JP2000044074A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP2000044074A
JP2000044074A JP10225348A JP22534898A JP2000044074A JP 2000044074 A JP2000044074 A JP 2000044074A JP 10225348 A JP10225348 A JP 10225348A JP 22534898 A JP22534898 A JP 22534898A JP 2000044074 A JP2000044074 A JP 2000044074A
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JP10225348A
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Naoto Otsuki
直人 大槻
Kimiyasu Ikuma
公康 伊熊
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Fujifilm Business Innovation Corp
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Fuji Xerox Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 用紙を安定かつ正確に給紙することが可能で
あり、高い生産性をもった画像形成装置の提供。 【解決手段】 画像形成装置1は、用紙収容ユニット1
4から取り出された用紙Pに画像を形成するものであ
り、用紙収容ユニット14は、ユニット本体25と、用
紙Pを収容すると共にユニット本体25内に設けられ、
所定の給紙方向Xに沿って給紙機構17に対して接近離
間可能なトレイT1,T2,T3と、ユニット本体25
に対して位置決めされ、給紙機構17に対して接近する
トレイT1,T2,T3と係合して給紙方向Xと直交す
る方向YにおけるトレイT1,T2,T3の移動を規制
する位置決め部材61,62,63とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子写真プロセス
を利用した複写機、プリンタ等の画像形成装置に関し、
特に、用紙を収容させるための用紙収容ユニットを有す
る画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、複写機、プリンタ等の画像形
成装置では、画像を形成するための用紙(OHPシート
等を含む)は、所定の用紙収容ユニット(トレイ、給紙
カセット)に収容された状態で画像形成装置に装着され
るのが一般的である。この場合、用紙は、画像形成装置
に設けられた給紙機構によって用紙収容ユニットから1
枚づつ取り出され、所定の画像形成処理が施される。ま
た、近年では、様々なサイズ、種類の用紙に対応させる
べく、用紙を収容させるトレイをユニット本体に対して
移動可能に設けた用紙収容ユニットが装着された画像形
成装置も知られている。
【0003】このような用紙収容ユニットを用いた画像
形成装置としては、例えば、特開平8−208051号
公報によって開示されたものがある。この公報に記載さ
れた用紙収容ユニット(用紙収容装置)は、画像形成装
置に装着されて給紙機構の側方に位置する。この用紙収
容ユニットには、複数のトレイが設けられており、各ト
レイには、それぞれ異なったサイズ、種類の用紙が収容
される。また、各トレイは、互いに摺動自在に積み重ね
られると共に、それぞれが所定の給紙方向に沿って給紙
機構に対して接近離間可能である。更に、ユニット本体
には、互いに重なり合う各トレイのうち、最下段のトレ
イを摺動自在に支持するトレイ支持部材が回動自在に設
けられており、このトレイ支持手段は、回動手段によっ
て給紙機構側が昇降するように回動させられる。
【0004】この画像形成装置を用いて用紙に画像を形
成する場合、まず、ユニット本体内で、所望サイズ(又
は種類)の用紙が収容されているトレイを給紙機構側に
移動させる。そして、回動手段を作動させ、トレイ支持
部材の給紙機構側を上昇させる。これにより、当該トレ
イに収容された用紙のうち、最も上に位置する1枚の用
紙が、給紙機構のピックアップローラに押圧される。こ
の状態で、給紙機構が作動されると、用紙収容ユニット
のトレイから当該用紙が取り出され、この用紙に対して
所定の画像形成処理が施されることになる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たような構成を有する従来の画像形成装置には、次のよ
うな課題が存在していた。すなわち、用紙を収容させた
トレイを所定の給紙方向に沿って給紙機構に対して接近
離間可能に構成する場合、トレイをスムースに移動させ
るためには、用紙収容ユニットを構成する各部品間にあ
る程度のガタをもたせる必要がある。また、各部品の製
造公差等に起因して、各部品間のガタが予め定められた
設定値より大きくなってしまうこともある。
【0006】このようなガタが存在したり、大きくなっ
たりすると、トレイを給紙機構に対して接近離間させた
場合に、トレイが給紙機構に対して真っ直ぐに移動せ
ず、給紙方向から左右(給紙方向と直交する方向)に偏
向した(ズレた)状態で給紙機構に達することがある。
この状態で、給紙機構を作動させれば、トレイに収容さ
れている用紙は、本来の給紙方向から逸れた斜め方向に
取り出されてしまう(用紙の斜行)。つまり、給紙方向
と直交する方向におけるトレイの位置ズレは、いわゆる
スキューやペーパージャムの原因となると共に、画像形
成装置の生産性を損なう要因となる。
【0007】特に、1体の用紙収容ユニットに、異なる
サイズの用紙を収容させるため、複数のトレイを互いに
摺動自在に積み重ねると共に、それぞれのトレイを給紙
機構に対して移動自在に構成した場合、用紙収容ユニッ
トを構成する部材は必然的に増加するので、ガタをもた
させることが必要となる部位が増加してしまう。従っ
て、このような複数のトレイを有する用紙収容ユニット
を用いた場合、給紙動作が不安定なものとなり、画像形
成装置の生産性が低下するおそれがあった。
【0008】そこで、本発明は、用紙を安定かつ正確に
給紙することが可能であり、高い生産性をもった画像形
成装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の本発明に
係る画像形成装置は、用紙を収容させる用紙収容ユニッ
トを有し、給紙機構によって用紙収容ユニットから取り
出される用紙に画像を形成する画像形成装置において、
用紙収容ユニットは、ユニット本体と、用紙を収容する
と共に、ユニット本体内に設けられ、所定の給紙方向に
沿って給紙機構に対して接近離間可能なトレイと、ユニ
ット本体に対して位置決めされ、給紙機構に対して接近
するトレイと係合して、給紙方向と直交する方向におけ
るトレイの移動を規制する位置決め部材とを備えること
を特徴とする。
【0010】この画像形成装置では、給紙機構を介して
用紙収容ユニットから用紙を取り出す場合、用紙が収容
されているトレイを給紙方向に沿って移動させ、給紙機
構に接近させる。この際、トレイは、給紙機構に対して
接近すると共に、ユニット本体に対して位置決めされて
いる位置決め部材と係合することになる。そして、トレ
イは、給紙方向と直交する方向における移動が位置決め
部材によって規制された状態で、給紙機構によって給紙
が行われる位置(給紙位置)に達することになる。
【0011】これにより、トレイが給紙方向から偏向し
た状態で給紙機構に対する接近を開始したとしても、給
紙位置に達した段階では、トレイが所定の給紙方向を向
いた状態を維持することができる。従って、この状態で
給紙機構を作動させれば、トレイに収容されている用紙
は、本来の給紙方向に取り出されるので、いわゆるスキ
ューやペーパージャムを防止することが可能となり、画
像形成装置の生産性を向上させることができる。また、
各部品間のガタを必要十分に確保することができるの
で、トレイの移動はスムースである。
【0012】また、トレイと位置決め部材とが複数かつ
同数設けられており、各トレイは、互いに摺動自在に積
み重ねられると共に、それぞれ給紙方向に沿って給紙機
構に対して接近離間可能とされ、一の位置決め部材は、
ユニット本体に対して位置決めされ、給紙機構に対して
接近する最下段のトレイと係合し、他の位置決め部材
は、互いに重なり合う各トレイのうち、下側のトレイに
設けられ、給紙機構に対して接近する上側のトレイと係
合すると好ましい。
【0013】この場合、給紙機構に対して接近する最下
段のトレイは、ユニット本体に対して位置決めされてい
る位置決め部材と係合する。これにより、最下段のトレ
イは、給紙方向と直交する方向における移動が規制さ
れ、給紙位置に達した段階で、所定の給紙方向を向いた
状態に維持される。また、最下段のトレイ上に積み重ね
られているトレイが給紙機構に対して接近すると、この
トレイは、最下段のトレイに設けられている位置決め部
材と係合することになる。このように、最下段のトレイ
の上方では、互いに重なり合う各トレイのうち、上側の
トレイは、その下側のトレイに設けられている位置決め
部材によって、所定の給紙方向を向くように位置決めさ
れる。
【0014】これにより、複数のトレイをスムースに移
動させるために、ガタをもたさせる部位を増やす必要が
ある用紙収容ユニットから、用紙を斜行させることなく
正確に取り出すことが可能となる。従って、複数のトレ
イを有する用紙収容ユニットを用いた場合の給紙動作を
安定化させることができ、画像形成装置の生産性を向上
させることができる。更に、簡易な構成によってすべて
のトレイを位置決めすることができる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、図面と共に本発明による画
像形成装置の好適な実施形態について詳細に説明する。
図1は、本発明による画像形成装置を示す概略構成図で
ある。同図に示す画像形成装置1は、デジタル式の電子
写真複写機として構成されており、複写機本体2と、こ
の複写機本体2の上面に設置されたコピーガラス3を開
閉自在に覆うように設けられた自動原稿搬送装置4とを
有する。コピーガラス3の下方には、原稿読取部5が配
置されており、この原稿読取部5は、自動原稿搬送装置
4によってコピーガラス3上に搬送された移動原稿、又
はコピーガラス3上に載置された固定原稿の画像を読み
取って画像信号に変換する。
【0016】原稿読取部5の下方には、画像形成部6が
配置されており、この画像形成部6は、原稿読取部5が
生成した画像信号を受け取る。この画像形成部6は、図
示しない帯電装置により帯電させられる感光体ドラム
(静電潜像担持体)7と、この感光体ドラム7に対し
て、画像信号で変調されたレーザビームを発生する露光
装置8とを含む。露光装置8によって露光された感光体
ドラム7上には、静電潜像が形成される。この静電潜像
は、トナー等の現像剤を用いた現像装置9によって画像
として可視化すなわち現像される。なお、感光体ドラム
7及び現像装置9は、カートリッジとして一体化されて
おり、複写機本体2に着脱可能とされている。このカー
トリッジは、現像剤を収容するタンクとしても機能し、
現像剤が消費された段階で新たなものと交換される。
【0017】画像形成部6の下方には、給紙部10が配
置されており、この給紙部10から画像形成部6に対し
て用紙Pが供給される。感光体ドラム7まで搬送された
用紙Pに対しては、現像された画像が画像形成部6に含
まれる転写装置11によって転写される。転写装置11
は、感光体ドラム7に対向するように設けられており、
用紙Pが感光体ドラム7と転写装置11との間を通過す
る際に、感光体ドラム7上の現像剤が用紙Pに静電的に
転写される。用紙Pに転写された画像は、定着装置12
によって定着させられる。定着装置12は、加熱ロール
と、この加熱ロールに対して適切な圧力をもって接触す
る加圧ロールとを組み合わせたものである。
【0018】図1に示すように、給紙部10は、複写機
本体2の下部に設けられており、複写機本体2に対して
着脱自在な複数(本実施形態では3つ)の用紙収容ユニ
ット14,15,16を有する。これらの用紙収容ユニ
ット14〜16のうち、最上段に位置する用紙収容ユニ
ット14は、いわゆるマルチトレイとして構成されてお
り、A4、B4、A3といったように異なるサイズ(又
は種類)の用紙Pを同時に収容可能なものである。一
方、用紙収容ユニット15,16は、何れも一種類の用
紙Pのみを収容させるためのものである。
【0019】各用紙収容ユニット14〜16に対して
は、用紙収容ユニット14〜16から用紙を取り出すた
めの給紙機構17がそれぞれ1体ずつ配設されている。
給紙機構17は、用紙収容ユニット14〜16内に収容
されている所定の用紙Pと当接し、この用紙Pを取り出
すピックアップローラ18を含む。ピックアップローラ
18によって取り出された用紙Pは、フィードローラ1
9a及びリタードローラ19bによって受け取られる。
ピックアップローラ18とフィードローラ19aとは、
図示しないモータ等によって回転駆動される。また、フ
ィードローラ19aと対をなすリタードローラ19b
は、フィードローラ19aの回転によってフィードロー
ラ19aと逆方向に回転する。これにより、フィードロ
ーラ19a及びリタードローラ19bは、重送を防止し
ながら用紙Pを送り出すことができる。
【0020】用紙収容ユニット14〜16の何れから給
紙機構17によって取り出された用紙Pは、略S字状に
形成された用紙搬送路20に沿って、まず、鉛直上方に
向けて搬送された後、水平方向(図1における左向き)
に方向転換させられ、レジスト部21に到達する。レジ
スト部21は、プリレジストローラ22とレジストロー
ラ23とを有する。プリレジストローラ22は、給紙機
構17側(用紙搬送路20の上流側)に設けられてお
り、用紙Pを所定のタイミングで下流側に送り出す。ま
た、レジストローラ23は、転写装置11の直前に配置
されている。これにより、用紙Pは、レジスト部21に
よって姿勢と搬送タイミングが整合させられた状態で、
感光体ドラム7と転写装置11との間に送り込まれる。
【0021】転写装置11によって画像が転写された用
紙Pは、定着装置12の加熱ロールと加圧ロールとの間
を通過する。これにより、転写された画像が加熱・加圧
されて用紙Pに画像が定着する。このようにして、給紙
部10から供給された用紙Pに対して、原稿読取部3か
らの画像信号に基づく可視像が画像形成部6によって形
成される。定着装置12の側方には、用紙Pを複写機本
体2から外部へ送り出す排紙ローラ24が配置されてい
る。画像が形成された用紙Pは、この排紙ローラ24に
よって図示しない排紙トレイに排出される。
【0022】次に、上述した画像形成装置1に含まれる
用紙収容ユニット14について説明する。図2は、用紙
収容ユニット14を側方から観た状態を示す部分断面図
であり、図3は、用紙収容ユニット14を示す平面図で
ある。これらの図面に示すように、用紙収容ユニット1
4は、上部が開放された直方体状の筐体として形成され
たユニット本体25を備える。用紙収容ユニット14を
給紙部10に装着した状態では、図2に示すように、ユ
ニット本体25の給紙機構17側(図2における右側)
の側面25aが、給紙機構17のピックアップローラ1
8とフィードローラ19a及びリタードローラ19bと
の間に位置する。すなわち、ピックアップローラ18が
ユニット本体25の内部に突出する状態となる。
【0023】ユニット本体25の底部には、金属板等に
よって形成されたトレイ支持部材27が配置されてい
る。このトレイ支持部材27は、給紙機構17と反対側
(図2における左側)の端部が支持部26によって回動
自在に支持されている。また、支持部26は、ユニット
本体25の底面に位置調整自在に取り付けられる。トレ
イ支持部材27の下方には、駆動軸28を介して駆動さ
れて回動し、トレイ支持部材27を回動させる手段とし
て機能する昇降アーム29が配置されている。昇降アー
ム29を図2における反時計周りに回動させると、トレ
イ支持部材27は支軸26aの周りに回動し、給紙機構
17側が上昇する。また、その状態から昇降アーム29
を時計周りに回動させると、トレイ支持部材27の給紙
機側17が重力によって下降する。
【0024】トレイ支持部材27の上部には3体のトレ
イT1〜T3が下から上へ順番に積み重ねられている。
トレイ支持部材27は、トレイT1〜T3のうち、最下
段のトレイT1を摺動自在に支持する。トレイT1は、
トレイ支持部材27上で給紙機構17に対して真っ直ぐ
に接近離間することができる。すなわち、トレイT1が
給紙機構17に対して移動する方向が給紙方向Xとな
る。トレイT1上には、トレイT1よりも全長(給紙方
向Xにおける長さ)が短いトレイT2がトレイT1に対
して摺動自在に配置されており、トレイT2上には、ト
レイT2よりも全長が短いトレイT3がトレイT2に対
して摺動自在に配置されている。このように、用紙収容
ユニット14では、トレイT1〜T3のうち、最下段に
位置するトレイT1が大きなサイズの用紙(例えばA3
サイズ)を収容するものとされ、上側のトレイT2、T
3の順に小さいサイズの用紙を収容するものとされてい
る。
【0025】各トレイT1〜T3は、図3に示すよう
に、用紙Pを積層した状態で載置させる用紙載置部30
を有する。用紙載置部30は、用紙Pを載置する平板状
の底部30aと、この底部30aの両側縁から上方へ向
けて延びる側部30bとを有する。各トレイT1〜T3
の底部30aの上面には、底部30aの給紙方向Xに沿
った中心線を基準として用紙Pを位置決めするためのガ
イド部材30cが、各トレイT1〜T3に収容させるサ
イズの用紙Pに対応するように複数取り付けられてい
る。また、互いに積み重なるトレイT1及びトレイT2
の側部30a同士、並びに、トレイT2及びトレイT3
の側部30a同士は滑らかに摺接する。なお、各トレイ
T1〜T3では、ガイド部材31を用紙Pの両側に設け
て用紙Pを位置決めするいわゆるセンターレジスト方式
を採用しているが、この場合、トレイT1〜T3に収容
される用紙Pを一方の側部30bによって位置決めする
いわゆるサイドレジスト方式を採用してもよい。
【0026】また、各トレイT1,T2,T3は、図3
に示すように、それぞれ、各用紙載置部30の給紙方向
Xに沿った両側部に設けられた各一対の支持部材31,
32,33を備える。各支持部材31,32,33は、
プラスチック等の樹脂によって形成されている。最上段
に位置するトレイT3の両支持部材33は、用紙載置部
30の2つの側部30bの給紙機構17と反対側(図3
における左側)の端部を回動自在に支持する。同様に、
中段に位置するトレイT2の両支持部材32も、用紙載
置部30の2つの側部30bを回動自在に支持する。こ
れにより、下側のトレイT1(T2)に用紙Pを補充・
交換する際には、上側のトレイT2(T3)を持ち上げ
ることができるので、用紙Pの補充等が容易に行える。
【0027】図4に示すように、トレイT1に含まれる
各支持部材31の給紙機構17と反対側(図4における
左側)の所定位置には、支持部材31を上下方向に貫通
する長孔34が形成されており、この長孔34の内部に
はカム35が配置されている。カム35の後端部(給紙
機構17と反対側の端部)には円筒状をなすボス36が
形成され、ボス36には支持部材31に取り付けられた
軸37が貫通させられている。これにより、カム36
は、軸37によって回動自在に支持され、その先端部
(給紙機構17側の端部)が上下方向に移動可能とされ
る。また、カム35には、ボス36よりも給紙機構17
側にアーム部38が形成され、アーム部38の先端部下
側には、断面略半円形状を呈し、下方へ突出する駆動部
39が形成されている。更に、アーム部38の先端部上
側には、断面略矩形状を呈し、上方へ突出する係合部4
0が形成されている。
【0028】一方、トレイ支持部材27の所定位置に
は、トレイ支持部材27を上下方向に貫通する長孔41
が形成されている。トレイT1がトレイ支持部材27上
を給紙機構17に対して接近すると、この長孔41にカ
ム35の駆動部39が入り込む。この状態でトレイ支持
部材27を回動させれば、トレイT1に収容されている
用紙Pのうち、最も上に位置する用紙Pと給紙機構17
のピックアップローラ18とが当接する。長孔41の給
紙機構17側の面41aはトレイ支持部材27の下面に
対してほぼ直交している。また、長孔41の給紙機構1
7と反対側の面41bは、カム35の駆動部39の外周
面と同一又はそれ以上の曲率半径を有する下り勾配の曲
面として形成されている。
【0029】支持部材31の中間部付近の上面には、カ
ム溝42が形成されている。カム溝42は、深さが一定
で平坦な第1溝部42aと、給紙機構17側で第1溝部
42aと連続する第2溝部42bとからなる。第2溝部
42bは、第1溝部42aの先端部から給紙機構17側
に向けて深さが徐々に深くなる曲面部と、この曲面部の
先端部から給紙機構17側に延びる平坦部とからなる。
この曲面部の曲率半径は、カム35の駆動部39の外周
面の曲率半径と同一又はそれ以上とされている。更に、
支持部材31の給紙機構17側の端部上面には、給紙方
向Xに延びるガイド溝44が形成されている。このガイ
ド溝44は、一定の深さを有し、平坦な底面を有する。
【0030】トレイT1上に積み重ねられているトレイ
T2の支持部材32にも、支持部材32を上下方向に貫
通する長孔45が形成されており、この長孔45の内部
には、カム35と同様の構成を有するカム46が軸47
によって回動自在に取り付けられている。このカム46
の駆動部48は、支持部材31のカム溝42の第1溝部
42aと係合し、給紙方向Xに沿って摺動可能である。
トレイT2がトレイT1上を給紙機構17に対して接近
すると、カム46の駆動部48が支持部材31に形成さ
れた第2カム溝42aに入り込む。この状態でトレイ支
持部材27を回動させれば、トレイT2に収容されてい
る用紙Pのうち、最も上に位置する用紙Pと給紙機構1
7のピックアップローラ18とが当接する。
【0031】また、長孔45には、給紙機構17の反対
側に段部49が形成されており、この段部49は、支持
部材31に設けられたカム35の係合部40と係合す
る。更に、支持部材32の給紙機構17側の端部上面に
は、給紙方向Xに延びるガイド溝50が形成されてい
る。このガイド溝50も、一定の深さを有し、平坦な底
面を有する。加えて、支持部材32の給紙機構17側の
端部下側には、支持部材31のガイド溝44内を給紙方
向に沿って摺動可能なガイド部51が形成されている。
【0032】トレイT3に含まれる支持部材33の給紙
機構17側の端部下面には、支持部材32のカム46の
係合部52と係合する溝53が形成されている。また、
支持部材33には、この溝53よりも給紙機構17側に
位置し、支持部材32のガイド溝50内を給紙方向に沿
って摺動可能なガイド部54が形成されている。更に、
図3に示すように、一方の支持部材33の側部には、ラ
ック55が取り付けられている。このラック55はピニ
オンギヤ56に噛み合わせられており、このピニオンギ
ヤ56は図示しない駆動手段によって回転駆動される。
なお、上記駆動手段はトレイ支持部材27に支持されて
おり、トレイ支持部材27が回動させられると、この駆
動手段もトレイ支持部材27と共に回動する。
【0033】図3及び図4に示す状態から、ピニオンギ
ヤ56を何れかの方向へ回転させると、その回転がラッ
ク55に伝達され、トレイT3が給紙方向Xに沿って給
紙機構17に対して接近することになる。この際、支持
部材33の溝53と支持部材32のカム46とが係合し
ているので、トレイT2は、トレイT3と共に給紙機構
17に対して接近する。同様に、支持部材32の段部4
9と支持部材31のカム35とが係合しているので、ト
レイT1は、トレイT2及びT3と共に給紙機構17に
対して接近する。
【0034】トレイT1が給紙機構17に対して接近す
ると、やがてトレイ支持部材27の長孔41にカム35
の駆動部39が入り込む。これにより、支持部材32の
段部49と支持部材31のカム35との係合が解除され
てトレイT1が停止し、トレイT1からの給紙が可能と
なる。この状態で、継続してピニオンギヤ56を回転さ
せると、支持部材32のカム46が支持部材31に形成
された第2溝部42aに入り込む。これにより、支持部
材33の溝53と支持部材32のカム46との係合が解
除されてトレイT2が停止し、トレイT2からの給紙が
可能となる。トレイT3から給紙する場合は、更に継続
してピニオンギヤ56を回転させる。
【0035】また、給紙が完了して、各トレイT1〜T
3を図3及び図4に示す状態に戻す場合、ピニオンギヤ
56を反対方向に回転させてトレイT3を給紙機構17
から離間させる。トレイT3が給紙機構17から離間す
る方向に移動すると、支持部材32は、支持部材33の
ガイド部54によって給紙機構17から離間する方向に
押し戻されることなる。そして、支持部材32のカム4
6は、第2溝部42bの曲面部から、第1溝部42aに
乗り上がり、これにより、支持部材32のカム46と支
持部材33の溝53とが再度係合する。
【0036】同様に、支持部材31も、支持部材32の
ガイド部51によって給紙機構17から離間する方向に
押し戻されることなる。そして、支持部材31のカム3
5は、トレイ支持部材27の長孔41からトレイ支持部
材27の上面に乗り上がり、これにより、支持部材31
のカム35と支持部材32の段部49とが再度係合す
る。従って、ピニオンギヤ56を反対方向に回転させ続
ければ、各トレイT1〜T3を図3及び4に示す状態に
戻すことができる。
【0037】上述したように、この用紙収容ユニット1
4では、用紙Pを収容させるトレイT1〜T3が、給紙
方向Xに沿って給紙機構17に対して接近離間可能に構
成されている。ここで、各トレイT1〜T3をスムース
に移動させるためには、各部品間にある程度のガタをも
たせる必要があるが、各部品間に存在するガタに起因し
て、トレイT1〜T3が給紙機構17に対して真っ直ぐ
に移動せず、給紙方向Xから左右(給紙方向と直交する
方向)に偏向した(ズレた)状態で給紙機構17に達す
るおそれがある。これを踏まえて、この用紙収容ユニッ
ト14では、給紙方向Xと直交する方向Y(図3参照)
におけるトレイT1〜T3の移動を規制するために、ト
レイT1〜T3のそれぞれに対して、位置決め部材6
1,62,63をトレイT1〜T3と同数(この場合3
個)設けている。
【0038】図3及び図5に示すように、最下段のトレ
イT1に対応する位置決め部材61は、トレイ支持部材
27に設けられている。この位置決め部材61は、トレ
イ支持部材27の一部を切り欠くと共に、上方に折り返
すことにより形成されている。位置決め部材61は、平
坦な基端部61aと、内方に向けて折り曲げられた平坦
な先端部61bとからなる。トレイ支持部材27は、位
置決め部材61の基端部61aが給紙方向Xと平行をな
す状態で、ユニット本体25に取り付けられる。これに
より、トレイT1に対応する位置決め部材61がユニッ
ト本体25に対して位置決めされる。なお、トレイ支持
部材27は、支持部26によってユニット本体25に対
して位置調整可能に取り付けられているので、必要に応
じて、トレイ支持部材27の位置を調整することによ
り、ユニット本体25に対する位置決め部材61の位置
を調整することができる。
【0039】一方、トレイ支持部材27上に支持されて
いる最下段のトレイT1に含まれる支持部材31には、
このトレイT1がトレイ支持部材27上で給紙機構17
に対して所定距離だけ接近した際に、位置決め部材61
と係合する位置決め係合部71が形成されている。すな
わち、支持部材31の前端部(給紙機構17側の端部)
は、内側(用紙載置部30側)の一部が矩形状に切り欠
かれており、この切り欠かれた部分と用紙載置部30の
側部30bとによってつくり出される凹部が位置決め係
合部71として機能する。この位置決め係合部71は、
トレイT1がトレイ支持部材27上で給紙方向Xに沿っ
て真っ直ぐに前進(給紙機構17側に移動)した場合
に、平坦に形成された内面71aがトレイ支持部材27
に設けられた位置決め部材61の基端部61aの平坦な
外面(用紙載置部30と反対側の面)と接触するように
形成されている。
【0040】また、トレイ支持部材27によって支持さ
れる最下段のトレイT1には、トレイT1上に積み重ね
られているトレイT2に対応する位置決め部材62が設
けられている。位置決め部材62は、トレイT1に含ま
れる支持部材31の給紙機構17側の端部上面に立設さ
れており、トレイT1の位置決め係合部71の外方(用
紙載置部30と反対側)に位置する。この位置決め部材
62も、トレイ支持部材27に設けられた位置決め部材
61と同様に、平坦な基端部62aと、内方を向く平坦
な先端部62bとを有する。位置決め部材62は、支持
部材31と一体に形成するとよく、また、支持部材31
とは別途に形成したものを支持部材31に固定してもよ
い。
【0041】更に、トレイT1上に積み重ねられている
トレイT2に含まれる支持部材32には、このトレイT
2がトレイT1上で給紙機構17に対して所定距離だけ
接近した際に、位置決め部材62と係合する位置決め係
合部72が形成されている。この位置決め係合部72
は、トレイT1の位置決め係合部71と同様に、トレイ
T2がトレイT1上で給紙方向Xに沿って真っ直ぐに前
進(給紙機構17側に移動)した場合に、平坦に形成さ
れた内面72aがトレイT1に設けられた位置決め部材
62の基端部62aの平坦な外面と接触するように形成
されている。従って、位置決め係合部72の幅(給紙方
向と直交する方向Yに沿った幅)は位置決め係合部71
の幅よりも大きくなる。
【0042】同様に、互いに重なり合うトレイT2,T
3のうち、下側のトレイT2には、給紙機構17に対し
て接近する上側のトレイT3と係合する位置決め部材6
3が設けられている。この位置決め部材63も、トレイ
T1の位置決め部材62と同様の手法で設けられてお
り、基端部63aと先端部63bとを有する。また、ト
レイT2上に積み重ねられているトレイT3には、トレ
イT2の位置決め係合部72と同様に構成された位置決
め係合部73が設けられている。
【0043】なお、各位置決め部材61,62,63の
先端部61b,62b,63bは、内方(用紙載置部3
0側)を向いている。従って、トレイT1〜T3が給紙
機構17に対して、給紙方向Xから多少左右(給紙方向
と直交する方向Y)に偏向した(ズレた)状態で移動し
ても、各位置決め部材61,62,63と各位置決め係
合部71,72,73とは確実に係合する。
【0044】以下、上述した画像形成装置1における給
紙動作について説明する。
【0045】給紙が行われるまでは、用紙収容ユニット
14内では、各トレイT1〜T3は、図2に示すよう
に、それぞれの給紙機構17と反対側の端部が揃えられ
た状態で待機している。この状態で所定の給紙指示がな
されると、ピニオンギヤ56(図3参照)が所定方向に
回転駆動される。これにより、ピニオンギヤ56と噛み
合うラック55を介してトレイT3が給紙方向Xに沿っ
て移動を開始し、給紙機構17に対して接近する。この
際、トレイT1とトレイT2とはカム35を介して、ト
レイT2とトレイT3とはカム46を介してそれぞれ係
合し合っている(図4参照)。従って、トレイT3が給
紙機構17に対して移動すると、それに伴ってトレイT
2、T3も一体的に給紙機構17に対して移動すること
になる。
【0046】トレイT1〜T3が、一体として給紙機構
17にある程度接近すると、トレイT1に含まれる支持
部材31に形成された位置決め係合部71内に、トレイ
支持部材27に設けられた位置決め部材61の先端部6
1bが徐々に入り込む。この際、位置決め部材61の先
端部61bは内方(用紙載置部30側)を向いているの
で、トレイT1が給紙方向Xから多少に偏向した状態で
移動していても、位置決め部材61と位置決め係合部7
1とは確実に係合する。トレイT1〜T3が給紙機構1
7に更に接近すると、位置決め部材61の基端部61a
が位置決め係合部71の内面71aと接触する。これに
より、トレイT1の給紙方向Xと直交する方向Y(図3
参照)における移動が、トレイ支持部材27に設けられ
た位置決め部材61によって規制されることになる。
【0047】そして、トレイT1の給紙機構17側の端
部がトレイ支持部材27の給紙機構17側の端部まで達
すると、トレイT1に設けられているカム35の駆動部
39が、トレイ支持部材27の長孔41に入り込み、ト
レイT1とトレイT2の係合が解除される。トレイT1
は、ユニット本体25に位置決めされている位置決め部
材61によって給紙方向Xと直交する方向Yにおける移
動が規制された状態、すなわち、ユニット本体25に対
して位置決めされた状態で給紙機構17によって給紙が
行われる位置(給紙位置)に達することになる。この状
態でトレイ支持部材27を回動させて、トレイT1に収
容されている用紙Pのうち、最も上に位置する用紙Pと
給紙機構17のピックアップローラ18とを当接させる
ことにより、トレイT1からの給紙が可能となる。
【0048】このように、トレイT1が給紙方向Xから
偏向した状態で給紙機構17に対する接近を開始したと
しても、給紙位置に達した段階では、トレイT1が給紙
方向Xを向いた状態を維持することができる。従って、
この状態で給紙機構17を作動させれば、トレイT1に
収容されている用紙Pは、本来の給紙方向Xに取り出さ
れるので、いわゆるスキューやペーパージャムを防止す
ることが可能となり、画像形成装置1の生産性を向上さ
せることができる。
【0049】トレイT2から給紙を行う場合には、継続
してピニオンギヤ56を回転駆動させる。この場合、ト
レイT1は、既に給紙位置で停止しており、トレイT2
とトレイT3とが一体として給紙機構17に対して接近
する。トレイT1とトレイT2とが一体として給紙機構
17に接近すると、トレイT2に含まれる支持部材32
に形成された位置決め係合部72内に、トレイT1に設
けられた位置決め部材62の先端部62bが徐々に入り
込む。この場合も、位置決め部材62の先端部62bは
内方を向いているので、トレイT2が給紙方向Xから多
少に偏向した状態で移動していても、位置決め部材62
と位置決め係合部72とは確実に係合する。トレイT1
とトレイT2とが給紙機構17に更に接近すると、位置
決め部材62の基端部62aが位置決め係合部72の内
面72aと接触する。
【0050】そして、トレイT2の給紙機構17側の端
部がトレイ支持部材27の給紙機構17側の端部まで達
すると、トレイT2に設けられているカム46の駆動部
48が、支持部材31に形成された第2溝部42bに入
り込み、トレイT2とトレイT3の係合が解除される。
これにより、トレイT2は、トレイT1に設けられた位
置決め部材62によって給紙方向Xと直交する方向Yに
おける移動が規制された状態で給紙位置に達することに
なる。
【0051】ここで、上述したように、トレイT1は、
ユニット本体25に位置決めされている位置決め部材6
1よってユニット本体25に対して位置決めされてい
る。従って、トレイT1に設けられている位置決め部材
61もユニット本体25に位置決めされていることにな
り、図6に示すように、この位置決め部材61によって
位置決めされるトレイT2は、ユニット本体25に対し
て位置決めされた状態で給紙位置に停止する。この状態
で、図7に示すように、トレイ支持部材27を回動させ
て、トレイT2に収容されている用紙Pのうち、最も上
に位置する用紙Pと給紙機構17のピックアップローラ
18とを当接させれば、トレイT2からの給紙が可能と
なる。
【0052】この場合も、トレイT2が給紙方向Xから
偏向した状態で給紙機構17に対する接近を開始したと
しても、給紙位置に達した段階では、トレイT2が給紙
方向Xを向いた状態を維持することができる。従って、
この状態で給紙機構17を作動させれば、トレイT2に
収容されている用紙Pは、本来の給紙方向Xに取り出さ
れるので、いわゆるスキューやペーパージャムを防止す
ることが可能となり、画像形成装置1の生産性を向上さ
せることができる。
【0053】トレイT3から給紙を行う場合には、更に
継続してピニオンギヤ56を回転駆動させる。この場
合、トレイT3のみが給紙機構17に対して接近する。
そして、トレイT3は、トレイT2に含まれる支持部材
32に設けられた位置決め部材63によって、給紙方向
Xと直交する方向Yにおける移動が規制された状態で給
紙位置に達することになる。トレイT3も、給紙位置で
は、ユニット本体25に対して位置決めされる。この状
態で、トレイ支持部材27を回動させて、トレイT3に
収容されている用紙Pのうち、最も上に位置する用紙P
と給紙機構17のピックアップローラ18とを当接させ
れば、トレイT3からの給紙が可能となる。
【0054】このように、最下段のトレイT1の上方で
は、互いに重なり合う各トレイT1〜T3のうち、上側
のトレイT2,T3は、その下側のトレイT1,T2に
設けられている位置決め部材62,63によって、所定
の給紙方向Xを向くように位置決めされる。従って、複
数のトレイT1〜T3をスムースに移動させるために、
ガタをもたさせる部位を増しても、用紙Pを斜行させる
ことなく正確に取り出すことが可能となる。また、複数
のトレイT1〜T3を有する用紙収容ユニット14を用
いた場合の給紙動作を安定化させることができ、画像形
成装置1の生産性を向上させることができる。更に、簡
易な構成によってすべてのトレイT1〜T3を位置決め
することができる。
【0055】トレイT1〜T3の何れかから取り出され
た用紙Pは、図1に示すように、用紙搬送20を経て画
像形成部6に送り出される。そして、画像形成部6によ
る画像形成処理が完了すると、画像が形成された用紙P
が排紙ローラ24によって排出される。
【0056】給紙(画像形成処理)が完了して、各トレ
イT1〜T3を図3及び図4に示す状態に戻す場合、ピ
ニオンギヤ56を反対方向に回転させてトレイT3を給
紙機構17から離間させる。トレイT3が給紙機構17
から離間する方向に移動すると、先ず、トレイT3とト
レイT2とがカム46を介して係合する。これにより、
トレイT2がトレイT3と共に給紙機構17から離間す
る方向に移動する。トレイT3とトレイT2とが一体と
して給紙機構17から離間する方向に移動すると、引き
続き、トレイT1がカム35を介してトレイT2と係合
する。これにより、トレイT1もトレイT2,T3と共
に給紙機構17から離間する方向に移動する。この状態
で、ピニオンギヤ56を反対方向に回転させ続ければ、
各トレイT1〜T3を図3及び4に示す状態に戻すこと
ができる。
【0057】
【発明の効果】本発明による画像形成装置は、以上説明
したように構成されているため、次のような効果を得
る。すなわち、ユニット本体に対して位置決めされ、給
紙機構に対して接近するトレイと係合して、給紙方向と
直交する方向におけるトレイの移動を規制する位置決め
部材を備えることにより、用紙を安定かつ正確に給紙す
ることが可能であり、高い生産性をもった画像形成装置
の実現が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明による画像形成装置を示す概略構成図
である。
【図2】 図1の画像形成装置に含まれる用紙収容ユニ
ットを側方から観た状態を示す部分断面図である。
【図3】 図1の画像形成装置に含まれる用紙収容ユニ
ットを示す平面図である。
【図4】 図3におけるIV−IV線についての断面図であ
る。
【図5】 用紙収容ユニットの要部を示す斜視図であ
る。
【図6】 図1の画像形成装置における給紙動作を説明
するための部分断面図である。
【図7】 図1の画像形成装置における給紙動作を説明
するための部分断面図である。
【符号の説明】
1…画像形成装置、14…用紙収容ユニット、17…給
紙機構、18…ピックアップローラ、25…ユニット本
体、27…トレイ支持部材、29…昇降アーム、30…
用紙載置部、31,32,33…支持部材、61,6
2,63…位置決め部材、71,72,73…位置決め
係合部、T1,T2,T3…トレイ。
フロントページの続き Fターム(参考) 2H072 BA03 BA13 BA20 BB04 3F343 FA02 FB02 FB04 GA02 GB01 GC01 GD01 HA16 HA18 HA27 HA28 HA37 HB03 HC22 HD17 HE02 HE11 JA01 JA14 KB03 KB17 LA04 LA14 LA15 LA16 LC11 LC16 LC17

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 用紙を収容させる用紙収容ユニットを有
    し、給紙機構によって前記用紙収容ユニットから取り出
    される前記用紙に画像を形成する画像形成装置におい
    て、 前記用紙収容ユニットは、 ユニット本体と、 前記用紙を収容すると共に、前記ユニット本体内に設け
    られ、所定の給紙方向に沿って前記給紙機構に対して接
    近離間可能なトレイと、 前記ユニット本体に対して位置決めされ、前記給紙機構
    に対して接近する前記トレイと係合して、前記給紙方向
    と直交する方向における前記トレイの移動を規制する位
    置決め部材とを備えることを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 前記トレイと前記位置決め部材とが複数
    かつ同数設けられており、前記各トレイは、互いに摺動
    自在に積み重ねられると共に、それぞれ前記給紙方向に
    沿って前記給紙機構に対して接近離間可能とされ、一の
    前記位置決め部材は、前記ユニット本体に対して位置決
    めされ、前記給紙機構に対して接近する最下段のトレイ
    と係合し、他の前記位置決め部材は、互いに重なり合う
    各トレイのうち、下側のトレイに設けられ、前記給紙機
    構に対して接近する上側のトレイと係合することを特徴
    とする請求項1に記載の画像形成装置。
JP10225348A 1998-07-24 1998-07-24 画像形成装置 Pending JP2000044074A (ja)

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