JP5362322B2 - 車両用スライドデッキ装置 - Google Patents

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Description

本発明は、バックドアを備える車両のラゲージルーム床面に設けるスライドデッキ装置に関する。
車両におけるスライドデッキ装置の従来技術としては、例えば特許文献1に開示されたものがある。
特許文献1のスライドデッキ装置は、車両本体の後部に形成したラゲージルームの底部に固定した前後方向に延びる左右一対のガイドレールと、左右のガイドレールの上面を覆う平板状のラゲージフロア(スライドボード)と、を具備している。
ガイドレールは車外側の側面が開口するチャンネル形状である。さらに、左右のガイドレールの後端部の外側面には、車幅方向の回転軸回りに回転可能かつガイドレールに対して前後方向に移動不能な固定ローラが設けてある。
ラゲージフロアの下面の前端部からは左右一対のブラケットが下向きに突出しており、左右のブラケットには車幅方向の回転軸回りに回転可能な可動ローラが設けてある。
左右のローラはそれぞれ左右のガイドレールの内部に位置しており、共にガイドレールの底面に接触している。左右の固定ローラがラゲージフロアの下面をそれぞれ支持しているので、ラゲージフロアは左右のガイドレールに沿って前後方向にスライド可能である。さらに、ガイドレールにはピン孔を有するピン受けが固定してあり、ラゲージフロアの下面にはピン孔に係脱可能で係合方向に付勢されたロックピンが設けてある。また、ラゲージフロアの上面の後端部には把持用凹部が形成してあり、この把持用凹部内にはロックピンを移動操作するためのロック解除レバーが設けてある。
従って、車両の背面に設けたバックドアを開放した状態で、操作者が手を把持用凹部に掛けながらロック解除レバーを操作してロックピンをピン孔から脱出させ、荷物が載置されているラゲージフロアを後方に引き出せば(図1の仮想線参照)、荷物を車両の後方に引き出すことが可能である。
特開2002−87166号公報
坂道に車両を後部が前部より下方に位置する状態で駐車したときにロックピンとピン孔によるロックを解除すると、ラゲージロアや荷物の自重によってラゲージフロアが後端位置まで不意に勢いよくスライドすることがある。ラゲージフロアが不意に勢いよくスライドすると、可動ローラが固定ローラに激しく接触することにより可動ローラ及び固定ローラが破損し、その後のラゲージフロアのスライド動作が不円滑になるおそれがある。
このような不具合を防止するためには、ラゲージフロアが後方に不意にスライドした際に操作者が反射的にロックピンをロック方向(ピン孔に係合する方向)に移動させるように設計すればよい。しかし、このような事態になったときに操作者がラゲージフロアの把持用凹部から反射的に手を離す可能性は低いので、ロック解除レバーから反射的に手を離しロックピンをロック方向に移動させるようにするのは難しい。
本発明の目的は、ロック解除されたスライドボードが不意に後方に勢いよくスライドしたときに、操作者がスライドボードのロック機構の操作を司る操作部材から反射的に手を離し、ロック機構がロック状態となるようにした車両用スライドデッキ装置を提供することにある。
本発明の車両用スライドデッキ装置は、バックドアを備える車両のラゲージルーム床面に固定した前後方向に延びるロアレールと、該ロアレールに沿ってスライド可能なアッパレールと、該アッパレールに設けた、該アッパレールをロアレールに対して固定可能なロック状態と固定不能なアンロック状態とに移行可能なロック機構と、上記アッパレールと一緒に上記ロアレールに沿ってスライド可能で、上面に凹部または貫通孔からなる把持部を形成したスライドボードと、該スライドボードに上記把持部と左右位置をずらして設けた、上記把持部とは別個の操作用凹部または操作用貫通孔と、該操作用凹部または操作用貫通孔に設けた、上記ロック機構を上記ロック状態に移行させる初期位置と上記アンロック状態に移行させるロック解除操作位置とに移動可能であり、かつ、上記初期位置に向けて移動付勢された操作部材と、を備えることを特徴としている。
左右方向に離間する第1の把持部と第2の把持部を備え、上記操作部材を第1の把持部と第2の把持部の間に位置させてもよい。
この場合は、上記第1の把持部から上記操作部材までの距離が上記第2の把持部から上記操作部材までの距離よりも短く、かつ、上記初期位置に位置する上記操作部材から上記第1の把持部までの距離が、上記ロック解除操作位置に位置する上記操作部材から上記第1の把持部までの距離より長いのが好ましい。
さらに、上記操作部材を上下方向の回転軸回りに回転可能とするのが好ましい。
本発明によると、操作者がスライドボードの上面に設けた把持部に手を掛けた状態で、ロック解除されたスライドボードが不意に後方に勢いよくスライドすると、操作者は本能的に把持部を把持し続けようとするため、把持部から離れた位置にある操作部材からは反射的に手を離し易い。そのため、このような事態になるとロック機構が高い確率でロック状態に移行するので、スライドボードが後端位置まで不意にスライドするおそれを低減できる。
請求項2のように構成すれば、把持部が2つになるので、スライドデッキ装置の操作性が向上する。
請求項3のように構成すれば、操作者が第1の把持用凹部に掛けた手を操作部材から離すと、操作部材がアンロック位置に比べて第1の把持用凹部から離れる方向の位置であるロック位置まで移動するので、この後に操作者が反射的に操作部材を操作する可能性は殆どない。そのため、ロック解除されたスライドボードが不意に後方に勢いよくスライドした際にロック機構をより確実にロック状態にさせることが可能になる。
以下、本発明の一実施形態を添付図面を参照しながら説明する。なお、本実施形態の説明中の前後方向と左右方向は図中に記載した矢線方向を基準とする。
車両10の背面には背面開口部11が形成してあり、背面開口部11の上縁部には背面開口部11と同じ正面形状であるバックドア12の上縁部が左右方向の回転軸回りに回転自在として枢着してある。
車両10の車内には前後2列のシートが設けてあり(図1に示す符号13が2列目のシート)、2列目シート13の後方がラゲージルーム14となっている。ラゲージルーム14の底面を構成する金属製の底板15の上面には、載置した荷物を前後方向にスライド移動させるためのスライドデッキ装置20が設けてある。
スライドデッキ装置20は互いに分離可能なレールユニット25とボードユニット70とからなるものである。
まずレールユニット25の構造について説明する。
左右のロアレール30の下面の前端部には前側ブラケット26が固定してあり、ロアレール30の下面の後端部近傍には後側ブラケット27が固定してあり、前側ブラケット26と後側ブラケット27がボルトB1とボルトB2を利用して底板15に固定してある。さらに、左右の前側ブラケット26を上方から下方に向かって貫通する係止ピンPが、底板15に穿設した係止孔(図示略)に嵌合している。左右のロアレール30は前後方向に延びると共に上面が開口する金属製のチャンネル材であり、左右のロアレール30は互いに平行である。左右のロアレール30の後端には、ロアレール30の後端開口部を塞ぎ、かつ、その下面が底板15に接触する後端ストッパ部材29が固着してある。一方、左右のロアレール30の前端開口部は開放してある。図8及び図9参照に示すように、ロアレール30の底部の前端部には前端ストッパ部材B3が固定してある。図8及び図9に示すように、前端ストッパ部材B3の頭部の周縁部は、上方から下方に向かうに連れて拡径するテーパ面となっている。
図9及び図11に示すようにロアレール30は、底板部31と、底板部31の左右両側部から上方に延びる左右一対の側板部32と、左右の側板部32の上端から内側に略水平に延びた後に下方に延びる抜止部33と、を備えている。さらに、左右の抜止部33の上面にはその全長に渡ってゴム製のカバー部材34が固着してある。さらに、左右のロアレール30の車外側面には、金属からなる3つの被ロック部材36、37、38が前後方向に並べて溶着してあり、各被ロック部材36、37、38には前後一対のロック孔39が穿設してある。
左右の前側ブラケット26の前端部に形成した支持片26aには、左右方向に延びる金属製の前側連結部材41の左右両端部がそれぞれネジ止めしてある。この前側連結部材41の左右両端部を除く部分は円柱形状となっている。また、左右の後側ブラケット27の内側端部を構成する支持片27aには、左右方向に延びる金属製の後側連結部材43の左右両端部がそれぞれネジ止めしてある。後側連結部材43は上面が開口するチャンネル材であり、下面の左右方向の中央部は、周辺部に比べて一段下がり、かつ下面が底板15に当接する荷重支持部44となっている。また、後側連結部材43の底面の2箇所には2つの貫通孔45が穿設してある。さらに、後側連結部材43の上面の左右2箇所には、金属からなる左右一対の支持ブラケット47がそれぞれ固定してある。対をなす支持ブラケット47の上端部間には左右方向に延びる回転軸48が架設してあり、回転軸48には左右の支持ブラケット47の間に位置しかつその上端が支持ブラケット47の上端よりも上方に位置する円柱形状の支持ローラ49が回転可能に支持してある。
左右のロアレール30には、左右対称をなす2つの金属部材を接合した部材であるアッパレール50がそれぞれ支持してある。アッパレール50の上端部は略水平な水平支持片51となっており、アッパレール50の前端部と後端部には下方に向かって延びるローラ支持片52とローラ支持片53が左右一対として突設してある。左右のローラ支持片52の間には左右方向に延びる回転支持軸54を介してローラ55が回転可能に支持してあり、左右のローラ支持片53の間には回転支持軸54を介してローラ56が回転可能に支持してある。ローラ55及びローラ56はロアレール30の底板部31の上面に載置してあるので、ローラ55及びローラ56が底板部31の上面を転動することにより、左右のアッパレール50は左右のロアレール30に対して前後方向にスライドする。なお、アッパレール50の前方へのスライド動作はローラ55が前端ストッパ部材B3の頭部に接触することにより規制され、後方へのスライド動作はローラ56が後端ストッパ部材29に接触することにより規制される。
アッパレール50の外側の水平支持片51の下面にはロック爪支持部材58が固定してあり、ロック爪支持部材58の下端部近傍には前後一対の貫通孔60が穿設してある。ロック爪支持部材58には、ロック爪支持部材58の外側に位置し、かつ貫通孔60及びロック孔39と係脱可能な前後一対の係合突部61を備える金属製のロック爪62が、前後方向の回転軸回りに回転可能として支持してある。ロック爪62は、係合突部61が貫通孔60及びロック孔39に係合するロック位置(図11の実線の位置)と、係合突部61が貫通孔60及びロック孔39から車外側に脱出するアンロック位置(図11の仮想線の位置)との間を回転可能であり、かつ、図示を省略した捻りコイルばねの付勢力によってロック位置に向けて回転付勢されている。さらに、ロック爪62の上端部は車外側の水平支持片51に形成した切欠51aを通って水平支持片51の上方に突出する被押圧部64となっている。
図2及び図5等に示すように、左右のアッパレール50の水平支持片51の上面には1本のピン部材P1が固定(突設)してあり、ピン部材P1の上端近傍には円形の押さえ部材P1aが固定してある。さらに、左右のアッパレール50の水平支持片51には計3つの貫通孔51bが穿設してあり、水平支持片51の下面の各貫通孔51bと対応する位置にはナット(図示略)がそれぞれ溶着してある。
以上説明した各構成部材がレールユニット25の構成要素であり、レールユニット25は車両10の車外において予めユニット化され、ユニット化された状態で前側ブラケット26と後側ブラケット27が底板15に固定される。従って、レールユニット25を底板15に取り付けると左右のロアレール30は平行になり、しかも左右のロアレール30、前側連結部材41及び後側連結部材43が井桁構造を構成しているので、レールユニット25に外力が掛かっても左右のロアレール30は平行状態を保持する。従って、左右のアッパレール50は左右のロアレール30に対して常に円滑にスライド可能である。
続いてボードユニット70の構造について説明する。
ボードユニット70の主部材であるスライドボード71は平面視長方形をなす板材であり、その左右幅は左右のロアレール30同士の間隔よりやや長く、その前後長はロアレール30と略同一である。
スライドボード71の上面の後端部近傍部には左右一対の把持用凹部(把持部。第1の把持部)72と把持用凹部(把持部。第2の把持部)73が凹設してある。左右の把持用凹部72、73は共に同じ形状の長方形であり、把持用凹部72と把持用凹部73はスライドボード71の前後方向に延びる中心線(スライドボード71の中心を通って前後方向に延びる直線)に関して左右対称をなしている。さらに、スライドボード71の上面の後縁部には把持用凹部72と把持用凹部73の間に位置する操作用凹部75が凹設してある。図示するように、操作用凹部75から把持用凹部72までの距離は操作用凹部75から把持用凹部73までの距離より短い。操作用凹部75の前面には、操作用凹部75とスライドボード71の下方空間を連通する貫通孔(図示略)が穿設してある。また、スライドボード71の上面には左右一対の取付用凹部76、取付用凹部77が凹設してある。左右の取付用凹部76、77は共に同じ形状の長方形であり、取付用凹部76と取付用凹部77は上記中心線に関して左右対称をなしている。
スライドボード71の下面における操作用凹部75の直前に位置する部分には、上下方向に延びる回転支持軸79の上端が回転可能に設けてあり、回転支持軸79の上端部近傍部には上記貫通孔を通って操作用凹部75内に位置する操作部材80が固定してある。操作部材80は図4に実線で示す初期位置と仮想線で示すロック解除操作位置との間を回転可能であり、かつ、回転支持軸79の周囲に設けたコイルばね(図示略)の回転付勢力によって初期位置に向けて回転付勢されている。回転支持軸79における操作部材80より下方に位置する部分には2層プーリからなる回転プーリ82が固定してあり、回転プーリ82の周面には2本の操作ワイヤWの一端がそれぞれ固着してある。2本の操作ワイヤWにおける両端部を除く部分は可撓性材料からなる被覆チューブTによって被覆してあり、各操作ワイヤWの他端は取付用凹部76と取付用凹部77の直下に位置している。スライドボード71の下面における取付用凹部76、取付用凹部77の直下に位置する部分には、下方に向かって延びる回転支持軸83の上端が固定してあり、左右の回転支持軸83には平面視略J字形状のロック切替部材84が回転可能に支持してある。ロック切替部材84の一端は操作ワイヤWの端部が接続する接続片85となっており、ロック切替部材84の他端は接続片85と平行な押圧片86となっている。ロック切替部材84とスライドボード71の下面には引張ばねSの両端が係止してあるので、左側のロック切替部材84は図4の時計方向に回転付勢されており、右側のロック切替部材84は図4の反時計方向に回転付勢されている。左右のロック切替部材84は操作ワイヤW、回転プーリ82及び回転支持軸79を介して操作部材80と連係しているので、操作部材80の回転動作とロック切替部材84の回転動作は連動する。そのため、操作部材80が初期位置に位置するときロック切替部材84は図4に破線で示したロック許容位置(接続片85と押圧片86が略前後方向を向く位置)に位置し、操作部材80がロック解除操作位置に位置するときは図4に二点鎖線で示したロック解除位置に位置する。
取付用凹部76及び取付用凹部77の底面には、取付用凹部76、77とスライドボード71の下方空間を連通する4つの貫通孔が穿設してある。一つは、大径円形孔88と、大径円形孔88の後端から後方に延びかつ大径円形孔88より狭幅の狭幅部89と、を有するだるま孔90である。残りは、共に円形の貫通孔91、92、93である。
取付用凹部76と取付用凹部77は、平面形状が取付用凹部76、77と同じで、かつ、スライドボード71と同じ材質からなるカバー板95によって着脱自在に塞ぐことが可能である。
以上説明した各構成部材がボードユニット70の構成要素であり、ボードユニット70は車両10の車外において予めユニット化される。
次に底板15に固定したレールユニット25にボードユニット70を組み付ける要領について説明する。
組み付ける前に、まず左右のアッパレール50を被ロック部材36、37、38のいずれかと対応する位置に位置させておき、ロック爪62の係合突部61を貫通孔60及びロック孔39に係合(ロック)させておく。そして、左右のアッパレール50のピン部材P1(押さえ部材P1a)の直上に左右のだるま孔90の大径円形孔88を位置させ、スライドボード71の前端を後端に対して下方に僅かに傾斜させながらスライドボード71全体を下方に移動させる。すると、大径円形孔88より径が小さい左右の押さえ部材P1a(及びピン部材P1)が大径円形孔88を通って取付用凹部76と取付用凹部77の内部に突出するので、スライドボード71の傾きを維持したままスライドボード71をアッパレール50に対して前方に移動させる。すると、左右のピン部材P1が左右のだるま孔90の狭幅部89内に進入し、かつ左右の押さえ部材P1aが左右の狭幅部89の直上に位置し、狭幅部89の幅より径が大きい押さえ部材P1aの一部がスライドボード71の上面に接触する。このとき、左右のアッパレール50に突設した3つの貫通孔51bが左右の各貫通孔91、92、93の直下にそれぞれ位置する。スライドボード71の後端を前端と同じ位置まで下げてスライドボード71の下面を左右のアッパレール50の水平支持片51の上面に接触させると、押さえ部材P1aの下面全体がスライドボード71の上面に接触し、かつ、アッパレール50の3つの貫通孔51bとスライドボード71の3つの貫通孔91、92、93がそれぞれ連通するので、取付用凹部76、77内において図示を省略した3本のボルト(図示略)を各貫通孔51bと貫通孔91、92、93に挿入し、各貫通孔91、92、93の直下に位置する上記ナットに螺合する。このようにしてスライドボード71を左右のアッパレール50に固定すると、図11の実線で示すように、左右のロック切替部材84(ロック許容位置に位置する)の押圧片86が(ロック位置に位置する)ロック爪62の被押圧部64の外側に位置し、被押圧部64との間に隙間を形成する。さらに、レールユニット25の2つの支持ローラ49がスライドボード71の下面にそれぞれ接触する。
最後に、取付用凹部76と取付用凹部77にカバー板95をそれぞれ嵌め込んでボードユニット70を完成させれば、ボードユニット70とレールユニット25の組み付け作業が完了する。
このようにロック爪62、上記捻りコイルばね、支持片59(ロック爪支持部材58)、及びロック孔39(被ロック部材36、37、38)からなるロック機構を具備するレールユニット25にボードユニット70を組み付ける際に、ロック爪62とロック切替部材84(または操作ワイヤW)を接続する必要がないので、ボードユニット70をレールユニット25に対して容易に組み付けることができる。
次に以上構成のスライドデッキ装置20の動作について説明する。
車両10のバックドア12が背面開口部11を閉じているとき、左右のアッパレール50は左右の被ロック部材36と対応する位置に位置し、かつ、左右のロック爪62の係合突部61がロック爪支持部材58の貫通孔60及び被ロック部材36のロック孔39に係合(ロック)するので、スライドボード71はその前端面が2列目シート13の直後に位置する収納位置に位置する。
バックドア12を開放すれば、操作者(乗客、運転手)は右手を把持用凹部72に掛けることができ、左手を把持用凹部73に掛けることが出来る。しかし、初期位置に位置する操作部材80の先端(後端)から把持用凹部72の左側面までの左右方向距離L1は100mm以上あるので、右手の親指を操作部材80に掛ける前に右手の親指以外の指を把持用凹部72に掛けてしまうと、右手の親指で操作部材80を操作できなくなってしまう(さらに、把持用凹部73の右端面から初期位置に位置する操作部材80の先端(後端)までの左右方向距離L2が150mm以上あるので、把持用凹部73に親指以外の指を掛けた左手の親指でも操作部材80を操作できなくなる)。そのため、右手を把持用凹部72に掛ける際には、まず右手を操作用凹部75の左側から操作部材80に近づけて、右手の親指を操作部材80に掛けたまま右手を右側に移動させ操作部材80をロック解除操作位置まで回転させる。ロック解除操作位置に移動した操作部材80の先端(後端)から把持用凹部72の左側面までの左右方向距離L3は60mm以下なので、操作部材80をロック解除操作位置まで回転させれば、右手の親指で操作部材80をロック解除操作位置に保持したまま右手の残りの指を把持用凹部72に掛けることができる。
このようにして初期位置に位置する操作部材80をロック解除操作位置側に回転させると、回転プーリ82が回転して操作ワイヤWが引かれるのでロック許容位置に位置していた左右のロック切替部材84がロック解除位置側に回転する。すると、ロック切替部材84がロック解除位置側に所定距離だけ回転したときに、それまでロック爪62(被押圧部64)から離間していたロック切替部材84の押圧片86が被押圧部64に接触する。そして、操作部材80をロック解除操作位置まで回転させることによりロック切替部材84がロック解除位置まで回転すると、左右のロック爪62がアンロック位置まで回転するので、左右のロック爪62の係合突部61がロック爪支持部材58の貫通孔60及び被ロック部材36のロック孔39から外側に脱出し、ロック爪62によるロックが解除される(図11の仮想線参照)。
操作部材80をロック解除操作位置に保持した状態でスライドボード71を後方に引けば、ローラ55、ローラ56及び支持ローラ49が回転するので、アッパレール50及びボードユニット70をロアレール30に対して後方にスライドさせることができる。左右のロック爪62が被ロック部材37の側方に位置したときに操作部材80から手を離して操作部材80を初期位置に回転復帰させると、ロック切替部材84がロック許容位置まで回転復帰するので、左右のロック爪62がロック位置に回転復帰し係合突部61がロック爪支持部材58の貫通孔60及び被ロック部材37のロック孔39に係合(ロック)するので、スライドボード71を中間位置(図示略)に保持できる。また、左右のロック爪62が被ロック部材38の側方に位置したときに操作部材80から手を離して操作部材80を初期位置に回転復帰させれば、ロック爪62の係合突部61がロック爪支持部材58の貫通孔60及び被ロック部材38のロック孔39に係合(ロック)するので、スライドボード71を最大引き出し位置(図示略)に保持できる。
さらに、車両10の後部が前部よりも下方に位置する状態で坂道に駐車したような場合に操作部材80をロック解除操作位置まで回転させると、スライドボード71が自身の荷重やスライドボード71の上面に載せた荷物の荷重によって後方に向かって不意に勢いよくスライドしようとすることがある。しかしこのような場合、操作者は反射的に左右の手で把持用凹部72、73を把持し続けようとするものの、右手が左右方向に開いた状態となっているため(親指と小指の左右方向間隔がかなり広くなっているため)、反射的に親指を操作部材80から離し易い。しかも、操作者が操作部材80から親指を離すと、操作部材80はロック解除操作位置に比べて把持用凹部72から離れる方向の位置である初期位置まで回転するので、この後に操作者の親指が反射的に操作部材80を操作する可能性は殆どない。そのため、このような事態になるとアンロック位置に位置していたロック爪62がロック位置まで回転するので、ロック爪62が被ロック部材37と対応する位置に位置すると、ロック爪62の係合突部61が自動的にロック爪支持部材58の貫通孔60及び被ロック部材37のロック孔39に係合(ロック)する。従って、本実施形態のスライドデッキ装置20では、ボードユニット70が中間位置を超えて最大引き出し位置まで一気にスライドするおそれは極めて小さい。
本実施形態のスライドデッキ装置20はこのような作用効果を奏するだけでなく、以下の特徴的な作用効果も奏することが可能である。
即ち、ロック切替部材84(押圧片86)はロック許容位置に位置するときはロック爪62(被押圧部64)から外側に離れるので、操作部材80の動作とロック爪62の動作の間には所定の遊びが存在する。従って、操作部材80に荷物や乗客の体が当たる等して操作部材80が僅かに動いただけではロック爪62は動かないので、ロック爪62によるロックが不意に解除されるおそれは小さい。
さらに、車両10の外で予め組み立てたレールユニット25を底板15に固定するので、レールユニット25の底板15に対する取り付け作業は簡単である。しかも予め支持ローラ49(及び支持ブラケット47)を後側連結部材43に対して所定の位置(後側連結部材43の中央部)の両側部及び方向(回転軸48が左右方向を向く方向)となるように取り付けておけば、2個の支持ローラ49によってスライドボード71の中央部の両側部の撓みを確実に防止でき、かつ、支持ローラ49によってスライドボード71を円滑にスライドさせることができる。
しかも、支持ローラ49を支持する後側連結部材43の下面に設けた荷重支持部44が底板15に接触しているので、スライドボード71上に重い荷物を載せた場合であっても後側連結部材43の中央部が大きく撓むことはない。そのため、スライドボード71に重い荷物を載せた場合であっても、支持ローラ49によってスライドボード71の下面を安定した状態で支持できる。
また、荷重支持部44は底板15にねじ等により固定する必要がないので、レールユニット25の底板15に対する取付作業が複雑になることもない。
しかも、左右のロアレール30を底板15に固定するための部材である後側ブラケット27を、後側連結部材43をロアレール30に固定するための部材として利用しているので、後側連結部材43用のブラケットを別途設ける場合に比べて部品点数が少なくできる。
さらに、後側連結部材43の両端部を、ロアレール30や、ロアレール30に固定した(底板15に接触しない)ブラケットに固定する場合は、スライドボード71に重い荷物を載せた場合にこの荷重がロアレール30に伝わるので左右のロアレール30に変形が生じ、その結果アッパレール50のスライド動作が不円滑になるおそれがある。しかし、底板15に接触する後側ブラケット27に後側連結部材43の両端部を固定しているので、スライドボード71に掛かった荷重は支持ローラ49、回転軸48、支持ブラケット47、後側連結部材43及び後側ブラケット27を介して底板15に伝わり、ロアレール30には伝わらない。従って、スライドボード71に重い荷物を載せた場合であってもアッパレール50のスライド動作が不円滑になることはない。
また、ロアレール30に設けたカバー部材34とアッパレール50の間の隙間は狭くなっている(図5、図6、図9参照)ので、スライドボード71を後方に引き出すことによりロアレール30の上面が上方に露出した状態で乗客が小さい物を落としても、該物がカバー部材34とアッパレール50の隙間からロアレール30の内部に入るおそれは極めて小さい。しかも、万が一、該物がカバー部材34とアッパレール50の隙間からロアレール30の内部に入ったとしても、スライドボード71を収納位置(前端位置)までスライドさせると、ローラ55が該物を前方に押圧し、スライドボード71が収納位置に達したときに該物は前端ストッパ部材B3の頭部のテーパ面によって前斜め上方に持ち上げられ、ロアレール30の前端開口部からロアレール30の前方に排出されるので、乗客は該物をロアレール30の内部から簡単に取り出すことが可能である。
以上説明した本実施形態では、スライドボード71に2つの把持用凹部72、73を形成しているが、例えば把持用凹部73を省略して実施してもよい。
さらに、把持用凹部72や把持用凹部73や操作用凹部75をスライドボード71の下面に有底の凹部として形成してもよい。
また、把持用凹部72や把持用凹部73や操作用凹部75を貫通孔としてもよい。
本発明の一実施形態を適用した自動車の後部の斜視図である。 スライドデッキ装置の分解斜視図である。 後側連結部材とその固定部材の拡大斜視図である。 スライドボードユニットの平面図である。 レールユニットの平面図である。 レールユニットの背面図である。 レールユニットの側面図である。 図5のVIII−VIII矢線に沿う断面図である。 図5のIX−IX矢線に沿う断面図である。 アッパレール及びロック機構の側面図である。 ロアレール、アッパレール及びロック機構の断面図である。
符号の説明
10 車両(自動車)
11 背面開口部
12 バックドア
13 2列目シート
14 ラゲージルーム
15 底板(ラゲージルーム床面)
20 スライドデッキ装置
25 レールユニット
26 前側ブラケット
26a 支持片
27 後側ブラケット
27a 支持片
29 後端ストッパ部材
30 ロアレール
31 底板部
32 側板部
33 抜止部
34 カバー部材
36 37 38 被ロック部材
39 ロック孔
41 前側連結部材
43 後側連結部材
44 荷重支持部
45 貫通孔
47 支持ブラケット
48 回転軸
49 支持ローラ
50 アッパレール
51 水平支持片
51a 切欠
51b 貫通孔
52 53 ローラ支持片
54 回転支持軸
55 56 ローラ
58 ロック爪支持部材
60 貫通孔
61 係合止突部
62 ロック爪
64 被押圧部
70 ボードユニット
71 スライドボード
72 把持用凹部(把持部。第1の把持部)
73 把持用凹部(把持部。第2の把持部)
75 操作用凹部
76 77 取付用凹部
79 回転支持軸(回転軸)
80 操作部材
82 回転プーリ
83 回転支持軸
84 ロック切替部材
85 接続片
86 押圧片
88 大径円形孔
89 狭幅部
90 だるま孔
91 92 93 貫通孔
95 カバー板
B1 B2 ボルト
B3 前端ストッパ部材
P1 ピン部材
P1a 押さえ部材
S 引張ばね
T 被覆チューブ
W 操作ワイヤ

Claims (4)

  1. バックドアを備える車両のラゲージルーム床面に固定した前後方向に延びるロアレールと、
    該ロアレールに沿ってスライド可能なアッパレールと、
    該アッパレールに設けた、該アッパレールをロアレールに対して固定可能なロック状態と固定不能なアンロック状態とに移行可能なロック機構と、
    上記アッパレールと一緒に上記ロアレールに沿ってスライド可能で、上面に凹部または貫通孔からなる把持部を形成したスライドボードと、
    該スライドボードに上記把持部と左右位置をずらして設けた、上記把持部とは別個の操作用凹部または操作用貫通孔と、
    該操作用凹部または操作用貫通孔に設けた、上記ロック機構を上記ロック状態に移行させる初期位置と上記アンロック状態に移行させるロック解除操作位置とに移動可能であり、かつ、上記初期位置に向けて移動付勢された操作部材と、
    を備えることを特徴とする車両用スライドデッキ装置。
  2. 請求項1記載の車両用スライドデッキ装置において、
    上記把持部が、左右方向に離間する第1の把持部と第2の把持部を備え、上記操作部材が第1の把持部と第2の把持部の間に位置する車両用スライドデッキ装置。
  3. 請求項2記載の車両用スライドデッキ装置において、
    上記第1の把持部から上記操作部材までの距離が上記第2の把持部から上記操作部材までの距離よりも短く、かつ、上記初期位置に位置する上記操作部材から上記第1の把持部までの距離が、上記ロック解除操作位置に位置する上記操作部材から上記第1の把持部までの距離より長い車両用スライドデッキ装置。
  4. 請求項1から3のいずれか1項記載の車両用スライドデッキ装置において、
    上記操作部材が上下方向の回転軸回りに回転可能である車両用スライドデッキ装置。
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