JP2000019860A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP2000019860A
JP2000019860A JP10201235A JP20123598A JP2000019860A JP 2000019860 A JP2000019860 A JP 2000019860A JP 10201235 A JP10201235 A JP 10201235A JP 20123598 A JP20123598 A JP 20123598A JP 2000019860 A JP2000019860 A JP 2000019860A
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belt
waving
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image forming
forming apparatus
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JP10201235A
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English (en)
Inventor
Toshiya Yabei
俊哉 矢部井
Hideyo Watanabe
英世 渡辺
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 転写抜け画像の発生を防止し得る画像形成装
置を提供する。 【解決手段】 搬送ベルト52の波打ちの有無を検出す
る波打ち検出手段として、上記搬送ベルト52表面に所
定のギャップをおいて配置し、かつ、少なくとも表面が
移動可能な表面移動部材としての波打ち検出ローラ71
と、該表面移動部材が移動したか否かを検出する移動検
出手段とにより構成される波打ち検出手段を設ける。こ
れにより、該波打ちの有無の検出結果に応じて、該波打
ちが生じた箇所に上記転写紙が担持されるのを防止する
ための所定の処理を実行することが可能となり、該波打
ちが生じた箇所に上記転写紙が担持されるのを防止して
転写抜け画像の発生を防止することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複写機、ファクシ
ミリ、プリンター等の画像形成装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の画像形成装置において、
像担持体上にトナー像を形成するトナー像形成手段と、
該トナー像を記録材に転写する転写手段と、無端状に移
動可能な搬送ベルトに記録材を担持させて、上記転写手
段によるトナー像転写部に該記録材を搬送する搬送手段
とを有するものが知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記構成の画像形成装
置において、該搬送ベルトに波打ちが発生していると記
録材と搬送ベルトとが部分的に密着しなくなり、その部
分だけ転写が抜けた転写抜け画像になってしまうという
問題点があった。
【0004】ここで、特開平8−194393号公報で
は、ベルト継ぎ目を検出する装置を有し、紙上に来ない
ようにする装置が開示されている。ベルト継ぎ目近傍に
は波打ちが生じやすいので、この装置によれば、ベルト
継ぎ目が紙上に来るのを避けることで上記転写が抜ける
のを防止することが可能である。しかしながら、特開平
8−194393号公報の装置では、上記波打ちそのも
のを検知するわけではないので、ベルトの波打ちが生じ
ている部分に上記記録材が担持されるのを完全に防止す
ることはできなかった。従って、該波打ちによって上記
転写抜け画像が発生するのを完全に防止することはでき
なかった。
【0005】本発明は、以上の背景に鑑みなされたもの
であり、転写抜け画像の発生を防止し得る画像形成装置
を提供することである。
【0006】なお、特開平5−238581号公報にお
いては、感光体ベルトの駆動装置において、該感光体ベ
ルトのローラスラスト方向にテンションを与え、該方向
の波打ちを防止しうる装置が開示されている。この技術
を、前述の構成の画像形成装置に適用することも考えら
れるが、この場合、ローラスラスト方向以外の方向で生
じた波打ち、例えば、ベルト両端の周長差に起因する波
打ちを解決することはできない。
【0007】また、特開平9−12172号公報では、
ベルト寄り制御時のエンドレスベルトの波打ちやシワが
記録材搬送面に発生するのを防ぐことができるエンドレ
スベルトの寄り防止機構が開示されている。この技術に
よれば、上記ベルト寄り制御時に上記波打ちによって転
写が抜けた画像が形成されるという問題点を防止するこ
とは可能であるが、該ベルト寄り制御時以外に、上記波
打ちによって転写が抜けた画像が形成されるのを防止し
得るものではない。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1の発明は、像担持体上にトナー像を形成す
るトナー像形成手段と、該トナー像を記録材に転写する
転写手段と、継ぎ目を有する無端状に移動可能な搬送ベ
ルトに記録材を担持させて、上記転写手段によるトナー
像転写部に該記録材を搬送する搬送手段とを有する画像
形成装置において、上記搬送ベルトの波打ちの有無を検
出する波打ち検出手段を設けたことを特徴とするもので
ある。
【0009】この画像形成装置においては、上記波打ち
検出手段により、上記搬送ベルトの波打ちの有無を検出
することができる。これにより、波打ちの有無の検出結
果に応じて、該波打ちが生じた箇所に上記記録材が担持
されるのを防止するための所定の処理を実行することが
可能となる。例えば装置の動作を停止するようにした
り、波打ち発生を報知するようにしたり、上記波打ちが
生じた箇所を検出し、該検出結果に基づいて上記記録材
が上記波打ちが生じた箇所以外の箇所でのみ担持される
ようにする制御などを実行することが可能となる。
【0010】請求項2の発明は、請求項1の画像形成装
置において、上記波打ち検出手段を、上記搬送ベルト表
面に所定の間隙をおいて配置し、かつ、少なくとも表面
が移動可能な表面移動部材と、該表面移動部材が移動し
たか否かを検出する移動検出手段とを用いて構成したこ
とを特徴とするものである。
【0011】この画像形成装置においては、上記搬送ベ
ルト表面に所定の間隙をおいて配置され、かつ、少なく
とも表面が移動可能な表面移動部材と、該表面移動部材
が移動したか否かを検出する移動検出手段とを用いて構
成された上記波打ち検出手段により、上記波打ちの有無
が検出される。具体的には、上記搬送ベルト表面に波打
ちが生じると、該波打ち部は、他のベルト表面位置に比
しておもて面側や裏面側に浮き上がった状態となる。こ
のため、上記搬送ベルト表面に所定の間隙をおいて配置
された表面移動部材に上記波打ち部が接触することとな
る。そして、該波打ち部が上記表面移動部材に接触した
状態で搬送ベルトが移動すると、この移動にともなっ
て、上記表面移動部材の表面が移動することとなる。該
表面移動部材の表面の移動は、上記移動検出手段によっ
て検出される。すなわち、該表面移動部材の表面が移動
したと検出されることで、上記波打ちの有無が検出され
ることとなる。このようにして、上記表面移動部材の表
面が移動したか否かによって上記波打ちの有無を検出す
ることができる。これにより、波打ちの有無の検出結果
に応じて、該波打ちが生じた箇所に上記記録材が担持さ
れるのを防止するための所定の処理を実行することが可
能となる。例えば装置の動作を停止するようにしたり、
波打ち発生を報知するようにしたり、上記波打ちが生じ
た箇所を検出し、該検出結果に基づいて上記記録材が上
記波打ちが生じた箇所以外の箇所でのみ担持されるよう
にする制御などを実行することが可能となる。
【0012】請求項3の発明は、請求項1又は2の画像
形成装置において、上記波打ち検出手段による検出結果
に基づいて上記波打ちが生じている波打ち箇所を算出す
る波打ち箇所算出手段と、画像形成前に上記搬送ベルト
を1回転以上回転させて、上記波打ちの有無の検出及び
上記波打ち箇所の算出を行うように上記搬送手段、上記
波打ち検出手段、及び、上記波打ち箇所算出手段を制御
する波打ち検出制御手段とを設けたことを特徴とするも
のである。
【0013】この画像形成装置においては、上記波打ち
検出制御手段により、画像形成前に上記搬送ベルトを1
回転以上回転させて、上記波打ちの有無の検出及び上記
波打ち箇所の算出を行うように上記搬送手段、上記波打
ち検出手段、及び、上記波打ち箇所算出手段を制御す
る。これにより、上記波打ちの有無を検出及び波打ち箇
所を算出した結果に基づいて、該波打ちが生じた箇所に
上記記録材が担持されるのを防止するための所定の処理
を上記画像形成前に実行することが可能となる。例えば
装置の動作開始を禁止するようにしたり、波打ち発生を
報知するようにしたり、上記波打ちが生じた箇所を算出
した結果に基づいて、上記記録材が上記波打ちが生じた
箇所以外の箇所でのみ担持されるようにする制御などを
画像形成前に実行することが可能となる。
【0014】請求項4の発明は、上記搬送ベルト上に記
録材を給送する給送手段と、記録材のサイズに応じて記
録材間距離を変えるように上記給送手段を制御する給送
制御手段とを有する請求項3の画像形成装置において、
上記波打ち検出手段による検出結果に基づいて上記波打
ちのベルト移動方向の長さを算出する波打ち長さ算出手
段と、該波打ち長さ算出手段によって算出された上記波
打ちのベルト移動方向の長さが最小記録材間距離よりも
長い場合に駆動される報知手段とを設けたことを特徴と
するものである。なお、記録材間距離とは、連続して記
録材が給送される場合の、記録材の後端と次の記録材の
先端との間の距離のことである。
【0015】この画像形成装置においては、上記波打ち
長さ算出手段により、上記波打ち検出手段による検出結
果に基づいて上記波打ちのベルト移動方向の長さを算出
する。そして、該波打ち長さ算出手段によって算出され
た上記波打ちのベルト移動方向の長さが最小記録材間距
離よりも長い場合に上記報知手段が駆動される。これに
より、操作者に、上記最初記録材間距離よりも長い波打
ちが発生したことを知らせて、速やかに所定の処理、例
えばベルト交換を操作者に行わせることができる。
【0016】請求項5の発明は、上記搬送ベルト上に記
録材を給送する給送手段と、録材のベルト移動方向の長
さを検出する記録材サイズ検出手段とを有する請求項3
又は4の画像形成装置において、上記波打ち検出手段に
よる検出結果に基づいて上記波打ちのベルト移動方向の
長さを算出する波打ち長さ算出手段と、該波打ち長さ算
出手段による検出結果、上記波打ち箇所検出手段による
検出結果、予め求められた搬送ベルト周長、及び、上記
記録材サイズ検出手段による検出結果に基づいて、画像
形成開始後に給紙される少なくとも1枚目の記録材が上
記ベルトの波打ちが生じている部分に担持されないよう
に、上記給送手段及びトナー像形成手段を制御するタイ
ミング制御手段とを設けたことを特徴とするものであ
る。
【0017】この画像形成装置においては、上記波打ち
長さ算出手段により、上記波打ち検出手段による検出結
果に基づいて上記波打ちのベルト移動方向の長さを算出
し、上記タイミング制御手段により、該波打ち長さ算出
手段による検出結果、上記波打ち箇所検出手段による検
出結果、予め求められた搬送ベルト周長、及び、上記記
録材サイズ検出手段による検出結果に基づいて、画像形
成開始後に給紙される少なくとも1枚目の記録材が上記
ベルトの波打ちが生じている部分に担持されないよう
に、上記給送手段及びトナー像形成手段を制御する。こ
れにより、上記画像形成開始後に給紙される少なくとも
1枚目の記録材は、上記ベルトの波打ちが生じている部
分に担持されない。
【0018】請求項6の発明は、請求項5の画像形成装
置において、連続画像形成時に、画像形成開始後に給紙
される上記2枚目以降の記録材が上記ベルトの波打ちが
生じている部分に担持されないように上記給送手段及び
トナー像形成手段を制御するよう、上記タイミング制御
手段を構成したことを特徴とするものである。
【0019】この画像形成装置においては、上記タイミ
ング制御手段により、画像形成開始後に給紙される上記
2枚目以降の記録材が上記ベルトの波打ちが生じている
部分に担持されないように上記給送手段及びトナー像形
成手段を制御する。これにより、上記画像形成開始後に
給紙される2枚目以降の記録材も、上記ベルトの波打ち
が生じている部分に担持されない。
【0020】請求項7の発明は、像担持体上にトナー像
を形成するトナー像形成手段と、該トナー像を記録材に
転写する転写手段と、記録材を担持する搬送ベルトと、
表面の無端移動により上記搬送ベルトを無端移動させる
ように駆動する1以上の駆動部材と、該搬送ベルトを無
端移動可能に支持する1以上の支持部材とを有し、上記
搬送ベルトに担持させた記録材を上記転写手段によるト
ナー像転写部に搬送する搬送手段とを備えた画像形成装
置において、上記搬送ベルトの緩み側の展張部に、上記
トナー像転写部を配設したことを特徴とするものであ
る。なお、上記搬送ベルトの緩み側の展張部とは、上記
駆動部材や上記支持部材で形成される複数の展張部のう
ち、ベルト移動方向下流に上記駆動部材のうちの主たる
駆動部材が位置する展張部(最もベルト移動方向のテン
ションが大きい展張部)以外の展張部のことである。
【0021】この画像形成装置においては、上記ベルト
緩み側の展張部に、上記トナー像転写部が配設されてい
る。この展張部は、上記駆動部材や上記支持部材で形成
される複数の展張部のうち、ベルト移動方向下流に上記
駆動部材のうちの主たる駆動部材が位置する展張部に比
して張力が弱いため弛みが生じやすく、該弛みによって
波打ちが解消されるので、波打ちが発生しにくい。そし
て、この波打ちが発生しにくい部分で上記記録材への上
記トナー像の転写を行うので、転写が抜けた部分が生じ
にくくなる。
【0022】請求項8の発明は、上記搬送ベルトに幅方
向の張力を付与する張力付与手段を有する請求項7の画
像形成装置において、上記張力付与手段として、上記搬
送ベルト上の非画像部に圧接されるコロを両端部それぞ
れに有する張力付与ローラと、上記コロとともに搬送ベ
ルトを挟持するバックアップ部材とを設け、上記コロ
を、該張力付与ローラ中央に近い側の端部の直径よりも
該張力付与ローラ両端部に近い側の端部の直径が大きく
なるように形成し、かつ、該コロ表面に変形しやすい凹
凸を設けたことを特徴とするものである。
【0023】この画像形成装置においては、上記張力付
与ローラの両端それぞれに設けられた上記コロが、上記
搬送ベルト上の非画像部に圧接している。該コロは、該
張力付与ローラ中央に近い側の端部の直径よりも該張力
付与ローラ両端部に近い側の端部の直径が大きくなるよ
うに形成されているので、該コロの、該張力付与ローラ
中央に近い側の端部の周速よりも、該張力付与ローラ両
端部に近い側の端部の周速の方が速くなる。そして、上
記搬送ベルトは、上記コロの周速の速い部分とともに移
動しようとするので、該ベルトに、中央から両端のそれ
ぞれに向かう向きの力、すなわち、該ベルト幅方向の張
力が発生する。さらに、上記コロが上記ベルトに圧接し
て、該コロ表面の変形しやすい凹凸が、両端部へと変形
することで、上記搬送ベルトを幅方向に引っ張る張力が
更に発生する。このように、搬送ベルトに幅方向への張
力が効果的に発生することとなる。
【0024】請求項9の発明は、請求項7又は8の画像
形成装置において、上記張力付与ローラ及び上記バック
アップ部材の少なくとも一方のローラ軸方向の両端部
に、上記搬送ベルトの両端部がそれぞれ突き当たる突き
当て部を設けたことを特徴とするものである。
【0025】この画像形成装置においては、上記張力付
与ローラ及び上記バックアップ部材の少なくとも一方の
ローラ軸方向の両端部に設けた上記突き当て部に上記搬
送ベルトの両端部がそれぞれ突き当たるので、該搬送ベ
ルトが上記ローラ軸方向に片寄るのを防止することがで
きる。
【0026】請求項10の発明は、請求項7、8、又
は、9の画像形成装置において、上記搬送ベルトを補助
的に駆動する補助駆動手段を、該搬送ベルト上の記録材
上へのトナー像転写部の上流側と下流側とにそれぞれ設
け、上流側の補助駆動手段によるベルト駆動速度を下流
側の補助駆動手段によるベルト駆動速度よりも遅く設定
したことを特徴とするものである。
【0027】この画像形成装置においては、上記搬送ベ
ルトを補助的に駆動する補助駆動手段を、該搬送ベルト
上の記録材上へのトナー像転写部の上流側と下流側とに
それぞれ設け、上流側の補助駆動手段によるベルト駆動
速度を下流側の補助駆動手段によるベルト駆動速度より
も遅く設定したので、上記トナー像転写部において上記
搬送ベルトにベルト移動方向の張力が発生することとな
る。
【0028】請求項11の発明は、複数の像担持体を有
し、該複数の像担持体から順次上記搬送ベルト上の記録
材へのトナー像の転写を行う請求項7、8、9、又は、
10の画像形成装置において、上記張力発生手段を、記
録材搬送方向最上流側の像担持体からのトナー像転写部
近傍にのみ設けたことを特徴とするものである。
【0029】複数の像担持体を有し、該複数の像担持体
から順次上記搬送ベルト上の記録材へのトナー像の転写
を行う画像形成装置において、該トナー像の転写部では
像担持体のベルト吸着力が発生する。従って、上記搬送
ベルトの緩み側の展張部に、上記各トナー像の転写部の
全てが配設されている場合には、各転写部の下流側では
上記ベルト吸着力によって比較的波打ちが発生しにくい
が、記録材搬送方向最上流側の像担持体からのトナー像
転写部付近では搬送ベルトの張力が比較的弱くなり、過
剰な弛みが生じやすくなる。この画像形成装置において
は、上記張力発生手段を、記録材搬送方向最上流側の像
担持体からのトナー像転写部近傍にのみ設けたので、最
上流側のトナー像転写部で過剰な弛みによって波打ちが
生じるのを防止することができるとともに、全てのトナ
ー像転写部近傍に上記張力発生手段を設ける場合とは異
なり、装置構成を簡素にすることができる。
【0030】請求項12の発明は、複数の像担持体を有
し、該複数の像担持体から順次上記搬送ベルト上の記録
材へのトナー像の転写を行う請求項10又は11の画像
形成装置において、上記補助駆動手段を、記録材搬送方
向最上流側の像担持体からのトナー像転写部の上流側と
下流側とにのみ設けたことを特徴とするものである。
【0031】上述のように、複数の像担持体を有し、該
複数の像担持体から順次上記搬送ベルト上の記録材への
トナー像の転写を行う画像形成装置において、該トナー
像の転写部では像担持体のベルト吸着力が発生する。従
って、搬送ベルトの緩み側の展張部に、上記各トナー像
の転写部の全てが配設されている場合には、各転写部の
下流側では上記ベルト吸着力によって比較的波打ちが発
生しにくいが、記録材搬送方向最上流側の像担持体から
のトナー像転写部付近では搬送ベルトの張力が比較的弱
くなり、過剰な弛みが生じやすくなる。この画像形成装
置においては、上記補助駆動手段を、記録材搬送方向最
上流側の像担持体からのトナー像転写部の上流側と下流
側とにのみ設けたので、最上流側のトナー像転写部で過
剰な弛みによって波打ちが生じるのを防止することがで
きるとともに、全てのトナー像転写部近傍に上記張力発
生手段を設ける場合とは異なり、装置構成を簡素にする
ことができる。 (以下、余白)
【0032】
【発明の実施の形態】[実施形態1]以下、本発明を画
像形成装置である電子写真複写機(以下、複写機とい
う)に適用した実施形態について説明する。図1は本実
施形態に係る複写機の概略構成図である。この複写機は
同一の転写紙上に感光体ドラムから複数の異なる色の画
像を重ね合わせて転写することによりカラー画像を得る
ものであり、原稿の読み取りを行うスキャナー部31
と、このスキャナー部31からのデジタル画像信号を電
気的に処理する画像処理部32と、この画像処理部32
からの各色の画像信号に基づいてカラー画像を転写紙上
に形成するプリンタ部33とを備えている。
【0033】上記スキャナー部31においては、原稿台
34上に載置された原稿が光源35により照射され、そ
の反射光像がミラー36〜38及び結像レンズ39を通
ってダイクロイックプリズム40により例えばBK(ブ
ラック)R(レッド),G(グリーン),B(ブルー)
の各色に色分解されてCCDを含む受光器41〜43に
結像される。そして、光源35及びミラー36〜38か
らなる可動光学系の移動により原稿の副走査が行われ、
受光器41〜43が入射光像を主走査しながら光電変換
した後にA/D変換によりデジタル信号に変換される。
このデジタル信号は画像処理部32で必要な処理が施さ
れ、各色の記録色情報、例えばBK(ブラック),C
(シアン),M(マゼンタ),Y(イエロー)の画像信
号に変換され、プリンタ部33へ出力される。
【0034】上記プリンタ部33においては、それぞれ
画像処理部32からのBK,C,M,Yの画像信号によ
りBK,C,M,Yの画像を形成して転写材としての転
写紙へ重ねて転写する4組の記録装置44BK,44
C,44M,44Yを有し、これらの記録装置44B
K,44C,44M,44Yはそれぞれ像担持体として
の感光体ドラム45BK,45C,45M,45Y、4
組の潜像形成手段、4組の現像装置49BK,49C,
49M,49Y、転写ローラ50BK,50C,50
M,50Y、各感光体ドラム表面をクリーニングするク
リーニング手段としてのクリーニング装置51BK,5
1C,51M,51Yなどを有する。上記潜像形成手段
はそれぞれレーザ光46BK,46C,46M,46Y
をそれぞれ出射する画像露光用レーザ光出射装置47B
K,47C,47M,47Y及び帯電チャージャ48B
K,48C,48M,48Y等で構成され、現像装置4
9BK,49C,49M,49Yはそれぞれ現像剤担持
体としての現像ローラ等が配設された後述の現像剤収容
部とトナー収容部とに区画されている。なお、本実施例
では、4色BK,C,M,Yでカラー画像を形成してい
るが、3色でカラー画像を形成するように記録装置を1
組減らして構成しても良い。
【0035】また、上記プリンタ部33では、前述のよ
うに4組の感光体ドラム45BK,45C,45M,4
5Y及び記録装置44BK,44C,44M,44Yが
並置され、給紙部から排紙部まで転写紙を1パスで搬送
することによって高速複写を行うように構成されてい
る。
【0036】上記記録装置44BK,44C,44M,
44Y例えば記録装置44Yでは、感光体ドラム45Y
はメインモータ90により回転駆動されて帯電チャージ
ャ48Yにより一様に帯電され、画像露光用レーザ光出
射装置47Yからのレーザ光46Yによる露光でY画像
の静電潜像が形成される。この場合、画像露光用レーザ
光出射装置47Yは画像処理部32からのYの画像信号
によりレーザ光源を変調駆動してレーザ光源からYの画
像信号に応じた強度のレーザ光46Yを感光体ドラム4
5Yへ照射する。
【0037】感光体ドラム45Y上の静電潜像は現像装
置49YによりCトナーとキャリアとを含む2成分系現
像剤(以下、現像剤という)で現像されてYトナー像か
らなる顕像となり、搬送ベルト52上の記録材としての
転写紙へ転写手段としての転写ローラ50Yにより転写
される。給紙装置53,54は2種類の転写紙が収容さ
れ、選択された方が給紙コロ55,56により転写紙を
レジストローラ57へ給紙する。レジストローラ57は
所定のタイミングで転写紙を搬送ベルト52へ送出す
る。搬送ベルト52はローラ58、59に架け渡されて
回転駆動され、レジストローラ57から送出された転写
紙を搬送してこの転写紙に感光体ドラム45C上のYト
ナー像が転写ローラ50Yにより転写される。また、ク
リーニング装置51Yはトナー除去用ブラシローラ及び
除電装置を有し、感光体ドラム上の残留トナーをYトナ
ー像の転写後に除去する。
【0038】他の色の記録装置44BK,44C,44
Mは記録装置44Yと同様に作像動作を行う。すなわ
ち、画像露光用レーザ光出射装置47BK,47C,4
7Mはそれぞれ画像処理部32からのM,C,BKの画
像信号によりレーザ光源を変調駆動してレーザ光源から
M,C,BKの画像信号に応じた強度のレーザ光46B
K,46C,46Mを感光体ドラム45BK,45C,
45Mへ照射し、感光体ドラム45BK,45Y,45
Mは帯電チャージャ48BK,48C,48Mにより一
様に帯電されてレーザ光46BK,46C,46Mによ
る露光でBK,C,Mの静電潜像が形成される。
【0039】これらの静電潜像は現像装置49BK,4
9C,49MによりBKトナー,Cトナー,Mトナーと
キャリアとをそれぞれ含む現像剤で現像されてBKトナ
ー像,Cトナー像,Mトナー像からなる顕像となり、搬
送ベルト52上の転写紙へ転写ローラ50BK,50
C,50MによりYトナー像とともに互いに重なるよう
に転写されフルカラーの画像となる。また、搬送ベルト
52上の転写紙は顕像の転写後に定着装置61により顕
像が定着され、搬送ローラ62により外部へ排出され
る。また、搬送ベルト52は転写紙搬送後に除電器63
により残留電荷が消去され、ベルトクリーニング装置6
4により残留トナーが除去される。
【0040】図2は、上記複写機において、記録材とし
ての転写紙を各転写ローラ50Bk、50C、50Y、
50Mによる転写部に搬送する搬送手段の概略構成を示
す斜視図である。この搬送手段は、無端状に移動可能な
搬送ベルト52に転写紙を担持させて、上記転写部に該
転写紙を搬送するものである。この搬送手段は、上記搬
送ベルト52を支持する2つのローラ58、59を有し
ている。そしてこれら2つのローラのうちの一方のロー
ラ58が、図示しないモータに駆動されることにより、
図中白抜きのA方向に上記搬送ベルト52が無端移動す
ることとなる。
【0041】上記搬送ベルト52は、フィルムシートの
両端部を互いに重ね合わせて接合し、無端状に形成され
たものである。このため該搬送ベルト52は、継ぎ目部
52aを有している。前述のように、この継ぎ目部52
aの前後には、波打ち52bが発生しやすい。これは、
継ぎ目部の溶着時に重ね代が不均一だったり、ベルトの
カット精度が悪かったりすると、しわ寄せがベルト継ぎ
目部52aに来るからである。この波打ち52bの形状
は、継ぎ目部近傍の部分が上下に波打つことで、図示の
ように、下方にくぼんだり上方に突出したりした転写紙
搬送方向に細長い楕円形状となる。この波打ち52b
は、引っ張り面側、すなわち、モータによって駆動さ
れ、搬送ベルト52を駆動するモータ(以下、駆動モー
タという)58よりも搬送ベルト52移動方向上流側の
ベルト部分に形成される。なお、発生する波打ちの個数
は一つとは限らない。
【0042】上記楕円形状の波打ち部52bでは、搬送
ベルト52と転写紙とが密着しない状態となるので、こ
の状態で上記転写部に進入すると、この波打ち部分で部
分的にトナー像が転写されず、転写が抜けた画像が形成
されてしまう。
【0043】そこで、本実施形態に係る複写機において
は、上記搬送ベルト52の波打ちの有無を検出する波打
ち検出手段を設けた構成を採用している。具体的には、
図3(a)、(b)に示すように、上記搬送ベルト52
表面に所定のギャップをおいて配置し、かつ、少なくと
も表面が移動可能な表面移動部材としての波打ち検出ロ
ーラ71と、該表面移動部材が移動したか否かを検出す
る移動検出手段とにより構成される波打ち検出手段を設
けている。この複写機においては、該移動検出手段を、
外周部に細かいスリット72aが多数形成され上記波打
ち検出ローラ71の側面に固設された被検知部としての
円板状のエンコーダ72と、該エンコーダ72のスリッ
ト72aの通過を検知する検知部としての光学センサ7
3とによって構成している。また、上記波打ち検出ロー
ラ71と上記搬送ベルト52表面との上記所定のギャッ
プを保つために、該波打ち検出ローラ71の半径よりも
上記ギャップ分だけ半径が大きく形成されたギャップコ
ロ74を該波打ち検出ローラ71の両端に該波打ち検出
ローラ71と同軸的に設け、該ギャップコロ74を、搬
送ベルト52の裏面に当接させている。なお、該ギャッ
プコロ74と波打ち検出ローラ71とは互いに無関係に
フリーで回転するように構成されている。
【0044】この複写機において、図3に示すように波
打ち部52bが形成された状態で搬送ベルト52が回転
すると、ベルト裏面側に突出した波打ち部52bが上記
波打ち検出ローラ71と接触することとなる。そして、
搬送ベルト52の回転にともなって該波打ち部52bが
上記波打ち検出ローラ71に接触した状態で図中矢印A
方向に移動すると、波打ち検出ロ−ラ71が回転し始め
る。このとき、該波打ち検出ローラ71の一端側に設け
られた上記エンコ−ダ72も回転し始める。この回転
は、前記光学センサ73によって検出される。その後、
波打ち部52bが上記波打ち検出ローラ71と接触し得
る位置を通りすぎると、該波打ち検出ロ−ラ71は停止
する。従って、上記波打ち検出ローラ71が回転したか
否かによって、上記波打ちの有無を検出することができ
る。これにより、該波打ちの有無の検出結果に応じて、
該波打ちが生じた箇所に上記転写紙が担持されるのを防
止するための所定の処理を実行することが可能となる。
例えば装置の動作を停止するようにしたり、波打ち発生
を報知するようにしたり、上記波打ちが生じた箇所を検
出し、該検出結果に基づいて上記転写紙が上記波打ちが
生じた箇所以外の箇所でのみ担持されるようにする制御
などを実行することが可能となる。よって、該波打ちが
生じた箇所に上記転写紙が担持されるのを防止すること
が可能となり、転写抜け画像の発生を防止することがで
きる。
【0045】更に、本実施形態に係る複写機において
は、上記波打ち検出手段による検出結果に基づいて上記
波打ちが生じている波打ち箇所を算出する波打ち箇所算
出手段と、画像形成前に上記搬送ベルト52を1回転以
上回転させて、上記波打ちの有無の検出及び上記波打ち
箇所の算出を行うように上記搬送手段、上記波打ち検出
手段、及び、上記波打ち箇所算出手段を制御する波打ち
検出制御手段とを設けた構成を採用している。具体的に
は、該波打ち箇所算出手段及び該波打ち検出制御手段と
しての機能を、図示しないメイン制御部が有している。
該波打ち箇所の算出は、波打ち検出手段の配置位置を予
め記憶させておき、該配置位置と、上記移動検出手段の
光学センサ73からの信号とを用いて行うことができ
る。
【0046】これにより、上記波打ち52bの有無を検
出及び波打ち箇所を算出した結果に基づいて、該波打ち
が生じた箇所に上記転写紙が担持されるのを防止するた
めの所定の処理を、上記画像形成前に実行することが可
能となる。例えば装置の動作開始を禁止するようにした
り、波打ち発生を報知するようにしたり、上記波打ちが
生じた箇所を算出した結果に基づいて、上記転写紙が上
記波打ちが生じた箇所以外の箇所でのみ担持されるよう
にする制御などを画像形成前に実行することが可能とな
る。よって、該波打ちが生じた箇所に上記転写紙が担持
されるのをより良好に防止することが可能となり、転写
抜け画像の発生を防止することができる。
【0047】本実施形態に係る複写機においては、上記
転写紙の転写紙搬送方向のサイズに応じて紙間距離を変
えるように構成されている。具体的には、転写紙のサイ
ズを検出する転写紙サイズ検出手段を有しており、該転
写紙サイズ検出手段による検出結果に基づいて、A4横
のサイズのときの紙間距離が最も短く、これよりも短い
サイズになるほど紙間距離が長くなるように、上記搬送
ベルト52上に転写紙を給送する給送手段としてのレジ
ストローラ57の駆動が制御される。
【0048】更に、本実施形態に係る複写機において
は、上記波打ち検出手段による検出結果に基づいて上記
波打ち部52bのベルト移動方向の長さを算出する波打
ち長さ算出手段と、該波打ち長さ算出手段によって算出
された上記波打ちのベルト移動方向の長さが最小紙間距
離よりも長い場合に駆動される報知手段とを設けた構成
を採用している。具体的には、該波打ち長さ算出手段と
しての機能をメイン制御部が有している。該波打ち部5
2bのベルト移動方向の長さ(以下、波打ち長さとい
う)は、波打ち検出ローラ71が回転している時間から
求めることができる。この波打ち長さが最小紙間距離よ
りも長い場合には、連続コピーを行った場合に必ず波打
ち部52b上に転写紙が担持されてしまうので、上記報
知手段によって操作者に報知する。例えば表示パネル上
にベルト交換メッセージを表示すればよい。これによ
り、操作者に、上記最小紙間距離よりも長い波打ちが発
生したことを知らせて、速やかに所定の処理、例えばベ
ルト交換を操作者に行わせることができる。よって、該
波打ちが生じた箇所に上記転写紙が担持されるのをより
良好に防止することが可能となり、転写抜け画像の発生
を防止することができる。
【0049】更に、本実施形態に係る複写機において
は、上記波打ち長さ算出手段による検出結果、上記波打
ち箇所検出手段による検出結果、予め求められた搬送ベ
ルト52周長、及び、上記転写紙サイズ検出手段による
検出結果に基づいて、画像形成開始後に給紙される少な
くとも1枚目の転写紙が上記ベルトの波打ち部52bに
担持されないように、上記レジストローラ57及び各記
録装置を制御するタイミング制御手段とを設けた構成を
採用している。これにより、上記画像形成開始後に給紙
される少なくとも1枚目の転写紙は、上記ベルトの波打
ちが生じている部分に担持されない。よって、該転写紙
上に転写抜けが生じた画像が形成されるのを防止でき
る。なお、連続画像形成時には、画像形成開始後に給紙
される上記2枚目以降の転写紙が上記波打ち部52bに
担持されないように上記レジストローラ57及び各記録
装置を制御するよう、上記タイミング制御手段を構成す
るのが望ましい。これにより、上記画像形成開始後に給
紙される2枚目以降の転写紙も、上記ベルトの波打ちが
生じている部分に担持されなくなる。よって、転写抜け
が生じた画像が形成されるのを防止できる。
【0050】[実施形態2]次に、他の実施形態に係る
複写機について説明する。本実施形態に係る複写機の基
本的な構成及び動作は実施形態1に係る複写機と同様で
あるので説明を省略する。図4は、本実施形態に係る複
写機において、転写紙を各転写ローラ50Bk、50
C、50Y、50Mによる転写部に搬送する搬送手段の
一例の概略構成を示す斜視図である。この搬送手段は、
表面の無端移動により上記搬送ベルトを無端移動させる
ように駆動する1以上の駆動部材と、該搬送ベルトを無
端移動可能に支持する1以上の支持部材とを有してい
る。図示の複写機においては、該駆動部材としての一つ
の駆動ローラ59と、上記支持部材としての一つの従動
ローラ58とを備えている。該駆動ローラ59は、モー
タ59aによって駆動され、矢印A方向に搬送ベルト5
2を回転駆動する。上記従動ローラ58は、スプリング
58aに加圧された軸受58bによって保持され回転す
る。そして、本複写機においては、上記搬送ベルト52
の緩み側の部分に、上記転写ローラ50Bk、50C、
50Y、50Mによる転写部を配設している。なお、上
記搬送ベルトの緩み側の展張部とは、上記駆動部材や上
記支持部材で形成される複数の展張部のうち、ベルト移
動方向下流に上記駆動部材のうちの主たる駆動部材が位
置する展張部(最もベルト移動方向のテンションが大き
い展張部)以外の展張部のことである。図示の複写機に
おいては、前記駆動ローラ59と上記従動ローラ58と
で形成される2つの展張部のうち、ベルト移動方向下流
に上記駆動ローラ59が位置する展張部すなわち上側の
展張部のみが上記搬送ベルトの緩み側の展張部となる。
また、図4においては、ブラック以外の転写ローラ及び
感光体の図示を省略した。
【0051】上記搬送ベルト52の緩み側部分は、ベル
トの引っ張り側の部分、すなわち、他の部分に比して張
力が弱いため弛みが生じやすく、該弛みによって波打ち
が解消されるので、波打ちが発生しにくい。本実施形態
に係る複写機においては、この波打ちが発生しにくい部
分で上記転写紙への上記トナー像の転写を行うので、転
写が抜けた部分が生じにくくなる。よって、転写が抜け
た画像が形成されるのを防止し得る。
【0052】また、上記緩み側部分での張力が弱すぎ
て、過剰な弛みが生じると、良好な転写が行われないお
それがある。そこで、図4の搬送手段は、上記搬送ベル
トのベルト幅方向の両端部をそれぞれ挟持し、かつ、搬
送ベルト52を広げるように、ベルト移動方向に対して
斜め方向に進行させるような力を該両端部に付与する搬
送コロ対81、82を有し、該搬送コロ対81、82に
よって上記波打ちを効果的に除去するように構成されて
いる。各搬送コロ対81、82をそれぞれ構成するロー
ラは、例えばモータ59aからの駆動力を、つばの大き
なプーリに丸ベルトを介した図示しない伝達手段によっ
て伝達することにより、図中矢印方向に表面がそれぞれ
移動する。これら各搬送コロ対81,82の搬送力は前
記駆動ローラ59による駆動力に比べて小さくなるよう
に設定されており、ベルト上を滑りながら回転するよう
に構成されている。このように、上記搬送コロ対81,
82によって、上記搬送ベルト52を広げた状態で、転
写紙Pを担持させた該搬送ベルト52を上記転写部に進
入させることができるので、良好に転写が行われること
となる。
【0053】図5は、上記搬送手段の変形例を示す概略
構成図である。この変形例においても、図4の搬送手段
と同様、上記転写部を搬送ベルトの緩み側に設けてい
る。そして、この変形例においては、上記搬送ベルト5
2に幅方向の張力を付与する張力付与手段として、上記
搬送ベルト52上の非画像部に圧接されるコロ83a、
84aを両端部それぞれに有する張力付与ローラとして
の張力搬送ローラ83、84と、上記コロ83a、84
aとともに搬送ベルト52を挟持するバックアップ部材
としての搬送ローラ85,86とを設け、上記コロ83
a、84aを、該張力搬送ローラ83、84中央に近い
側の端部の直径よりも該張力搬送ローラ83、84両端
部に近い側の端部の直径が大きくなるように形成し、か
つ、該コロ83a、84a表面に変形しやすい凹凸、図
示の例においてはスパイラル状の凸部を設けた構成を採
用している。なお、図5の例においては、転写手段とし
て転写ローラ50Bkに代え、転写チャージャ501B
kを用いている。また、図5においても、ブラック以外
の転写チャージャ及び感光体の図示を省略した。
【0054】上記バックアップ部材としての搬送ローラ
85,86は、上記搬送ベルトを補助的に駆動する補助
駆動手段としての機能を有している。具体的には、駆動
ローラ59を駆動するモータ59aからの駆動力が、図
示しないギヤやタイミングベルトなどの伝達手段を介し
て上記搬送ローラ85,86に伝達されている。また、
上記コロ83a、84aはそれぞれ図示しないスプリン
グなどの加圧手段により、加圧力P1が加えられてい
る。これらのコロ83a、84aが上記搬送ローラ8
5,86が接触すると、転写部上流側のコロ83aと搬
送ローラ85との間及び転写部下流側のコロ84aと搬
送ローラ86との間の摩擦力によって、張力搬送ローラ
83,84がそれぞれ連れ回りすることとなる。
【0055】この搬送手段において、上記コロ83a、
84aは、該張力搬送ローラ83、84中央に近い側の
端部の直径よりも該張力搬送ローラ83、84両端部に
近い側の端部の直径が大きくなるように形成されている
ので、該コロ83a、84aの、該張力搬送ローラ8
3、84中央に近い側の端部の周速よりも、該張力搬送
ローラ83、84両端部に近い側の端部の周速の方が速
くなる。そして、上記搬送ベルト52は、上記コロ83
a、84aの周速の速い部分とともに移動しようとする
ので、該搬送ベルト52に、中央から両端のそれぞれに
向かう向きの力、すなわち、該ベルト幅方向の張力F1
が発生する。
【0056】さらに、上記コロ83a、84aが上記搬
送ベルト52に圧接して、該コロ83a、84a表面の
変形しやすいスパイラル状の凸部がベルト幅方向外側す
なわち両端部それぞれに向かう方向へと変形すること
で、上記搬送ベルト52を幅方向に引っ張る張力F1が
更に強く発生する。このように、搬送ベルト52に幅方
向への張力F1が効果的に発生することとなるので、搬
送ベルト52に波打ちが生じていても、該波打ちを広げ
た状態で該搬送ベルト52を上記転写部に進入させるこ
とができる。よって、波打ちによる転写抜けが生じた画
像が形成されるのを防止することができる。
【0057】図6(a)は、図5の搬送手段の右側面図
であり、図6(b)は、図6(a)の部分拡大図であ
る。この搬送手段においては、図6に示すように、上記
搬送ローラ85、86のローラ軸方向の両端部に、上記
搬送ベルト52の両端部がそれぞれ突き当たる突き当て
部としてのリング85a、86aを設けている。さら
に、上記張力搬送ローラ83、84の上記リング85
a、86aに対応する部分には、該リング85a、86
bと係合する係合部としての溝83b、84bを設けて
いる。上記搬送ローラ85,86のそれぞれにおいて、
上記リング85a、86a間の内側寸法L1は、転写ベ
ルト52の幅よりも数mm例えば2〜3mm程度大きめに設
定するのがよい。このようなリング85a、86aを設
けることにより、上記搬送ベルト52の両端部が上記リ
ング85a、86aに突き当たることとなるので、上記
搬送ベルト52が幅方向に移動するのを規制して、幅方
向に片寄るのを防止することができる。上記リング85
a、86aは、部分的に搬送ローラ85,86と別材質
で構成してもよい。
【0058】また、本変形例の搬送手段においては、上
記転写部の上流側と下流側とにそれぞれ設けられた上記
搬送ローラ85,86のうち、上流側の搬送ローラ85
によるベルト駆動速度を下流側の搬送ローラ86による
ベルト駆動速度よりもわずかに遅く設定している。具体
的には、該上流側の搬送ローラ85の直径d85を下流
側の搬送ローラ86の直径d86よりもわずかに小さく
設定し、かつ、該下流側の搬送ローラ86の周速を感光
体の線速と等しく設定している。これにより、上流側の
搬送ローラ85による搬送力が下流側の搬送ローラ86
による搬送力よりも小さくなり、搬送ベルト52の回転
にブレーキをかけるような力が作用する。これにより、
上記転写部において上記搬送ベルト52にベルト移動方
向の張力が発生することとなる。よって、波打ちの発生
を防止して、色ズレや転写抜けの無い良好な転写画像を
得ることができる。 (以下、余白)
【0059】ここで、本実施形態にかかる複写機のよう
に、複数の感光体を有し、該複数の感光体から順次上記
搬送ベルト52上の転写紙Pへのトナー像の転写を行う
画像形成装置において、各転写部では感光体のベルト吸
着力が発生する。従って、上記各トナー像の転写部の全
てが上記搬送ベルト52の緩み側に配設されている場合
には、各転写部の下流側では上記ベルト吸着力によって
比較的波打ちが発生しにくいが、転写紙搬送方向最上流
側の感光体、図1の構成の複写機ではブラックの感光体
45Bkからのトナー像転写部付近では搬送ベルト52
の張力が比較的弱くなり、過剰な弛みが生じやすくな
る。
【0060】そこで、上記張力発生手段及び上記補助駆
動手段は、転写紙搬送方向最上流側の感光体すなわちブ
ラックの感光体45Bkからのトナー像転写部近傍にの
み設ければよい。このようにすれば、最上流側の転写部
で搬送ベルト52の過剰な弛みによって波打ちが生じる
のを防止することができるとともに、全てのトナー像転
写部近傍に上記張力発生手段を設ける場合とは異なり、
装置構成を簡素にすることができる。
【0061】なお、上記張力発生手段及び上記補助駆動
手段は、全てのトナー像転写部近傍に設けてもよい。こ
のようにした場合には、各転写部で感光体に線速を合わ
せた適切な張力を搬送ベルト52に与えることが可能と
なり、ベルトの波打ちや色ズレの発生を更に良好に防止
して、更に良好な転写画像を得ることが可能となる。
【0062】また、上記実施形態においては、上記搬送
ベルトの緩み側の展張部が、1つのみとなるような装置
についてのみ説明したが、上記搬送ベルトの緩み側の展
張部は、複数となる装置もあり得る。例えば、上記搬送
手段が、上記支持部材としての2つの従動ローラと上記
駆動部材としての1つの駆動ローラとを有する場合に
は、3つの展張部が形成されることとなり、上記搬送ベ
ルトの緩み側の展張部は2つ形成されることとなる。こ
のように、搬送ベルトの緩み側の展張部が複数ある場合
には、上記駆動部材や上記支持部材で形成される複数の
展張部のうち、ベルト移動方向上流に上記駆動部材のう
ちの主たる駆動部材が位置する展張部に上記転写部を配
設するのが望ましい。これは、該展張部が上記複数の展
張部の中で最もベルト移動方向のテンションが小さくな
るので、前記弛みが最も生じやすく、上記波打ちが最も
解消されやすいからである。
【0063】
【発明の効果】請求項1乃至6の発明によれば、搬送ベ
ルトの、波打ちが生じた箇所に上記記録材が担持される
のを防止し得るので、該波打ちが生じた箇所に該記録材
が担持されることで転写が抜けた画像が形成されるのを
防止し得るという優れた効果がある。
【0064】また、請求項3乃至6の発明によれば、搬
送ベルトの、波打ちが生じた箇所に上記記録材が担持さ
れるのを更に良好に防止し得るので、該波打ちが生じた
箇所に該記録材が担持されることで転写が抜けた画像が
形成されるのを更に良好に防止し得るという優れた効果
がある。
【0065】また、請求項4乃至6の発明によれば、搬
送ベルトの、波打ちが生じた箇所に上記記録材が担持さ
れるのを更に良好に防止し得るので、該波打ちが生じた
箇所に該記録材が担持されることで転写が抜けた画像が
形成されるのを更に良好に防止し得るという優れた効果
がある。
【0066】特に、請求項5及び6の発明によれば、搬
送ベルトの、波打ちが生じた箇所に上記記録材が担持さ
れるのを更に良好に防止し得るので、該波打ちが生じた
箇所に該記録材が担持されることで転写が抜けた画像が
形成されるのを更に良好に防止し得るという優れた効果
がある。
【0067】請求項7乃至12の発明によれば、上記波
打ちが生じにくい箇所で転写を行うことで、転写が抜け
た画像が形成されるのを防止し得るという優れた効果が
ある。
【0068】また、請求項8乃至12の発明によれば、
上記搬送ベルト上の波打ちを発生しにくくして、転写が
抜けた画像が形成されるのをより良好に防止し得るとい
う優れた効果がある。
【0069】また、請求項9乃至12の発明によれば、
上記搬送ベルトの幅方向の片寄りを防止し得るという優
れた効果がある。
【0070】また、請求項10乃至12の発明によれ
ば、上記搬送ベルト上の波打ちを更に発生しにくくし
て、転写が抜けた画像が形成されるのをより良好に防止
し得るという優れた効果がある。
【0071】特に、請求項11及び12の発明によれ
ば、最上流側のトナー像転写部で過剰な弛みによって波
打ちが生じるのを防止することができるとともに、全て
のトナー像転写部近傍に上記張力発生手段を設ける場合
とは異なり、装置構成を簡素にすることができるという
優れた効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態に係る電子写真複写機の概略構成を示
す正面図。
【図2】同複写機の搬送手段の概略構成を示す斜視図。
【図3】(a)及び(b)は、同搬送手段の波打ち検出
手段の説明図。
【図4】他の実施形態に係る複写機の搬送手段の概略構
成を示す斜視図。
【図5】同搬送手段の変形例の概略構成を示す斜視図。
【図6】(a)は、図5の搬送手段の右側面図。(b)
は、図6(a)の部分拡大図。
【符号の説明】
44 記録装置 45 感光体ドラム 47 画像露光用レーザ光出射装置 48 帯電チャージャ 49 現像装置 50 転写チャージャ 51 クリーニング装置 52 搬送ベルト 52a 継ぎ目部 52b 波打ち 58、59 ローラ 71 波打ち検出ローラ 72 エンコーダ 73 光学センサ 81、82 搬送コロ対 83、84 張力搬送ローラ 83a、84a コロ 85、86 搬送ローラ

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】像担持体上にトナー像を形成するトナー像
    形成手段と、該トナー像を記録材に転写する転写手段
    と、継ぎ目を有する無端状に移動可能な搬送ベルトに記
    録材を担持させて、上記転写手段によるトナー像転写部
    に該記録材を搬送する搬送手段とを有する画像形成装置
    において、 上記搬送ベルトの波打ちの有無を検出する波打ち検出手
    段を設けたことを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】請求項1の画像形成装置において、 上記波打ち検出手段を、上記搬送ベルト表面に所定の間
    隙をおいて配置し、かつ、少なくとも表面が移動可能な
    表面移動部材と、該表面移動部材が移動したか否かを検
    出する移動検出手段とを用いて構成したことを特徴とす
    る画像形成装置。
  3. 【請求項3】請求項1又は2の画像形成装置において、 上記波打ち検出手段による検出結果に基づいて上記波打
    ちが生じている波打ち箇所を算出する波打ち箇所算出手
    段と、画像形成前に上記搬送ベルトを1回転以上回転さ
    せて、上記波打ちの有無の検出及び上記波打ち箇所の算
    出を行うように上記搬送手段、上記波打ち検出手段、及
    び、上記波打ち箇所算出手段を制御する波打ち検出制御
    手段とを設けたことを特徴とする画像形成装置。
  4. 【請求項4】上記搬送ベルト上に記録材を給送する給送
    手段と、 記録材のサイズに応じて記録材間距離を変えるように上
    記給送手段を制御する給送制御手段とを有する請求項3
    の画像形成装置において、 上記波打ち検出手段による検出結果に基づいて上記波打
    ちのベルト移動方向の長さを算出する波打ち長さ算出手
    段と、該波打ち長さ算出手段によって算出された上記波
    打ちのベルト移動方向の長さが最小記録材間距離よりも
    長い場合に駆動される報知手段とを設けたことを特徴と
    する画像形成装置。
  5. 【請求項5】上記搬送ベルト上に記録材を給送する給送
    手段と、記録材のベルト移動方向の長さを検出する記録
    材サイズ検出手段とを有する請求項3又は4の画像形成
    装置において、 上記波打ち検出手段による検出結果に基づいて上記波打
    ちのベルト移動方向の長さを算出する波打ち長さ算出手
    段と、該波打ち長さ算出手段による検出結果、上記波打
    ち箇所検出手段による検出結果、予め求められた搬送ベ
    ルト周長、及び、上記記録材サイズ検出手段による検出
    結果に基づいて、画像形成開始後に給紙される少なくと
    も1枚目の記録材が上記ベルトの波打ちが生じている部
    分に担持されないように、上記給送手段及びトナー像形
    成手段を制御するタイミング制御手段とを設けたことを
    特徴とする画像形成装置。
  6. 【請求項6】請求項5の画像形成装置において、 連続画像形成時に、画像形成開始後に給紙される上記2
    枚目以降の記録材が上記ベルトの波打ちが生じている部
    分に担持されないように上記給送手段及びトナー像形成
    手段を制御するよう、上記タイミング制御手段を構成し
    たことを特徴とする画像形成装置。
  7. 【請求項7】像担持体上にトナー像を形成するトナー像
    形成手段と、該トナー像を記録材に転写する転写手段
    と、記録材を担持する搬送ベルトと、表面の無端移動に
    より上記搬送ベルトを無端移動させるように駆動する1
    以上の駆動部材と、該搬送ベルトを無端移動可能に支持
    する1以上の支持部材とを有し、上記搬送ベルトに担持
    させた記録材を上記転写手段によるトナー像転写部に搬
    送する搬送手段とを備えた画像形成装置において、 上記搬送ベルトの緩み側の展張部に、上記トナー像転写
    部を配設したことを特徴とする画像形成装置。
  8. 【請求項8】上記搬送ベルトに幅方向の張力を付与する
    張力付与手段を有する請求項7の画像形成装置におい
    て、 上記張力付与手段として、上記搬送ベルト上の非画像部
    に圧接されるコロを両端部それぞれに有する張力付与ロ
    ーラと、上記コロとともに搬送ベルトを挟持するバック
    アップ部材とを設け、上記コロを、該張力付与ローラ中
    央に近い側の端部の直径よりも該張力付与ローラ両端部
    に近い側の端部の直径が大きくなるように形成し、か
    つ、該コロ表面に変形しやすい凹凸を設けたことを特徴
    とする画像形成装置。
  9. 【請求項9】請求項7又は8の画像形成装置において、 上記張力付与ローラ及び上記バックアップ部材の少なく
    とも一方のローラ軸方向の両端部に、上記搬送ベルトの
    両端部がそれぞれ突き当たる突き当て部を設けたことを
    特徴とする画像形成装置。
  10. 【請求項10】請求項7、8、又は、9の画像形成装置
    において、 上記搬送ベルトを補助的に駆動する補助駆動手段を、該
    搬送ベルト上の記録材上へのトナー像転写部の上流側と
    下流側とにそれぞれ設け、上流側の補助駆動手段による
    ベルト駆動速度を下流側の補助駆動手段によるベルト駆
    動速度よりも遅く設定したことを特徴とする画像形成装
    置。
  11. 【請求項11】複数の像担持体を有し、該複数の像担持
    体から順次上記搬送ベルト上の記録材へのトナー像の転
    写を行う請求項7、8、9、又は、10の画像形成装置
    において、 上記張力発生手段を、記録材搬送方向最上流側の像担持
    体からのトナー像転写部近傍にのみ設けたことを特徴と
    する画像形成装置。
  12. 【請求項12】複数の像担持体を有し、該複数の像担持
    体から順次上記搬送ベルト上の記録材へのトナー像の転
    写を行う請求項10又は11の画像形成装置において、 上記補助駆動手段を、記録材搬送方向最上流側の像担持
    体からのトナー像転写部の上流側と下流側とにのみ設け
    たことを特徴とする画像形成装置。
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