JP4322220B2 - シートベルト装置 - Google Patents

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本発明は、リクライニング式シートのシートバックの傾動に連動してシートバックに対する角度を変化させる加速度センサを備えたシートベルト装置に関する。
シートベルト装置は、シートバック内のシートベルトリトラクタから引き出されたシートベルトによって車両シートの乗員を拘束して車両衝突時等に乗員を保護するためのものである。シートベルト装置は、車両衝突時等に水平方向に所定値より大きな加速度が作用すると、この加速度を加速度センサが検出してシートベルトのロック機構を作動させ、これにより、シートベルトを引き出し不能にするか、或いはシートベルトを強制的に巻き取るようにしている。
この場合、加速度センサは水平方向の加速度を検出することから、リクライニング時のシートバックの傾斜角度に関わらす、水平に姿勢が保たれている必要があり、加速度センサを水平に保持する種々の機構が提案されている(例えば、特許文献1及び2参照。)。
従来の機構としては、例えば、加速度センサと、シートバックの傾動角度を検出する角度検出機構とをワイヤで連結し、シートバックの傾動と連動してワイヤを進退或いは回転させることで、加速度センサの姿勢を制御し、リクライニング時のシートバックの傾斜角度に関わらず、加速度センサを水平に保つようしている。
特許第3455426号公報 特開平3−148350号公報
ところで、従来のシートベルト装置では、加速度センサを常に水平に保つことができる精度は、ワイヤを進退する方式では、ワイヤの長手方向の位置精度に大きく左右され、ワイヤを回転する方式では、ワイヤ両端の回転方向の相対角度(位相)の精度に大きく左右される。
ワイヤを進退する方式では、一組の噛合う内歯と外歯とを設けたリングのうち、内歯を設けたリング外周に沿ってワイヤを取り付け、内歯と外歯との噛合い位置をリング軸心回りに変えることで適切なワイヤの長さを調整する方法や、二本一組の互いに噛合ったラックのいずれか一方にワイヤを取り付けて、噛合ったラック歯の噛合い位置を変えることにより適切なワイヤの長さを調整する方法を用いているため、いずれも歯ピッチ毎の長さ調整となり、ワイヤの長手方向の位置を連続した任意の位置で精度良く設定することができないという問題がある。
一方、ワイヤを回転する方式では、ワイヤの両端を角度検出機構側と角速度センサ側に連結して組み立てた後において、部品の仕上がり寸法誤差や組立誤差等により、ワイヤ両端の回転方向の位相(相対角度)の設定誤差が生じた場合には、この位相の調整ができないという問題がある。
本発明はこのような不都合を解消するためになされたものであり、その目的は、リクライニング時のシートバックの傾斜角度に関わらず、加速度センサを常に水平に保つことができるシートベルト装置を提供することにある。
本発明の目的は、以下の構成によって達成される。
(1)リクライニング式シートのシートバックに取付可能なシートベルト装置に水平軸線回りに傾動可能に設けられ、水平方向の加速度を検出する加速度センサと、
加速度センサによって検出される加速度に応じて、シートベルトの引出動作をロックするロック機構と、
シートクッションとシートバックとの間に配置され、シートバックの傾動角度を検出し、且つ、傾動角度に応じた回転を出力可能な回転出力部を有する角度検出機構と、
加速度センサの姿勢を制御するため、角度検出機構の回転出力部の回転を加速度センサに伝達可能なワイヤと、
シートバックの傾動に連動して加速度センサを水平に保つように、回転出力部に対するワイヤの軸線回りの回転方向の位相を調整する角度調整機構と、
を有し、
角度調整機構は、ワイヤの端部に嵌合されるホイールギヤと、ホイールギヤに噛合するウォームと、ウォーム及びホイールギヤをそれぞれ回転可能に収納すると共に、角度検出機構の回転出力部と連結されるケースと、調整された前記回転方向の位相を保持するため、前記ウォームが回転不能となるように前記ケースに固定される固定部材と、を備え、ワイヤと角度検出機構との間に配置されていることを特徴とするシートベルト装置。
本発明によれば、シートバックの傾動に連動して加速度センサを水平に保つように、回転出力部に対するワイヤの回転方向の位相を調整する角度調整機構を有しているので、ワイヤの両端を加速度センサ側と角度検出機構側に連結して組み立てた後において、部品の仕上がり寸法誤差や組立誤差等でワイヤ両端の加速度センサ側と角度検出機構側との回転方向の位相の設定誤差が生じた場合においても、角度調整機構により回転出力部に対するワイヤの回転方向の位相を調整して位相の設定誤差を吸収することができ、これにより、リクライニング時のシートバックの傾斜角度に関わらず、加速度センサを常に水平に保つことができ、加速度センサの検出精度を高めることができる。
以下、本発明の一実施形態に係るシートベルト装置について図面を参照して詳細に説明する。
本発明の一実施形態であるシートベルト装置1は、図1及び図2に示すように、リクライニング式シートのシートバック2に取り付けられるシートベルトリトラクタ10と、シートバック2とシートクッション3との連結軸(シートバック傾動軸)4に取り付けられる角度検出機構50と、加速度センサの姿勢を制御するため、角度検出機構50の回転出力部56の回転を加速度センサ16に伝達可能なワイヤ70と、を備える。
シートベルトリトラクタ10は、リトラクタフレーム11を備えており、リトラクタフレーム11にはシートベルト(図示せず)を巻き取るスピンドル12が回転可能に支持されている。
スピンドル12の軸方向の一端側には、スピンドル12をシートベルトの巻取り方向に付勢するリトラクタスプリング13が一対のスプリング用カバー14,15に収容された状態でリトラクタフレーム11に取り付けられる。
スピンドル12の軸方向の他端側には、シートバック2に取付可能なシートベルトリトラクタ10内に水平軸線回りに傾動可能に設けられ、車両の水平方向の加速度を検出する加速度センサ16と、加速度センサ16によって検出される加速度に応じて、シートベルトの引出動作をロックするロック機構17と、ワイヤ70に連結されると共に、加速度センサ16と係合し、ワイヤ70と連動する回転動作により加速度センサ16の姿勢を制御する姿勢制御機構18と、乗員がシートベルトを着用しない範囲のベルトの巻き量を検知して、加速度センサ16を非作動状態にするセンサ非作動機構19と、が設けられ、これらは透明のメカニズムカバー45内に収容される。
加速度センサ16は、球状のセンサウェイト20と、センサウェイト20を収容するセンサウェイト用ケース21と、センサウェイト用ケース21にピン22を介して回転可能に取付けられるセンサレバー23と、ベアリング板24とホルダ25との間で回転可能に支持され、センサレバー23と連動可能なラチェットレバー26とを含む。
また、ロック機構17は、ラチェットレバー26と係合するラチェットホイール27と、ラチェットホイール27内に配置される慣性体28と、ラチェットホイール27と慣性体28との間に設けられる第1スプリング29及びウェビングセンサレバー30と、ラチェットホイール27とウェビングセンサレバー30とを連動させるための組立体31と、ラチェットホイール27と慣性体28と第1スプリング29とウェビングセンサレバー30と組立体31とを収納するベアリング板24と、ロック片32と、第2スプリング33と、安全板34とを含む。組立体31は、歯車35,36,37と、エアレバー38と、パウル39とを備えて構成される。
姿勢制御機構18は、図1及び図3に示すように、底面から側面に亘ってカム溝21aを有するセンサウェイト用ケース21と、カム溝21aと摺動可能に係合する球状部40a及びワイヤ70を連結する筒状部40bを有する姿勢制御レバー40と、姿勢制御レバー40を保持するアダプタ41とを含む。
さらに、センサ非作動機構19は、ベアリング板24に取付けられる、第1〜第3歯車42,43,44と、ベアリング板24上で、スピンドル12と同軸に取付けられる歯車35とを含む。第1歯車42と第2歯車43、第2歯車43と第3歯車44、及び第3歯車44と歯車35とは、互いに噛合しており、スピンドル12の回転が歯車35、第3歯車44、第2歯車43を介して、第1歯車42に伝達される。
乗員のシートベルト着用範囲(例えば、図2の区間A)において、姿勢制御機構18は、ワイヤ70から伝達される回転によって、加速度センサ16のセンサウェイト用ケース21を水平に保つようにして加速度センサ16が正常に作動可能な状態にする。そして、車両衝突等で車両の水平方向の加速度が所定値より大きいとき、加速度センサ16では、センサウェイト20が移動し、センサレバー23を上方に回動する。続いて、ラチェットレバー26がセンサレバー23と共に上方に回動して、ラチェットレバー26の先端の爪がロック機構17のラチェットホイール27と係合する。そして、ラチェットホイール27の引出方向の回転が阻止された状態でシートベルトがリトラクターから引き出されると、ラチェットホイール27がスピンドル12に対して回転遅れを生じ、ロック片32が径方向外方に移動してリトラクタフレーム11に形成された係合歯11aと係合し、スピンドル12によるシートベルトの引出動作がロックされる。
また、乗員がシートベルトを着用していない範囲(例えば、図2の区間B,C)では、センサ非作動機構19が作動し、この範囲でのベルト巻取り量に応じて、第1歯車42が回転されて、第1歯車42が所定の位相位置でラチェットレバー26を加速度センサ16側に押さえつける。これにより、ラチェットレバー26の爪がラチェットホイール27の外周の歯に対して係合することがなくなり、加速度センサ16が非作動状態となる。さらに、乗員がシートベルトを着用していない範囲では、姿勢制御レバー40の球状部40aがセンサウェイト用ケース21のカム溝21aを摺動できないようにし、後述する角度検出機構50と姿勢制御機構18とが連動しないようにする。
一方、角度検出機構50は、図1及び図4に示すように、トランスミッションハウジング51とトランスミッションカバー58との間に、レバー52、バー53、補償レバー54、トーションスプリング55、フレキシブルシャフトレバー(回転出力部)56及びガイドブッシュ57が収容されている。
トランスミッションハウジング51は、シートバック2に取り付けるための取付け部51a,51bと、内側へ突出する軸51cと孔51dと、軸51c周りの円弧状の溝51eとを備える。トランスミッションカバー58は、トランスミッションハウジング51の軸51cと孔51dに対応する位置に孔58a、58bをそれぞれ有する。
補償レバー54は、シートクッションへの取付け部54aと、トランスミッションハウジング51の軸51c周りに回転可能に係合される孔54bと、円弧状の溝51eに案内される軸54cとを有する。バー53は、補償レバー54の軸54cが挿入される長孔53aと、表裏に突出する一対の軸53bとを有し、湾曲して形成される。レバー52及びフレキシブルシャフトレバー56は、共にバー53の軸53bが挿通される孔52a,56aを有する。また、レバー52には、トランスミッションハウジング51の孔51dとトランスミッションカバーの孔58bに対応する位置に配置される孔52bを有し、フレキシブルシャフトレバー56は、トーションスプリング55を介して孔52bと嵌合する図示しない軸を有する。さらに、フレキシブルシャフトレバー56の軸と裏面側には、ガイドブッシュ57を介してトランスミッションカバー58の孔58bから突出し、後述する角度調整機構60のハウジング66に形成されるコネクタ部66aと係止される爪部56bを有する。
シートバック2が傾動されると、トランスミッションハウジング51とトランスミッションカバー58が補償レバー54との角度を変化し、トランスミッションハウジング51内の円弧状の溝51e内を補償レバー54の軸54cが摺動し、レバー53を介してレバー52及びフレキシブルシャフトレバー56が回転する。円弧状の溝51eは、補償レバー54に対してトランスミッションハウジング51とトランスミッションカバー58が必要以上に回転しないように設けられている。トーションスプリング55は、レバー52及びフレキシブルシャフトレバー56がバー53の長孔53aの影響で予期しない方向に回転しないように付勢されている。
乗員のシートベルト着用範囲(図2の区間A)において、シートバック2が傾動した場合、レバー52及びフレキシブルシャフトレバー56が、ワイヤ70が姿勢制御機構18を作動させる方向に回動する。また、乗員がシートベルトを着用していない区間Bでは、レバー52及びフレキシブルシャフトレバー56が回転せず、姿勢制御機構18を作動しない。さらに、乗員がシートベルトを着用していない区間Cでは、レバー52及びフレキシブルシャフトレバー56が回転するが、ワイヤ70が姿勢制御機構18を作動させる方向でないため、姿勢制御機構18が作動しない。
また、本実施形態では、角度検出機構50の回転出力部であるフレキシブルシャフトレバー56とワイヤ70との間に、シートバック2の傾動に連動して加速度センサ16を水平に保つように、フレキシブルシャフトレバー56に対するワイヤ70の回転方向の位相を調整する角度調整機構60を介装している。
角度調整機構60は角度検出機構50のトランスミッションカバー58の外面側に取り付けられ、図4及び図5に示すように、ワイヤ11の端部に嵌合されるホイールギヤ61と、ホイールギヤ61に噛合するウォーム62と、ウォーム62及びホイールギヤ61を収納するケース63と、ウォーム62を回転不能にケース63に固定する固定ピン(固定部材)64とを備えている。
ホイールギヤ61にはセクタ状の歯61aが設けられており、この歯61aがウォーム62の歯62aに噛合してウォーム62の回転がホイールギヤ61に伝達される。また、ホイールギヤ61には円筒状の連結部61bが設けられており、該連結部61bの内周は断面角形状とされてワイヤ70の端面角形状の一端部がプレスマウントブッシュ65を介して嵌合される。なお、ワイヤ70の他端部も、断面角形状に形成され、姿勢制御レバー40の内周が断面角形状に形成された筒状部40bに嵌合されている。従って、ウォーム62の回転がホイールギヤ61及びワイヤ70を介して姿勢制御レバー40に伝達される。
ケース63は、ハウジング66と、該ハウジング66に嵌合するカバー67とを備えており、ハウジング66には円筒状のコネクタ部66aが設けられ、このコネクタ部66aに角度検出機構50のフレキシブルシャフトレバー56の爪部56bが係止されている。 また、ケース63にはウォーム62が回転可能に支持されており、このウォーム62が回転可能とされている状態では、角度検出機構50のフレキシブルシャフトレバー56の回転はワイヤ70に伝達されないようになっている。
そして、ワイヤ70の両端部をそれぞれホイールギヤ62の連結部62b及び姿勢制御レバー40に連結すると共に、ハウジング66のコネクタ部66aを角度検出機構50のフレキシブルシャフトレバー56に連結した後、該フレキシブルシャフトレバー56に対するワイヤ70の回転方向の位相(相対角度)を調整する。
具体的には、シートバック2を初期角度(図2参照。)に設定した状態で、例えば図6に示すように、マイナスのスクリュードライバー80等を用いてウォーム62の端部に設けたスリット部62b(図5参照。)を廻し、ウォーム62の回転をホイールギヤ61及びワイヤ70を介して姿勢制御レバー40に伝達する。シートバック2が初期角度に設定される状態では、姿勢制御レバー40の球状部40aは加速度センサ16のセンサウェイト用ケース21に係合しているため、姿勢制御レバー40の回転は加速度センサ16を水平軸線回りに傾動させる。
ここで、図3に示すように、センサホルダ25には、シートバック2を初期角度に設定した時に水平を描く水平ライン25a、及び内部に設置された加速度センサ16の姿勢を確認する確認窓25bが設けられており、また、加速度センサ16のセンサウェイト用ケース21にも水平ライン21bが設けられている。
従って、上記手法により加速度センサ16を水平軸線回りに傾動させ、センサホルダ25の確認窓25bから内部を確認しながらセンサウェイト用ケース21の水平ライン部21bとセンサホルダ25の水平ライン25aとが一致するように角度を調整する。なお、メカニズムカバー45は透明のカバーであるため、メカニズムカバー45を取り付けたアッセンブリのままで加速度センサ16の水平を確認することができる。
角度調整終了後は、振動や誤操作により角度のずれ等が生じないように、固定ピン64をウォーム62の軸方向の両端に打ち込んでウォーム62を回転不能にケース63に固定する(図7、図8参照。)。
固定ピン64は、図7及び図8に示すように、ピン部64dと、ピン部64dの先端が嵌合されるファスナー部64cとを備えており、ファスナー部64cは軸方向にスリット64eが形成され、ピン部64dが打ち込まれることで、径方向外方に押し広げられるように構成されている。また、ファスナー部64cには互いに180°離間した凸部64a,64bが設けられており、ハウジング66とカバー67にはファスナー部64cの凸部64a,64bが嵌合する凹部66b,67aが設けられている。
固定ピン64のファスナー部64cをウォーム62の軸方向の端部に設けられた嵌合凹部62bに挿入してファスナー部64cの凸部64a,64bをハウジング66とカバー67の凹部66b,67aに嵌合し、この状態でピン部64dを打ち込むことにより、ファスナー部64cが径方向外方に押し広げられてウォーム62の嵌合凹部62bに密着し、これにより、ウォーム62が回転不能にケース63に固定される。
かかる固定状態においては、角度検出機構50のフレキシブルシャフトレバー56の回転出力は、角度調整機構60及びワイヤ70を介して姿勢制御レバー40に伝達され、これにより、乗員のシートベルト着用範囲(図2の区間A)において、リクライニング時のシートバック34の傾斜角度に関わらず、加速度センサ14を常に水平に保つことができる。
このように本実施形態では、シートバック2の傾動に連動して加速度センサ16を水平に保つように、角度検出機構50のフレキシブルシャフトレバー56に対するワイヤ70の回転方向の位相を調整する角度調整機構60を有しているので、ワイヤ70の両端を加速度センサ16側と角度検出機構60側に連結して組み立てた後において、部品の仕上がり寸法誤差や組立誤差等でワイヤ70の両端の加速度センサ16側と角度検出機構60側との回転方向の位相の設定誤差が生じた場合においても、角度調整機構60によりフレキシブルシャフトレバー56に対するワイヤ70の回転方向の位相を調整して位相の設定誤差を吸収することができる。これにより、リクライニング時のシートバック2の傾斜角度に関わらず、加速度センサ16を常に水平に保つことができ、加速度センサ16の検出精度を高めることができる。
なお、本発明は上記実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において適宜変更可能である。
例えば、本実施形態では、角度調整機構60を角度検出機構50とワイヤ70との間に配置した場合を例示したが、これに代えて、角度調整機構60を姿勢制御レバー40とワイヤ70との間に配置してもよい。
本発明の実施の形態の一例であるシートベルト装置の構成部品を説明するための分解斜視図である。 リクライニング式シートにおけるシートベルトリトラクタと角度検出機構との配置例を示す図である。 加速度センサの姿勢の水平確認方法を説明するための図である。 角度調整機構を説明するための断面図である。 角度調整機構を説明するための分解斜視図である。 角度調整機構の調整方法の一例を説明するための斜視図である。 ウォームをケースに固定する方法を説明するための斜視図である。 ウォームをケースに固定する方法を説明するための断面図である。
符号の説明
1 シートベルト装置
2 シートバック
3 シートクッション
10 シートベルトリトラクタ
16 加速度センサ
17 ロック機構
18 姿勢制御機構
19 センサ非作動機構
40 姿勢制御レバー
50 角度検出機構
56 フレキシブルシャフトレバー(回転出力部)
60 角度調整機構
61 ホイールギヤ
62 ウォーム
63 ケース
64 固定ピン(固定部材)
70 ワイヤ

Claims (1)

  1. リクライニング式シートのシートバックに取付可能なシートベルト装置に水平軸線回りに傾動可能に設けられ、水平方向の加速度を検出する加速度センサと、
    前記加速度センサによって検出される前記加速度に応じて、シートベルトの引出動作をロックするロック機構と、
    シートクッションと前記シートバックとの間に配置され、前記シートバックの傾動角度を検出し、且つ、該傾動角度に応じた回転を出力可能な回転出力部を有する角度検出機構と、
    前記加速度センサの姿勢を制御するため、該角度検出機構の回転出力部の回転を前記加速度センサに伝達可能なワイヤと、
    前記シートバックの傾動に連動して前記加速度センサを水平に保つように、前記回転出力部に対する前記ワイヤの軸線回りの回転方向の位相を調整する角度調整機構と、
    を有し、
    前記角度調整機構は、前記ワイヤの端部に嵌合されるホイールギヤと、該ホイールギヤに噛合するウォームと、該ウォーム及び前記ホイールギヤをそれぞれ回転可能に収納すると共に、前記角度検出機構の前記回転出力部と連結されるケースと、調整された前記回転方向の位相を保持するため、前記ウォームが回転不能となるように前記ケースに固定される固定部材と、を備え、前記ワイヤと前記角度検出機構との間に配置されていることを特徴とするシートベルト装置。
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