JP2000055392A - 浴室暖房乾燥機 - Google Patents

浴室暖房乾燥機

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JP2000055392A
JP2000055392A JP10222587A JP22258798A JP2000055392A JP 2000055392 A JP2000055392 A JP 2000055392A JP 10222587 A JP10222587 A JP 10222587A JP 22258798 A JP22258798 A JP 22258798A JP 2000055392 A JP2000055392 A JP 2000055392A
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憲一 中島
Fujio Maeda
富士雄 前田
Katsuo Suzuki
勝雄 鈴木
Tetsuo Naito
哲男 内藤
Yasuhide Ishizaki
泰英 石崎
Susumu Sato
佐藤  進
Hiroyoshi Kasahara
啓良 笠原
Toru Shigematsu
重松  徹
Takaaki Sato
崇昭 佐藤
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Tokyo Gas Co Ltd
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    • Y02B30/12Hot water central heating systems using heat pumps

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  • Central Heating Systems (AREA)
  • Accessory Of Washing/Drying Machine, Commercial Washing/Drying Machine, Other Washing/Drying Machine (AREA)
  • Duct Arrangements (AREA)
  • Drying Of Solid Materials (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 4方向吹出を可能にすると共に,点検口を用
いなくても本体ケース132の内側から排気ダクトを接
続できるようにする。 【解決手段】 グリルに第1〜第4吹出口を設けて温風
を4方向から吹出すようにし,また浴室等の換気が行え
るように循環装置及び排気ダクト216を設ける。この
とき,排気ダクト216にダクト接続管181を接続
し,本体ケース132には接続管連結口182を形成す
る。さらに,ダクト接続管181には,一定量だけ接続
管連結口182に挿入されるようにする挿入位置規制部
195と,該挿入位置規制部195を1つの側壁とする
爪板挿着溝196とを設ける。そして挿入されたダクト
接続管181が抜けないように,爪板183を本体ケー
ス132の内壁に沿って爪板挿着溝196に挿入する。
これにより本体ケース132の内側から排気ダクト21
6を接続できるようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は,浴室や脱衣室(以
下,浴室等という)を4方向吹出により暖房又は乾燥を
行うことが可能な浴室暖房乾燥機に関する。
【0002】
【従来の技術】一般住宅における浴室等の温度は,まだ
誰も入浴していない場合には,外気温とさほど変らない
ため,高齢者のように環境適応力が低下した人にとって
は,冬場等における急激な温度変化が大きなヒートショ
ックとなり,急激な血圧変動を引き起し死亡事故が発生
することがある。
【0003】一方,近年住宅事情の変化により,浴室等
の換気を十分に行うことができない場合があり,浴室等
の壁や天井にカビが発生し易く,当該浴室等を乾燥でき
る手段が望まれている。
【0004】更に,住宅事情の変化により,洗濯物を乾
かすための物干場を確保することが困難な場合も少なく
なく,浴室等を物干場として使用することが提案されて
いる。
【0005】かかる要求に対して,例えば特開平9−6
6199号公報におけるような浴室暖房乾燥機が提案さ
れている。
【0006】上記公報にかかる浴室暖房乾燥機10は,
図21及び図22に示すように,熱源機11からの温水
が循環する熱交換器12,浴室等の空気を当該熱交換器
12を介して循環させるクロスフローファン13,浴室
等の空気を換気するための換気用ファン14,クロスフ
ローファン13や換気用ファン14に電力を供給する電
源ブロック18等を有している。
【0007】そして,当該浴室暖房乾燥機10は,浴室
等の天井に設けられた開口に設置され,天井裏で温水配
管16や排気ダクト15が接続された構成となってい
る。
【0008】浴室暖房乾燥機10,温水配管16及び排
気ダクト15等の据付施工及びこれらのメンテナンス
は,開口に隣接して設けられた点検口17から天井裏に
手を伸して,時には天井裏に入り込んで行うようになっ
ている。
【0009】なお,浴室等に限らず一般的な部屋は,化
粧板が野縁等により支持されて形成される天井,その上
に設けらてネダ等により支持された天井(例えば,2階
の床となるもの)とが存在し,これらで挟まれた空間が
天井裏を構成している。そこで,本明細書では化粧板に
より貼られた天井を浴室天井等と記載し,その上の天井
を本天井と記載する。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら,上記構
成にかかる浴室暖房乾燥機10は,温風の吹出しをクロ
スフローファン13により行うため,吹出方向が一方向
吹出となって浴室等内に大きな温度分布が生じる問題が
あった。
【0011】図23は,かかる一方向吹出の場合につい
て浴室の温度分布をシュミュレーションした結果を示し
ている。同図からわかるように,浴室等の主要空間を体
温(36度)前後に設定すると,吹出口近傍の温度を4
0度以上にしなければならない。
【0012】このことは,浴室温度が低いことによるヒ
ートショックについては予防できるが,逆に高温による
ヒートショックによりのぼせて転倒したりする危険があ
る。
【0013】また,温風は浴室等の壁に当らない構成な
ので,入浴者が浴室等の壁に触れて冷たい思いをした
り,浴室等の乾燥を行う場合には乾燥効率が悪くなる問
題がある。
【0014】さらに,近年施工される家屋の浴室等は,
規格寸法(例えば,1坪タイプ等)が多く,また浴室天
井等に用いられる化粧板も規格寸法のものが多くなって
いる。従って,浴室暖房乾燥機10や点検口17を最適
な場所に設けることが困難となる問題がある。
【0015】即ち,浴室等には,浴槽は勿論,戸や窓等
が設けられており,これらに依存して温度分布が決るた
め,浴室暖房乾燥機の設置位置を決定する際には,これ
らの位置や大きさ等を勘案して最適位置に設ける必要が
ある。
【0016】このような最適位置の決定は,実際の温度
分布を想定して施工する必要があるため,据付施工には
これらの知識や経験のある作業者が不可欠となって,作
業性を低下させる要因となると共に施工費用が高くなる
問題がある。
【0017】また,最適位置を決定しても,当該最適位
置が浴室天井の隅であったり化粧板の継目(メジ)の位
置と一致しない場合には不体裁(意匠が悪くなる)にな
るので,最適位置を取るか体裁を取るかを選択しなけれ
ばならなくなる問題がある。
【0018】一方,浴室暖房乾燥機10の据付作業は,
点検口17から作業者が天井裏に入り,当該浴室暖房乾
燥機10を開口に合わせ,そして予め本天井に据付られ
た吊具に該浴室暖房乾燥機10を固定することにより行
なわれるため作業性がよくない問題がある。
【0019】また,排気ダクト15や温水配管16の接
続も天井裏で行われるために,作業性が悪くなる問題が
ある。
【0020】そこで,本発明は,4方向吹出を可能にし
て効率的に浴室等の暖房及び乾燥が行えるようにすると
共に,点検口を用いなくても容易に浴室暖房乾燥機の据
付,排気ダクト等の接続及びメンテナンスができるよう
にした浴室暖房乾燥機を提供することを目的とする。
【0021】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め,請求項1にかかる発明は,浴室又は脱衣室の天井板
を支持する野縁の間隔より適宜小さな寸法に形成された
矩形状の本体ケースと,該本体ケースの収納されて,浴
室又は脱衣室の空気を吸気した空気と熱源機からの温水
とを熱交換させて,当該空気を温風にすると共に,該温
風を4方向から浴室又は脱衣室に吹出させる加熱装置
と,浴室又は脱衣室の空気を吸気して本体ケースに接続
された換気ダクトを介して換気する換気装置と,換気ダ
クトを本体ケースに接続する際に,本体ケースの外側に
仮置された当該換気ダクトを該本体ケースの内側から当
該本体ケース内に引込で該本体ケースに接続できるよう
にする換気ダクト接続手段とを有することを特徴とす
る。
【0022】請求項2にかかる発明は,排気ダクト接続
手段が,本体ケースに設けられた接続管連結口と,排気
ダクトが接続されて,接続管連結口に挿入されるダクト
接続管と,該ダクト接続管に設けられて,接続管連結口
の周辺部と当接することにより,一定量だけダクト接続
管が接続管連結口に挿入されるようにする挿入位置規制
部と,該挿入位置規制部を1つの側壁とする爪板挿着溝
と,挿入されたダクト接続管が抜けないように,本体ケ
ースの内壁に沿って爪板挿着溝に挿入される爪板とを有
することを特徴とする。
【0023】請求項3にかかる発明は,ダクト接続管を
本体ケースの内側から当該本体ケース内に引込む際に,
作業者が把持する取手がダクト接続管に設けられ,か
つ,当該取手が浴室側又は脱衣室側になるように設けら
れていることを特徴とする。
【0024】請求項4にかかる発明は,ダクト接続口が
非真円に形成されると共に,少なくともダクト接続口に
挿入される部分のダクト接続管の断面が,当該ダクト接
続口と同一形状を持つように形成されて,当該ダクト接
続管が回転しないようにしたことを特徴とする。
【0025】請求項5にかかる発明は,ダクト接続管の
内部に,空気が排気ダクトを逆流しないようにする逆止
弁を設けたことを特徴とする。
【0026】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を図を参照し
て説明する。図1は本発明にかかる浴室暖房乾燥機の外
観斜視図であり,図2はその組立分解斜視図,図3は浴
室暖房乾燥機の本体の斜視図,図4は当該浴室暖房乾燥
機を浴室及び脱衣室に据付けたときの様子を示す図,図
5は浴室天井に据付けられた浴室暖房乾燥機の側面図で
ある。
【0027】当該浴室暖房乾燥機100は,浴室等の空
気を温水と熱交換させて当該浴室等を暖めると共に換気
する本体101,該本体101の前面(浴室等の側)に
据付られたグリル102,本体101を天井に据付るた
めの据付装置103等を有している。
【0028】据付装置103は,野縁104等に固定さ
れる野縁固定具105,該野縁固定具105に本体10
1を垂下して,当該本体101を固定する吊下部材10
6等により構成されている。
【0029】野縁固定具105は,図6に示すように方
形をなすアングルで,各コーナ部には雌ネジ107が固
着され,側板108に複数の貫通穴109が設けられ
て,野縁104にネジ止めする構成となっている。
【0030】吊下部材106は,図7に示すようにボル
ト110及びワッシャ111から構成されている。ボル
ト110は,先端に先端ネジ部112が形成されると共
に後端に後端ネジ部113が形成され,かつ,これらの
中間領域114の直径は,先端ネジ部112及び後端ネ
ジ部113のネジ谷がなす直径より適宜小さくなってい
る。
【0031】一方,ワッシャ111は中央穴115まで
切込116が形成されている。この中央穴115の寸法
D1は,ボルト110の中間領域114の直径D2より
適宜大きく,かつ,ボルト110の頭部がなす直径D3
より適宜小さくなっている。
【0032】グリル102は図8に示すように,4方の
周辺部に第1〜第4吹出口240〜243を開閉するよ
うに第1〜第4ルーバ244〜247が設けられ,当該
第1〜第4ルーバ244〜247により温風の吹出方向
を設定するようになっている。
【0033】また,グリル102の中央部には,裏面に
フィルタが脱着自在に設けられると共に当該グリル10
2に開閉可能,かつ,脱着自在に設けられた吸気パネル
117が設けられている。
【0034】図9は本体101の内部構成を示す斜視図
で,当該本体101は浴室等の空気を吸気して,これを
温風にした後,再度浴室等に送風する加熱部128,該
加熱部128からの温風を4つの第1〜第4吹出口24
0〜243に導く導風部161,浴室等の空気等を換気
する換気部130,加熱部128や換気部130を駆動
制御する制御部131等を有し,これらが本体ケース1
32内に収納されている。
【0035】なお,本体ケース132内は,仕切板13
3により加熱部128等が収納される加熱室と換気部1
30や制御部131等が収納される制御室とに区画され
て,少なくとも制御室には浴室等の湿度の高い空気が侵
入しないようになっている。
【0036】加熱部128は,図10に示すように,3
辺からなる概略「コ」字状に形成されて,浴室等の空気
を温水配管137を介して熱源機136から循環してき
た温水と熱交換させる熱交換器138,浴室等の空気を
吸気して熱交換器138を介して循環させる吐出す循環
用送風機139等により構成されている。
【0037】導風部161は,図11に示すように,第
1〜第3吹出窓162〜164が形成されて加熱室をカ
バーするように設けられた加熱室カバー126,第4吹
出口243と位置が一致するように第4吹出窓165が
設けられて制御室をカバーする制御室カバー127,加
熱室と制御室とが連通することなく,第4吹出窓165
を加熱室に連通させる温風ガイド166等により構成さ
れている。
【0038】制御室カバー127には,図12に示すよ
うに,第4吹出口243と位置が一致するように第4吹
出窓165が設けられると共に,後述する換気用送風機
173に吸気される空気の換気用空気通路174及び換
気吸気口175が形成され,また当該制御室カバー12
7の裏面には,温風ガイド166が固着されるようにな
っている。
【0039】温風ガイド166は,側壁の一つが開口さ
れて温風導入口176をなすと共に上面が開口されてな
る箱体で,第4吹出窓165が位置する制御室カバー1
27の裏面に固着されて,温風導入口176から導入さ
れた温風が上面の開口を介して第4吹出口243から吹
出されるようになっている。
【0040】換気部130は,図13〜図17に示すよ
うに,制御室カバー127に設けられた換気用空気通路
174及び換気吸気口175を介して浴室又は脱衣室の
空気を吸気して換気ダクト216に吐出すことにより換
気する換気用送風機173,該換気用送風機173から
吐出される空気が換気ダクト216に流入するように当
該換気用送風機173の吹出流路を規定する換気用送風
ガイド180,換気ダクト216が接続されるダクト接
続管181,本体ケース132に設けられてダクト接続
管181が装着される接続管連結口182,装着された
ダクト接続管181が本体ケース132から抜けないよ
うにする爪板183等により構成されている。
【0041】換気用送風機173は,循環用送風機13
9と同じ複数のエンペラが周囲に設けられた遠心型ファ
ン184であるため,等方的に空気が吐出されるので,
図13及び図14に示す換気用送風ガイド180が設け
られて,吐出された空気が換気ダクト216に向うよう
になっている。なお,当該換気用送風ガイド180は,
換気モータ189のカバーも兼ねている。
【0042】この換気用送風ガイド180は,深皿状に
形成された凹部185,該凹部185の中心に形成され
てモータ軸が挿通するモータ軸穴186,凹部185の
側面が一部開口されてダクト接続管181に連通する換
気空気吹出口187,当該換気用送風ガイド180を本
体ケース132に固定するための仮止爪188等により
構成されて換気モータ189の頭部に配設される。
【0043】なお,本体ケース132には図15に示す
ような換気モータ189が収納される換気モータ収納穴
190が設けられると共に,当該換気モータ収納穴19
0の上端周辺部に換気用送風ガイド180に設けられた
仮止爪188が係合する係止突起191が設けられてい
る。
【0044】そして,換気モータ189の頭部と底部と
に換気モータ支持部材192を宛い,換気モータ収納穴
190に収納して,凹部185の中心に形成されたモー
タ軸穴186にモータ軸を挿通しながら換気用送風ガイ
ド180を被せ,当該換気用送風ガイド180を回転さ
せることにより仮止爪188と係止突起191とを係合
させる。
【0045】これにより,換気用送風ガイド180は換
気モータ189を支持しながら本体ケース132に仮止
され,その後ネジにより固定する。
【0046】このように換気モータ189を支持する換
気用送風ガイド180が仮止される構成にすることによ
り,作業者は両手が使えるようになり,ネジを抑えなが
らドライバーを使うことが可能になって,作業効率及び
安全性が向上する。
【0047】ダクト接続管181は,図16に示すよう
に,接続された換気ダクト216が容易に抜けないよう
にする返し構造の突起193が設けられたダクト接続部
194,本体ケース132に設けられた接続管連結口1
82に装着された際に,当該ダクト接続管181の回転
位置を位置決めする回転位置規制部179,接続管連結
口182に装着された際の挿入位置を規制する挿入位置
規制部195,爪板183が挿着される爪板挿着溝19
6,ダクト接続管181を接続管連結口182に装着す
る際に把持する取手部197,換気ダクト216内を空
気が逆流しないようにする逆止弁198等により構成さ
れている。
【0048】なお,図16(a)は,ダクト接続管18
1の側面図,図16(b)はその断面図,図16(c)
は正面図である。
【0049】ダクト接続管181内には,逆止弁198
が配設されると共に,当該ダクト接続管181の内壁に
逆止弁198が逆方向(本体ケース132側)に傾かな
いように規制する逆止弁規制突起199が設けられてい
る。
【0050】そして,逆止弁198は,その重心から所
定量ずれた所(図16(c)では上方)で揺動軸200
により揺動可能に設けられて,換気を行わない場合に
は,自重で垂下がることによりダクト接続管181を閉
じると共に,ダクト接続管181内を空気が逆流しよう
としたときには,逆止弁198が逆止弁規制突起199
に当接して当該ダクト接続管181が開かないようにな
っている。
【0051】爪板183は,図17に示すように,ダク
ト接続管181が挿入される挿入口201が形成され,
その断面は楔状に形成されて,爪板挿着溝196への挿
入を容易にすると共に,挿入完了時には,ダクト接続管
181と本体ケース132とが密着してガタツキが生じ
ないようになっている。
【0052】次に,上記構成の浴室暖房乾燥機100の
据付手順及び保守点検手順を図4に示す浴室と脱衣室と
に浴室暖房乾燥機100を据付,熱源機136からの温
水は脱衣室の浴室暖房乾燥機100に供給される場合を
例に説明する。
【0053】また,浴室暖房乾燥機100の据付は,既
存住宅に据付る場合であって,浴室天井及び脱衣室天井
の野縁104の間隔が60cmの場合について説明す
る。しかし,本発明は,これらに限定されるもので無
く,新築住宅に据付けてもよいことは明らかである。
【0054】なお,野縁104には化粧天井板が固定さ
れて,当該化粧天井板のメジの位置が野縁104の位置
となっているものとする。
【0055】このような前提で据付手順や保守点検手順
を説明するが,浴室等及び脱衣室における浴室暖房乾燥
機100の共通する据付手順等は,これらの区別を行わ
ないで説明する。
【0056】先ず,浴室暖房乾燥機100を据付るため
の据付開口212を浴室天井等に設ける。当該浴室暖房
乾燥機100の本体ケース132の寸法は例えば53c
mとし,据付開口212は例えば55cmの正方形とす
る。また,グリル102の寸法は野縁104の間隔より
広い寸法で,例えば61cmとする。
【0057】規格住宅における野縁104間の最小幅が
60cmであるので,上記寸法に設定するならば,どの
ような規格住宅でも据付けることができるようになり,
野縁104の間を広げたりする作業及びそれに伴うコス
ト不要になる。
【0058】熱源機136からの温水配管137を脱衣
室の浴室暖房乾燥機100まで配管する。このとき,温
水配管137は後述する理由から適宜長めに配管する。
また,換気ダクト216を据付開口212の近傍まで配
設しておく。さらに制御線213を配線しておく。
【0059】次に,野縁104に野縁固定具105を固
定する。そして,野縁固定具105の雌ネジ107に,
ボルト110の先端ネジ部112を螺合させて,当該ボ
ルト110が据付開口212から吊下がった状態にして
おく。
【0060】このような状態が完了した後,図18に示
すように,浴室暖房乾燥機100の本体101を持上
げ,当該本体101の周辺4隅に設けられた吊下穴17
7にボルト110を通す。この吊下穴177はボルト1
10の頭より適宜大きく,かつ,ワッシャ111より小
さく形成されている。
【0061】そして,ワッシャ111を切込116から
ボルト110に挿入し,当該ボルト110の頭にワッシ
ャ111を当接させて本体101を下げる。吊下穴17
7はワッシャ111より小さいので,本体101はワッ
シャ111に当接して中吊状態となる。図19は,この
ときの様子を示す断面図である。
【0062】浴室等及び脱衣室の浴室暖房乾燥機100
をこのような中吊状態にした後,温水配管137の接続
及び制御線213の接続を行う。
【0063】温水配管137は,適度にフレキシブルな
樹脂管等が用いられ,かつ,長めに配管されているの
で,当該温水配管137の端部を浴室側等に引出して給
排水部230に接続する。
【0064】これにより温水配管137及び制御線21
3の接続が完了し,次に本体101を所定位置に固定す
る。当該本体101の固定は,ボルト110の先端ネジ
部112が雌ネジ107を越えるまで回して,雌ネジ1
07が中間領域114に位置するようにする。そこで,
本体101及びボルト110を押上げて,後端ネジ部1
13と雌ネジ107とを螺合させることにより行う。
【0065】本体101が所定位置に固定された後,制
御室カバー127を取外し(予め取外しておいてもよ
い),接続管連結口182から手を天井裏に差入れて,
ダクト接続管181の取手部197を把持して,ダクト
接続管181におけるダクト接続部194を接続管連結
口182に引込む。図20は,排気ダクトの接続方法を
示す模式図である。
【0066】このとき,ダクト接続管181には回転位
置規制部179が設けられているので,その位置に合う
ように位置合わせして挿入位置規制部195により挿入
が規制されるまで引込む。その後,爪板挿着溝196に
爪板183を挿入して,換気ダクト216の接続が完了
する。
【0067】そして,グリル102を本体101にネジ
止めし,4つの第1〜第4ルーバ244〜247の角度
を温風が適宜所望の方向に送風されるように調整して浴
室暖房乾燥機100の据付作業が完了する。
【0068】なお,据付装置103の状態,据付開口2
12の形成状態或は化粧天井板の固定状態等により,本
体101が化粧天井板のメジと平行にならない場合があ
る。このとき,本体ケース132の端部とメジとは近接
しているので,多少の非平行状態でも目立ってしまい微
調整が必要になる。
【0069】しかし,本発明にかかるグリル102の寸
法は,化粧天井板より大きめに設定されているので,か
かる天井化粧板のメジが隠されて多少の非平行状態でも
目立なくすることができるようになっている。
【0070】このようにして据付られた浴室暖房乾燥機
100の保守点検を行うときは,上述した据付手順を遡
ることにより可能である。
【0071】
【発明の効果】以上説明したように請求項1にかかる発
明によれば,浴室又は脱衣室の天井板を支持する野縁の
間隔より適宜小さな寸法に形成された本体を,浴室等に
設けた据付開口から据付けた後,本体ケースの内側から
天井裏に手を差入れて排気ダクトを本体ケースに接続す
るようにしたので,天井裏に入り込まなくても排気ダク
トの接続が可能になる。
【0072】請求項2にかかる発明によれば,本体ケー
スに接続管連結口を設けて,そこから天井裏に手を差入
れて,排気ダクトが接続されたダクト接続管を本体ケー
スに引込み,爪板で抜出ないようにしたので,容易,か
つ,確実に排気ダクトを本体ケースに接続するようにな
り,天井裏に入り込まなくても排気ダクトの接続が可能
になる。
【0073】請求項3にかかる発明によれば,ダクト接
続管を本体ケースの内側から当該本体ケース内に引込む
際に,作業者が把持する取手を設けたので,容易,か
つ,確実に排気ダクトを本体ケースに接続するようにな
り,天井裏に入り込まなくても排気ダクトの接続が可能
になる。
【0074】請求項4にかかる発明によれば,ダクト接
続口を非真円に形成し,またダクト接続口に挿入される
部分のダクト接続管の断面形状をこれに合わせたので,
ダクト接続管が回転することなく容易,かつ,確実に排
気ダクトを本体ケースに接続するようになり,天井裏に
入り込まなくても排気ダクトの接続が可能になる。
【0075】請求項5にかかる発明によれば,ダクト接
続管の内部に逆止弁を設けたので,容易,かつ,確実に
排気ダクト内を空気が逆流しないようにすることが可能
になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の説明に適用される浴室暖
房乾燥機の斜視図である。
【図2】浴室暖房乾燥機の分解斜視図である。
【図3】グリルを取除いたときの浴室暖房乾燥機本体の
斜視図である。
【図4】浴室及び脱衣室に浴室暖房乾燥機を設けたとき
の模式図である。
【図5】浴室暖房乾燥機を据付けたときの側面図であ
る。
【図6】野縁固定具の構成図である。
【図7】吊下部材の構成図である。
【図8】グリルの斜視図である。
【図9】浴室暖房乾燥機本体の内部構成を示す斜視図で
ある。
【図10】熱交換器の構成図である。
【図11】加熱室カバーの上面図である。
【図12】制御室カバーの斜視図である。
【図13】換気用送風ガイドの上面図である。
【図14】換気用送風ガイドの側面図である。
【図15】換気用送風ガイドが固定される部分を含む本
体ケースの断面図である。
【図16】ダクト接続管の構成図である。
【図17】爪板の構成図である。
【図18】浴室暖房乾燥機本体の取付状況を示す模式図
である。
【図19】浴室暖房乾燥機本体を据付けたときの側面図
である。
【図20】排気ダクトの接続方法を示す模式図である。
【図21】従来の技術の説明に適用される浴室暖房乾燥
機を浴室に取付けたときの模式図である。
【図22】従来の技術の説明に適用される浴室暖房乾燥
機の構成図である。
【図23】従来の技術の説明に適用される一方向吹出の
温度分布図である。
【符号の説明】 100 浴室暖房乾燥機 101 本体 102 グリル 103 据付装置 104 野縁 128 加熱部 130 換気部 132 本体ケース 136 熱源機 138 熱交換器 139 循環用送風機 161 導風部 166 温風ガイド 173 換気用送風機 179 回転位置規制部 180 換気用送風ガイド 181 ダクト接続管 182 接続管連結口 183 爪板 189 換気モータ 194 ダクト接続部 195 挿入位置規制部 196 爪板挿着溝 197 取手部 198 逆止弁 201 挿入口 240 第1吹出口 241 第2吹出口 242 第3吹出口 243 第4吹出口
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) F26B 9/02 F26B 9/02 A (72)発明者 前田 富士雄 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会 社内 (72)発明者 鈴木 勝雄 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会 社内 (72)発明者 内藤 哲男 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会 社内 (72)発明者 石崎 泰英 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会 社内 (72)発明者 佐藤 進 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会 社内 (72)発明者 笠原 啓良 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会 社内 (72)発明者 重松 徹 埼玉県浦和市上木崎7−25−16 (72)発明者 佐藤 崇昭 東京都世田谷区宮坂1−36−19 Fターム(参考) 3L071 AA02 AB03 AC06 AD01 AD09 3L072 AA06 AB01 AB06 AC05 AD02 AD12 AD17 3L080 AA03 AA10 AB02 AC01 3L113 AA01 AB01 AC15 AC45 AC46 AC48 AC49 AC52 AC53 AC54 AC64 BA14 DA11 DA15 DA30

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 浴室又は脱衣室の天井板を支持する野縁
    の間隔に嵌る寸法より適宜小さな寸法に形成された矩形
    状の本体ケースと,該本体ケースの収納されて,浴室又
    は脱衣室の空気を吸気した空気と熱源機から供給される
    温水とを熱交換させて,当該空気を温風にすると共に,
    該温風を4方向から浴室又は脱衣室に吹出させる加熱装
    置と,浴室又は脱衣室の空気を吸気して前記本体ケース
    に接続された換気ダクトを介して換気する換気装置と,
    前記換気ダクトを前記本体ケースに接続する際に,前記
    本体ケースの外側に仮置された当該換気ダクトを該本体
    ケースの内側から当該本体ケース内に引込で該本体ケー
    スに接続できるようにする換気ダクト接続手段とを有す
    ることを特徴とする浴室暖房乾燥機。
  2. 【請求項2】 前記排気ダクト接続手段が,前記本体ケ
    ースに設けられた接続管連結口と,前記排気ダクトが接
    続されて,前記接続管連結口に挿入されるダクト接続管
    と,該ダクト接続管に設けられて,前記接続管連結口の
    周辺部と当接することにより,一定量だけ前記ダクト接
    続管が前記接続管連結口に挿入されるようにする挿入位
    置規制部と,該挿入位置規制部を1つの側壁とする爪板
    挿着溝と,挿入されたダクト接続管が抜けないように,
    前記本体ケースの内壁に沿って前記爪板挿着溝に挿入さ
    れる爪板とを有することを特徴とする請求項1記載の浴
    室暖房乾燥機。
  3. 【請求項3】 前記ダクト接続管を前記本体ケースの内
    側から当該本体ケース内に引込む際に,作業者が把持す
    る取手が前記ダクト接続管に設けられ,かつ,当該取手
    が浴室側又は脱衣室側になるように設けられていること
    を特徴とする請求項2記載の浴室暖房乾燥機。
  4. 【請求項4】 前記ダクト接続口が非真円に形成される
    と共に,少なくとも前記ダクト接続口に挿入される部分
    の前記ダクト接続管の断面が,当該ダクト接続口と同一
    形状を持つように形成されて,当該ダクト接続管が回転
    しないようにしたことを特徴とする請求項2又は3記載
    の浴室暖房乾燥機。
  5. 【請求項5】 前記ダクト接続管の内部に,空気が前記
    排気ダクトを逆流しないようにする逆止弁を設けたこと
    を特徴とする請求項2乃至4いずれか1項記載の浴室暖
    房乾燥機。
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KR101182459B1 (ko) * 2004-12-03 2012-09-12 삼성전자주식회사 의류건조기
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