
【0046】節度感付与手段60は、3個の節度感付与
凹部61と、節度感付与ピン62と、圧接手段63とか
らなっている。
【0047】3個の節度感付与凹部61は、支持ブラケ
ット11の直立壁12,13のロック溝14と軸孔11
aとの間に、軸孔11aの中心を支点として形成された
扇形状の一対の切欠部64上面に連続して形成されてい
る。
【0048】節度感付与ピン62は、シフトレバー20
の基部21の節度感付与凹部61と対応する位置に軸線
方向に沿って形成された長孔21b内に昇降可能に挿入
されている。
【0049】圧縮手段としての圧縮ばね63は、節度感
付与ピン62と枢着ピン23との間のシフトレバー20
の基部21の中空部内に配置されており、この圧縮ばね
63によって節度感付与ピン62は常時節度感付与凹部
61に圧接されている。
【0050】その他の構成は、第1の実施の形態に示す
ものと同様であり、その説明は省略する。
【0051】つぎに、この発明の第3の実施の形態の作
用を説明する。
【0052】図6に示すように、起立状態におけるシフ
トレバー20の角度を調整する場合には、第1の実施の
形態において説明したように、ロック解除ノブ30を操
作することによって行われるが、この際、シフトレバー
20の回動に伴って節度感付与ピン62が圧縮ばね63
のばね力により節度感付与凹部61に圧接しながら上下
方向に移動する。
【0053】これによって、シフトレバー20の角度調
整時に節度感を付与することができ、シフトレバー20
の角度調整が容易に行われると共に、操作フィーリング
を向上させることができる。
【0054】その他の作用は、第1の実施の形態に示す
ものと同様であり、その説明は省略する。
【0055】
【発明の効果】上述した通り、この発明の第1の実施の
形態によれば、ロックピンをロック解除ノブに取り付け
るに際し、シフトレバーに摺動可能に嵌挿されたロック
解除ノブを下方に摺動させるだけで、ロックピンを、ロ
ック解除ノブに形成したテーパー部によりロック解除ノ
ブの保持凹部内に強制的に誘導してロック解除ノブに取
り付けることができるので、構造の簡易化及び組付け性
の向上を図ることができる。
【0056】また、この発明の第2の実施の形態によれ
ば、シフトレバーの角度調整時、節度感付与手段により
節度感が付与される。これによって、シフトレバーの角
度調整が容易に行われると共に、操作フィーリングを向
上させることができる。
【0057】また、この発明の第3の実施の形態によれ
ば、第1の実施の形態における効果に、第2の実施の形
態における効果を併せて得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施の形態として示した可倒
式シフトレバー装置の正面視説明図。
【図2】同図1のII−II矢視断面説明図。
【図3】同ロック解除ノブの斜視説明図。
【図4】同支持ブラケットの斜視説明図。
【図5】同シフトレバーの倒伏時の状態を示す作動説明
図。
【図6】この発明の第1の実施の形態に第2の実施の形
態を包含した可倒式シフトレバー装置の正面視説明図。
【図7】同図6のVII −VII 矢視断面説明図。
【図8】同支持ブラケットの上部を示す正面視説明図。
【図9】従来例に係る可倒式シフトレバー装置の断面説
明図。
【図10】同図9のX−X矢視断面説明図。
【図11】他の従来例に係る可倒式シフトレバー装置の
ブラケットのロック溝を示す正面視説明図。
【符号の説明】
11 支持ブラケット 14 ロック溝 20 シフトレバー 21b 長孔 30 ロック解除ノブ 31 把持部 33 ロックピン保持部 33a 保持凹部 33b テーパー部 40 ロックピン 50 付勢手段(圧縮ばね) 60 節度感付与手段 61 節度感付与凹部 62 節度感付与ピン 63 圧接手段(圧縮ばね) E 可倒式シフトレバー装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3D040 AA03 AA24 AB01 AC09 AC17 AC58 AC59 AC60 AE19 3J052 AA19 FB42 GA06 GA07 GA15 GA21 LA01 3J070 AA03 BA12 BA26 BA28 BA81 CA07 CA08 CA53 CB02 CD06 DA01

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ロック溝を上面側に有する支持ブラケッ
    トと、この支持ブラケットに基部側を起伏可能に軸着し
    たシフトレバーと、このシフトレバーに摺動可能に嵌挿
    したロック解除ノブと、このロック解除ノブに設けられ
    前記ロック溝と係合することにより前記シフトレバーの
    倒伏を禁止するロックピンと、このロックピンを下方に
    付勢する付勢手段とからなり、前記ロック解除ノブを上
    方に摺動させることにより、前記ロックピンを前記支持
    ブラケットのロック溝から離脱せしめ前記シフトレバー
    を倒伏可能とした可倒式シフトレバー装置であって、 前記ロック解除ノブは、前記ロックピンの保持凹部を有
    し、このロック解除ノブの取付けに際し、このロック解
    除ノブを前記シフトレバーに沿って下降させたとき、前
    記ロックピンを前記ロックピンの保持凹部に強制的に誘
    導可能に形成したテーパー部を備えたことを特徴とする
    可倒式シフトレバー装置。
  2. 【請求項2】 前記ロック解除ノブは、基部に前記ロッ
    クピンの両端を保持する一対の保持凹部を相対向して有
    するフォーク状のロックピン保持部が形成され、このロ
    ックピン保持部の下方に、前記ロック解除ノブを前記シ
    フトレバーに沿って下降させたとき、前記ロックピンを
    前記保持凹部に強制的に誘導するテーパー部が相対向し
    て形成されていることを特徴とする請求項1記載の可倒
    式シフトレバー装置。
  3. 【請求項3】 前記ロック解除ノブは、管状に形成され
    た摺動部の上方に把持部を有し、下方に前記ロックピン
    保持部を有することを特徴とする請求項1及び請求項2
    記載の可倒式シフトレバー装置。
  4. 【請求項4】 ロック溝を上面側に有する支持ブラケッ
    トと、この支持ブラケットに基部側を起伏可能に軸着し
    たシフトレバーと、このシフトレバーに摺動可能に嵌挿
    したロック解除ノブと、このロック解除ノブに設けられ
    前記ロック溝と係合することにより前記シフトレバーの
    倒伏を禁止するロックピンと、このロックピンを下方に
    付勢する付勢手段とからなり、前記ロック解除ノブを上
    方に摺動させることにより、前記ロックピンを前記支持
    ブラケットのロック溝から離脱せしめ前記シフトレバー
    を倒伏可能とした可倒式シフトレバー装置であって、 前記支持ブラケットに、前記ロック溝と対応した節度感
    を得ることが可能な節度感付与手段を設けたことを特徴
    とする可倒式シフトレバー装置。
  5. 【請求項5】 前記節度感付与手段は、前記支持ブラケ
    ットのロック溝と対向する位置に、ロック溝の数と対応
    する数の節度感付与凹部を連続して形成すると共に、前
    記シフトレバーの前記節度感付与凹部と対応する位置に
    節度感付与ピンが昇降可能な長孔を設け、さらに、前記
    節度感付与ピンを常時前記節度感付与凹部に圧接する圧
    接手段を配置したことを特徴とする請求項4記載の可倒
    式シフトレバー装置。
  6. 【請求項6】 前記節度感付与手段を設けた請求項1,
    2及び3記載の可倒式シフトレバー装置。
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