JP3827791B2 - 展示会運営管理システム - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、事前に招待客に配付する招待状と、前記招待状に基づいて展示会の来場者を受付登録するとともに、展示会への来場回数を印字した顧客カードを発行し、前記顧客カードを所有する招待客に対して、展示会への来場回数に応じて特別なサービスを行なうことのできる展示会運営管理システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から、企業は新規顧客を獲得するため、様々な手段を用いて企業や商品の広告宣伝を行なっている。一般的には、テレビやラジオなどのコマーシャル放送を利用したり、新聞や雑誌での広告、ポスターや看板などの屋外広告が利用され、また最近は、パソコン通信やインターネット、電話やファックスなどの通信、郵便や折り込みチラシなどによるダイレクトメールなども盛んに利用されている。このような宣伝活動は、企業イメージや製品の認知度を向上するのに効果的であるが、顧客にとっては、実際の商品を見たり触ったりできない。
【0003】
そこで、顧客が直に製品に触れることができたり現物を見ることができ、しかも企業の販売担当者と直接会話して、商品の機能や性能を確認できる方法として、製品展示会や展示即売会、あるいはセミナーやスクールなどと称する販促活動が盛んに行なわれている。特に、一般消費者を対象とする消費財の場合と異なり、企業内で使用される生産財の場合には、企業同士のコミュニケーションが必要になるため、製品発表会や展示会などでの、顧客との直接的な繋がりが重要になる。
【0004】
このような展示会における来客情報や、商品に対するアンケート調査情報を簡便かつ迅速に把握するための来場受付登録システムが提案されており、例えば、特開平7−172082号(1993年12月20日出願)や特開平7−186582号(1993年12月27日出願)がある。特開平7−172082号では、展示会に来場した顧客が個人情報を記入するための登録シートと、来場者に対するアンケート調査の回答を記入するための調査シートとが、分離可能に結合してなる結合シートに対して、来場者が携帯して用いる顧客カードが分離可能に結合してなる来場者登録用紙が用いられている。一方、特開平7−186582号では、宛て先が記入された宛て先カードと、来場者に対するアンケート調査の回答を記入するための調査シートとが分離可能に結合してなる結合シートに対して、来場者が携帯して用いる顧客カードが分離可能に結合してなる招待状が用いられている。
【0005】
前記登録シートと調査シートと顧客カード、または調査シートと顧客カードのそれぞれに、同一のコードを意味する機械読取可能な顧客識別用のバーコードまたは光学マークが付与されており、前記登録シートや調査シートは、展示会の来場者受付で顧客から回収され、前記バーコードまたは光学マークによる顧客識別コードに基づいて、来場者情報が受付に備えられた情報処理システムに登録される。一方、顧客カードは、来場者が展示会場で携帯し、商品の注文やカタログ資料の請求の際に、顧客識別用のIDカード(個人認証カード)として利用することが提案されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
上述の展示会招待状による来場受付登録システムにおいて、顧客カードは、展示会場での商品注文の際のIDカードとして使用することを前提にしているが、実際には、単に展示会場での来場受付登録カードとして使用されているのが実情であり、本来のIDカードとして使用されることはまれである。本発明は、上記顧客カードのより有効な使用方法を提案するものであり、来場者の受付登録をより簡便化し、迅速確実に対応できる展示会運営管理システムを提供するとともに、顧客カードの有効利用を図り、より効果的な販促ツールとしての顧客カードの使用方法を提案するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
すなわち、本発明は、請求項1に示したように、顧客コードが付与された顧客情報ファイルに基づいて、顧客の宛て名を印字するとともに、機械認識可能な顧客コードを付与した招待状を作成する招待状発行手段と、展示会場において前記招待状の顧客コードを読み取り、顧客情報ファイルに基づいて機械認識可能な顧客コード、および顧客の展示会来場回数を付与した顧客カードを発行するカード発行手段と、前記招待状、または前記顧客カードの顧客コードを読み取り、顧客情報ファイルの来場日時の登録と来場回数を更新する来場者情報管理手段とで構成された展示会運営管理システムである。
【0008】
また、本発明は、請求項2に示したように、前記招待状の顧客コードがバーコードで構成され、また、請求項3に示すように、カード発行手段において、顧客カードに、顧客コードが磁気記録されるとともに、少なくとも顧客コードと顧客の氏名、および展示会来場回数が印字記録され、さらに、請求項4に示すように、前記顧客カードに印字記録される展示会来場回数は、書き換え可能な反復印字記録媒体に印字される展示会運営管理システムである。
【0009】
すなわち、本発明の展示会運営管理システムでは、招待状または顧客カードを持参した顧客の展示会への来場回数を、来場者情報管理手段を用いて、顧客情報ファイルに来場日時を登録し、また、来場回数の記録を更新することによって、顧客の展示会来場履歴を蓄積し、各顧客に対して、蓄積された顧客の来場回数に応じて各種のサービスを提供せんとするものである。例えば、来場回数に応じて、景品を提供したり、商品購入の際に、商品代金を割り引くなどのサービスを行なう。
【0010】
【発明の実施の形態】
(展示会運営管理システムの構成)
以下、本発明の展示会運営管理システムの実施形態を、図面に示した実施例を参照して詳細に説明する。図1は、本発明の展示会運営管理システムの一実施例を示すシステム構成図である。図において、1Aは、顧客情報ファイルである。顧客情報ファイル1Aには顧客リストが記憶されており、例えば、顧客の氏名、および、所属団体名(社名)、所属部署、業種、業態、勤務先住所、役職名、電話番号、ファックス番号などが顧客コードとともに記憶されている。2Aは、展示会情報ファイルである。展示会情報ファイル2Aには、展示会の名称とともに、主催者名、開催日時、来場者数、会場、および展示会開催にともなう、費用明細などが記憶されている。3Aは、展示会の招待状を作成するための招待状データファイルである。招待状データファイル3Aには、これから開催する展示会の招待者の顧客リストが記憶されている。
【0011】
(招待状発行手段の構成)
本実施例の展示会運営管理システムでは、先ず、データ処理装置21において、顧客を招待する展示会の内容、目的、開催場所に応じて、顧客情報ファイル1Aの顧客リストから、招待客を選別し、招待状データファイル3Aを作成する。次いで、前記招待状データファイル3Aに基づいて、データ処理装置22において、招待客に郵送または持参するための招待状を、プリンタ4を用いて作成する。招待状は、図1の8に示すように、顧客の所属団体名と所属部署、氏名と住所、および符号9で示すように、機械認識可能な顧客コードを、例えばバーコードを用いて印字する。前記のような内容の招待状を作成するプリンタ4としては、レーザビームプリンタやインクジェットプリンタが好適である。また、上記において使用されるデータ処理装置21や22は、特別な機能を備える必要はなく、通常よく使用されるパーソナルコンピュータやワークステーションを用いることができる。前記データ処理装置21と顧客情報ファイル1A、展示会情報ファイル2Aによって顧客情報管理システムを構成し、データ処理装置22と招待状データファイル31A、プリンタ4とで招待状発行手段を構成している。
【0012】
(来場者情報管理システムの構成)
また、本実施例の展示会運営管理システムは、データ処理装置23、24、25とで構成された展示会場での来場者情報管理システムを構成している。図において1C、2Cはそれぞれ顧客情報ファイルと展示会情報ファイルであり、前記顧客情報管理システムの顧客情報ファイル1Aと展示会情報ファイル2Aとから選別して作成された、顧客情報ファイル1B、および展示会情報ファイル2Bに基づいて、データ処理装置23に接続された記憶装置に設けられる。
【0013】
前記顧客情報ファイル1Cと展示会情報ファイル2Cには、他のデータ処理装置24、または25からLAN(ローカルエリアネットワーク)26、およびデータ処理装置23を介してアクセスできるように構成する。図において、データ処理装置23は、顧客情報ファイル1Cと展示会情報ファイル2Cのサーバーを構成し、データ処理装置24、およびデータ処理装置25は、前記サーバーに対するクライアントを構成している。また、前記データ処理装置24にはプリンタ5が接続され、データ処理装置24とプリンタ5は、展示会場のバックヤードに設置される。一方、データ処理装置25には、バーコード読取装置6とカードリーダライタ7が接続され、展示会場の来場者受付に設置される。
【0014】
前記顧客情報ファイル1Cは、顧客情報管理システムを構成するデータ処理装置21を操作して、顧客情報ファイル1Aの内から、今回の展示会用に選択された顧客の会社名などの所属団体名、所属部署名、役職名、氏名、所属団体の所在地、および連絡先電話番号、さらに団体の業種、業態、さらに、顧客の性別、年齢などで構成される。また、同様に展示会情報ファイル2Cは、顧客情報管理システムの展示会情報ファイル1Aと同様に、展示会の名称、展示会の種別、開催日時、来場社数、来場者数、会場などのデータで構成される。
【0015】
(来場受付登録システムの構成と作用)
展示会場の来場者受付に設置されたデータ処理装置25に接続されたバーコード読取装置6は、招待状8に印字されたバーコードで構成された機械認識可能な顧客コードを、電気光学的に読み取る装置であり、図ではペン型を使用しているが、CCD(電荷結合素子)走査方式のタッチ型でもよい。またカードリーダライタ7は、顧客カード10に顧客コード書き込んだり、または顧客カードに書き込まれている顧客コードを読み取る装置である。本実施例の顧客カード10は、図1では示されていないが、裏面に磁気記録層を有し、表面には反復印字可能な印字部11を設けてあり、前記カードリーダライタ7は、磁気記録層に記録された顧客コードなどの磁気データを読み取り書き込みする磁気記録再生装置を備えるとともに、カード表面の印字部11に顧客コードや顧客の氏名を印字するための感熱記録装置を備えている。
【0016】
(顧客カードの構成)
ここで、本実施例において使用される顧客カード10の構成について、図を用いて説明する。図2は、顧客カードの構成を示す平面図である。図において、10は、顧客カードであり、11は、顧客カードの表面に設けられた印字部である。図に示すように、顧客カード10の表面には、カード発行者の広告文30が印刷され、また、印字部11には、顧客コード31や顧客の氏名32、展示会への来場回数33、および次回の展示会の案内情報34などが印字してある。
【0017】
顧客カード10の印字部11は、温度(熱)により透明状態と不透明(白濁)状態が可逆的に変化する感熱印字記録層であり、熱によって書き換え可能な反復印字記録層で構成されている。すなわち熱により透明状態と白濁状態とが可逆的に変化し、且つ常温で上記2形態が保持できるポリマー組成物である。例えば、これらの材料は常温より高い温度T1以上に加熱後冷却すると白濁し、また常温より高くかつT1より低い温度T2に加熱後冷却すると透明となる。この層をT1より低くかつ常温より高い温度T2に加熱後冷却すると全体が透明状態となり、この状態でサーマルヘッドなどによりT1以上の温度で印字すると白濁による白色文字が形成される。文字を形成後に全面を再度T2の温度に加熱するとこれらの文字は消去され、再度T1の温度で印字可能となる。また、逆に全体をT1の温度で白濁させ、T2温度で抜き文字状に印字することもできる。
【0018】
上記、顧客カード10のA−Aにおける構成断面図を図3に示す。図に示すように顧客カード10は、基材12の片方の面に磁気記録層13および磁気保護層14が積層され、また、基材12の他方の面には、光反射層15、印字記録層16、および印字保護層17が積層され、さらに、前記印字保護層17の上に、印字部11を除き絵柄印刷層18が設けられている。また、必要に応じて前記磁気保護層の上に、文字印刷層19が設けられる。
【0019】
前記基材12は、シート状あるいは板状を成しており、この基材12は、ナイロン、セルロースジアセテート、セルローストリアセテート、ポリスチレン、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエステル、ポリイミド、ポリカーボネートなどのプラスチック類や、銅、アルミニュームなどの金属、紙、含浸紙などを単独または組み合わせて複合体として用いることができる。基材12として要求される物性、例えば、強度、剛性、隠蔽性、光不透過性、などを考慮して、上記材料のなかから好ましいものを適宣選択すればよい。なお基材12の厚さは0.1〜1mm程度である。
【0020】
前記基材12の裏面に設けられた磁気記録層13は、γ−Fe23 、Co被着γ−Fe23 、Fe34 、CrO2 、Fe、Fe−Cr、Fe−Co、Fe−Niなどの鉄合金、Co−Cr、Co−NiなどのCo系合金、MnAl、Baフェライト、Srフェライトなどの従来公知の磁性微粒子を、適当な樹脂あるいはインキビヒクル中に分散してなる磁性粒子分散物を、グラビア法、ロール法、ナイフエッジ法などの従来公知の塗布方法によって、基材12上に形成することができる。また磁気記録層13は、Fe、Fe−Cr、Fe−Co、Co−Crなどの金属または合金あるいはその酸化物を用いて、真空蒸着法、スパッタ法、メッキ法などによって基材12上に形成することもできる。
【0021】
塗布方法によって基材12上に磁気記録層13を形成するときは、その膜厚は1〜100μm、好ましくは5〜30μm程度である。また、真空蒸着法、スパッタ法、またはメッキ法によって磁気記録層13を形成するときは、その膜厚は100Å(オングストローム)〜1μm、好ましくは500〜2000Å程度である。
【0022】
γ−Fe23 などの磁性微粒子を分散するための樹脂またはインキビヒクルとしては、ブチラール樹脂、塩化ビニール/酢酸ビニール共重合体樹脂、ウレタン樹脂、ポリエステル、セルロース系、アクリル、スチレン/マレイン酸共重合体などが用いられ、必要に応じてニトリルゴムなどのゴム系樹脂またはウレタンエラストマーなどが添加される。また、磁性微粒子が上記樹脂中に分散されてなる分散物中に、必要に応じて界面活性剤、シランカップリング剤、可塑剤、ワックス、シリコンオイル、カーボンその他の顔料を添加することもできる。
【0023】
上記磁気記録層13の上に設けられた磁気保護層14は、無機質微粉末が均一に分散、混合されている樹脂層からなり、例えば、ポリウレタン樹脂、ポリエステル樹脂、ポリエステルウレタン樹脂、アクリル樹脂、エチレン−酢酸ビニル共重合体樹脂、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体樹脂、ブチラール樹脂、ポリアミド樹脂、エポキシ樹脂、硝化綿、塩化ゴムなどによる単独樹脂または2種以上の混合樹脂100重量部に対して、酸化アルミニュウム、炭化珪素、酸化クロム、酸化ジルコニュウム、酸化鉄、ダイヤモンド、窒化ホウ素、エメリー、酸化セリウムなどによる1次粒子の平均粒径が0.1〜25μ程度の無機質微粉末が、50〜1400重量部程度の割合で添加、混合されている樹脂層からなる。
【0024】
なお、磁気保護層14には、先の無機質微粉末のほかに、必要に応じて添加される分散剤、帯電防止剤、染料、着色顔料、沈降防止剤などが適宜混入され得ることはもちろんであり、また、磁気保護層14の耐摩耗性、耐溶剤性、耐熱性などの向上を図るとともに、基材12と磁気保護層14との間や、磁気記録層13と磁気保護層14との間の密着性を向上させるために、イソシアネート系の硬化剤が混合されることもある。
【0025】
磁気保護層14は、厚さ1〜10μm程度に形成されており、所定の無機質微粉末が配合されている樹脂溶液からなる塗工剤、例えば、トルエン、キシレン、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトン、アノン、イソプロピルアルコール、酢酸エチル、酢酸ブチル、エタノールなどからなる単独溶剤、あるいはこれらの2種以上の混合溶剤などを使用して得られる樹脂溶液からなる塗工剤を、例えばグラビア印刷手段などによって塗工し、これを乾燥することによって形成される。
【0026】
本発明の顧客カード10は、少なくとも片面に磁気記録層13を有するカード型の基材12と、該基材12の少なくとも片面に形成されている磁気保護層14とを具備するものである。
【0027】
前記構成による本発明の顧客カード10は、該顧客カード10における磁気記録層13に、通過経路などの情報をあらかじめエンコードしておくことにより、これをカードリーダライタのカード挿入口に投入するだけで、顧客カード10の磁気記録層13にエンコードされている情報に従って、諸種の磁気記録カード方式によって情報の入出力が行なわれるシステム中に組み込まれている磁気ヘッド、印字用サーマルヘッド、ガイドロールなどと、顧客カード10における磁気保護層14とが褶動するため、カードリーダライタを停止させることなく、このリーダライタに組み込まれている磁気ヘッド、印字用サーマルヘッド、ガイドロールなどに付着している異物の除去を簡単に行なうことができる。
【0028】
基材12の他方の面に設けられた印字記録層16は、例えば、ポリ塩化ビニール、塩化ビニール系共重合体、塩化ビニリデン系共重合体、ポリエステルなどの熱可塑性樹脂をマトリックス材として、このマトリックス材のなかに炭素数10〜30の飽和または不飽和脂肪酸、それらのエステル、アミド、またはアンモニウム塩などの有機低分子物質を分散させたものである。上記マトリックス材料と有機低分子物質の混合比率は、重量比で3:1〜16:1好ましくは6:1〜12:1の範囲である。
【0029】
前記印字記録層16に使用されるマトリックス材となる合成樹脂としては、上記を含め、例えば、ポリ塩化ビニル、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体およびその部分ケン化物、塩化ビニル−酢酸ビニル−マレイン酸共重合体、塩化ビニル−アクリル酸エステル共重合体などの塩化ビニル系樹脂、または、塩化ビニリデン−塩化ビニル共重合体、塩化ビニリデン−アクリル酸エステル共重合体、塩化ビニリデン−アクリロニトリル共重合体などの塩化ビニリデン系樹脂、そして、各種ポリアクリル酸エステル、ポリメタアクリル酸エステルなどのアクリル系樹脂、その他、各種のポリエステル系樹脂などが挙げられる。
【0030】
また、前記印字記録層16に使用される有機低分子物質としては、上記を含め各種脂肪酸およびその誘導体が使用できる。その中でも飽和直鎖脂肪酸が好ましく、特に、炭素数C:10〜30、融点:30〜160℃の範囲のものが好ましい。これらの有機低分子物質は、一種または二種以上の混合物として前記合成樹脂中に分散させることができ、特に、融点の異なる有機低分子物質、例えば、飽和直鎖脂肪酸のモノカルボン酸とジカルボン酸などを混合して用いた場合には、透明化する温度範囲が広げられる点で好ましい。
【0031】
このような物質としては、モノカルボン酸では、カプリン酸、ラウリン酸、ドデカン酸、ミリスチン酸、ペンタデカン酸、パルミチン酸、ヘプタデカン酸、ステアリン酸、ノナデカン酸、アラキン酸、ヘンエイコサン酸、ベヘン酸、トリコサン酸、リグノセリン酸、ペンタコサン酸などが挙げられ、ジカルボン酸では、ピメリン酸、スベリン酸、アゼライン酸、セバシン酸、ウンデカン2酸、ドデカン2酸、トリデカン2酸、テトラデカン2酸、ペンタデカン2酸、ヘキサデカン2酸、ヘプタデカン2酸、オクタデカン2酸、ノナデカン2酸、エイコサン2酸、ヘンエイコサン2酸、ドコサン2酸などが挙げられる。また、合成樹脂に対する有機低分子物質の混合量は、全体に対する有機低分子物質の含有量として1重量%〜60重量%程度であり、20重量%〜50重量%の範囲がさらに好ましい。有機低分子物質の含有量が1重量%以下では印字濃度が低く、鮮明さが不充分となり、一方、60重量%以上になると均一な塗膜の形成が困難となる。
【0032】
また、印字記録層16には、成膜性、加工性を向上させるために、少量の高沸点溶剤や界面活性剤などを添加することができる。このような添加剤の具体例としては、高沸点溶剤(可塑剤)では、フタル酸ジメチル、フタル酸ジエチル、フタル酸ジブチル、フタル酸ブチルベンジル、フタル酸ジオクチル、フタル酸ジイソオクチル、フタル酸ジカプリル、アジピン酸ジイソブチル、アジピン酸ジオクチル、セバシン酸ジベンジル、セバシン酸ジオクチル、リン酸トリフェニル、リン酸トリクレジル、リン酸トリオクチル、リン酸オクチルジフェニル、トリアセチンなどが挙げられる。
【0033】
また、界面活性剤では、高級脂肪酸アルカリ塩、ポリエチレングリコールアルキルエーテル、ポリエチレングリコール脂肪酸エステル、ソルビタン脂肪酸エステル、脂肪酸モノグリセリド、多価アルコール高級脂肪酸エステル、多価アルコール高級アルキルエーテル、高級脂肪酸アルキルスルホン酸塩、高級脂肪酸アルキルアリールスルホン酸塩、高級アミンハロゲン酸塩などが挙げられる。
【0034】
前記のような合成樹脂と有機低分子物質とを主成分とする印字記録層16は、前記の基材12の上に公知のロールコーティングまたは印刷などの手段により塗布、乾燥して形成することがきる。この印字記録層16の厚さは、2〜25μmの範囲が適当である。尚、印字記録層16を基材12上または光反射層15上への形成に際して、その接着性が不足する場合には、基材12面ではあらかじめ従来公知の化学処理やコロナ放電処理を施したり、プライマーコート層を設けることができ、光反射層15ではプライマーコート層を設けて接着性を向上させることができる。
【0035】
前記印字記録層16の下面には光反射層15が設けられる。前記光反射層15は、光反射率の高いものであれば何でもよいが、例えば、アルミニウム、スズ、ニッケルなどの金属蒸着薄膜が効果的に使用できる。また、このような金属蒸着薄膜を設ける場合、基材の表面の凹凸を減少し、光反射層15の反射効率を高めるために金属蒸着薄膜の下に種々の樹脂、例えば各種熱硬化型樹脂、電離放射線硬化型樹脂などによる平滑化層を設けることができる。
【0036】
前記印字記録層16の上面には、印字保護層16が設けられる。前記印字保護層16としては、耐熱性と伸縮性を兼ね備えた樹脂層が好ましく、このような性質の樹脂であれば特に限定されないが、加工性や得られる塗膜の性能の点で、電離放射線硬化型樹脂が好適に使用される。これらは分子中に重合性不飽和結合またはエポキシ基を有するプレポリマー、オリゴマー、および/またはモノマーを適宜混合した組成物であり、例えば、ウレタンアクリレート、ポリエステルアクリレート、エポキシアクリレートなどの各種アクリレート樹脂、シロキサンなどの珪素樹脂、そして、ポリエステル、エポキシ樹脂などの組成物が挙げられる。
【0037】
電離放射線硬化型樹脂の硬化方法については、UV(紫外線)硬化、EB(電子線)硬化のいずれの方式も利用できる。そして、UV硬化方式を採る場合には、光重合開始剤として、アセトフェノン類、ベンゾフェノン類、ミヒラーベンゾイルベンゾエート、α−アミロキシムエステル、テトラメチルメウラムモノサルファイド、チオキサントン類より適宜選択し、更に、必要に応じて、光増感剤として、n−ブチルアミン、トリエチルアミン、トリ−n−ブチルホスフィンなどを混合して用いることができる。このような樹脂は、UV照射により硬化させて塗膜層(保護層)を形成するものであるが、従来公知のロールコーティングや印刷方式で塗布する場合、粘度調整のために、必要に応じて種々の有機溶剤を添加することは可能である。このようにして形成する印字保護層16の厚さは、乾燥皮膜で0.3〜8μm程度が適当である。印字保護層の厚さが、0.3μm以下では耐擦傷性が不足し、8μm以上になると熱感度が低下するため好ましくない。また、印字記録層16に対して印字保護層17の接着性が不充分な場合には、印字記録層16の上に、ウレタン系樹脂などによるプライマーコート層を設けてもよい。
【0038】
前記印字記録層16および印字保護層17の上に設けられた絵柄印刷層18は、顧客カード10の印字部11を除く領域を覆って、印字保護層17を含めた印字記録層16の上層に設けられる。この絵柄印刷層18は公知の印刷インキ、例えば、UV(紫外線)硬化型のオフセットインキで形成され、図2に示すような広告文30、またはイラストや写真を適宜既存の印刷方式で設けることができる。この絵柄印刷層18は、印字部11の印字記録層16に、サーマルヘッドで文字や記号を感熱記録するときに印字かすれや発色ムラを生じないように、5μm以下の厚さに形成するのが望ましい。また、この絵柄印刷層18に形成する広告文や写真の色調を整えるために、印字保護層17と絵柄印刷層18の間に白色の下引き層を設けるのが望ましい。その場合、下引き層は、塗膜の厚さが薄くても、印字保護層17、印字記録層16、光反射層15などの存在が、外観から認識できない程度に隠蔽できる隠蔽性の高い顔料を用い、さらにその顔料含有率を高めた塗膜とするのが望ましい。
【0039】
(展示会運営管理システムの使用方法/招待状の発行)
次に、本発明の展示会運営管理システムの使用方法について説明する。先ず、図1に示した顧客情報管理システムを構成するデータ処理装置21を操作して、顧客情報ファイル1Aを検索し、展示会の招待客リストを作成する。次に、招待客リストを招待状データファイル3Aに出力し、招待状発行手段を構成するデータ処理装置22を用いて、招待状データファイル3Aから、プリンタ4に招待客リストを出力し招待状8を作成する。招待状8の宛て名欄には招待客の住所、氏名と一緒にバーコードなどの機械読取符号で構成された顧客コードを出力する。これらの宛て名と顧客コードはラベル用紙に出力してもよいし、直接招待状の封筒に印字してもよく、また、特別に製作された招待状用紙に出力したのち、窓あき封筒に封入してもよい。
【0040】
次に、招待状8は、他の製品案内書や招待客用のサービス券などとともに封筒に封入し、招待客に向けて郵送するか、または顧客担当者が出向いて招待客に届ける。従来方式では、招待状と一緒に顧客カードを同封していたが、本発明のシステムでは顧客カードを招待状に同封せず、従って、招待状発送時点での顧客カードにかかるコストを削減できることになる。
【0041】
(来場者情報管理システムの準備)
次いで、展示会場における来場者情報管理システムを準備することになる。図1に示したように展示会場に設置する来場者情報管理システムは、顧客情報ファイル1Cと展示会情報ファイル2Cとを管理するデータ処理装置23で構成されたサーバーと、それにLAN接続されるとともに、来場者受付に設置され来場受付登録および顧客カードの発行を受け持つデータ処理装置25で構成された来場受付登録システム、および展示会場のバックヤードに設置されデータ処理装置24で構成された来場者情報照会システムとで構成される。
【0042】
上記来場者情報管理システムでは、先ず、展示会場に設置したサーバーとなるデータ処理装置23に、顧客情報管理システムのデータ処理装置21から選別して複製された顧客情報ファイル1Bと展示会情報ファイル2Bとを、そのまま複製して顧客情報ファイル1Cと展示会情報ファイル2Cとに登録する。前記顧客情報ファイル1Cと展示会情報ファイル2Cは、LANで接続され来場者情報照会システムを構成するデータ処理装置24と、来場受付登録システムを構成するデータ処理装置25から自由にアクセスすることができる。
【0043】
(来場者の受付登録処理/顧客カード発行)
次に、来場者の受付登録について説明する。来場者の受付登録処理は、図1に示した招待状8と、来場受付登録システムを構成するデータ処理装置25と前記データ処理装置25に接続された招待状のバーコード読取装置6と、来場者に交付する顧客カードを発行するカードリーダライタ7、および顧客情報ファイル1Cと展示会情報ファイル2Cを管理するデータ処理装置23とが使用される。展示会場に来場した招待客は、先ず、来場者受付にて招待状8を提示する。受付担当者は、招待状8に印刷されている顧客コードに対応するバーコード9を、バーコード読取装置6で走査し、データ処理装置25に顧客コードを入力する。データ処理装置25は、入力された顧客コードに基づいて、LANを介してデータ処理装置23の顧客情報ファイル1Cにアクセスし、顧客の氏名や過去の来場回数を検索し、これらの情報をカードリーダライタ7に転送する。
【0044】
カードリーダライタ7では、カード発行日、顧客コード、氏名、来場回数などの顧客情報を、ブランクの顧客カード10の磁気記録層に書き込むとともに、前記顧客情報のうち、目視情報として必要な項目を図2に示すように、顧客カード10の印字部11に印字記録する。このとき顧客の再来場を促進するための次回の展示会などの案内情報34を併せて印字し、さらに顧客の来場回数が所定回数以上になっていれば、景品サービスなどの情報も同時に印字記録する。本発明のシステムでは、上記したように来場者に対する特典サービスなどの情報を顧客カード10に印字記録した後、当該カードを来場者に交付する。
【0045】
来場受付登録システムで、顧客カード10の発行完了を確認したら、顧客情報ファイル1Cに顧客の来場日時と顧客カードの発行日を記録するとともに、展示会情報ファイル2Cの来場者記録を更新する。また、顧客情報ファイル1Cに記録されている来場者の来場回数が、所定の回数を超えているときは記念品などの贈呈に関し、受付処理のデータ処理装置25にその旨を表示し、記念品サービスを行うこともできる。
【0046】
なお、顧客カードを持参して再来場した招待客の場合は、招待状に印字されたバーコード、または顧客カードの磁気記録データに基づいて、顧客情報ファイル1Cと展示会情報ファイル2Cを更新し、併せて、顧客カードの磁気情報と印字情報を更新記録する。そして来場回数に応じた記念品などの顧客サービスを行う。また、もし、来場者が招待状8や顧客カード10を持参し忘れた場合は、受付担当者がデータ処理装置25のキーボードを操作して、顧客情報ファイル1Cにアクセスし、招待客か否かを検索のうえ、所定のファイル更新処理を行う。この場合、顧客カードを再発行してもよく、その場合は、顧客情報ファイル1Cのカード発行履歴情報に顧客カードを再発行した旨記録しておく。
【0047】
もし、顧客情報ファイル1Cに登録されていない新規の顧客が来場した場合は、従来技術と同様に、あらかじめ新規顧客用に割り当てられた顧客コードを印刷してある個人情報を記入するための登録シートと、アンケート調査用紙に回答を記入てもらったうえ、顧客カードを発行する。この場合、氏名などの情報は顧客情報ファイルに未だ登録されていないので、顧客コードのみを顧客カードに記録することになる。そして、次回の展示会に顧客カードを持参して来場したとき、顧客カードの他の情報を更新処理することになる。それまでに新規顧客の情報は、登録シートやアンケート調査用紙に基づいて顧客情報ファイル1Aに別途登録しておくことになる。
【0048】
(来場者情報の照会)
次に、展示会来場者情報の照会方法について説明する。来場者情報の照会は、図1に示したデータ処理装置24とデータ処理装置24に接続されたプリンタ、およびデータ処理装置24とLAN接続されたサーバー用データ処理装置23によって行われる処理である。上述したように、データ処理装置23の顧客情報ファイル1C、および展示会情報ファイル2Cのデータは、顧客が来場するごとに、来場受付登録用のデータ処理装置25によって、時々刻々更新されており、これらの来場状況はデータ処理装置24に接続されたディスプレイおよびプリンタに出力されるように構成されている。したがって、顧客の来場状況が、バックヤードに待機している接客員に即座に伝達されるので、接客員は、担当の顧客が来場するのを来場者受付で待つ必要がなく、来場者受付の混雑を緩和することができる。
【0049】
また、データ処理装置24を操作して、招待客のうちの未来場者をチェックすることもできる。例えば、接客員は自分の担当する顧客の氏名、または会社名、団体名を入力してデータ処理装置23の顧客情報ファイル1Cを検索し、顧客の来場の有無を確認し、もし、未来場者がいれば、電話連絡などで招待客の来場を勧誘する。さらに、データ処理装置24を利用して、顧客の来場情報を集計することによって、展示会の運営をスムーズにすることもできる。例えば、展示会を数日間に渡って実施するとき、来場者数の日計表や未来乗者一覧表を作成し、未来場者への翌日の来場を勧誘したり、あるいは翌日の来場者数を予測して、顧客カードの在庫確認や、景品、記念品、カタログ、パンフレット、商品の補充、あるいは接客員の人数調整などの準備を行うこともできる。
【0050】
(顧客情報、展示会情報の集計)
次に、展示会終了後における本システムの使用方法について説明する。データ処理装置25およびデータ処理装置23によって登録更新された顧客情報ファイルC1と展示会情報ファイルC2は、一旦、フレキシブルディスクに出力した後、顧客情報管理システムを構成するデータ処理装置21を用いて、顧客情報ファイル1Aと展示会情報ファイル2Aのデータとマージされ、顧客情報ファイル1Aと展示会情報ファイル2Aは最新情報でアップデートされる。ついで、最新の顧客情報と展示会情報に基づいて、来場者一覧表、会社・団体別来場者リスト、業態・業種別来場者(社)リスト、地域別、役職別、年齢別来場者リストなどの、様々な要素で集計分析された資料を作成する。これらの資料は来場御礼状の作成や顧客から要望された資料の送付など、展示会のフォローアップ処理に利用されるとともに、次回開催する展示会の運営計画に活用することができる。
【0051】
上記した展示会運営管理システムの実施例では、印字部を備えた顧客カードを顧客に交付する際、印字部に印字された各種の情報、特に、顧客の氏名や、顧客の展示会への来場情報が一目でわかるので、来場者に対する顧客サービスを向上することができる。また、顧客にとっても、記念品などの顧客サービスへの期待感が大きくなって、カードを大切に保管することになり、顧客カードによる販売促進効果が高まる。さらに、顧客カードの磁気情報や印字情報はカードリーダライタによって簡単に書き換えできるので、カードを使い捨てにすることなく反復して利用でき、また、顧客カードに社名や製品名を印刷しておき、広告宣伝媒体として使用することも可能なので資源の有効利用を図れる。
【0052】
なお、上記実施例においては、それぞれ機能の異なる複数のデータ処理装置で構成された展示会運営管理システムについて説明したが、単体のデータ処理装置に複数種類の機能を組み込み、それぞれの機能をマルチタスクで実行することは容易である。その場合は、展示会運営管理システムを構成するデータ処理装置の台数を減らすことができる。従って、本発明の展示会運営管理システムは、展示会の規模や来場者の予測人数、顧客情報の容量に対応して、本実施例に関わらず、データ処理装置の台数を増減することができ、その構成を何等制限するものではないことを付記しておく。
【0053】
【発明の効果】
以上、詳細に説明した如く、本発明の展示会運営管理システムは、請求項1に示したように、顧客コードが付与された顧客情報ファイルに基づいて、機械認識可能な顧客コードを付与した招待状を発行する招待状発行手段と、前記招待状の顧客コードを読み取り、顧客情報ファイルに基づいて機械認識可能な顧客コード、および顧客の来場回数を付与した顧客カードを発行するカード発行手段と、前記招待状または前記顧客カードの顧客コードを読み取り、顧客情報ファイルの来場日時の登録と来場回数を更新する来場者情報管理手段とで構成されているので、大量に発行する招待状に顧客カードを添付することなく、来場者にのみ顧客カードを発行するので、招待状にかかるコストを低減でき、また、来場者に対して顧客カードを発行するので再来場の促進効果が高く、さらに、来場回数に応じて顧客カードを各種の顧客サービスを提供するための販売促進ツールとして有効に活用できる。
【0054】
また、本発明の展示会運営管理システムは、請求項2に示したように、請求項1の発明に加えて、招待状の顧客コードがバーコードで構成されているので、レーザービームプリンタやインクジェットプリンタなどの高速のプリンタで、短時間に大量に招待状を発行することができ、また、バーコード読取装置は、安価で信頼性が高く、各種のデータ処理装置に容易に接続でき、システム構築が容易であり、かつ誰でも簡便に操作することができるので、混雑する来場者受付においても来場者に不便を掛けることなく、招待客の来場受付登録を迅速に行うことができる。
【0055】
さらに、本発明の展示会運営管理システムは、請求項3に示したように、請求項1〜2の発明に加えて、カード発行手段において、顧客カードに、顧客コードを磁気記録するともに、同時に顧客コードと顧客の氏名、および来場回数を印字記録するので、来場者受付が混雑していても顧客カードを招待客に確実に交付することができる。
【0056】
さらに、本発明の展示会運営管理システムは、請求項4に示したように、請求項1〜3の発明に加えて、顧客カードに印字記録される来場回数は、書き換え可能な反復印字記録層に印字されるので、半永久的に来場回数を更新することができるとともに、いつでも来場回数の累計を目視で確認でき、顧客の再来場を促進する効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 展示会運営管理システムの一実施例を示すシステム構成図である。
【図2】 顧客カードの一例を示す平面図である。
【図3】 顧客カードの構成を示す断面図である。
【符号の説明】
1A、1B、1C 顧客情報ファイル
2A、2B、2C 展示会情報ファイル
3A 招待状データファイル
4、5 プリンタ
6 バーコード読取装置
7 カードリーダライタ
8 招待状
9 バーコード
10 顧客カード
11 印字部
12 基材
13 磁気記録層
16 印字記録層
21、22、23、24、25、データ処理装置
26 ローカルエリアネットワーク
30 広告文
31 顧客コード
32 顧客氏名
33 来場回数
34 次回案内情報

Claims (4)

  1. 顧客コードが付与された顧客情報ファイルに基づいて、機械認識可能な顧客コードを付与した招待状を発行する招待状発行手段と、前記招待状の顧客コードを読み取り、顧客情報ファイルに基づいて機械認識可能な顧客コード、および顧客の来場回数を付与した顧客カードを発行するカード発行手段と、前記招待状または前記顧客カードの顧客コードを読み取り、顧客情報ファイルの来場日時の登録と来場回数を更新する来場者情報管理手段とで構成されていることを特徴とする展示会運営管理システム。
  2. 前記招待状の顧客コードがバーコードで構成されていることを特徴とする請求項1に記載の展示会運営管理システム。
  3. 前記カード発行手段において、顧客カードに、顧客コードが磁気記録されるとともに、同時に顧客コードと顧客の氏名、および来場回数が印字記録されることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の展示会運営管理システム。
  4. 前記顧客カードに印字記録される来場回数は、書き換え可能な反復印字記録層に印字されることを特徴とする請求項1〜3に記載の展示会運営管理システム。
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