JP2007223790A - 搬送装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】搬送量を正確に読み取ることができるようにする。
【解決手段】駆動ローラ6および従動ローラの間において、駆動ローラ6および従動ローラに架け渡された無端状の搬送ベルト11をその内周面11b側から支持す平坦な支持面25aを有するプラテン25が、駆動ローラ6とプラテン25との間において、搬送ベルト11が、支持面25aを含む平面である基準面P2に対して内側に傾斜するように配置されている。さらに、駆動ローラ6とプラテン25との間おいて、支持面25aを含む平面である基準面P2よりも内側で、且つ、支持面25aの駆動ローラ6側の端を含む駆動ローラ6の接平面である基準面P3よりも外側の位置で、搬送ベルト11の内周面11bに接触するエンコーダローラ39が配置されている。
【選択図】図3

Description

本発明は、無端状の搬送ベルトによって搬送物を搬送するための搬送装置に関する。
特許文献1には、駆動ローラと従動ローラとに架け渡された無端状の搬送ベルトを有する搬送装置を備えたインクジェットプリンタが開示されている。係るインクジェットプリンタでは、搬送装置により用紙を搬送しつつインクジェットヘッドから用紙にインクを吐出することにより、用紙上に所望の画像を形成することができる。この場合、形成される画像における用紙の搬送方向の解像度は搬送装置の搬送精度に依存する。したがって、高精度な画像を形成するためには、用紙の搬送量を正確に制御する必要がある。特許文献1に記載の搬送装置においては、ロータリエンコーダが取り付けられたエンコーダローラと、エンコーダローラに向かう方向に付勢されている押さえローラとで搬送ベルトを挟み込み、ロータリエンコーダにより検出されたエンコーダローラの回転位置に基づいて搬送ベルトの駆動が制御されている。これによると、ロータリエンコーダにより搬送ベルトの駆動量を直接検知することができるため、搬送ベルトの駆動量に基づいて用紙の搬送量を制御することができる。
特開平5−297737号公報(図1)
しかしながら、上述の搬送装置においては、搬送ベルトに生じる撓み部分が搬送面に垂直な方向に振動する。この撓み部分の振動によって、押さえローラが瞬間的に変位することがある。押さえローラが瞬間的に変位すると、押さえローラの搬送ベルトに対する付勢圧が瞬間的に変動すると共にエンコーダローラと搬送ベルトとの接触圧力が急激に変動する。このとき、エンコーダローラが搬送ベルトの動きに追従しなくなり、用紙の搬送量を正確に読み取れなくなる。
そこで、本発明の目的は、搬送量を正確に読み取ることができる搬送装置を提供することである。
課題を解決するための手段及び効果
本発明の搬送装置は、第1ローラと第2ローラの外周に架け渡された無端状の搬送ベルトと、前記第1ローラと前記第2ローラの間に配置され、前記搬送ベルトをその内側から支持する平坦な支持面を有するプラテンと、前記第1ローラと前記プラテンとの間において、前記搬送ベルトにその内側から接触するように設けられたエンコーダローラと、前記エンコーダローラに連動して回転する搬送量検出用のロータリエンコーダを備え、前記第1ローラと前記プラテンとの間において、前記搬送ベルトは、前記支持面を含む平面に対して内側に傾斜しており、前記エンコーダローラの前記搬送ベルトとの接触位置は、前記支持面を含む平面よりも内側で、且つ、前記支持面の前記第1ローラ側の端を含む前記第1ローラの接平面よりも外側にある。
この構成によると、エンコーダローラの搬送ベルトとの接触位置が、支持面の第1ローラ側の端を含む第1ローラの接平面よりも外側にあるので、搬送ベルトは、エンコーダローラによって外側に引っ張られた状態となる。したがって、搬送ベルトの撓みによる振動が生じた場合でも、搬送ベルトがエンコーダローラから離れにくくなる。よって、搬送ベルトによる搬送量を正確に読み取ることができる。また、エンコーダローラの搬送ベルトとの接触位置が、支持面を含む平面よりも内側であるので、搬送ベルトが支持面から浮き上がってしまうことがない。
本発明の搬送装置は、前記搬送ベルトを挟んで前記エンコーダローラと対向し、前記搬送ベルトを外側から前記エンコーダローラに押しつける押さえローラを備えていてもよい。この構成によると、押さえローラの付勢力によって、搬送ベルトとエンコーダローラとの接触をより確実にすることができる。
本発明の搬送装置では、前記エンコーダローラと前記押さえローラは、これらの回転中心を結ぶ直線が、前記支持面の前記第1ローラ側の端を含む前記第1ローラの接平面と直交するように配置されていることが好ましい。エンコーダローラと搬送ベルトとの接触面積が大きくなるほど、搬送ベルトの厚みによる測定誤差が大きくなるが、この構成によると、エンコーダローラと搬送ベルトとの接触状態が点接触に近くなるので、搬送ベルトの厚みによる測定誤差を小さくすることができる。
本発明の搬送装置では、前記第1ローラは、前記搬送ベルトを駆動する駆動ローラであり、前記搬送ベルトが、前記支持面上を前記第2ローラから前記第1ローラに向かう方向に移動してもよい。駆動ローラよりも搬送ベルトの駆動方向上流側における搬送ベルトの撓みは、駆動方向下流側における搬送ベルトの撓みに比べて小さい。すなわち、駆動ローラよりも搬送ベルトの駆動方向上流側で発生する振動は比較的小さい。この構成によると、搬送ベルトの振動が比較的小さい部分にプラテン及びエンコーダローラが設置されている。したがって、搬送ベルトとエンコーダローラとの接触をさらに確実にすると共に、搬送ベルトとプラテンとの密着性も向上させることができる。
本発明の搬送装置は、第1の案内面と第2の案内面に亙って架け渡された無端状の搬送ベルトと、前記第1の案内面と前記第2の案内面との間において、前記搬送ベルトにその内側から接触するように設けられたエンコーダローラと、前記エンコーダローラに連動して回転するロータリエンコーダを備え、前記エンコーダローラの前記搬送ベルトとの接触位置は、前記第1の案内面と前記第2の案内面に直接架け渡されたと仮定したときの前記搬送ベルトの位置を示す仮想平面よりも外側にある。
この構成によると、搬送ベルトは、エンコーダローラによって外側に引っ張られた状態となる。したがって、搬送ベルトの撓みによる振動が生じた場合でも、搬送ベルトがエンコーダローラから離れにくくなる。よって、搬送ベルトによる搬送量を正確に読み取ることができる。
以下、本発明の好適な一実施の形態について、図面を参照しつつ説明する。図1は、本実施の形態に係る搬送装置を備えたプリンタの概略構成を示す図である。
図1に示すプリンタ1は、外形が図1の紙面と直交する方向に長尺な矩形であるインクジェットヘッド2を4つ備えたライン式のカラーインクジェットプリンタである。プリンタ1には、図中下方に給紙装置14が、図中上方に紙受け部16が、図中中央部に搬送装置20がそれぞれ設けられている。さらに、プリンタ1には、これらの動作を制御する制御部100が含まれている。
給紙装置14は、積層された複数の印刷用紙Sを収容可能な用紙収容部15と、用紙収容部15内において最も上にある印刷用紙Sを1枚ずつ搬送装置20に向けて送り出す給紙ローラ45とを有している。用紙収容部15内には、印刷用紙Sがその長辺と平行な方向に給紙されるように収容されている。用紙収容部15と搬送装置20との間には、搬送経路に沿って、送りローラ18a、18b、19a、19bが配置されている。給紙ローラ45、および送りローラ18a、18b、19a、19bは、いずれも制御部100によって制御される。制御部100の制御によって、給紙装置14から排出された印刷用紙Sは、その一方の短辺を先端として、送りローラ18a、18bに挟持されて図1中上方へ送られ、その後送りローラ19a、19bに挟持されて搬送装置20に向けて図1中左方へと送られる。
搬送装置20は、無端状の搬送ベルト11と、その外周に搬送ベルト11が架け渡された駆動ローラ6および従動ローラ7と、駆動ローラ6および従動ローラ7の間に配置されており、搬送ベルト11を内周面11b側から支持する平坦な支持面25aを有するプラテン25とを備えている。なお、駆動ローラ6および従動ローラ7は、それらの回転中心を結ぶ直線が水平となるように配置されている。また、駆動ローラ6および従動ローラ7の搬送ベルト11が架け渡される部分は、互いに等しい径を有する。さらに、プラテン25は、支持面25aが水平となるように配置されている。
搬送ベルト11のプラテン25によって支持される部分の外周面11aは、インクジェットヘッド2と対向する面となっており、当該面に印刷用紙Sが載置される。ここで、駆動ローラ6は、図1において矢印Aで示す方向(反時計回り)に回転駆動する。したがって、搬送ベルト11は、図1において反時計回りに移送される。すなわち、搬送ベルト11は、支持面25a上を従動ローラ7側から駆動ローラ6側に向かう方向に移動する。これにより、搬送ベルト11に載置された印刷用紙Sは、図1中左方へと搬送される。給紙装置14から送り出された印刷用紙Sは、搬送ベルト11に載置されて搬送される際に、その上面にインクジェットヘッド2によって印刷が施されて紙受け部16に到達する。紙受け部16では、印刷が施された複数の印刷用紙Sが重なり合うように載置される。搬送装置20の詳細については後述する。
ここで、上述のように、搬送ベルト11のプラテン25によって支持される部分に載置された印刷用紙Sに対して、インクジェットヘッド2によって画像が形成されるので、搬送ベルト11がプラテン25の支持面25aから浮き上がると、形成画像の画質が低下してしまう。したがって、搬送ベルト11は、支持面25aと密着した状態で駆動されることが好ましい。
なお、以下の説明において、無端状の搬送ベルト11の内側(内周面11b側)から外側(外周面11a側)に向かう方向に関して、搬送ベルト11の幅方向に平行な基準面(以下に説明するように、本実施の形態では3つの基準面P1(図1、3参照)、P2、P3(図3参照)を想定している)に対して外側の部分を「基準面よりも(に対して)外側」と称し、搬送ベルト11の幅方向に平行な基準面に対して内側の部分を単に「基準面よりも(に対して)内側」と称することとする。
4つのインクジェットヘッド2は、それぞれ、その下端にヘッド本体13を有している。ヘッド本体13は、平面視において図1紙面と直交する方向に細長い直方体形状を有している。4つのヘッド本体13は、搬送装置20による印刷用紙Sの搬送方向(図1紙面における左右方向)に沿って互いに近接配置されている。4つのヘッド本体13の各底面(インク吐出面)には、微小径を有する多数のノズルが設けられている。4つのヘッド本体13は、それぞれ吐出されるインクの色が異なっており、各ヘッド本体13は、マゼンタ(M)、イエロー(Y)、シアン(C)、ブラック(K)のいずれかの色のインクを吐出する。すなわち、1つのヘッド本体13に属する多数のノズルから吐出されるインク色は同じである。なお、インクの吐出タイミングは、制御部100によって制御される。
ヘッド本体13の底面と搬送ベルト11との間には、僅かな隙間が形成されている。印刷用紙Sは、この隙間を通って図1中右から左へと搬送される。4つのヘッド本体13の下方を印刷用紙Sが順次通過する際、印刷用紙Sの上面に向けてノズルからインクが吐出されることで、印刷用紙S上に所望のカラー画像が形成される。
搬送装置20の用紙搬送方向における下流側には、図1中左方に示すように剥離プレート40が設けられている。剥離プレート40は、その先端が印刷用紙Sと搬送ベルト11との間に入り込むことによって、搬送ベルト11上に載置されている印刷用紙Sを搬送ベルト11から剥離する。
搬送装置20と紙受け部16との間には、制御部100に制御される送りローラ21a、21b、22a、22bが配置されている。搬送装置20から排出された印刷用紙Sは、制御部100の制御によって、その一方の短辺を先端として、送りローラ21a、21bに挟持されて図1中上方へ送られ、送りローラ22a、22bに挟持されて紙受け部16へ送られる。
図1に示すように、搬送ベルト11の用紙搬送方向における上流側には、発光素子と受光素子とから構成される光学センサである紙面センサ33が配置されている。紙面センサ33は、搬送ベルト11上の検出位置に向けて発光素子から光を照射し、受光素子で反射光を受光する。紙面センサ33からの出力信号レベルは、検出位置上における印刷用紙Sの有無による反射光の強さの違いを反映している。つまり、出力信号レベルが急激に増加した時刻に、印刷用紙Sの先端が検出位置に到達したことになる。印刷用紙Sの先端を検知した際には、紙面センサ33は、制御部100に検知信号を送信する。そして、紙面センサ33から検知信号を受信した制御部100は、印刷開始信号をインクジェットヘッド2に供給する。
次に、図2、図3も参照しつつ、搬送装置20の詳細について説明する。図2は、インクジェットヘッド2側から見た搬送装置20の平面図である。図3は、図1に示す駆動ローラ6およびプラテン25近傍の拡大図である。
駆動ローラ6および従動ローラ7は、搬送ベルト11の幅方向に沿って搬送ベルト11を横切るように延在していると共に搬送ベルト11の内周面11bと接している。図2に示すように、駆動ローラ6の両端には搬送ベルト11との当接部分よりも径が大きい2つのフランジ6aが形成されている。両フランジ6a間の間隔は、搬送ベルト11の幅方向に沿う長さとほぼ等しい。同様に、従動ローラ7の両端にも、搬送ベルト11の幅方向に沿う長さとほぼ等しい間隔を隔てた2つのフランジ7aが形成されている。そして、搬送ベルト11は、駆動ローラ6の2つのフランジ6aの間の部分、および従動ローラ7の2つのフランジ6aの間の部分に架け渡される。したがって、搬送ベルト11の幅方向への移動は、フランジ6a、7aによって規制される。これによって、搬送ベルト11は、蛇行することなくその長手方向に沿って駆動される。
駆動ローラ6は、伝導ベルト74aを介して搬送モータ74の駆動力が伝達される回転軸6bと同軸上に設けられている。搬送モータ74は、制御部100に制御される。したがって、制御部100の制御により搬送モータ74を駆動することによって、駆動ローラ6を回転駆動させることができる。そして、従動ローラ7は、駆動ローラ6の回転にともなって搬送ベルト11から付与される回転力によって回転する。
図1、図2に示すように、従動ローラ7は、付勢ばね7bによって、駆動ローラ6から遠ざかる方向(図1、図2においては紙面右方向)に付勢されている。これにより、搬送ベルト11にはその長手方向に沿って所定の大きさの張力が発生する。
また、図1に示すように、プラテン25の支持面25aは、搬送ベルト11による用紙搬送方向に平行であると共に、駆動ローラ6および従動ローラ7の外周面のインクジェットヘッド2側において、両ローラ6、7にそれぞれ接する仮想の接平面である基準面P1よりも外側に位置する。すなわち、搬送ベルト11は、駆動ローラ6とプラテン25との間、および従動ローラ7とプラテン25との間において、支持面25aを含む仮想の平面である基準面P2(図3参照)に対して内側に傾斜している。また、上述のように、搬送ベルト11にはその長手方向に沿って所定の大きさの張力が印加されているので、搬送ベルト11は支持面25a上を擦りながら移動することとなる。
駆動ローラ6とプラテン25との間には、上方から見て搬送ベルト11の幅方向に沿って搬送ベルト11を横切るように延在していると共に、搬送ベルト11にその内周面11b側から接触するエンコーダローラ39と、エンコーダローラ39の回転軸39aに設けられており、このエンコーダローラ39と一体的に回転し、エンコーダローラ39の回転量を検出するロータリエンコーダ41と、搬送ベルト11を挟んでエンコーダローラ39と対向し、付勢ばね51aによって搬送ベルト11をその外周面11a側からエンコーダローラ39に押しつける押さえローラ51とが配置されている。そして、ロータリエンコーダ41は、制御部100にエンコーダローラ39の回転量の検知信号を出力する。制御部100は、エンコーダローラ39が出力した検知信号に基づいて搬送ベルト11による用紙搬送量を検出し、検出された用紙搬送量にしたがって搬送モータ74やインクジェットヘッド2を制御する。
図3に示すように、エンコーダローラ39と搬送ベルト11との接触位置は、プラテン25の支持面25aを含む仮想の平面である基準面P2よりも内側で、且つ、支持面25aの駆動ローラ6側の端を含む駆動ローラ6の仮想の接平面である基準面P3よりも外側にある。また、エンコーダローラ39の回転中心と押さえローラ51の回転中心とを結ぶ直線L1(図3中一点鎖線で示す)は、基準面P3と直交する。なお、本実施の形態においては、エンコーダローラ39の回転中心と押さえローラ51の回転中心との水平方向に沿う離隔距離dが0.15mm以下となっている。
以上のように、本実施の形態の搬送装置20では、搬送ベルト11が、駆動ローラ6とプラテン25との間において、プラテン25の支持面25aを含む仮想の平面である基準面P2に対して内側に傾斜しており、エンコーダローラ39と搬送ベルト11との接触位置は、基準面P2よりも内側で、且つ、支持面25aの駆動ローラ6側の端を含む駆動ローラ6の仮想の接平面である基準面P3よりも外側にある。したがって、搬送ベルト11は、エンコーダローラ39によって外側に引っ張られた状態となる。その結果、搬送ベルト11の撓みによる振動が生じた場合でも、搬送ベルト11がエンコーダローラ39から離れにくくなる。よって、搬送ベルト11による用紙の搬送量を正確に読み取ることができる。また、搬送ベルト11が支持面25aから浮き上がってしまうことがないので、搬送ベルト11の支持面25aに支持されている部分に載置された印刷用紙Sに形成される画像に悪影響を与えることがない。
また、本実施の形態の搬送装置20は、搬送ベルト11を挟んでエンコーダローラ39と対向し、搬送ベルト11をその外周面11a側からエンコーダローラ39を押しつける押さえローラ51を備えている。したがって、押さえローラ51の付勢力によって、搬送ベルト11とエンコーダローラ39との接触をより確実にすることができる。
さらに、本実施の形態の搬送装置20では、エンコーダローラ39および押さえローラ51は、エンコーダローラ39の回転中心と押さえローラ51の回転中心とを結ぶ直線L1が、支持面25aの駆動ローラ6側の端を含む駆動ローラ6の接平面である基準面P3と直交するように配置されている。エンコーダローラ39と搬送ベルト11との接触面積が大きくなるほど、搬送ベルト11の厚みによる測定誤差が大きくなるが、本実施の形態では、エンコーダローラ39と搬送ベルト11との接触状態が点接触に近くなるので、搬送ベルト11の厚みによる測定誤差を小さくすることができる。
加えて、本実施の形態の搬送装置20では、無端状の搬送ベルト11が、駆動ローラ6および従動ローラ7に架け渡されており、駆動ローラ6は、搬送モータ74の駆動力によって回転駆動される。そして、エンコーダローラ39は、駆動ローラ6とプラテン25との間に配置されている。また、搬送ベルト11は、支持面25a上を従動ローラ7側から駆動ローラ6側に向かう方向に移動する。駆動ローラ6よりも搬送ベルト11の駆動方向上流側における搬送ベルト11の撓みは、駆動方向下流側における搬送ベルト11の撓みに比べて小さい。すなわち、駆動ローラ6よりも搬送ベルト11の駆動方向上流側で発生する振動は比較的小さい。本実施の形態では、エンコーダローラ39が、搬送ベルト11の駆動方向上流側に配置されているので、搬送ベルト11とエンコーダローラ39との接触をさらに確実にすることができる。また、プラテン25についても搬送ベルト11の駆動方向上流側に配置されているので、搬送ベルト11とプラテン25との密着性を向上させることができる。
以上、本発明の好適な一実施の形態について説明したが、本発明は上述の実施の形態に限られるものではなく、特許請求の範囲に記載した限りにおいて、様々な設計変更を行うことが可能なものである。
上述の実施の形態では、無端状の搬送ベルト11が、駆動ローラ6および従動ローラ7に架け渡されている場合について説明したが、搬送ベルト11は、必ずしもローラに架け渡される必要はない。したがって、例えば、搬送ベルト11が、断面形状が略U字型であり、その開放部分が互いに対向する2つの案内面に架け渡されており、別途設けられた駆動機構によって搬送ベルト11が駆動されるような搬送装置であってもよい。この場合、エンコーダローラ39の搬送ベルト11との接触位置は、2つの案内面に直接架け渡されたと仮定したときの搬送ベルト11の位置を示す仮想平面よりも外側にある。また、2つの案内面のうちのいずれか一方がプラテンを兼ねていてもよい。
また、上述の実施の形態では、無端状の搬送ベルト11が、駆動ローラ6、従動ローラ7の2つのローラに架け渡されている場合について説明したが、搬送ベルト11は、3つ以上のローラに架け渡されていてもよい。
また、上述の実施の形態では、搬送ベルト11を挟んでエンコーダローラ39と対向し、搬送ベルト11をその外周面11a側からエンコーダローラ39に押しつける押さえローラ51を備えている場合について説明したが、押さえローラ51はなくてもよい。
また、上述の実施の形態では、エンコーダローラ39の回転軸39aにロータリエンコーダ41を設け、これらが一体的に回転する態様について説明したが、これに限られることはなく、例えば、エンコーダローラ39とロータリエンコーダ41がそれぞれ一体同軸上にギアを有し、これらのギアを噛合させる構成のように、ロータリエンコーダ41がエンコーダローラ39に連動してその回転量に比例する回転量で回転するものであれば、どのような形態であってもよい。
さらに、上述の実施の形態では、エンコーダローラ39および押さえローラ51が、エンコーダローラ39の回転中心と押さえローラ51の回転中心とを結ぶ直線L1が、支持面25aの駆動ローラ6側の端を含む駆動ローラ6の接平面である基準面P3と直交するように配置されている場合について説明したが、これには限られない。直線L1は、基準面P3と直交していなくてもよい。
加えて、上述の実施の形態では、搬送ベルト11が、支持面25a上を従動ローラ7側から駆動ローラ6側に向かう方向に移動すると共に、エンコーダローラ39が、駆動ローラ6とプラテン25との間に配置されている場合について説明したが、これには限られない。例えば、エンコーダローラ39は、駆動ローラ6とプラテン25との間以外の場所に配置されていてもよい。また、搬送ベルト11が、支持面25a上を駆動ローラ6側から従動ローラ7側に向かう方向に移動してもよい。
また、上述の実施の形態では、インクジェットプリンタに備えられており、印刷用紙Sを搬送する搬送装置20について説明したが、これには限られない。例えば、搬送装置20は、インクジェット式以外のプリンタ、例えばレーザプリンタ等に備えられていてもよい。
本発明の実施の形態に係る搬送装置を備えたプリンタの概略構成を示す図である。 図1に示す搬送装置をインクジェットヘッド側から見た平面図である。 図1に示す駆動ローラおよびプラテン近傍の拡大図である。
符号の説明
6 駆動ローラ(第1ローラ)
7 従動ローラ(第2ローラ)
11 搬送ベルト
20 搬送装置
25 プラテン
25a 支持面
39 エンコーダローラ
39a 回転軸
41 ロータリエンコーダ
51 押さえローラ

Claims (5)

  1. 第1ローラと第2ローラの外周に架け渡された無端状の搬送ベルトと、
    前記第1ローラと前記第2ローラの間に配置され、前記搬送ベルトをその内側から支持する平坦な支持面を有するプラテンと、
    前記第1ローラと前記プラテンとの間において、前記搬送ベルトにその内側から接触するように設けられたエンコーダローラと、
    前記エンコーダローラに連動して回転する搬送量検出用のロータリエンコーダを備え、
    前記第1ローラと前記プラテンとの間において、前記搬送ベルトは、前記支持面を含む平面に対して内側に傾斜しており、
    前記エンコーダローラの前記搬送ベルトとの接触位置は、前記支持面を含む平面よりも内側で、且つ、前記支持面の前記第1ローラ側の端を含む前記第1ローラの接平面よりも外側にあることを特徴とする搬送装置。
  2. 前記搬送ベルトを挟んで前記エンコーダローラと対向し、前記搬送ベルトを外側から前記エンコーダローラに押しつける押さえローラを備えていることを特徴とする請求項1に記載の搬送装置。
  3. 前記エンコーダローラと前記押さえローラは、これらの回転中心を結ぶ直線が、前記支持面の前記第1ローラ側の端を含む前記第1ローラの接平面と直交するように配置されていることを特徴とする請求項2に記載の搬送装置。
  4. 前記第1ローラは、前記搬送ベルトを駆動する駆動ローラであり、
    前記搬送ベルトが、前記支持面上を前記第2ローラから前記第1ローラに向かう方向に移動することを特徴とする請求項1〜3の何れかに記載の搬送装置。
  5. 第1の案内面と第2の案内面に亙って架け渡された無端状の搬送ベルトと、
    前記第1の案内面と前記第2の案内面との間において、前記搬送ベルトにその内側から接触するように設けられたエンコーダローラと、
    前記エンコーダローラに連動して回転するロータリエンコーダを備え、
    前記エンコーダローラの前記搬送ベルトとの接触位置は、前記第1の案内面と前記第2の案内面に直接架け渡されたと仮定したときの前記搬送ベルトの位置を示す仮想平面よりも外側にあることを特徴とする搬送装置。
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