JP2001088477A - タイムカード兼用idカード - Google Patents

タイムカード兼用idカード

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JP2001088477A
JP2001088477A JP27162199A JP27162199A JP2001088477A JP 2001088477 A JP2001088477 A JP 2001088477A JP 27162199 A JP27162199 A JP 27162199A JP 27162199 A JP27162199 A JP 27162199A JP 2001088477 A JP2001088477 A JP 2001088477A
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card
time
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magnetic
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JP27162199A
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Sukesato Fujii
祐里 藤居
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Dai Nippon Printing Co Ltd
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Dai Nippon Printing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 1枚のカードを用いて、勤務時間に関する情
報を表示するタイムカードの機能と、社員証等の身分を
証明するためのIDカードの機能の両方の機能を備え、
従業員がいつでも勤務時間情報を確認することができ、
また必要時にいつでもその身分を証明することのできる
タイムカード兼用IDカードを提供するものである。 【解決手段】 従業員の労働時間情報を表示するための
タイムカードと、従業員の身分を証明するためのIDカ
ードとを兼用することのできるタイムカード兼用IDカ
ードであって、カード基材上に労働時間に関する情報が
書き換え可能に表示された表示部と、従業員の識別情報
が機械読み取り可能に記録された記録部とを設けたこと
を特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、従業員の労働時間
情報を表示するためのタイムカードの機能と、従業員の
身分を証明するためのIDカードの機能の両方の機能を
兼用することのできるタイムカード兼用IDカードに関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、企業等が従業員の勤務時間を管理
する場合に、紙等からなるタイムカードを使用して従業
員自身により出勤時と退勤時に、このタイムカードにタ
イムレコーダーでそれぞれの時刻を打刻して記録するこ
とが一般的に行われている。そして、毎月定められた集
計日毎にタイムカードを収集して、タイムカードに記録
された時刻情報からその月における各従業員の全勤務時
間を計算し、毎月の給料額を算出する場合がある。
【0003】しかしながら、上記の場合には、一度使用
したタイムカードを再利用することができず、毎月ごと
に新しいタイムカードを従業員に発行しなければならな
いため、タイムカード発行のコスト負担があったり、タ
イムカード発行の手間がかかると共に、毎月の集計事務
の負担がかかるという問題がある。また、不正に賃金の
割り増しを受けようとするために、その日に勤務してい
ないのに、あたかも勤務したかのようにごまかすため、
他人に自分のタイムカードを渡して、不正にタイムレコ
ーダーで出勤及び退勤時刻を打刻してもらうこともで
き、正確な労務管理ができるとは限らないという問題も
ある。
【0004】そのため、最近では、社員証カード等の身
分証明カードいわゆるIDカードを使用して、IDカー
ドに備えた磁気記録部やIC記録部等の記録部に記録さ
れた固有情報を、出勤時と退勤時にコンピュータシステ
ムのカードリーダーで読み取らせ、コンピュータの勤務
時間を記憶手段に記憶させて自動的に給料額を算出する
ようなコンピュータ管理を行う場合もある。しかしなが
ら、この場合には、勤務時間に関する情報を従業員が目
視により見ることができないため、従業員自身で現在ま
での総勤務時間を確認したくても簡単に確認することが
できず不便である。
【0005】特に時間給による給料基準を採用している
会社の社員や、アルバイト、パートなどの従業員におい
ては、現在までに自分がどれくらい働いて、いくらの賃
金をもらうことができるのかを確認することで、その後
の勤務時間を調整したり、経済上の各種計画を立てたり
する必要がある場合もあり、上記のカードリーダーによ
るカード管理は、雇用者側の事務処理上の利便性はあっ
ても、従業者側にとっては勤務時間を簡単に見ることが
できず不便であるという問題がある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記の問題
を解決するために、1枚のカードを用いて、勤務時間に
関する情報を表示するタイムカードの機能と、社員証等
の身分を証明するためのIDカードの機能の両方の機能
を備え、従業員がいつでも勤務時間情報を確認すること
ができ、また必要時にいつでもその身分を証明すること
のできるタイムカード兼用IDカードを提供するもので
ある。また、勤務時間に関する情報を目視可能に表示で
き、また勤務時間の集計情報を書き換え可能に表示する
ことができるタイムカード兼用IDカードを提供するも
のである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めに、請求項1の発明は、従業員の労働時間情報を表示
するためのタイムカードと、従業員の身分を証明するた
めのIDカードとを兼用することのできるタイムカード
兼用IDカードであって、カードに労働時間に関する情
報が書き換え可能に表示された表示部と、従業員の識別
情報が機械読み取り可能に記録された記録部とを設けた
ことを特徴とするタイムカード兼用IDカードである。
【0008】また、請求項2の発明は、請求項1記載の
タイムカード兼用IDカードにおいて、前記カード基材
上に従業員の顔画像が表示されていることを特徴とする
タイムカード兼用IDカードである。
【0009】また、請求項3の発明は、請求項1または
請求項2記載のタイムカード兼用IDカードにおいて、
前記表示部が、マイクロカプセル中に磁場に感応する磁
性粉を含有して形成した磁性表示部、または温度に依存
して可逆的に変化する可逆的感熱表示部、またはロイコ
系可逆的感熱表示部からなることを特徴とするタイムカ
ード兼用IDカードである。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を用いて詳細に説明する。図1は、本発明のタイムカー
ド兼用IDカードの第1実施形態の平面図、図2は、図
1のA−A線断面図、図3は、磁性表示部の層構成を示
す断面図、図4は、磁性表示部の表面に垂直磁場をかけ
た時のカプセル内の磁性粉の挙動を示す断面図、図5
は、磁性表示部の表面に水平磁場をかけた時のカプセル
内の磁性粉の挙動を示す断面図、図6は、本発明のタイ
ムカード兼用IDカードの第2実施形態における図1の
A−A線断面図、図7は、本発明のタイムカード兼用I
Dカードを使用する要領を示した説明図である。
【0011】(第1実施形態)本発明のタイムカード兼
用IDカード1の第1実施形態を以下に説明する。タイ
ムカード兼用IDカード1のカード基材2は、2枚のセ
ンターコアシート3a,3bを積層し、その上下に透明
のオーバーシート4a,4bを積層して構成してある。
オーバーシート4a,4bは、塩化ビニルと酢酸ビニル
との共重合体樹脂に1%重量比の例えばセラミック系銀
イオンからなる抗菌剤5を混入(混ぜながら練り混むこ
と)してシート状に形成したものであり、その表面に磁
気ストライプからなる磁気記録部6を貼付して形成して
ある。但し、抗菌剤5は、カード基材に抗菌効果を施す
ために混入するもので、必ずしも混入する必要はない。
【0012】一方センターコアシート3a,3bは乳白
色の塩化ビニルと酢酸ビニルとの共重合体樹脂であり、
センターコアシート3a,3bの表面には、例えば雇用
者である会社名や団体名等の文字情報や、従業員の名称
や識別番号等の文字情報、及び絵柄やマーク,デザイン
等の各種の印刷表示7がオフセット印刷、シルクスクリ
ーン印刷等で形成されている。またセンターコアシート
3a,3bは、必要とする厚さが得られれば1枚ないし
3枚以上でもよく特に2枚に限定する必要はない。
【0013】尚、オーバーシート4a,4bは樹脂中に
無機抗菌剤(顔料)等を含有しているため、固くなり融
着性がおち、センターコアシート3a,3bとの接着性
が低下することがあるため、オーバーシート4a,4b
とセンターコアシート3a,3bとの間に接着層を設け
るようにしてもよい。そして、図2に示すようにセンタ
ーコアシート3a,3bを挟んで、その上下方向からオ
ーバーシート4a,4bを重ね、例えば150℃、15
分、25kg/cm2 の熱圧を加えて積層し一体化した
後に、カード寸法に打ち抜きカード基材2を形成する。
【0014】オーバーシート4a,4b中には、抗菌剤
5を所定量混練(混合)してある。このような抗菌オー
バーシートの製造方法としては、ヘンシェルミキサー、
V型ブレンダー等の混合機にて、オーバーシートの材料
となる樹脂に抗菌剤を所定量混合、攪拌したのち、一軸
押出機、二軸押出機、バリーミキサー、コニーダー及び
ロール等の使用して溶融混練して得られる樹脂組成物を
シートに成形する方法がある。また、抗菌剤5の樹脂へ
の配合方法は、樹脂を重合する時でも良い。いずれにし
ても、樹脂中に混合する抗菌剤の量は、0.1〜12重
量%程度あればよい。
【0015】オーバーシート4a,4bおよびセンター
コアシート3a,3bの材料となる樹脂としては、特に
制限はないが、具体的にはポリ塩化ビニル樹脂、酢酸ビ
ニル樹脂、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体樹脂、ブタ
ジエン樹脂、アクリルニトリル−ブタジエン−スチレン
共重合体樹脂、ポリカーボネート樹脂、ポリアミド系樹
脂、セルロース系樹脂、ポリエステル、ポリエチレン、
ポリプロピレンなどのポリオレフィン、ポリビニールア
ルコール、アクリル樹脂、ポリメタクリル酸メチル樹
脂、スチレン樹脂、ウレタン樹脂、フッ素樹脂またはこ
れらの混合物などの合成樹脂を挙げることができる。
【0016】抗菌剤としては、有機系、無機系があり、
特に無機系のものが抗菌効果の持続性、加工適性等の点
で実用に適している。無機系のものとしては、銀系無機
抗菌剤、銅系無機抗菌剤、亜鉛系無機抗菌剤が使用でき
る。銀系無機抗菌剤としては、銀イオンを担持させた無
機化合物であれば特に制限はないが、具体的には、活性
炭、活性アルミナ、シリカゲル等の無機系吸着剤、ゼオ
ライト、アパタイト、ヒドロキシアパタイト、リン酸ジ
ルコニウム、リン酸チタン、チタン酸カリウム等の無機
イオン交換体に銀イオンを担持させたものが挙げられ
る。この他、ガラス、セラミック、珪酸カルシウム、酸
化チタン等も銀イオンを担持させて使用できる。
【0017】銅系無機抗菌剤としては、銅イオンを担持
させた無機化合物であれば特に制限はないが、具体的に
は、活性炭、活性アルミナ、シリカゲル等の無機系吸着
剤、ゼオライト、アパタイト、ヒドロキシアパタイト、
リン酸ジルコニウム、リン酸チタン、チタン酸カリウム
等の無機イオン交換体に銅イオンを担持させたものが挙
げられる。この他、ガラス、セラミック、珪酸カルシウ
ム、酸化チタン等も銅イオンを担持させて使用できる。
【0018】亜鉛系無機抗菌剤についても同様である。
これら以外にもカルシウム、マグネシウムの水酸化物も
しくは酸化物に抗菌剤として有効である亜鉛や銅やアル
ミニウム等を固溶化させたものも使用できる。
【0019】これらの中でも、安全性が最も優れている
のは、銀系無機抗菌剤である。ゼオライトの場合、ゼオ
ライトのイオン交換可能な金属の一部を、銀、銅、亜鉛
から選ばれる少なくとも一種の金属で置換して得られる
抗菌性ゼオライト等が使用される。これら抗菌剤の選択
は、オーバーシートの材料となる樹脂との相性を考慮し
て行う。組み合わせによっては、化学反応によりオーバ
ーシートが黒や茶色に変色してしまったりすることがあ
るためである。(例 塩化ビニルにおける塩素と金属と
の反応など)
【0020】また、カード基材2の表面側にはICチッ
プ8が内蔵されたICモジュール9を挿入して接着固定
する凹部10が形成されている。ICモジュール9は、
例えば各種の情報を記録しておくことができる記録手段
であるメモリと制御手段であるCPUを有するICチッ
プ8と、外部装置との情報の交換を行うための端子部1
1とがスルーホール12により接続されてモジュール化
されている。ICチップ8には、例えば従業員の従業員
識別番号,暗証番号や氏名等の従業員毎の固有識別情報
を記録したり、また勤務時間に関する情報である例え
ば、出勤日、出勤時刻、退勤時刻、累計労働時間、累計
残業時間等の情報を記録する。また、磁気記録部6に
も、上記ICチップ8に記録した情報と同様の情報を記
録してもよく、また上記情報の中から任意に選択して記
録してもよい。磁気記録部6とICチップ8の記録部へ
の記録情報は使用目的や用途に応じて任意に使い分けて
定めればよい。
【0021】また、カード基材2のオーバーシート4a
の表面の一部に凹部14を形成し、その凹部14内に表
示部である磁性表示部13が設けてある。磁性表示部1
3は、従業員の勤務時間に関する情報が書き換え可能に
表示される表示部である。磁性表示部13の積層構成
は、図3に示されるように、基板15と該基板15の上
部に設けられた記録層16と、該記録層16の上部にア
ンカー層17を介して設けられた保護層18とから構成
されている。
【0022】基板15は、各種プラスチック、紙、金属
等のシート状のものであれば材質に特に制限はないが、
基板15そのものが黒く着色されているか、基板15の
表面が黒く着色されたものが表示のコントラストを明確
にする上で特に好ましい。着色の手段としては、例え
ば、硫酸バリウム、マイクロシリカ、カーボンブラック
等の顔料を各種プラスチック原料に混練した後、シート
状に成形すればよい。このような基板の厚さは、通常5
0〜200μm程度とされる。また、基板15は必ずし
も設ける必要はなく、カード基材2のオーバーシート4
aの凹部14に直接記録層16を形成してもよいもので
ある。また、必要に応じて、凹部14をオーバーシート
4a及びセンターコアシート3aに設けるようにしても
よい。
【0023】このような基板15の上に設けられる記録
層16は、複数のマイクロカプセル19とバインダー2
0を備える。マイクロカプセル19の中には液体20b
としてのビヒクルおよび磁性粉20aが含有されてお
り、磁性粉20aはビヒクルの中に浮遊した状態になっ
ている。
【0024】ビヒクルとしては、極性液体と、疎水性液
体と、熱可塑性樹脂とを含有させることか好ましい。極
性液体としては、ヒドロキシ基、カルボキシ基、アミノ
基等の極性基を有するアルコール類、ケトン類、エステ
ル類、カルボン酸類、アミノ化合物が挙げられる。より
具体的には、芳香族酸エステル、脂肪酸エステル、アル
コールエステル、オキシ酸エステル等のエステル類が一
般的であって、フタル酸ジブチル、燐酸オクチジフェニ
ル、セパシン酸ジオクチル、トリアセトン、ヒマシ油等
が好適例として挙げられる。
【0025】疎水性液体としては、低揮発性の脂肪族、
芳香族炭化水素およびこれらの混合物であって、感圧複
写紙用マイクロカプセルに常用されるものが好適であ
る。熱可塑性樹脂としては、前記極性液体および疎水性
液体の混合液に安定に溶解し得るものであればいずれも
使用可能である。なかでも溶解時の透明性が良く、電界
や磁界、光、熱、及び温度等によってゲル化することの
ないものであって、マイクロカプセル壁形成反応に対し
て、悪影響のないものが選択される。好適例として、ポ
リビニルブチラール、ポリ酢酸ビニル、脂環族飽和炭化
水素樹脂、ポリメタクリル酸エステル、アセチルセルロ
ース、エチルセルロース等が挙げられる。
【0026】このような成分を含有するビヒクルの常温
における粘度は、20〜5000cp程度とされる。粘
度は主に熱可塑性樹脂の含有量によって変動し、前記熱
可塑性樹脂は、2〜50wt%程度含有される。また、
極性流体の含有率は、熱可塑性樹脂との相容性や磁性粉
の安定性等を考慮して適宜、設定される。また、常温で
固相のワックスを液体の代わりに使って加熱書き込みし
てもよい。
【0027】磁性粉としては、鉄、ニッケル、鉄−ニッ
ケルや、鉄−ニッケル−クロム等のステンレススチー
ル、アルミニウム−コバルト合金、サマリウム−コバル
ト合金等が用いられる。磁性粉の形状としては、いわゆ
るフレーク形状のものが好ましく、厚さはできるだけ薄
く、厚さと粒径の比が大きいものが好ましい。粒径は、
3〜15μm程度とされる。粒径が大きくなると、カプ
セル内にうまく収納されず、また、外部磁気への影響が
遅くなる。一方、粒径が小さくなると、磁化させた時、
水平方向と垂直方向での光反射率の差が小さくなり記録
時のコントラストが悪くなる。
【0028】このような磁性粉の保持力は、用いられる
媒体の用途によって適宜選定すればよい。さらに磁性粉
にビヒクルへの分散性を向上させると共に、磁性粉同士
の凝集を防止するという観点から、磁性粉の表面を予め
公知の種々の有機材料で被覆してもよい。また、磁性粉
の反射率を挙げるためにアルミニウムや銀などを磁性粉
表面に蒸着してもよい。
【0029】さらに、マイクロカプセル内には、コント
ラストを向上させるために染料または顔料を含有させる
ことが好ましい。このようなマイクロカプセルは、例え
ば米国特許第2800458号、英国特許第11425
56号、米国特許第4001140号等に開示されてい
る種々の方法で製造される。マイクロカプセルの粒径
は、体積平均径で10〜100μmが好適である。この
値があまり小さくなると、カプセル内に収納される磁性
粉の総量が少なくなるために、記録時のコントラストが
十分でない。逆にこの値が大きくなりすぎると、記録層
表面に凹凸が生じ、記録画像が不均一になってしまう。
【0030】このようなマイクロカプセルを塗設するの
に用いられるバインダーとしては、マイクロカプセル壁
を損傷せず、かつ基板15表面によく接着するものであ
れば特に制限はない。より好適な具体例としては、ヒド
ロキシエチルセルロース、カルボキシメチルセルロー
ス、ポリビニルアルコール、ポリビニルピロリドン等が
挙げられる。このようなマイクロカプセルを含有する記
録層16の厚さは、通常、50〜200μmとされる。
このような記録層16の上にはアンカー層17を介して
保護層18が設けられる。
【0031】保護層18は、オーバーシート4a,4b
と同様な材質の樹脂に、上記したような種々の抗菌剤5
を混練(混ぜながら練り込むこと)してシート状に形成
したものであり、アンカー層17上に形成することで記
録層16を保護している。従って保護層18にも、抗菌
剤5が混合されているので、オーバーシート4a,4b
と同様な抗菌効果を有することができるものである。
【0032】上述したように形成される磁性表示部13
の下層には、磁性体層(図示せず)を埋設することが好
ましい。この磁性体層としては、例えば鉄、ニッケル、
クロム等のステンレススチーム、アルミニウム、コバル
ト合金、サマリウム・コバルト合金等の材質からなる。
その大きさは前記磁性表示部13と同程度であり、その
厚さは50〜200μm程度である。
【0033】磁性表示部13における情報表示の仕組み
は、図4に示すように垂直磁場φVをかけると、マイク
ロカプセル19の磁性粉20aは垂直方向に整列され、
この結果、外部からの入射光Liは、媒体表面に整列さ
れ、基板15表面に達してここで吸収され反射光Loは
小さくなる。この状態では、反射光が少ないため、黒く
目視される。
【0034】一方、図5に示すように垂直磁場φPをか
けると、マイクロカプセル19の磁性粉20aは水平配
向され、外部からの入射光Liは、磁性粉20aで反射
されて、反射光Loとなり、この状態では磁性粉20a
からの色が目視される。したがって、図5の状態を消去
状態とすれば外部からは明るい金属色が目視できる。一
方、図5の状態を垂直磁場φVによって部分的に書き込
んだ状態とすれば、この部分が例えば黒色に目視され、
外部から容易に判読できるものである。
【0035】磁性表示部13には、例えば出勤日13
a、出勤時刻13b、退勤時刻13c、累計労働時間1
3d、累計残業時間13e等の情報が目視可能に表示さ
れている。出勤時刻13bと退勤時刻13cは、両方を
表示してもよく、またそのどちらかを表示してもよい。
また、上記の他にも必要な表示を追加して表示してもよ
い。磁性表示部13に目視可能に表示された上記の勤務
時間に関する情報は、コンピュータシステムによる労働
時間管理システムプログラムソフトにおいて、カード上
に表示する情報を任意に選択して決めればよい。また、
磁性表示部13に表示される情報は、何れも書き換え可
能に表示されているので、毎日の出勤及び退勤の際に必
要に応じて書き換えられ、累計労働時間13d、累計残
業時間13eの表示は、毎日の退勤時の時刻に基づいて
その日の勤務時間に過去の勤務時間を加算して、累計労
働時間13d、累計残業時間13eとして表示される。
【0036】また、カード基材上には、従業員の顔画像
21が表示されている。この顔画像21は、公知の種々
の方法により表示すればよい。例えば、昇華転写手段に
より表示する方法としては、転写用リボン基材に、イエ
ロー、マゼンタ、シアン及びオーバープリント層を順次
設けた昇華転写転写用リボンを用いて、カード基材上に
加熱加圧して従業員の顔画像21を転写して形成するこ
とができる。カード基材上に顔画像21を設けることに
より、タイムレコーダーで出勤及び退勤の時刻を記録表
示する際に、従業員と顔画像21を見比べることにより
本人であるか否かを確認することができ、他人のカード
を使用して不正に処理することを防止することができ
る。
【0037】(第2実施態様)本発明のタイムカード兼
用IDカードの第2実施態様は、勤務時間に関する情報
を書き換え可能に表示された表示部が、可逆性感熱表示
部22により表示するものである。したがって、第2実
施態様は、第1実施態様の磁性表示部13を可逆性感熱
表示部22に代えたもので、その他の構成は、第1実施
態様のタイムカード兼用IDカードと同様の仕様であ
る。
【0038】第2実施態様における表示部である可逆性
感熱表示部22は、カード基材2のオーバーシート4a
の表面の一部に貼付して設けてある。可逆性感熱表示部
22は、下部から接着層23、支持体(PET)24、
感熱記録層25、保護層26とが順次積層されている。
本発明で使用する可逆性感熱表示部22は、例えば、特
開昭54−119377号公報、同55−154198
号公報、同61−258853号公報、同58−768
3号公報、同57−109695号公報、同57−82
086乃至82088号公報等において知られた材料で
あり、これらの材料は熱により透明状態と白濁状態とが
可逆的に変化し、且つ常温で上記2形態が保持できるポ
リマー組成物である。
【0039】例えば、これらの材料は常温により高い温
度T1 以上に加熱後冷却すると白濁し、且つ常温により
高く且つT1 よりより低い温度T2 に加熱後冷却すると
透明となる。したがって、これらのポリマー組成物から
感熱記録層を形成し、この層をT1より低く且つ常温よ
り高い温度T2 に加熱後冷却する全体が透明なフィルム
となり、この透明フィルムにサーマルヘッド等によりT
1 以上の温度で印字すると白濁による白色文字が形成さ
れる。そして、文字形成後に全面を再度T2 の温度に加
熱するとこれらの文字は消去され、再度T1 の温度で印
字可能となる。また、逆に全体をT1 の温度白濁させ、
2 の温度で抜き文字状に印字することもできる。
【0040】以上の如き物性を有するポリマー組成物は
いずれも本発明で使用可能であるが、好ましい具体例と
しては、例えばポリ塩化ビニル、塩化ビニル系共重合
体、塩化ビニリデン系共重合体、ポリエステル等の熱可
塑性樹脂をマトリックス材とし、このマトリックス材中
に炭素数10乃至30の飽和或いは不飽和脂肪酸、それ
らのエステル、マミドまたはアンモニウム塩等の有機低
分子物質との使用比率は、重量比で3:1乃至16:
1、好ましくは6:1乃至12:1の範囲である。本発
明の第2実施態様のカードは、カード基材の表面の少な
くとも一部に上記のような温度に依存して透明度が可逆
的に変化する有機低分子物質と樹脂からなる感熱記録層
25を形成しているものである。
【0041】図6において、可逆性感熱表示部22は、
感熱記録層25の下部に支持体(PET)24を介して
接着層23を設けると共に、感熱記録層25の上部に保
護層26を形成してある。
【0042】感熱記録層25の耐久性を向上させるため
にその表面に透明な保護層26を形成するが、この保護
層26は、上記したオーバーシート4a,4bと同様の
樹脂を用いると共に、上記の抗菌剤を所定量混練(混
合)してなるものを使用することで感熱記録層25を設
けた可逆性感熱表示部22も抗菌性を有するように形成
してもよい。以上の如くカード基材に形成する保護層2
6、感熱記録層25、接着層23、支持体(PET)2
4は、そのカードの使用目的に適合するようにそれぞれ
カード基材2の両面、片面の全部または一部に設ければ
よい。
【0043】第2実施形態のタイムカード兼用IDカー
ドも第1実施形態の磁性表示部13と同様に、可逆性感
熱表示部22に、例えば出勤日13a、出勤時刻13
b、退勤時刻13c、累計労働時間13d、累計残業時
間13e等の情報が目視可能に、また書き換え可能に表
示されている。可逆性感熱表示部22に目視可能に、ま
た書き換え可能に表示された上記の勤務時間に関する情
報は、コンピュータシステムによる労働時間管理システ
ムプログラムソフトにおいて、カード上に表示する情報
を任意に選択して決めればよい。また、可逆性感熱表示
部22に表示される情報は、何れも書き換え可能に表示
されているので、毎日の出勤及び退勤の際に必要に応じ
て書き換えられ、累計労働時間13d、累計残業時間1
3eの表示は、毎日の退勤時の時刻に基づいてその日の
勤務時間に過去の勤務時間を加算して、累計労働時間1
3d、累計残業時間13eとして表示される。
【0044】(第3実施態様)本発明のタイムカード兼
用IDカードの第3実施態様は、カードの表示部を、ロ
イコ系可逆性感熱表示部により表示するものである。し
たがって、第3実施態様は、第2実施態様の可逆性感熱
表示部22をロイコ系可逆性感熱表示部に代えたもの
で、その他の構成は、第2実施態様のタイムカード兼用
IDカードと同様である。
【0045】第3実施態様のロイコ系可逆性感熱表示部
は、図6の感熱記録層25をロイコ染料と、このロイコ
染料を加熱することにより発色させる酸性基及びロイコ
染料を加熱することにより消色させる塩酸性基とを有す
る化合物、またはロイコ染料を加熱することにより発色
させる酸性基を有する化合物およびロイコ染料を加熱す
ることにより消色させる塩酸性基とを有する化合物と、
水または有機溶剤に溶解する高分子材料等からなるバイ
ンダーとから構成したものである。
【0046】ロイコ染料としては、3−インドリノ−p
−ジメチルアミノフェニル−6−ジメチルアミノフタリ
ド、クリスタルバイオレットラクトン、3−ジエチルア
ミノ−7−クロロフルオラン、2−(2−フルオロフェ
ニルアミノ)−6−ジ−n−ブチルアミノフルオラン、
2−(2−フルオロフェニルアミノ)−6−ジエチルア
ミノフルオラン、3−ジエチルアミノ−7−シクロヘキ
シルアミノフルオラン、3−ジエチルアミノ−5−メチ
ル−7−t−ブチルフルオラン、3−ジエチルアミノ−
6−メチル−7−p−ブチルアニリノフルオラン、3−
ジエチルアミノ−6−メチル−7−アニリノフルオラ
ン、2−アニリノ−3−メチル−6−(N−エチル−p
−トルイジノ)−フルオラン、3−ピロリジノ−6−メ
チル−7−アニリノフルオラン、3−ピロリジノ−7−
シクロヘキシルアミノフルオラン、メチル−7−アニリ
ノフルオラン、3−N−メチルシクロヘキシルアミノ−
6−メチル−7−アニリノフルオランなどが使用でき
る。
【0047】ロイコ染料を加熱することにより発色させ
る酸性基としては、フェノール性水酸基、またはカルボ
キシル基などが使用できる。また、ロイコ染料を加熱す
ることにより消色させる塩酸性基としては、アミノ基な
どが使用できる。
【0048】これらの酸性基及び塩酸性基を有する両性
化合物としては、2−アミノフェノール、3−アミノフ
ェノール、4−アミノフェノール等のアミノフェノー
ル;2−アミノ安息香酸、3−アミノ安息香酸、4−ア
ミノ安息香酸等のアミノ安息香酸;2−ヒドロキシ−3
−アミノ安息香酸、2−アミノ−3−ヒドロキシ安息香
酸、2−アミノ−4−ヒドロキシ安息香酸、2−アミノ
−4−アミノ安息香酸、2−ヒドロキシ−6−アミノ安
息香酸、3−アミノ−4−ヒドロキシ安息香酸、3−ヒ
ドロキシ−5−アミノ安息香酸等のヒドロキシアミノ安
息香酸等が使用できる。
【0049】また、酸性基を有する化合物としては、2
−ヒドロキシ安息香酸、3−ヒドロキシ安息香酸等のヒ
ドロキシ安息香酸;4−ヒドロキシサリチル酸、5−ヒ
ドロキシサリチル酸等のヒドロキシサリチル酸等が使用
できる。
【0050】また、塩酸性基を有する化合物としては、
トクチルアミン、ノニルアミン、ベンジルアミン、2−
フェニルエチルアミン、6−フェニルヘキシルアミン等
が使用できる。
【0051】バインダーとしては、メチルアルコール、
ポリビニルアルコール、エチルセルロース、酢酸セルロ
ース、ニトロセルロース、ポリスチレン、ポリ塩化ビル
ニル等が使用できる。
【0052】ロイコ系可逆性感熱記録表示部における上
記の各成分の含有量としては、両性化合物1重量部に対
して、ロイコ染料0.1〜1重量部、バインダー2重量
部以下を混合する。そして、例えば、水もしくは有機溶
剤に上記両性化合物、ロイコ染料、バインダーを溶解ま
たは分散して、グラビア印刷、オフセット印刷、凸版印
刷などの方法で支持体上に印刷する。
【0053】ロイコ系可逆性感熱記録表示部における画
像表示及び画像消去の原理は、次の通りである。熱エネ
ルギーによって、フェノール性化合物は無色のロイコ染
料のラクトン環を開環させ、無色から有色に色変化させ
る。しかし、ラクトン環が開環した有機化合物は、塩基
性物質に接触すると閉環して元のラクトン環のある無色
のロイコ染料に戻る。即ち、熱エネルギーを制御するこ
とにより、ラクトン環を開環させて有色化合物にした
り、閉環させて無色の化合物に戻したりすることができ
る。つまり、熱の作用によって酸の性質を示したり、塩
基の性質を示すためにロイコ染料に対してして、顕色剤
となったり、減色剤となったりするものである。
【0054】
【実施例】以下、本発明のタイムカード兼用IDカード
の実施例について具体的に説明する。 〔実施例〕センターコアシート3a,3bの材料とし
て、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体をカレンダー成形
方により厚さ0.3mmのシートに成形し、片面にオフ
セット印刷を施したシートを2枚用意した。シートに成
形する原材料には、カードに要求される白色度と遮光性
を上げるために、顔料として酸化チタンを配合してあ
る。一方、オーバーシート4a,4bには、塩化ビニル
−酢酸ビニル共重合体樹脂に1%重量比のセラミック系
銀イオン抗菌剤5を混ぜながらよく練り込んで樹脂組成
物をTダイ押し出し成形方により、厚さ0.1mmのロ
ールに成形した。オーバーシート4a,4bには、次の
工程で磁気ストライプの磁気記録部6と、抗菌剤5を混
入した保護層26で表面を覆ってなる感熱記録層25を
有する可逆性感熱表示部22を転写して、さらにセンタ
ーコアシート3a,3bと同じサイズに断裁した。
【0055】次にカードの発行者側である会社名及び従
業員の識別番号や氏名等の印刷を施したセンターコアシ
ート3a,3bとオーバーシート4a,4bとを重ね合
わせ、150℃、250kgf/cm2 、15分間の条
件でプレスラミネートした。これをカードの大きさに打
ち抜いた。次に、カード基材に凹部を1ヶ所それぞれの
大きさに形成して、ICモジュール9を埋め込んで接着
してタイムカード兼用IDカードを作製した。そして、
磁気記録部6及びICチップ8に従業員の従業員識別番
号、暗証番号、氏名などの情報を記録した。
【0056】次に、従業員が本発明のタイムカード兼用
IDカードを使用する要領について、図7に基づいて説
明する。ここでは、可逆性感熱表示部22を用いたタイ
ムカード兼用IDカードに基づいて説明する。
【0057】会社の出入口付近に労働時間管理システム
27であるコンピュータ装置が設置されている。このシ
ステムには、少なくともカード用のリーダライタ28が
含まれていて、タイムカード兼用IDカードの可逆性感
熱表示部22への加熱により情報を書き換え可能に表
示、書き換え、消去を行うことが可能な手段と、カード
に設けられた各種記録部に対する情報の記録、書き換
え、消去を行うことが可能な手段とが備えられている。
また、一般的なコンピュータシステムと同様に、制御手
段29、入力手段30、表示手段31、記憶手段などが
備えられている。これらの労働時間管理システム27で
は、カード用のリーダライタ28だけを従業員が出入り
する場所に設置しておき、その他の各装置は事務所など
別の場所に置いておき、回線を通して情報のやり取りを
行うようにしてもよい。
【0058】従業員は、朝の出勤時に例えば出入口に設
置されているカード用のリーダライタ28へタイムカー
ド兼用IDカード1を挿入する。リーダライタ28は、
タイムカード兼用IDカード1の磁気ストライプやIC
チップ等の記録部に記録されている従業員識別番号を読
み取り、コンピュータの記憶手段のその識別番号に該当
する従業員の勤務記録領域に出勤時刻を登録する。ま
た、カードの可逆性感熱表示部22に、出勤日13a、
出勤時刻13b、そして前日までの累計労働時間13d
及び累計残業時間13e等の情報を目視可能に表示す
る。
【0059】そして、退社時に出入口に設置されている
カード用のリーダライタ28へタイムカード兼用IDカ
ード1を挿入する。リーダライタ28は、タイムカード
兼用IDカード1の記録部に記録されている従業員識別
番号を読み取り、コンピュータの記憶手段のその識別番
号に該当する従業員の勤務記録領域に退勤時刻を登録す
ると共に、出勤時刻から退勤時刻までの勤務時間を算出
し、またこの内、残業時間も算出してコンピュータの記
憶手段にそれらのデータを記憶させる。また、カードの
可逆性感熱表示部22の、退勤時刻13c、そして当日
分を含めた累計労働時間13d及び累計残業時間13e
等の情報を目視可能に書き換えて表示する。
【0060】また、これらのリーダライタ28が設置さ
れている出入口には、守衛や係員を配置して、リーダラ
イタ28へタイムカード兼用IDカード1を挿入する前
の段階で、カードの顔画像を見せて本人に間違いがない
かを確認することにより、他人のカードによる不正な行
為を防止することができる。
【0061】
【発明の効果】以上、詳細に説明したように、本発明の
タイムカード兼用IDカードは、1枚のカードを用い
て、勤務時間に関する情報を表示するタイムカードの機
能と、社員証等の身分を証明するためのIDカードの機
能の両方の機能を備え、従業員がいつでも勤務時間情報
を確認することができ、また必要時にいつでもその身分
を証明することができるものである。したがって、従来
のように毎月ごとに新しいタイムカードを発行する必要
がなくコスト負担が軽減され手間もかからず、毎月の集
計事務の負担も軽減することができるという効果があ
る。また、従業員にとっても、その時々における勤務時
間の累積情報を書き換えて表示してあるので、いつでも
それらの勤務時間に関する情報を確認することが可能で
あるので、便利であると共に、勤務時間の調整などの予
定を立てやすいという効果がある。
【0062】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のタイムカード兼用IDカードの第1実
施形態の平面図である。
【図2】図1のA−A線断面図である。
【図3】磁性表示部の層構成を示す断面図である。
【図4】磁性表示部の表面に垂直磁場をかけた時のカプ
セル内の磁性粉の挙動を示す断面図である。
【図5】磁性表示部の表面に水平磁場をかけた時のカプ
セル内の磁性粉の挙動を示す断面図である。
【図6】本発明のタイムカード兼用IDカードの第2実
施形態における図1のA−A線断面図である。
【図7】本発明のタイムカード兼用IDカードを使用す
る要領を示した説明図である。
【符号の説明】
1 タイムカード兼用IDカード 2 カード基材 3a,3b センターコアシート 4a,4b オーバーシート 5 抗菌剤 6 磁気記録部 7 印刷表示 8 ICチップ 9 ICモジュール 10 凹部 11 端子部 12 スルーホール 13 磁性表示部 13a 出勤日 13b 出勤時刻 13c 退勤時刻 13d 累計労働時間 13e 累計残業時間 14 凹部 15 基板 16 記録層 17 アンカー層 18 保護層 19 マイクロカプセル 20 バインダー 20a 磁性粉 20b 液体 21 顔画像 22 可逆性感熱表示部 23 接着層 24 支持体(PET) 25 感熱記録層 26 保護層 27 労働時間管理システム 28 リーダライタ 29 制御手段 30 入力手段 31 表示手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2C005 HA03 HA24 HB01 HB20 JA02 JA09 JA25 JA26 JA30 JB04 JC02 JC04 KA02 KA03 KA07 KA09 KA10 KA15 KA21 KA27 KA29 KA37 KA45 KA52 LA02 LA11 LA18 LA20 LA26 LA30 LA34 LA39 LB05 LB06 LB25 LB28 LB52 5B035 AA06 BA05 BB02 BB04 BB09 BB11 BC01 CA06

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 従業員の労働時間情報を表示するための
    タイムカードと、従業員の身分を証明するためのIDカ
    ードとを兼用することのできるタイムカード兼用IDカ
    ードであって、カードに労働時間に関する情報が書き換
    え可能に表示された表示部と、従業員の識別情報が機械
    読み取り可能に記録された記録部とを設けたことを特徴
    とするタイムカード兼用IDカード。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のタイムカード兼用IDカ
    ードにおいて、前記カード基材上に従業員の顔画像が表
    示されていることを特徴とするタイムカード兼用IDカ
    ード。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2記載のタイムカ
    ード兼用IDカードにおいて、前記表示部が、マイクロ
    カプセル中に磁場に感応する磁性粉を含有して形成した
    磁性表示部、または温度に依存して可逆的に変化する可
    逆的感熱表示部、またはロイコ系可逆的感熱表示部から
    なることを特徴とするタイムカード兼用IDカード。
JP27162199A 1999-09-27 1999-09-27 タイムカード兼用idカード Withdrawn JP2001088477A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003054167A (ja) * 2001-08-10 2003-02-26 Dainippon Printing Co Ltd 可逆性感熱記録媒体
JP2003091713A (ja) * 2001-09-19 2003-03-28 Dainippon Printing Co Ltd Icカード
JP2008207457A (ja) * 2007-02-27 2008-09-11 Hara Kasei Kogyo Kk ソフトカード

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