JP2582710Y2 - クッション材 - Google Patents

クッション材

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JP2582710Y2
JP2582710Y2 JP1992012964U JP1296492U JP2582710Y2 JP 2582710 Y2 JP2582710 Y2 JP 2582710Y2 JP 1992012964 U JP1992012964 U JP 1992012964U JP 1296492 U JP1296492 U JP 1296492U JP 2582710 Y2 JP2582710 Y2 JP 2582710Y2
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felt
carpet
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thermoplastic resin
fibers
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JP1992012964U
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Inventor
正輝 福田
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池田物産 株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】 本考案は例えば床敷マットに適
用されるクッション材に関するものである。
【0002】
【従来の技術】 従来から図3に示す床敷マット(1)
とは例えばカーペット等の表装材(2)と、該表装材
(2)に裏打ちされるフェルト等のクッション材(3)
とから構成されている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】 上記従来構成では床
敷マット(1)のクッション性を向上させるためにはフ
ェルトであるクッション材(3)を厚くしなければなら
ず、フェルトを厚くすればそれだけコストアップになる
と云う問題点があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】 本考案は上記従来の課
題を解決するための手段として、熱可塑性樹脂粉砕物を
含む自動車床敷用カーペット(15)廃材の粉砕物を芯
材(14)と、該芯材(14)の少なくとも表面に積層
されかつニードルパンチングにより結合されている熱可
塑性繊維を混合したフェルト(13A)とからなり、所
定形状に加熱成形されているクッション材を提供するも
のである。
【0005】
【作用】 自動車床敷用カーペット(15)廃材の粉砕
物を芯材(14)とすれば、表層(13A)であるフェ
ルトの厚みをその分減少させても良好なクッション性が
得られる。上記自動車床敷用カーペット(15)裏面に
はスチレン−ブタジエンゴムラテックスやアクリル樹脂
エマルジョンが塗布されることによってバッキング層
(16)が形成され、更にはポリエチレン層等の熱可塑
性樹脂層(17)が裏打ちされており、また更にはポリ
エチレン繊維やポリプロピレン繊維等の熱可塑性繊維を
混合した高剛性フェルト(18)等が裏打ちされている
ものもあるので、その廃材の粉砕物にはこれらバッキン
グ層(16)、熱可塑性樹脂層(17)あるいは高剛性
フェルト(18)の熱可塑性繊維等に由来する熱可塑性
樹脂粉砕物が混合されており、このような熱可塑性樹脂
粉砕物は加熱成形時に軟化してバインダーとして機能し
芯材(14)の剛性を高めるものである。そして芯材
(14)とフェルト(13A,13B)とはニードルパ
ンチングにより結合すれば、芯材(14)とフェルト
(13A,13B)とが仮接着されかつ芯材(14)と
フェルト(13A,13B)双方の構造が緻密化して構
造強度が向上し、成形作業性が良くなり、また芯材(1
4)に含まれている熱可塑性樹脂粉砕物のバインダー効
果が高められ、高強度が得られにくいカーペット廃材粉
砕物を芯材として使用しても成形物の強度が増大する。
【0006】
【実施例】 本考案を図1および図2に示す一実施例に
よって説明すれば、床敷マット(11)は芯材(14)
と、該芯材(14)の表裏面に熱可塑性繊維を混合した
フェルトである表層(13A)と裏層(13B)を積層
したクッション材(13)と、該クッション材(13)
表面に積層されるカーペット等の表装材とからなる。
【0007】 該芯材(14)は例えば図2に示すよう
な自動車床敷用カーペット(15)の廃材の粉砕物から
なる。上記自動車床敷用カーペット(15)はカーペッ
ト(15A)と、該カーペット(15A)裏面に塗布さ
れるスチレン−ブタジエンゴムラテックスやアクリル樹
脂エマルジョン等からなるバッキング層(16)と、該
バッキング層(16)に裏打ちされるポリエチレン層等
の熱可塑性樹脂層(17)と、該熱可塑性樹脂層(1
7)を介して更に裏打ちされる高剛性フェルト(18)
とからなり、該高剛性フェルト(18)は再生繊維をポ
リエチレン繊維やポリプロピレン繊維等の熱可塑性繊維
で結着したフェルトである。
【0008】 このような自動車床敷用カーペット(1
5)の廃材の粉砕物はしたがってバッキング層(1
6)、熱可塑性樹脂層(17)、高剛性フェルト(1
8)の熱可塑性繊維等に由来する熱可塑性樹脂粉砕物が
混合されている。通常該熱可塑性樹脂粉砕物の混合割合
は15〜25重量%程度であり、粉砕物のサイズは通常
5〜10mm程度とする。自動車床敷用カーペットには
上記高剛性フェルトが裏打ちされていないものもある
が、勿論このような自動車床敷用カーペットの廃材粉砕
物も本考案の対象となる。
【0009】 本考案の芯材(14)に積層されるフェ
ルトである表層(13A)あるいは裏層(13B)は合
成繊維や再生繊維にポリエチレン繊維やポリプロピレン
繊維等の熱可塑性繊維を通常15〜30重量%程度混合
したものである。
【0010】 上記クッション材(13)を製造するに
は上記芯材(14)の表裏面に上記熱可塑性繊維を混合
したフェルトである表層(13A)と裏層(13B)を
積層し、ニードルパンチングによって仮接着した上で、
上記クッシヨン材(13)の芯材(14)に混合されて
いる熱可塑性樹脂粉砕物や表裏層(13A,13B)に
混合されている熱可塑性繊維の軟化点以上の温度で加熱
してプレス成形し所望形状とする。この際、該芯材(1
4)に含まれている熱可塑性樹脂粉砕物や表裏層(13
A,13B)に含まれている熱可塑性繊維は軟化して夫
々のバインダーとして機能し、更に芯材(14)と表裏
層(13A,13B)相互は上記熱可塑性樹脂粉砕物や
熱可塑性繊維によって接着する。上記ニードルパンチン
グによれば芯材(14)と表裏層(13A,13B)の
構造が緻密化して熱可塑性樹脂粉砕物や熱可塑性繊維の
バインダー効果が高まり構造強度が向上し、成形作業性
が良好になりかつ成形物の強度や形状寸法安定性も増大
する。
【0011】 上記クッション材(13)表面にはたと
えばスチレン−ブタジエンゴムラテックスやアクリル樹
脂エマルジョン等を塗布することによってバッキング層
(19)が形成され、更にポリエチレン層やポリプロピ
レン層等の熱可塑性樹脂層(20)が裏打ちされている
カーペットである表装材(12)が積層され床敷マット
(11)となる。
【0012】 上記実施例では芯材(14)の表裏面に
熱可塑性繊維を混合したフェルトを積層したが、本考案
では芯材(14)の表面のみにフェルトが積層されても
よい。
【0013】 上記床敷マット(11)は家屋床敷用、
自動車床敷用等に使用されるが、表装材としてはカーペ
ット以外、合成樹脂シート等が使用されてもよく、また
表装材を積層せずクッション材をそのまゝ床敷マットと
して使用することも出来る。
【0014】
【考案の効果】 したがって本考案においては、高強度
が得られにくいカーペット廃材の粉砕物を芯材として使
用しても、クッション性の良好で高強度かつ剛性が高
形状寸法安定性が良好でしかも安価なクッション材
が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案の一実施例の部分側断面図
【図2】 自動車床敷用カーペットの部分側断面図
【図3】 従来の床敷マットの部分側断面図
【符号の説明】
13 クッション材 14 芯材 15 自動車床敷用カーペット

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】熱可塑性樹脂粉砕物を含む自動車床敷用カ
    ーペット廃材の粉砕物からなる芯材と、該芯材の少なく
    とも表面に積層されかつニードルパンチングにより結合
    されている熱可塑性繊維を混合したフェルトとからな
    り、所定形状に加熱成形されていることを特徴とするク
    ッション材
JP1992012964U 1992-02-05 1992-02-05 クッション材 Expired - Lifetime JP2582710Y2 (ja)

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JPH0563828U JPH0563828U (ja) 1993-08-24
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
IT1169161B (it) * 1983-01-28 1987-05-27 Azionaria Costruzioni Acma Spa Macchina riempitrice volumetrica per il riempimento di contenitori con prodotti fluidi
JPS6161842A (ja) * 1984-09-04 1986-03-29 林テレンプ株式会社 シ−ト状物質

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JPH0563828U (ja) 1993-08-24

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Effective date: 19960910