JP2000052921A - シートベルト装置 - Google Patents

シートベルト装置

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JP2000052921A
JP2000052921A JP10256834A JP25683498A JP2000052921A JP 2000052921 A JP2000052921 A JP 2000052921A JP 10256834 A JP10256834 A JP 10256834A JP 25683498 A JP25683498 A JP 25683498A JP 2000052921 A JP2000052921 A JP 2000052921A
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seat
acceleration sensor
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秀明 矢野
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啓介 成松
Tetsuya Hamagami
哲也 浜上
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 シートベルトリトラクタをシートバックに組
み込んだ場合において、このシートベルトリトラクタの
加速度センサとしてセンサウェイト方式のものを採用可
能とする。 【解決手段】 シートバック14にシートベルトリトラ
クタ80が設置されており、シートクッション10から
突設されたシートバック支持アーム12とリクライニン
グ回転軸18との連結部分にラックアンドピニオン式の
ケーブル進退装置20が設けられている。シートバック
14を回転させることにより、ケーブル進退装置20と
シートベルトリトラクタ80との間に架け渡されたケー
ブル70が進退装置20から送り出されたり引き取られ
たりする。このケーブル70の送出、引取によりシート
ベルトリトラクタ80に設けられた加速度センサ92の
姿勢が常に鉛直方向を指向するように制御される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は車両の乗員を保護す
るためのシートベルト装置に係り、特にシートベルトリ
トラクタをシートバックに組み込むようにしたシートベ
ルト装置に関する。詳しくは、本発明は、このシートベ
ルト装置の加速度センサをシートバックのリクライニン
グ角度の如何に関らずほぼ鉛直に保つようにしたシート
ベルト装置に関する。
【0002】
【従来の技術】シートベルト装置は、周知の通り、リト
ラクタから引き出されたウェビングによって車両シート
に対し乗員を拘束させて車両衝突時等に乗員を保護する
ためのものである。このシートベルト装置においては、
水平方向に所定値よりも大きな加速度が作用するとロッ
ク機構が作動し、リールの回転が阻止される。この加速
度を検出する加速度センサとして、水平方向の加速度に
よって転倒方向に回動するセンサウェイトを有したもの
がある。
【0003】ところで、シートベルトリトラクタをシー
トバックに組み込むことがある。このようにシートバッ
クにリトラクタを組み込むと、シートバックのリクライ
ニング角度の如何にかかわらずウェビングを乗員に密着
させることができる。
【0004】このようにシートベルトリトラクタをシー
トバックに組み込んだ場合、シートバックのリクライニ
ング角度の如何に関らずセンサウェイト式の加速度セン
サを略鉛直姿勢に保つための姿勢変更装置が必要であ
る。この姿勢変更装置として、米国特許第5,716,
102号には、シートバックとシートクッションとの連
結部にプーリを設け、このプーリにケーブルの一端側を
巻き付け、ケーブルの他端側を加速度センサと一体のプ
ーリに巻き付けたものが記載されている。シートバック
をリクライニング方向に回動させると、該ケーブルが該
加速度センサと一体のプーリを回転させ、該加速度セン
サの姿勢が常に略鉛直となる。
【0005】このケーブルは、鞘状のアウターチューブ
内に引き通されたレリース式ケーブル(ボーデンケーブ
ル)であり、引張力だけでなく押圧力も伝達しうるもの
である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記米国特許第5,7
16,102号のシートベルト装置にあっては、ケーブ
ルやアウターチューブのごくわずかな長さ誤差があるだ
けでも加速度センサの姿勢が鉛直からかなりずれてしま
い、実際の自動車に組み付けることは現実的にはほぼ不
可能である。
【0007】本発明は、このケーブルやアウターチュー
ブの長さ誤差があっても加速度センサを確実に鉛直姿勢
に保ことができるシートベルト装置を提供することを目
的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明(請求項1)のシ
ートベルト装置は、シートベルトを巻き取るためのリー
ルと、該リールのシートベルト引出方向への回転をロッ
クさせるロック装置と、該ロック装置を起動させるため
の加速度センサと、これらのリール、ロック装置及び加
速度センサが装着されたリトラクタフレームとを有する
シートベルトリトラクタを備えたシートベルト装置であ
って、該シートベルトリトラクタはシートバックに設置
されるものであり、前記加速度センサは水平軸心回りに
回動可能に前記リトラクタフレームに支持されており、
該加速度センサを鉛直方向に指向させるための姿勢制御
用のロータ部材が該加速度センサに係合して設けられて
おり、前記シートバックとシートクッションとの連結部
に該シートバックの回動に応じてケーブルを進退させる
ケーブル進退装置が設けられており、該ケーブル進退装
置と前記ロータ部材とがケーブルで連動され、該シート
バックの角度にかかわらず前記加速度センサが鉛直方向
指向姿勢をとるようにしたシートベルト装置において、
該ケーブル進退装置は、シートバックに連動して回動す
るピニオンと、該ピニオンに噛合したラックとを備え、
該ラックは、前記ピニオンに噛合したメインラックと、
該メインラックに取り付けられたサブラックとからな
り、該サブラックは該メインラックに対しラック長手方
向の位置調節可能に取り付けられており、該サブラック
に前記ケーブルが連結されていることを特徴とするもの
である。
【0009】かかるシートベルト装置によると、シート
バックをリクライニング方向に回動させると、ラック
(メインラック及びサブラック)が進退し、ケーブルを
介して加速度センサ側のロータ部材が回動し、加速度セ
ンサがシートバックのリクライニング角度にかかわらず
常に鉛直方向を指向するようになる。
【0010】本発明(請求項1)においては、ラックが
メインラックとサブラックとからなり、このメインラッ
クに対するサブラックの位置を調整することにより、ケ
ーブルやアウターチューブの誤差を吸収し、加速度セン
サの姿勢を正確に鉛直にすることができる。
【0011】本発明(請求項3)のシートベルト装置
は、シートベルトを巻き取るためのリールと、該リール
のシートベルト引出方向への回転をロックさせるロック
装置と、該ロック装置を起動させるための加速度センサ
と、これらのリール、ロック装置及び加速度センサが装
着されたリトラクタフレームとを有するシートベルトリ
トラクタを備えたシートベルト装置であって、該シート
ベルトリトラクタはシートバックに設置されるものであ
り、前記加速度センサは水平軸心回りに回動可能に前記
リトラクタフレームに支持されており、該加速度センサ
を鉛直方向に指向させるための姿勢制御用のロータ部材
が該加速度センサに係合して設けられており、前記シー
トバックとシートクッションとの連結部に該シートバッ
クの回動に応じてケーブルを進退させるケーブル進退装
置が設けられており、該ケーブル進退装置と前記ロータ
部材とがケーブルで連動され、該シートバックの角度に
かかわらず前記加速度センサが鉛直方向指向姿勢をとる
ようにしたシートベルト装置において、該ケーブル進退
装置は、固定設置されたピニオンと、該ピニオンに噛合
したまま該シートバックに連動してピニオン外周に沿っ
て移動するラックとを備え、該ラックに前記ケーブルが
連結されており、該ケーブルは該ラックに対しラック長
手方向の位置調節可能に取り付けられていることを特徴
とするものである。
【0012】かかるシートベルト装置によると、シート
バックをリクライニング方向に回動させると、ラックが
進退し、ケーブルを介して加速度センサ側のロータ部材
が回動し、加速度センサがシートバックのリクライニン
グ角度にかかわらず常に鉛直方向を指向するようにな
る。
【0013】本発明(請求項3)においては、ケーブル
のラックに対する取付位置を調整することにより、ケー
ブルやアウターチューブの誤差を吸収し、加速度センサ
の姿勢を正確に鉛直にすることができる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下図面を参照して本発明の実施
の形態について詳細に説明する。第1図は本発明の実施
の形態に係るシートベルト装置を組み込んだ車両のシー
トを示す透視斜視図であり、第2図及び第3図はケーブ
ル進退装置の構成図、第4図乃至第9図はシートベルト
リトラクタとそのセンサウェイトの姿勢制御機構の説明
図、第10〜12図はそれぞれこの姿勢制御機構の作動
を示す説明図である。
【0015】第1図の通り、シートクッション10の側
面にシートバック支持アーム12が固定設置されてお
り、このシートバック支持アーム12に対しシートバッ
ク14が車両前後方向に回動可能に支持されている。な
お、シートバック14はシートバック側フレーム16を
備えており、このフレーム16の一部を構成するリクラ
イニング回転軸18がシートバック支持アーム12に対
し支持されている。この回転軸18とシートバック支持
アーム12の結節部にケーブル進退装置20が取り付け
られている。
【0016】シートバック側フレーム16に固定された
シートベルトリトラクタ80とこのケーブル進退装置2
0との間にケーブル70が渡されている。
【0017】第2,3図に示される通り、このケーブル
進退装置20は、リクライニング回転軸18の先端18
aに対し固着されたピニオン22と、該ピニオン22と
噛合したラック24と、これらピニオン22及びラック
24を囲むケーシングボトム32及びケーシングカバー
30とを有する。
【0018】該ラック24は、メインラック26とサブ
ラック28とからなる。メインラック26には、ピニオ
ン22と噛み合う歯列26aと、サブラック28の連結
用歯列28bと係合する連結用歯列26bとが設けられ
ている。
【0019】この連結用歯列26b,28bの歯は、先
端側ほど拡大する逆台形状(アリ形状)のものであり、
連結用歯列26b,28bが噛合することによりメイン
ラック26とサブラック28とが離反不能となる。
【0020】メインラック26にはガイド溝26cが設
けられており、ケーシングボトム32に設けられた凸条
34が該ガイド溝26cに係合している。この凸条34
及びガイド溝26cはそれぞれ逆台形の断面形状となっ
ており、凸条34とガイド溝26cとが係合することに
よりメインラック26がケーシングボトム32から離反
不能となる。
【0021】サブラック28には、ケーブル70の端部
に固着されたエンドブロック72が摺動自在に嵌合した
凹条36が設けられている。この凹条36の端部36a
に対しエンドブロック72が抜出不能に係合する。該端
部36aに対しエンドブロック72が係合した状態でラ
ック24(サブラック28)がケーブル70の引張方向
に移動することにより、ケーブル70がチューブ74か
ら引き出される。
【0022】ケーシングボトム32には、チューブ74
の端部74aを固定するためのチューブ取付部38が設
けられている。
【0023】ケーブル70はチューブ74に挿通されて
おり、引張力及び押圧力の双方をシートベルトリトラク
タ80のロータ126に伝達可能としている。
【0024】サブラック28とケーシングボトム32と
の間には引張スプリング40が介在されているが、これ
は該スプリング40によってサブラック28を常に軽く
引張っておくことにより、クリアランスから生じるガタ
ツキ音を防止するためである。
【0025】本発明では、メインラック26及びサブラ
ック28にてラック24を構成しているが、このように
2個のラック26,28を用いている理由は、ケーブル
70やチューブ74の長さに誤差があっても、シートベ
ルトリトラクタ80とケーブル進退装置20との間にケ
ーブル70を適切な長さにて弛みなく張りめぐらしうる
ようにするためである。
【0026】即ち、シートベルトリトラクタ80及びケ
ーブル進退装置20のケーシングボトム32、ピニオン
22及びメインラック26をそれぞれシートに組み込む
と共に、ケーブル70をサブラック28に連結し、チュ
ーブ74の端部74aをチューブ取付部38に固定す
る。後述のロータ126が加速度センサ92を鉛直に保
持するサブラック28の位置を見つけ出し、この位置に
てサブラック28の連結用歯列28bをメインラック2
6の連結用歯列26bに係合させる。その後、ケーシン
グカバー30を被せて固定する。
【0027】第4図に示される通り、シートベルトリト
ラクタ80は、一対のフレームサイド82,84及びこ
れらフレームサイド82,84を連結するフレームバッ
ク86を備えたコ字形状のリトラクタフレームを有し、
このフレームサイド82,84の間にウェビング(図示
略)を巻き取るためのリール88が架け渡されている。
フレームサイド82の外側には、このリール88をウェ
ビング巻き取り方向に付勢するバネを収容した巻取バネ
ケース90’が装着されている。フレームサイド84の
外側には、リール88の回転をロックさせるためのロッ
ク機構90が設けられている。
【0028】このロック機構90は、加速度センサ92
と、この加速度センサ92の第2アーム94と係合する
ラチェットホィール96と、このラチェットホィール9
6内に配置された貫性体98と、ラチェットホィール9
6とロック機構90のパウル(図示略)とを連動させる
ためのリンク100等を備えている。
【0029】加速度センサ92は、センサウェイト10
2を収容したセンサケース104と、このセンサケース
104に回転可能に支持された第1アーム106と、こ
の第1アーム106と重なっており、ホルダケース10
8の支軸110に対し回転可能に保持された前記第2ア
ーム94等を備えている。
【0030】第6図に示される通り、センサウェイト1
02はセンサケース104内に転倒方向に傾きうるよう
に保持されており、センサウェイト102が傾くと第1
アーム106が上方に回動し、引き続いて第2アーム9
4が上方に回動し、これによって第2アーム94の先端
の爪112がラチェットホィール96の外周の歯に対し
係合する。なお、第1アーム106は、センサケース1
04から立ち上げられた一対の第1アーム保持部114
に枢支されている。
【0031】センサケース104は、同軸的な一対の突
軸118,120を備えており、突軸118がホルダケ
ース108のセンサケース保持アーム122の軸孔12
4に挿入されている。このホルダケース108には、セ
ンサケース104の姿勢制御用ロータ126が挿入され
たロータ挿入孔130が設けられている。
【0032】ロータ126はこのロータ挿入孔130に
対し回転自在に挿入保持されており、このロータ126
の軸心部分に軸孔132が設けられている。前記センサ
ケース104の突軸120はこの軸孔132に挿入され
ている。
【0033】この姿勢制御用ロータ126は、その軸心
線方向の一端側にセンサケース104の立上片136の
上方に張出す張出部140を備えている。この張出部1
40の下面に、立上片136の上端と係合する立上片係
合溝142が設けられている。なお、前記突軸120
は、この立上片136の側面から突設されている。
【0034】この立上片係合溝142は下方に向って拡
開する略三角形状の溝であり、立上片136の上端は尖
頭状となっている。なお、溝142と立上片136の上
端とは、ぴったりと嵌合するものではなく、両者の間に
若干の遊び(この実施の形態では、立上片136の回動
周方向において約5°の遊び)が存在している。この遊
びが存在することにより、機構の作動や、部品又は組立
ての精度限界によって生じる誤差を吸収することができ
る。なお、この遊びは軸孔132の軸心回りに3〜8°
とりわけ4〜7°とくに4〜6°であることが好まし
い。
【0035】ホルダケース108内には、ロータ126
と一体であり、前記ケーブル70の上端側が巻き付けら
れたホィール144が回転可能に設けられている。この
ホィール144の外周面には、ケーブル70を巻き付け
るためのケーブル巻付溝146が設けられている。ま
た、このホィール144には、ケーブル70の上端側の
エンドブロック148が挿入されたエンドブロック挿入
孔150が設けられている。更に、このホィール144
には、周方向に延在するスプリング収容スリット154
が設けられている。
【0036】第7図に示される通り、ホルダケース10
8の内面には、このスプリング収容スリット154内に
挿入される突片156が設けられており、この突片15
6とスプリング収容スリット154のスリットエンド1
58との間にリターンスプリング160が蓄力状態にて
介在されている。このリターンスプリング160は、突
片156に反力を得て、ホィール144を第6,7図の
反時計方向に付勢している。
【0037】なお、第7図に示される通り、ケーブル7
0が挿通されたケーブルチューブ74の上端はホルダケ
ース108に固定されている。
【0038】前記ホルダケース108には、これらのホ
ィール144及び姿勢制御用ロータ126が挿入された
のち、ホルダプレート166が装着される。その後、こ
のホルダケース108が第4図のようにシートベルトリ
トラクタ80のフレームサイド84に対し取り付けられ
る。その後、前記ロック機構90及びこの加速度センサ
92を覆うようにカバーケース170がフレームサイド
84に装着される。
【0039】加速度センサ92に所定値以上の水平方向
の加速度が加えられると、センサウェイト102が傾
き、第1アーム106及び第2アーム94が上方に跳ね
上げられ、爪112がラチェットホィール96に係合す
る。これにより、ラチェットホィール96のウェビング
引出し方向への回転が阻止され、リール88がなおも回
転しようとすることによりリンク100を介してパウル
(図示略)の先端側が外方に開き出し、このパウルの先
端がフレームサイド82,84に設けられたティース1
72(第4,5図)に係合しこれによりリール88の回
転が停止され、ウェビングの引き出しが阻止される。
【0040】なお、第4図の符号174は、リール88
から引き出されたウェビングをガイドするウェブガイド
である。
【0041】このシートベルト装置においては、第1
0,11及び12図に示すように、シートバック14を
リクライニング方向に倒しても加速度センサ92のセン
サケース104は、常に鉛直方向を指向するように姿勢
制御用ロータ126によって回動される。
【0042】第10図はシートバック14を鉛直方向か
ら25°後方に倒した通常の使用状態を示している。こ
の状態から、第11図のように更に20°リクライニン
グ側にシートバック14を倒した場合、ケーブル70は
ケーブル進退装置20のラック24によって引張られ、
該ケーブル70の上端が巻き付けられたシートベルトリ
トラクタ側のホィール144が第11図において時計方
向に回転する。このホィール144が回転すると、該ホ
ィール144と一体の姿勢制御用ロータ126が回転
し、立上片係合溝142に係合した立上片136もこれ
と同じ方向に回転する。これによって、センサケース1
04が鉛直方向に引き寄せられ、センサウェイト102
はセンサケース104と共に鉛直姿勢を保つようにな
る。
【0043】この第11図の状態から第12図に示すよ
うに更に深くシートバック14を倒すと、ケーブル70
は更にラック24によって引張られ、ホィール144が
更に回転する。そして、これによって姿勢制御用ロータ
126も更に回転し、立上片136を有したセンサケー
ス104も更に回転し、センサウェイト102がセンサ
ケース104と共に鉛直姿勢を保つようになる。
【0044】このように、シートバック14のリクライ
ニング角度をいかように変更しようとも、センサケース
104は常にセンサウェイト102を鉛直姿勢とするよ
うに回動される。従って、シートバック14をどのよう
にリクライニングさせても、所定値以上の加速度が加速
度センサ92に作用しない限り、シートベルトリトラク
タ80がロック作動することはない。
【0045】第11,12図に示す状態からシートバッ
ク14を第10図に示す通常姿勢に戻した場合、ケーブ
ル70はケーブル進退装置20から送り出され、ホィー
ル144は第10,11,12図の反時計方向に回転す
る。そして、ロータ126が時計方向に回転し、立上片
136を有したセンサケース104がこれと同方向に回
転されることにより、センサケース104は常に鉛直方
向を指向するようになる。
【0046】なお、シートバック14をリクライニング
方向に倒していく場合、第11,12図に示されるよう
に、ホルダケース108の突片156に向ってホィール
144のスリットエンド158が接近し、リターンスプ
リング160が蓄力される。
【0047】逆に第11,12図のリクライニング姿勢
から第10図の起立姿勢にシートバック14を戻す場合
には、ホィール144はリターンスプリング160に押
されて第11,12図の反時計方向にスムーズに回転す
る。
【0048】なお、エンドブロック72はサブラック2
8の凹条36内を端部36aから離れる方向に摺動自在
となっている。このエンドブロック72は、シートバッ
ク14を直立(鉛直)に起立させた状態において端部3
6aに係合し、それよりもシートバック14を前方に倒
すときにはエンドブロック72は凹条36内を端部36
aから離れる方向に相対的に移動する。従って、シート
バック14をシートクッション12に重ねるように前方
に倒す場合、ケーブル進退装置20からはケーブル70
は送り出されることがなく、シートバック14を支障な
くシートクッション12に重なるように前倒させること
が可能である。
【0049】第13図〜第19図を参照して本発明の別
の実施の形態に係るシートベルト装置のケーブル進退装
置の構成について説明する。
【0050】この実施の形態においても、シートクッシ
ョン10の側面にシートバック支持アーム12が固定設
置されており、このシートバック支持アーム12に対し
シートバック側フレーム16がリクライニング回転軸1
8によって回動自在に支持されている。このシートバッ
ク側フレーム16とシートバック支持アーム12の結節
部にケーブル進退装置200が取り付けられ、シートバ
ック側フレーム16に固定されたシートベルトリトラク
タ80(第13〜19図では図示略)とこのケーブル進
退装置200との間にケーブル70が渡されている。
【0051】このケーブル進退装置200は、シートバ
ック支持アーム12に固定された固定片210と、シー
トバック側フレーム16に取り付けられたギヤホルダ2
20と、該ギヤホルダ220内に配置されたラック23
0及びピニオン240と、スリッププレート250を介
して該ギヤホルダ220に被さるギヤホルダ蓋260等
を備えてなる。
【0052】固定片210は、環形の円板部211と、
該円板部211から放射方向に延在するブラケット21
2と、該ブラケット212に設けられた長孔213と、
該ブラケット211から折り立てられた爪よりなるピン
214と、該ブラケット211の中心部の円形開口21
5とを備えている。この円形開口215がギヤホルダ2
20のボス部225に外嵌し、これによりギヤホルダ2
20が該円形開口215の中心点回りに回動自在となっ
ている。ブラケット212は、長孔213を通ってシー
トバック支持アーム12の雌ネジ穴217に螺合するボ
ルト216(第13図)によって該シートバック支持ア
ーム12に固定される。
【0053】ギヤホルダ220は、ピニオン240の収
容部221とラック230の収容部224とを備えてい
る。このピニオン収容部221は略円盤形であり、その
中央部に前記ボス部225が突設されている。ラック収
容部224は直方体形状であり、ラック230がその内
部を進退しうるようにラック230よりも十分に長いも
のとなっている。
【0054】このラック収容部224の一端側にはケー
ブルチューブ74の端部を収容するための凹条227が
設けられている。この凹条227に設けられた溝228
にケーブルチューブ74のコブ状の突起229が係合す
ることによりケーブルチューブ74が凹条227にスラ
イド不能に装着される。
【0055】ラック230は直方体形状であり、その一
方の長手方向の側面に歯列が形成されている。ラック2
30には長手方向に延在する細溝231と直方体形状の
凹部232とが設けられている。この凹部232内にブ
ロック233が摺動自在に挿入され、このブロック23
3の凹部234にケーブル70の先端のエンドピース2
35が入り込んでいる。このケーブル70は、ラック2
30の細溝231に引き通される。
【0056】このブロック233はアジャスタボルト2
38によって凹部232内の位置が調節可能となってい
る。このアジャスタボルト238は、ラック230の底
部を貫通し、先端がブロック233に螺合している。こ
のアジャスタボルト238を回すことにより、ブロック
233が凹部232内で位置調節される。
【0057】この実施の形態では、このようにブロック
233の位置を調節することにより凹部232内へのケ
ーブル70の差込長さを調節可能としているが、この理
由は、ケーブル70やチューブ74の長さに誤差があっ
ても、シートベルトリトラクタ80とケーブル進退装置
200との間にケーブル70を適切な長さにて弛みなく
張りめぐらしうるようにするためである。
【0058】即ち、シートベルトリトラクタ80及びケ
ーブル進退装置200をそれぞれシートに組み込む。そ
して、第18図のようにフルリクライニングさせた状態
でケーブル70が張るようにアジャスタボルト238を
回す。これにより、ロータ126が加速度センサ92を
鉛直に保持するように該アジャスタボルト238によっ
てブロック233の位置決めが行われる。
【0059】前記の通り、ピニオン240の中心孔24
5と固定片210の円板部211の円形開口215とが
ボス部225に嵌合し、ピニオン240と円板部211
とが同軸的に配置される。この円板部211の周縁部か
ら折り立てられた爪状のピン214がピニオン240の
周方向溝244に入り込んでいる。このピン214が該
周方向溝244の端部244aに当ることにより、ピニ
オン240が第14図の反時計方向に回ることが阻止さ
れる。
【0060】ラック230、ピニオン240及び円板部
211を収容したギヤホルダ220に対しスリッププレ
ート250を介してホルダ蓋260が被せられ、ビスに
よって固定されている。このスリッププレート250及
びホルダ蓋260はボス部225と同軸的な円形開口2
55,265を備えている。
【0061】固定片210のブラケット212はL形と
なっており、これらの開口255,265を通って外部
に延出している。このブラケット212が前記の通りボ
ルト216によってシートバック支持アーム12に固定
される。
【0062】ホルダ蓋260には2個のボルト挿通孔2
61が設けられており、これらのボルト挿通孔261に
対応してリクライニング回転軸18の端面18fに2個
の雌ネジ穴262が設けられている。孔261を通して
ボルト263を雌ネジ穴262にねじ込むことにより、
ギヤホルダ220がリクライニング回転軸18に固定さ
れる。従って、ギヤホルダ220はリクライニング回転
軸18と常に一体に回転する。このリクライニング回転
軸18はシートバック14と常に一体に回転するので、
シートバック14のリクライニング及び前倒回転に伴っ
てギヤホルダ220が回転する。
【0063】このケーブル70の上端側が連結されたシ
ートベルトリトラクタ80の構成は前記第1〜12図と
全く同一である。即ち、ケーブル70の上端側はホイー
ル144に巻き掛けられ、エンドブロック148を介し
てホイール144に連結されている。このホイール14
4はリターンスプリング160によってケーブル巻取方
向に付勢されている。従って、ケーブル70には常に進
退装置200からリトラクタ80に向う方向の引張力が
作用している。
【0064】このケーブル進退装置200を用いたシー
トベルト装置においても、前記ケーブル進退装置20を
用いたシートベルト装置と全く同様に、シートバック1
4をリクライニング方向に倒しても加速度センサ92の
センサケース104は、常に鉛直方向を指向するように
姿勢制御用ロータ126によって回動される。
【0065】第17図はシートバック14を鉛直方向か
ら10°後方に倒した使用状態を示している。この状態
にあっては、ピン214は周方向溝244の端部244
aに当接している。
【0066】前記の通り、ケーブル70を介してピニオ
ン240に矢印W方向への回転力が加えられたとして
も、ピン214と周方向溝端部244aとが当接してい
るので、ピニオン240はW方向に回転しえない。
【0067】この第17図の状態から、リクライニング
側にシートバック14を倒した場合、ギヤホルダ220
が第17図の時計回り方向に回転する。この場合、ピン
214と周方向溝端部244aとの当接によりピニオン
240がW方向に回転できないため、ラック230が第
17図のA方向にラック収容部224内を移動し、ケー
ブル70が該ラック230によって引張られ、該ケーブ
ル70の上端が巻き付けられたシートベルトリトラクタ
側のホイール144が前記第11図と同様に回転する。
このホイール144が回転すると、該ホイール144と
一体の姿勢制御用ロータ126が回転し、立上片係合溝
142に係合した立上片136もこれと同じ方向に回転
する。これによって、センサケース104が鉛直方向に
引き寄せられ、センサウェイト102はセンサケース1
04と共に鉛直姿勢を保つようになる。
【0068】シートバック14を第18図の如くフルリ
クライニング状態まで倒すと、ラック230はラック収
容部224内の反対側の端まで移動する。このフルリク
ライニング状態においても、ケーブル70によって引張
られた姿勢制御用ロータ126によりセンサウェイト1
02がセンサケース104と共に鉛直姿勢を保つように
なる。
【0069】第18図などのリクライニング状態からシ
ートバック14を第17図に示す通常姿勢に戻す場合、
ピニオン240は依然としてピン214と周方向溝端部
244aとの当接により回転しえないので、ギヤホルダ
220が第18図の状態から反時計方向に回転するのに
伴って、ラック230がF方向に移動する。そして、ケ
ーブル70はケーブル進退装置200から引き出され、
ホィール144は第17,18図の反時計方向に回転す
る。これに伴い、ロータ126が時計方向に回転し、立
上片136を有したセンサケース104がこれと同方向
に回転することにより、センサケース104は常に鉛直
方向を指向するようになる。
【0070】なお、シートバック14をリクライニング
方向に倒していく場合、前記第11,12図に示された
場合と同じく、ホルダケース108の突片156に向っ
てホィール144のスリットエンド158が接近し、リ
ターンスプリング160が蓄力される。
【0071】逆に第18図のリクライニング姿勢から第
17図の起立姿勢にシートバック14を戻す場合には、
ホィール144はリターンスプリング160に押されて
第11,12図の反時計方向にスムーズに回転する。
【0072】第17図の状態から第19図の如くシート
バック14をシートクッション12に重ねるように前方
に倒す場合、ケーブル進退装置200からはケーブル7
0は送り出されることがなく、シートバック14を支障
なくシートクッション12に重なるように前倒させるこ
とが可能である。即ち、この場合はピニオン240は周
方向溝端部244aがピン214から離れる方向にギヤ
ホルダ220と一体に回転するので、ラック230はス
トロークせず、ケーブル70は送り出されることもなく
引き込まれることもない。
【0073】このシートバック14を前倒させる場合は
シートに乗員が着座せず、シートベルトリトラクタ80
も使用されないので、センサケース104を鉛直に保つ
必要はない。
【0074】
【発明の効果】以上の説明からも明らかな通り、本発明
によると、シートベルトリトラクタをシートバックに組
み込んだシートベルト装置であって、このシートベルト
リトラクタの加速度センサとしてセンサウェイト方式の
ものを採用し、シートバックのリクライニング角度の如
何にかかわらず、センサウェイトが鉛直起立姿勢となる
ようにケーブルによって加速度センサの姿勢を制御する
ようにしたシートベルト装置において、ケーブル長さや
チューブの誤差を吸収し、加速度センサを正確に鉛直姿
勢に保つことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態に係るシートベルト装置を備えたシ
ートの透視斜視図である。
【図2】ケーブル進退装置の斜視図である。
【図3】ケーブル進退装置の分解斜視図である。
【図4】シートベルトリトラクタの分解斜視図である。
【図5】シートベルトリトラクタの加速度センサ取付け
状態を示す斜視図である。
【図6】加速度センサ及びホルダケースの構成を示す分
解斜視図である。
【図7】加速度センサ及びホルダケースの構成を示す分
解斜視図である。
【図8】加速度センサの姿勢制御機構を示す断面斜視図
である。
【図9】この姿勢制御機構の側面図である。
【図10】(a)図はシートの側面図、(b)図は姿勢
制御機構の作動を示す模式的な側面図である。
【図11】(a)図はシートの側面図、(b)図は姿勢
制御機構の作動を示す模式的な側面図である。
【図12】(a)図はシートの側面図、(b)図は姿勢
制御機構の作動を示す模式的な側面図である。
【図13】別の実施の形態に係る姿勢制御機構の分解斜
視図である。
【図14】(a)図は図13の姿勢制御機構のケーブル
進退装置の分解斜視図である。(b)図は固定片210
の裏側からの斜視図である。
【図15】図14のケーブル進退装置の正面図である。
【図16】図15のケーブル進退装置の側面図である。
【図17】シートバックをほぼ直立としたときのケーブ
ル進退装置の側面図である。
【図18】シートバックを後方に倒したときのケーブル
進退装置の側面図である。
【図19】シートバックを前方に倒したときのケーブル
進退装置の側面図である。
【符号の説明】
10 シート 12 シートクッション 14 シートバック 20,200 ケーブル進退装置 22,240 ピニオン 24,230 ラック 26 メインラック 28 サブラック 30 ケーシングカバー 32 ケーシングボトム 34 凸条 36 凹条 70 ケーブル 74 チューブ 74a エンドブロック 80 シートベルトリトラクタ 92 加速度センサ 102 センサウェイト 104 センサケース 108 ホルダケース 126 姿勢制御用ロータ 130 ロータ挿入孔 132 軸孔 136 立上片 142 立上片係合溝 144 ホィール 148 エンドブロック 150 エンドブロック挿入孔 154 スプリング収容スリット 156 突片
フロントページの続き (72)発明者 浜上 哲也 東京都港区六本木1丁目4番30号 タカタ 株式会社内 Fターム(参考) 3B087 BD03 CD04 DE06 DE08 3D018 CD02 HB01

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シートベルトを巻き取るためのリール
    と、該リールのシートベルト引出方向への回転をロック
    させるロック装置と、該ロック装置を起動させるための
    加速度センサと、これらのリール、ロック装置及び加速
    度センサが装着されたリトラクタフレームとを有するシ
    ートベルトリトラクタを備えたシートベルト装置であっ
    て、 該シートベルトリトラクタはシートバックに設置される
    ものであり、前記加速度センサは水平軸心回りに回動可
    能に前記リトラクタフレームに支持されており、 該加速度センサを鉛直方向に指向させるための姿勢制御
    用のロータ部材が該加速度センサに係合して設けられて
    おり、 前記シートバックとシートクッションとの連結部に該シ
    ートバックの回動に応じてケーブルを進退させるケーブ
    ル進退装置が設けられており、 該ケーブル進退装置と前記ロータ部材とがケーブルで連
    動され、該シートバックの角度にかかわらず前記加速度
    センサが鉛直方向指向姿勢をとるようにしたシートベル
    ト装置において、 該ケーブル進退装置は、シートバックに連動して回動す
    るピニオンと、該ピニオンに噛合したラックとを備え、 該ラックは、前記ピニオンに噛合したメインラックと、
    該メインラックに取り付けられたサブラックとからな
    り、該サブラックは該メインラックに対しラック長手方
    向の位置調節可能に取り付けられており、 該サブラックに前記ケーブルが連結されていることを特
    徴とするシートベルト装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記ピニオンは、前
    記シートバックと一体の回転軸に取り付けられているこ
    とを特徴とするシートベルト装置。
  3. 【請求項3】 シートベルトを巻き取るためのリール
    と、該リールのシートベルト引出方向への回転をロック
    させるロック装置と、該ロック装置を起動させるための
    加速度センサと、これらのリール、ロック装置及び加速
    度センサが装着されたリトラクタフレームとを有するシ
    ートベルトリトラクタを備えたシートベルト装置であっ
    て、 該シートベルトリトラクタはシートバックに設置される
    ものであり、前記加速度センサは水平軸心回りに回動可
    能に前記リトラクタフレームに支持されており、 該加速度センサを鉛直方向に指向させるための姿勢制御
    用のロータ部材が該加速度センサに係合して設けられて
    おり、 前記シートバックとシートクッションとの連結部に該シ
    ートバックの回動に応じてケーブルを進退させるケーブ
    ル進退装置が設けられており、 該ケーブル進退装置と前記ロータ部材とがケーブルで連
    動され、該シートバックの角度にかかわらず前記加速度
    センサが鉛直方向指向姿勢をとるようにしたシートベル
    ト装置において、 該ケーブル進退装置は、固定設置されたピニオンと、該
    ピニオンに噛合したまま該シートバックに連動してピニ
    オン外周に沿って移動するラックとを備え、 該ラックに前記ケーブルが連結されており、 該ケーブルは該ラックに対しラック長手方向の位置調節
    可能に取り付けられていることを特徴とするシートベル
    ト装置。
  4. 【請求項4】 請求項3において、前記ピニオンはシー
    トバック支持アームに固定されており、 前記ラックはギヤホルダに保持されており、該ギヤホル
    ダは前記シートバックと一体の回転軸に取り付けられて
    いることを特徴とするシートベルト装置。
  5. 【請求項5】 請求項1ないし4のいずれか1項におい
    て、前記センサは、前記リトラクタフレームに対し揺動
    可能に支持されたセンサケースと、該センサケース内に
    傾動可能に収容されたセンサウェイトと、該センサウェ
    イトが傾くと該センサウェイトによって跳ね上げられ前
    記ロック装置を起動させるアームを備えていることを特
    徴とするシートベルト装置。
  6. 【請求項6】 請求項5において、前記リトラクタフレ
    ームにホルダケースが固定され、このホルダケースに前
    記センサケースが揺動可能に支持されており、 該センサケースは上方に立ち上がる立上片を備えてお
    り、 前記ロータ部材は該ホルダケースに該ロータ部材の軸心
    回りに回転可能に支持されており、 該ロータ部材は、該センサケースの該立上片の上方に張
    り出す張出部を備えており、この張出部の下面に設けら
    れた溝に該立上片の上端が係合し、これによってロータ
    部材の回動によりセンサケースが回動されることを特徴
    とするシートベルト装置。
  7. 【請求項7】 請求項6において、前記張出部の溝の内
    面と前記立上片の上端との間に遊びが存在していること
    を特徴とするシートベルト装置。
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