JP3027044U - 通信端末感度試験器 - Google Patents

通信端末感度試験器

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JP3027044U JP1995011758U JP1175895U JP3027044U JP 3027044 U JP3027044 U JP 3027044U JP 1995011758 U JP1995011758 U JP 1995011758U JP 1175895 U JP1175895 U JP 1175895U JP 3027044 U JP3027044 U JP 3027044U
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房吉 村山
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エヌ・ティ・ティ北海道移動通信網株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数のポッケトベルの感度試験を同時に行
う。 【解決手段】 パーソナルコンピュータ1にポケットベ
ルの型名、製造番号を入力すると、これらの情報に基づ
いて、エンコーダ信号ENCと設定信号GSが生成され
る。両信号に基づいて信号発生器3が高周波信号RFを
生成すると、この信号が分配器4を介してアンテナa
a,bbから第1,第2のシールドボックスA,B内に
輻射される。そして、そこに配設されたポケットベルA
P1,AP2…が受信状態になると、その発光部が発光
するから、これを光センサAS1,AS2…を用いて検
出し、その検出結果に基づいて、複数のポケットベルA
P1,AP2…の受信状態をパーソナルコンピュータ1
で判定して感度試験を行う。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
この考案は、通信端末感度試験器に関するものであり、特に、複数のポケット ベルを同時に試験するのに好適である。
【0002】
【従来の技術】
近年、相手方の呼出や短いメッセージの伝達に用いられる無線呼出装置(以下 、「ポケットベル」と称する。)が、レンタルまたは販売されているが、小型で 携帯に便利なことから、全国的に普及している。 このポケットベルの呼出方式にあっては、通常の電話機から相手方の呼出番号 を入力すると、その呼出番号を表す信号を高周波で変調して基地局から送信し、 これをポケットベルで受信して、呼出番号が一致すれば鳴動する方式が採用され ている。また、電波の有効利用を図るため、ポケットベルの利用可能なエリアを 限定し、隣接するエリアでは異なる無線チャンネル周波数を用いている。
【0003】 また、ポケットベルの基本性能としては、所定のエリア内であれば、呼出でき ることが求められるが、基地局から送信された電波の電界強度は基地局までの距 離により相違する。このため、ポケットベルの品質を維持、保証するには、強電 界において受信できることを確認する強電界試験と、弱電界中であっても受信で きることを確認する静感度試験を行う必要がある。さらに、隣接エリアからの電 波に反応しないことを確認する選択度試験を行う必要もある。
【0004】 従来、これらの感度試験は、1個のポケットベルをシールドケースに収納し、 そこに所定の周波数で所定の電界の信号をアンテナから輻射し、ポケットベルが 鳴動するか否かを人の耳によって判定していた。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
ところで、ポケットベルの感度試験は、レンタルしたポケットベルが返却され た後、または、ポケットベルの製造工程の最終工程で行う検査時に行われること が多い。このため、大量のポケットベルについて感度試験を行う必要がある。
【0006】 しかし、上記した従来の感度試験は、個々のポケットベルに対して人の手で行 っていたので、感度試験を行うために、長時間を費やしまた工数も大きいという 欠点があった。また、試験に用いる信号の周波数は、ポケットベルの型名によっ て相違するため、その都度、信号の周波数を設定する必要があり、また、試験に 用いる信号の出力レベルは試験の種類によって相違するため、試験の種類を変更 すれば信号の出力レベルを変更する必要があった。この周波数の設定や出力レベ ルの変更は人の手で行われていたため、不注意による誤試験の可能性があった。 さらに、試験は個々のポケットベルに対して行っていたので、試験結果のデータ 管理が煩雑となるといった欠点もあった。
【0007】 本考案は上述した事情に鑑がみてなされたものであり、複数の通信端末に対し て同時に感度試験を行うこと等を主目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため請求項1に記載のこの考案にあっては、受信時に発光 する発光部を有する通信端末の感度を試験する通信端末感度試験器において、所 定の周波数で所定の出力レベルの出力信号を発生する信号発生器と、前記通信端 末を収納するシールドボックスと、このシールドボックス内に配設され、前記出 力信号を輻射するアンテナと、このシールドボックス内に配設され、前記複数の 通信端末の受信状態を表す前記発光部の発光を受光して電気信号に変換する光セ ンサと、この光センサの出力レベルに基づいて複数の通信端末の受信状態を判定 する判定手段とを備えることを特徴とする。
【0009】 また、請求項2に記載のこの考案にあっては、受信時に発光する発光部を有す る通信端末の感度を試験する通信端末感度試験器において、所定の周波数で所定 の出力レベルの出力信号を発生する信号発生器と、複数の前記通信端末を収納す るシールドボックスと、このシールドボックス内に配設され、前記出力信号を輻 射するアンテナと、このシールドボックス内に配設され、前記複数の通信端末の 受信状態を表す前記発光部の発光を受光して電気信号に変換する複数の光センサ と、この複数の光センサの出力レベルに基づいて複数の通信端末の受信状態を判 定する判定手段とを備えることを特徴とする。
【0010】 また、請求項3に記載のこの考案にあっては、受信時に鳴動する通信端末の感 度を試験する通信端末感度試験器において、所定の周波数で所定の出力レベルの 出力信号を発生する信号発生器と、前記通信端末を収納するシールドボックスと 、このシールドボックス内に配設され、前記出力信号を輻射するアンテナと、こ のシールドボックス内に配設され、前記通信端末の鳴動を検出して電気信号に変 換する音センサと、この音センサの出力レベルに基づいて複数の通信端末の受信 状態を判定する判定手段とを備えることを特徴とする。
【0011】 また、請求項4に記載のこの考案にあっては、複数の前記シールドボックスと 、この複数の前記シールドボックス内に各々配設された前記アンテナに、前記信 号発生器で発生した出力信号を分配する分配器とを備えることを特徴とする。
【0012】 また、請求項5に記載のこの考案にあっては、前記信号発生器で発生する出力 信号の周波数とその出力レベルとを制御すると共に前記判定手段の判定結果を格 納する制御手段を備えることを特徴とする。
【0013】 また、請求項6に記載のこの考案にあっては、前記制御手段は、前記出力信号 の出力レベルおよびその周波数を表す設定情報を生成すると共に、前記複数の通 信端末の呼出情報を生成するコンピュータと、この設定情報を所定の伝送形式に 変換した設定信号を前記信号発生器に供給する第1のインターフェース手段と、 前記呼出情報を所定のビットレートに変換した呼出信号を前記信号発生器に供給 する第2のインターフェース手段とを備え、前記信号発生器は、前記設定信号に よって特定される信号を前記呼出信号で変調して出力信号を発生することを特徴 とする。
【0014】 また、請求項7に記載のこの考案にあっては、前記コンピュータは、前記通信 端末の型名と前記通信端末の製造番号とを入力する入力手段と、この通信端末の 型名から前記通信端末の無線周波数を特定する第1の特定手段と、前記通信端末 の製造番号から前記通信端末の呼出番号を特定する第2の特定手段と、前記無線 周波数に基づいて前記設定信号を生成する第1の生成手段と、前記呼出番号に基 づいて前記呼出信号を生成する第2の生成手段とを備えることを特徴とする。
【0015】 また、請求項8に記載のこの考案にあっては、前記信号発生器は試験の対象と なる通信端末の無線周波数と同一の周波数で一定出力レベルの出力信号を発生し 、一定電界の下で感度試験を行うことを特徴とする。
【0016】 また、請求項9に記載のこの考案にあっては、前記信号発生器は試験の対象と なる通信端末の無線周波数と近接した周波数で一定の出力レベルの出力信号を発 生し、選択度試験を行うことを特徴とする。
【0017】 また、請求項10に記載のこの考案にあっては、前記通信端末はポケットベル であることを特徴とする。
【0018】 (作用) 請求項1に記載のこの考案にあっては、信号発生器が所定の周波数で所定の出 力レベルの出力信号を発生すると、シールドボックス内に配設された通信端末に 対して、アンテナから前記出力信号を輻射する。また、光センサが前記通信端末 の発光部の発光を受光して電気信号に変換すると、判定手段は、光センサの出力 レベルに基づいて前記通信端末の受信状態を判定するから、この通信端末感度試 験器にあっては、人の耳によらず自動的に通信端末の感度試験が行われる。
【0019】 請求項2に記載のこの考案にあっては、信号発生器が所定の周波数で所定の出 力レベルの出力信号を発生すると、シールドボックス内に配設された複数の通信 端末に対して、アンテナから前記出力信号を輻射する。また、複数の光センサが 前記複数の通信端末の受信状態を表す発光部の発光を受光して電気信号に変換す ると、判定手段は、複数の光センサの出力レベルに基づいて前記複数の通信端末 の受信状態を判定するから、この通信端末感度試験器にあっては、複数の通信端 末に対して同時に感度試験が行われる。
【0020】 請求項3に記載のこの考案にあっては、信号発生器が所定の周波数で所定の出 力レベルの出力信号を発生すると、シールドボックス内に配設された通信端末に 対して、アンテナから前記出力信号を輻射する。また、音センサが前記通信端末 の鳴動を変換すると、判定手段は、音センサの出力レベルに基づいて前記通信端 末の受信状態を判定するから、この通信端末感度試験器にあっては、人の耳によ らず自動的に通信端末の感度試験が行われる。
【0021】 また、請求項4に記載のこの考案にあっては、分配器は、複数のシールドボッ クス内に各々配設されたアンテナに、信号発生器で発生した出力信号を分配する から、大量の通信端末に対して感度試験を同時に行うことができる。
【0022】 また、請求項5に記載のこの考案にあっては、制御手段は、信号発生器で発生 する出力信号の周波数とその出力レベルとを制御すると共に判定手段の判定結果 を格納するから、この通信端末感度試験器にあっては、自動的に感度試験を行う ことができ、また、判定結果の整理も容易となる。
【0023】 また、請求項6に記載のこの考案にあっては、コンピュータは、信号発生器の 出力信号の出力レベルおよびその出力信号の周波数を表す設定情報を生成すると 共に、複数の通信端末の呼出情報を生成する。そして、第1のインターフェース 手段は、この設定情報を所定の伝送形式に変換した設定信号を前記信号発生器に 供給し、また、第2のインターフェース手段は、前記呼出情報を所定のビットレ ートに変換した呼出信号を前記信号発生器に供給すると、前記信号発生器は、前 記設定信号によって特定される信号を前記呼出信号で変調して出力信号を発生す る。このため、コンピュータによって、信号発生器の出力信号は制御される。
【0024】 また、請求項7に記載のこの考案にあっては、入力手段によって、通信端末の 型名と通信端末の製造番号とを入力すると、第1の特定手段が通信端末の型名か ら通信端末の無線周波数を特定すると共に、第2の特定手段が通信端末の製造番 号から通信端末の呼出番号を特定する。そして、第1の生成手段は、無線周波数 に基づいて設定信号を生成し、また、第2の生成手段は、呼出番号に基づいて呼 出信号を生成する。このため、通信端末の型名とその製造番号を入力するだけで 、試験に必要な信号発生器の出力信号を制御することができる。
【0025】 また、請求項8に記載のこの考案にあっては、前記信号発生器は試験の対象と なる通信端末の無線周波数と同一の周波数で一定出力レベルの出力信号を発生す るから、一定電界の下で強電界試験や静感度試験等の感度試験を同時に行うこと できる。
【0026】 また、請求項9に記載のこの考案にあっては、前記信号発生器は試験の対象と なる通信端末の無線周波数と近接した周波数で一定の出力レベルの出力信号を発 生するから、複数の通信端末に対して選択度試験を同時に行うことことができる 。
【0027】 また、請求項10に記載のこの考案にあっては、ポケットベルについて各種の 感度が行われる。
【0028】
【考案の実施の形態】1.実施形態の構成 以下、図面を参照してこの考案の実施形態の構成について説明する。図1はこ の考案の一実施形態の感度試験器のブロック図である。 図1において、1は感度試験器全体を制御するパーソナルコンピュータであり 、入力手段であるキーボード11、試験の経過等を表示するデイスプレイ12お よび試験結果を印字するプリンタ13と接続されている。このキーボード11に よって、ポケットベルの型名、製造番号、および無線チャンネル周波数等が入力 される。また、このパーソナルコンピュータ1の内部メモリには、ポケットベル の型名から無線チャンネル周波数を特定するテーブルと製造番号から呼出番号を 特定するテーブルとが用意されている。また、2はパーソナルコンピュータ1と 拡張バスを介して接続される拡張ボックスであり、そこにはエンコーダI/F2 1、GP−IB I/F22、センサアンプ23およびPIOボード23が格納 されている。
【0029】 拡張バスを介して得たポケットベルの呼出情報から、前記エンコーダI/F2 1によって、所定のビットレートのエンコーダ信号ENCが生成される。また、 拡張バスを介して得た感度試験に必要な設定情報が、GP−IB I/F22に よって、GP−IBのデータ形式で設定信号GSとして出力される。ここで、呼 出情報には、例えば、呼出番号情報、メッセージ情報等が含まれ、また、設定情 報には、試験に用いられる信号の周波数、出力レベル、信号発生タイミング等の 情報が含まれる。
【0030】 また、センサアンプ23によって、その入力レベルがロジックレベルにまで増 幅され、PIOボード24によって、センサアンプ23の出力が、パーソナルコ ンピュータ1のロジックレベルに実際に変換される。
【0031】 また、3は信号発生器であり、設定信号GSに基づいて特定した周波数を中心 周波数とし、これをエンコーダ信号ENCに基づいて変調し、設定信号GSに基 づいて特定した出力レベルで高周波信号RFを生成する。また、4は分配器であ り、これにより高周波信号RFが分配される。また、A,B…は、第1のシール ドボックス,第2のシールドボックス…であり、個々のシールドボックスは外部 電界を遮断できるよう二重構造となっている。
【0032】 また、第1のシールドボックスA,第2のシールドボックスB…には、高周波 信号RFを照射するアンテナaa,56…が設けられている。また、その内部に は、ポケットベルの位置決めを行う複数のスロット(図示せず)が、各スロット にポケットベルをそれぞれ装着すると、各々のポケットベルが同一電界を受ける ように配設されている。また、ポケットベルAP1,AP2…,BP1,BP2 …は受信状態となると、鳴動するとと共に発光部が点灯するように構成されてい る。
【0033】 さらに、発光部の点灯を受光できるように各発光部に対応して光センサAS1 ,AS2…,BS1,BS2…がスロット内に配設されている。この光センサA S1,AS2…,BS1,BS2…は入射する光を電気信号に変換する。したが って、光センサAS1,AS2…,BS1,BS2…の出力レベルを検出すれば 、ポケットベルAP1,AP2…,BP1,BP2…が受信したか否かを判定す ることができる。
【0034】2.実施形態の動作 (1)実施形態の全体動作 以下、図面を参照してこの考案の実施形態の全体動作について説明する。図1 において、オペレータがパーソナルコンピュータ1のキーボードを操作して、試 験の対象となるポケットベルの型名、製造番号等を入力すると、パーソナルコン ピュータ1は内部に保持するテーブルを参照して呼出情報と設定情報を生成する 。そして、これらの情報に基づいて、エンコーダI/F21が、呼出情報を所定 のビットレートに変換してエンコーダ信号ENCを生成し、一方、GP−IB I/F22が、設定情報を変換してGP−IB形式の設定信号GSを生成する。
【0035】 そして、信号発生器3にエンコーダ信号ENCと設定信号GSとが供給される と、信号発生器3は、設定信号GSに基づいて特定される周波数で、エンコーダ 信号ENCを変調し、設定信号GSで特定される出力レベルを有する高周波信号 RFを生成する。
【0036】 この高周波信号RFは、複数のシールドボックスにおいて同時に感度試験を行 うために、分配器4によって、第1のシールドボックスA,第2のシールドボッ クスB…にそれぞれ分配される。第1のシールドボックスA内では、アンテナa aから第1の高周波信号RF1が照射されると、これをポケットベルAP1,A P2…が受信するが、その受信状態が正常であれば発光部が点灯するので、点灯 の有無を光センサAS1,AS2…を用いて検出して、ポケットベルAP1,A P2…の受信状態を検出する。
【0037】 こうして、第1のシールドボックス5内に収納した複数のポケットベルAP1 ,AP2…の受信状態を同時に検出することができ、これにより試験時間を短縮 できる。また、第2のシールドボックス6等においても複数のポケットベルBP 1,BP2…の受信状態を同時に検出するから、同時に感度試験を行うことので きるポケットベルの数は、シールドボックスの増設することによって、拡大する ことができる。また、アンテナaaから照射される第1の高周波信号RF1の電 界強度を高く設定すれば強電界試験を行うことができ、また、その電界強度を低 く設定すれば静感度試験を行うことができ、さらに、試験信号の周波数をポケッ トベルの無線チャンネル周波数とずらせば選択度試験を行うことができる。尚、 これらの試験の詳細は後述する。
【0038】 各々の光センサAS1,AS2…,BS1,BS2…の出力がセンサアンプ2 3に供給されると、センサアンプ23は、光センサの出力レベルを、「H,L」 のロジックレベルの判定ができるように増幅する。そして、増幅された信号を受 けたPIOボード24は、センサアンプ23の出力を、パーソナルコンピュータ 1のロジックレベルに変換し、その結果を拡張バスを介してパーソナルコンピュ ータ1に伝送する。パーソナルコンピュータ1では、試験結果を内部メモリまた はフロッピデイスク等の記憶媒体に記憶する。
【0039】 こうして、パーソナルコンピュータ1は、所定の試験に対する各々のポケット ベルAP1,AP2…,BP1,BP2…の試験結果を自動的に得ることができ 、また、内部メモリまたは記憶媒体から任意に試験結果を取り出せるので、多数 のポケットベルに対して試験を行う場合に、その試験結果のデータ管理が容易で ある。
【0040】 (2)実施形態の動作の詳細 次ぎに、図2〜図15を参照しつつ、実施形態の動作を詳細に説明する。但し 、以下の説明においては、図1中の第1のシールドボックス5のみを使用し、ま た、そこには、ポケットベルを装着するために5つのスロットが設けられており 、試験の対象となるポケットベルの型名は「RC102」で、製造番号は「AB C502039105,ABC502039106」である場合を一例として説 明する。
【0041】 図2において、動作が開始すると、まず、初期設定を行う(ステップS1)。 ここでは、ポケットベルの型名とその無線チャネル周波数、ポケットベルの製品 番号とその呼出番号等の関係を予めパーソナルコンピュータ1に入力する。これ により、パーソナルコンピュータ1の内部メモリにテーブルが形成される。尚、 このテーブルは一旦形成すれば、再度の作成は不要である。
【0042】 初期設定が終了すると、感度試験の実行が可能となる。この状態でパーソナル コンピュータ1の所定のキーを押すと、処理が開始し(ステップS2)、デイス プレイ12に図3に示すメニュー画面が表示される(ステップS3)。
【0043】 ここで、「1 自動試験」をマウス等を用いて選択すると、ステップS4に進 み、デイスプレイ12には図4に示すデータ入力画面が表示される。その後、試 験の対象となるポケットベルの型名「RC102」を画面表示の指示に従い入力 すると、図5に示す画面がデイスプレイ12に表示される。そして、表示画面中 の指示に従い、スロット1に装着するポケットベルの製造番号「ABC5020 39105」を入力すると、デイスプレイ12には図6に示す画面が表示され、 これに続いて、スロット2に装着するポケットベルの製造番号「ABC5020 39106」を入力すると、デイスプレイ12には図7に示す画面が表示される 。
【0044】 この例では、試験の対象となるのは上記した2個のポケットベルである。この ため、データ入力はここで終了し、図2に示すステップS5に進んで、製造番号 とスロット番号との対応させながら、ポケットベルを第1のシールドボックス5 の内部に配設する。
【0045】 そして、パーソナルコンピュータ1を操作して、図7に示す画面中の「F1開 始」を選択すると、強電界試験が開始し、図8に示す表示画面がデイスプレイ1 2に表示される。この強電界試験にあっては、例えば、110dBμの強電界中 でポケットベルが正常に受信動作するか否かを判定する。まず、ステップS4で 入力した型名に対応する無線チャンネル周波数と高周波信号RFの出力レベル( 110dBμ)が、パーソナルコンピュータ1によって特定され、設定信号GS としてGP−IB I/F22を介して信号発生器3に供給される。また、製造 番号に対応した呼出番号が、パーソナルコンピュータ1によって特定され、エン コーダ信号ENCとしてエンコーダI/F21を介して信号発生器3に供給され る。これを受けた信号発生器3は、エンコーダ信号ENCを所定の周波数で変調 し、出力レベルを110dBμとする高周波信号RFを発生する。
【0046】 そして、高周波信号RFを、分配器4とアンテナaaとを介して第1のシール ドボックスA内に照射し、光センサの検出結果をパーソナルコンピュータ1に取 り込むことにより、ポケットベルが正常に受信動作するか否かを判定すことがで きる。すなわち、光センサの検出結果が所定レベル以上であれば正常と判定され 、所定レベル未満であれば異常と判定される。ここで、試験の対象となる2個の ポケットベルがいずれも正常であるとすれば、図9に示す表示画面がデイスプレ イ12に表示され、強電界試験が終了する。
【0047】 この強電界試験が終了すると、ステップS7に進み、静感度試験が引続き行わ れる。静感度試験は、ポケットベルが3回連続鳴動する最低電界が10.7dB μ〜17dBμ以内であるか否かを判定する。この判定にあっては、3段階のラ ンク付けを同時に行う。すなわち、最低電界が17dBμ以上である場合には不 合格(NG)と判定し、また、最低電界が17dBμ〜14dBμである場合に は、Cランクと判定し、また、最低電界が14dBμ〜11dBμである場合に は、Bランクと判定し、また、最低電界が11dBμ以下である場合には、Aラ ンクと判定する。試験の手順は以下のようになる。
【0048】 高周波信号RFの出力レベルが11dBμととなるように、パーソナルコン ピュータ1が指示を出し、信号発生器3が60秒間11dBμの高周波信号RF を発生する。この間に光センサの検出結果が所定レベル以上であれば、ランクA と判定され、所定レベル以下であれば、以下の測定によって判定される。 次ぎに、高周波信号RFの出力レベルが14dBμととなるように、パーソ ナルコンピュータ1が指示を出し、信号発生器3が60秒間14dBμの高周波 信号RFを発生する。この間に光センサの検出結果が所定レベル以上であり、か つ、ランクAと判定されていなければ、ランクBと判定される。また、ランクA ,Bいずれにも判定されなかった場合には、以下の測定によって判定される。 その次ぎに、高周波信号RFの出力レベルが17dBμととなるように、パ ーソナルコンピュータ1が指示を出し、信号発生器3が60秒間11dBμの高 周波信号RFを発生する。この間に光センサの検出結果が所定レベル以上であり 、かつ、ランクA,Bと判定されていなければ、ランクCと判定される。また、 ランクA,B,Cいずれにも判定されなかった場合には、不合格と判定する。
【0049】 ここで、製造番号「ABC502039105」のランクが「B」、製造番号 「ABC502039106」のランクが「A」であったとすると、図10に示 す表示画面がデイスプレイ12に表示され、静感度試験が終了する。
【0050】 この静感度試験が終了すると、ステップS8に進み、選択度試験が引続き行わ れる。選択度試験は、無線チャンネル周波数の±10KHzにおいて90dBの 電界強度を与えて動作するか否かの試験であって、動作した場合は不合格(NG )と判定され、動作しなかった場合は合格(OK)と判定される。測定の手順は 以下のようになる。
【0051】 まず、高周波信号RFの周波数が無線チャンネル周波数+10KHzとなり 、その出力レベルが90dBμととなるように、パーソナルコンピュータ1が指 示を出すと、信号発生器3が上記高周波信号RFを60秒間発生する。この間に 光センサの検出結果が所定レベル以上であれば、不合格(NG)と判定し、所定 レベル未満であれば、合格(OK)と判定する。 次ぎに、高周波信号RFの周波数が無線チャンネル周波数−10KHzとな り、その出力レベルが90dBμととなるように、パーソナルコンピュータ1が 指示を出すと、信号発生器3が上記高周波信号RFを60秒間発生する。この間 に光センサの検出結果が所定レベル以上であれば、不合格(NG)と判定し、所 定レベル未満であれば、合格(OK)と判定する。
【0052】 ここで、製造番号「ABC502039105」のポケットベルが無線チャン ネル周波数±10KHzでいずれも合格(OK)であり、製造番号「ABC50 2039106」のポケットベルが無線チャンネル周波数+10KHzでは合格 (OK)であるが、無線チャンネル周波数−10KHzでは不合格(NG)であ る場合には、図11に示す画面が表示され、選択度試験が終了する。このように して試験が終了すると、パーソナルコンピュータ1はその試験結果を内部メモリ やフロピイデイスク等の記憶媒体に自動的に格納する。そして、表示画面の指示 に従い、ポケットベルをスロットから取り外し、いずれかのキーを押すと、ステ ップS3に戻り、図3に示すメニュー画面がデイスプレイ12に表示される。
【0053】 次ぎに、ステップS3にて、「2 試験結果印刷」を選択すると、ステップS 9に進んで、デイスプレイ12には図12に示す画面が表示される。そして、画 面の指示に従いポケットベルの型名を入力すると、パーソナルコンピュータ1は 内部メモリや記憶媒体をアクセスして、該当する試験結果が存在するか否かを判 定する(ステップS10)。
【0054】 ここで、該当する型名が存在し、「YES」と判定する場合には、ステップS 11に進み印字を実行する。例えば、型名「RC102」について、試験結果が 存在する場合にあっては、型名「RC102」を入力すると、図13に示す画面 がデイスプレイ12に表示される。この後、プリンタの準備を確認し、いずれか のキーを押すと、図14に示す画面がデイスプレイ12に表示されるとともに、 印字が行われる。そして、印字が終了すると、ステップS3に戻り、図3に示す メニュー画面がデイスプレイ12に表示される。
【0055】 一方、ステップS10において、該当する型名が存在せず、「NO」と判定す る場合には、ステップS12に進み、該当するデータがない旨を表示する。例え ば、ステップS9において入力した型名が「RC1201」であって、該当する 試験結果がない場合には、図15に示す画面がデイスプレイ12に表示される。 この後、「F10中止」を選択すると、ステップS3に戻り、図3に示すメニュ ー画面がデイスプレイ12に表示される。
【0056】 次ぎに、ステップS3において、「3 設定ファイル」を選択すると、ステッ プS13に進み、ファイルの設定、読出が行われる。この設定ファイルは、ステ ップS4で行う試験に必要なデータ入力を予め行い、その入力データを設定ファ イルとして保存しておき、必要に応じて入力データを読出してデータ入力を省略 するものである。
【0057】 ステップS13では、まず、デイスプレイ12に「A ファイルの設定、B ファイルの呼出」が表示される。ここで、「A ファイルの設定」を選択すると 、上述した図3から図7が順次表示される。この画面の指示に従いデータを入力 し、それが終了すると、デイスプレイ12には「ファイル名を選択してください 。、、」と表示される。そこで、任意のファイル名を選択すると、ファイ ルの設定が終了し、入力したデータが所定のファイル名でパーソナルコンピュー タ1の内部メモリに格納される。そして、ステップS3に進み、図3に示すメニ ュー画面がデイスプレイ12に表示される。
【0058】 一方、「B ファイルの呼出」を選択すると、デイスプレイ12には「呼出す ファイル名を選択してください。、、」と表示される。そこで、所望のフ ァイル名を選択すると、予め入力したデータが表示される。例えば、上述したス テップ4と同様の内容のデータである場合には、デイスプレイ12に図7に図示 する画面が直に表示される。そして、「F1開始」を選択すれば、ステップS6 からステップS8の試験が自動的に行われ、その後、ステップS3に進み、図3 に示すメニュー画面がデイスプレイ12に表示される。
【0059】 次ぎに、ステップS3において、「4 終了」を選択した場合にあっては、試 験に関する動作処理を全て終了する。尚、上述した処理の途中で、処理を中止す る場合にあっては、表示画面中の「F1中止」を選択すれば良い。この場合には 、ステップS3に進み、メニュー画面をデイスプレイ12は表示する。
【0060】3.変形例 本考案は上述した実施形態に限定されるものでなく、例えば以下のように種々 の変形が可能である。
【0061】 上記実施形態においては、ポケットベルの感度試験を一例として説明したが 、本考案は、受信状態を発光部の発光を検出することにより判定するものである から、試験の対象はポケットベルに限定されず、受信時に発光する発光部を備え る携帯電話等の通信端末であれば良いことは勿論である。
【0062】 上記実施形態は、ポケットベルの感度試験および試験方法として説明したが 、この試験方法をポケットベル等の通信端末の製造方法に適用しても良い。すな わち、この考案は、通信端末製造方法において、通信端末を製造する際の最終工 程に上記試験方法を用いて製品の良否を判定し、良と判定された製品のみを完成 品とする通信端末製造方法を含むものである。
【0063】 上記実施形態において、ポケットベルAP1,AP2…およびポケットベル BP1,BP2…が、同一電界を受けるように配設するには、アンテナaa,5 6…を中心として、その同心円上にポケットベルAP1,AP2…およびポケッ トベルBP1,BP2…を配設すれば良い。
【0064】 上記実施形態の静感度試験において、Aランクと判定されても、14dBμ または17dBμで発光部が点灯しない場合には、不合格と判定しても良い。ま た、Bランクと判定されても、17dBμで発光部が点灯しない場合には、不合 格と判定しても良い。
【0065】 上記実施形態において、第1,第2のシールドボックスA,Bの外部からそ の内部に配設されたアンテナaa,bbへの高周波信号RFの伝送に、光アイソ レータを用いても良い。この場合にあっては、外部電界の遮断率を向上して、感 度試験の精度を高めることができる。
【0066】 上記実施形態において、光センサの替わりに音声信号を電気信号に変換する 音センサ(マイクロフォン)を用い、音センサの出力をセンサアンプに供給して も良い。この場合にあっては、以下の態様がある。 1)一つのシールドボックスに一つのスロットを備え、そのスロットに一個の ポケットベルを装着し、音センサを用いてポケットベルの鳴動を検出し、これに 基づいて受信の有無を判定する。シールドボックスには防音作用があるので、複 数のシールドボックスを用意すれば、複数のポケットベルについて同時に感度試 験を行うことができる。 2)単数または複数のシールドボックスを用意し、その一つのシールドボック スに防音した複数のスロットを備え、スロットにポケットベルをそれぞれ装着し 、音センサを用いてポケットベルの鳴動を検出し、これに基づいて受信の有無を 判定する。この場合には、各々のスロットが防音されているので、近接するスロ ットに装着されたポケットベルが鳴動したとしても、他のスロットに配設されて いる音センサの出力が所定レベルを越えて受信していると判定されることはない 。 3)一つのシールドボックスに通常のスロットを複数備え、スロットにポケッ トベルをそれぞれ装着する。そして、パーソナルコンピュータ1で、鳴動を検出 するのに十分な時間間隔をおいて呼出番号を生成し、これに基づくエンコーダ信 号で変調した高周波信号RFを用いて感度試験を行えば良い。この場合には、試 験結果が時分割で得られるが、パーソナルコンピュータ1は現在どのポケットベ ルを試験しているか認識しているので、自動的に試験を行うことが可能である。 また、シールドボックスには防音作用があるので、複数のシールドボックスを備 える場合にあっては、一のシールドボックス内にあるポケットベルと他のシール ドボックス内にあるポケットベルとを同時に呼び出すことも可能である。
【0067】 上記実施形態において、光センサは発光部と受光部とを有するものであって も良い。この場合にあっては、メッセージ情報として特定の記号(例えば黒く塗 りつぶした四角)を有する呼出情報をパーソナルコンピュータ1で生成し、これ に基づくエンコーダ信号で変調した高周波信号RFを用いる。このため、ポケッ トベルが正常に受信すると、その表示部(例えば、液晶)には上記特定の記号が 表示される。そして、光センサの発光部から特定の記号が表示される部分に光を 照射し、その反射光を受光部で検出し、その検出結果を所定レベルと比較して受 信の有無を判定する。これにより、発光部を有しないポケットベル等の通信端末 の感度試験を上記実施形態で行うことができる。
【0068】 上記実施形態において、ポケットベル等の通信端末の型名やその製造番号は 、キーボード11を用いて入力していたが、通信端末にバーコードが附されてい る場合にあっては、これをバーコードリーダで読み取り、パーソナルコンピュー タ1に取り込んでも良い。
【0069】
【考案の効果】
以上説明したように、請求項1,2,4〜10に記載した考案の構成によれば 、通信端末の発光部の発光を検出して通信端末の受信状態を判定するから、複数 の通信端末に対して同時に感度試験を行うことができ、この結果、試験時間を大 幅に短縮でき、また、試験に費やす工数を大幅に削減することができる。また、 シールドボックスには複数の通信端末を収納することができるから、シールドボ ックスの体積を削減でき通信端末感度試験器の小型化を図ることができる。また 、請求項3〜10に記載した考案の構成によれば、通信端末の鳴動を自動的に検 出して通信端末の試験を行うことができる。
【0070】 また、請求項4に記載の構成によれば、複数のシールドボックスを用いて感度 試験を行うことができるから、より大量の通信端末を同時に試験することができ る。また、請求項5に記載の構成によれば、制御手段は判定結果を格納するから 、判定結果の整理が容易となる。さらに、請求項7に記載の構成によれば、通信 端末の型名とその製造番号とを入力すれば自動的に感度試験を行うことができる 。このため、通信端末の無線周波数およびその呼出番号を、通信端末の型名およ びその製造番号と照合して入力する必要がないから、正確な試験結果を得ること ができ、また製造番号単位で通信端末の管理を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案の一実施形態の構成を示すブロック図
である。
【図2】 本考案の一実施形態の動作を示すフローチャ
ートである。
【図3】 ステップS3でデイスプレイに表示されるメ
ニュー画面である。
【図4】 ステップS4でデイスプレイに表示されるデ
ータ入力画面である。
【図5】 ステップS4でデイスプレイに表示されるデ
ータ入力画面である。
【図6】 ステップS4でデイスプレイに表示されるデ
ータ入力画面である。
【図7】 ステップS4でデイスプレイに表示されるデ
ータ入力画面である。
【図8】 ステップS6でデイスプレイに表示される強
電界試験中の画面である。
【図9】 ステップS7でデイスプレイに表示される静
感度試験中の画面である。
【図10】 ステップS8でデイスプレイに表示される
選択度界試験中の画面である。
【図11】 ステップS8の処理終了時にデイスプレイ
に表示される画面である。
【図12】 ステップS9でデイスプレイに表示される
入力画面である。
【図13】 ステップS11でデイスプレイに表示され
る画面である。
【図14】 ステップS11でデイスプレイに表示され
る画面である。
【図15】 ステップS12でデイスプレイに表示され
る画面である。
【符号の説明】 1 パーソナルコンピュータ(制御手段,第1,第2の
特定手段) 3 信号発生器 A,B 第1,第2のシールドボックス(シールドボッ
クス) 21 エンコーダ I/F(第2のインターフェース手
段) 22 GP−IB I/F(第1のインターフェース手
段) 23 センサアンプ(判定手段) 24 PIOボード(判定手段) aa,bb アンテナ AP1,AP2,BP1,BP2 ポケットベル(通信
端末) AS1,AS2,BS1,BS2 光センサ RF 高周波信号(出力信号)

Claims (10)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 受信時に発光する発光部を有する通信端
    末の感度を試験する通信端末感度試験器において、 所定の周波数で所定の出力レベルの出力信号を発生する
    信号発生器と、 前記通信端末を収納するシールドボックスと、 このシールドボックス内に配設され、前記出力信号を輻
    射するアンテナと、 このシールドボックス内に配設され、前記複数の通信端
    末の受信状態を表す前記発光部の発光を受光して電気信
    号に変換する光センサと、 この光センサの出力レベルに基づいて複数の通信端末の
    受信状態を判定する判定手段とを備えることを特徴とす
    る通信端末感度試験器。
  2. 【請求項2】 受信時に発光する発光部を有する通信端
    末の感度を試験する通信端末感度試験器において、 所定の周波数で所定の出力レベルの出力信号を発生する
    信号発生器と、 複数の前記通信端末を収納するシールドボックスと、 このシールドボックス内に配設され、前記出力信号を輻
    射するアンテナと、 このシールドボックス内に配設され、前記複数の通信端
    末の受信状態を表す前記発光部の発光を受光して電気信
    号に変換する複数の光センサと、 この複数の光センサの出力レベルに基づいて複数の通信
    端末の受信状態を判定する判定手段とを備えることを特
    徴とする通信端末感度試験器。
  3. 【請求項3】 受信時に鳴動する通信端末の感度を試験
    する通信端末感度試験器において、 所定の周波数で所定の出力レベルの出力信号を発生する
    信号発生器と、 前記通信端末を収納するシールドボックスと、 このシールドボックス内に配設され、前記出力信号を輻
    射するアンテナと、 このシールドボックス内に配設され、前記通信端末の鳴
    動を検出して電気信号に変換する音センサと、 この音センサの出力レベルに基づいて複数の通信端末の
    受信状態を判定する判定手段とを備えることを特徴とす
    る通信端末感度試験器。
  4. 【請求項4】 複数の前記シールドボックスと、この複
    数の前記シールドボックス内に各々配設された前記アン
    テナに、前記信号発生器で発生した出力信号を分配する
    分配器とを備えることを特徴とする請求項1に記載の通
    信端末感度試験器。
  5. 【請求項5】 前記信号発生器で発生する出力信号の周
    波数とその出力レベルとを制御すると共に前記判定手段
    の判定結果を格納する制御手段を備えることを特徴とす
    る請求項1乃至4のいずれか1項に記載の通信端末感度
    試験器。
  6. 【請求項6】 前記制御手段は、 前記出力信号の出力レベルおよびその周波数を表す設定
    情報を生成すると共に、前記複数の通信端末の呼出情報
    を生成するコンピュータと、 この設定情報を所定の伝送形式に変換した設定信号を前
    記信号発生器に供給する第1のインターフェース手段
    と、 前記呼出情報を所定のビットレートに変換した呼出信号
    を前記信号発生器に供給する第2のインターフェース手
    段とを備え、 前記信号発生器は、前記設定信号によって特定される信
    号を前記呼出信号で変調して出力信号を発生することを
    特徴とする請求項5に記載の通信端末感度試験器。
  7. 【請求項7】 前記コンピュータは、 前記通信端末の型名と前記通信端末の製造番号とを入力
    する入力手段と、 この通信端末の型名から前記通信端末の無線周波数を特
    定する第1の特定手段と、 前記通信端末の製造番号から前記通信端末の呼出番号を
    特定する第2の特定手段と、 前記無線周波数に基づいて前記設定信号を生成する第1
    の生成手段と、 前記呼出番号に基づいて前記呼出信号を生成する第2の
    生成手段とを備えることを特徴とする請求項6に記載の
    通信端末感度試験器。
  8. 【請求項8】 前記信号発生器は試験の対象となる通信
    端末の無線周波数と同一の周波数で一定出力レベルの出
    力信号を発生し、一定電界の下で感度試験を行うことを
    特徴とする請求項7に記載の通信端末感度試験器。
  9. 【請求項9】 前記信号発生器は試験の対象となる通信
    端末の無線チャンネル周波数と近接した周波数で一定の
    出力レベルの出力信号を発生し、選択度試験を行うこと
    を特徴とする請求項7に記載の通信端末感度試験器。
  10. 【請求項10】 前記通信端末はポケットベルであるこ
    とを特徴とする請求項7に記載の通信端末感度試験器。
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