JP2000071568A - プリントシステム - Google Patents

プリントシステム

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JP2000071568A
JP2000071568A JP10245628A JP24562898A JP2000071568A JP 2000071568 A JP2000071568 A JP 2000071568A JP 10245628 A JP10245628 A JP 10245628A JP 24562898 A JP24562898 A JP 24562898A JP 2000071568 A JP2000071568 A JP 2000071568A
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consumables
ink
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JP10245628A
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Masashi Kuno
雅司 久野
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Brother Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 プリントシステムにおいて、印刷装置におけ
る消耗品の補充タイミングを利用者が容易に把握できる
ようにする。 【解決手段】 RIPが、プリンタから受信したインク
残量に基づいてインク残量を表示するための画面データ
を作成するのであるが、このとき、補充タイミングとな
ったか否かを判断し(S240)、補充タイミングであ
る場合には(S240:YES)、補充すべきインクが
分かるように、そのインク残量を表示するグラフの色を
変えた色変え画面データを作成する(S260)。そし
て、端末は、RIPで作成された画面データを受信し、
この画面データに基づく画面表示を行う。したがって、
端末のディスプレイに表示されるインク残量は、補充タ
イミングとなると色が変わって表示される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、印刷制御装置に接
続された印刷装置におけるインクや用紙といった消耗品
を管理する技術に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、情報処理端末にて作成した印刷対
象のデータを印刷装置にて印刷するプリントシステムが
知られている。このシステムでは、印刷対象のデータを
印刷装置にて処理可能な印刷用データに変換するための
RIP(Raster Image Processor)と呼ばれる印刷制御
装置が情報処理端末と印刷装置との間に介在することに
なる。つまり、通常、印刷対象のデータは、PostScript
等のPDL(Page Description Language )であった
り、TIFFやJPEG等の画像データであるため、印
刷装置で処理可能な印刷用データへの変換装置が必要と
なるのである。
【0003】小規模なシステム、例えば個人用のシステ
ムでは、情報処理端末が、この印刷制御装置としての機
能を備えているものもある。一方、大規模なシステム、
例えばネットワークとして構築されるシステムでは、情
報処理端末の処理負荷軽減を目的とし、情報処理端末と
別体としてネットワーク上に印刷制御装置を接続する構
成が採用されている。このとき、印刷制御装置は、情報
処理端末からネットワークを介して印刷対象のデータを
受信すると、その印刷対象のデータを印刷用データに変
換し、接続された印刷装置へ送信するという具合であ
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
プリントシステムにおいて、印刷装置のインクや被記録
媒体としての用紙は消耗品であるため、利用者によって
補充されるのであるが、例えば印刷途中で完全にインク
がなくなってしまい、その状態で印刷処理が継続される
と、色抜けが発生し、途中までの印刷が無駄になってし
まう。従って、これら消耗品は、完全になくなる前に補
充されるのが望ましい。
【0005】そのため、従来より、印刷装置の消耗品の
残量を例えば情報処理端末の有するディスプレイに表示
するプリントシステムがあった。この場合、利用者は、
この残量表示に基づき、消耗品の補充タイミングを判断
することになる。しかしながら、このように利用者が残
量表示を見て補充のタイミングを判断する従来のシステ
ムでは、残量の情報、例えばある色のインク残量が少な
いという情報を見落としてしまうことがあった。そし
て、インクの補充がなされないと、上述した色抜けなど
の好ましくない状況が発生することになる。
【0006】本発明は、上述した問題点を解決するため
になされたものであり、印刷装置における消耗品の補充
タイミングを利用者が容易に把握できるようにすること
を目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段及び発明の効果】上述した
目的を達成するためになされた請求項1に記載のプリン
トシステムは、印刷対象のデータを生成する情報処理端
末と、印刷用データに基づいて被記録媒体への印刷を行
う印刷装置と、情報処理端末と印刷装置との間に介在
し、少なくとも印刷対象となるデータを印刷装置にて処
理可能な印刷用データに変換する印刷制御装置とを備え
る。また、印刷制御装置は、印刷装置における印刷用デ
ータに基づく印刷処理によって消耗する消耗品の残量を
記憶する残量記憶手段を有し、情報処理端末又は印刷制
御装置の少なくとも一方が、残量記憶手段に記憶された
消耗品残量を報知する残量報知手段を有している。そし
て、さらに、情報処理端末又は印刷制御装置が、残量記
憶手段に記憶された消耗品の残量に基づいて、各消耗品
の補充タイミングを判断する補充タイミング判断手段を
有しており、残量報知手段は、消耗品残量の報知に加
え、補充タイミング判断手段によって補充タイミングと
なったことが判断されると、その旨を報知するよう構成
されている。
【0008】本発明のプリントシステムは、パーソナル
コンピュータ等をはじめとする情報処理端末と、インク
ジェットプリンタ、レーザプリンタ等の各種プリンタや
プロッタ等である印刷装置と、情報処理端末と印刷装置
との間に介在する印刷制御装置とを備えるものである。
この印刷制御装置は、少なくとも、情報処理端末にて生
成された印刷対象のデータを印刷装置にて処理可能な印
刷用データに変換する。印刷装置は、この印刷用データ
に基づいて被記録媒体への印刷を行う。
【0009】そして、印刷制御装置が、残量記憶手段を
有しており、この残量記憶手段に印刷装置における消耗
品の残量が記憶される。消耗品とは、印刷用データに基
づく印刷処理によって消耗するものをいい、例えばイン
クや被記録媒体としての用紙等が該当する。そして、情
報処理端末又は印刷制御装置の少なくとも一方が有する
残量報知手段が、残量記憶手段に記憶された消耗品残量
を報知する。なお、残量報知手段は、情報処理端末又は
印刷制御装置の少なくとも一方が有しているのであるか
ら、情報処理端末が有していることも考えられるし、印
刷制御装置が有していることも考えられるし、あるい
は、両方の装置が有していることも考えられる。情報処
理端末が有している場合には、印刷制御装置の残量記憶
手段に記憶された消耗品残量の情報が情報処理端末へ送
信され、この送信された残量の情報に基づいて、上述し
た残量報知手段が印刷装置における消耗品残量を報知す
ることになる。なお、報知は、視覚を通じて行っても、
聴覚を通じて行ってもよい。例えば消耗品の残量を、デ
ィスプレイ上に表示したり、音声にて出力したりするこ
とが考えられる。
【0010】以上のような基本機能に加えて、特に、本
発明のプリントシステムでは、情報処理端末又は印刷制
御装置の有する補充タイミング判断手段が、残量記憶手
段に記憶された消耗品残量に基づいて、各消耗品の補充
タイミングを判断する。例えば、印刷装置のインクの残
量が所定量以下となったか否かを判断し、所定量以下と
なった場合には補充タイミングとなったと判断するとい
う具合である。そして、補充タイミング判断手段によっ
て消耗品の補充のタイミングとなったことが判断される
と、上述した残量報知手段が、補充タイミングとなった
ことを報知する。報知は、消耗品残量の報知と同様に、
例えばCRTや液晶等を用いたディスプレイを用い、視
覚を通じて行うことも考えられるし、合成音声を用い、
聴覚を通じて行うことも考えられる。例えば、残量報知
手段が、上述したように印刷装置の消耗品残量をディス
プレイに表示する場合、補充タイミングの報知は、例え
ばディスプレイに表示されている補充対象となった消耗
品の残量の表示色を変えたり、その表示を点滅させた
り、画面の背景色を変えたりして行うことが考えられ
る。また、補充タイミングを、「インクを補充して下さ
い。」というような音声にて報知することも考えられ
る。
【0011】なお、情報処理端末又は印刷制御装置のど
ちらか一方が、上述した補充タイミング判断手段を有し
ている。情報処理端末が補充タイミング判断手段を有し
ている場合は、印刷制御装置の残量記憶手段に記憶され
た消耗品残量の情報が情報処理端末へ送信され、この送
信された残量の情報に基づいて、補充タイミング判断手
段が補充のタイミングを判断することになる。
【0012】従来より印刷装置における消耗品の残量を
表示するシステムはあったが、残量表示に基づき、消耗
品の補充タイミングを利用者自らが判断していた。その
ため、残量の情報、例えばある色のインク残量が少ない
という情報を見落としてしまう可能性があった。
【0013】これに対して、本発明のプリントシステム
では、補充タイミング判断手段が、消耗品の補充タイミ
ングを判断し、補充タイミングとなったことを、残量報
知手段が報知する。その結果、利用者は、消耗品の補充
タイミングを容易に把握することができる。
【0014】ところで、印刷制御装置の残量記憶手段に
記憶される消耗品残量は、請求項2に示すように、印刷
装置にて取得され、当該印刷装置から送信されることが
考えられる。例えば、印刷装置が、インクの残量を検出
する手段を有しており、印刷制御装置からの要求に応じ
て、インクの残量を検出し、その情報を印刷制御装置へ
送信するという具合である。また、請求項3に示すよう
に、残量記憶手段に記憶される消耗品残量は、印刷制御
装置が、消耗品の補充時点の量から印刷装置の印刷用デ
ータに基づく印刷処理による消費量を減じて算出するこ
とが考えられる。印刷制御装置は、情報処理端末からの
印刷対象のデータを印刷用データに変換して印刷装置へ
出力する。従って、この印刷用データに基づく印刷処理
による消費量が分かる。従って、消耗品の補充時点の量
からこの消費量を減じて消耗品の残量を算出することが
できる。
【0015】請求項2に示した構成では、消耗品の残量
を、印刷装置にて直接的に検出するため、正確に把握で
きるという点で有利であり、請求項3に示した構成で
は、印刷装置に消耗品の残量を検出する手段を設ける必
要がない点で有利である。なお、残量報知手段が、例え
ばディスプレイに消耗品の残量を表示する場合、数値に
よって表示することも考えられるが、グラフ表示をすれ
ば、消耗品の残量を直感的に把握できるという点で有利
である。つまり、数値による表示では、数値が多い少な
いという判断を利用者が行う必要があるが、グラフとし
て表示すれば、全体に対して残量がどれくらいかという
ことを即座に把握できる。例えばカラープリンタのイン
ク残量などをグラフ表示すれば、各色の残量を容易に比
較できる。ただし、このようなマクロ的な残量の把握と
は別に、例えば残量が少なくなったときには、ミクロ的
にその少ない残量を把握したい場合がある。
【0016】それは、カラープリンタで印刷を実行して
いる最中に、ある色のインク残量が所定量以下となり、
その色のインクの補充を促す旨の報知がなされた場合等
である。このとき、その印刷物にその色のインクがあま
り使用されないことが分かっていれば、利用者は、補充
を行わずに印刷を続行できるか否かを、その色のインク
残量を把握することによって判断することができる。こ
のような場合に、その所定量以下となったインクの量を
正確に把握したい状況が発生する。
【0017】しかし、例えば、全体で100の目盛りが
振られたグラフで残量を表示している場合に、1目盛り
以下の残量の変化というような細かい変化は、画面上の
グラフから読み取れない場合がある。そこで、請求項4
に示すように、残量報知手段が消耗品の残量をグラフ表
示することによって報知するよう構成されているとき、
補充タイミング判断手段によって補充タイミングとなっ
たことが判断された場合、又は、利用者からの指示があ
った場合には、グラフの拡大表示を行うよう残量報知手
段を構成することが考えられる。
【0018】この場合、残量報知手段は、補充タイミン
グ判断手段によって補充タイミングとなったことが判断
された場合、すなわち消耗品の残量が少なくなった場合
や、又は、利用者からの指示があった場合には、グラフ
の拡大表示を行う。「拡大表示」とは、例えば上述した
ように全体で100の目盛りが振られたグラフの1目盛
りを10目盛り分に対応させ、すなわち10倍に拡大し
て表示するという具合である。これによって、特に少な
くなったインク残量についても、正確にグラフ表示から
把握することができるため、利用者にとって大変便利で
ある。なお、利用者からの指示は、印刷制御装置や情報
処理端末の有するキーボート、マウス等の入力手段を介
してなされることが考えられる。
【0019】ところで、従来より印刷制御装置に複数台
の印刷装置を接続しておき、印刷制御装置が各印刷装置
における消耗品残量を取得し、利用者は、情報処理端末
を介し、印刷制御装置にて取得された各印刷装置の消耗
品残量を把握することによって、各印刷装置を使い分け
るというシステムが実現されている。しかしながら、各
印刷装置の消耗品残量は、印刷制御装置にて各印刷装置
毎に取得され、情報処理端末にも各印刷装置毎に表示さ
れるのが一般的であった。そのため、利用者は、各印刷
装置の消耗品残量を比較することが困難であった。
【0020】そこで、請求項5に示すように、印刷制御
装置に接続された複数台の印刷装置の消耗品残量が残量
記憶手段に記憶されていることを前提とした場合、情報
処理端末又は印刷制御装置が、残量記憶手段に記憶され
た消耗品残量に基づき、複数台の各印刷装置の消耗品残
量を一まとまりのデータとして管理するデータ管理手段
を有し、残量報知手段は、データ管理手段によって管理
されたデータに基づき、各印刷装置の消耗品残量を利用
者が比較できる状態で報知するよう構成することが望ま
しい。例えば印刷制御装置に3台の印刷装置が接続され
ている場合、データ管理手段は、残量記憶手段に記憶さ
れた3台の印刷装置における消耗品残量を一まとまりの
データとして管理する。例えば、各印刷装置毎の消耗品
残量を所定フォーマットの一のファイルとして管理する
という具合である。そして、残量報知手段が、その管理
されたデータに基づき、その3台の印刷装置の消耗品の
残量を利用者が比較できる状態で報知する。「利用者が
比較できる状態で報知する」とは、例えば一画面上に並
べて表示することが考えられる。これによって、利用者
は、各印刷装置における消耗品残量を容易に比較するこ
とができる。その結果、印刷を行わせる印刷装置の選択
が容易になる。
【0021】また、請求項6に示すように、印刷制御装
置は、印刷装置の動作状況を取得する動作状況取得手段
を有し、データ管理手段は、残量記憶手段に記憶された
消耗品残量情報及び動作状況取得手段によって取得され
た動作状況に基づき、複数台の各印刷装置の消耗品残量
及び動作状況を一まとまりのデータとして管理し、残量
報知手段は、データ管理手段によって管理されたデータ
に基づき、各印刷装置の消耗品残量及び動作状況を利用
者が比較できる状態で報知するよう構成するとさらによ
い。ここで印刷装置の動作状況とは、「印刷中」、「紙
詰まり」、「待機中」、「電源オフ状態」などをいう。
ここでは、動作状況取得手段が、各印刷装置の動作状況
を取得する。具体的には、印刷装置へ動作状況の送信を
要求し、これに応じて、印刷装置が送信してくる動作状
況に関する情報を受信するという具合である。なお、動
作状況の送信要求に対して応答がない場合に「電源オフ
状態」と判断することが考えられる。
【0022】そして、データ管理手段が、各印刷装置の
消耗品残量及び動作状況を一まとまりのデータとして管
理し、残量報知手段が、その管理されたデータに基づ
き、各印刷装置の消耗品の残量と共に動作状況を利用者
が比較できる状態で報知する。このようにすれば、利用
者は、消耗品残量だけでなく、各印刷装置の動作状況を
も容易に比較することができる。その結果、印刷を行わ
せる印刷装置の選択が容易になる。
【0023】上述したように、請求項5又は6に示した
プリントシステムによれば、複数台の印刷装置の消耗品
残量、又は消耗品残量及び動作状況が比較できる状態で
報知されるため、それらの情報に基づいて、どの印刷装
置を使用して印刷を行うかを利用者自らが判断すること
になる。
【0024】さらに、請求項7に示すように、印刷制御
装置は、残量記憶手段に記憶された消耗品残量情報又は
動作状況取得手段によって取得された動作状況の少なく
ともいずれか一方に基づき、印刷用データを送信対象と
なる印刷装置を複数台の印刷装置の中から選択する印刷
装置選択手段を備えるようにしてもよい。
【0025】この場合は、印刷装置選択手段が、各印刷
装置の消耗品残量又は動作状況の少なくともいずれか一
方に基づいて、印刷用データの送信対象となる印刷装置
を選択する。例えば、消耗品残量に基づき、インク量の
なるべく多い印刷装置を選択したり、あるいは、動作状
況に基づき他の利用者が使用していない印刷装置を選択
したりするという具合である。これによって、使用する
印刷装置を利用者自らが選択する必要がないため、さら
なる利便性の向上が図られる。
【0026】
【発明の実施の形態】以下、本発明を具体化した一実施
形態を図面を参照して説明する。図1は、本実施形態の
プリントシステムの概略構成を示す説明図である。本実
施形態のプリントシステムは、図1に示すようなネット
ワークシステムである。すなわち、ローカルエリアネッ
トワーク等のネットワーク40を介して、「情報処理端
末」としての端末10と、「印刷制御装置」としてのラ
スタイメージプロセッサ(以下「RIP」という。)2
0とが接続され、このRIP20に「印刷装置」として
の2台のプリンタ31,32が接続されている。
【0027】本実施形態のプリントシステムは、例えば
広告用の垂れ幕等を印刷する大判印刷用のシステムであ
り、各プリンタ31,32には、横1.5m、縦数十m
というような被記録媒体がセットされる。したがって、
本実施形態のプリントシステムでは、印刷のための処理
データ量が大きくなるため、印刷制御機能を有するRI
P20を端末10とは別体として用意し、端末10の処
理負荷を軽減する構成となっている。
【0028】端末10は、ディスプレイ11と、マウス
12と、キーボード13と、端末用コンピュータ14と
を備えている。また、RIP20も、同様に、ディスプ
レイ21と、マウス22と、キーボード23と、RIP
用コンピュータ24とを備えている。端末用コンピュー
タ14及びRIP用コンピュータ24は、図示しないC
PU、RAM、ROM、入出力回路、ネットワークイン
ターフェース、これらを結ぶバスを主要部としたコンピ
ュータシステムとして構成されている。そして、この入
出力回路を介して、上述したディスプレイ11,21、
マウス12,22、キーボード13,23がそれぞれ端
末用コンピュータ14、RIP用コンピュータ24に接
続されている。なお、このようなコンピュータシステム
の構成は周知であるため、詳細な構成説明は省略する。
【0029】2台の各プリンタ31,32は、被記録媒
体への印刷を行う印刷機構と、CPU、ROM、RAM
を主要部とする制御機構とを備えており、このCPUに
よって、後述するインク残量送信処理が実行される。な
お、2台の各プリンタ31,32は、インクジェット式
のカラープリンタであり、シアン、マゼンタ、イエロ
ー、ブラックの4色のインクにてカラー印刷を行う。以
下、2台のプリンタを特に区別する場合、Aプリンタ3
1及びBプリンタ32と記述する。
【0030】端末10は、利用者からの指示に応じて、
TIFFやJPEG等の画像データである印刷対象のデ
ータを生成する。そして、利用者からの印刷指示がある
と、この印刷対象のデータをネットワーク40を介して
RIP20へ送信する。RIP20は、端末10から印
刷対象のデータが送信されてくると、印刷対象のデータ
を、印刷画像の各ドットを示すビットマップデータ等、
プリンタ31,32において処理可能な印刷用データに
変換し、Aプリンタ31又はBプリンタ32のいずれか
へ出力する。プリンタ31,32は、RIP20からの
印刷用データに基づく印刷処理を実行し、結果的に端末
10から送信された印刷対象のデータに基づく画像が被
記録媒体に印刷される。なお、本実施形態では、煩雑に
なることを避けるため、ネットワーク40には、端末1
0が1台のみ接続された構成となっているが、複数台の
端末装置がネットワーク40に接続される構成であって
も構わない。
【0031】本実施形態のプリントシステムでは、印刷
処理で消費されるA,Bの各プリンタ31,32のイン
クの残量を端末10の備えるディスプレイ11にグラフ
表示すると共に、A,Bの各プリンタ31,32におけ
るインクの補充タイミングを利用者に報知することを特
徴としている。
【0032】そこで、以下、図2〜図4に示すフローチ
ャートに基づいて、プリンタ31,32、RIP20、
端末10にて実行される処理を順に説明する。最初に図
2に示すフローチャートに基づいて、プリンタ31,3
2におけるインク残量送信処理を説明する。このインク
残量送信処理は、プリンタ31,32の備えるCPUに
よって実行される処理であり、A,Bの2台のプリンタ
31,32のそれぞれで実行される処理である。
【0033】まず最初のステップS100において、イ
ンク残量の送信要求があったか否かを判断する。後述す
るように、RIP20は所定時間間隔でA及びBの2台
のプリンタ31,32のそれぞれに対し、インク残量の
送信を要求する。ここでの処理は、RIP20からの送
信要求があったか否かを判断するものである。ここでイ
ンク残量の送信要求があったと判断された場合(S10
0:YES)、S110へ移行する。一方、インク残量
の送信要求がないと判断された場合(S100:N
O)、以降の処理を実行せずに本インク残量送信処理を
終了する。
【0034】S110では、インクタンクに残っている
インク量であるインク残量を取得する。なお、インク残
量は、シアン、マゼンタ、イエロー、ブラックの各色の
インクについてそれぞれ取得する。そして、S120で
は、S110にて取得したインク残量をRIP20へ送
信する。S120の処理終了後、本インク量送信処理を
終了する。
【0035】次に、図3に示すフローチャートに基づい
て、RIP20において実行される表示画面作成処理を
説明する。この表示画面作成処理は、RIP20の備え
るRIP用コンピュータ24のCPUによって繰り返し
実行されるものである。この表示画面作成処理によっ
て、RIP20は、プリンタ31,32から送信される
インク残量に基づいて利用者にインク残量及び補充タイ
ミングを報知するための表示画面のデータを作成し、こ
の画面データを端末10へ配信する。以下、詳細に説明
する。
【0036】まず最初のステップS200において、例
えば3秒というような所定時間が経過したか否かを判断
する。ここで所定時間が経過したと判断された場合(S
200:YES)、S210へ移行する。一方、所定時
間が経過していないと判断された場合(S200:N
O)、以降の処理を実行せずに本表示画面作成処理を終
了する。
【0037】S210では、A,Bの2台の各プリンタ
31,32に対して、インク残量の送信を要求する。こ
のS210の送信要求に対応して、上述した図2中のS
100で肯定判断されることになる。そして、続くS2
20にて、A,Bの2台の各プリンタ31,32から送
信されてくるインク残量を受信し、RIP用コンピュー
タ24のRAMに記憶する。
【0038】そして、S230では、端末10から画面
データの送信要求があったか否かを判断する。後述する
ように、端末10は、インク残量表示を行うための画面
データの送信をRIP20に対して要求する。ここで画
面データの送信要求があったと判断された場合(S23
0:YES)、S240へ移行する。一方、画面データ
の送信要求がないと判断された場合(S230:N
O)、本表示画面作成処理を終了する。
【0039】S240では、補充タイミングであるか否
かを判断する。この処理は、S220にて記憶したA,
Bのそれぞれのプリンタ31,32のインク残量に基づ
いて、インクを補充すべきタイミングであるか否かを判
断するものである。本実施形態では、具体的には各イン
クが全量(インクタンクにストック可能な量)の10パ
ーセント以下となったか否かを判断する。ここで補充タ
イミングであると判断された場合(S240:YE
S)、S250へ移行する。一方、補充タイミングでな
いと判断された場合(S240:NO)、S280にて
通常画面データを作成し、その後、S290へ移行す
る。
【0040】ここで、S280にて作成される通常画面
データは、例えば図5の画面表示例の画面上段の領域A
又は画面下段の領域Bに示すような表示をするためのデ
ータである。すなわち、A又はBのプリンタ31,32
のインク残量を、シアン、マゼンタ、イエロー、ブラッ
クの各色のインク毎にグラフ表示するためのデータを作
成する。
【0041】補充タイミングであると判断された場合に
移行するS250では、さらに、S230にて判断され
た端末10からの画面データの要求が、拡大画面データ
の要求であるか否かを判断する。端末10は、利用者に
よる指示に応じて、後述するように、画面データあるい
は拡大画面データのいずれかを要求する。ここで拡大画
面データの要求であると判断された場合(S250:Y
ES)、S270へ移行する。一方、拡大画面データの
要求でないと判断された場合(S250:NO)、S2
60へ移行する。
【0042】補充タイミングとなったことを判断し(S
240:YES)、かつ、画面データが端末10から要
求された場合(S250:NO)に移行するS260で
は、どの色のインクが補充タイミングであるかを報知す
るための色変え画面データを作成し、その後、S290
へ移行する。
【0043】S260にて作成される色変え画面データ
は、例えば図6の画面表示例の画面上段の領域Aに示す
ような表示を行うためのデータである。図6中の領域A
には、シアンのインクが補充タイミングとなったことが
分かるように、そのグラフの色を他のインクの残量を示
すグラフの色と変えて表示された様子が示されている。
なお、図6では、補充タイミングでないインクについて
のグラフは斜線を施して示し、一方、補充タイミングに
あるインクについてのグラフは黒色で塗りつぶして示す
ことによって、グラフの色の違いを示した。
【0044】一方、補充タイミングとなったことを判断
し(S240:YES)、かつ、拡大画面のデータが端
末10から要求された場合(S250:YES)に移行
するS270では、補充タイミングであるインクの残量
が詳細に分かるような拡大画面データを作成し、その
後、S290へ移行する。
【0045】S270にて作成される拡大画面データ
は、例えば図7の画面表示例の画面上段の領域Aに示す
ような表示を行うためのデータである。図7中の領域A
には、領域Bに示すような0,50,100の目盛りが
振られたグラフの0〜10に対応する範囲が10倍に拡
大して表示されている様子が示されている。また、この
拡大表示画面では、それぞれの色のインク残量が0〜1
00の数値によっても示されている。これは、シアンの
インク残量は、0,5,10の目盛りが割り振られたグ
ラフで把握されるが、全量の10パーセント以上である
他の色のインク残量は、グラフからは読み取れないから
である。
【0046】そして、S290では、全てのプリンタに
ついて、このようなインク残量の表示画面データを作成
したか否かを判断する。つまり、A,Bの両方のプリン
タ31,32についてのインク残量の表示画面データを
作成したか否かを判断するのである。ここで全てのプリ
ンタについて表示画面データを作成したと判断された場
合(S290:YES)、S295にて、プリンタ3
1,32毎に作成した複数の画面データが一の画面を構
成するように編集し、この画面データを端末10へ送信
する。その後、本表示画面作成処理を終了する。一方、
表示画面データを作成していないプリンタがある場合
(S290:NO)、S240からの処理を繰り返す。
【0047】S295の画面編集処理によって、A,B
の各プリンタ31,32毎にS260,S270,S2
80のいずれかの処理にて作成された複数の画面データ
が、一の画面を構成するように編集される。すなわち、
この画面データに基づく表示を行えば、図5〜図7の画
面表示例に示すように、一つの画面の上段の領域AにA
プリンタ31のインク量が表示され、下段の領域BにB
プリンタ32のインク量が表示されるという具合であ
る。
【0048】次に、図4に示すフローチャートに基づい
て、端末10にて実行される画面表示処理を説明する。
この画面表示処理は、端末10の備える端末用コンピュ
ータ14のCPUによって実行されるものである。まず
最初のステップS300において、拡大表示モードが選
択されているか否かを判断する。利用者は、端末10の
備えるマウス12又はキーボード13を介し、インク残
量のグラフ表示画面を拡大する拡大表示モードと、イン
ク残量のグラフ表示画面を拡大しない通常表示モードと
を選択できるようになっている。ここでは、利用者によ
って予め設定されたモードが拡大表示モードであるか否
かを判断する。ここで拡大表示モードであると判断され
た場合(S300:YES)、S320でRIP20に
対して拡大画面データを要求し、その後、S330へ移
行する。一方、拡大表示モードでないと判断された場合
(S300:NO)、S310でRIP20に対して画
面データを要求し、その後、S330へ移行する。
【0049】このS310又はS320の処理による端
末10からの要求が、上述したようにRIP20にて判
断される(図3中のS230:YES)。補充タイミン
グでなければ(図3中のS240:NO)、通常の画面
データが作成されるのであるが(図3中のS280)、
補充タイミングである場合(図3中のS240:YE
S)、S310の処理による要求が判断されると(図3
中のS250:NO)、色変え画面データが作成され
(図3中のS260)、S320による要求が判断され
ると(図3中のS250:YES)、拡大画面データが
作成される(図3中のS270)。そして、これら画面
データは、A,Bの2台のプリンタ31,32毎に作成
されるが、一画面を構成するように編集され送信される
(図3中のS295)。
【0050】そこで図4中のS330では、このRIP
20からの画面データを受信する。そして、S340に
て、この画面データに基づく画面表示を行う。画面表示
は、端末10の備えるディスプレイ11に表示される。
図5〜図7に示す画面表示例の如くである。S340の
処理終了後、本画面表示処理を終了する。
【0051】以上、本実施形態のプリントシステムにお
いて、各装置にて実行される処理を説明した。次に、本
実施形態のプリントシステムの発揮する効果を説明す
る。なお、ここでの説明に対する理解を容易にするた
め、最初に従来の問題点を繰り返し説明しておく。
【0052】従来より、RIP20に接続されたプリン
タ31,32のインク残量を表示するシステムはあった
が、残量表示に基づき、インクの補充タイミングを利用
者自らが判断していた。そのため、残量の情報、例えば
ある色のインク残量が少ないという情報を見落としてし
まう可能性があった。
【0053】これに対して、本実施形態のプリントシス
テムでは、RIP20が、プリンタ31,32から受信
したインク残量に基づいてインク残量を表示するための
画面データを作成するのであるが、このとき、補充タイ
ミングとなったか否かを判断し(図3中のS240)、
補充タイミングである場合には(図3中のS240:Y
ES)、補充すべきインクが分かるように、そのインク
残量を表示するグラフの色を変えた色変え画面データを
作成する(図3中のS260)。そして、端末10は、
RIP20で作成された画面データを受信し(図4中の
S330)、この画面データに基づく画面表示を行う
(図4中のS340)。したがって、端末10のディス
プレイ11に表示されるインク残量は、補充タイミング
となると色が変わって表示される(図6中の領域A参
照)。その結果、利用者は、インクの補充タイミング
を、自ら判断することなく容易に把握することができ
る。
【0054】また、本実施形態のプリントシステムにお
いて、端末10は、利用者により拡大表示モードが選択
されていることを判断すると(図4中のS300:YE
S)、RIP20に対して拡大画面データを要求する
(図4中のS320)。RIP20は、補充タイミング
となったことを判断した場合に(図3中のS240:Y
ES)端末10から拡大画面データが要求されていると
きには(図3中のS250:YES)、補充すべきイン
クの残量が詳細に分かるような拡大画面データを作成す
る(図3中のS270)。したがって、端末10のディ
スプレイ11に表示されるインク残量は、補充タイミン
グとなり、かつ、拡大表示モードであれば、拡大されて
表示される(図7中の領域A参照)。その結果、少なく
なったインク残量についても、正確にグラフ表示から把
握することができるため、利用者にとって大変便利であ
る。例えば、ある色のインクの補充を促す旨の表示がな
された場合、その印刷物にその色があまり使用されない
ことが分かっていれば、利用者は、この拡大されたイン
ク残量のグラフを参照することによって補充を行わずに
印刷を続行できるか否かを判断することができる。
【0055】さらにまた、本実施形態のプリントシステ
ムにおいて、RIP20は、A,Bの各プリンタ31,
32毎に作成した複数の画面データから一つの画面が構
成されるように、それら画面データを編集して送信する
(図3中のS295)。そして、端末10では、この画
面データに基づく画面表示を行うため(図4中のS34
0)、利用者は、RIP20に接続されたA,Bの2台
のプリンタ31,32のインク残量を一の画面上で比較
することができる。その結果、印刷の実行にあたって、
A又はBのいずれのプリンタ31,32に印刷を行わせ
るかというプリンタ31,32の選択判断が容易にな
る。
【0056】なお、本実施形態のプリントシステムにお
けるRIP20のRIP用コンピュータ24の備えるR
AMが「残量記憶手段」に相当し、RIP用コンピュー
タ24の備えるCPUが「補充タイミング判断手段」及
び「データ管理手段」に相当し、端末10の備えるディ
スプレイ11、端末用コンピュータ14のCPU及びR
IP用コンピュータ24のCPUが「残量報知手段」に
相当する。そして、図3中のS240の処理が補充タイ
ミング判断手段としての処理に相当し、図3中のS29
5の処理がデータ管理手段としての処理に相当し、ま
た、図3中のS250〜S280の処理及び図4中のS
340の処理が残量報知手段としての処理に相当する。
【0057】以上、本発明はこのような実施形態に何等
限定されるものではなく、本発明の主旨を逸脱しない範
囲において種々なる形態で実施し得る。 (1)上記実施形態のプリンタシステムでは、端末10
の備えるディスプレイ11にA,Bの各プリンタ31,
32のインク残量を表示する構成であったが、RIP2
0の備えるディスプレイ21にA,Bの各プリンタ3
1,32のインク残量を表示する構成とすることも考え
られるし、また、端末10の備えるディスプレイ11及
びRIP20の備えるディスプレイ21の両方にインク
残量を表示する構成とすることも考えられる。RIP2
0の備えるディスプレイ21にインク残量を表示する場
合、S295にて編集された画面データに基づき画面表
示を行う処理、すなわち図4中のS340と同様の処理
を行うステップをS295の後に追加すればよい。 (2)また、上記実施形態では、RIP20が、インク
の補充タイミングを判断し(図3中のS240)、ま
た、端末10からの要求を判断して(図3中のS25
0)、表示画面データを作成していたが(図3中のS2
60〜S280)、これらの処理を端末10にて行って
もよい。なお、その場合には、端末用コンピュータ24
の備えるCPUが、「補充タイミング判断手段」及び
「残量報知手段」に相当することになる。 (3)さらに、上記実施形態では、印刷にあたって消費
されるインクの残量を表示し、インクの補充タイミング
を利用者に報知するものであったが、本発明の技術思想
は、プリンタ31,32の印刷処理によって消費される
消耗品の補充タイミングを利用者に報知しようとするも
のであり、インク残量に限定されるものではない。例え
ば被記録媒体としての用紙の補充タイミングを報知する
ように構成することも当然考えられる。 (4)また、上記実施形態のプリントシステムでは、プ
リンタ31,32がインク残量を取得し、プリンタ3
1,32から送信されるインク残量をRIP20に記憶
しておき(図3中のS220)、このインク残量に基づ
く表示を端末10にて行う構成であった。この場合、プ
リンタ31,32にて直接的にインク残量を検出するた
め、インク残量が正確に把握できるという点で有利であ
る。これに対して、例えば、RIP20が、インク補充
時点におけるインク量からインクの消費量を減じてイン
ク残量を算出し、算出したインク残量を記憶する構成と
することも考えられる。RIP20は、端末10からの
印刷対象のデータを印刷用データに変換してA,Bのい
ずれかのプリンタ31,32へ出力する。そのため、こ
の印刷用データに基づき、印刷処理によるインクの消費
量を推定することができる。したがって、インクの補充
時点の量からこの推定した消費量を減じてインク残量を
算出してもよい。この構成では、A,Bのプリンタ3
1,32にインク残量を検出する構成を設ける必要がな
い点で有利である。 (5)上記実施形態のプリントシステムでは、図5〜図
7の画面表示例に示したように、インク残量をグラフに
て表示し、グラフの表示色を変えて(図6中の領域A参
照)、補充タイミングとなったことを利用者へ報知する
構成であったが、例えば、補充タイミングとなった場合
に「○○色のインクを補充して下さい。」というような
合成音声を出力して利用者へ報知する構成としてもよ
い。また、上記実施形態では、原則として0,50,1
00の目盛りが振られたグラフにてインク残量を表示し
ていたが、もちろん、拡大表示を行う場合(図7中の領
域A参照)のようにグラフと数値にて表示してもよい
し、あるいは、数値だけで表示するようにしても構わな
い。 (6)上記実施形態のプリントシステムによれば、RI
P20は、所定時間間隔でインク残量を取得し(図3中
のS200〜S220)、端末10から画面データの要
求があった際に(図3中のS230:YES)、インク
残量を表示するための画面データを作成して送信する
(図3中のS295)。つまり、端末10からの画面デ
ータの要求が印刷中にあれば、印刷中におけるA,Bの
各プリンタのインク残量が表示されるし、端末10から
の画面データの要求が印刷に先だってあれば、印刷前の
A,Bの各プリンタ31,32のインク残量が表示され
る。
【0058】利用者は、印刷に先だってA,Bの2台の
プリンタ31,32のインク残量を把握できれば、この
インク残量に基づいて、印刷を実行させるプリンタ3
1,32を選択することができるが、このとき、上記実
施形態では、各プリンタ31,32のインク残量を一画
面に表示することによって、A、Bのどちらのプリンタ
31,32に印刷を実行させるかという選択を容易にし
ていた。
【0059】このように、利用者が、A又はBの2台の
プリンタ31,32のいずれを使用して印刷を行うかを
選択するという観点からは、「印刷中」、「紙詰ま
り」、「待機中」、「電源OFF」などのプリンタ3
1,32の動作状況をインク残量とともに表示する構成
とすることが考えられる。この場合は、プリンタ31,
32が、図2中のS110及びS120の処理にて、イ
ンク残量と共に動作状況を取得し送信するようにしてお
き、一方、RIP20は、図3中のS210の処理にお
いてインク残量と共に動作状況の送信を要求し、図3中
のS220の処理にてインク残量と共に動作状況を受信
して記憶するよう構成し、そして、S260〜S280
の画面データの作成処理にて動作状況の表示を含めた画
面データを作成するようにすればよい。このようにすれ
ば、利用者は、インク残量だけでなく、A,Bの各プリ
ンタ31,32の動作状況をも容易に比較して把握する
ことができる。その結果、印刷を行わせるプリンタ3
1,32の選択が容易になる。
【0060】ところで、上述したように、利用者が印刷
に先だってA,Bの各プリンタ31,32のインク残量
や動作状況を把握し、印刷を行わせるプリンタ31,3
2を利用者自らが選択するような構成としてもよいが、
例えば、RIP20が、端末10から印刷対象のデータ
が送信されてきた時点で各プリンタ31,32のインク
残量や動作状況に基づいて、印刷を行わせるプリンタ3
1,32を自動的に選択し、選択したA又はBのいずれ
かのプリンタ31,32に対し、印刷対象のデータを変
換した印刷用データを送信するように構成することも考
えられる。このような構成では、使用するプリンタ3
1,32を利用者自らが選択する必要がないため、さら
なる利便性の向上が図られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態のプリントシステムの概略構成を示す
説明図である。
【図2】プリンタにおけるインク残量送信処理を示すフ
ローチャートである。
【図3】RIPにおける表示画面作成処理を示すフロー
チャートである。
【図4】端末における画面表示処理を示すフローチャー
トである。
【図5】インク残量の画面表示を例示する説明図であ
る。
【図6】インクの補充を報知するための表示を例示する
説明図である。
【図7】インク残量の拡大表示を例示する説明図であ
る。
【符号の説明】
10…端末 11…ディスプレイ 12…マウ
ス 13…キーボード 14…端末
用コンピュータ 20…RIP(ラスタイメージプロセッサ) 21…ディスプレイ 22…マウ
ス 23…キーボード 24…RI
P用コンピュータ 31,32…プリンタ 40…ネッ
トワーク
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G05B 19/00 B41J 3/04 102Z

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】印刷対象のデータを生成する情報処理端末
    と、印刷用データに基づいて被記録媒体への印刷を行う
    印刷装置と、前記情報処理端末と前記印刷装置との間に
    介在し、少なくとも前記印刷対象となるデータを前記印
    刷装置にて処理可能な前記印刷用データに変換する印刷
    制御装置とを備え、 前記印刷制御装置は、前記印刷装置における前記印刷用
    データに基づく印刷処理によって消耗する消耗品の残量
    である消耗品残量を記憶する残量記憶手段を有し、 前記情報処理端末又は前記印刷制御装置の少なくとも一
    方が、前記残量記憶手段に記憶された消耗品残量を報知
    する残量報知手段を有したプリントシステムにおいて、 前記情報処理端末又は印刷制御装置が、前記残量記憶手
    段に記憶された消耗品残量に基づき各消耗品の補充タイ
    ミングを判断する補充タイミング判断手段を有し、 前記残量報知手段は、前記消耗品残量の報知に加え、前
    記補充タイミング判断手段によって前記補充タイミング
    となったことが判断されると、その旨を報知するよう構
    成されていることを特徴とするプリントシステム。
  2. 【請求項2】請求項1に記載のプリントシステムにおい
    て、 前記残量記憶手段に記憶される消耗品残量は、前記印刷
    装置にて取得され、当該印刷装置から送信されることを
    特徴とするプリントシステム。
  3. 【請求項3】請求項1に記載のプリントシステムにおい
    て、 前記残量記憶手段に記憶される消耗品残量は、前記印刷
    制御装置が、消耗品の補充時点の量から前記印刷装置の
    前記印刷用データに基づく印刷処理による消費量を減じ
    て算出することを特徴とするプリントシステム。
  4. 【請求項4】請求項1〜3のいずれかに記載のプリント
    システムにおいて、 前記残量報知手段は、前記消耗品の残量をグラフ表示す
    ることによって報知するよう構成され、前記補充タイミ
    ング判断手段によって前記補充タイミングとなったこと
    が判断された場合、又は、利用者からの指示があった場
    合には、グラフの拡大表示を行うよう構成されているこ
    とを特徴とするプリントシステム。
  5. 【請求項5】請求項1〜4のいずれかに記載のプリント
    システムにおいて、 前記残量記憶手段には、前記印刷制御装置に接続された
    複数台の印刷装置の消耗品残量が記憶されており、 前記情報処理端末又は前記印刷制御装置は、前記残量記
    憶手段に記憶された消耗品残量に基づき、前記複数台の
    各印刷装置の消耗品残量を一まとまりのデータとして管
    理するデータ管理手段を有し、 前記残量報知手段は、前記データ管理手段によって管理
    されたデータに基づき、各印刷装置の消耗品残量を利用
    者が比較できる状態で報知するよう構成されていること
    を特徴とするプリントシステム。
  6. 【請求項6】請求項5に記載のプリントシステムにおい
    て、 前記印刷制御装置は、 前記印刷装置の動作状況を取得する動作状況取得手段を
    有し、 前記データ管理手段は、前記残量記憶手段に記憶された
    消耗品残量及び前記動作状況取得手段によって取得され
    た動作状況に基づき、前記複数台の各印刷装置の消耗品
    残量及び動作状況を一まとまりのデータとして管理し、 前記残量報知手段は、前記データ管理手段によって管理
    されたデータに基づき、各印刷装置の消耗品残量及び動
    作状況を利用者が比較できる状態で報知するよう構成さ
    れていることを特徴とするプリントシステム。
  7. 【請求項7】請求項6に記載のプリントシステムにおい
    て、 前記印刷制御装置は、 前記残量記憶手段に記憶された消耗品残量情報又は前記
    動作状況取得手段によって取得された動作状況の少なく
    とも一方に基づいて、前記印刷用データを送信する印刷
    装置を前記複数台の印刷装置の中から選択する印刷装置
    選択手段を備えることを特徴とするプリントシステム。
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