JP2000075045A - 盗聴器探索装置及び盗聴器探索システム - Google Patents

盗聴器探索装置及び盗聴器探索システム

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JP2000075045A
JP2000075045A JP26227398A JP26227398A JP2000075045A JP 2000075045 A JP2000075045 A JP 2000075045A JP 26227398 A JP26227398 A JP 26227398A JP 26227398 A JP26227398 A JP 26227398A JP 2000075045 A JP2000075045 A JP 2000075045A
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electromagnetic wave
audio
frequency
receiver
controller
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JP26227398A
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English (en)
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Shohei Kimura
昌平 木村
Hideki Iwashita
秀樹 岩下
Kimi Kusuda
起己 楠田
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Secom Co Ltd
Original Assignee
Secom Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】探索者が盗聴器の存在を探索すべき場所にて、
長時間にわたって盗聴器検出装置の動作を確認すること
なく、遠隔制御又は間欠的に起動する盗聴器を検出する
ことができる盗聴器検出装置を提供することを目的とす
る。 【解決手段】盗聴器が送信する電磁波の存在を検出する
盗聴器検出装置であって、電磁波を受信する電磁波受信
手段と、前記電磁波受信手段にて受信した音声帯域信号
を記憶する音声ファイルと、電磁波の探索結果を表示す
る表示手段と、前記電磁波受信手段に対して受信する電
磁波の周波数を所定の順序にて設定し、前記電磁波受信
手段にて音声帯域信号を受信すると当該音声帯域信号を
受信時刻及び受信周波数とともに音声ファイルに記憶さ
せる制御手段とを有する盗聴器検出装置を提供する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、屋内や電話回線等
に仕掛けられた無線送信方式の盗聴器の存在を検出する
盗聴器探索装置に関し、特に、間欠的に起動する盗聴器
の存在を検出できる盗聴器探索装置に関する。
【0002】
【従来技術】従来より、盗聴した音声を無線により盗聴
者へ送信する無線式盗聴器の存在を検出する装置は、種
々実用化されている。例えば、盗聴器が発する電磁波を
検出すると、ブザーを鳴動させ探索者に盗聴器の存在を
知らせるものがある。また、盗聴器が発する電磁波を復
調し、音声を再生することにより盗聴器の存在を検出す
る盗聴器探索装置がある。従来の盗聴探索装置では、探
索者が盗聴器を仕掛けられた場所に出向き、盗聴器探索
装置を動作させて、盗聴器が発する電磁波を受信するこ
とにより盗聴器の存在を検出していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、盗聴器の技術
も進歩し、常時動作をすることなく、遠隔で起動制御さ
れる盗聴器や、所定の時刻になると起動する盗聴器など
がでてきた。一方、従来の盗聴器探索装置では、盗聴器
の起動中に盗聴器探索装置を動作させていなければ、盗
聴器を検出することができない。このため、盗聴器が設
置されるか否かを確実に判定するには、長期間、例え
ば、1週間にわたって探索者が、盗聴探索装置の動作を
監視していなければならなかった。
【0004】また、従来の盗聴器探索装置は、受信した
電磁波を復調し、この復調された音声帯域の信号を探索
者が聞き、人間の音声が含まれるか否かにより、盗聴器
とそれ以外のノイズ電磁波とを区別し判断している。こ
のため、盗聴器探索装置の動作中に、盗聴器の設置され
ている部屋に人が存在せず、音声が電磁波に含まれてい
ないと、盗聴器の送出する電磁波でないと判定してしま
うという問題があった。
【0005】本発明は、かかる問題を解決するためにな
されたもので、探索者が盗聴器の存在を探索すべき場所
にて、長時間にわたって盗聴器探索装置の動作を確認す
ることなく、遠隔制御又は間欠的に起動する盗聴器を検
出することができる盗聴器探索装置を提供することを目
的とする。
【0006】また、盗聴器の送出する電磁波か否かの判
断情報として、新たに電磁波の受信時刻情報を加えるこ
とにより、探索対象領域の状況(一般家庭や企業による
状況の相違)に応じた適切な判断の実現を目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】盗聴器が送信する電磁波
の存在を所定期間にわたって検出し、盗聴器の存在を探
索する盗聴器探索装置であって、電磁波を受信する電磁
波受信手段と、前記電磁波受信手段にて受信した音声帯
域信号を記憶する音声ファイルと、電磁波の探索結果を
表示する表示手段と、前記電磁波受信手段に対して受信
する電磁波の周波数を設定し、前記電磁波受信手段にて
音声帯域信号を受信すると当該音声帯域信号を受信時刻
及び受信周波数とともに音声ファイルに記憶させる制御
手段とを有する盗聴器探索装置を提供する。
【0008】盗聴器探索装置は、予め設定している周波
数の電磁波を探索し、音声帯域信号を含む電磁波を受信
すると、音声ファイルに時刻情報とともに記憶する。
【0009】これにより、探索者が盗聴器探索装置の起
動中に常時盗聴器探索装置の受信状態を監視していなく
ても、探索結果の表示から盗聴器の存在を検出すること
が可能となる。すなわち、探索対象領域に探索者が、長
時間いなくても盗聴器の存在を検出可能となる。そし
て、音声帯域信号の受信時刻が記憶されるので、盗聴器
が間欠的に起動するようなものであっても、その起動周
期を判定できるようになり、盗聴器の設置場所まで検出
できる盗聴器発見装置での詳細な盗聴器探索を行うに適
した時刻等の情報を得ることができる。
【0010】また、前記電磁波受信手段が受信する周波
数を所定の順序にて設定し、電磁波受信手段が設定され
た所定の順序にしたがって、受信する電磁波の周波数を
変更して受信するようにすると、盗聴器が使用する周波
数が複数にのぼっている場合であっても、全ての周波数
についての電磁波を受信できるという効果がある。
【0011】あるいは、時刻ごとの音声帯域信号の受信
状況を前記表示手段に表示させると、盗聴器の起動状況
が探索者にわかりやすくなり、盗聴器の存在の判断が適
切に行え、盗聴器探索装置の信頼性が向上する。
【0012】更に、探索の開始時刻と終了時刻を任意に
設定できるようにすると、探索対象領域の状況に応じ
て、適切な期間での探索が可能になる。
【0013】前記音声ファイルに記憶されている音声信
号を再生する音声信号出力手段を設けると、音声ファイ
ルに記憶されている音声帯域信号の内容を、探索者が実
際に聞いて判断できるので、効果的である。
【0014】また、受信器と制御器とを有線または無線
にて接続した盗聴器検出システムであって、前記受信器
は、電磁波を受信する受信手段と、前記受信手段にて受
信した電磁波中の音声帯域信号の有無を判定する判定手
段と、前記音声帯域信号を出力する音声I/Fと、前記
制御器との通信を行う通信手段とを有し、前記制御器
は、前記受信器から音声信号を受ける音声I/Fと、前
記音声信号を記憶する音声ファイルと、電磁波の探索結
果を表示する表示手段と、前記受信器と通信を行う通信
手段とを有し、前記電磁波受信手段に対して受信する電
磁波の周波数を所定の順序にて設定し、前記電磁波受信
手段にて音声帯域信号を受信すると当該音声帯域信号を
受信時刻及び受信周波数とともに音声ファイルに記憶さ
せる盗聴器検出システムを提供する。
【0015】受信器と制御器とを別体とし有線または無
線にて接続することにより、受信器及び制御器個々を小
さくできるので、長時間にわたって探索対象領域に設置
しても邪魔にならないという効果がある。
【0016】そして、複数の受信器と単数の制御器にて
構成すると、広範囲での盗聴器検出が可能になるばかり
でなく、探索対象領域が電磁シールドされているような
場合でも、一つの盗聴器検出システムにて電磁波を受信
できるようになる。
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態である盗
聴器探索装置について図面を参照して説明する。
【0017】図1は本発明を適用した盗聴器探索装置A
の概略の構成を示すブロック図である。盗聴器探索装置
Aは、長波から超短波に至る広帯域の周波数の電波を受
信できる受信器1と、受信器1を制御するとともに受信
した音声帯域信号を記憶する制御器2とから構成されて
いる。受信器1と制御器2とを別体に構成することによ
り、受信器1を適切な位置に設置し、制御器2を探索対
象領域の日常活動の邪魔とならない場所に設置できる。
【0018】受信器1は、広い周波数帯域の電磁波を受
信可能なアンテナ10と、受信した電磁波をフィルタリ
ングし所定の周波帯域の信号を受信する受信手段11
と、受信手段11が受信した信号を復調する復調手段1
2、復調手段12が復調した信号のうち音声帯域信号が
盗聴器の送信電磁波の可能性がある所定レベル以上か否
かを判定する判定手段13と、判定手段13が所定レベ
ル以上の音声帯域信号の受信と判定すると音声信号を制
御器2へ音声信号線3から送出する音声I/F14と、
制御器2と通信信号線4を介して通信する通信手段15
と、受信器1全体を制御するCPU、ROM、RAMな
どからなる受信器制御手段16、及び、受信器1の各部
に電源を供給する電池である電源17とから構成されて
いる。
【0019】制御器2は、受信器1から音声信号線3を
介して音声信号を受信する音声I/F20と、音声I/
F20から受信した音声信号を記憶する音声ファイル2
2と、音声信号の受信時刻・受信周波数・音声ファイル
名・通信履歴などを記憶するログファイル21と、測定
結果や盗聴器探索装置Aの設定状況などを表示する液晶
ディスプレイからなる表示手段23と、探索者が周波数
・測定時刻などの各種設定や測定結果を表示させるとき
などに使用するキーボードである操作手段24と、音声
ファイル22の音声をスピーカ251から再生する音声
出力手段25と、受信器1と通信信号線4を介して通信
を行う通信手段28と、現在時刻を計時する時計手段2
7と、これらを制御するCPU・ROM・RAM等から
なる制御手段26から構成されている。そして、これら
の各構成に対し電源29から電源が供給されている。
【0020】次に、盗聴器探索装置Aを駆動させるため
の初期立ち上げについて説明する。
【0021】先ず、探索者は、探索対象領域である受信
器1を盗聴器の設置されている恐れがある場所に受信器
1を設置し、制御器2を探索対象領域における日常活動
の邪魔とならないよう配置する。音声信号線3及び通信
信号線4により、受信器1及び制御器2とを接続し、電
源をONする。
【0022】その後、制御器2の表示手段23の表示に
従い、操作手段24から探索の対象である盗聴器の使用
周波数、復調方式、録音時間、測定開始時刻、測定終了
時刻、及び音声帯域信号の存在判定の基準となる受信レ
ベルを入力する。この入力された設定値は、制御手段2
6の図示していないRAMに登録される。なお、これら
の設定値は、制御手段26のRAMに予め記憶しておい
てもよく、この場合は必ずしも入力する必要はない。
【0023】ここで、各設定情報について説明する。
【0024】盗聴器の使用周波数とは、無線式盗聴器が
盗聴者に対して音声信号を送出するときに使用する電磁
波の周波数のことである。盗聴器の使用周波数は、各盗
聴器によって使用している周波数が異なっている。そこ
で、盗聴器が使用している周波数を調査の上で設定して
おき、設定した周波数の電磁波を順次スキャンしながら
盗聴器の発する電磁波を受信するのである。なお、盗聴
器が使用している周波数が将来的に増加してくることが
予想されるので、設定できる周波数は1000件まで可
能にしている。したがって、新たな周波数を使用する盗
聴器が発見されたときに、受信する周波数を増加させる
ことができ、柔軟な対応が可能になる。
【0025】復調方式とは、周波数変調(FM変調)・
振幅変調(AM変調)・位相変調(PM変調)など各種
変調方式を設定する。なお、設定できる変調方式は、1
種類のみでもよいし、複数設定してもよい。複数設定で
きることにより、多種類の変調方式を使用した盗聴器に
対応可能となる。
【0026】録音時間は、音声を再生したときに、盗聴
された音声か否かを探索者が判断できる程度の時間が設
定され、例えば1分程度である。これは、探索者の個人
的なスキルに応じて、判断に必要な録音時間の長短が異
なるので、探索者の使い勝手を考慮し、自由に設定でき
るようにしている。
【0027】測定開始時刻及び測定終了時刻は、探索期
間を設定するもので、24時間としてもよいし、1週間
としてもよい。これは、盗聴器がどのタイミングに起動
されるか不明なため、一般家庭か企業かなどの探索領域
の状況に応じて、適切に設定する。
【0028】これらを入力設定することにより、盗聴器
探索装置Aの立ち上げが終了する。
【0029】次に、図4及び図5を参照して、制御器2
の動作を中心に盗聴器探索装置Aの動作について説明す
る。図4及び図5は、制御器2の動作フローを示してい
る。
【0030】先ず、前述のとおり、初期設定が終了する
と、探索者は、制御器2の操作手段24から起動信号を
入力する(S400)。起動信号に応じて盗聴器の探索
処理が開始される。制御器2は、通信チェックタイマが
ONする(S401)。通信チェックタイマとは、後述
する通信チェック信号を送出する時間間隔を計時するも
ので、起動開始から測定開始時刻までの間に動作する。
例えば1分程度の時間が設定される。通信チェックタイ
マが所定時間を計時すると(S402)と、通信チェッ
ク信号を通信手段28から通信信号線4を介して受信器
1の通信手段15に対して送信する。通信チェック信号
とは、制御器2と受信器1との通信状態が正常か否かを
チェックするために送受信する信号のことである。
【0031】通信チェック信号を受信した受信器1は、
通信手段15から応答信号を制御器2へ送信する。ここ
で、制御器2が応答信号を受信しなかった場合は、ログ
ファイル21に記憶する。なお、応答信号を受信しない
場合は、受信器1と制御器2との通信に異常があるの
で、表示手段23へ異常表示をし、探索者に信号線4の
接続忘れなどの注意を促す。そして、通信チェックタイ
マをリセットし、S401へ戻る。
【0032】S402にて、通信チェックタイマが所定
時間の計時中の場合は、S404に進み、時計手段27
が計時している時刻が、予め設定した測定開始時刻にな
ったか否か判断する。測定開始時刻になっていないとき
は、S402に戻り、測定開始時刻になるまで同様の処
理を続ける。これにより、通信信号線4の接続がされて
いること、及び、制御器2と受信器1との通信状態を確
認できるのである。
【0033】一方、S404にて測定開始時刻となる
と、ログファイル21へ測定開始時刻情報を時計手段2
7から読み込んで記録する(S405)。そして、制御
手段26の図示しないRAMに記憶している盗聴器の使
用周波数を読み出す(S406)。複数の周波数を設定
している場合、設定されている周波数のうち最も低い周
波数が読み出され、次の呼出タイミングで2番めに低い
周波数を読み出すように、順次読み出していく。そし
て、最も高い周波数を読み出すと、再度、最も低い周波
数の読み出しとなる。この処理が、測定開始から測定終
了まで繰り返される。なお、初期設定のときにスキャン
する順番を設定するようにしてもよい。
【0034】次に、制御器2の通信手段28から受信器
1の通信手段15へ受信周波数の指定信号を送出する
(S407)。この受信周波数の指定信号には、S40
6にて読み出した周波数の情報が含まれている。
【0035】受信器1では、周波数指定信号を受信する
と、受信手段11にて受信する電磁波の受信周波数を指
定された周波数に変更する。そして、受信周波数の変更
が終了すると、通信手段15から制御器2に対して、周
波数変更完了信号を送信する。なお、何らかの障害によ
り、受信周波数を変更できなかったときは、受信器1か
ら周波数変更完了信号を送信しない。ここで、変更でき
なかった旨の信号を送出するようにしてもよい。
【0036】制御器2では、S408にて受信器1から
周波数変更完了信号を受信すると、受信感度確認信号を
受信器1へ送信する(S409)。受信感度確認信号と
は、受信器1にて音声帯域信号を受信しているか否かを
確認するための信号である。一方、周波数変更完了信号
を受信しない場合、通信信号線4の断線等の通信上のト
ラブル、或いは、受信器1の故障などの可能性が高いの
で、ログファイル21にエラー情報として時刻とともに
記憶し、S417へ進む。
【0037】受信器1では、判定手段13が所定量以上
の音声帯域信号を受信していると判定していると、受信
中信号を制御器2へ送信する。一方、受信していない
と、未受信信号を送信する。例えば、変調方式としてF
M変調方式を設定している場合は、スケルチが開いてい
れば、受信中信号を送信する。
【0038】制御器2では、受信中信号を受けると(S
410)、ログファイル21に、現在探索中の周波数、
受信時刻などを記憶する(S411)。一方、受信中信
号を受信しない場合は、S417へ進む。
【0039】そして、音声ファイル22に音声I/F2
0から入力されている音声信号の記録を開始する(S4
12)。これと同時に、記録タイマをスタートさせ、設
定している録音時間の計時を行う(S413)。計時中
は、音声ファイル22に音声I/F20から入力される
音声信号を記録している。
【0040】録音タイマの計時が終了すると、音声ファ
イル22にファイル名を付けて音声信号を保存する(S
415)。なお、このファイル名に探索中の周波数を使
用し、測定開始してから当該設定周波数での受信回数を
付加させた名称を用いると、ファイル名を見るだけで、
各周波数の受信回数が分かり、集計等の便利が良くな
る。
【0041】次に、ログファイル21に、S415にて
保存した音声ファイル22中のファイル名、保存時刻な
どを記憶する(S416)。なお、受信器1では、判定
手段13にて、音声帯域信号を受信している間は、音声
信号を音声I/F14から音声信号線3を介して、制御
器2の音声I/F20に出力されている。
【0042】測定終了時刻となったか否か判断する(S
417)。ここで、測定終了時刻となれば、測定終了時
刻をログファイル21に書込み(S418)、処理を終
了する(S419)。
【0043】一方、測定終了時刻となっていなければS
406に戻り、上述の如く処理を測定終了時刻まで繰り
返す。
【0044】このようにして、測定開始時刻から測定終
了時刻まで、設定した周波数を順次スキャンし、盗聴器
が発する電磁波の探索をする。そして、探索中に音声帯
域信号を検出すると、当該音声信号を音声ファイル22
に記憶するとともに、その内容をログファイル21に記
憶する。
【0045】次に、ログファイル21の内容を図2を参
照して説明する。
【0046】ログファイル21には、イベントの発生ご
とに、発生年月日時刻、属性及び内容を時系列に記憶し
ていく。
【0047】図2は、98年8月18日12:00から
測定開始をし、98年8月25日10:00に測定終了
した場合のログファイル21の内容を例示している。先
ず、98年08月18日12:00になると、測定開始
した旨のイベントが記録される。この例では、測定時刻
の開始前に通信チェック信号の送受信等に異常がなく、
イベントが発生していない。
【0048】そして、98年8月18日14:00に、
296.060MHzの探索中に、音声帯域信号が検出
された。98年8月18日14:01に音声ファイル2
2に、ファイル名F296_060−1.wavとして、
音声情報を記録した旨が記憶されている。他の周波数の
探索を終えた後、98年8月18日14:01に、29
6.060MHzの探索中に、音声帯域信号が検出され
た。98年8月18日14:02に音声ファイル22
に、ファイル名F296_060−2.wavとして、音
声情報を記録した旨が記憶されている。
【0049】そして、98年8月25日10:00の測
定終了時刻となった旨、更に、プログラム実行の終了し
た旨がそれぞれログファイルに記憶されている。なお、
図2は、途中のログは省略している。
【0050】このようにして記憶されたログファイル2
1及び音声ファイル22から、探索者は、盗聴器の有無
を判断する。すなわち、図3に示すような測定期間にお
ける各探索周波数と受信回数をグラフ表示(図3
(A))や、時刻を横軸にとり縦軸に受信した探索周波
数をとったグラフ表示(図3(B))を表示手段23に
て行う。なお、ログファイル21の内容をそのまま画面
表示することとしてもよい。
【0051】そして、これらの表示を探索者が見て、盗
聴器が設置されている可能性が高い周波数、及び、盗聴
器が動作する時刻などを推測する。そして、探索者が音
声ファイル22のファイルを開き、音声信号出力手段2
5から音声が再生される。この再生音声から、盗聴器の
発する盗聴電磁波か否かを判定する。例えば、図4の例
では、296.060MHzを使用し、10:00頃か
ら10分程度に作動する盗聴器が設置されている可能性
がある。また、400.000MHzの電磁波について
は、音声ファイル22を開いて音声を再生すると、違法
無線の電磁波であったことが判明した。
【0052】そこで、探索者は、盗聴器の設置位置を検
出可能な盗聴器発見装置を用意し、10:00頃に探索
対象を訪れることによって、間欠動作する盗聴器であっ
ても効率よく発見することができる。
【0053】上述した実施の形態では、受信器と制御器
とを別体として構成したが、受信器と制御器とを一体に
構成してもよい。この場合、受信器及び制御器間の通信
処理が不要となるという利点がある。一方、盗聴器探索
装置が大きくなり、探索対象領域に長期間設置するに際
し、邪魔になるという不都合が生じる。
【0054】また、上述した実施の形態では、受信器と
制御器との間を音声信号線及び通信信号線にて有線接続
したが、これに限られるものではなく、無線にて信号の
送受信を行ってもよい。この場合は、受信器と制御器の
配置場所の制限が更に緩和され、設置の自由度が向上す
る。
【0055】更に、一台の制御器により、複数台の受信
器を制御するようにしてもよい。この場合、各受信器に
アドレスを設定し、制御器から受信器をバス型配線を使
用し順次ポーリングしたり、制御器と各受信器とをスタ
ー型配線により時分割処理するなどの方法により実現で
きる。この場合、探索対象領域が広い場合や、電磁遮蔽
されている部屋などがある場合により適切に盗聴器の存
在を検出することが可能となる。
【0056】
【図面の簡単な説明】
【図1】盗聴器探索装置のブロック図
【図2】ログファイルの内容
【図3】出力画面の例
【図4】制御器の動作フロー(1)
【図5】制御器の動作フロー(2)
【符号の説明】
1・・・受信器 10・・アンテナ 11・・受信手段 12・・復調手段 13・・判定手段 14・・音声I/F 15・・通信手段 16・・受信器制御手段 17・・電源 2・・・制御器 20・・音声I/F 21・・ログファイル 22・・音声ファイル 23・・表示手段 24・・操作手段 25・・音声信号出力手段 26・・制御手段 27・・時計手段 28・・通信手段 29・・電源
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2G005 DA02 5C086 AA60 CB27 DA40 EA41 EA45 GA09

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】盗聴器が送信する電磁波の存在を所定期間
    にわたって検出し、盗聴器の存在を探索する盗聴器探索
    装置であって、電磁波を受信する電磁波受信手段と、前
    記電磁波受信手段にて受信した音声帯域信号を記憶する
    音声ファイルと、電磁波の探索結果を表示する表示手段
    と、前記電磁波受信手段に対して受信する電磁波の周波
    数を設定し、前記電磁波受信手段にて音声帯域信号を受
    信すると当該音声帯域信号を受信時刻及び受信周波数と
    ともに音声ファイルに記憶させる制御手段とを有するこ
    とを特徴とした盗聴器探索装置。
  2. 【請求項2】前記制御手段は、前記電磁波受信手段が受
    信する周波数を所定の順序にて設定し、前記電磁波受信
    手段は、設定された所定の順序にしたがって、受信する
    電磁波の周波数を変更して受信することを特徴とする請
    求項1記載の盗聴器探索装置。
  3. 【請求項3】更に、前記制御手段は、音声帯域信号の受
    信状況を時刻ごと前記表示手段に表示させることを特徴
    とした請求項1又は請求項2記載の盗聴器探索装置。
  4. 【請求項4】更に、前記制御手段は、探索の開始時刻と
    終了時刻を任意に設定できることを特徴とした請求項1
    乃至請求項3記載の盗聴器探索装置。
  5. 【請求項5】前記音声ファイルに記憶されている音声信
    号を再生する音声信号出力手段を更に有することを特徴
    とした請求項1乃至請求項4記載の盗聴器探索装置。
  6. 【請求項6】受信器と制御器とを有線または無線にて接
    続した盗聴器検出システムであって、前記受信器は、電
    磁波を受信する受信手段と、前記受信手段にて受信した
    電磁波中の音声帯域信号の有無を判定する判定手段と、
    前記音声帯域信号を出力する音声I/Fと、前記制御器
    との通信を行う通信手段とを有し、前記制御器は、前記
    受信器から音声信号を受ける音声I/Fと、前記音声信
    号を記憶する音声ファイルと、電磁波の探索結果を表示
    する表示手段と、前記受信器と通信を行う通信手段とを
    有し、前記電磁波受信手段に対して受信する電磁波の周
    波数を所定の順序にて設定し、前記電磁波受信手段にて
    音声帯域信号を受信すると当該音声帯域信号を受信時刻
    及び受信周波数とともに音声ファイルに記憶させること
    を特徴とした盗聴器検出システム。
  7. 【請求項7】請求項6記載の盗聴器検出システムであっ
    て、複数の受信器と単数の制御器にて構成されることを
    特徴とした盗聴器検出システム。
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