JP2000077255A - セラミックコンデンサおよびその製造方法 - Google Patents

セラミックコンデンサおよびその製造方法

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JP2000077255A
JP2000077255A JP10246825A JP24682598A JP2000077255A JP 2000077255 A JP2000077255 A JP 2000077255A JP 10246825 A JP10246825 A JP 10246825A JP 24682598 A JP24682598 A JP 24682598A JP 2000077255 A JP2000077255 A JP 2000077255A
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thin film
ceramic capacitor
capacitor
dielectric layer
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Takashi Kono
孝史 河野
Manabu Okamoto
学 岡本
Kazuo Hashimoto
和生 橋本
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Ube Corp
Original Assignee
Ube Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は、水熱合成法で形成する薄膜を利用し
た、誘電率を犠牲にすることなく耐電圧の高いコンデン
サとその製造方法を提供することを目的とする。 【解決手段】少なくとも表面にTi元素を有しかつ電極
となる基板と、基板上に水熱合成法で形成されたペロブ
スカイト型導電性酸化物からなる誘電体層と、その上に
形成された電極を有するコンデンサにおいて、誘電体層
が少なくとも水熱合成法で形成されたBaZT(チタン
酸ジルコン酸バリウム)層又はSrZT(チタン酸ジル
コン酸ストロンチウム)層を含むことを特徴とするセラ
ミックコンデンサと、基板を、BaまたはSrイオン、
Zrイオン、Tiイオン化合物を含むアルカリ水溶液中
で80〜200℃の温度で加熱し、基板上にBaZT薄
膜またはSrZT薄膜を形成することを特徴とするセラ
ミックコンデンサの製造方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、水熱合成法で形成
されたペロブスカイト型複合酸化物からなる誘電体層を
含むセラミックコンデンサに関するものであり、詳しく
は、耐電圧を向上させた薄膜セラミックコンデンサに関
する。
【0002】
【従来の技術】電子機器の小型化に伴い、コンデンサ
は、静電容量を低下させることなく、小型化することが
進められている。静電容量を大きくするためには、誘電
率を大きくし、厚さを小さくすることが必要であり、そ
のため、誘電体材料として誘電率の大きなペロブスカイ
ト型セラミック材料が使われ、薄膜の形成方法の一つと
して、アルカリ水溶液中で薄膜化する水熱合成法が、小
型で大容量のコンデンサが容易に製造できるという理由
から、いくつか提案されている。
【0003】しかしながら、水熱合成で形成できる薄膜
は、固相法のように自由に組成を制御したり、目的とす
る成分からなる薄膜を形成することは難しく、その開発
が種々進められている。
【0004】従来、水熱合成により形成した薄膜を利用
したセラミック薄膜コンデンサとして、以下の通り開示
されている。
【0005】例えば、特開平4−111408号公報に
は、チタンからなる陽極体上に、水熱電気化学的にチタ
ン酸バリウムからなる誘電体を形成したコンデンサが開
示されている。
【0006】また、特開平6−21976号公報には、
チタン又はジルコニウム基板をアルカリ水溶液中で水熱
反応させ、SrTiO3、BaTiO3、PbTiO3
PbZrO3、PZTの薄膜を形成し、コンデンサとす
る方法が開示されている。
【0007】更に、特開平7−86075号公報、特開
平86076号公報にも、Ti基板または酸化チタン基
板上にBaTiO3,SrTiO3薄膜を形成してコンデ
ンサとし、その特性を開示している。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、コンデ
ンサとして使用する場合、静電容量と共に、耐電圧がそ
の使用上重要な特性となる。特に、薄膜を使用する場
合、静電容量を大きくしようとすると、厚さが小さくな
り、コンデンサの破壊電圧が下がってしまい、実用上問
題となる。上記の公報で開示されているような水熱合成
の材料では、誘電体膜の生成は、Ti又はZrなどの基
板の中にBa、Srなどが進入して、反応する機構で進
行するため、生成した薄膜は緻密なものでなく、絶縁破
壊が起こり易いという問題がある。
【0009】そこで、本発明は、水熱合成法で形成する
薄膜を利用した、誘電率を犠牲にすることなく耐電圧の
高いコンデンサを提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、誘電率が
高く、かつ耐電圧の高い誘電体材料の水熱合成を種々検
討した結果、本発明を創生するに至った。
【0011】本発明は、少なくとも表面にTi元素を有
しかつ電極となる基板と、基板上に水熱合成法で形成さ
れたペロブスカイト型導電性酸化物からなる誘電体層
と、その上に形成された電極を有するコンデンサにおい
て、誘電体層が少なくとも水熱合成法で形成されたBa
ZT(チタン酸ジルコン酸バリウム)層又はSrZT
(チタン酸ジルコン酸ストロンチウム)層を含むことを
特徴とするセラミックコンデンサに関する。
【0012】また、本発明は、誘電体層が少なくとも水
熱合成法で形成されたPZT(チタン酸ジルコン酸鉛)
層を含むことを特徴とする上記セラミックコンデンサに
関する。
【0013】また、誘電体層が、さらに少なくとも水熱
合成法で形成されたPSZT(チタン酸ジルコン酸スト
ロンチウム鉛)層を含むことを特徴とする上記セラミッ
クコンデンサに関する。
【0014】さらに、少なくとも表面にTi元素または
ペロブスカイト型誘電体層を有する基板を、Baまたは
Srイオン、Zrイオン、Tiイオン化合物を含むアル
カリ水溶液中で80〜200℃の温度で加熱し、基板上
にBaZT薄膜またはSrZT薄膜を形成することを特
徴とするセラミックコンデンサの製造方法に関する。
【0015】
【発明の実施の形態】本発明のセラミックコンデンサ
は、電極となる基板と、基板上に水熱合成法で形成され
たペロブスカイト型複合酸化物からなる誘電体層と、そ
の上に形成された電極を有するコンデンサにおいて、誘
電体層が少なくとも水熱合成法で形成されたBaZT
(チタン酸ジルコン酸バリウム)層又はSrZT(チタ
ン酸ジルコン酸ストロンチウム)層を含むことを特徴と
する。
【0016】水熱合成法で形成されたBaZTおよびS
rZTの薄膜は、従来の水熱合成法により形成された誘
電体薄膜より耐電圧が高く、また、誘電率も比較的高い
ため、薄膜のコンデンサとして有用である。
【0017】また、BaZTまたはSrZT膜単独でな
く、水熱合成により得られる他の薄膜と組み合わせて
も、組み合わせる薄膜の特性に応じて好適なコンデンサ
を形成することができる。
【0018】例えば、Ti上に水熱法で容易に形成でき
誘電率の高いPZT層と組み合わせると、製造が容易で
誘電率の高くかつ高耐電圧のある薄膜セラミックコンデ
ンサとすることができる。
【0019】さらに、PSZT(チタン酸ジルコン酸ス
トロンチウム鉛、Pb1−xSrxZr1−yTiyO
3(0<x≦1、0≦y<1))は、Ti上に緻密に薄
膜を形成することができるため、PSZT層とBaZT
またはSrZTの層と組み合わせて、薄膜セラミックコ
ンデンサとすると、基板との密着性が良く、緻密な誘電
体層を有する耐電圧の高い薄膜セラミックコンデンサが
得られる。
【0020】さらに、これらのすべてを組み合わせ、T
iなどの基板上に、PSZT層を形成し、その上にPZ
T層、さらにBaZTまたはSrZT層を形成すること
もでき、その結果、緻密で、誘電率が高く、高耐電圧も
備えた誘電体層を有する薄膜セラミックコンデンサを容
易に製造することができる。
【0021】コンデンサの電極となる基板としては、T
i元素を含有する金属基板、または少なくともTi元素
をわずかでも表面に有する基板、またはTi元素を含有
するチタン複合酸化物を表面に有する基板であればよ
く、水熱合成のアルカリ溶液で安定なものであれば、無
機材料、有機材料等を問わない。ただし、基板表面の層
の導電性がなく、電極として十分でない場合、その下に
電極となる導電性の層を含むことが必要である。このよ
うな材料としては、Ni、Cu、Pt、Auなどがあ
る。
【0022】Tiを基板の表面に形成する方法として
は、メッキ法、スパッタ法、蒸着法および焼付法などが
ある。
【0023】水熱合成によるBaZTまたはSrZTの
形成は、以下のようにして行なう。
【0024】少なくとも表面にTi元素を有する基板ま
たはPZTなどのペロブスカイト層を形成した基板を、
BaまたはSrイオン、ZrイオンおよびTiイオンを
含むアルカリ水溶液中で加熱することにより、基板上に
BaZTまたはSrZT膜が形成される。Sr、Zr、
Tiの各イオンを含む原料化合物としては、アルカリ溶
液中でイオンになるものであれば、何でも良いが、例え
ば、Sr(OH)2、ZrOCl2、TiCl4などがあ
る。BaまたはSrの濃度は、0.01〜2mol/
l、ZrまたはTiの濃度は0.01〜2mol/lの
範囲であればよく、反応温度は、50〜250℃の範囲
であればよく、実用的には、80〜200℃の範囲が好
ましい。アルカリ水溶液とするため、上記BaまたはS
rの水酸化物あるいは、別途NaOH,KOHなどを使
用することもできる。アルカリが強いほど結晶化し易
く、PH12以上が好ましい。水熱処理における加熱方
法は油浴や電気炉等による。その後、一般的な洗浄を行
う。例えば、純水中で超音波洗浄を行い、100〜20
0℃で2時間以上乾燥させる。洗浄には酢酸等の有機
酸、硝酸、硫酸等の使用もできる。
【0025】PZT膜の水熱合成法による形成は、以下
のようにして行なう。Pb(NO32水溶液50mmo
l/l〜500mmol/l、ZrOCl2水溶液10
mmol/l〜500mmol/l、TiCl4水溶液
10mmol/l〜500mmol/lおよびKOH水
溶液0.1mol/l〜8.0mol/lの混合溶液中
に、少なくとも表面にTi元素を有する基板または、P
SZTなどのペロブスカイト層を形成した基板を任意の
場所に設置固定し、80〜200℃、好ましくは100
〜160℃、さらに好ましくは120〜160℃で1分
以上、好ましくは10分以上水熱処理を行う。これより
基板上にPZT圧電結晶膜が形成される。
【0026】PSZT膜の水熱合成法による形成は、以
下のようにして行なう。
【0027】少なくとも表面にTi元素を有する基板
を、Pbイオン、Srイオン、Zrイオン、Tiイオン
を含むアルカリ水溶液中で加熱することにより、基板上
にPSZT膜が形成される。Pb、Sr、Zr、Tiの
各イオンを含む原料化合物としては、アルカリ溶液中で
イオンになるものであれば、何でも良いが、例えば、P
b(NO32、Sr(NO32、ZrOCl2、TiC
4などがある。PbまたはSrの濃度は、50〜50
0mmol/l、Zrの濃度は10〜500mmol/
l、Tiの濃度は0〜500mmol/lの範囲であれ
ばよく、反応温度は、80〜200℃、好ましくは10
0〜160℃の範囲であればよい。アルカリ水溶液とす
るため、上記Srの水酸化物あるいは、別途NaOH,
KOHなどを使用することもできる。アルカリが強いほ
ど結晶化し易く、PH12以上が好ましい。KOHを使
用する場合、0.1〜8.0mol/lの濃度で使用す
ると緻密な膜ができ、好ましい。
【0028】目的とするコンデンサの誘電体層が複数の
誘電体膜を含む場合は、上記基板の代わりに、誘電体層
を形成した基板を使用して、上記の製造方法を順に実行
することにより、誘電体層の上に他の誘電体層を形成
し、目的とするコンデンサを製造できる。
【0029】最後に、誘電体上に、メッキ法、スパッタ
法、蒸着法および焼付法などの方法によって、上部電極
を形成することにより、本発明のコンデンサを得る。
【0030】
【実施例】以下、実施例を示してこの発明を具体的に説
明する。
【0031】実施例1 オートクレーブの内容器にTi基板を設置し、水酸化バ
リウム0.078mol/l、オキシ塩化ジルコニウム
0.065mol/l、四塩化チタン0.01mol/
lおよび水酸化カリウム3.5mol/lの混合水溶液
中、160℃で4時間反応させた。その結果、Ti基板
表面上に1.0μmの厚みのBa(Zr,Ti)O3
膜を得た。得られたBa(Zr,Ti)O3薄膜のX線
回折パターンを図1に、Ba(Zr,Ti)O3薄膜の
SEM写真を図2に示す。得られたBa(Zr,Ti)
3薄膜の比誘電率は約150であった。また、耐電圧
は、約30kV/mmであった。
【0032】実施例2 オートクレーブの内容器にTi基板を設置し、水酸化ス
トロンチウム0.078mol/l、オキシ塩化ジルコ
ニウム0.065mol/l、四塩化チタン0.01m
ol/lおよび水酸化カリウム3.5mol/lの混合
水溶液中、160℃で2時間反応させた。その結果、T
i基板表面上に0.5μmの厚みのSr(Zr,Ti)
3薄膜を得た。得られたBa(Zr,Ti)O3薄膜の
X線回折パターンを図3に示す。得られたBa(Zr,
Ti)O3薄膜の比誘電率は約100であった。また、
耐電圧は、約24kV/mmであった。
【0033】比較例1 0.5mol/lのBa(OH)2のアルカリ水溶液中
にTi基板を浸漬し、160℃で48時間反応させ、厚
さ0.2μmのBaTiO3膜を得た。この膜の耐電圧
は12kV/mmであった。
【0034】比較例2 比較例1のBaをSrに代えて行なって以外は同様な方
法で、厚さ0.2μmのSrTiO3膜を形成した。耐
電圧は、9kV/mmであった。
【0035】比較例3 オートクレーブの内容器にTi基板を設置し、水酸化鉛
0.1mol/l、オキシ塩化ジルコニウム0.053
mol/l、四塩化チタン0.001mol/lおよび
水酸化カリウム1.5mol/lの混合水溶液中、16
0℃で4時間反応させた。その結果、Ti基板表面上に
2.5μmの厚みのPb(Zr,Ti)O3薄膜を得
た。得られたPb(Zr,Ti)O3薄膜の比誘電率は
約1000であった。また、耐電圧は、約21kV/m
mであった。
【0036】実施例3 オートクレーブの内容器にTi基板を設置し、水酸化鉛
0.16mol/l、水酸化ストロンチウム0.04m
ol/l、オキシ塩化ジルコニウム0.052mol/
l、四塩化チタン0.0048mol/lおよび水酸化
カリウム1.5mol/lの混合水溶液中、150℃で
2時間反応させた。その結果、Ti基板表面上に1.0
μmの厚みの(Pb,Sr)(Zr,Ti)O3薄膜を
得た。次にこの基板を、水酸化鉛0.1mol/l、オ
キシ塩化ジルコニウム0.0324mol/l、四塩化
チタン0.0216mol/lおよび水酸化カリウム
3.5mol/lの混合溶液中、130℃で12時間反
応させた。さらにこの基板を、水酸化バリウム0.07
8mol/l、オキシ塩化ジルコニウム0.065mo
l/l、四塩化チタン0.01mol/lおよび水酸化
カリウム2.0mol/lの混合水溶液中、160℃で
4時間反応させた。その結果、Pb(Zr,Ti)O3
薄膜上に0.5μm厚みのBa(Zr,Ti)O3薄膜
を得た。得られたBZT/PZT/PSZT/Ti複合
体の表面にAuのスパッタによって電極を形成し、特性
を測定したところ、比誘電率は約950であった。また
この耐電圧は、約30kV/mmであった。比誘電率も
高く、耐電圧が改良されたコンデンサが可能になった。
【0037】実施例4 実施例3のBaの代わりにSrを用いて同様な条件で反
応させ、SZT/PZT/PSZT/Tiの構成の誘電
体膜を形成した。その結果、比誘電率は940、耐電圧
は約30kV/mmであった。比誘電率も高く耐電圧が
改良されたコンデンサが得られた。
【0038】他の材料のデータもあわせ、上記の結果を
一覧表にすると表1のようになる。このことから、Ba
TiO3やSrTiO3などの従来の材料に比べ、誘電率
は同レベルでありながら、耐電圧を大きく向上させるこ
とができることがわかる。また、PZTのような誘電率
の大きい誘電体と重ねることにより、誘電率が大きく、
さらに耐電圧の大きい積層コンデンサを形成することが
可能であることがわかる。その際、PSZTを基板のす
ぐ上に形成すると、基板との密着性が良く、緻密な誘電
体層を有するコンデンサを製造することができる。
【0039】
【表1】
【0040】
【発明の効果】BaZT薄膜およびSrZT薄膜を水熱
合成法で作製する方法を開発し、この方法で作製したB
aZT又はSrZT薄膜をコンデンサの誘電体層に使用
することにより、薄膜で、高い静電容量を示し、かつ、
高い耐電圧を有するコンデンサを容易に製造することが
可能になった。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1の水熱合成法で得られたBa(Zr,
Ti)O3薄膜のX線回折図である。
【図2】実施例1の水熱合成法で得られたBa(Zr,
Ti)O3薄膜の表面状態を示す図面に代わるSEM写
真である。
【図3】実施例2の水熱合成法で得られたSr(Zr,
Ti)O3薄膜のX線回折図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5E001 AB03 AC09 AC10 AE01 AE02 AE03 AH00 AH03 AJ01 AJ02 5E082 AB03 BC35 EE02 EE05 EE23 EE37 FG03 FG26 FG27 FG41 KK01 LL01 MM22 MM24 5G303 AA01 AB02 AB06 BA03 CA01 CB03 CB25 CB32 CB35 CB39 DA01

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】少なくとも表面にTi元素を有しかつ電極
    となる基板と、基板上に水熱合成法で形成されたペロブ
    スカイト型導電性酸化物からなる誘電体層と、その上に
    形成された電極を有するコンデンサにおいて、誘電体層
    が少なくとも水熱合成法で形成されたBaZT(チタン
    酸ジルコン酸バリウム)層又はSrZT(チタン酸ジル
    コン酸ストロンチウム)層を含むことを特徴とするセラ
    ミックコンデンサ。
  2. 【請求項2】誘電体層が少なくとも水熱合成法で形成さ
    れたPZT(チタン酸ジルコン酸鉛)層を含むことを特
    徴とする請求項1記載のセラミックコンデンサ。
  3. 【請求項3】誘電体層が少なくとも水熱合成法で形成さ
    れたPSZT(チタン酸ジルコン酸ストロンチウム鉛)
    層を含むことを特徴とする請求項1または請求項2記載
    のセラミックコンデンサ。
  4. 【請求項4】少なくとも表面にTi元素またはペロブス
    カイト型誘電体層を有する基板を、BaまたはSrイオ
    ン、Zrイオン、Tiイオン化合物を含むアルカリ水溶
    液中で80〜200℃の温度で加熱し、基板上にBaZ
    T薄膜またはSrZT薄膜を形成することを特徴とする
    セラミックコンデンサの製造方法。
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