JP2011093715A - シート給送装置および画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】小サイズの記録シートの積載給送を行うにあたり、繰り出しを阻害されないで遮光を確実に防止できる構成を備えたシート給送装置を提供する。
【解決手段】シートを積載可能なシート液細部610と、シート積載部610に積載されたシートの端縁に対向当接して端縁の位置を規制する整合手段611とを備え、積載されたシートを順次繰り出すことが可能な構成を備えたシート給送装置において、整合手段611は、予め設定されているシート幅に対応する対向間隔の位置まで移動可能に設けられるとともに、対向面に上記予め設定されているシート幅よりも小さい対向間隔を設定可能な補助位置規制手段614が着脱可能に設けられ、補助位置規制手段614は、シートに対して繰り出し方向に沿った複数箇所にて接触する構成614Aであることを特徴とする。
【選択図】図5

Description

本発明は、シート給送装置および画像形成装置に関し、さらに詳しくは、シートカセットやシートトレイにおける定型サイズ以外のシートをも対象とできる側縁整合機構に関する。
複写機やファクシミリ装置あるいはプリンタや印刷機などの画像形成装置には、記録用紙やOHPフィルムなどのシート状記録媒体(以下、記録シートと称して説明する)上に転写されて担持されている未定着画像を加熱定着して複写物や印刷出力を得るようになっている。
記録シートは、装置内に装備されているシートカセットやシートトレイに搭載されたものが順次繰り出されて転写位置に向け給送される構成が一般的に知られている。
シートカセットやシートトレイから繰り出される記録シートは、繰り出しに際して繰り出し方向と直角な方向の両側の縁部を整合されることにより斜行(スキュー)を防止されて給紙不良などが起こらないようにすることが必要となる。このため、従来では、記録シートの側縁がサイドフェンスにより整合され、繰り出し方向後方の後端縁がエンドフェンスにより整合されることにより斜行しないようにされている。
一般に、シートカセットなどのように画像形成装置内に装備されている記録シート収容部は、前述したサイドフェンスやエンドフェンスにより端縁を規定される記録シートのサイズが予め標準的なサイズあるいは収容された際の向きが限られている。この場合の標準的なサイズとしては、A3,B4,A4縦,A4横,B5縦,B5横などがある。
一方、画像形成対象となる記録シートには、前述した標準的なサイズや向き以外のものも使用されることがある。例えば、通常、オフィスなどで使用することがあまりないA5サイズやはがきサイズなどのような小サイズの記録シートがある。
このような小サイズの記録シートは、シートカセット内に装備されているサイドフェンスやエンドフェンスによる端縁整合ができないことから、画像形成装置に設けられている手差し部を用いて給送される。
しかし、小サイズのものであっても、シートカセット内に大量に収容した状態で画像形成に供することが望まれる場合があり、従来、この対策として、サイドフェンス間の対向間隔を狭めることが可能な大きさを有する補助位置規制部材をサイドフェンスの内側面に装填する構成が提案されている(例えば、特許文献1)。
特許文献1に開示されている構成においては、小サイズの記録シートを対象とした端縁整合が可能となるものの、小サイズの記録シートに対しては、その側端縁の長さ方向全域に対向して端縁揃えを行う構成であることから、記録シートが繰り出される際の摺擦抵抗が大きくなり、斜行を防止できる反面、繰り出しの際の抵抗が大きくなることで円滑な繰り出しが行えなくなる虞がある。
本発明の目的は、上記従来のシート給送装置における問題に鑑み、小サイズの記録シートの積載給送を行うにあたり、繰り出しを阻害されないで斜行を確実に防止できる構成を備えたシート給送装置および画像形成装置を提供することにある。
本発明は、次の構成よりになる。
(1)シートを積載可能なシート積載部と、該シート積載部に堰指されたシートの端縁に対向当接して端縁の位置を規定する整合手段とを備え、積載されたシートを順次繰り出すことが可能な構成を備えたシート給送装置において、
上記整合手段は、予め設定されているシート幅に対応する対向間隔の位置まで移動可能に設けられるとともに、対向面に上記予め設定されているシート幅よりも小さい対向間隔を設定可能な補助位置規制手段が着脱可能に設けられ、該補助位置規制手段は、上記シートに対して繰り出し方向に沿った複数箇所にて接触する構成であることを特徴とするシート給送装置。
(2)上記補助位置規制手段には、上記シートと対向する面に繰り出し方向に沿って複数のリブが設けられ、該リブがシート端面に接触可能であることを特徴とする(1)に記載のシート給送装置。
(3)上記補助位置規制手段は、上記シートの端面に向けて付勢されていることを特徴とする(1)に記載のシート給送装置。
(4)上記補助位置規制手段の付勢が弾性体を用いて行われる構成であることを特徴とする(3)に記載のシート給送装置。
(5)上記補助位置規制手段における少なくともシートの端縁と接触する面は、低摩擦係数を有する樹脂で構成されていることを特徴とする(1)または(2)に記載のシート給送装置。
(6)上記補助位置規制手段は、上記シートの繰り出し方向に沿って設置位置を変更可能であることを特徴とする(1)乃至(5)のいずれかに記載のシート給送装置。
(7)上記補助位置規制手段における上記シートの端縁に接触する面の位置は、上記シートの繰り出し方向前後端を基準としてシート端面に接触する面までの距離(L)が20〜50mmの範囲に設定されていることを特徴とする(1)または(2)に記載のシート給送装置。
(8)(1)〜乃至(7)のいずれかに記載のシート給送装置を用いることを特徴とする画像形成装置。
本発明によれば、対向間隔を既設定の間隔よりお狭くできる補助位置規制手段を既存構成として存在する整合手段に対し着脱可能に設けた場合に、シートの端縁と繰り出し方向の複数箇所で接触する構成によりシート端縁での摺擦抵抗を軽減することができる。これにより、斜行防止を行いながら、斜行防止の際に必要とされる端縁との接触条件を所定条件として円滑な繰り出しを可能にすることができる。
特に請求項2記載の発明においては、シート端縁との接触部がリブで構成されることによりきわめて小さい接触面として摺擦抵抗軽減作用を大きくすることができる。また、請求項3および4記載の発明においては、シート端縁に向けた付勢が行われることでシートの斜行を防止するための接触面積を確保できるとともにシートの移動を阻害しない位置に変位させることもできるので、斜行防止と円滑な繰り出しとが可能となる。
請求項5記載の発明においては、シート端縁との接触面が低摩擦係数を有する樹脂であるので摺擦抵抗をより効果的に低減することができる。
請求項6記載の発明においては、補助位置規制手段の設置位置をシートの繰り出し方向に沿って変更することができるので、シートの繰り出し方向でシート端縁に接触する位置を変更することにより、シートの斜行を防止するための最適な位置に補助位置規制手段を設置することが可能となる。
請求項7記載の発明によれば、補助位置規制手段がシートの前後端を基準として20〜50mmの位置をシートの接触位置としているので、シートの繰り出し方向で長い範囲内を対象とした斜行防止が可能となる。
請求項8記載の発明によれば、既設定サイズ以下のシートが給送される際にシートの斜行防止と繰り出し時の摺擦抵抗軽減を図ることが可能となる。
本発明実施例によるシート給送装置を適用した画像形成装置の一例を示す模式図である。 本発明実施例によるシート給送装置に用いられるシートカセットの斜視図である。 図2に示したシートカセット内に装備されているサイドフェンスとこれに装着されている位置規制補助ブロックの構成を説明するための要部を示す外観図である。 図3に示した位置規制補助ブロックの要部変形例を示す模式図である。 図3に示した位置規制補助ブロックの平面図である。 図5に示した位置規制補助ブロックに形成されているリブの配置理由を説明するために配置位置とスキュー量との関係を説明するための線図である。 図3に示した位置規制補助ブロックを除いたサイドフェンスの要部を示す平面図である。 図3に示したサイドフェンスと位置規制補助ブロックとの組み付け関係を説明するための図であり、(A)は、サイドフェンスの下方から見た斜視図、(B)は(A)中、符号(B)で示す方向の矢視図である。 図3に示したサイドフェンスに対する位置規制補助ブロックの位置関係の一態様を説明するための平面図である。 図9に示した位置関係を変化させた態様を説明するための平面図である。
以下、図に示す実施例による本発明を実施するための最良の形態を説明する。
図1には、この発明に係るシート給送装置が用いられる画像形成装置の構成が示されており、同図に示す画像形成装置100は、原稿画像を電子写真方式により複写可能な複写機であるが、本発明は、これに限らず、プリンタや印刷機あるいはファクシミリ装置さらにはこれら各機能を複合した装置を対象とすることが可能とである。
図中符号100は、複写機装置本体(画像形成装置本体)である。複写機装置本体100は、その上に画像読取装置200が取り付けられ、シートバンク300上に載置されている。
また、画像読取装置200の上には、背面側を支点に上下に開閉自在の自動原稿搬送装置400が設けられている。
複写機装置本体100には、内部に像担持体として、ドラム状の感光体10が備えられている。
感光体10の周囲には、画像形成処理を実施するために、図中左側に配置する帯電装置11から、感光体10の回転方向(反時計方向)Aに沿った順で、下側に現像装置12、右側に転写装置13、上側にクリーニング装置14がそれぞれ配置されている。
現像装置12では、トナーとして、重合法により製造した重合トナーが用いられ、その重合トナーが現像ローラを用いて感光体10上の静電潜像に付着することで静電潜像が可視像化される。
また、転写装置13は、上下のローラ15,16の間に転写ベルト17を掛け回して構成し、その転写ベルト17を転写位置Bで感光体10の周面に押し当てるようになっている。
図1中、帯電装置11およびクリーニング装置14の左側に設けるものは、現像装置12に新しいトナーを補給するトナー補給装置20である。
また、複写機装置本体100の内部には、シートバンク300の後述するシートカセット61から送り出したシート(記録媒体)Sが転写位置Bを経てスタック位置まで下方から上方へと搬送するシート搬送装置Cが備えらえている。
シート搬送装置Cは、供給路R1、手差し供給路R2、およびシート搬送路Rを有している。
シート搬送路Rには、感光体10の上流位置に一対のレジストローラ21が設けられている。
また、感光体10の下流位置には、定着装置22を備える。詳しくは後述するが、定着装置22には、定着温度に加熱する加熱ローラ(加熱部材)30とそれに押し当てる加圧ローラ(加圧部材)32とが設けられている。
定着装置22のさらに下流には、排出分岐爪34、排出ローラ35,第1加圧ローラ36,第2加圧ローラ37,腰付ローラ38が設けられている。そして、その先に、画像形成済みのシートをスタックする排出スタック部39が設けられている。
複写機装置本体100には、図中右側面に、スイッチバック装置42が設けられている。
スイッチバック装置42は、シート搬送路Rの排出分岐爪34位置から分岐し、一対のスイッチバックローラ43を備えるスイッチバック位置44まで導く反転路R3と、スイッチバック位置44から、再びシート搬送路Rのレジストローラ21まで導く再搬送路R4とを有するシート搬送装置Dを備える。
シート搬送装置Dには、シートを搬送する複数対のシート搬送ローラ66が備えられている。
現像装置12の図中左側には、レーザ書込装置47が設けられている。
レーザ書込装置47には、不図示のレーザ光源、走査用の回転多面鏡48、ポリゴンモータ49、fθレンズ等の走査光学系50などが備えられている。
一方、画像読取装置200には、光源53、複数のミラー54、結像用光学レンズ55、CCD等のイメージセンサ56などが設けられており、上面には、コンタクトガラス57が配置されている。
コンタクトガラス57の上の自動原稿搬送装置400には、原稿の載置位置に不図示の原稿セット台が設けられるとともに、排出位置に不図示の原稿スタック台が備えられている。また、原稿シートを、原稿セット台から画像読取装置200のコンタクトガラス57上の読取位置を経て原稿スタック台まで搬送する不図示の原稿搬送路を有するシート搬送装置が設けられている。
シート搬送装置には、原稿シートを搬送する不図示のシート搬送ローラが複数配備されている。
他方、シートバンク300には、内部に、記録媒体であるシートSを収納するシートカセット61が多段に装備されている。このシートカセット61は、本実施例の特徴部に相当しており、その構成については後で詳しく説明する。
各シートカセット61には、それぞれ対応して呼出ローラ62,供給ローラ63,分離ローラ64がそれぞれ設けられている。
多段に備えるシートカセット61の図中右側に、装置本体100のシート搬送路Rへと通じる上述した供給路R1が形成されている。
供給路R1にも、シートを搬送するいくつかのシート搬送ローラ66が備えられている。
なお、複写機装置本体100には、図中右側面に、手差し供給部68が設けられており、その手差し供給部68には、手差しトレイ67が開閉自在に設けられているとともに、その手差しトレイ67上にセットした手差しシートを、シート搬送路Rへと導く上述した手差し供給路R2が装備されている。
手差しトレイ67にも同様に、呼出ローラ62,供給ローラ63,分離ローラ64が設けられている。
このような構成の複写機を用いてコピーをとるときは、不図示のメインスイッチをオンするとともに、自動原稿搬送装置400の原稿セット台に原稿をセットする。
ブック原稿のような場合には、自動原稿搬送装置400を開いて画像読取装置200のコンタクトガラス57上に直接原稿をセットし、自動原稿搬送装置400を閉じてそれで押える。
そして、不図示のスタートスイッチを押すと、自動原稿搬送装置400に原稿をセットしたときは、原稿をシート搬送ローラにより原稿搬送路を通して、コンタクトガラス57上へと移動するとともに画像読取装置200を駆動し、原稿内容を読み取って原稿スタック台上に排出する。
一方、コンタクトガラス57上に直接原稿をセットしたときは、直ちに画像読取装置200を駆動する。
画像読取装置200を駆動すると、画像読取装置200は、光源53をコンタクトガラス57に沿って移動するとともに、光源53からの光をコンタクトガラス57上の原稿面で反射し、その反射光を複数のミラー54で反射し、結像用光学レンズ55を経て、イメージセンサ56に入れ、そのイメージセンサ56で原稿内容を読み取る。
図示例では、コンタクトガラス57上で原稿を止めて光源53の方を移動して原稿内容を読み取ったが、反対に原稿の方を搬送しながら固定光源の光を原稿面に照射して原稿内容を順次読み取るようにしてももちろんよい。
また、スタートスイッチを押したとき、所定のタイミングで不図示の感光体駆動モータにより感光体10を回転し、まず図示例では帯電ローラを用いた帯電装置11で表面を一様に帯電し、次いで上述の画像読取装置200で読み取った原稿内容に応じてレーザ光を照射してレーザ書込装置47で書込みを行い、感光体10の表面に静電潜像を形成し、そののち現像装置12でトナーを付着してその静電潜像を可視像化する。
さらに、スタートスイッチを押したとき、所定のタイミングでシートバンク300中に多段に備える複数のシートカセット61中の選択サイズに対応するシートカセット61内から呼出ローラ62によりシートSを送り出し、続く供給ローラ63・分離ローラ64で1枚ずつ分離して搬送しながら供給路R1に入れ、シート搬送ローラ66で搬送してシート搬送路Rへと導き、レジストローラ21に突き当てて止める。そして、上述した感光体10の可視像化したトナー画像の回転にタイミングを合わせてレジストローラ21を回転し、感光体10の右側へと送り込む。
または、手差し給紙部68の手差しトレイ67を開けて、その手差しトレイ67上にセットした手差しシートを呼出ローラ62により送り出し、続く供給ローラ63・分離ローラ64で1枚ずつ分離して搬送しながら手差し供給路R2に入れ、シート搬送ローラ66で搬送してシート搬送路Rへと導き、同じくレジストローラ21で感光体10の回転にタイミングを合わせて該感光体10の右側へと送り込む。
感光体10の右側へと送り込まれたシートSに、図示例では転写装置13により転写位置Bで感光体10上のトナー画像を転写して画像を形成する。画像転写後の感光体10上の残留トナーはクリーニング装置14で除去して清掃し、不図示の除電装置で感光体10上の残留電位を除去して帯電からはじまる次の画像形成に備える。
一方、画像転写後のシートSは、転写ベルト17で搬送して定着装置22に入れ、加熱ローラ30と加圧ローラ32間に通して、回転するそれら加熱ローラ30と加圧ローラ32とで搬送しながら、熱と圧力を加えてシートS上のトナー画像を定着する。その後、シートSは、排出ローラ35,5第1加圧ローラ36,第2加圧ローラ37,腰付ローラ38により、腰をつけて曲げ剛性を高められた状態で排出スタック部39上に排出して積載される。
なお、シートの両面に画像を転写する場合は、排出分岐爪34を切り替える。そして、表面にトナー画像を転写したシートを、シート搬送路Rから反転路R3に入れ、シート搬送ローラ66で搬送してスイッチバック位置44へ入れ、スイッチバックローラ43でスイッチバックすることにより再搬送路R4に入れて反転し、シート搬送ローラ66で搬送して再びシート搬送路Rに導き、前述と同様にしてシートの裏面にも画像を転写する。
図2は、シートバンク300に装備されているシートカセット61の構成を説明するための斜視図である。
シートカセット61は、上面が開放された矩形の箱体からなるカセット本体61Aで構成されている。
カセット本体61Aは、装置本体のシートバンク300に対して矢印Fで示す方向が相当するシートの繰り出し方向と直角な方向に挿脱されるようになっており、このため、挿脱方向の一方側の壁面には操作ノブ61Bが設けられている。なお、図2中、符号61Cは、挿脱ガイド部を示している。
カセット本体61Aの内部には、シートの繰り出し方向Fの前方側が上下方向に揺動する側の端部とされている揺動可能なシート載置板610と、カセット61Aの底板に形成されているガイド部に沿って摺動可能に設けられていてシートの繰り出し方向と直角な幅方向両端の位置を規制して端縁の整合を行うサイドフェンス611,612と、シートの繰り出し方向後端側でシートの繰り出し方向に沿って摺動可能に設けられていてシートの後端位置を規制して端縁の整合を行うエンドフェンス613とが既存構成として備えられている。
サイドフェンス611,612は、シート載置板610上に搭載されたシートの側縁に向けてシート幅の中心を基準として対称移動することにより側端縁位置を規定して繰り出しの際の斜行を防止するとともに端縁整合が行われる構成が採用されている。
エンドフェンス613は、シートの幅方向中央において繰り出し方向に摺動することができ、カセット本体61Aの底板に設けられているサイズ表示部(図示されず)を搭載されるシートのサイズに対応する位置に動かすことによりシートの後端位置を規定して後端縁の整合が行えるようになっている。
サイドフェンス611,612は、カセット本体61Aの底板側に設けられているガイド部に沿ってシートの幅方向に対称移動するが、シート幅方向中央に向けた移動量は、シート載置板610との干渉を防止するために予め決められており、本実施例では、A3,B4,A4縦,A4横,B5縦,B5横の繰り出し態位を対象としている。
このため、サイドフェンス611,612は、上述した繰り出し態位に応じた間隔となる位置までしか移動することができないので、これ以外のシートサイズ、特に、上述したサイズよりも小サイズのシートを搭載する場合の構成が設けられている。
図3は、サイドフェンスの一方(便宜上、符号611で示す)を示す外観図であり、同図においてサイドフェンス611における相手側のサイドフェンス612との対向面側にはサイドフェンス611,612同士の対向間隔を狭くすることができるシート幅方向の厚さを有した補助位置規制手段としての位置規制補助ブロック614,615が配置されるようになっている。
位置規制補助ブロック614,615は、後述するが、サイドフェンス661側に設けてある取付部に対して着脱可能に支持されており、シートの側縁と対向する面には、シートの繰り出し方向に沿って複数箇所にリブ614Aが設けられており、シートの側縁に対向する面の全域ではなく、シートの繰り出し方向に沿って複数箇所にて接触する構成とされている。
リブ614Aは、低摩擦係数を有するポリエチレンテレフタレートなどの樹脂により位置規制補助ブロック611と一体成形されている。
なお、リブ614Aを含む位置規制補助ブロック611は、リブ614Aを設ける代わりに、図4に示すように、板状とした位置規制補助ブロック611として構成し、この位置規制補助ブロック6110をリブ614Aが配置されている箇所においてサイドフェンス611によりバネなどの弾性体616を介在させてシート側縁に向け付勢するように設けてもよい。この構成においては、弾性復元力を利用することでシートの斜行を防止する向きの付勢が付与できる。
一方、図2に示したリブ614Aあるいは図4に示した板状の位置規制補助ブロック6110は、その設置位置が次の条件とされている。
図5は、図2に示したリブ614Aを対象としてその設置位置を説明するための平面図であり、同図においてリブ614Aは、搭載されるシートS、つまりサイドフェンス611,612により側縁の端縁整合が行われる対象となるシートよりも小サイズのシートSの繰り出し方向前後端を基準としてシート端面に接触する面までの距離(L)が20〜50mmの範囲に設定されている。この理由は図6に示す線図で説明すると次の通りである。
図6は、リブ614Aの位置とシート(図6では、便宜上、用紙と表している)での斜行(スキュー)発生量との関係を発明者により実験した結果であり、同図に示すように、レジスト時での斜行の影響が見られない場合の斜行(スキュー)量は、1〜2(mm/100mm)が相当することを考慮して、リブ614Aの位置をシートの前後端を基準として20〜50mmの範囲に選択することが望ましい結果が得られる。斜行量は、シートが繰り出される際の端部からの移動量と傾き角度とに基づき決定されるので、リブ611の位置をシートの端部に近くすることで繰り出しの際の傾きの発生を抑えることができることが斜行量低減の理由となると考えられる。また、端部にリブ611を配置することも考えられるが、この場合にはシート端部とリブとの干渉を招きやすくなり、繰り出し不良を起こす虞があるので好ましくないといえる。
一方、位置規制補助ブロック614は、シートの繰り出し方向に沿って設置位置を変更可能に且つ着脱可能に支持されており、そのための構成は図7以降の図に示されている。
図7は、位置規制補助ブロック614を除いたサイドフェンス611の平面図であり、同図においてサイドフェンス611の底板部にはシートの繰り出し方向に沿って複数の支持孔611Aが設けられている。
支持孔611Aは、図8(A)に示すように、位置規制補助ブロック614の底部に設けられている突起614Bが挿脱される部分であり、図8(A)中、符号(B)で示す方向の矢視図である、図(B)に示すように、選択された支持孔611Aに対して位置規制補助ブロック614側の突起614Bを挿入して嵌合させることによりシートの繰り出し方向での位置規制補助ブロック614の位置を規定することができる。このような位置規制ブロック614の設置位置の選択は、搭載された小サイズのシートが斜行するのを防止するために位置規制補助ブロック614側のリブ614Aの位置を、シートの端部を基準として位置決めするためのである。
図9および図10は、位置規制補助ブロック614が移動位置の態様を示す図であり、図9に示す位置が初期位置である場合、サイドフェンス611側の支持孔611Aと位置規制補助ブロック614側の突起614B殿位置関係を選択することにより、図10に示すように、シート繰り出し方向(図中、矢印Fで示す方向)の前側に位置規制補助ブロック614を位置決めすることができる。
本実施例は以上のような構成であるから、サイドフェンス611,612により端縁整合されるサイズよりの小さいサイズのシートをシートカセット61に搭載する場合には位置規制補助ブロック614,615がサイドフェンス611,612に装着される。この場合には、搭載されるシートサイズにより位置規制補助ブロック614,615のリブ614A(図8参照)の位置がシートの端部から20〜50mmの範囲となるようにサイドフェンス611側の支持孔611A(図8参照)と位置規制補助ブロック614,615側の突起(図8参照)殿位置関係が選択されて突起614Bを支持孔611Aに嵌合させて位置規制補助ブロック614,615をサイドフェンス611,612に装着する。
サイドフェンス611,612に装着された位置規制補助ブロック614,615は、サイドフェンス611,612とともにシート幅方向に移動させて対向間隔がサイドフェンス同士の場合よりも狭くされて、搭載されるシートの側縁に対向当接させることができる。
シート側縁と対向する位置規制補助ブロック614,615は、シートの繰り出し方向に沿って複数箇所に位置するリブ614Aあるいはリブ614の代わりに採用する板状の位置規制補助ブロック6110(図4参照)の構成により、シートの側縁全域に亘って接触していないので、シートが繰り出される際の摺擦抵抗を軽減することができる。
特に、シートの繰り出し側の端部を基準として所定寸法だけずれた位置で位置規制補助ブロック614,615側の面がシートに接触しているので、シートの端部が繰り出される際にその端部がリブ614Aや板状の位置規制補助ブロック6110に突き当たるなどの干渉が防止される。これにより、摺擦抵抗の軽減と相俟って円滑なシートの繰り出しが可能となる。
なお、本実施例では、サイドフェンス611,612に位置規制補助ブロック614,615を装着した場合にシートの端縁に対向当接するように位置規制補助ブロック614,615がシートの幅方向中央に向け移動することになるので、この移動を妨げないように、図2において符号Sで示すように、位置規制補助ブロック614,615と対向する位置に設けてあるシート載置板610の載置片の幅がサイドフェンス611,612のみを対象とした場合よりも狭小にされている。
また、本実施例は、サイドフェンス611,612がシート幅方向中央に向けて対称移動する構成を前提としたが、本発明ではこれに限らず、一方のサイドフェンスを固定側とし、他方側を移動させる形式を対象とすることも可能である。
61 シートカセット
61A カセット本体
100 画像形成装置
610 シート載置板
611,612 サイドフェンス
614,615 位置規制補助ブロック
614A リブ
614B 突起
6110 板状の位置規制補助ブロック
L シートの端縁を基準としたシート端面に接触する面までの距離
特開平11−217123号公報

Claims (8)

  1. シートを積載可能なシート積載部と、該シート積載部に堰指されたシートの端縁に対向当接して端縁の位置を規定する整合手段とを備え、積載されたシートを順次繰り出すことが可能な構成を備えたシート給送装置において、
    上記整合手段は、予め設定されているシート幅に対応する対向間隔の位置まで移動可能に設けられるとともに、対向面に上記予め設定されているシート幅よりも小さい対向間隔を設定可能な補助位置規制手段が着脱可能に設けられ、該補助位置規制手段は、上記シートに対して繰り出し方向に沿った複数箇所にて接触する構成であることを特徴とするシート給送装置。
  2. 上記補助位置規制手段には、上記シートと対向する面に繰り出し方向に沿って複数のリブが設けられ、該リブがシート端面に接触可能であることを特徴とする請求項1に記載のシート給送装置。
  3. 上記補助位置規制手段は、上記シートの端面に向けて付勢されていることを特徴とする請求項1に記載のシート給送装置。
  4. 上記補助位置規制手段の付勢が弾性体を用いて行われる構成であることを特徴とする請求項3に記載のシート給送装置。
  5. 上記補助位置規制手段における少なくともシートの端縁と接触する面は、低摩擦係数を有する樹脂で構成されていることを特徴とする請求項1または2に記載のシート給送装置。
  6. 上記補助位置規制手段は、上記シートの繰り出し方向に沿って設置位置を変更可能であることを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載のシート給送装置。
  7. 上記補助位置規制手段における上記シートの端縁に接触する面の位置は、上記シートの繰り出し方向前後端を基準としてシート端面に接触する面までの距離(L)が20〜50mmの範囲に設定されていることを特徴とする請求項1または2に記載のシート給送装置。
  8. 請求項1乃至7のいずれかに記載のシート給送装置を用いることを特徴とする画像形成装置。
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