JPH03117225A - 捜査方法及び捜査装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は、捜査対象者の現在所在地を捜査する方法と装
置に関するものであり、例えば幼児や老人等の行方捜査
に利用される。

［発明の背景］ 特に幼児や徘徊癖のある痴呆性老人等は、外出したもの
の自らの判断では帰れなくなることがしばしばあり、そ
の行方の捜査には非常に長い時間と多くの労力を要する
。特に老人ホーム等では、預かっている老人の人数が多
く、短時間で行方捜査が可能なシステムに対する要望が
極めて高い。

［発明が解決しようとする課題］ 本発明は、上記要望に答えるべく提案するもので、比較
的広範囲な地域で効果的に行方捜査が可能となる捜査方
法とその方法に使用する捜査装置の提供を課題とするも
のである。

［課題を解決するための手段コ 上記課題を解決するため、本発明は捜査対象者にポケッ
トベル信号で起動され、電波信号をｗｌ続して発信する
受発信器を携行させておき、該捜査対象者の行方捜査を
する際には、ポケットベル網を介して上記受発信器を起
動し、当該受発信器から発信されている上記電波信号を
、指向性アンテナを有する受信部を主体に構成された捜
査器で受信することにより、上記捜査対象者の現在位置
を捜査するようにしたものである。

［作　　　用］ 捜査対象者の行方捜査を行なう際には、捜査者は捜査対
象者が携行している受発信器のポケットベル番号を電話
機からダイヤルすると、ポケットベル局から上記受発信
器を呼び出す信号（ポケットベル信号）が送信され、こ
れを受けて上記受発信器は起動されて電波信号を放出す
る。この電波信号の放出方向を指向性アンテナを有する
捜査器で検知することにより捜査対象者の行方を捜査す
る。

本発明では、受発信器の起動にポケットベル網を利用す
るため、比較的広域での行方捜査が可能となる。

［実　施　例コ 図面はいずれも本発明の詳細な説明する図で、第１図は
システム構成図、第２図は受発信器のブロック図、第３
図は捜査器のブロック図、第４図は受発信器の他の実施
例を示す部分ブロック図である。

第１図により実施例に係るシステムの構成と捜査方法に
ついて説明する。

第１図に於いて、１は捜査者の電話機、２は捜査者が加
入している電話局（電話機１の収容局）、３はポケット
ベル局、３１はポケットベル局３の送信アンテナ、４は
捜査対象者が携行する受発信器、４１及び４２はそれぞ
れ受発信器４の受信アンテナ及び送信アンテナ、５は捜
査器、５１は受信アンテナである。

受発信器４は予め幼児、老人等、捜査対象者に携行させ
ておく。捜査対象者の行方捜査を行なう際には、捜査者
は電話機１により受発信器４を呼び出すためのポケット
ベル番号をダイヤルする。これによって電話機１から電
話局２を介してポケットベル局３が起動され、送信アン
テナ３１からポケットベル信号が放出される。

送信アンテナ３１から放出されたポケットベル信号は受
信アンテナ４１を介して受発信器４で受信され、これに
より当該受発信器４は起動されてその送信アンテナ４２
から電波信号を放出する。受発信器４の作動は当該受発
信器４で解除操作が行なわれるまで継続し、その間送信
アンテナ４２からの電波信号の放出が継続している。

捜査者は、以上のようにして捜査対象者の携行している
受発信器４を起動させてから捜査器５によって当該受発
信器４が放出している電波信号を探り当てる。捜査器５
の受信アンテナ５１は指向性を有するアンテナで構成さ
れており（これに対して、受発信器４のアンテナ４１．
４２は無指向性アンテナで構成されている。）、当該受
信アンテナ５１の方向を変えて受信レベルが高い方向を
検知することにより受発信器４の所在位置の方向、すな
わち捜査対象者の現在位置の方向を知ることがで診る。

また、捜査者と捜査対象者との間の距離も、最大受信方
向の受信レベルから概略知ることができる。

また、点線で示すように、捜査器５を２台用いるか、又
は場所を変えて２回捜査することによって捜査対象者の
位置を正確に知ることができる。

次に以上に説明した受発信器４と捜査器５の構成を説明
する。

受発信器４は第２図に示すように、ボケットベル局３か
らのポケットベル信号を受信する受信アンテナ４１及び
受信部４２、捜査用の電波信号を放出する送信部４３及
び送信アンテナ４４、上記受信部４２でポケットベル信
号を受信したことにより上記送信部４３を起動する起動
部４５、上記受信部４２でポケットベル信号を受信した
ことを可聴表示する可聴表示部４６、上記起動部４５の
動作を解除し、上記送信部４３の起動を停止する起動停
止スイッチ４７、各部に作動電力を供給する電源部４８
で構成される。

受信アンテナ４１は、受発信器４の携行者（捜査対象者
）がポケットベル局３に対してどの方角にいてもポケッ
トベル信号が受信できるように無指向性のアンテナで構
成される。

受信部４２は、受信アンテナ４１から受けたポケットベ
ル信号（電波）を復調し、これに基いてポケットベル信
号の受信確認信号を出力するように構成されており、こ
の構成は公知の回路手段の組合せで実現できる。

送信部４３は、起動部４５によって起動されると電波信
号を生成し、送信アンテナ４４を介して当該電波信号を
放出するように構成されている。上記電波信号は通常は
無変調の電波であるが、例えば同一のポケットベル番号
に対して複数の受発信器４を割り当てるような場合には
、それぞれの受発信器４を識別するための信号で変調し
た電波であるようにされる。いずれも公知の回路手段を
適宜用いることで実現できる。

送信アンテナ４４は、捜査器５を持つ捜査者が受発信器
４の携行者に対してどの方角にいても当該受発信器４が
放出する電波信号が受けられるように無指向性アンテナ
で構成される。

起動部４５は、上記受信部４２からのポケットベル信号
の受信確認信号により送信部４３の起動信号を出力し、
起動停止スイッチ４７の操作で当該起動信号の出力を停
止するように構成されており、典型的には上記受信確認
信号をセット入力とし、上記起動停止スイッチ４７の動
作をリセット入力とするフリップフロップで構成される
。

可聴表示部４６は、上記受信部４２からのポケットベル
信号の受信確認信号によって動作し可聴音を放出するよ
うに構成されており、典型的には可聴周波数発振器と発
音体（圧電発音体等）で構成され、可聴音の放出を停止
する放音停止スイッチを含む。

起動停止スイッチ４７は、手動操作スイッチであり、受
発信器４の作動状態が当該受発信器４の携行者（捜査対
象者）によって容易に解除されないように、例えば鍵型
スイッチ（錠によりオン・オフ操作するスイッチ）で構
成する。

電源部４８は、小型の１次電池又は２次電池で構成され
、２次電池を使用する場合には、充電回路を含む。

以上の構成に於いて、受信部４２への電源部４８からの
作動電力の供給は、当該受発信器４の携行時は常時必要
であるが、送信部４３への作動電力の供給はポケットベ
ル信号を受信したときのみでよく、このようにするには
、起動部４５の出力を制御入力とするスイッチ手段で送
信部４３への電源部４８からの電源接続路をオン・オフ
制御するようにすればよく、このように構成することで
電源部４８の電池の長寿命化が図れる。

また、可聴表示部４６は、受発信器４の携行者に行方捜
査中であることを知らせる手段として一般的には必要で
あるが（例えば、可聴表示部４６による放音を聴いたと
きには、その場所を移動しないことを上記携行者に約束
させれば捜査がよりし易くなる。）、場合によっては当
該受発信器４の携行を第三者に知られてはならないとき
もあり（例えば、誘拐、拉致事件の捜査時等）、このよ
うな場合を考慮して、当該可聴表示部４６による表示を
行うか否かを選択できるようなスイッチ手段を設けてお
けば都合がよい。また、近年のポケットベル方式は呼出
しと同時に簡単な情報を発信側（電話機１側）から送出
できるように構成されているので、電話機１のダイヤル
操作で受発信器４の可聴表示の要否を設定するように構
成することもできる（受信部４２に可聴表示要否信号の
弁別部を設け、該弁別部の出力によって可聴表示部４６
を制御すればよい。）。

また、受信アンテナ４１と送信アンテナ４４とを１本の
アンテナで共用するようにも構成できる。すなわち、第
４図に示すように、アンテナ（送受信アンテナ）４０と
受信部４２及び送信部４３０間にアンテナ切替部４９を
設け、当該アンテナ切替部４９は常時は送受信アンテナ
４０を受信部４２に接続しており、ポケットベル信号を
受信して起動部４５から起動信号が出力されたとき、当
該起動信号によって送信部４３を起動するとともにアン
テナ切替部４９をも制御し、送受信アンテナ４０を受信
部４２から送信部４３に切替えるように構成すればよい
。このように構成した場合も、受信アンテナと送信アン
テナとをそれぞれ有する場合と実質的に同じである。

捜査器５は、第３図に示すように、受発信器４が放出し
ている電波信号を受信する受信アンテナ５１及び受信部
５２、受信部５２で上記電波信号を受信したことを可聴
表示する可聴表示部５３及び可視表示する可視表示部５
４、各部に作動電力を供給する電源部５５で構成される
。

受信アンテナ５１は、電波信号の発信方向を特定するた
めに、例えば八木アンテナの様な指向性アンテナで構成
される。

受信部５２は、受信アンテナ５１から受けた電波信号を
復調し、当該電波信号の受信レベルに比例したレベルの
受信信号を出力するように構成されており、上記電波信
号に受発信器４の識別信号を含む場合には、当該識別信
号の弁別部を含む、この受信部５２は公知の回路手段を
適宜用いることで実現できる。

可聴表示部５３は、上記受信部５２からの受信信号の入
力があると可聴音を放出するように構成されており、放
音の大きさ（レベル）は上記受信信号のレベルに比例す
るようにされている。これにより、電波信号の発信源（
受発信器４を携行している捜査対象者の現在位置）まで
の距離を概略知ること（遠く離れているか、又は近くか
がわかる程度）ができる。

可視表示部５４は、上記受信信号のレベルを距離に換算
して可視的に表示するよう構成され、例えば目盛を距離
表示としたレベルメーター（針式のもの又はデジタル表
示式のもの）で構成される。尚、電波信号に受発信器４
の識別信号を含むときには、電波信号から弁別した当該
識別信号の表示手段を可視表示部５４に含む。

電源部５５は、１次電池又は２次電池で構成され、２次
電池を使用する場合には、充電回路を含む。

捜査器５は一般には可搬型に構成され、捜査の際には受
信アンテナ５１の方向を変えて電波信号が最も強く受信
される方向を可聴表示部５３又は／及び可視表示部５４
の表示で確認しながら捜査する。受信アンテナ５１と本
体（受信アンテナ５１以外の部分）とは一体としてもよ
く、分離してもよい。また、表示部は可聴表示部５３又
は可視表示部５４のいずれか一方でもよい、特に捜査対
象者の所在方向がわかれば、そこまでの距離の検出は重
視しなくてよい（遠いか近いか程度がわかればよい）場
合には、可聴表示部５３のみでよく、また機器全体が小
型軽量化されるので受信アンテナ一体型の捜査器が実現
できる。

［発明の効果］ 以上に説明したように、本発明は、電話機によるポケッ
トベル呼出し操作によって捜査対象者の携行する受発信
器を起動して電波信号を放出せしめ、この電波信号を探
り当てることにより捜査対象者の所在方向（及び距１１
）を検知するようにしたものであり、ポケットベル網を
利用しているので広い地域にわたる行方捜査が可能とな
り、捜査対象者が携行する受発信器は従来のポケットベ
ル受信器に簡単な送信機能を付加するだけで構成可能で
あり、また、捜査者が扱う捜査器は受信機能を必要とす
るだけで極めて簡単に構成できる等、本発明は極めて著
しい効果を奏するものである。

【図面の簡単な説明】

図面はいずれも本発明の詳細な説明するもので、第１図
はシステム構成図、第２図は受発信器のブロック図、第
３図は捜査器のブロック図、第４図は受発信器の他の実
施例を示す部分ブロック図である。 （主な記号） ３・・・ポケットベル局　４・・・受発信器４１・・・
受信アンテナ　４２・・・受信部４３・・・送信部　　
　　４４・・・送信アンテナ４５・・・起動部　　　　
５・・・捜査器５１・・・受信アンテナ　５２・・・受
信部他４名 第 図 ４１（受信アンテナ） 第 図

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １　ポケットベル信号によって起動され、電波信号を継
   続して発信する受発信器を捜査対象者に携行させておき
   、該捜査対象者の行方捜査をする際には、ポケットベル
   網を介して上記受発信器を起動し、当該受発信器から発
   信されている上記電波信号を、指向性アンテナを有する
   受信部を主体に構成された捜査器で受信することにより
   、上記捜査対象者の現在位置を捜査するようにした捜査
   方法。 ２　無指向性受信アンテナと、無指向性送信アンテナと
   、上記無指向性アンテナを介してポケットベル信号を受
   信する受信部と、電波信号を発生し、上記無指向性アン
   テナを介して上記電波信号を発信する送信部と、上記受
   信部でポケットベル信号を受信することによって上記送
   信部を起動して継続的に作動状態とする起動部でなる受
   発信器と、指向性アンテナと、該指向性受信アンテナに
   入射した上記受発信器からの電波信号を受信する受信部
   と、該受信部での上記電波信号の受信状況を表示する表
   示部でなる捜査器とで構成した捜査装置。