JP2609667B2 - 無線電話装置 - Google Patents

無線電話装置

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JP2609667B2
JP2609667B2 JP63046549A JP4654988A JP2609667B2 JP 2609667 B2 JP2609667 B2 JP 2609667B2 JP 63046549 A JP63046549 A JP 63046549A JP 4654988 A JP4654988 A JP 4654988A JP 2609667 B2 JP2609667 B2 JP 2609667B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の目的〕 (産業上の利用分野) 本発明は、無線回線の状況を表示する無線電話装置に
関する。
(従来の技術) 従来、この種の無線電話装置では有線回線に接続され
る親装置と、この親装置に無線回線を介して接続される
無線電話機とを備え、発信時には無線電話機をオフフッ
ク状態にすると、親装置と無線電話機間で無線回線を構
成し、これにより無線電話機を親装置を通じて有線回線
に接続する。
そして、無線電話機を親装置を通じて有線回線に接続
した場合、無線電話機側で例えば通話ランプを点灯する
ことにより、利用者に通話可能な状態であることを知ら
せる。ここで、利用者は通話可能な状態であることを察
知すれば、被呼側を呼び出すためにダイヤル操作を行
う。
しかしながら、無線電話機をオフフック状態にしてか
ら、前記無線回線を構成するまでには例えば1〜2秒を
要し、この後に通話可能状態を表示する前記通話ランプ
が点灯される。すなわち、無線回線接続中は、何も表示
されず、利用者にこの旨を知らせていなかった。このた
め、利用者はどのような状況であるかを知らないでただ
待つだけとなり、慣れていなければ不安を抱き誤操作の
原因にもなった。
(発明が解決しようとする課題) このように従来の無線電話装置では、親装置無線電話
機間で無線回線接続中に何も表示されず、利用者にこの
旨を知らせていなかったため、利用者はどのような状況
であるかを知らないでただ待つだけとなり、慣れていな
ければ不安を抱き誤操作を招くという問題点があった。
そこで、本発明は無線回線接続中には利用者にこの旨
を知らせることが可能な無線電話装置を提供することを
目的とする。
〔発明の構成〕
(課題を解決するための手段) 本発明は、有線回線に接続される親装置と、この親装
置に無線回線を介して接続される無線電話機とを備え、
前記親装置と前記無線電話機間で無線回線を構成するに
際し所定の時間を要する無線電話装置において、前記無
線電話機に設けられ、無線回線接続中であることを表示
する表示手段と、該無線回線接続中である場合に前記表
示手段を作動する制御手段とを備えたことを特徴とす
る。
(作用) 上述のように構成された本発明によれば、無線回線接
続中にはこの旨が無線電話機側で表示される。
(実施例) 以下、図面に基づいて本発明の実施例を詳細に説明す
る。
第1図は本発明の無線電話装置の一実施例である。同
図において、親装置1は無線電話機2と無線回線を介し
て接続されるとともに、有線電話回線3と接続されてい
る。
いま、ラインリレー33がオンにされて通話状態の場
合、有線電話回線3から送られた信号はラインリレー33
およびハイブリッド回路4を介して送信機5の変調入力
となる。送信機5で変調された電波は送信アンテナ6よ
り無線電話機2に送出される。
一方、無線電話機2より送出された電波は親装置1の
受信アンテナ7で受信され、受信機8で復調される。復
調された信号はハイブリッド回路4およびラインリレー
33を介して有線電話回線3に送出される。
シンセサイザ9は無線チャンネル(通話チャンネルお
よび制御チャンネル)に応じた周波数の信号を送信機5
および受信機8に出力する。なお、無線チャンネルは一
つの制御チャンネルおよび複数の通話チャンネルのうち
のいずれかが選択される。
受信機8の出力の一つは受信電界検出回路10に入力さ
れ、電界強度の判定のために使用される。この回路10は
一般にはキャリアスケルチ回路あるいはノイズケルチ回
路などと呼ばれる。またもう一つの出力は受信復調波に
含まれるデータ信号として出力され、親装置1と無線電
話機2の組み合わせにより決められる識別信号を照合す
る識別信号検出回路11に入力され照合される。この識別
信号は一般にはIDコードと呼ばれる。
これら検出回路の出力およびデータ信号の復調出力は
制御回路12に入力され、接続制御に用いられる。さらに
この制御回路12はシンセサイザ9を制御することにより
無線チャンネルの切り替え制御を行ったり、送信機5に
送信データ信号を変調入力として送出するなどの制御を
行う。また、16Hz検出回路30によって有線回線3からの
着信があったか否かが検出され、制御回路12はこの回路
の検出出力により着信を判定する。
一方、無線電話機2にも同様に受信アンテナ13、受信
機14が設けられており、この受信機14の復調出力は受話
器15に出力される。また、送話器16より入力された音声
は受信機17の変調入力となり、送信アンテナ18より電波
が送出される。
無線電話機2におけるシンセサイザ19、受信電界検出
回路20、識別信号検出回路21は親装置1と同等であり、
制御回路22が無線電話機2の全体の制御を行う。スピー
カ23は着呼時の呼び出し音を発するサウンダである。
これらの電源系において、親装置1はAC100VにACプラ
グ24を接続し、整流安定化回路25の出力を各回路で用い
ている。また、この出力は電流制御抵抗26、充電端子2
7,28を介して無線電話機2の充電可能な電池29に供給さ
れ、電池29の出力を無線電話機2の電源としている。
さて次に、この無線電話装置の発信動作について述べ
る。
無線電話機2から発信する際にフックスイッチ31をオ
ンにすると、制御回路22はこれを検出して発光ダイオー
ド34を点滅させる。これにより、利用者は発信動作が開
始されたこと察知することができる。また同時に、制御
回路22はフックスイッチ31がオンされたことにより無線
電話機2が待機状態より発信動作に移るべきものと判定
し、シンセサイザ19の発振周波数を制御チャンネルにロ
ックしたうえで受信機14をオンとし、制御チャンネルで
の電波を受信させる。そして、制御チャンネルでの受信
電波の電界強度を受信電界検出回路20の検出出力によっ
て検出する。この結果、一定値以上の受信電界強度が無
ければ、制御回路22はこの制御チャンネルが空いている
ものと判定し、送信機17をオンとしてこの無線電話機2
に割り当てられたIDコードを含む発信信号を送信させ
る。この発信信号を受信した親装置1では、該発信信号
に含まれるIDコードが無線電話機2との組み合わせに対
して割り当てられているIDコードと一致するか否かを識
別信号検出回路11によって判定し、一致しているなら
ば、制御回路12は送信機5をオンとして無線電話機2に
対して応答信号(IDコード、通話チャンネルの指定情報
を含む)を送信させる。
無線電話機2では、前記制御チャンネルで親装置1か
らの応答信号を受信し、その中に含まれているIDコード
が自己のものと一致するか否かを識別信号検出回路21に
よって検出し、一致しているならば、制御回路22はシン
セサイザ19の発振周波数を親装置1から指定された通話
チャンネルの周波数に切り換える。一方、親装置1では
応答信号を送信した後、制御回路12はシンセサイザ9の
発振周波数を通話のために指定した通話チャンネルの周
波数に切り替える。これによって、親装置1と無線電話
機2とは、親装置1が指定した通話チャンネルで接続さ
れる。また、親装置1では応答信号を送信した後、制御
回路12はラインリレー33をオンとして有線電話回線3の
直流ループを形成する。
このとき、無線電話機2では、シンセサイザ19の発振
周波数を通話チャンネルの周波数に切り換えた後、制御
回路22は点滅させていた発光ダイオード34を連続発光さ
せる。ここで、発信開始から親装置1と無線電話機2間
で通話チャンネルの無線回線が構成されるまでには1秒
〜2秒を要する。したがって、発光ダイオード34は発信
開始から通話チャンネルの無線回線が構成されるまでの
1秒〜2秒間点滅し、通話チャンネルの無線回線が構成
されると連続発光する。このため、利用者は発光ダイオ
ード34の点滅により通話チャンネルの無線回線を構成中
であることを察知できるとともに、発光ダイオード34の
連続発光により通話チャンネルの無線回線が構成済みで
あることを察知することができる。
ここで、無線電話機2のダイヤルキー32を操作するこ
とにより被呼側のダイヤル番号を指示すると、このダイ
ヤル番号が無線電話機2から親装置1に送信され、さら
に親装置1から有線電話回線3に該ダイヤル番号が送出
される。これにより、発信動作を終了する。
なお、本実施例では発光ダイオード34を点滅および連
続発光させることにより、通話チャンネルの無線回線を
構成中であることおよび構成済みであることを表示して
いるが、これに限定されるものでなく、異なる発光色を
有する複数の発光ダイオードを設け、これらの発光ダイ
オードのいずれかを点灯させることにより通話チャンネ
ルの無線回線を構成中であることおよび構成済みである
ことを表示するようにしてもよい。また、液晶表示装置
を用いて無線回線の状況を表示してもかまわない。さら
にブザーを設け、このブザーより異なる音色を発音させ
ることにより無線回線の状況を表示してもよい。
〔発明の効果〕
以上説明したように本発明によれば、通話のための無
線回線接続中にはこの旨が無線電話機側で表示されるの
で、利用者は無線回線の状況を察知することができ、誤
操作をするようなことがない。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の無線電話装置の一実施例を示すブロッ
ク図である。 1……親装置、2……無線電話機、3……有線電話回
線、4……ハイブリッド回路、5,17……送信機、6,18…
…送信アンテナ、7,13……受信アンテナ、8,14……受信
機、9,19……シンセサイザ、10,20……受信電界検出回
路、11,21……識別信号検出回路、12,22……制御回路、
15……受話器、16……送話器、23……スピーカ、24……
ACプラグ、25……整流安定化回路、26……電流制御抵
抗、27,28……充電端子、29……電池、30……16HZ検出
回路、31……フックスイッチ、32……ダイヤルキー、33
……ラインリレー、34……発光ダイオード。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】有線回線に接続される親装置と、この親装
    置に無線回線を介して接続される無線電話機とを備えた
    無線電話装置において、 前記無線電話装置に設けられ、無線回線接続中であるこ
    とを表示する表示手段と、 該無線回線接続中である場合に前記表示手段を作動する
    制御手段と を備えたことを特徴とする無線電話装置。
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