JP2000051055A - カーペット複合体 - Google Patents

カーペット複合体

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JP2000051055A
JP2000051055A JP10226164A JP22616498A JP2000051055A JP 2000051055 A JP2000051055 A JP 2000051055A JP 10226164 A JP10226164 A JP 10226164A JP 22616498 A JP22616498 A JP 22616498A JP 2000051055 A JP2000051055 A JP 2000051055A
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Japan
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carpet
effect
elasticity
mixed
composite body
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JP10226164A
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Inventor
Takayoshi Yamada
隆義 山田
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Toa Boshoku Co Ltd
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Toa Boshoku Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 カーペット複合体は、最近の傾向として、剛
性の高いものより「すべらない」「弾力性がある」「床
になじみやすい」等の効果が性能として求められている
が、従来の無機物充填材では、弾力性効果、ドレープ効
果等が低下する傾向にあってそれらに満足に答えられな
かった。 【解決手段】 タフテッドカーペット、不織布カーペッ
ト等の裏面に、PVC、EVA、オレフィン等の樹脂
系、NR、SBR、EPDM或いはSBS等のエラスト
マー系のバッキング材を一体的に設けたカーペット複合
体において、上記バッキング材に、廃タイヤを微粉砕す
ることによりできる0.3mm〜1mm或いは1mm〜
3mmまたはそれ以上の粉体を、充填剤として0〜60
%混合したり、表面付けしたり、多層に分けたある層の
みに混合することにより、上記粉体のゴム質によってす
べり止め効果、弾力性効果、ドレープ効果等が十分に得
られるようになった。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車のフロアや
一般住宅および展示会場等に敷かれるカーペット複合体
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】自動車のフロアや一般住宅および展示会
場等に敷かれるカーペット複合体は、タフテッドカーペ
ット、不織布カーペット等の裏面に寸法安定性、耐摩耗
性を付与し、かつ、剛性アップを図るためのバッキング
材を一体的に設けている。
【0003】上記バッキング材は、PE(ポリエチレ
ン)やEVA(エチレン−酢酸ビニル共重合体)等の押
し出しラミネートフィルムをラミネートするか、また
は、EVAやアクリル等をエマルジョン化して発泡コー
ティングするか、若しくは、PVC(塩化ビニル)やオ
レフィン等をダイレクト加工する等によってカーペット
の裏面に一体的に設けられており、従来、いずれも充填
剤として炭酸カルシュウム、硫酸バリウム等の無機物が
添加されていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、最近の傾向
として、カーペット複合体は、剛性の高いものより「す
べらない」「弾力性がある」「床になじみやすい」等の
効果が性能として求められている。しかし、従来のカー
ペット複合体では、バッキング材に充填剤として炭酸カ
ルシュウム、硫酸バリウム等の無機物を添加しているた
め、すべり止め効果、弾力性効果、ドレープ効果等が低
下する傾向にあった。
【0005】そこで、本発明は前述した事情に鑑みて開
発したものであり、すべり止め効果、弾力性効果、ドレ
ープ効果等が優れたカーペット複合体を提供することを
目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の技術的手段として、本発明は、タフテッドカーペッ
ト、不織布カーペット等の裏面に、PVC、EVA、オ
レフィン等の樹脂系、NR、SBR、EPDM或いはS
BS等のエラストマー系のバッキング材を一体的に設け
たカーペット複合体において、上記バッキング材に、廃
タイヤを微粉砕することによりできる0.3mm〜1m
m或いは1mm〜3mmまたはそれ以上の粉体を、充填
剤として0〜60%混合したり、表面付けしたり、多層
に分けたある層のみに混合したことを特徴とする。
【0007】本発明によれば、廃タイヤを微粉砕するこ
とによってできる粉体のゴム質によってすべり止め効
果、弾力性効果、ドレープ効果等が十分に期待できる。
【0008】
【発明の実施の形態】図1は、本発明に係るカーペット
複合体の第1の実施の形態を示す要部断面図であって、
1はカーペット、2はカーペット1の裏面に一体的に設
けられたバッキング材である。
【0009】上記カーペット1は、基布にパイル糸を打
ち込んで製造するタフテッドカーペットやステープル糸
を絡めて製造する不織布カーペット等である。
【0010】上記バッキング材2は、アクリル、SBS
等を水に分散させて製造したエマルジョンに、充填剤と
してタイヤパウダー3と呼ばれる粉体を0〜60%の割
合で混合させて分散状態にし、これをカーペット1の裏
面に発泡コーティングさせて乾燥してものである。
【0011】上記タイヤパウダー3は、主として廃棄さ
れた廃タイヤを微粉砕することによってできる0.3m
m〜1mm或いは1mm〜3mmまたはそれ以上の粉体
である。
【0012】本実施例では、バッキング材2に有機物、
その中でもタイヤパウダー3を充填剤として混合したこ
とで、タイヤパウダー3のゴム質によってすべり止め効
果、弾力性効果、ドレープ効果等が十分に得られるよう
になった。
【0013】また、廃タイヤからなるタイヤパウダー3
をバッキング材2の充填剤として使用することで、減容
化或いは次の商品への成形が困難で燃料にするのがほと
んどであった廃タイヤを、燃料以外に有効利用すること
ができる。
【0014】図2および図3は、本発明に係るカーペッ
ト複合体の第2および第3の実施の形態を示す要部断面
図であって、図2に示す第2の実施の形態は、カーペッ
ト1の裏面にラミネートさせる押し出しラミネートフィ
ルム4にタイヤパウダー3を表面付けしてこれをバッキ
ング材2’としたものであり、図3に示す第3の実施の
形態は、カーペット1の裏面に、タイヤパウダー3を練
り込み混合させたバッキング材2”をダイレクト加工で
形成したものであり、これらは図1に示す第1の実施の
形態と同様にすべり止め効果、弾力性効果、ドレープ効
果等が十分に得られる。
【0015】尚、以上の実施の形態は、本発明の実施に
好ましい例であって、本発明はこれに限定されるもので
はなく、当業者の知識に基づいて種々なる変形・改良を
加えた形態で実施し得るものである。例えば、カーペッ
ト1の裏面にバッキング材2を多層に形成してそのある
層にのみタイヤパウダー3を混合してもよい。
【0016】
【発明の効果】本発明によれば、バッキング材に廃タイ
ヤを微粉砕することによりできる粉体を、充填剤として
混合したり、表面付けしたり、多層に分けたある層のみ
に混合するすることで、上記粉体のゴム質によってすべ
り止め効果、弾力性効果、ドレープ効果等が十分に得ら
れるとともに、減容化或いはリサイクルに不向きな廃タ
イヤを燃料以外に有効利用することができ、時代の要請
にマッチしたカーペット用バッキング材を提供すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態を示す要部断面図で
ある。
【図2】本発明の第2の実施の形態を示す要部断面図で
ある。
【図3】本発明の第3の実施の形態を示す要部断面図で
ある。
【符号の説明】
1 カーペット 2、2’,2” バッキング材 3 タイヤパウダー 4 ラミネートフィルム

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 タフテッドカーペット、不織布カーペッ
    ト等の裏面に、PVC、EVA、オレフィン等の樹脂
    系、NR、SBR、EPDM或いはSBS等のエラスト
    マー系のバッキング材を一体的に設けたカーペット複合
    体において、上記バッキング材に、廃タイヤを微粉砕す
    ることによりできる0.3mm〜1mm或いは1mm〜
    3mmまたはそれ以上の粉体を、充填剤として0〜60
    %混合したり、表面付けしたり、多層に分けたある層の
    みに混合したことを特徴とするカーペット複合体。
JP10226164A 1998-08-10 1998-08-10 カーペット複合体 Withdrawn JP2000051055A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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