JP2000062365A - 感熱記録層を有する磁気カードを用いる展示会管理方法 - Google Patents

感熱記録層を有する磁気カードを用いる展示会管理方法

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JP2000062365A
JP2000062365A JP10229005A JP22900598A JP2000062365A JP 2000062365 A JP2000062365 A JP 2000062365A JP 10229005 A JP10229005 A JP 10229005A JP 22900598 A JP22900598 A JP 22900598A JP 2000062365 A JP2000062365 A JP 2000062365A
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Soichi Hasegawa
宗一 長谷川
Akiko Sato
章子 佐藤
Minako Harada
美奈子 原田
Kazuo Nate
和男 名手
Kazuyoshi Yatsushige
一嘉 八ッ繁
Tetsuya Tanaka
徹也 田中
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Maxell Sliontec Ltd
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SUGAWARA IND
Maxell Sliontec Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】展示会における、来訪者への対応、資料等の請
求への対応を、簡便な操作によって、効率的に行なうた
めの方法を提供すること。 【解決手段】来訪者に関するデータを記憶装置に登録
し、感熱記録層を有する磁気カードの前記感熱記録層
に、少なくとも前記来訪者の名前を印字し、前記磁気カ
ードの磁気記録層に、前記記憶装置における前記来訪者
に関するデータの登録場所を示す番号を記録したもの
を、名札を兼ねた入場券として前記来訪者に渡し、会場
内の展示ブースに設置したカードリーダーによって、前
記来訪者からの資料等の請求内容を前記磁気カードの磁
気記録層に記録し、前記来訪者が会場から退出する際
に、前記磁気カードの磁気記録層に記録された情報を読
み取り、前記記憶装置に登録することを特徴とする展示
会管理方法を構成することによって課題を解決する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は企業や企業の団体が
主催する展示会において、来訪者の入場及び請求された
資料、サンプル等を管理するための、感熱記録層を有す
る磁気カードを用いる展示会管理方法に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】企業や企業の団体が主催する展示会で
は、来訪者は入場登録時に記名するか、あるいは名刺を
提出し、記名又は名刺を貼付したカードを名札として着
用して、入場していた。展示会場内の各ブースで、その
展示内容に興味を持った来訪者は、説明員等に名刺を渡
すか記名をして、資料やサンプルの請求をしていた。
【0003】主催者らは、入場登録時に来訪者の所属会
社名、部署、役職、氏名、住所、電話番号等を名刺又は
記名簿から来訪者リストに転記したり、パーソナルコン
ピューター等の記憶装置に登録する。
【0004】また各展示ブースの担当者は、資料やサン
プル請求のための、来訪者の名刺または記名から、資
料、サンプル等の依頼リストに転記したり、パーソナル
コンピューター等の記憶装置に登録し、資料、サンプル
送付等の対応を行なう。
【0005】このように展示会では、来訪者に関するデ
ータを何度も転記しなければならず、非効率的であっ
た。
【0006】効率化のために、入場登録部と各展示ブー
スを通信回線で接続し、来訪者に関するデータを一括管
理する方法もあるが、一般に展示会は短期間で設置、撤
去を行なうため、装置の設置が非常に煩雑になる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、展示会にお
ける前記の問題点を解決し、簡便な操作によって、来訪
者に関するデータや資料、サンプル請求に対する対応を
効率的に行なうための方法を提供することを目的とす
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明における展示会管
理用カード(以降、展示会カード又はカードと記す)は、
展示会場に来訪者が入場する際に入口で発行する、感熱
記録層(以降、感熱層と記す)及び磁気記録層(以降、磁
気層と記す)を有する展示会カードである。このカード
は、例えば、JIS X 6301 に規定されているプラスチッ
ク製磁気カードであって、磁気層と反対の面に感熱層を
有する。
【0009】カードを発行する際には、前記カードの感
熱層には来訪者の所属会社名、氏名等のうち少なくとも
氏名を印字し、前記カードの磁気層には前記来訪者に関
する情報を記録し、前記カードをホルダーに入れて前記
来訪者に渡し、名札として使用する。来訪者の所属会
社、部署、役職、氏名、住所、電話番号等の来訪者に関
するデータをパーソナルコンピューター等に入力し、記
憶装置へ登録する。
【0010】来訪者に渡すカードの磁気層に記録する内
容は、展示会の規模等に応じ、2通りになる。その第1
は、前記カードを来訪者に渡す前に、磁気層には、前記
来訪者に関するデータを前記記憶装置に登録する際のア
ドレス又は登録したファイル中のレコード番号を記録
し、さらに、前記カードを来訪者が受け取った後は、前
記カードの磁気層には、各ブースで資料やサンプルを請
求した場合、その内容を追記する。そして、前記来訪者
が会場から退出する際に、カードリーダーによって、カ
ードから前記アドレス又はレコード番号を読取り、前記
請求の内容を、前記記憶装置へ登録した前記来訪者の来
訪者データファイルに追記する。その第2は、カードを
来訪者に渡す前に、前記カードの磁気層には前記来訪者
に関するデータそのものを記録し、各展示ブースでは前
記来訪者に関するデータを読取り、それと共に資料やサ
ンプルの請求内容を、その展示ブースに設置したパーソ
ナルコンピューター等の記憶装置に登録する。
【0011】カード発行時の来訪者に関するデータ入力
は、名刺のイメージスキャナによる読取りと文字認識処
理により、自動的に行なうこともできる。
【0012】また、展示会では多くの場合、招待状を発
行するが、その招待状に番号を記載しておき、カード発
行時にその番号を入力することで、招待状発行時に使用
した来訪者に関するデータを参照することもできる。
【0013】前記展示会カードの感熱記録層は、加熱に
よって発色、消色、白濁、透明化等を起こし、文字等を
印字できる層であれば何でも使用できるが、名札として
使用することを考えると、印字した文字が鮮明に識別で
きる、加熱によって発色する層が適している。このよう
な感熱記録層は発色形感熱記録層と称され、ロイコ色
素、顕色剤、結着剤、充填剤及び各種添加剤等で構成さ
れる。
【0014】前記ロイコ色素は、通常の発色形感熱記録
材料に用いるものなら何でも良く、例えば、2-(2-クロ
ロアニリノ)-6-ジブチルアミノフルオラン、2-アニリノ
-3-メチル-6-ジブチルアミノフルオラン、3-ジエチルア
ミノ-6-メチル-7-キシリジノフルオラン等の黒発色ロイ
コ色素、3,3-ビス(p-ジメチルアミノフェニル)-6-ジメ
チルアミノフタリド、3-(4-ジエチルアミノ-2-エトキシ
フェニル)-3-(1-エチル-2-メチルインドール-3-イル)-4
-アザフタリド、3-(4-ジエチルアミノフェニル)-3-(1-
エチル-2-メチルインドール-3-イル)フタリド等の青発
色ロイコ色素、3-ジエチルアミノ-7,8-ベンゾフルオラ
ン、3,3-ビス(1-n-ブチル-2-メチルインドール-3-イル)
フタリド等の赤発色ロイコ色素、2-N,N-ジベンジルアミ
ノ-6-ジエチルアミノフルオラン、3-ジエチルアミノ-7-
クロロアニリノフルオラン等の緑発色ロイコ色素を挙げ
ることができる。
【0015】使用するロイコ色素の種類により、感熱層
に印字した文字の色を、黒、青、赤、緑等にすることが
できる。異なる色に印字される感熱層を有するカードを
使用することによって、来訪者の種類を印字された文字
の色で区別することができる。
【0016】顕色剤には例えば次のものがある。
【0017】イ.通常の感熱紙等に使用されている顕色
剤で、例えば、ビスフェノールA、ビスフェノールS、
p-ヒドロキシ安息香酸ベンジル等の安息香酸誘導体を挙
げることができる。
【0018】ロ.フェノール性水酸基及びカルボキシル
基の少なくとも一つを有する有機酸と長鎖アルキルアミ
ン化合物の錯塩及びその誘導体。例えば、没食子酸とス
テアリルアミンの錯塩、没食子酸とラウリルアミンの錯
塩、ビス-p-ヒドロキシフェニル酢酸とステアリルアミ
ンの錯塩、ビス(p-ヒドロキシフェニル)酢酸とラウリ
ルアミンの錯塩、p-ヒドロキシ安息香酸とステアリル
アミンの錯塩、p-ヒドロキシ安息香酸とラウリルアミ
ンの錯塩等を挙げることができる。
【0019】ハ.フェノール性水酸基及びカルボキシル
基の少なくとも一つとアミノ基で置換したベンゼン環の
アミノ基と、長鎖脂肪酸をアミド化した化合物及びその
誘導体で、下記化学式1に例示されるもの。
【0020】
【化1】
【0021】ニ.ヒドロキシフェニル酢酸またはビス
(p-ヒドロキシフェニル)酢酸と長鎖アルキルアミンを
アミド化した化合物で、下記化学式2で表されるもの。
【0022】
【化2】
【0023】例示した顕色剤の内、ロ〜ニの物質を配合
した感熱記録層は、温度の違いにより画像が形成された
り、消去されたりする、所謂、可逆性感熱記録層であ
る。これを使用することによって、展示会カードが繰返
し使用可能となり、ランニングコストを低くすることが
でき、また、使い捨てしないことで、ゴミ削減等に有効
である。なお、ロ〜ニの物質は発色・消色剤と称せられ
る。
【0024】結着剤としては、アクリル樹脂、メタクリ
ル樹脂、ポリエステル樹脂、ポリ酢酸ビニル樹脂、ポリ
ビニルアルコール等、何でも使用できる。また、充填剤
は炭酸カルシウム、水酸化アルミニウム、カオリン、ク
レ−、シリカ等の無機白色顔料や、ポリスチレン粒子、
PMMA粒子等の有機粒子が使用できる。添加剤として
は、発色増感剤、消色増感剤、界面活性剤等を必要に応
じて添加する。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて詳細に説明する。
【0026】<実施の形態1>本発明の実施の形態を、
展示会の管理に使用する例により説明する。
【0027】次に示す手順で、図2の断面図に示す層構
造を有する展示会カードを作製した。
【0028】感熱記録層塗液(以降、感熱塗液と記す)の
組成を次に示す。なお、この組成は一例であり、本発明
を実施するための組成はこれに限られるものではない。
以下の記載において、「部」は「重量部」を示すものと
する。
【0029】 2-アニリノ-3-メチル-6-ジブチルアミノフルオラン 5部 p-ヒドロキシ安息香酸ベンジル 8部 ポリ酢酸ビニル樹脂 20部 白色顔料(カオリン) 15部 酢酸エチル 120部 上記5物質を混合した後、サンドミルで2時間分散して
感熱塗液とした。
【0030】次に、飽和ポリエステル樹脂(東洋紡績
(株)バイロン200)の 5% 酢酸エチル溶液を中間層塗液と
した。以上のように作製した感熱塗液と中間層塗液を、
片側の面に保磁力 1750 Oe の磁気層5を有する厚さ 0.
188mm の白色ポリエステルフィルム4の、磁気層と反対
の面に、バーコーターを用いて感熱層3、中間層2の順
に塗工した後、その上に、紫外線硬化型透明インキ
((株)T&K TOKA OPハクリニスUP-2)を印刷、硬化して保
護層1とし、カードのサイズに打ち抜いて、展示会カー
ドを作製した。
【0031】前記カードの印字、及び磁気記録には、パ
ーソナルコンピュータ((株)日立製作所製 Flora ND-2)
とカードリーダー(九州松下電器(株)製 KU-R1435)で構
成されるカード管理装置を5組使用した。
【0032】前記5組は、前記展示会の入場受付に1組
及び、展示会場内の4つの展示ブースに1組ずつ、それ
ぞれ設置した。各カード管理装置の役割を次に示す。な
お、以下において、「来訪者に関するデータ」を単に「来
訪者データ」と記す。
【0033】カード管理装置No1(入場受付に設置): ・来訪者データ(所属会社名、部署、役職、氏名、住
所、電話番号)の入力 ・来訪者の入門時刻の自動入力 ・前記入力データのハードディスクへの登録 ・展示会カードの発行(会社名、氏名等の印字、データ
番号、及びカードの使用回数の磁気記録層への記録) ・来訪者退出時、退出時刻を自動入力 ・サンプル請求の記録を、自動入力された退出時刻と共
にハードディスクへ登録 ・来訪者の出門時刻の自動入力 カード管理装置No2〜No5(各展示ブースに設置) ・来訪者が希望する資料、サンプル等の種類を入力 ・前記資料及び/又はサンプルの種類を記号化して前記
磁気記録層へ記録 前記展示会カードを使用する手順について、図1に基づ
いて説明する。
【0034】(1)来訪者が入場受付において、名刺を
受付担当者に渡すと、受付担当者は名刺読取用のイメー
ジスキャナで名刺を読取り、自動文字認識行ない、その
結果を確認、必要に応じて訂正した後、カード管理装置
No1のハードディスクに時刻と共に来訪者データとして
登録し、図3に示すようなカードを発行した後、図4に
示すようなホルダーに前記カードを入れて来訪者にわた
す。なお、前記カードの磁気記録層には、前記ハードデ
ィスク中の、前記来訪者データを登録するファイルにお
けるレコード番号を記録する。前記ハードディスク中の
来訪者に関するデータは何時でも参照することができ、
入場した来訪者を即時に把握することができる。
【0035】なお、来訪者の名刺の返却を必要としない
場合には、ハードディスクに来訪者データを登録する作
業を、来訪者にカードを渡した後で行ってもよい。これ
によって、来訪者の受付をさらに迅速に行うことができ
る。
【0036】(2)前記カードを受け取った来訪者は、
例えば、カード管理装置No2の設置してある展示ブース
を訪れ、展示品に興味がある場合、展示担当者に1つの
製品又は複数の製品に関する資料やサンプル等を請求
し、展示担当者はカード管理装置No2に前記請求の内容
を入力して、前記展示会カードをカード管理装置No2の
カードリーダーに挿入し、その磁気記録層に記号化した
前記請求の内容を追記する。なお、カード管理装置No3
〜No5の設置してある各展示ブースにおいても、来訪者
の請求があれば、同様の操作を行う。
【0037】(3)来訪者が展示会会場から退出する
際、前記展示会カードを前記受付担当者に渡し、前記受
付担当者がカード管理装置No1のカードリーダーに前記
展示会カードを挿入すると、カード管理装置No1のディ
スプレイに前記来訪者データと資料、サンプル等の請求
内容が表示される。それを受付担当者が確認した後、来
訪者は展示会会場から退出する。また、カード管理装置
No1のハードディスク中に記録された来訪者データに
は、資料、サンプルの請求データと来訪者退出時刻とが
付加される。
【0038】(4)カード管理装置No1に登録された来
訪者データ及び資料及びサンプル請求データのファイル
は、市販のデータベースソフトウエア(Microsoft Exce
l)に転送し、種々の検索を行なったり、自動的に宛名ラ
ベル等を発行して資料やサンプルの送付に使用する。
【0039】来訪者が会社名、氏名等が印字された名札
をつけることで、その来訪者の業種等がわかるため、商
談等を円滑に行なうことができた。
【0040】これらの操作は、名刺を自動的に読み取っ
て来訪者データを入力するだけなので、簡便であった。
【0041】なお、展示ブースの数は何箇所でも良く、
それぞれにカード管理装置を設置する他、複数の展示ブ
ースで1組のカード管理装置を設置し、共同で使用する
こともできる。
【0042】<実施の形態2>実施の形態1では、資料
やサンプル等の請求データは、入場受付に設置したカー
ド管理装置No1のハードディスクに一括して登録した
が、本実施の形態では各展示ブースに設置したカード管
理装置のハードディスクに資料やサンプル等の請求デー
タを登録する。従って、各展示ブースごとに前記請求に
対する対応が可能になり、独立した会社の展示ブースで
構成される展示会に適する。
【0043】実施の形態1と同等の方法で展示会カード
を作製した。
【0044】前記カードの印字、消去、及び磁気記録に
は、パーソナルコンピュータ((株)日立製作所製 Flora
ND-2)と消去ユニット付きカードリ−ダー(九州松下電器
(株)製 KU-R1435)で構成されるカード管理装置を5組使
用した。
【0045】前記5組は、前記展示会の入場受付に1組
及び、展示会場内の4つの展示ブースに1組ずつ、それ
ぞれ設置した。各カード管理装置の役割を次に示す。
【0046】カード管理装置No1(入場受付に設置): ・来訪者データ(所属会社名、部署、役職、氏名、住
所、電話番号)の入力 ・来訪者の入門時刻の自動入力 ・前記入力データのハードディスクへの登録 ・展示会カードの発行(会社名、氏名等の印字、来訪者
データ、及びカードの使用回数の磁気記録層への記録) ・来訪者退出時、退出時刻を自動入力 ・サンプル請求の記録を、自動入力された退出時刻と共
にハードディスクへ登録 ・来訪者の出門時刻の自動入力 カード管理装置No2〜No5(各展示ブースに設置) ・来訪者が希望する資料、サンプル等の種類を入力 ・展示会カードの磁気記録層に記録された来訪者データ
と前記資料、サンプル等の種類をカード管理装置No2〜
No5のハードディスクに登録 前記展示会カードを使用する手順について、図5に基づ
いて説明する。
【0047】(1)来訪者が入場受付において、名刺を
受付担当者に渡すと、受付担当者は名刺読取用のイメー
ジスキャナで名刺を読取り、自動文字認識行ない、その
結果を確認、必要に応じて訂正した後パーソナルコンピ
ュータのハードディスクに時刻と共に来訪者データとし
て登録し、図3に示すようなカードを発行した後、図4
に示すようなホルダーに前記展示会カードを入れて来訪
者にわたす。なお、前記展示会カードの磁気記録層に
は、前記来訪者データを記録する。前記ハードディスク
中の来訪者のデータは何時でも参照することができ、入
場した来訪者を即時に把握することができる。
【0048】(2)前記展示会カードを受け取った来訪
者は、カード管理装置No2の設置してある各展示ブース
を訪れ、展示品に興味がある場合、展示担当者に1つ製
品又は複数の製品の資料やサンプル等を請求し、展示担
当者はカード管理装置No2に前記請求の内容を入力し
て、前記展示会カードをカード管理装置No2のカードリ
ーダーに挿入し、カード管理装置No2のハードディスク
に、前記展示会カードの磁気記録層に記録された前記来
訪者データと、前記請求の内容を登録するとともに、前
記磁気記録層には前記請求の内容を記録する。なお、カ
ード管理装置No3〜No5の設置してある各展示ブースで
も同様に資料やサンプル等の請求があれば、それぞれの
カード管理装置にその内容を入力し、前記カード管理装
置のハードディスクに前記来訪者データと共に登録す
る。
【0049】(3)来訪者が展示会場から退出する際、
前記展示会カードを前記受付担当者に渡し、カード管理
装置No1のカードリーダーに前記展示会カードを挿入す
ると、カード管理装置No1のディスプレイに前記来訪者
データと資料、サンプル等の請求内容が表示される。そ
れを受付担当者が確認した後、来訪者は退出する。ま
た、カード管理装置No1のパーソナルコンピュータのハ
ードディスク中に記録された来訪者データには退出時刻
が付加される。
【0050】(4)カード管理装置No1及びカード管理
装置No2〜No5に登録された来訪者データ及び資料及び
サンプル請求データのファイルは、市販のデータベース
ソフトウエア(Microsoft Excel)に転送し、種々の検索
を行なったり、自動的に宛名ラベル等を発行して資料や
サンプルの送付に使用する。
【0051】来訪者が会社名、氏名等が印字された名札
をつけることで、その来訪者の業種等がわかるため、商
談等を円滑に行なうことができた。
【0052】これらの操作は、名刺を自動的に読み取っ
て来訪者データを入力するだけなので、簡便であった。
【0053】なお、展示ブースの数は何箇所でも良く、
それぞれにカード管理装置を設置する他、複数の展示ブ
ースで1組のカード管理装置を設置することもできる。
【0054】<実施の形態3>実施の形態1では、来訪
者が入場する際に、前記来訪者の名刺を自動的に読み取
ることで来訪者データの入力を行なったが、本形態で
は、事前に招待状を発送する際に、招待状発送リスト
に、発送先ごとに番号を付与し、かつ招待状にもその番
号を印字しておき、前記招待状発送リストをカード管理
装置No1のハードディスクに登録しておく。この招待状
を持った来訪者が展示会場に入場する際、カード管理装
置No1に、招待状に印字してある番号を入力すること
で、招待状発送リストを参照し、自動的に、来訪者デー
タを含む来訪者リストの入力ができる。図6にその詳細
を示す。入力された来訪者データは磁気カードの感熱記
録層への印字や磁気記録層への記録に使用される。
【0055】なお、招待状発送リストは前回の展示会の
来訪者リスト等を参照して作製する。 来訪者データを
入力した後は実施の形態1と同様の形態となる。
【0056】<実施の形態4>実施の形態2でも、来訪
者が入場する際に、前記来訪者の名刺を自動的に読み取
ることで来訪者データの入力を行なったが、本形態で
は、実施の形態3と同様に、事前に招待状を発送する際
に、招待状発送リストに、発送先ごとに番号を付与し、
かつ招待状にもその番号を印字しておき、前記招待状発
送リストをカード管理装置No1のハードディスクに登録
しておく。この招待状を持った来訪者が展示会場に入場
する際、カード管理装置No1に、招待状に印字してある
番号を入力することで、招待状発送リストを参照し、自
動的に、来訪者データを含む来訪者リストの入力ができ
る。入力された来訪者データは磁気カードの感熱記録層
への印字や磁気記録層への記録に使用される。
【0057】なお、招待状発送リストは前回の展示会の
来訪者リスト等を参照して作製する。 来訪者データを
入力した後は実施の形態2と同様の形態となる。
【0058】<実施の形態5>実施の形態1における感
熱塗液の組成を、次に置き換えた以外は、実施の形態1
と同等である。なお、この組成は1例であり、本発明を
実施するための感熱塗液の組成はこれに限られるもので
はなく、種々の色に発色させることも可能である。
【0059】 3,3-ビス(p-ジメチルアミノフェニル)-6-ジメチルアミノフタリド 4部 p-ヒドロキシ安息香酸ベンジル 8部 飽和ポリエステル樹脂 20部 白色顔料(カオリン) 15部 酢酸エチル 147部 この組成はロイコ色素に青色発色形を用いており、これ
により、カードに印字される文字が青色になる。このよ
うに、発色形の感熱記録層を使用することで、ロイコ色
素の変更で印字される色を変えることができ、来訪者の
所属会社の業種等によって、文字の色を変えることがで
き円滑に商談等を進めることができた。 <実施の形態6>実施の形態2における感熱塗液の組成
を、実施の形態5に示した組成の感熱塗液に置き換えた
以外は、実施の形態2と同等である。
【0060】<実施の形態7>実施の形態1における感
熱塗液の組成を次に置き換えた、可逆製感熱記録層を有
する、展示会カードを使用する。
【0061】 2-アニリノ-3-メチル-6-ジブチルアミノフルオラン 4部 p-ヒドロキシフェニル酢酸-ステアリルアミド 10部 飽和ポリエステル樹脂 20部 白色顔料(カオリン) 15部 酢酸エチル 147部 この組成により作製したカードは、展示会において来訪
者が退出する際に回収し、可逆性感熱記録層に印字され
た文字を消去し、磁気記録層に記録されたデータを書き
替えて無効にすることで、再使用した。
【0062】可逆性感熱記録層に印字した文字を消去す
るため、入場受付に設置するカード管理装置No1には、
消去ユニット付カードリーダー(産電子工業(株)製 SD-5
00 GP-3)を使用した。その他については実施の形態1と
同等である。
【0063】本形態で使用した展示会カードは、実施の
形態1で使用した展示会カードと同様に、表面に印字さ
れた黒色文字のコントラストが高く、名札に使用した場
合にどの方向から見ても鮮明であった。これは、繰返し
て使用した場合でも同様で、繰返し使用できることで、
1回当たりのコストを低くすることができた。
【0064】<実施の形態8>実施の形態2における感
熱塗液の組成を、実施の形態7に示した組成の可逆性感
熱塗液に置き換え、実施の形態7と同様に、前記来訪者
が退出する際に展示会カードを回収、消去し、再使用し
た。従って、入場受付に設置するカード管理装置No1に
は、消去ユニット付カードリーダー(産電子工業(株)製
SD-500 GP-3)を使用した。その他については実施の形態
2と同等である。
【0065】本形態でも実施の形態7と同様に、高コン
トラストの黒色文字を印字することができた。
【0066】<実施の形態9>実施の形態7における可
逆性感熱塗液の組成を、次に置き換えた以外は、実施の
形態7と同等である。なお、この組成は1例であり、本
発明を実施するための感熱塗液の組成はこれに限られる
ものではなく、種々の色に発色させることも可能であ
る。
【0067】 3,3-ビス(p-ジメチルアミノフェニル)-6-ジメチルアミノフタリド 4部 p-ヒドロキシフェニル酢酸-ステアリルアミド 10部 飽和ポリエステル樹脂 20部 白色顔料(カオリン) 15部 酢酸エチル 147部 この組成はロイコ色素に青色発色形を用いており、これ
により、カードに印字される文字が青色になる。このよ
うに、発色形の可逆性感熱記録層を使用することで、ロ
イコ色素の変更で印字される色を変えることができ、来
訪者の所属会社の業種等によって、文字の色を変えるこ
とができ円滑に商談等を進めることができた。
【0068】<実施の形態10>実施の形態8における
感熱塗液の組成を、実施の形態9に示した組成の感熱塗
液に置き換えた以外は、実施の形態8と同等である。
【0069】
【発明の効果】本発明の実施によって、感熱記録層を有
する磁気カードを名札を兼ねた入場券として用いて、来
訪者に関するデータの管理と、来訪者からの資料やサン
プル等の請求に対する対応を、簡単な操作で、効率的に
行なうことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態1における、展示会カードを用いた
展示会における来訪者データと資料やサンプル等の請求
データの管理の流れを示す。
【図2】実施の形態1における、展示会カードの層構成
を示す断面図である。
【図3】実施の形態1における、名札として使用される
展示会カードの印字例を示す。
【図4】実施の形態1において、展示会カードを名札と
して使用するためのホルダーの一例を示す。
【図5】実施の形態2における、展示会カードを用いた
展示会における来訪者データと資料やサンプル等の請求
データの管理の流れを示す。
【図6】実施の形態3において、来訪者の入場時に、招
待状発送リストを参照して来訪者データを入力する場合
の処理の流れを示す。
【符号の説明】
1・・・保護層、2・・・中間層、3・・・可逆性感熱記録層、
4・・・白色ポリエステルフィルム、5・・・磁気記録層、6
・・・透明プラスチック板、7・・・展示会カード、8・・・ク
リップ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 原田 美奈子 神奈川県川崎市多摩区登戸3819番地 株式 会社スリオンテック内 (72)発明者 名手 和男 神奈川県川崎市多摩区登戸3819番地 株式 会社スリオンテック内 (72)発明者 八ッ繁 一嘉 神奈川県川崎市多摩区登戸3819番地 株式 会社スリオンテック内 (72)発明者 田中 徹也 神奈川県川崎市多摩区登戸3819番地 株式 会社スリオンテック内 Fターム(参考) 2C005 HA22 HA24 HB07 HB13 JA01 JC02 KA15 KA27 KA28 LA22 LA26 LB04 LB06 LB18 LB34 LB36

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】感熱記録層を有する磁気カードを用いる展
    示会管理方法であって、 来訪者が会場に入場する際に、前記来訪者に関するデー
    タを記憶装置に登録し、前記磁気カードの前記感熱記録
    層に少なくとも前記来訪者の名前を印字し、前記磁気カ
    ードの磁気記録層に、前記来訪者に関するデータを前記
    記憶装置に登録する際のアドレス又は登録したファイル
    中のレコード番号を記録し、前記印字及び前記記録後の
    前記磁気カードを前記来訪者に、名札を兼ねた入場券と
    して渡し、 前記会場内の展示ブースにおいて、前記来訪者から資料
    あるいはサンプルの請求がある場合に、前記展示ブース
    に設置したカードリーダーに前記磁気カードを挿入する
    ことによって、前記来訪者の請求の内容を前記磁気カー
    ドの磁気記録層に記録し、 前記来訪者が前記会場を退出する際に、前記磁気カード
    の磁気記録層に記録された情報を読み取り、前記記憶装
    置に登録することを特徴とする感熱記録層を有する磁気
    カードを用いる展示会管理方法。
  2. 【請求項2】感熱記録層を有する磁気カードを用いる展
    示会管理方法であって、 来訪者が会場に入場する際に、前記来訪者に関するデー
    タを第1の記憶装置に登録し、前記磁気カードの前記感
    熱記録層に少なくとも前記来訪者の名前を印字し、前記
    磁気カードの磁気記録層に前記来訪者に関するデータを
    記録した後、前記磁気カードを前記来訪者に、名札を兼
    ねた入場券として渡し、 前記会場内の展示ブースにおいて、前記来訪者から資料
    あるいはサンプルの請求がある場合に、前記展示ブース
    に設置したカードリーダーに前記磁気カードを挿入する
    ことによって、前記来訪者に関するデータを読み取り、
    該データを前記来訪者の請求の内容と共に第2の記憶装
    置に登録することを特徴とする感熱記録層を有する磁気
    カードを用いる展示会管理方法。
  3. 【請求項3】請求項2記載の感熱記録層を有する磁気カ
    ードを用いる展示会管理方法において、前記第2の記憶
    装置に登録された来訪者に関するデータ及び来訪者の請
    求の内容に基づいて、来訪者の請求を各展示ブース毎に
    集計することを特徴とする感熱記録層を有する磁気カー
    ドを用いる展示会管理方法。
  4. 【請求項4】請求項1又は2記載の感熱記録層を有する
    磁気カードを用いる展示会管理方法において、前記来訪
    者に関するデータの入力を、前記来訪者の名刺をイメー
    ジスキャナで読取り、文字認識処理を行なうことによっ
    て、自動的に行うことを特徴とする感熱記録層を有する
    磁気カードを用いる展示会管理方法。
  5. 【請求項5】請求項1又は2記載の感熱記録層を有する
    磁気カードを用いる展示会管理方法において、前記磁気
    カード発行時に、招待状に記載された番号を入力するこ
    とによって、前記招待状発行時に使用した前記来訪者に
    関するデータを検索し、前記感熱記録層への印字又は前
    記磁気記録層への記録に使用することを特徴とする感熱
    記録層を有する磁気カードを用いる展示会管理方法。
  6. 【請求項6】請求項1又は2記載の感熱記録層を有する
    磁気カードを用いる展示会管理方法において、前記感熱
    記録層の印字色が異なる複数種類の前記磁気カードを用
    いることを特徴とする感熱記録層を有する磁気カードを
    用いる展示会管理方法。
  7. 【請求項7】請求項1又は2記載の感熱記録層を有する
    磁気カードを用いる展示会管理方法において、前記磁気
    カードの感熱記録層として、ロイコ色素と発色・消色剤
    とを構成要素とする発色形可逆性感熱記録層を使用した
    ことを特徴とする感熱記録層を有する磁気カードを用い
    る展示会管理方法。
  8. 【請求項8】請求項7記載の感熱記録層を有する磁気カ
    ードを用いる展示会管理方法において、前記ロイコ色素
    として複数種類の化合物を使用することによって、前記
    可逆性感熱記録層の印字色を複数種類とすることを特徴
    とする感熱記録層を有する磁気カードを用いる展示会管
    理方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002259611A (ja) * 2001-03-05 2002-09-13 Dainippon Printing Co Ltd 展示物のデータ提供システム
JP2007242045A (ja) * 2007-05-02 2007-09-20 Fujitsu Ltd 情報の提供方法および情報提供システムならびにそのための制御装置

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