JP3025934B2 - 特定小電力トランシーバー - Google Patents

特定小電力トランシーバー

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JP3025934B2
JP3025934B2 JP5233030A JP23303093A JP3025934B2 JP 3025934 B2 JP3025934 B2 JP 3025934B2 JP 5233030 A JP5233030 A JP 5233030A JP 23303093 A JP23303093 A JP 23303093A JP 3025934 B2 JP3025934 B2 JP 3025934B2
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JP
Japan
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signal
squelch
channel
dtmf
power transceiver
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JP5233030A
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勝 新口
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Sharp Corp
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、周波数の高いダイヤル
信号であるDTMF信号を利用して割り当てチャンネル
を自動的に検索するシステムと、DTMF信号との組み
合わせによって絵文字通信を行うシステムを有する特定
小電力トランシーバーに関する。
【0002】
【従来の技術】現在、特定小電力トランシーバーにおけ
る無線接続手段は、送信局にて音声帯域外の低域(30
0Hz以下)に特定の周波数で変調をかけて送信し、受
信局では復調時に前記の周波数を検出し、スピーカミュ
ートを開く動作を行ういわゆるトーンスケルチのみによ
る無線接続動作を行っている。
【0003】また、現在の特定小電力トランシーバーに
関しては、絵文字通信を採用しているモデルはない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】トーンスケルチによる
無線接続動作は、通話中は常にスケルチ信号が送出され
ているため、遅れて電源を立ち上げる等、後から通話に
参加した局にも有効であるものの、低域のトーンを使用
するためトーン検出に時間がかかり、したがって、従来
の特定小電力トランシーバーにおいては無線接続動作に
長い時間(200〜300msec)がかかるという問
題を有していた。
【0005】また、通話中あるいは通話後に、誰から送
られた通信であるのかを知るための手段がなかった。
【0006】本発明は、このような事情に鑑みて創案さ
れたものであって、無線接続時間を短縮化できるととも
に、誰から送られてきた通信であるのかが容易に分かる
特定小電力トランシーバーを提供することを目的とす
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明に係る第1の特定
小電力トランシーバーは、無線接続動作の初期において
チャンネル固定指示信号に続いてスケルチナンバーを合
成したDTMF信号を生成する手段と、トーンスケルチ
信号とともにDTMF信号をチャンネルスキャンした上
で送信する手段と、相手側局からのキャリアを受信した
ときDTMF信号に含まれているスケルチナンバーと一
致するか否かを判定する手段と、一致したときにスピー
カを動作させる手段とを備えたことを特徴とするもので
ある。
【0008】また、本発明に係る第2の特定小電力トラ
ンシーバーは、複数の絵文字情報を予め登録している手
段と、無線接続動作の初期において送信者に対応した絵
文字情報を選択する手段と、選択された絵文字情報を合
成したDTMF信号を生成して送信する手段と、相手側
局からのキャリアを受信したときDTMF信号に含まれ
ている絵文字情報を読み取る手段と、読み取った絵文字
情報を表示する手段とを備えたことを特徴とするもので
ある。
【0009】
【作用】第1の特定小電力トランシーバーによれば、ト
ーンスケルチ信号よりも高い周波数のDTMF信号に合
成されたスケルチナンバーを検出するようにしたので、
無線接続時間が短縮化される。
【0010】また、第2の特定小電力トランシーバーに
よれば、DTMF信号に乗せて送信者に対応する絵文字
情報を送信し、受信局側ではその絵文字情報を表示する
ようにしたので、誰から送られた通信であるかを容易に
確認できる。
【0011】
【実施例】以下、本発明に係る特定小電力トランシーバ
ーの一実施例を図面に基づいて詳細に説明する。
【0012】図1は実施例の特定小電力トランシーバー
の電気的構成を示すブロック図である。図1において、
10はマイクロコンピュータ(以下、マイコンと略記す
る)、11はキーボードなどの操作部、12は液晶表示
装置などの表示装置、13はトーンスケルチ、14はD
TMFジェネレータ、15はDTMFレシーバ、16は
スピーカアンプ、17はスピーカ、18はマイク、19
はマイクアンプ、20はチャンネル切換回路、21は送
信回路、22は受信回路、23はアンテナ、24はキャ
リア判定回路である。
【0013】マイコン10には、操作部11、表示装置
12、トーンスケルチ13、DTMFジェネレータ1
4、DTMFレシーバ15、チャンネル切換回路20お
よびキャリア判定回路24が接続されている。トーンス
ケルチ13には、スピーカアンプ16を介してスピーカ
17が接続されている一方、マイク18がマイクアンプ
19を介して接続されている。トーンスケルチ13とD
TMFジェネレータ14は共通接続された上、送信回路
21に接続され、また、トーンスケルチ13とDTMF
レシーバ15は共通接続された上、受信回路22に接続
され、チャンネル切換回路20は送信回路21と受信回
路22に接続され、送信回路21と受信回路22はアン
テナ23に接続され、キャリア判定回路24は受信回路
22に接続されている。
【0014】次に、上記構成の特定小電力トランシーバ
ーの動作を説明する。図2は送信局の動作と受信局の動
作とを示すタイミングチャートである。
【0015】最初に、送信局側の特定小電力トランシー
バーと受信局側の特定小電力トランシーバーとにおい
て、互いの申し合わせにより、スケルチナンバーを決
め、そのスケルチナンバーを操作部11より入力してマ
イコン10に記憶させておく。
【0016】セット待ち受け中に、マイコン10はチャ
ンネル切換回路20にチャンネル指定信号を送出し、チ
ャンネル切換回路20を割り当てチャンネル内で1つず
つ切り換えてキャリアの検出を行う(スキャン)。
【0017】送信局では、送信の直前に、操作部11と
表示装置12を用いて、マイコン10のROMに予め記
憶されている絵文字を選択する。次に、操作部11によ
り送信を指示すると、マイコン10はスキャン中のチャ
ンネルを固定するようにチャンネル切換回路20に指示
を与える。受信回路22は、アンテナ23より入力され
た電波を受信し、キャリア判定回路24に送出する。キ
ャリア判定回路24では、キャリアの有無を判定し、キ
ャリア有りと判定したときにはそのチャンネルでの送信
は行えないので、マイコン10はチャンネル切換回路2
0へ次の割り当てチャンネルに合わせるように指定す
る。キャリア無しと判定したときには、そのチャンネル
は使用されていない空きチャンネルであり使用可能であ
るのでチャンネルを固定した後、無線接続動作に移る。
【0018】送信局における無線接続動作は、まず、法
規上決められたIDをFSK(周波数シフトキーイン
グ)またはMSK(ミニマムシフトキーイング)によっ
て送出した後、マイコン10は、予め設定済みのスケル
チナンバーに相当するトーンスケルチ信号とDTMF信
号を送出するようにトーンスケルチ13およびDTMF
ジェネレータ14に指示を与える。ここで、トーンスケ
ルチ信号は、従来の音声帯域外の低域の周波数を使うス
ケルチ信号であり、送信中においては常に送出されるも
のである。一方、DTMF信号は、無線回線接続時にお
いてその初期の限られた時間内に送出される信号であ
り、受信局のスキャン中のチャンネルをとりあえず固定
させるためのチャンネル固定指示信号と、その直後に続
くスケルチナンバー/絵文字情報とからなっている。絵
文字については、送信直前に選択済みの絵文字データを
マイコン10によって重畳するものとする。スケルチ信
号は、トーンスケルチ13より音声帯域外の低域成分と
して出力され、また、DTMFジェネレータ14より音
声帯域の成分として出力され、それらが合成された後、
送信回路21を経由してアンテナ23より送信される。
【0019】図3は受信局の動作を示すフローチャート
であるが、以下、受信局の動作をこのフローチャートに
従って説明する。
【0020】受信局は、チャンネルをスキャン中(待ち
受け中)に(ステップS1)、電波を受信すると、アン
テナ23から受信回路22を経由してキャリア判定回路
24にてキャリアの有無を判定する(ステップS2)。
キャリア無しと判定したときは、マイコン10は次の割
り当てチャンネルをスキャンするようチャンネル切換回
路20に指示を与える(ステップS2〜S1)。キャリ
ア有りと判定したときは、マイコン10はチャンネルを
固定し、トーンスケルチ13およびDTMFレシーバ1
5の判定結果を待つ(ステップS3,S4)。
【0021】マイコン10は、トーンスケルチ13とD
TMFレシーバ15のうちいずれか先に自局が設定した
スケルチナンバーと一致すると判定した場合、スピーカ
アンプ16を動作させスピーカ17より音声を発する
(ステップS7)。トーンスケルチ13とDTMFレシ
ーバ15のいずれもが設定したスケルチナンバーと異な
ると判定したときは、マイコン10は次の割り当てチャ
ンネルをスキャンするようにチャンネル切換回路20に
指示を与える(ステップS4〜S1)。
【0022】ここで、トーンとDTMF信号の周波数を
考えると、トーンは低い周波数であり、DTMF信号は
高い周波数であることから、図2に示すように、トーン
検出によるチャンネル固定以前に、DTMF信号検出
によるチャンネル固定が行われることになる。したが
って、従来のトーンスケルチよりも無線接続時間の短縮
化を図ることができる(80〜100msec)。
【0023】さらに、DTMF信号のチャンネル固定指
示信号に続くスケルチナンバー/絵文字情報をDTMF
レシーバ15で解読したとき(ステップS5)、スケル
チ情報と同時に絵文字情報も読み取り、これをマイコン
10に送出することにより、マイコン10に予め記憶し
ていた絵文字を表示装置12に表示する(ステップS
6)。
【0024】以上により、トーンスケルチ信号よりも高
い周波数のDTMF信号に合成されたスケルチナンバー
を検出するようにしたので無線接続時間を短縮化できる
とともに、送信局側で設定した絵文字を受信局側で表示
することができ、誰から送られてきた通信であるかを容
易に判断することができる。
【0025】
【発明の効果】本発明に係る第1の特定小電力トランシ
ーバーによれば、周波数の高いDTMF信号をチャンネ
ルスキャンに使用したので、無線接続時間を短縮化する
ことができる。
【0026】また、本発明に係る第2の特定小電力トラ
ンシーバーによれば、DTMF信号に乗せて送った絵文
字情報を受信局側で表示するので、誰から送られた通信
であるかを容易に確認することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る特定小電力トランシー
バーの電気的構成を示すブロック図である。
【図2】実施例において送信局の動作と受信局の動作と
を示すタイミングチャートである。
【図3】実施例における受信局の動作を示すフローチャ
ートである。
【符号の説明】
10……マイコン 11……操作部 12……表示装置 13……トーンスケルチ 14……DTMFジェネレータ 15……DTMFレシーバ 16……スピーカアンプ 17……スピーカ 18……マイク 19……マイクアンプ 20……チャンネル切換回路 21……送信回路 22……受信回路 23……アンテナ 24……キャリア判定回路

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 無線接続動作の初期においてチャンネル
    固定指示信号に続いてスケルチナンバーを合成したDT
    MF信号を生成する手段と、トーンスケルチ信号ととも
    にDTMF信号をチャンネルスキャンした上で送信する
    手段と、相手側局からのキャリアを受信したときDTM
    F信号に含まれているスケルチナンバーと一致するか否
    かを判定する手段と、一致したときにスピーカを動作さ
    せる手段とを備えたことを特徴とする特定小電力トラン
    シーバー。
  2. 【請求項2】 複数の絵文字情報を予め登録している手
    段と、無線接続動作の初期において送信者に対応した絵
    文字情報を選択する手段と、選択された絵文字情報を合
    成したDTMF信号を生成して送信する手段と、相手側
    局からのキャリアを受信したときDTMF信号に含まれ
    ている絵文字情報を読み取る手段と、読み取った絵文字
    情報を表示する手段とを備えたことを特徴とする特定小
    電力トランシーバー。
JP5233030A 1993-09-20 1993-09-20 特定小電力トランシーバー Expired - Lifetime JP3025934B2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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「CQ ham radio」第45巻第6号、平成2年6月1日発行、p.254右欄

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