JP2558225Y2 - 床パネル - Google Patents

床パネル

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JP2558225Y2
JP2558225Y2 JP1991096880U JP9688091U JP2558225Y2 JP 2558225 Y2 JP2558225 Y2 JP 2558225Y2 JP 1991096880 U JP1991096880 U JP 1991096880U JP 9688091 U JP9688091 U JP 9688091U JP 2558225 Y2 JP2558225 Y2 JP 2558225Y2
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公男 巽
伸一 古谷
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東リ株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本願考案は二重床、とくに床衝撃
時の遮音性(以下遮音性という)の優れた二重床に関す
る。
【0002】
【従来技術とその問題点】最近、オフィス内にはコンピ
ューターをはじめ多くのOA機器が設置されるようにな
り、そのための配線を床表面に露出させないために各種
の二重床が使われている。例えば置敷タイプの床パネル
が実公平2−18174号公報等の構成として知られて
いる。上記床パネルはOA機器等の配線を脚部間の空間
に通して簡単に敷設でき、その上にOA機器を置いた
り、歩いたりしているが、上階での歩行時の床衝撃音が
大きいので、その対策が求められていた。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】本願は二重床における
歩行時の音の発生を効果的に抑制することを目的とす
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】 本願考案は上記問題点
を解決した手段で、正方形の天板の四隅に脚部を有する
一体成型された合成樹脂小パネル片を連接した床パネル
単位を有する床パネルにおいて、床パネル単位上面に形
成された剛性を有すると共に複数の小片に分割され、か
つ該小片は可撓性を保持して連結されている表面材と、
高粘弾性樹脂層との積層体からなる制振材と、該制振材
表面に貼着された床仕上げ材とからなる床パネル、をそ
の要旨とする。以下、図面に基づいて本願考案を説明す
る。
【0005】図1は本願考案床パネルの分解された断面
図である。1は脚部、2は天板であり、天板とその四隅
の脚部はABS樹脂、硬質塩化ビニル樹脂(PVC)、
ポリプロピレンなどの合成樹脂により一体に製作された
小パネル片3が得られる。
【0006】小パネル片は一辺が10〜20cmの正方
形であって、これが例えば縦横3列ずつ連接されて床パ
ネル単位4が得られる。
【0007】床パネル単位4の上面には本願考案に係わ
る制振材7が形成される。制振材7は高粘弾性樹脂層5
と剛性を有する表面材(以下表面材という)6が互いに
積層しており、表面材は材質が剛性を有するので床パネ
ル単位を構成する小パネル片の跡型が床仕上げ材の表面
に現れることはなく、また高粘弾性樹脂は床衝撃音の減
少に寄与する。制振材は1辺が300〜1000mmの
正方形が好ましく、厚さは1〜10cmが望ましい。
【0008】制振材7上に厚さ0.5〜30mmの床仕
上げ材8を貼着する。床仕上げ材はビニルタイルでもプ
ラスチックシート床材でもタイルカーペットでもよい。
とくに床仕上げ材がビニルタイル等の場合従来直に床パ
ネル単位上に敷かれると、小パネル片の目地の筋がビニ
ルタイル上に現れていたが、考案により、そのような問
題点は解消した。こうして本願考案床パネル9が得られ
る。
【0009】図2は本願考案の制振材の断面図、図3は
制振材の斜視図である。図2において制振材7は表面材
6と高粘弾性体5が積層されている。
【0010】表面材6は木質材または金属板の硬い材料
が好適で粘弾性体5はNBR、イソプレン、クロロプレ
レンゴム等の合成ゴム系の高粘弾性軟質樹脂層であり、
発泡体であっても差し支えない。
【0011】 本願考案において、図2に示されるよう
に表面材は小片に分割される。小片としては、細長い矩
形状でも正方形でもよい。また、表面材が木質材である
ならば、木目方向を同一方向にして接合されるのが望ま
しい。上記小片の連結方法としては、例えば短冊状また
は正方形状に切断した小片を木目方向を同じにして軟質
接着剤で小片端縁同士を接着することにより、端縁を中
心に小片の集合体に可撓性が付与される等の方法が可能
である。
【0012】本願考案において上記分割された小片は可
撓性樹脂等で可撓性を付与した状態で連結される。
【0013】この結果少なくとも1方向に可撓性があ
り、かつ硬質表面の制振材が得られる。
【0014】また図3に示されるように硬質板を直交す
る2方向に分割して得られた小片10が集合されて可撓
性を有する表面材11が形成され、この表面材に高粘弾
性樹脂層または接着層12が積層され、これが反復され
てさらに表面層11’、11”、高粘弾性層12’、1
2”が積層され、本願制振材13が得られる。また表面
材は少なくとも一方に可撓性を有するため、可撓性部分
が床不陸部分になじむので床仕上げ材表面の不陸を相当
少なくすることが出来る。そして、上記制振材を床パネ
ル単位上面に載置することにより、床衝撃音(階下への
伝ぱ音)を大巾に減少させることができる。
【0015】図4は本願考案床パネルを敷設した状態の
断面図であり、床下地G上に下地シート14が敷設され
る。下地シート14は好ましくは発泡ポリエチレン、ポ
リプロピレン、PVC、ゴムなどのシートで緩衝材とし
て用いられる。
【0016】小パネル片3が複数列連接された床パネル
単位4の両端に床パネル単位4’、4”が形成される。
床パネル単位4、4’、4”の上面には、制振材13、
13’、13”が形成されている。
【0017】制振板上にビニル床タイルやプラスチック
シート床材やタイルカーペット等の床仕上げ材8が貼着
されて、本願考案床パネル15が得られる。
【0018】本願考案において制振材は表面の硬質板状
体と高粘弾性樹脂層との積層体なので粘弾性を有する樹
脂層により床衝撃音が顕著に減少し、表面の硬質板状体
により、小パネル片の跡型がビニル床タイル等の床仕上
げ材上に現れることはない。
【0019】また硬質板状体が少なくとも一方向、好ま
しくは互いに直交する2方向に分割されている場合、分
割された小片が互いに可撓性を以て連結されるので、床
下地に不陸があっても不陸を吸収し、ガタツキのない快
適な歩行が得られる。
【0020】
【実施例】床下地にポリエチレン発泡シートを敷設し、
その上に一辺が約16.5cmのABS樹脂からなる正
方形の天板と脚とが一体となった小パネル片を縦横3列
ずつ連接した床パネル単位を形成し、この床パネル単位
を互いに一端を接しながら敷設した。一方同一方向の木
目の短冊状木質片を可撓性を付与した状態で結合した表
面材の下面にNBRの高粘弾性樹脂層を積層し、これを
2度反復積層した制振材を得て、この制振材を各々の床
パネル単位上に形成した後、制振材上にPVC床タイル
を敷設して本願考案床パネルを得た。
【0021】得られた床パネルの床軽衝撃音はL=45
で階下では全く歩行音が聞こえず、また床仕上げ材をP
VC床タイルとしても、上記小パネル片の跡型がタイル
に付くことがなく常に美しい外観を保つことができた。
【0022】
【考案の効果】床パネル敷設後の歩行による床衝撃音
が顕著に減少された。
【0023】本考案床パネルは施工が簡単で、しかも
小パネル片の跡型が床仕上げ材上に現れず、常に美しい
外観が得られた。
【0024】さらに不陸を吸収することができ、床パ
ネルの歩行時のガタツキが解消された。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願考案床パネルの分解された断面図。
【図2】制振材断面図
【図3】制振材斜視図
【図4】床パネルを敷設した状態の断面図。
【符合の説明】
3は小パネル片、4は床パネル単位、7、13は制振
材、8は床仕上げ材、9、15は本考案床パネルであ
る。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 正方形の天板の四隅に脚部を有する一体
    成型された合成樹脂小パネル片を連接した床パネル単位
    を有する床パネルにおいて、床パネル単位上面に形成さ
    れた剛性を有すると共に複数の小片に分割され、かつ該
    小片は可撓性を保持して連結されている表面材と、高粘
    弾性樹脂層との積層体からなる制振材と、該制振材表面
    に貼着された床仕上げ材とからなる床パネル。
JP1991096880U 1991-09-12 1991-09-12 床パネル Expired - Fee Related JP2558225Y2 (ja)

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JPH0524781U JPH0524781U (ja) 1993-03-30
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