JPH05130006A - 利得制御方式及び電話装置の利得制御方式 - Google Patents

利得制御方式及び電話装置の利得制御方式

Info

Publication number
JPH05130006A
JPH05130006A JP29022391A JP29022391A JPH05130006A JP H05130006 A JPH05130006 A JP H05130006A JP 29022391 A JP29022391 A JP 29022391A JP 29022391 A JP29022391 A JP 29022391A JP H05130006 A JPH05130006 A JP H05130006A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
level
signal
base station
gain
mobile
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP29022391A
Other languages
English (en)
Inventor
Tetsuya Sekido
哲也 関戸
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Casio Computer Co Ltd
Original Assignee
Casio Computer Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Casio Computer Co Ltd filed Critical Casio Computer Co Ltd
Priority to JP29022391A priority Critical patent/JPH05130006A/ja
Publication of JPH05130006A publication Critical patent/JPH05130006A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明の目的は、複数の移動局からの信号の利
得を最適に制御する利得制御方式を実現することであ
る。 【構成】各移動局P1〜P4は、レベル検出器38で検
出される自局の受信レベルを示すレベルデータを音声信
号等に加算してアンテナ12から基地局1に送信する。
基地局1では、各移動局からの信号を高周波増幅、中間
周波増幅、復調した後、チャネルデコーダ37でタイム
スロット毎の信号を取り出し、さらにデータ抽出部51
でタイムスロット毎のレベルデータを抽出する。ゲイン
コントローラ52は、データ抽出部51で抽出されたレ
ベルデータに基づいてタイムスロット毎に高周波増幅器
32及び中間周波増幅器35のゲインをコントロールし
て、各移動局からの信号を最適な信号レベルに増幅す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、基地局と移動局との間
及び親機と携帯電話機との間の無線通信が時分割多重方
式で行われる通信システム並びに電話装置の利得制御方
式に関する。
【0002】
【従来技術及びその問題点】最近、各地を複数のエリア
に分け、それぞれのエリア内に複数の基地局(ベースス
テイション)を設けて、エリア内において自由に発信及
び受信ができる携帯電話、自動車電話などが実用化され
ている。
【0003】一方、第2世代、次世代コードレス電話シ
ステムと呼ばれる電話システムが導入されつつある。こ
の電話システムは、セル、あるいはテレポイントと呼ば
れる基地局を屋外、構内、あるいは家庭内に設け、基地
局の電波の到達範囲内において、コードレステレホン等
の携帯電話機により自由に電話をかけられるようにする
ものである。
【0004】上記の各通信システムでは、基地局と移動
局との間の無線通信は時分割多重方式で行われており、
各移動局にはそれぞれ特定のタイムスロットが割り当て
られている。この場合、基地局と各移動局との距離がほ
ぼ等しいときには、基地局での各移動局からの信号の受
信レベル、すなわちタイムスロット毎の受信レベルはほ
ぼ等しくなるが、各移動局が基地局から異なる距離に位
置するときには、基地局でのタイムスロット毎の受信レ
ベルはそれぞれ異なったものとなる。
【0005】通常、受信機にはAGC(Automatic Gain
Control)回路と呼ばれる自動利得制御回路が設けられて
おり、レベル検出器で検出される受信波の信号レベルに
応じて増幅器の利得を制御するようになっている。とこ
ろが、レベル検出器はインパルス性のノイズ等に追従し
ないように通常、積分型の回路が用いられているので、
信号レベルを正確に検出する為には一定の検出期間が必
要となる。
【0006】本来、基地局では、各移動局からの信号の
受信レベルに応じて、すなわちタイムスロット毎の受信
レベルに応じてAGCをかけるのが望ましい。しかしな
がら、レベル検出器が一定の検出期間を必要とする為
に、1タイムスロット区間の時間が短い場合には、タイ
ムスロット毎に受信レベルを検出することができず、全
タイムスロット区間の受信レベルの平均値に対してAG
Cをかけている。その為、基地局では、個々の移動局か
らの信号の受信レベルに応じて利得を制御することがで
きなかった。
【0007】
【発明の目的】本発明の目的は、複数の移動局からの信
号の利得を最適化できる利得制御方式を実現することで
ある。
【0008】
【発明の要点】本発明の要点は、基地局と複数の移動局
との間の無線通信が時分割多重方式で行われる通信シス
テムにおいて、移動局が基地局からの受信波の信号レベ
ルを検出し、その検出したレベルデータを基地局に送信
し、基地局でそのレベルデータに基づいて各移動局から
の受信波の利得を制御することである。
【0009】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照しながら
説明する。図1は、本発明の実施例の移動体通信システ
ムの構成図である。
【0010】基地局(エリア毎に設けられた固定局或い
はコードレス電話の親機)1と複数の移動局(コードレ
ス電話においては子機)P1〜P4との間の無線通信は
ディジタルの時分割多重方式で行われている。
【0011】各移動局P1〜P4には、それぞれ特定の
タイムスロットが割り当てられており、移動局P1〜P
4は自局に割り当てられているタイムスロット位置の基
地局1からの信号を受信すると共に、それぞれのタイム
スロット位置で基地局に対して信号を送信する。
【0012】次に、図2は、移動局P1〜P4の携帯電
話機(コードレステレホン)の外観図であり、携帯電話
機本体2には、スピーカが収納されたスピーカ部3と、
ドットマトリクス型の液晶表示装置4と、押しボタン型
のキースイッチからなるキー入力部5と、マイクが収納
されたマイク部6とが設けられている。
【0013】キー入力部5には、自動発信モードと通常
の発信モードとを切り換える確認モードキー、メッセー
ジを再生するとき操作する再生キー等が設けられてい
る。図3は、実施例の携帯電話機の回路構成図である。
無線送受信回路部11は、内部に送信回路と、受信回路
と、アンテナ12と、送信回路及び受信回路を切り換え
るスイッチと、これらを制御するシンセサイザ発振器等
を備え、基地局1との間で無線信号の送受信を行う回路
である。
【0014】バーストモードコントローラ13は、無線
送受信回路部11の受信部からの信号を復調してTDM
A同期処理を行いスピーチコーディック14に出力し、
またスピーチコディック14から出力される信号をTD
MAフレーム処理した後変調して無線送受信回路部11
の送信回路に送る。
【0015】A/D・D/A変換回路15は、マイク1
6から入力するアナログの音声信号をディジタル信号に
変換してスピーチコーディック13に出力すると共に、
スピーチコーディック13からのディジタル信号をアナ
ログの音声信号に変換してスピーカ17に送り、スピー
カ17から音声として出力させる。
【0016】これら無線送受信回路部11、バーストモ
ードコントローラ13、スピーチコーデキック14及び
A/D・D/A変換回路15からなる無線回路部は、マ
イクロプロセッサを内蔵した制御部18によりそれぞれ
の動作が制御されている。
【0017】制御部18は、ROM19に格納されてい
る制御プログラムに従ってシステム全体を制御するもの
で、発振回路部20からの基準クロック信号、キー入力
部5からのキーの操作信号等が入力されている。また、
制御部18は、RAM23に記憶してある電話番号デー
タ等読み出し、その電話番号データを表示駆動部21に
出力して表示装置4に表示させる共に、回線が接続され
たとき報音部22を駆動して呼出音を発生させる。
【0018】電源回路24は、充電可能な電池などから
なる電源25の電圧を回路各部に供給するものであり、
制御部18からの指示により回路各部に電源電圧を供給
し又は供給を停止する。
【0019】先ず、携帯電話機の無線送受信回路部11
の構成を図4を参照して説明する。図4において、アン
テナ12から受信した高周波信号は、送受信を切り換え
るスイッチ31を経て高周波増幅器32で高周波増幅さ
れた後、局部発振器33とミキサ34とからなる周波数
変換部で中間周波信号に変換される。
【0020】この中間周波信号は、中間周波増幅器35
で所定の信号レベルまで増幅され、さらに復調器36で
原信号に復調された後、チャネルデコーダ37で各タイ
ムスロット毎の信号として取り出される。同時に、レベ
ル検出器38において中間周波増幅器35の出力信号の
信号レベルの検出が行われ、検出されたレベルデータに
基づいてゲンイコントローラ39が高周波増幅器32及
び中間周波増幅器35のゲインをコントロールする。
【0021】また、レベル検出器38で検出された自局
の受信レベルを示すレベルデータはデータ加算部40へ
送られ、次の送信期間までラッチされる。基地局1から
の信号の受信が終了し、携帯電話機から基地局1への送
信期間となると、データ加算部40はバーストモードコ
ントローラ13から出力される音声信号等に受信音声の
レベルデータを加算してチャネルコーダ41に出力す
る。
【0022】チャネルコーダ41では、自局のタイムス
ロット期間にデータ加算部40からの信号を変調器42
に出力する。データ加算部40からの出力信号は変調器
42で高周波信号に変調され、さらにパワーアンプ43
で電力増幅されて、スイッチ31及びアンテナ12を経
て外部に送出される。
【0023】次に、基地局1の無線送受信回路部の構成
を図5を参照して説明する。基地局1の無線送受信回路
部の構成も基本的には上述した携帯電話機の無線送受信
回路部の構成と同じであり、以下、図4の回路と同じ回
路ブロックには同じ符号を付してその説明を省略する。
【0024】基地局1のチャネルデコーダ37で各タイ
ムスロット毎の受信データが取り出されると、データ抽
出部51においてその取り出されたデータの中からタイ
ムスロット毎のレベルデータが抽出され、ゲインコント
ローラ52に出力される。
【0025】ゲインコントローラ52は、上記レベルデ
ータに基づいて各タイムスロット毎に高周波増幅器32
及び中間周波増幅器35のゲインをコントロールする。
ここで、図1の移動局P1に1番目のタイムスロットT
1が、移動局P2に2番目のタイムスロットT2が、移
動局P3に3番目のタイムスロットT3が、移動局P4
に4番目のタイムスロットT4が割り当てられているも
のとする。
【0026】今、基地局における信号の受信レベルが、
図6に示すように移動局P1、P3からの信号の受信レ
ベルが所定値より大きく、移動局P2、P4からの信号
の受信レベルが所定値より小さいもとのする。
【0027】このとき、各移動局P1〜P4における基
地局1からの信号の受信レベルも同様なレベルであるの
で、移動局P1、P3からは受信信号レベルが所定値以
上であることを示すレベルデータが基地局1に送信さ
れ、移動局P2、P4からはそれぞれの受信レベルに応
じたレベルデータが基地局1に送信される。
【0028】基地局1の無線送受信回路部では、各移動
局P1〜P4からのレベルデータに基づいてタイムスロ
ット毎に高周波増幅器32及び中間周波増幅器35のゲ
インのコントロールが行われる。
【0029】このとき、受信レベルの大きい移動局P
1、P3からの信号はタイムスロットT1、T3のレベ
ルデータに基づいて通常のゲインで増幅され、受信レベ
ルの小さい移動局P2、P4からの信号は対応するタイ
ムスロットT2、T4のレベルデータに基づいてそれよ
り大きなゲインで増幅される。
【0030】図7は、無線送受信回路部のタイムスロッ
ト毎の利得を示す図であり、上述したように受信レベル
が所定値以上であるタイムスロットt1、t3(T1、
T3に対応する)の信号の利得は一定値となり、受信レ
ベルが所定値より小さいタイムスロットt2、t4(T
2、T4に対応する)の信号の利得はそれぞれのレベル
データに対応した値となる。
【0031】従って、1タイムスロット期間の時間が短
い場合にも、タイムスロット毎にAGCをかけて利得を
最適化することができので、複数の移動局からの信号を
それぞれ適切な信号レベルまで増幅することができる。
【0032】なお、本発明の利得制御方式は、実施例に
述べたディジタル伝送方式の携帯電話に限らず、アナロ
グ伝送方式の携帯電話にも適用でき、自動車電話、構内
電話等にも適用できる。
【0033】
【発明の効果】本発明によれば、各移動局が自局の受信
レベル示すレベルデータを基地局に送信し、基地局でそ
のレベルデータに基づいて利得を制御することより、1
タイムスロット期間の時間が短い場合にも、タイムスロ
ット毎に増幅器の利得を制御して、受信レベルの異なる
複数の移動局からの信号を最適な信号レベルに増幅する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例の電話システムのシステム構成図であ
る。
【図2】実施例の携帯電話機の外観図である。
【図3】携帯電話機の回路構成図である。
【図4】携帯電話機の無線送受信回路部の回路図であ
る。
【図5】基地局の無線送受信回路部の回路図である。
【図6】基地局のタイムスロット毎の受信レベルを示す
図である。
【図7】タイムスロット毎の利得を示す図である。
【符号の説明】
1 携帯電話機本体 11 無線送受信回路部 38 レベル検出部 39 ゲインコントローラ 40 データ加算部 51 データ抽出部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】基地局と複数の移動局との間の無線通信が
    時分割多重方式で行われる通信システムの利得制御方式
    において、 前記移動局が、前記基地局からの受信波の信号レベルを
    検出するレベル検出手段と、 このレベル検出手段で検出されたレベルデータを前記基
    地局に送信する送信手段とを備え、 前記基地局が、前記移動局から送信される前記レベルデ
    ータを受信する受信手段と、 この受信手段で受信される前記各移動局からの前記レベ
    ルデータに基づいて利得を制御する利得制御手段とを備
    えることを特徴とする利得制御方式。
  2. 【請求項2】親機とこの親機との間で時分割多重方式で
    無線通信が行われる複数の携帯電話機とからなる電話装
    置の利得制御方式において、 前記携帯電話機が、前記親機からの受信波の信号レベル
    を検出するレベル検出手段と、 このレベル検出手段で検出されたレベルデータを前記親
    機に送信する送信手段とを備え、 前記親機が、前記携帯電話機から送信される前記レベル
    データを受信する受信手段と、 この受信手段で受信される前記レベルデータに基づいて
    前記各携帯電話機からの受信信号の利得を独立に制御す
    る利得制御手段とを備えることを特徴とする電話装置の
    利得制御方式。
JP29022391A 1991-11-06 1991-11-06 利得制御方式及び電話装置の利得制御方式 Pending JPH05130006A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP29022391A JPH05130006A (ja) 1991-11-06 1991-11-06 利得制御方式及び電話装置の利得制御方式

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP29022391A JPH05130006A (ja) 1991-11-06 1991-11-06 利得制御方式及び電話装置の利得制御方式

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH05130006A true JPH05130006A (ja) 1993-05-25

Family

ID=17753354

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP29022391A Pending JPH05130006A (ja) 1991-11-06 1991-11-06 利得制御方式及び電話装置の利得制御方式

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH05130006A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002305476A (ja) * 2001-04-04 2002-10-18 Hitachi Kokusai Electric Inc 基地局受信機
JP2014517579A (ja) * 2011-05-05 2014-07-17 富士通株式会社 パワー補償方法、ユーザ装置及び基地局

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002305476A (ja) * 2001-04-04 2002-10-18 Hitachi Kokusai Electric Inc 基地局受信機
JP2014517579A (ja) * 2011-05-05 2014-07-17 富士通株式会社 パワー補償方法、ユーザ装置及び基地局

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3433019B2 (ja) 移動通信機とそのバッテリセービング方法
JPS60182825A (ja) 無線電話方式
WO1997036386A1 (fr) Terminal portatif
JPH02244856A (ja) 無線電話装置
KR920000140B1 (ko) 무선전화장치용 확성장치와 그 확성방법
JPH11308666A (ja) デジタルコードレス電話システム
JPH0767181A (ja) 移動無線通信装置
JPH05130006A (ja) 利得制御方式及び電話装置の利得制御方式
JP2528062B2 (ja) 単信・複信切換無線機
JPH06252837A (ja) 無線電話装置
JP3271927B2 (ja) モデム付無線機
JPS6130822A (ja) 自動割込通信装置
JPH0752853B2 (ja) 無線電話機
JPH06350477A (ja) 送信電力制御方式
JP3155439B2 (ja) 携帯無線装置の置忘れ防止方法
JP3051042B2 (ja) 携帯無線装置の置忘れ防止方法及び置忘れ防止機能付携帯無線装置
JP2000217146A (ja) 無線通信装置
KR100238523B1 (ko) 무선 전화기에서 휴대장치 이용 고정장치 제어방법
KR0177317B1 (ko) 전화기의 이어폰을 이용한 영상 및 오디오 기기의 오디오 청취 장치 및 방법
JP2770347B2 (ja) 音声データ変換方式
JPS6022831A (ja) セレコ−ル付無線電話装置
JPH02105645A (ja) 音声データ変換方式
JPH07288868A (ja) コードレス電話システム
JPH029494B2 (ja)
JPH03117933A (ja) 個別呼出装置付き無線電話機