JP2000044067A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP2000044067A
JP2000044067A JP10225349A JP22534998A JP2000044067A JP 2000044067 A JP2000044067 A JP 2000044067A JP 10225349 A JP10225349 A JP 10225349A JP 22534998 A JP22534998 A JP 22534998A JP 2000044067 A JP2000044067 A JP 2000044067A
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tray
paper
sheet
image forming
trays
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JP10225349A
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English (en)
Inventor
Naoto Otsuki
直人 大槻
Kimiyasu Ikuma
公康 伊熊
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Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 用紙がトレイの側壁等を乗り越えることを防
止し、安定した給紙動作を行うことができる画像形成装
置を提供すること。 【解決手段】 多種類の用紙Pが別々に収容される複合
トレイ30を有し、複合トレイ30から給紙機構32に
よって所定の給紙方向に送出された用紙Pに画像を形成
する画像形成装置において、複合トレイ30は、筐体5
0と、給紙方向の反対側が筐体50に対して回動自在に
支持されるトレイ載置部54と、トレイ載置部54に重
ねて載置され、給紙方向とこの反対方向とへ移動自在に
設けられた複数のトレイT1〜T3と、トレイ載置部5
4を回動させて、トレイ載置部54上の複数のトレイT
1〜T3のうち所望のトレイの給紙方向側を給紙機構3
2に接近/離間させる載置部回動手段58と、各トレイ
のうち最上段のトレイT3の上部を覆う開閉可能なカバ
ー60とを備えることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複写機、プリンタ
等の電子写真プロセスを利用した画像形成装置に関し、
詳しくは、サイズの異なる多種類の用紙を収容すること
ができる複合トレイを具備する画像形成装置に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来から、複写機、プリンタ等の画像形
成装置において、給紙トレイを複数有し、各給紙トレイ
にサイズの異なる用紙を収容できる複合トレイを具備す
るものが知られている。この複合トレイに関する技術を
掲載した文献として、例えば、特開平4−209139
号公報や特開平8−208051号公報がある。特開平
4−209139号公報には、複合トレイ内の各トレイ
(用紙載置板)にサイズの異なる用紙を配置し、画像形
成部の給紙部に設けた1つの給紙機構を各トレイの用紙
送り出し位置まで移動させるように構成した技術が開示
されている。この技術によれば、1つの給紙機構を移動
させるだけで所望のサイズの用紙を送り出すことができ
るため、用紙の送り出しに際して複合トレイ全体を前後
左右に移動させる必要も無く、給紙部のスペースを大き
くする必要がなくなるという効果が得られる。
【0003】しかしながら、特開平4−209139号
公報の技術は、用紙を取り出すピックアップローラや、
複数枚取り出された用紙を捌いて1枚だけ送り出す用紙
捌き機構等を一体に構成した給紙機構を、所望のトレイ
(用紙載置板)まで移動させて位置決めする構成である
ため、給紙機構を移動させるための複雑な駆動機構が必
要となるだけでなく、画像形成装置の本体の構造を大幅
に設計変更しなければならないという欠点がある。
【0004】一方、特開平8−208051号公報に
は、給紙方向及びこの逆方向へ移動自在な複数の用紙収
容手段(トレイ)を支持すると共に反給紙方向側の一端
部が回転自在に支持された支持手段(支持プレート)
や、この支持手段を回動させることにより、給紙方向側
に移動させた用紙収容手段を給紙部材(ピックアップロ
ーラ)に接近離間させる回動手段(押上アーム)等を備
えた画像形成装置の用紙収容装置が掲載されている。こ
の用紙収容装置を具備する画像形成装置では、所望のト
レイを給紙方向へ移動させて支持プレートを回動させる
ことにより、当該トレイに収容された最上用紙の1面が
ピックアップローラに押圧され、用紙を取り出し可能な
状態となる。
【0005】このように、特開平8−208051号公
報の技術によれば、所望のトレイを給紙方向へ移動させ
た後、支持プレートを回動させて当該トレイを給紙位置
へ移動させる構成であるため、複合トレイ全体を前後左
右に移動させる構成に比して給紙部のスペースを大幅に
低減でき、更に、特開平4−209139号公報の技術
のように給紙機構を移動させるための複雑な駆動機構も
不要となり、装置を複雑化、大型化することなく1つの
給紙機構で複数の給紙トレイから用紙を取り出すことが
できる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記特開平4
−209139号及び特開平8−208051号公報に
記載された複合トレイには、次のような事態が生じるお
それがあった。すなわち、通常、複写機・プリンタ等の
画像形成装置を使用すると、電子写真プロセス中に熱が
発生する。一般的に、画像形成装置には冷却ファン等の
冷却装置が備えられているものの、発生した熱は画像形
成装置内にある程度は蓄積される。画像形成装置内に蓄
積された熱は各トレイ内の用紙にも伝わり、熱が伝達さ
れた用紙は、端部がカールすることがある。また、この
他湿度の影響等によっても用紙がカールすることがあ
る。
【0007】ピックアップローラ等が備えられた給紙機
構の側から複合トレイを見た状態を示す図9からも分か
るように、複合トレイCTの各トレイT1,T2,T3
に用紙Pを多数枚セットした場合において、熱等の影響
によって用紙Pの端部がカールすると、下段トレイT1
及び中段トレイT2内の用紙Pは各々の上に位置するト
レイT2及びトレイT3によって用紙Pのサイドを規制
する側壁TWやガイド部材TGの乗り越えが防止されて
いるものの、上段トレイT3に関しては、カールした用
紙Pの端部が側壁TWやガイド部材TGを乗り越えてし
まう。そして、用紙Pの端部が側壁TW等を乗り越えた
状態で給紙機構による給紙が開始されると、用紙Pのサ
イドの規制が無いため用紙Pが斜行しやすく、この結
果、画像のスキューやペーパージャムが生じてしまう。
特に、トレイにカールしやすい特殊紙を収容した場合
は、このような事態が生じる可能性は更に高くなる。
【0008】また、上記特開平8−208051号公報
に記載された複数のトレイを支持する支持プレートを回
動させることによりトレイを給紙状態にするタイプの画
像形成装置によれば、装置を複雑化することなく1つの
給紙機構で複数の給紙トレイから用紙を取り出せるとい
う優れた効果が得られるものの、給紙時に各トレイが傾
斜するため、積層された用紙が崩れて側壁TW等を乗り
越える可能性がある。
【0009】本発明は、かかる事情に鑑みてなされたも
のであり、用紙がトレイの側壁等を乗り越えることを防
止し、安定した給紙動作を行うことができる画像形成装
置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明は、多種類の用紙が別々に収容される複合ト
レイを有し、複合トレイから給紙機構によって所定の給
紙方向に送出された用紙に画像を形成する画像形成装置
において、複合トレイは、筐体と、給紙方向の反対側が
筐体に対して回動自在に支持されるトレイ載置部と、ト
レイ載置部に重ねて載置され、給紙方向とこの反対方向
とへ移動自在に設けられた複数のトレイと、トレイ載置
部を回動させて、当該トレイ載置部上の所望のトレイの
給紙方向側を給紙機構に接近/離間させる載置部回動手
段と、各トレイのうち最上段のトレイの上部を覆う開閉
可能なカバーとを備えることを特徴とする。
【0011】本発明に係る画像形成装置では、ピックア
ップローラ等の給紙機構によって複合トレイから用紙を
送り出す際に、まず、トレイ載置部に載置された複数の
トレイのうち、選択された所望サイズの用紙が収容され
たトレイが給紙方向に移動する。所望のトレイが給紙方
向に移動した後、載置部回動手段によりトレイ載置部が
筐体に対して回動し、所望のトレイの給紙方向側が給紙
機構に接近する。そして、給紙機構が作動することによ
り給紙が開始するが、このとき、各トレイが傾斜してい
ることに起因する積層された用紙の崩壊や、画像形成装
置に蓄積された熱等の影響により用紙がカールすること
に基づいて、最上段のトレイに収容された用紙がトレイ
の側壁を乗り越えて斜行するおそれがある。しかし、本
発明では、最上段トレイの上部がカバーによって覆われ
ており、給紙方向と直交する方向への用紙の移動を規制
するトレイ側壁等がカバーの下面に当接する。このた
め、用紙がトレイの側壁を乗り越えることはなく、用紙
の斜行も生じない。また、上記カバーは、開閉可能であ
るため、最上段トレイへの用紙補給の操作性が損なわれ
ることもない。
【0012】また、上記カバーは、透明体によって形成
されていることが望ましい。この場合、最上段トレイの
上部がカバーで覆われていても、用紙セットミスや用紙
の折れ曲がり等を目視にて確認することができ、安定し
た給紙動作を行うことができる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る画像形成装置
の好適な実施形態について詳細に説明する。尚、同一要
素には同一符号を用いるものとし、重複する記載は省略
する。
【0014】(第1実施形態)図1は、本実施形態に係
る複写機(画像形成装置)2を示す概略構成図である。
この複写機2は、主に、複写機本体4と、この複写機本
体4の上面に設置されたコピーガラス6を開閉自在に覆
うように設けられた自動原稿搬送装置8と、から構成さ
れている。
【0015】複写機本体4の内部には、自動原稿搬送装
置8によってコピーガラス6上に搬送された移動原稿、
または自動原稿搬送装置8を開いてコピーガラス6上に
載置された固定原稿の画像を読み取って画像信号に変換
する原稿読取部10と、この原稿読取部10から受信し
た画像信号に基づいて用紙に可視像を形成する画像形成
部12と、この画像形成部12に対して用紙を供給する
給紙部14と、が設けられている。
【0016】上記画像形成部12は、帯電装置(不図
示)により帯電され、露光装置16からの画像信号で変
調されたレーザビームにより露光される感光体ドラム1
8と、この露光により感光体ドラム18上に形成された
静電潜像をトナー等の現像剤で画像として可視化すなわ
ち現像する現像装置20と、感光体ドラム18上に現像
された画像を給紙部14から供給された用紙に転写する
転写部22と、用紙に転写された画像を当該用紙に定着
する定着装置24と、から構成されている。
【0017】上記給紙部14は、複写機本体4の下部に
設けられており、複数(本実施形態では3つ)の給紙ト
レイ26,28,30と、各給紙トレイ26〜30に設
けられた給紙機構32と、を備えている。各給紙トレイ
26〜30は、用紙をサイズ別または種別に積層収容す
るもので、複写機本体4に対して脱着可能に装着されて
おり、これらのうちの何れかの給紙トレイから用紙が送
り出される。尚、給紙トレイ30は、本実施形態の複写
機2の特徴がある複合トレイであるが、詳細は後述す
る。給紙機構32は、給紙トレイ26〜30の最も上に
ある用紙に当接してこの用紙を順次送り出すピックアッ
プローラ34と、このピックアップローラ34により送
り出された用紙を受けて画像形成部12に向けて重送を
防止しながら用紙を送り出すローラ対であるフィードロ
ーラ36及びリタードローラ38により構成されてい
る。ピックアップローラ34及びフィードローラ36
は、図示しないモータの駆動により回転し、フィードロ
ーラ36と対をなすリタードローラ38は、フィードロ
ーラ36の回転に連れ回る。
【0018】また、各給紙トレイ26,28,30から
画像形成部12に向けて、略S字状の用紙搬送路40が
形成されている。さらに、転写部22よりも用紙搬送路
40の上流(給紙トレイ側)には、給紙トレイ26〜3
0から送り出された用紙を転写部22に供給するタイミ
ングを制御するレジスト部42が設けられている。レジ
スト部42は、転写部22の直前に配設されるレジスト
ローラ44と、当該レジストローラ44よりも用紙搬送
路40の上流に設けられて用紙を所定のタイミングでレ
ジストローラ44方向に送り込むプリレジストローラ4
6とから構成されている。一方、画像形成部12よりも
用紙搬送路40の下流には、画像形成部12によって画
像が形成された用紙を複写機本体4から外部へ送り出す
排出ローラ48が配設されている。以上が、本実施形態
の複写機2全体の概略である。
【0019】次に、図2を用いて、本実施形態に係る複
写機2の特徴である給紙トレイ30について説明する。
図2は、給紙トレイ30及びこれに対応する給紙機構3
2を示す拡大図である。給紙トレイ30は、筐体50の
底部に、給紙機構32が配置された側とは反対側の一端
部が支軸52によって回動自在に支持されたトレイ載置
プレート(トレイ載置部)54を有している。さらに、
トレイ載置プレート54の下側には、駆動軸56によっ
て回動可能とされた押上アーム(載置部回動手段)58
が配置されている。かかる構成において、押上アーム5
8を図2に示す状態から反時計方向に回動させると、ト
レイ載置プレート54は支軸52を中心に反時計方向に
回動し、トレイ載置プレート54の給紙機構32側が上
昇する。また、その状態から押上アーム58を時計方向
へ回動させると、トレイ載置プレート54は自重によっ
て時計方向へ回動する。
【0020】トレイ載置プレート54の上部には、3つ
のトレイT1〜T3がこの順で下から積み重ねられてい
る。トレイT1〜T3は、下部側のものほど大きなサイ
ズの用紙を収容できるようになっている。最も下側のト
レイT1は、トレイ載置プレート54上を給紙方向及び
この逆方向(以下、「反給紙方向」という。)へ摺動可
能となっており、その上の各トレイT2,T3も直ぐ下
に位置するトレイT1,T2によって給紙方向および反
給紙方向へ互いに摺動自在に支持されている。さらに、
トレイT3には、反給紙方向側がトレイT3に回動自在
に支持されたカバー60が取り付けられている。このカ
バー60の先端(給紙方向側)には、給紙方向に向かっ
て斜め上方に延びる把持部60aが形成されている。こ
の把持部60aは、カバー60を開くときに作業者がつ
かむためのものである。尚、把持部60aは、不要であ
れば設けなくてもよい。
【0021】図3は、給紙トレイ(複合トレイ)30の
平面図である。各トレイT1〜T3には、ガイド部材T
Gが設けられており、このガイド部材TGの取り付け位
置によって各トレイT1〜T3に収容できる用紙Pのサ
イズが定まる。各トレイT1〜T3に収容された用紙P
は、ガイド部材TGとトレイの側壁TWによって、給紙
方向と直交する方向への移動が規制されることになる。
また、上記カバー60は、無色透明のプラスチックで形
成されている。このため、最上段トレイT3に収容され
た用紙Pのセット状況を目視にて観察することが可能で
あり、用紙セットミスや用紙Pの折れ曲がり等を容易に
発見することができる。給紙動作の開始前に用紙セット
ミスや用紙Pの折れ曲がり等を発見できれば、ペーパー
ジャム等を防止でき、安定した給紙動作を行うことがで
きる。さらに、カバー60は、トレイT3の後端(反給
紙方向側)から前方(給紙方向側)へ延びているが、ト
レイT3の前端部分は、カバー60によって覆われてい
ない。これは、トレイT3から用紙Pを送り出す際にピ
ックアップローラ34がカバー60に接触するのを防止
したためである。これにより、カバー60が給紙動作の
妨げになることなく、用紙Pの斜行を防止することがで
きる。
【0022】また、最上段のトレイT3には、ラック6
2が取り付けられている。ラック62には、ピニオン6
4が噛み合わされ、このピニオン64は、モータ等を含
む図示しない駆動機構により回転させられるようになっ
ている。この構成のもとに、ピニオン64を何れかの方
向に回転させるとその回転がラック62に伝達され、ト
レイT3が給紙方向または反給紙方向に移動する。そし
て、各トレイT1〜T3の両端には、上下に隣接するト
レイと互いに摺動するための駆動機構を有する支持部6
6が設けられている。尚、カバー60は、支軸67によ
ってこの支持部66に回動自在に支持されている。
【0023】図4は、図3における給紙トレイ30のIV
-IV方向の断面図であり、各給紙トレイT1〜T3にお
ける支持部66の駆動機構が示されている。本実施形態
では、特開平8−208051号公報に記載された公知
の駆動機構を利用している。トレイT1には、支持部6
6の上下面に連通する長孔68が形成され、この長孔6
8内には、先端部が上下方向に移動するように後端が回
動自在に支持されたカム70が配置されている。また、
トレイ載置プレート54の前記カム70よりも給紙方向
側には、上下面に連通する長孔72が形成され、この長
孔72にカム70が没するようになっている。さらに、
トレイT1の長孔68よりも給紙方向側には、カム溝7
4が形成されており、当該カム溝74よりも給紙方向側
には、前後方向に延在するガイド溝76が形成されてい
る。
【0024】トレイT2の支持部66には、トレイT1
の支持部66に形成されたカム70及びガイド溝76に
加えて、トレイT1のガイド溝76内を前後方向に摺動
可能なスライド部78が形成されている。また、トレイ
T3の支持部66には、トレイT2のカム70を収容す
る収容溝80が形成されている。以上が、各給紙トレイ
T1〜T3の支持部66の概略であり、このような構成
のもとに、トレイT3をラックアンドピニオン機構によ
って前後に移動させると、特開平8−208051号公
報に記載されたように、トレイT2及びトレイT1が連
動して前後に移動する。
【0025】図5は、給紙トレイ30を給紙方向側から
見た正面図である。この図のように、トレイT3の側壁
TWおよびガイド部材TGの上端は、カバー60の下面
に当接している。このため、複写機2内の熱や湿度等の
影響で用紙Pの両端がカールしていても、当該用紙Pが
側壁TWおよびガイド部材TGを乗り越えることはな
い。よって、給紙機構32によって給紙が開始されたと
きに、たとえ用紙Pがカールしていたとしても、側壁T
Wおよびガイド部材TGによって用紙Pの軌道は定めら
れているため、用紙Pは斜行せず、安定した給紙動作を
行うことができる。尚、トレイT1,T2に関しては、
側壁TWおよびガイド部材TGは直ぐ上に位置するトレ
イT2,T3の底部に当接しているため、用紙Pの斜行
を防止することができる。
【0026】尚、本実施形態では、各トレイT1〜T3
に収容される用紙Pをガイド部材TGとトレイの側壁T
Wによって位置決めするサイドレジスタ方式を採用して
いるが、ガイド部材TGを用紙Pの両端に設けて位置決
めするセンタレジスタ方式を採用することもできる。こ
の場合は、用紙Pの両側のガイド部材TGの上端が、カ
バー60の下面に当接するように構成するとよい。この
場合、給紙中の用紙Pは両サイドのガイド部材TGを乗
り越えないため、当該用紙Pは斜行せず、安定した給紙
動作を行うことができる。
【0027】次に、図6を用いて、最上段トレイT3へ
の用紙補給方法を説明する。図6は、給紙トレイ30の
斜視図である。但し、内部の形態を把握しやすくするた
め、筐体50の図示は省略してある。用紙補給に際して
は、まず、給紙トレイ30を複写機本体4から引き出
す。続いて、カバー60の把持部60aをつかんで支軸
67を中心にカバー60を回動させる。これにより、ト
レイT3に用紙Pを補給することができる。ここで、把
持部60aは、給紙方向に向かって斜め上方に延在する
ように形成されているため、カバー60がトレイT3の
上部を覆っているときでも、把持部60aと最上の用紙
Pとの間には、ある程度の隙間があることになる。この
ため、たとえトレイT3に多量の用紙Pが収容されてい
たとしても、作業者はその隙間に指を入れることで最上
の用紙Pに触れることなくカバー60を開けることがで
き、用紙補給作業をスムースに行うことができる。
【0028】尚、カバー60は、開閉可能であれば他の
構成を採用してもよく、例えば、支軸によって回動させ
るタイプでなく、トレイT3に対して脱着可能なタイプ
にすることができる。また、図示は省略するが、トレイ
T3,T2は、それぞれトレイT2,T1に対して回動
可能に構成されている。したがって、トレイT3をトレ
イT2に対して回動させればトレイT2に用紙Pを補給
しやすく、トレイT2をトレイT1に対して回動させれ
ばトレイT1に用紙Pを補給しやすくなる。
【0029】続いて、図7及び図1を用いて、給紙トレ
イ(複合トレイ)30に収容された用紙Pの送出から、
当該用紙Pに画像を形成するまでの複写機2の動作を説
明する。図7は、給紙トレイ30の用紙送り出し動作を
示す図である。まず、ピニオン64を回転させることに
より(図3参照)、トレイT3を給紙方向に移動させ、
図7(a)のように、ピックアップローラ34の下方に
トレイT3内の用紙Pの先端部分が位置するようにす
る。次に、支軸56を中心に押上アーム58を回転させ
て、この回転によりトレイ載置プレート54の給紙方向
側を上昇させる。そして、図7(b)のように、トレイ
T3内の用紙Pの先端部分がピックアップローラ34に
当接したら、押上アーム58の回転を停止させる。ピッ
クアップローラ34は、図示しない制御部からの給紙信
号に応じて回転し始め、用紙Pをフィードローラ36及
びリタードローラ38へ向けて送り出す。フィードロー
ラ36及びリタードローラ38は、重送を防止しながら
用紙Pを用紙搬送路40に送り出す。
【0030】ここで、ピックアップローラ34による用
紙Pの送り出しに際しては、上述したように、トレイT
3の上部がカバー60によって覆われているため、たと
えカールしている用紙Pでもトレイ側壁を乗り越えるこ
とはなく、斜行が防止されて安定した給紙動作を行うこ
とができる。また、トレイT3の給紙方向側の先端部分
はカバー60によって覆われていないため、給紙動作中
にピックアップローラ34はカバー60に衝突せず、ピ
ックアップローラ34の給紙作業がカバー60により妨
げられることはない。
【0031】フィードローラ36等によって用紙搬送路
40に送り出された用紙Pは、図1に示すレジスト部4
2でタイミングを図られて画像形成部12の転写部22
に送出される。転写部22では、感光体ドラム18上に
現像された画像が用紙Pに転写される。転写が済むと、
用紙Pは定着装置24に送出され、定着装置24によっ
て用紙Pに転写された画像が当該用紙Pに定着されて、
画像形成処理が終了する。画像が形成された用紙Pは、
排出ローラ48によって複写機本体4の外部に排出され
る。ここで、給紙部14から送出された用紙Pは、斜行
することなく画像形成部12の転写部22に到達してい
るため、転写部22で画像が用紙Pに転写される際に画
像のスキューが生じることがない。
【0032】(第2実施形態)次に、図8を用いて、本
発明に係る画像形成装置の第2実施形態を説明する。図
8は、本実施形態に係る給紙トレイ30の平面図であ
る。本実施形態の複写機(画像形成装置)が第1実施形
態と異なるのは、給紙トレイ(複合トレイ)30のトレ
イT3に取り付けられたカバー60の形状のみである。
この図に示されているように、カバー60は、第1実施
形態とは異なりトレイT3の後端(反給紙方向側)から
前端(給紙方向側)まで延在している。そして、カバー
60の先端には、図中中心よりも右側に切り欠き部90
が形成されている。切り欠き部90は、長方形状をなし
ており、給紙時にピックアップローラ34がカバー60
に接触しない程度の大きさに形成されている。このよう
にカバー60を形成した場合も、カバー60がピックア
ップローラ34の給紙動作の妨げになることなく、用紙
Pの斜行を防止することができる。尚、切り欠き部60
は必ずしも長方形にする必要はなく、給紙時にピックア
ップローラ34が接触しなければ、どのような形状にし
てもよい。
【0033】以上、本発明者によってなされた発明を実
施形態に基づき具体的に説明したが、本発明は上記実施
形態に限定されるものではない。例えば、カバーは、必
ずしも無色透明にする必要はなく、最上段トレイの用紙
の状況を観察できれば、有色でもよい。また、カバー
は、プラスチックでなく、他の材料で構成してもよい。
但し、トレイが給紙状態にあって傾斜している際に、用
紙のトレイ側壁等の乗り越えを防止できる程度の硬度が
必要である。また、複合トレイ内のトレイの数は3つに
限られず、2つ又は4つ以上でもよい。この場合も最上
段のトレイにカバーが装着されることになる。さらに、
上記実施形態では、画像形成装置として複写機を例にし
て説明したが、本発明は、この他プリンタ等の画像形成
装置にも適用することができる。
【0034】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
最上段トレイの上部がカバーによって覆われているた
め、給紙時にトレイが傾斜していても用紙がトレイの側
壁等を乗り越えることはなく、用紙の斜行を防止でき
る。このため、安定した給紙動作を行うことができる。
また、上記カバーは、開閉可能であるため、最上段トレ
イへの用紙補給の操作性が損なわれることもない。
【0035】さらに、上記カバーを透明体によって形成
すれば、最上段トレイの上部がカバーで覆われていて
も、用紙セットミスや用紙の折れ曲がり等を目視にて確
認することができ、安定した給紙動作を行うことができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 第1実施形態に係る画像形成装置を示す全体
図である。
【図2】 第1実施形態に係る複合トレイ及び給紙機構
を示す拡大図である。
【図3】 第1実施形態に係る複合トレイの平面図であ
る。
【図4】 図3に示す複合トレイのIV-IV方向の断面図
である。
【図5】 第1実施形態に係る複合トレイを給紙方向側
から見た正面図である。
【図6】 最上段トレイへの用紙補給方法を説明するた
めに用いた給紙トレイの斜視図である。
【図7】 複合トレイの用紙送り出し動作を示す図であ
る。図7(a)は、最上段トレイを給紙方向に移動させ
た状態を示す図である。図7(b)は、トレイを傾斜さ
せた状態を示す図である。
【図8】 第2実施形態に係る画像形成装置の複合トレ
イの平面図である。
【図9】 従来の複合トレイを示す正面図である。
【符号の説明】
2…複写機(画像形成装置)、4…複写機本体、6…コ
ピーガラス、12…画像形成部、14…給紙部、22…
転写部、24…定着装置、30…給紙トレイ(複合トレ
イ)、32…給紙機構、34…ピックアップローラ、4
2…レジスト部、50…筐体、54…トレイ載置プレー
ト(トレイ載置部)、58…押上アーム(載置部回動手
段)、60…カバー、60a…把持部、66…支持部、
70…カム、90…切り欠き部、T1,T2,T3…ト
レイ、TW…トレイ側壁、TG…ガイド部材、P…用
紙。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2C059 AA03 AA05 AA08 AA09 AA24 AA32 2H071 AA35 AA37 AA38 DA22 2H072 AA23 AB01 BA03 BA12 BA18 BB03 BB04 3F343 FA02 FB02 FB04 GA02 GB01 GC01 GD01 HA16 HA18 HA22 HA27 HA37 HB03 HC08 HC22 HD15 HD17 JA01 KB03 KB17 LA04 LA13 LA15 LA16 LC11

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 多種類の用紙が別々に収容される複合ト
    レイを有し、前記複合トレイから給紙機構によって所定
    の給紙方向に送出された前記用紙に画像を形成する画像
    形成装置において、 前記複合トレイは、 筐体と、 前記給紙方向の反対側が前記筐体に対して回動自在に支
    持されるトレイ載置部と、 前記トレイ載置部に重ねて載置され、前記給紙方向とこ
    の反対方向とへ移動自在に設けられた複数のトレイと、 前記トレイ載置部を回動させて、当該トレイ載置部上の
    前記複数のトレイのうち所望のトレイの前記給紙方向側
    を前記給紙機構に接近/離間させる載置部回動手段と、 前記複数のトレイのうち最上段のトレイの上部を覆う開
    閉可能なカバーと、 を備えることを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 前記カバーは、透明体によって形成され
    ていることを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
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