JP7379890B2 - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置 Download PDF

Info

Publication number
JP7379890B2
JP7379890B2 JP2019129323A JP2019129323A JP7379890B2 JP 7379890 B2 JP7379890 B2 JP 7379890B2 JP 2019129323 A JP2019129323 A JP 2019129323A JP 2019129323 A JP2019129323 A JP 2019129323A JP 7379890 B2 JP7379890 B2 JP 7379890B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
media
image forming
medium
conveyance
guide
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2019129323A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2021014340A (ja
Inventor
翔吾 三浦
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ricoh Co Ltd filed Critical Ricoh Co Ltd
Priority to JP2019129323A priority Critical patent/JP7379890B2/ja
Publication of JP2021014340A publication Critical patent/JP2021014340A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7379890B2 publication Critical patent/JP7379890B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Ink Jet (AREA)
  • Handling Of Cut Paper (AREA)
  • Delivering By Means Of Belts And Rollers (AREA)
  • Feeding Of Articles By Means Other Than Belts Or Rollers (AREA)

Description

本発明は、画像形成装置に関する。
搬送方向に移動する搬送ベルトを用いてメディアを搬送するものが知られている(例えば、特許文献1)。
搬送ベルトを用いてメディアを搬送する場合、いかにメディアを安定させて搬送させるかという点が、1つの技術課題である。
本発明は、搬送ベルトを用いてメディアを安定して搬送可能な搬送装置を提供することを、その目的とする。
本発明は、搬送方向にメディアを搬送する搬送装置と、前記搬送装置によって搬送される前記メディアに画像を印刷する画像形成部と、前記搬送装置に前記メディアを補給する補給装置と、前記搬送装置及び前記画像形成部及び前記補給装置の動作を制御する制御部と、を備え、前記搬送装置は、前記搬送方向に前記メディアを搬送する搬送ベルトと、前記搬送方向と交差する幅方向に移動可能であり前記メディアに接触して前記メディアを挟み込む一対のガイド部材を有する搬送案内手段と、前記一対のガイド部材の前記幅方向における位置を検知する位置検知手段と、を有し、前記補給装置は、前記画像形成部に送られる前記メディアの先端を検知するメディア先端検知センサを有し、前記ガイド部材の位置を検知する位置検知手段と、前記ガイド部材と前記メディアとの接触状態を検知する接触センサと、を有し、搬送される前記メディアのサイズ情報が予め判っている場合には、前記制御部は、前記サイズ情報に基づいて前記ガイド部材を移動させて前記メディアを挟み込み、前記ガイド部材の停止後、前記メディア先端検知センサからの検知信号に基づいて前記画像形成部を作動させ、搬送される前記メディアのサイズ情報が予め判っていない場合には、前記制御部は、前記補給装置から前記メディアが供給されると前記ガイド部材を移動させて前記接触センサが前記接触状態を検知すると前記ガイド部材の移動を停止させ、前記ガイド部材が停止した位置を位置検知手段で検知してこの位置を前記メディアのサイズ情報として用い、前記制御部は、前記ガイド部材の停止後、前記メディア先端検知センサからの検知信号に基づいて前記画像形成部を作動させることを特徴とする。
本発明によれば、搬送ベルトで搬送方向に搬送されるメディアが、搬送方向と交差する幅方向から搬送案内手段によって挟まれるので、搬送ベルトを用いてメディアを安定して搬送可能な搬送装置を提供することができる。
本発明に係る搬送装置と、これを適用された画像形成装置の概略構成を示す斜視図。 搬送装置が備える搬送案内手段と位置検知手段とガイド駆動部の一形態を説明する図。 搬送装置が備える搬送案内手段の動作とメディアの案内状態を説明する図。 搬送案内手段に設けられた摩擦低減部の一形態の構成とメディアの搬送状態を説明する図。 画像形成装置の一形態であるインク吐出型のプリンタの主要部のインクキャリッジ部周辺の概略構成を示す図。 インクキャリッジ部を含むヘッドモジュールの構成を説明する斜視図。 インクヘッドの底面の構成を説明する拡大図。 インクヘッドの内部構成の一形態を説明する分解斜視図。 従来の搬送装置を画像形成装置に適用した一例を説明する斜視図。 吸引方式の搬送装置を画像形成装置に適用した一例を説明する斜視図。 メディアの補給装置の一形態を説明する図。 メディアの収容装置の一形態を説明する図。 プリンタに定着装置を装着した形態を説明する図。 本発明に係る搬送装置とプリンタを制御する制御系の一形態を説明するブロック図。
以下、本発明に係る実施形態について図面を用いて順次説明する。実施形態において、同一機能や同一構成を有するものには同一の符号を付し、重複説明は適宜省略する。図面は一部構成の理解を助けるために部分的に省略あるいは簡素化して記載する場合もある。
図1は、本発明に係る画像形成装置の一実施形態であるプリンタ1を示す。プリンタ1は、シリアル型インクジェット方式のプリンタであり、矢印Bで示す搬送方向に搬送されるメディア16に文字や図柄などの画像を印刷するものである。本実施形態において、メディア16とは矩形をなしているものを例示する。
プリンタ1は、画像形成部となるインクキャリッジ部5を備えている。インクキャリッジ部5は、Y(イエロー)6y、M(マゼンタ)6m、C(シアン)6c、Bk(黒)6k等のインクヘッド6(図5参照)を備えている。インクキャリッジ部5は、キャリッジ駆動部10によって矢印Aで示す記録媒体幅方向(以下「幅方向」と記す)に往復移動可能に構成されている。なお本実施形態において、幅方向Aとはインクキャリッジ部5の主走査方向であり、場合によっては幅方向Aを主走査方向と記載することもある。本実施形態において、幅方向Aとは搬送方向Bと同一平面において交差する方向である。また、矢印Cで示す厚さ方向とは、搬送方向Bと交差する平面において搬送方向Bと交差する方向である。
キャリッジ駆動部10は、図5に示すように、キャリッジ駆動源となる主走査モータ11と、駆動伝達系であるギア12、加圧コロ13及びタイミングベルト14を備えている。ギア12と加圧コロ13には、タイミングベルト14が巻き掛けられている。インクキャリッジ部5は、タイミングベルト14に装着されているとともに、幅方向Aに延設されているガイドロッド17によって摺動可能に支持されている。
キャリッジ駆動部10は、主走査モータ11が駆動されると、その回転駆動力を、ギア12、加圧コロ13、タイミングベルト14を介して、インクキャリッジ部5に伝えることにより、インクキャリッジ部5を幅方向A(主走査方向)にガイドロッド17に沿って往復移動(スキャン動作)させる。このインクキャリッジ部5の移動の際に、キャリッジ位置は、インクキャリッジ部5に設けられた位置検知手段としてのエンコーダセンサ141により、幅方向Aに沿って配置されたエンコーダシート(リニアスケール)140を読み取ることにより検出される。エンコーダセンサ141は、エンコーダシート140を読み取ることで、読み取り位置に応じたインクキャリッジ部5の位置情報Sを出力するように構成されている。
プリンタ1は、インクヘッド6から画像に応じたインク滴を噴射しながら幅方向A(主走査方向)へのインクキャリッジ部5の移動と、メディア16の搬送方向Bへの搬送を交互に行うことにより、メディア16上に画像を印刷(記録)する。
図6を用いて、インクヘッド6を含むヘッドモジュール8の一形態について説明する。
ヘッドモジュール8は、インクキャリッジ部5に設けられたインクヘッド6と、プリンタ1の固定側に設けられた駆動制御基板18と、冷却手段となる冷却ファン23を備えている。本実施形態において、インクヘッド6は2つあり、それぞれに冷却用のフィンを備えている。双方のインクヘッド6は、駆動制御基板18から送信される駆動波形、及び画像データ信号の指令値に応じて、メディア16にインク滴を吐出する周知のものである。
駆動制御基板18は、インクヘッド6それぞれの特性に応じた駆動波形を生成するD/Aコンバータ、D/Aコンバータから出力されるアナログ信号を電圧増幅するオペアンプ、オペアンプから出力される駆動波形電圧を電流増幅し、インクヘッド6内の圧電素子53(図8に示す)へ供給する電流増幅部、電流増幅部の損失として発せられるジュール熱を冷却する冷却フィン、圧電素子53への電流供給を補助する電解コンデンサ等を備えている。駆動制御基板18は、後述する制御部600から送信される画像データ信号のシリアライズ処理を実施し、インクヘッド6へそれぞれ送信するFPGA(Field Programmable Gate Array)を備えている。
図7は、一方のインクヘッド6の底面6Aを示している。もう一方のインクヘッド6の構成も同様である。インクヘッド6の底面6Aは、メディア16と対向する面であり、長方形を成していて、ノズル面とも称される。底面6Aには、多数の印字ノズル7が千鳥状に配列されている。本実施形態では印字ノズル7を2列各64個千鳥状に配列している。このように多数の印字ノズル7を千鳥配列することで、高解像度に対応している。
図8は、インクヘッド6の構成を説明する分解斜視図である。
インクヘッド6は、ノズルプレート60、圧力室プレート61、リストリクタプレート63、ダイアフラムプレート65、剛性プレート50ならびに圧電素子群52から主に構成されている。ノズルプレート60には、多数個の印字ノズル7が千鳥状に配列、形成されている。圧力室プレート61には、各印字ノズル7に対応する圧力室62が形成されている。リストリクタプレート63には、共通インク流路68と圧力室62を連通して圧力室62へのインク流量を制御するリストリクタ64が形成されている。ダイアフラムプレート65には、振動板67とフィルタ66が設けられている。これらノズルプレート60、圧力室プレート61、リストリクタプレート63、ダイアフラムプレート65を順次重ねて位置決めして接合することにより流路板70が構成される。この流路板70を剛性プレート50に接合して、フィルタ66を共通インク流路68の開口部と対向させる。インク導入パイプ51の上側開口端は、剛性プレート50の共通インク流路68に接続され、インク導入パイプ51の下側開口端はヘッドタンクに接続される。
圧電素子群52は、圧電素子支持基板54上に圧電素子53を多数個配列して構成されている。圧電素子群52は剛性プレート50に設けられている開口部69から挿入し、各圧電素子53の自由端を振動板67に接着固定することにより、インクヘッド6が構成される。圧電素子支持基板54には、図6に示したヘッド基板34と接続するための電極パッド56が設けられ、ヘッド基板34と半田付けで電気的に接続される。また、圧電素子支持基板54には、受信側FPGAからパラレル伝送される画像データ信号の指令値に応じて、圧電素子53に駆動波形を印加する圧電素子駆動IC55が搭載される。なお、図5の符号58は、圧電素子53と圧電素子駆動IC55とを電気的に接続する為の銅箔パターンである。また、符号57は、圧電素子53と銅箔パターン58とを電気的に接続し、且つ、圧電素子53と圧電素子支持基板54を接着させるための圧電素子接続用電極パッドである。
次に搬送ベルト30を用いてメディア16を搬送するベルト搬送方式の搬送装置100Aと、これを備えたプリンタの従来構成について図9を用いて説明する。
搬送装置100Aは、基部となる搬送ベッド19の上に搬送ベルト30が配置されている。搬送ベルト30は、搬送方向の上流側と下流側に配置された複数のローラ15a、15bに巻き掛けられていて、搬送駆動源となる搬送モータ31で回転駆動されるように構成されている。この搬送装置100Aは、図1で説明したプリンタ1と同様の構成のプリンタ1Aの構成部がその上に配置される。搬送ベルト30の搬送面30aには、印写対象となるメディア16が載せられ、搬送モータ31で一方のローラを回転駆動し、搬送ベルト30を搬送方向Bに走行させることでメディア16を搬送方向Bへと搬送する。搬送ベルト30を用いてメディア16を搬送する場合、メディア16を厚さ方向Cからローラ対で挟み込んで搬送する場合に比べてメディア16の幅方向Aにおける端の領域にも印写することができるという利点がある。
次にベルト搬送方式でのプリンタ1Aによる画像形成の一例を示す。
搬送装置100Aを備えたプリンタ1Aでは図5に示した主走査モータ11によってインクキャリッジ部5を幅方向A(主走査方向)に往復動作させ、メディア16上部を通過する際にインクをメディア16へ吐出する。その後、搬送モータ31の駆動により搬送ベルト30を搬送方向Bに走行し、再度、インクキャリッジ部5をA方向に往復動作させインクをメディア16へ吐出する。以上を繰り返し行うことによりメディア16へ画像を印刷する。
また図10に示すように、搬送ベルト30に吸引穴30Bを形成し、搬送ベルト30内に吸引装置となる吸引用のファン90を取り付けた搬送装置100Bにおいては、メディア16を搬送ベルト30に吸引することで搬送時に発生するメディアのバタつきを抑えることができる。
図10に示す搬送装置100Bのように、吸引力で搬送ベルト30に吸着してメディア16を搬送する場合、厚みのあるメディア16だと吸引力が足りず、搬送時に厚み方向Cへのバタつきが発生することが想定される。このようなバラつきは、メディア16とインクヘッド6との位置関係のずれとなり、インクヘッド6からのインクの着弾位置精度が安定せず、画質の乱れにつながってしまう。厚みのあるメディア16に対しては、メディア16を厚み方向Cから挟むローラ対やメディア16の印刷面16a(上面)側から押さえつける機構を設けることで、そのバタつきを抑制することは可能であるが、この方式では上述したようにメディア16への印字可能範囲を狭めてしまうという課題がある。また、吸引力を用いないで搬送ベルト30でメディア16を搬送させる図9に示した搬送装置100Aの場合、メディア16のスキューの発生が懸念される。スキューの発生は、メディア16とインクヘッド6との位置関係のずれとなり、インクヘッド6からのインクの着弾位置精度が安定せず、画質の乱れにつながってしまう。
このため、画質の乱れの無い良好な印刷をメディア16に行う場合、メディア16を安定して搬送可能な搬送装置の提供が不可欠である。
(第1の実施形態)
そこで、図1に示す本実施形態に係るプリンタ1は、上記課題を解決するための搬送装置100を備えている。搬送装置100の特徴は、従来の構成の搬送装置100Aに、搬送面30a上のメディア16に対して幅方向Aから接触して挟み込む搬送案内手段200を備えている点にある。無論、搬送案内手段200は搬送装置100Bの構成に付加してもよい。
このような搬送案内手段200を搬送装置100が備えると、搬送ベルト30で搬送方向Bに搬送されるメディア16が、搬送方向Bと交差する幅方向Aから搬送案内手段200によって挟まれて搬送されることになるので、搬送ベルト30を用いてメディア16を安定して搬送可能な搬送装置100を提供することができる。
以下、搬送案内手段200の構成について図1から図4を用いて説明する。
搬送案内手段200は、幅方向Aに自在に移動可能な第1ガイド部材としての搬送補助ガイド32と、第2ガイド部材としての基準位置ガイド33と、搬送補助ガイド32の位置を検知するための位置検知手段201及びガイド駆動部202(図2参照)を備えている。位置検知手段201は、図2に示すように、搬送補助ガイド32に設けたエンコーダセンサ241と、幅方向Aに沿って配置されたたエンコーダシート(リニアスケール)240とを備え、搬送補助ガイド32の移動時にエンコーダセンサ241でエンコーダシート240を読み取ることで搬送補助ガイド32の位置を検知している。
基準位置ガイド33は、図1に示すように、搬送ベルト30よりも幅方向Aの一方側にずれて配置されている。搬送補助ガイド32は、基準位置ガイド33と反対側で、搬送ベルト30よりも幅方向Aの他方側にずれて配置されていて、ガイド駆動部202によって図3に示すように、基準位置ガイド33に対して幅方向Aに移動可能とされている。本実施形態において、基準位置ガイド33の位置は、印刷時の印刷基準位置となる。インクキャリッジ部5は、基準位置ガイド33側を初期位置とし、この位置から印刷を開始するように設定されている。
図3において、矢印Dは搬送補助ガイド32の移動範囲を示すものである。この移動範囲Wは、搬送ベルト30で搬送可能なメディア16の最小サイズと最大サイズによって設定されている。
搬送補助ガイド32は移動側ガイド部材であり、基準位置ガイド33は固定側ガイド部材である。
ガイド駆動部202は、図2に示すように、ガイド駆動源となるガイドモータ203と、駆動伝達系であるギア204、加圧コロ205及びタイミングベルト206を備えている。ギア204と加圧コロ205には、タイミングベルト206が巻き掛けられている。搬送補助ガイド32は、タイミングベルト206に装着されている。ガイド駆動部202は、ガイドモータ203が駆動されると、その回転駆動力を、ギア204、加圧コロ205、タイミングベルト206を介して、搬送補助ガイド32に伝えることにより、搬送補助ガイド32を幅方向A(主走査方向)に往復移動させる。
このため、搬送補助ガイド32が基準位置ガイド33に向かって移動すると、図1、図3に示すように、メディア16が基準位置ガイド33(印刷基準位置側)に押さえつけられて、搬送補助ガイド32と基準位置ガイド33とによって幅方向Aから挟みこまれるため、搬送方向Bに対するメディア16のスキューを防止でき、安定してメディア16を搬送することができる。このため、メディア16とインクヘッド6との位置関係のずれがなくなり、インクヘッド6からのインクの着弾位置精度が安定して、画質の乱れの無い高画質化を図ることができる。また、搬送補助ガイド32と基準位置ガイド33とが、幅方向Aからメディア16に接触して挟み込むので、インクヘッド6からのインクの吐出の邪魔になることもなく、印字可能範囲を狭めることがない。
搬送ベルト30に吸引穴30Bを形成し、搬送ベルト30内に吸引用のファン90を取り付けて、メディア16を搬送ベルト30に吸引することで搬送する吸引方式の搬送装置100Bの構成の場合、厚みのあるメディア16の搬送時のバタつきが懸念されていた。しかし、搬送案内手段200を備えることで、厚みのあるメディア16でも幅方向Aから挟み込まれることで、バタつきを防止することが可能である。このため、メディア16を安定して搬送することができ、メディア16とインクヘッド6との位置関係のずれがなくなり、インクヘッド6からのインクの着弾位置精度が安定して、画質の乱れの無い高画質化を図ることができる。
搬送装置100は、搬送補助ガイド32の位置を検知する位置検知手段201を備えているので、搬送補助ガイド32の位置から、搬送されるメディア16の幅方向Aへのサイズ(主走査サイズ)を自動で把握することができる。このようにメディア16のサイズを自動で把握することができると、この位置検知手段201からの位置情報をサイズ情報として用いることができる。
インクヘッド6からのインク吐出による印刷可能範囲は、メディア16のサイズ情報に応じて予め設定されるものなので、例えば搬送されるメディアサイズと手入力されたメディアサイズが異なっていると、メディア16上の印刷範囲が狭く設定されてしまう場合や、実際のメディアサイズよりも印刷範囲が広く設定されてしまう場合がある。印刷範囲が狭く設定された場合はメディア16上での印刷位置ずれ(偏り)につながる。印刷範囲が広く設定された場合はメディア16上をインクヘッド6が通過して搬送ベルト30上にもインク吐出が行われてしまうことで、印刷位置ずれだけでなく、搬送ベルト30へのインクの付着によるベルト汚れや、インクの付いた搬送ベルト30上に載せられるメディア16の裏汚れの発生要因に成り兼ねない。
しかし、位置検知手段201からの位置情報をサイズ情報として用いることで、メディアサイズが誤入力された場合でも、実際に搬送されているメディア16のメディアサイズを検知することができるため、当該メディアサイズに応じて印刷範囲を設定することで印刷範囲が安定し、印刷位置ずれや搬送ベルト30の汚れ、メディア16の裏汚れの発生を防止することができる。
すなわち、搬送案内手段200を備えていると、メディア16の端が印刷基準位置(基準位置ガイド33)側に位置するようになるので、メディア16の傾きを抑えつつも幅方向A(主走査方向)のインク吐出開始位置のばらつきをも抑制することができる。
搬送補助ガイド32と基準位置ガイド33の具体的な構成について説明する。
図4に示すように、搬送補助ガイド32と基準位置ガイド33は、メディア16との摩擦により搬送ベルト30の動作を阻害しないようにメディア16に接する面を摩擦低減部としている。摩擦低減部を形成する一つの手段として、本実施形態では、搬送補助ガイド32と基準位置ガイド33に、それぞれ複数の補助ローラ35、36を設けている。複数の補助ローラ35、36はメディア16と接触可能であって、軸37、38によって回転自在に支持されている。複数の補助ローラ35、36は、搬送方向Bに間隔を空けてそれぞれ配置されている。複数の補助ローラ35、36は、その周面35a、36aが搬送補助ガイド32と基準位置ガイド33との互いに対向するガイド面32a、33aよりも外方(搬送補助ガイド32と基準位置ガイド33の外側)に突出するように構成されている。補助ローラ35と補助ローラ36とは同数あり、幅方向Aにおいてそれぞれのローラが互いに対向するように配置されている。
複数の補助ローラ35、36は、搬送方向Bにメディア16を送り出す方向に回転する駆動ローラであってもよいし、メディア16との接触により従動回転するものであってもよい。本実施形態では、従動回転するものとする。
補助ローラ35、36は、幅方向Aに移動可能に構成されている。具体的には、軸37、38は、搬送補助ガイド32と基準位置ガイド33に形成されていて幅方向Aに延びる長孔39、40に厚さ方向Cから挿入されていて、幅方向Aに位置するガイド面32a、33aからの突出量が変更可能とされている。軸37と長孔39及び軸38と長孔40との間には補助ローラ35、36をガイド面32a、33aから突出する方向W1、W2に付勢する付勢部材としてのバネ41、42が介装されている。つまり、互いに対向する補助ローラ35と補助ローラ36の間隔Wは変更可能とされているとともに、バネ41、42によってメディア16の通過時にはメディア16に幅方向Aから圧接するとともに、メディア16の非通過時には搬送補助ガイド32と基準位置ガイド33から突出する突出量最大となる初期位置を占めるように構成されている。なお、複数の補助ローラ35、36は、メディア16によってガイド面32a、33aからの突出量が減る方向に移動されて搬送補助ガイド32と基準位置ガイド33の内側に引っ込んだ場合でも、周面35a、36aがガイド面32a、33aから突出するように、その移動量が調整されている。
このように搬送補助ガイド32と基準位置ガイド33に、互いの間隔Wが変更可能な補助ローラ35、36を設けることで、補助ローラ35と補助ローラ36との間をメディア16が通過する際には搬送補助ガイド32及び基準位置ガイド33の内部にそれぞれの補助ローラ35、36が引っ込みメディア16が幅方向Aから支えられて通過できるようになる。このため、メディア16の幅方向Aの寸法にバラつきがあったとしても、そのバラつきを補助ローラ35、36の移動により許容することができるので、より安定したメディア16の搬送が可能となる。これにより、メディア16とインクヘッド6との位置関係のずれがなくなり、インクヘッド6からのインクの着弾位置精度が安定して、画質の乱れの無い高画質化を図ることができる。メディア16が通過した後は、バネ41、42の弾性によって各補助ローラ35、36は初期位置までもどされるので、メディア16通過の初期位置が常に安定し、メディア16をより安定して搬送することができる。
図11を用いて搬送装置100へのメディア16の補給装置300について説明する。
補給装置300は、インクキャリッジ部5及び搬送装置100よりも搬送方向上流側に配置されている。補給装置300は、その筐体301内に昇降自在に昇降板302が設けられている。昇降板302には、メディア16が複数枚積載されている。補給装置300の上部には、昇降板302に積載された最上位のメディア16に接触して送り出す補給ローラ303と、搬送ベルト30の上流側の端部において搬送ベルト30を巻き掛けられているローラ15bと対向配置されたメディア補給補助ローラ304が設けられている。補給ローラ303は補給駆動源となる補給駆動モータ305によって回転駆動される駆動ローラである。メディア補給補助ローラ304は、ローラ15bと対向する位置で搬送ベルト30との間にメディア16を挟持して搬送するものであり、従動回転するものである。本実施形態において、補給装置300は、筐体301内から送り出されたメディア16の先端16bを検知するメディア先端検知用センサ306を備えている。メディア先端検知用センサ306は、メディア補給補助ローラ304とインクキャリッジ部5との間に配置されている。
このような構成の補給装置300においては、積載されたメディア16が昇降板302により押し上げられ、補給ローラ303に押し当てられる。押し当てられたメディア16は、補給駆動モータ305が駆動して補給ローラ303が回転することで送り出され、ローラ15b(搬送ベルト30)と補給補助ローラ304とによって搬送装置100へと補給される(供給される)。搬送装置100の作動は、補給装置300とリンクして同時に作動するか、補給装置300の作動時期よりも早く作動するように設定されている。このため、搬送装置100へ補給されたメディア16は、搬送方向Bへ走行している搬送ベルト30上において、図1~図4で説明した搬送案内手段200の搬送補助ガイド32と基準位置ガイド33(補助ローラ35と補助ローラ36)の間を通過する。このため、補給装置300から搬送装置100への補給の際にメディア16が傾いて補給された場合でも、その向き(スキュー)が修正されて搬送することができる。
本実施形態において、プリンタ1は、補給時にはメディア先端検知用センサ306によりメディア16の先端16bを検知し、メディア16への搬送方向B(副走査方向)でのインク吐出開始位置(インク吐出開始時期)を決定するので、メディア16の補給間隔は一定でなくともよい。本実施形態では、搬送装置100へのメディア16を補給(供給)する際に補給装置300を用いているが、補給装置300を用いずに、作業者が手で搬送装置100の搬送ベルト30上にメディア16を載置して補給(供給)するようにしてもよい。
図12を用いて搬送装置100で搬送されたメディア16の回収装置400について説明する。
回収装置400は、補給装置300とは反対側となる搬送装置100よりも搬送方向下流側に配置されている。回収装置400は、搬送ベルト30で搬送されてきたメディア16を収容する収容部401を備えている。収容部401の平面的な大きさは、搬送ベルト30で搬送されるメディア16の最大サイズを収容可能な大きさとされている。無論、メディア16のサイズごとに異なる収容部401を設けてもよい。本実施形態において、搬送ベルト30で搬送されるメディア16は、インクヘッド6によって印刷された印刷後のメディア16を想定しているので、収容部401には印刷後のメディア16が順次積載されて収容される。
インクの種類や印刷に用いられたインク量(画像面積)、搬送装置100によるメディア16の搬送距離(搬送時間)、メディア16の材質によっては、搬送中にメディア16に吐出されたインクがメディア16に定着される。このような場合には、図13で説明するインクをメディア16に定着させる定着装置500は不要である。インクの定着が不十分な場合、あるいはインクの材質などにより必要な場合、図13に示す定着装置500をプリンタ1に設けることが好ましい。
定着装置500は、メディア16の印刷面16aに印刷されたインクの画像をメディア16に定着させるものである。定着装置500は、搬送方向Bにおける回収装置400とインクキャリッジ部5との間の搬送ベルト30の上方に配置されている。定着装置500の種類は、印刷に使用されたインクの種類に応じて適宜選択すればよい。
例えば、印刷に使用するインクが紫外線硬化型のインク(UVインク)の場合、定着装置500には、メディア16の印刷面16aに紫外線を照射する光照射モジュールを用いればよい。印刷に使用するインクが温風を当てて乾燥させる水性インクの場合、定着装置500には、メディア16の印刷面16aに向けて温風を吹き出す温風モジュールを用いて、ピニング及び硬化(または乾燥)を行えばよい。
図14は、本発明に係る搬送装置100とプリンタ1の制御系の構成を示すブロック図である。
図14において符号600は制御部を示す。制御部600は、中央演算装置たるCPU601、記憶部たるRAM602とROM603、計測手段たるタイマ604を備えている。制御部600の入力側には、各種センサが信号線を介して接続されている。本実施形態において、各種センサは、インクキャリッジ部5が備えているエンコーダセンサ141と、搬送装置100が備えているエンコーダセンサ241と、メディア先端検知用センサ306とする。
制御部600の出力側には各種駆動モータと、図6で説明したインクヘッド駆動用の駆動制御基板18が信号線を介して接続されている。本実施形態において、各種駆動モータは、キャリッジ駆動源となる主走査モータ11、搬送駆動源となる搬送モータ31、ガイド駆動源となるガイドモータ203とする。吸引ファンを備えている場合には吸引ファンも制御部600の出力側に信号線を介して接続し、制御部600による制御対象とする。
搬送モータ31は、単独、あるいは印刷装置1の作動タイミングと同期して作動するように制御部600によって制御される。駆動制御基板18は、制御部60から送れる信号に応じてインクヘッド6によるインク吐出タイミングが制御される。ガイドモータ203は、メディア16のサイズ(主走査サイズ)情報に応じてその作動が制御される。主走査モータ11は、メディア16のサイズ(主走査サイズ)情報に応じてその作動が制御される。
ROM603には、サイズ(主走査サイズ)情報に応じた印刷可能範囲と、ガイドモータ203による搬送補助ガイド32の移動量が予め設定されている。印刷可能範囲とは、主走査モータ11の駆動よるインクキャリッジ部5(インクヘッド6)の幅方向A(主走査方向)への移動量である。
ここで問題となるのが、搬送補助ガイド32がどのタイミングでメディア16のサイズ(主走査サイズ)情報に応じて、その位置が決められるかである。
1つの制御形態としては、搬送されるメディア16のサイズ(主走査サイズ)情報が予め判っていることを前提とした場合である。メディア16のサイズ(主走査サイズ)情報は、例えば印刷装置1によってメディア16のサイズ(主走査サイズ)情報が決定された場合である。
この場合には、制御部600は、設定されたメディア16のサイズ(主走査サイズ)情報に基づき、ROM603に設定された搬送補助ガイド32の移動量に相当する分だけガイドモータ203を駆動し、エンコーダセンサ241によって移動量分移動したことが検知されると、ガイドモータ203を停止させる。この形態の場合、少なくとも補給装置300やインクキャリッジ部5の作動前にガイドモータ203を起動して搬送補助ガイド32をメディア16のサイズに応じた位置に移動させておくことで、搬送装置100へのメディア供給の初期段階からメディア16を安定して搬送することがで好ましい。
別な実施形態としては、予め設定されたメディア16のサイズ(主走査サイズ)情報と、実際に搬送されるメディア16のサイズ(主走査サイズ)情報とが異なる場合が想定される。この場合、実際に搬送されるメディア16のサイズ(主走査サイズ)情報を用いて、予め設定されたメディア16のサイズ(主走査サイズ)情報を変更(更新)し、当該更新されたメディア16のサイズ(主走査サイズ)情報に基づき、制御部600は印刷可能範囲を設定あるいは更新することで、印刷可能範囲の違いによる不具合を解消することができるので好ましい。
別な実施形態としては、エンコーダセンサ241で検知された搬送補助ガイド32の位置情報を、メディア16のサイズ(主走査サイズ)情報として用いる場合が想定される。この場合、補給装置300からメディア16が供給されると、制御部600はガイドモータ203を駆動して搬送補助ガイド32を初期位置から基準位置ガイド33に向かって移動させる。また、搬送補助ガイド32又は基準位置ガイド33の少なくとも一方にメディア16との接触状態を検知する接触センサを配置し、当該接触センサが接触状態を検知した時点でガイドモータ203を停止させ、停止時のエンコーダセンサ241で検知された位置情報をメディア16のサイズ(主走査サイズ)情報として、印刷可能範囲を設定又はROM603に記憶された情報から選択するようにしてもよい。この場合、予めメディア16のサイズ(主走査サイズ)情報が判らない場合や、予め設定されたメディア16のサイズ(主走査サイズ)情報と実際のメディア16のサイズ(主走査サイズ)情報とが異なる場合でも、接触センサとエンコーダセンサ241の情報から実際のメディア16のサイズ(主走査サイズ)に応じた印刷可能範囲を設定することができるので、印刷可能範囲の違いによる不具合を解消することができるので好ましい。
以上本発明の好ましい実施の形態について説明したが、本発明はかかる特定の実施形態に限定されるものではなく、上述の説明で特に限定していない限り、特許請求の範囲に記載された本発明の趣旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能である。
たとえば、メディア16とは、記録媒体ともいい、パルプ材を用いた用紙、樹脂や金属製のシート材、樹脂版、金属板などが挙げられる。用紙としては、JIS規格で規定されている最大サイズから最小サイズを含んでいる。また、記録媒体としては、名刺、はがき、封筒なども含まれる。メディア16の形状としては、矩形に限定されるものではなく、例えば円形、環状、管状等であってもよく、搬送案内手段200によって挟めるものであれば、特定の形状に限定されるものではない。
上記実施形態において、搬送補助ガイド32と基準位置ガイド33に低摩擦部として回転可能な複数の回転体である補助ローラを設けたが、低摩擦部の形態としてはこのような形態に限定するものではない。例えば、補助ローラ35、36は回転しなくてもよく、その周面35a、36aに低摩擦部材を塗布したり、低摩擦部材を張り付けたり、補助ローラ35、36自体を低摩擦部材で形成してもよい。
低摩擦部の構成としては、ローラなどの回転体の形状に限定されるものではなく、メディア16との接触面が面接触、好ましくは点接触できる形状であればよい。例えばガイド面32a、33aを搬送方向Bに向かって連続する波板形状に形成したり、搬送方向Bに間隔を持たせた円弧形状としてもよい。また、互いに対向する一方側は回転体とし、他方側を波板あるいは円弧形状として異なる形態を組み合わせて低摩擦部を構成してもよい。
上記の実施形態において、搬送案内手段200として、一方の部材である搬送補助ガイド32を幅方向Aに移動可能とし、他方の部材である基準位置ガイド33自体はその位置を固定としたが、基準位置ガイド33を幅方向Aに移動可能とし、搬送補助ガイド32を固定側としてもよい。あるいは、互いに対向する搬送補助ガイド32と基準位置ガイド33の双方を幅方向Aに移動可能とし、両者の間隔をメディア16のサイズ(主走査サイズ)に応じて変更可能とした構成でも、本実施形態と同様の作用効果を得ることができる。
上記の実施形態においては、図1に示すように、搬送装置100に設けた搬送ベルト30を、幅方向Aに複数のベルト部材を間隔を空けて配置して構成したが、図3に示すように幅方向Aに分割されていない幅広のベルト部材を搬送ベルト30Aとして用いた形態であってもよい。
本発明を適用する画像形成装置は、上述のインクを吐出するタイプの画像形成装置に限らず、他のタイプの画像形成装置であってもよい。すなわち、本発明を適用する画像形成装置は、複写機、ファクシミリの単体、あるいはこれらの複合機、これらに関するモノクロ機等の複合機であってもよい。その他、本発明を適用する画像形成装置は、電気回路形成に用いられる画像形成装置、バイオテクノロジー分野において所定の画像を形成するのに用いられる画像形成装置であっても良い。すなわち、印刷方式、印刷対象となる技術分野に限らず、メディア16に対して画像を印刷するものであれば、適用可能である。
本実施形態に係る搬送装置100は、画像形成装置に用いて印刷位置のバラつきの低減を図っているが、適用される機器としては画像形成装置に限定されるものではなく、メディア16を搬送ベルト30に乗せて目的の場所まで搬送するタイプの装置全般に適用することで、安定したメディア16の搬送と、不安定なメディア16の搬送を起因とする各装置に特有の課題を解決することができる。
つまり、本発明の実施の形態に記載された効果は、本発明から生じる最も好適な効果を列挙したに過ぎず、本発明による効果は、本発明の実施の形態に記載されたものに限定されるものではない。
1 画像形成装置(プリンタ)
5 画像形成部(インクキャリッジ部)
16 メディア
30、30B 搬送ベルト
30a 搬送面
32 第1ガイド部材
33 第2ガイド部材
35、36 摩擦低減部、回転体
41、42 付勢部材
90 吸引装置
100、100A、100B 搬送装置
200 搬送案内手段
201 位置検知手段
300 補給装置
400 回収装置
500 定着装置
A 幅方向
B 搬送方向
特開2016-52934号公報

Claims (5)

  1. 搬送方向にメディアを搬送する搬送装置と、前記搬送装置によって搬送される前記メディアに画像を印刷する画像形成部と、前記搬送装置に前記メディアを補給する補給装置と、前記搬送装置及び前記画像形成部及び前記補給装置の動作を制御する制御部と、を備え、
    前記搬送装置は、前記搬送方向に前記メディアを搬送する搬送ベルトと、前記搬送方向と交差する幅方向に移動可能であり前記メディアに接触して前記メディアを挟み込む一対のガイド部材を有する搬送案内手段と、前記一対のガイド部材の前記幅方向における位置を検知する位置検知手段と、を有し、
    前記補給装置は、前記画像形成部に送られる前記メディアの先端を検知するメディア先端検知センサを有し、
    前記ガイド部材の位置を検知する位置検知手段と、前記ガイド部材と前記メディアとの接触状態を検知する接触センサと、を有し、
    搬送される前記メディアのサイズ情報が予め判っている場合には、前記制御部は、前記サイズ情報に基づいて前記ガイド部材を移動させて前記メディアを挟み込み、前記ガイド部材の停止後、前記メディア先端検知センサからの検知信号に基づいて前記画像形成部を作動させ
    搬送される前記メディアのサイズ情報が予め判っていない場合には、前記制御部は、前記補給装置から前記メディアが供給されると前記ガイド部材を移動させて前記接触センサが前記接触状態を検知すると前記ガイド部材の移動を停止させ、前記ガイド部材が停止した位置を位置検知手段で検知してこの位置を前記メディアのサイズ情報として用い、
    前記制御部は、前記ガイド部材の停止後、前記メディア先端検知センサからの検知信号に基づいて前記画像形成部を作動させる画像形成装置。
  2. 請求項1記載の画像形成装置において、
    前記ガイド部材の少なくとも一方は、前記メディアと接触可能な摩擦低減部を有することを特徴とする画像形成装置。
  3. 請求項記載の画像形成装置において、
    前記摩擦低減部は、前記搬送方向に向かって回転する回転体で構成されていることを特徴とする画像形成装置。
  4. 請求項3記載の画像形成装置において、
    前記回転体を前記メディアと接触する方向に付勢する付勢部材を有することを特徴とする画像形成装置。
  5. 請求項1ないし4の何れか一つに記載の画像形成装置において、
    前記メディアを前記搬送ベルトの搬送面に吸着させる吸引装置を有することを特徴とする画像形成装置。
JP2019129323A 2019-07-11 2019-07-11 画像形成装置 Active JP7379890B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019129323A JP7379890B2 (ja) 2019-07-11 2019-07-11 画像形成装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019129323A JP7379890B2 (ja) 2019-07-11 2019-07-11 画像形成装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2021014340A JP2021014340A (ja) 2021-02-12
JP7379890B2 true JP7379890B2 (ja) 2023-11-15

Family

ID=74531271

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2019129323A Active JP7379890B2 (ja) 2019-07-11 2019-07-11 画像形成装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP7379890B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7452451B2 (ja) 2021-02-01 2024-03-19 トヨタ自動車株式会社 サーバ、電力管理方法

Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007144833A (ja) 2005-11-29 2007-06-14 Canon Inc 印刷装置およびその制御方法
JP2010064466A (ja) 2008-09-13 2010-03-25 Ricoh Co Ltd 画像形成装置
JP2011093715A (ja) 2011-02-16 2011-05-12 Ricoh Co Ltd シート給送装置および画像形成装置
JP2011148618A (ja) 2010-01-25 2011-08-04 Hioki Ee Corp 基板検査装置のための基板幅寄せ搬送機構
JP2014162569A (ja) 2013-02-21 2014-09-08 Konica Minolta Inc 用紙搬送装置、画像形成装置、後処理装置、および搬送制御プログラム
JP2016005987A (ja) 2015-06-29 2016-01-14 日本電気硝子株式会社 ガラス板の搬送装置及びその搬送方法
JP2017075049A (ja) 2015-10-15 2017-04-20 ケイディケイ株式会社 シートの送り出し方向制御機構

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01242341A (ja) * 1988-03-24 1989-09-27 Ricoh Co Ltd 紙搬送装置
JPH05305743A (ja) * 1992-04-28 1993-11-19 Canon Inc インクジェット記録装置

Patent Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007144833A (ja) 2005-11-29 2007-06-14 Canon Inc 印刷装置およびその制御方法
JP2010064466A (ja) 2008-09-13 2010-03-25 Ricoh Co Ltd 画像形成装置
JP2011148618A (ja) 2010-01-25 2011-08-04 Hioki Ee Corp 基板検査装置のための基板幅寄せ搬送機構
JP2011093715A (ja) 2011-02-16 2011-05-12 Ricoh Co Ltd シート給送装置および画像形成装置
JP2014162569A (ja) 2013-02-21 2014-09-08 Konica Minolta Inc 用紙搬送装置、画像形成装置、後処理装置、および搬送制御プログラム
JP2016005987A (ja) 2015-06-29 2016-01-14 日本電気硝子株式会社 ガラス板の搬送装置及びその搬送方法
JP2017075049A (ja) 2015-10-15 2017-04-20 ケイディケイ株式会社 シートの送り出し方向制御機構

Also Published As

Publication number Publication date
JP2021014340A (ja) 2021-02-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR20070027982A (ko) 헤드갭 조절장치 및 이를 구비한 잉크젯 화상형성장치
JP5014384B2 (ja) 記録装置およびシート処理方法
US9586421B2 (en) Inkjet recording device
JP2007145485A (ja) 記録媒体搬送機構及びこれを備えた画像記録装置
JP2007290794A (ja) シート搬送装置
JP2007223790A (ja) 搬送装置
JP2008049555A (ja) 記録装置及び搬送制御方法
JP4862807B2 (ja) 画像記録装置
JP7379890B2 (ja) 画像形成装置
JP5610834B2 (ja) 画像記録装置
JP5347444B2 (ja) シート搬送装置および画像形成装置
JP5065918B2 (ja) 乾燥装置及びそれを備えたインクジェット記録装置
JP2002225368A (ja) 記録装置および記録方法
JP4324017B2 (ja) 記録装置
JP2004182414A (ja) 画像記録装置
JP2009083351A (ja) インクジェット記録装置
JP2009083350A (ja) インクジェット記録装置
JP2001277673A (ja) インクジェット記録装置
JP5821441B2 (ja) 画像形成装置
JP2010082835A (ja) インクジェット記録装置及び縁無し記録方法
JP2019001646A (ja) 搬送装置および記録装置
JP4143494B2 (ja) 記録装置
JP4289684B2 (ja) 画像形成装置
JP6732462B2 (ja) 記録装置及び記録装置の制御方法
JP6357810B2 (ja) 画像形成装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20220518

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20230315

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20230328

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20230511

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20230627

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20230720

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20231003

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20231016

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 7379890

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151