JP2000049841A - 通信システム - Google Patents

通信システム

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JP2000049841A
JP2000049841A JP10214129A JP21412998A JP2000049841A JP 2000049841 A JP2000049841 A JP 2000049841A JP 10214129 A JP10214129 A JP 10214129A JP 21412998 A JP21412998 A JP 21412998A JP 2000049841 A JP2000049841 A JP 2000049841A
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clock
communication system
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JP10214129A
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English (en)
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Hiroyuki Watanabe
博之 渡邉
Taizo Katayama
泰造 片山
Shigeru Tsuchiya
茂 土屋
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Toshiba Corp
Toshiba Telecommunication System Engineering Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Toshiba Telecommunication System Engineering Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 外部クロック源からクロックを抽出している
際にクロック異常が検出された場合、予め登録している
クロック抽出先情報をもとに、装置自身が自動で適切な
クロック抽出先へと切替え制御を行うようにする。 【解決手段】 クロック抽出回線優先テーブル5に登録
されている優先度1の回線番号Aでクロック抽出してい
る最中に、障害管理部5が、クロック異常を検出する
と、クロック制御部7に対してクロック抽出先の切替え
要求の指示をだす。そして、このクロック抽出先切替え
要求の指示を受けたクロック制御部7が、優先度1に登
録されている回線番号Aから次に優先度の高い回線番号
Bへとクロック先を切替え制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、公衆網のクロック
や外部局のクロックまたは自走クロックのうちいずれか
一つをマスタークロックとして選択し、該選択したマス
タークロックに同期して通信を行う通信システムに関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の通信システムでのクロッ
ク異常検出救済方法では、例えば、リング型ネットワー
ク上でクロック異常を検出した場合、異常が発生した伝
送路と接続されているノード装置を自動的にループバッ
クを行うことでクロック異常検出時のクロック救済を行
っていた。
【0003】しかしながら、この従来の通信システムに
おいては、クロック源を外部装置(SDH等)から抽出
している場合に、クロック異常を検出した場合のクロッ
ク抽出救済方法としては、各ノード装置を監視するネッ
トワーク管理装置により保守者により手動でクロック抽
出先を切り替える必要があった。
【0004】また、従来の通信システムにおいては、図
9に示すように、ノード装置(以下、「交換機」とい
う。)100がシステム内にクロック基板1100を搭
載している。このクロック基板1100の動作は次の3
通りからなる8kHzのクロックをマスタークロックと
して交換機100内の各機能を有する基板へ各々の基板
が必要とするクロックを内部に持つPLL回路にてもと
の8kHzのクロックに同期をとる形で分周することに
よって生成し、分配していた。尚、上記マスタークロッ
クとなる3通りの8kHzのクロックとは、1つはセル
ベースやフレームリレーなどで他の網や端末などと接続
し通信を行うインタフェース基板1200などが、公衆
網200から受信する信号に複合される8kHzのクロ
ックを抽出したもの(網クロック)、2つめは外部局が
発信源300となって送出するAMI符号化された64
k+8k等のクロックを受信し複合されている8kHz
のクロックを抽出したもの(外部クロック)、3つめは
自基板内に搭載している水晶発振器1101から発信す
る8kHzのクロック(自走クロック)である。
【0005】ここで、従来の交換機100内に実装され
るクロック基板1100の構成を図10に示す。図10
において、上記3つの8kHzクロックは、クロック基
板1100内でセレクタ(IC)1102を通して選ば
れ、選ばれたクロックは、そのまま8kHzのクロック
として交換機100内の他の各基板へ分配されるもの
と、PLL回路1103および分周回路1104で種々
の周波数に分周生成し、同じく交換機100内の他の各
基板へ分配されるものとになる。PLL回路1103で
は一定の周期以上でPLL周期が外されたと判断した場
合は、同期外れと判断し警報として情報をあげる。また
一方で、同じく選ばれた8kHzクロックは次段でクロ
ック断検出部1105に入れられ任意の周期以上クロッ
クの立ち上がりが検出されない場合、クロック断と判断
し警報として情報をあげる仕組みとなっており、その後
は交換機100内の制御機能を司る制御部1400がこ
れらの警報情報を読み取り任意の処理を行っていた。例
えば、網クロックがセレクタ1102で選ばれていた時
にクロック断が発生した場合、制御部1400は異常検
出後セレクタ1102で自走8kHzクロックを選ぶよ
うな処理を行っている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上述の如く、従来の通
信システムにあっては、外部クロック源からクロックを
抽出している場合に、クロック異常が検出された場合で
は、クロック抽出先を切替えるのにネットワーク監視装
置において保守者により手動でしかクロック抽出先を切
替えることができないため、保守者にかかる手間が大き
くなり、それによっては、手動により早期にクロック救
済を行えないという不都合があった。
【0007】また、従来の通信システムにあっては、ク
ロック基板にて網クロックと外部クロックと自走クロッ
クの3つのマスタークロックとなる8kHzの中から1
つを選び、その後種々の周波数クロックの分配を行う一
方でPLL同期外れやクロック断等の警報検出を行い、
その後、制御部が情報を読み取って処理を行っていたた
め、8kHzのクロックが入力されない状況または任意
の周期を超える遅い周期のクロックが入力されている場
合などには有効であるが8kHzよりも速い周波数のク
ロックが入力された場合、クロック異常の検出ができず
以後交換機内の各基板へ分配するクロックにも悪影響を
及ぼすことが考えられる。(例えば、PLL異常検出部
ではリファレンスクロックが8kHzよりも速いクロッ
クで入力されるとそのクロックに同期させようと回路が
動作するので常時PLLの位相外れ異常状態となり、分
周によって生成されるクロックの精度が守れなくな
る。)また、マスタークロックとなる8kHzクロック
の異常検出がセレクタICの次断で行われるため、選ば
れているクロックが異常と判断された後、切り替えのた
めの次に選ばれる8kHzクロックが正常であるかどう
かわからない状態で切り替わり、切り替わった後でクロ
ック断が検出されることも考えられ、その場合、通信の
信頼性を損なう虞がある。
【0008】そこで、本発明では、上記問題を解決し、
外部クロック源からクロックを抽出している際にクロッ
ク異常が検出された場合、予め登録しているクロック抽
出先情報をもとに、装置自身が自動で適切なクロック抽
出先へと切替え制御を行うことにより、保守者にかかる
手間を無くすとともに、早期にクロック救済を行なえる
ようにする。
【0009】また、本発明では、上記問題を解決し、マ
スタークロックとなる8kHzクロックより速いクロッ
クの検出が行え、且つセレクタで選択する前に各クロッ
クの正常性を判定することにより、クロック異常の検出
時に、クロックが正常なとこからクロックを抽出するこ
とができるようにする。更に、本発明では、装置電源立
ち上がり時に、クロックの正常性を確認することができ
るようにする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1の発明は、外部クロック源から回線を通じ
てクロックを抽出し、該抽出したクロックをシステムの
各ノード装置に供給し、該クロックに同期して通信を行
う通信システムにおいて、クロック抽出の優先順位を示
す優先度情報を前記外部クロック源に接続される回線情
報に対応して記憶する記憶手段と、クロック異常を検出
した場合、前記記憶手段に記憶される情報をもとにクロ
ック抽出先の切替え制御を行うクロック抽出先切替え制
御手段とを具備することを特徴とする。
【0011】また、請求項2の発明は、請求項1の発明
において、前記クロック抽出先切替え制御手段は、クロ
ック抽出先切替えした後、該クロックをシステム内で使
用する前に、該クロックの正常性を判定する手段を有
し、前記判定の結果、クロック異常を検出した場合、前
記記憶手段に記憶される情報をもとに、再度、クロック
抽出先の切替え制御を行うことを特徴とする。
【0012】また、請求項3の発明は、請求項1の発明
において、前記各ノード装置は、伝送方向の異なる伝送
路によってリング状に接続して成る構成をとることを特
徴とする。
【0013】また、請求項4の発明は、公衆網から受信
した信号から抽出される網クロックと、外部クロック発
振源から受信した信号から抽出される外部クロックと、
自装置内に実装する発振器から発振した自走クロックか
らいずれか一つを選択出力する選択回路を有し、前記選
択回路により選択出力したクロックに同期して通信を行
う通信システムにおいて、前記選択回路の前段にて各ク
ロック毎に、クロック断の検出並びにクロック速度異常
の検出を行うクロック検出手段と、前記検出の結果に応
じて、前記選択回路にて選択出力するクロックの切替え
を制御するクロック切替え制御手段とを具備することを
特徴とする。
【0014】また、請求項5の発明は、請求項4の発明
において、前記クロック検出手段は、前記各クロック毎
に所定周期を越えるクロックを検出してクロック断と判
定するクロック断判定手段を有することを特徴とする。
また、請求項6の発明は、請求項4または5の発明にお
いて、前記クロック検出手段は、前記各クロック毎に所
定周期以下のクロックを検出してクロック速度異常と判
定するクロック速度異常判定手段を有することを特徴と
する。
【0015】また、請求項7の発明は、外部クロック源
から抽出したクロックをシステムの各ノード装置に供給
し、該クロックに同期して通信を行う通信システムにお
いて、前記外部クロック源からクロックを抽出するクロ
ック抽出手段と、前記クロック抽出手段から出力される
正常なクロックを受信して有効データまたは無効データ
の送出動作を行うデータ送出手段と、電源立ち上がり時
に、前記データ送出手段からデータが送出されたかどう
かを判定して前記クロック抽出手段から出力されるクロ
ックの正常性を確認するクロック正常性確認手段を具備
することを特徴とする。
【0016】また、請求項8の発明は、請求項7の発明
において、前記ノード装置は、非同期転送モード(AT
M)で通信を行うことを特徴とする。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る一実施の形態
を添付図面を参照して詳細に説明する。
【0018】最初に、第1の発明について説明する。
【0019】図1は、本第1の発明の実施の形態に係る
通信システムの一構成例を示す図である。図1に示すよ
うに、この通信システムでは、複数のノード装置(A〜
D)1を伝送方向の異なる伝送路2a、2bによりリン
グ状に接続し、これら各ノード装置(A〜D)1を監視
するノード監視装置3を具備するリング型ネットワーク
の構成を示している。
【0020】そして、この通信システムでは、外部クロ
ック源4からクロックを抽出し、この抽出したクロック
に同期して通信を行うものである。
【0021】尚、このクロックの抽出方法としては、例
えば、図1に示すように、ノード装置(A)1を外部ク
ロック同期モード(つまり、外部からクロックを抽出す
る動作状態)に設定することで、ノード装置(A)にて
外部クロック源4からクロックを抽出することになる。
そして、このようにして抽出されたクロックは、ノード
装置(A)から二重化伝送路2aを用いてノード装置
(B)→ノード装置(C)→ノード装置(D)→ノード
装置(A)方向と、二重化伝送路2bを用いてノード装
置(D)→ノード装置(C)→ノード装置(B)→ノー
ド装置(A)方向とにより他のノード装置に対してクロ
ックを供給してリング型ネットワーク全体にクロックを
提供している。
【0022】そして、この通信システムでは、外部から
抽出しているクロックの異常(同期はずれ)が発生した
場合、図2に示すクロック抽出回線優先テーブル5に、
ノード番号と回線番号を登録することでクロック異常時
のクロック抽出の救済を行うようにしている。尚、本発
明では、このクロック抽出回線テーブル5は、各ノード
装置(A〜D)1が、それぞれ自装置に接続される回線
の回線番号を記憶するクロック抽出回線テーブル5とし
て保持しても、または、ノード監視装置3が、監視下の
ノード装置(A〜D)1全ての情報をクロック抽出回線
テーブル5として保持しても良い。この場合、後で詳細
に説明するが、クロック障害を検出した場合に、このテ
ーブルを参照してクロック抽出先を切替える手段を合わ
せ持てば良いものとする。尚、以下、図1に示すノード
監視装置3が、監視下のノード装置全ての情報を保持し
ている場合について説明する。
【0023】そして、図2に示すように、このクロック
抽出回線優先テーブル5には、各ノード装置の番号を示
す「ノード番号」情報と、これら各「ノード番号」情報
に対応付けして、各ノード装置毎に接続収容される回線
の番号を示す「回線番号」情報とが登録されるととも
に、これら各「ノード番号/回線番号」情報にクロック
抽出の優先順位を示す「優先度」情報を付与して記憶さ
れている。そして、「優先度1」に設定されている「ノ
ード番号/回線番号A」が、現在クロックを抽出してい
るノード装置と、そのノード装置に接続収容される回線
の番号を示しており、「優先度2」から「優先度n」ま
でのテーブル情報は、上記「優先度1」のクロック抽出
先でクロック異常が検出された場合に、クロック抽出先
を切替えてクロック抽出を救済するために使用するクロ
ック抽出先情報群である。例えば、上記「優先度1」の
クロック抽出先でクロック異常が発生した場合、「優先
度2」のクロック抽出先へ切替えてクロック抽出の救済
を行うものである。
【0024】このように、本実施例では、外部クロック
源から抽出しているクロックの異常(同期はずれ)が発
生した場合、予め図2に示すクロック抽出回線優先テー
ブル5に、クロック抽出切替え対象となるノード装置の
番号とそのノード装置に接続収容される回線の回線番号
とを登録しておくことで、クロック異常発生時のクロッ
ク抽出を救済することができる。
【0025】また、上述したクロック抽出回線優先テー
ブル5に登録される回線番号は、各ノード装置内に実装
されるインタフェース基板に接続収容される回線の回線
番号であり、図3に示すような関係となる。例えば、本
実施例では、図3に示すように、クロック抽出回線優先
テーブル5の「優先度1」に「ノード装置/回線番号
A」が登録されている場合、ノード装置(A〜D)1に
実装されるインタフェース基板1に接続された回線の
「回線番号A」を示し、この「回線番号A」が現在クロ
ックを抽出している回線となる。そして、残りのインタ
フェース基板1からインタフェース基板nに接続されて
いる回線番号B〜Nを、クロック抽出回線優先テーブル
の「優先度2」から順に登録すれば、クロック異常が発
生した場合、「優先度2」の「ノード装置/回線番号
B」の示すインタフェース基板1に接続された「回線番
号B」の回線からクロックを抽出してクロック救済を行
なえる。次に、クロック異常が発生した場合のクロック
抽出回線優先テーブル5の「優先度1」から「優先度
n」の回線番号の並び順序が更新される場合について、
図4を参照して説明する。尚、図4に示すように、この
例では、クロック抽出回線優先テーブルには、5回線分
の回線番号が登録されており、初回の回線番号登録時に
「優先度1」から「優先度5」にそれぞれ「回線番号
A」から「回線番号E」が登録された状態を示してい
る。
【0026】そして、この場合、図4(a)に示す状
態、つまり「優先度1」の「回線番号A」からクロック
を抽出している時に、クロック異常が発生すると、クロ
ック抽出回線優先テーブルは、図4(b)の状態に遷移
する。すなわち、図4(b)では、クロック異常が発生
するまで抽出していた回線の番号を示す「回線番号A」
情報が、テーブルの末尾へ移動し「優先度5」となり、
代わりに、元々「優先度2」に登録されていた「回線番
号B」情報が最もクロック抽出の優先順位が高い「優先
度1」に繰り上げられる。これにより、「回線番号B」
の回線からクロックを抽出して、クロック抽出の救済を
行う。尚、図4(b)において、他の「回線番号C」〜
「回線番号E」もそれぞれ「優先度2」〜「優先度4」
へと優先順位が繰り上げられる。
【0027】更に、図4(b)の状態からクロック異常
を検出した場合、つまり、図4(a)に示す状態からク
ロック異常が2回発生した場合では、図4(c)に示す
状態に遷移する。すなわち、図4(c)では、図4
(b)の状態で、クロック異常が発生するまで抽出して
いた回線の番号を示す「回線番号B」が、テーブルの末
尾へ移動し「優先度5」となり、代わりに、元々「優先
度2」に登録されていた「回線番号C」が最もクロック
抽出の優先順位が高い「優先度1」に繰り上げられる。
これにより、「回線番号C」の回線からクロックを抽出
して、クロック抽出の救済を行う。尚、図4(c)にお
いて、他の「回線番号D」〜「回線番号A」もそれぞれ
「優先度2」〜「優先度4」へと優先順位が繰り上げら
れる。
【0028】次に、実際にクロック異常が発生してから
クロック抽出先を切替えるまでの処理動作について図5
を参照にして説明する。図5は、図1に示すノード監視
装置3の構成を示す図である。図5において、クロック
異常はクロック抽出しているハードウェアのPLLステ
ータスをポーリングすることでクロック異常を検出でき
る。クロック抽出回線優先テーブル5に登録されている
優先度1の回線番号Aでクロック抽出している最中にク
ロック異常を検出すると障害管理部6にクロック異常が
通知され、障害管理部6からクロック制御部7に対し、
クロック抽出先の切替え要求の指示をだす。クロック抽
出先切替えの指示がだされたクロック制御部7では優先
度1に登録されている回線番号Aから次優先度の回線番
号Bへとクロックを切替える。その際、切替えた回線番
号でクロック異常が発生していないことをクロック制御
部7独自でPLLステータスをチェックし異常であれば
さらに次優先度に切替えていく。
【0029】尚、本実施例では、ノード監視装置3が上
記機能を持つように説明したが、これに限定されるもの
ではなく、各ノード装置(A〜D)1が具備しても良い
ものとする。
【0030】以上説明した構成によると、リング型ネッ
トワーク構成でクロック源を外部装置(SDH端等)か
ら抽出している場合のクロック救済として保守者が事前
にクロック抽出先回線テーブルの登録をしていれば、自
動でクロック抽出先が切り替わるため、リング型ネット
ワーク上のクロック救済に大いに威力を発揮するもので
ある。
【0031】また、今回はリング型ネットワークでの開
発で発明されたものであるが応用分野としては、ATM
を使用してのスター型ネットワークのシステムについて
も適用できるものとする。
【0032】次に、第2の発明について説明する。
【0033】図6は、本第2の発明に係わる通信システ
ムの構成を示す図である。図6に示すように、この通信
システムでは、クロック基板10には、網クロック、外
部クロックあるいは自走クロックの中からいずれか一つ
を選択するセレクタ110と、このセレクタ110の前
段にあって、各クロック毎にクロック断を検出し、該検
出結果を警報情報として制御部11に通知するクロック
断検出部111と各クロック毎にクロックの速度異常を
検出し、該検出結果を警報情報として制御部11に通知
するクロック速度異常検出部112と、上記セレクタ1
10の後段にあって、セレクタ110により選択出力さ
れたクロックをもとに他の基板にて必要な周波数クロッ
ク成分に分周するPLL回路113および分周回路11
4とを具備して構成されている。尚、セレクタ110に
て選択出力されたクロックは、上述のようにPLL回路
113および分周回路114にて生成した種々のクロッ
クとして分配される他に、そのまま8kHzとして分配
されることもある。
【0034】この構成によると、マスタークロックを選
択するセレクタ回路110の前段でクロック速度の監
視、つまり一定時間のクロック遅れによるクロック断の
検出と、基本クロック8kHzのクロックより速い周期
のクロックの検出を行い、これら各検出結果を、警報情
報として制御部11に上げ、この制御部11にて上がっ
てきた警報情報をもとにセレクタ110より選択出力さ
れるクロックを切替え制御するようにしたため、従来救
済されなかった速いクロックの検出が行なえないことに
よる他の基板へ及ぼすクロックの悪影響を未然に防止す
ることができるとともに、クロック切替えを行う場合、
確実にクロックが正常であるものを選択するように制御
できるので、従来には無いクロック切り替え後のクロッ
クの正常性を保証することができる。
【0035】次に、図6に示すクロック段検出部111
と速度異常検出部112の回路構成について説明する。
【0036】図7は、図6に示すクロック段検出部11
1と速度異常検出部112の回路構成およびこれら各回
路部に対し入力される信号と出力される信号との関係を
示すタイムチャートを示す図であり、図8(a)が、ク
ロック段検出部111と速度異常検出部112の回路構
成を示し、本実施例では、両者とも検出回路に123
(Dual Retriggerable Monostable Multibrators With
Clear)ICを採用している。また、図7(b)が、こ
れら各回路における入力信号と出力信号のタイムチャー
トを示し、上図が、クロック断検出部111に入力され
る8kHzクロックと、クロック断検出部111から出
力されるクロック断アラーム信号の関係を示すタイムチ
ャートであり、下図が、速度異常検出部112に入力さ
れる8kHzクロックと、速度異常検出部112から出
力される速度異常信号の関係を示すタイムチャートであ
る。
【0037】そして、これらクロック段検出部111と
速度異常検出部112では、クロックがマスタークロッ
クとなる8kHzで一定に入力されているかを監視する
ことを目的とするが、この判定内容としては、クロック
断検出部111が、クロックが8kHzより遅い周期で
入力される場合を従来通り「クロック断」とし、逆に、
クロック速度異常検出部112が、クロックが8kHz
より速い場合を「速度異常」とする。
【0038】そして、クロック断検出部111は、従来
の方法と同じようにクロックの立ち上がり波形をエッジ
とし、外付けの抵抗値とコンデンサ容量値により、一定
時間A(例:A>125μs+10%)異常エッジ検出
が無い場合(つまり、クロック入力が無い場合)、Qバ
ー出力が”H”となることでクロック断を検出する。
【0039】他方、クロック速度異常検出部112は、
方法としてはクロック断と同じようにクロックの立ち上
がり波形をエッジとするが、外付けの抵抗値とコンデン
サ容量値を検出時間B(例:B<125μs−10%)
を早めるような値にすることで、クロックが正常であれ
ば入力信号のエッジが検出されず、出力信号は、”L”
となり、また、エッジが検出されると検出条件より速い
クロックであると判定して”H”となる。
【0040】この構成によると、マスタークロックとな
る8kHzのクロックよりも速い周期のクロックを検出
することができ、これにより、PLL回路113での誤
動作を誘発する虞を未然に防止することができる。
【0041】次に、第3の発明について説明する。
【0042】図8は、本第3の発明に係わる通信システ
ムの構成を示す図であり、この通信システムには、シス
テム内で使用するクロックを生成・分周するクロック基
板12と、外部の網や端末と接続されるインタフェース
基板13と、このインタフェース基板13からのデータ
のスイッチング処理を行うスイッチ基板14と、これら
基板を制御する制御部15とを具備して構成され、通信
を行う際は、クロック基板12から分配されるに種々の
クロックに同期する形で行われる。
【0043】そこで、インタフェース基板13に実装さ
れ、クロック基板12からスイッチ基板14を経て受信
するクロックが正常である場合、有効セルが入力されて
いなくても無効セルを送信するLSI(セル送信部、セ
ル受信部)に着眼し、セル送信部131からのセルがセ
ル受信部132で受信できるようにループバック設定
し、空きセルが流れていることを電源立ち上げ時に確認
することでクロック基板12で生成したクロックが正常
であることを早期に知ることができる仕組みを実現して
いる。
【0044】この構成によれば、上記実施例で示したク
ロック基板12で生成/抽出されたクロックを、装置の
立ち上がり時において素早く正常性を確認することがで
きる。
【0045】
【発明の効果】以上説明したように、第1の発明によれ
ば、クロック抽出の優先順位を示す優先度情報を外部ク
ロック源に接続される回線情報に対応して記憶する記憶
手段と、クロック異常を検出した場合、記憶手段に記憶
される情報をもとにクロック抽出先の切替え制御を行う
クロック抽出先切替え制御手段とを具備するようにした
ため、保守者が事前にクロック抽出先回線情報の登録を
していれば、自動でクロック抽出先を切り替えることが
でき、それにより早期にクロック救済を行なうことがで
きるとともに、保守者の手間を省くことができる。
【0046】また、第2の発明によれば、選択回路の前
段にて各クロック毎に、クロック断の検出並びにクロッ
ク速度異常の検出を行うクロック検出手段と、該検出の
結果に応じて、選択回路にて選択出力するクロックの切
替えを制御するクロック切替え制御手段とを具備するよ
うにしたため、動作中に選択出力されたマスタークロッ
クの異常が発見された場合でも、セレクタ前段における
クロック検出手段によって正常性が保証されたクロック
へ切り替えることができ、異常動作の発生を抑えること
にもなり通信の信頼性を向上することができる。
【0047】また、第3の発明によれば、外部クロック
源からクロックを抽出するクロック抽出手段と、クロッ
ク抽出手段から出力される正常なクロックを受信して有
効データまたは無効データの送出動作を行うデータ送出
手段と、電源立ち上がり時に、上記データ送出手段から
データが送出されたかどうかを判定して上記クロック抽
出手段から出力されるクロックの正常性を確認するクロ
ック正常性確認手段を具備するようにしたため、動作前
のマスタークロックおよび分周され他の各基板に分配さ
れる種々のクロックの信頼性があがり、電源立ち上げ後
のトラブルを軽減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の発明に係る通信システムの一構成例を示
す図。
【図2】本発明に係わるクロック抽出回線優先テーブル
の構成を示す図。
【図3】図2に示すクロック抽出回線優先テーブルとノ
ード装置の回線番号との関係を示す図。
【図4】クロック異常が発生した場合のクロック抽出回
線優先テーブル5の優先度の並び順序が更新される場合
の一例を示す図。
【図5】図1に示すノード監視装置3の構成を示す図で
ある。
【図6】第2の発明に係わる通信システムの全体構成を
示す図。
【図7】図6に示すクロック段検出部111と速度異常
検出部112の回路構成およびこれら各回路部に対し入
力される信号と出力される信号との関係を示すタイムチ
ャートを示す図。
【図8】第3の発明に係わる通信システムの構成を示す
図。
【図9】従来の通信システムの構成を示す図。
【図10】図9に示す通信システムにおけるクロック基
板の構成を示す図。
【符号の説明】
1 ノード装置(A〜D) 2a、2b 二重化伝送路 3 ノード監視装置 4 クロック源 5 クロック抽出回線優先テーブル 6 障害管理部 7 クロック制御部 10 クロック基板 11 制御部 111 クロック断検出部 112 速度異常検出部 113 PLL回路 114 分周回路 12 クロック基板 13 インタフェース基板 131 セル送信部 132 セル受信部 14 スイッチ基板 15 制御部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 片山 泰造 東京都日野市旭が丘3丁目1番地の1 株 式会社東芝日野工場内 (72)発明者 土屋 茂 東京都日野市旭が丘3丁目1番地の1 東 芝通信システムエンジニアリング株式会社 内 Fターム(参考) 5K030 GA01 GA11 GA12 HA10 HC14 HD06 KA05 KA21 LA15 MA09 MB01 MD04 5K031 AA04 AA08 AA14 CB01 CB19 DA07 DA12 DB07 DB10 EA01 EA11 EB05 EC01 5K047 AA02 BB16 GG02 GG07 GG08 GG11 GG56 JJ06 KK05 KK18

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外部クロック源から回線を通じてクロッ
    クを抽出し、該抽出したクロックをシステムの各ノード
    装置に供給し、該クロックに同期して通信を行う通信シ
    ステムにおいて、 クロック抽出の優先順位を示す優先度情報を前記外部ク
    ロック源に接続される回線情報に対応して記憶する記憶
    手段と、 クロック異常を検出した場合、前記記憶手段に記憶され
    る情報をもとにクロック抽出先の切替え制御を行うクロ
    ック抽出先切替え制御手段とを具備することを特徴とす
    る通信システム。
  2. 【請求項2】 前記クロック抽出先切替え制御手段は、 クロック抽出先切替えした後、該クロックをシステム内
    で使用する前に、該クロックの正常性を判定する手段を
    有し、 前記判定の結果、クロック異常を検出した場合、前記記
    憶手段に記憶される情報をもとに、再度、クロック抽出
    先の切替え制御を行うことを特徴とする請求項1記載の
    通信システム。
  3. 【請求項3】 前記各ノード装置は、伝送方向の異なる
    伝送路によってリング状に接続して成る構成をとること
    を特徴とする請求項1記載の通信システム。
  4. 【請求項4】 公衆網から受信した信号から抽出される
    網クロックと、外部クロック発振源から受信した信号か
    ら抽出される外部クロックと、自装置内に実装する発振
    器から発振した自走クロックからいずれか一つを選択出
    力する選択回路を有し、前記選択回路により選択出力し
    たクロックに同期して通信を行う通信システムにおい
    て、 前記選択回路の前段にて各クロック毎に、クロック断の
    検出並びにクロック速度異常の検出を行うクロック検出
    手段と、 前記検出の結果に応じて、前記選択回路にて選択出力す
    るクロックの切替えを制御するクロック切替え制御手段
    とを具備することを特徴とする通信システム。
  5. 【請求項5】 前記クロック検出手段は、 前記各クロック毎に所定周期を越えるクロックを検出し
    てクロック断と判定するクロック断判定手段を有するこ
    とを特徴とする請求項4記載の通信システム。
  6. 【請求項6】 前記クロック検出手段は、 前記各クロック毎に所定周期以下のクロックを検出して
    クロック速度異常と判定するクロック速度異常判定手段
    を有することを特徴とする請求項4または5記載の通信
    システム。
  7. 【請求項7】 外部クロック源から抽出したクロックを
    システムの各ノード装置に供給し、該クロックに同期し
    て通信を行う通信システムにおいて、 前記外部クロック源からクロックを抽出するクロック抽
    出手段と、 前記クロック抽出手段から出力される正常なクロックを
    受信して有効データまたは無効データの送出動作を行う
    データ送出手段と、 電源立ち上がり時に、前記データ送出手段からデータが
    送出されたかどうかを判定して前記クロック抽出手段か
    ら出力されるクロックの正常性を確認するクロック正常
    性確認手段を具備することを特徴とする通信システム。
  8. 【請求項8】 前記ノード装置は、非同期転送モード
    (ATM)で通信を行うことを特徴とする請求項7記載
    の通信システム。
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